JPH08281915A - インキローラー及びインキ元ローラー温度制御装置 - Google Patents

インキローラー及びインキ元ローラー温度制御装置

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JPH08281915A
JPH08281915A JP7083909A JP8390995A JPH08281915A JP H08281915 A JPH08281915 A JP H08281915A JP 7083909 A JP7083909 A JP 7083909A JP 8390995 A JP8390995 A JP 8390995A JP H08281915 A JPH08281915 A JP H08281915A
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JP
Japan
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ink
roller
temperature
liquid
surface temperature
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Application number
JP7083909A
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English (en)
Inventor
Toru Sudo
亨 須藤
Kazuhiko Mine
一彦 嶺
Masaaki Minagawa
正明 皆川
Masahiro Harada
昌弘 原田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラー表面温度伝達の遮断されているインキ
ローラーとインキローラー群を個々の制御によって最適
なローラー温度環境を維持するものである。 【構成】 オフセット印刷において、インキローラー及
びインキ元ローラーの表面温度を独立した制御系を用い
ることにより、インキ転移状態を安定化する装置におい
て、前記両ローラーが1乃至複数に区切られた中空管に
なっていて、中空管にローラー表面温度を調節する液体
を流す手段、前記両ローラーの表面温度を測定する手
段、前記両ローラーの中空管に流れる液体の温度を、別
々の予め決めた液温に制御する手段、前記両ローラーの
表面温度を、予め決めた閾値レベル温度と比較判定し、
結果から上記の中空管に送る液量を別々に調節すること
により両ローラーの表面温度を調節する手段、を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフセット印刷におい
て、インキローラー及びインキ元ローラーの表面温度を
独立した制御系を用いることにより、インキ供給機構
(インキ元ローラー)からのインキ供給量を安定化する
だけでなく、刷版までのインキ転移状態を安定化する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオフセット印刷機のインキ供給機
構は、〔図3〕に示すようにインキ壷に貯えられたイン
キを、印刷機械の印刷速度とほぼ同一速度で回転してい
る(ローラー表面の周速度が同じ)インキ受け渡しロー
ラーへ、印刷速度の1/50〜1/100程度の低速度
で回転しているインキ元ローラーから供給している。
【0003】低速度で回転しているインキ元ローラーと
インキ壷のインキ供給量を調節するインキ供給ブレード
によって形成される隙間の大小によってインキ元ローラ
ー表面に着肉するインキ量(インキ膜厚)が決まる。
【0004】このインキ元ローラー表面に着肉したイン
キは、低速度で回転しているインキ元ローラーから印刷
速度とほぼ同一速度で回転しているインキローラー群内
のインキ受け渡しローラーへ転移する。このローラー間
の速度差を補うこととインキ供給量を調節するために、
インキ呼出しローラーを設けている。
【0005】インキ呼出しローラーは、インキ元ローラ
ーとインキ受け渡しローラーの間を往復運動している。
インキ元ローラーとインキ呼出しローラーが接触してい
る間だけインキ元ローラー表面に着肉したインキはイン
キ呼出しローラーに転移する。次にインキ呼出しローラ
ーはインキ元ローラーから離れて、インキ受け渡しロー
ラーに接触してインキ呼出しローラー表面に着肉したイ
ンキをインキ受け渡しローラーへ転移する。このインキ
呼出ローラーが、2つのローラーを往復運動することに
より間欠的にインキ元ローラーからインキ受け渡しロー
ラーへインキを受け渡すことができる。
【0006】この往復するインキ呼出ローラーは、回転
に関してフリー状態になっている(動力源がない)。つ
まり接触するローラーと同周速度で回転するようにな
る。通常インキ呼出しローラーは、インキローラー群内
のインキ受け渡しローラーと接触しているため、印刷速
度と同じ周速度で回転している。インキをインキ元ロー
ラーから受け取るために、インキ受け渡しローラーから
離れる。
【0007】この時インキ呼出しローラーはフリー状態
にあるので、印刷速度と同じ周速度で回転した状態で、
インキ元ローラーに接触する。インキ元ローラーの回転
数は印刷速度より低速度で回転しているために、インキ
呼出ローラーは接触した瞬間ブレーキが掛かった状態
(スリップ)になり衝撃を生じる。
【0008】また、インキ元ローラーから離れて、イン
キ受け渡しローラーにインキ呼出しローラーが接触する
ときは、反対に低速度で回転しているインキ呼出ローラ
ーが高速度で回っているローラーに接触することになる
ので同様にスリップし衝撃を生じる。
【0009】この様にインキ呼出しローラーが異なるロ
ーラーに接触する度に衝撃と摩擦熱を発するために、接
触するローラー(インキ元ローラーとインキ受け渡しロ
ーラー)側にも同じような現象が現れる。
【0010】印刷速度が高速になるに従って、インキ元
ローラーとインキ受け渡しローラー間の速度差は大きく
なる傾向にある。従って、益々ローラー表面温度を上昇
させる方向に作用することになる。
【0011】インキ元ローラーとインキ壷のインキ供給
量を調節するインキ供給ブレードによって形成された隙
間は非常に小さいために、この隙間付近にあるインキは
インキ元ローラー表面の温度の影響を受け易い構造にな
っている。
【0012】従来は、これらの影響について水有り印刷
方式では、湿し水による冷却効果が有ることと、湿し水
とインキの乳化現象等が複雑に絡み合って、こちらの影
響の度合いを把握することが困難なこともあって、あま
り問題視されていなかった。今日では水無し印刷方式
や、印刷速度の高速化により無視できなくなって来てい
る。
【0013】特に、毎分1000回転を越える様な高速
印刷機に於いては、この衝撃を軽減する対策を施さない
と安定した印刷品質を確保することが困難と言われてい
る。
【0014】印刷する版胴及びブランケットの周速度、
印刷紙の移動速度は印刷機の高速化に伴って、高速度
(巻き取り紙輪転印刷機で約10m/s以上なども開発
されている)になる。
【0015】印刷機はインキをローラー間を転移させな
がら最終的に紙に必要なインキ量を着肉させる。ところ
が印刷機の高速化(周速度の高速化)によって、インキ
の転移率は低下する傾向にあるため、最終的に必要なイ
ンキ量は同じであるからインキ供給量を増やしてインキ
ローラー群内のインキを余り状態傾向にすることによ
り、紙に着肉するインキ量を確保する。 例 : ローラー上のインキ量 →(転移率)→ 必要なインキ量 低速回転 400 25% 100 高速回転 555 18% 100
【0016】紙に着肉するインキ量を一定にするために
は、故意にインキローラー群内にインキ余り状態を創る
必要がある。しかし、このインキ余り状態が過度に進行
すると、印刷品質の劣化、インキパイリング等のトラブ
ルの発生につながり、印刷機を停止して適切な処置を施
さなければならない場合も生じる。
【0017】これらのトラブルが頻繁に発生すると、損
紙の増加、ブランケット洗浄回数の増加等の問題を併発
し、印刷機稼働率の低下につながるため重大な損害を被
ることになる。
【0018】このように、紙にインキが安定した量を消
費してもらうためには、刷版に着肉するインキの状態を
適正な状態に維持することが大切であり、また維持管理
することによりインキローラー群内をスムーズにインキ
が流れて行く。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】インキ呼出しローラー
が異なるローラーに接触する度に衝撃と摩擦熱を発する
ために、接触するローラー(インキ元ローラーとインキ
受け渡しローラー)側にも同じような現象が現れる。
【0020】印刷を始める前のインキ供給量をプリセッ
トする作業では、刷版上の各ゾーン毎の絵柄面積率量を
測定してインキ供給量を設定して実際に必要なインキ供
給量に近い値を出すことができるようになっている。
【0021】しかし、今回のようにインキ元ローラーの
表面温度が上昇することにより、インキの温度も上昇し
てインキ粘土が変化して、結果として設定したインキ供
給量を保持できなくなってしまう。
【0022】つまり、インキ元ローラー表面温度が上昇
すると、隙間は一定であってもインキ粘度、その他の要
因が変化することによってインキ供給量は大きくなって
しまい、結果として見かけ上の隙間が大きくなったよう
になってしまう。
【0023】そこで、隙間に合致したインキ供給量を安
定的に供給できるようにインキ元ローラーの表面温度の
上昇をおさえ一定にするものである。
【0024】さらに、インキ呼び出しローラーからイン
キローラー群内にインキを供給した後に、刷版へインキ
が転移するまでのインキ転移過程、特に刷版にインキン
グする直前のローラー上のインキの状態(インキ物性)
は、インキ転移をスムーズに運ぶ為にも安定化すること
が大切である。このような意味から、インキローラー群
内のローラー表面温度を一定に保つことは重要である。
【0025】本発明は前記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、益々進むで有ろう印刷
機の高速化に伴う問題として、インキ転移率の低下によ
るインキローラー群内のインキ余り状態を最小限に止
め、インキ余りの進行によって発生するトラブル等を事
前に回避し、常に適正なインキ量(必要最小限)を供給
する装置を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明が提供する手段を次に述べる。オフセット
印刷において、インキローラー及びインキ元ローラーの
表面温度を独立した制御系を用いることにより、インキ
転移状態を安定化する装置において、次の手段、すなわ
ち(イ)該インキローラーが1乃至複数に区切られた中
空管になっていて、中空管にローラー表面温度を調節す
る液体を流す手段、(ロ)該インキ元ローラーが1乃至
複数に区切られた中空管になっていて、中空管に元ロー
ラー表面温度を調節する液体を流す手段、(ハ)該イン
キローラーの表面温度を測定する手段、(ニ)該インキ
元ローラーの表面温度を測定する手段、(ホ)該インキ
ローラー及びインキ元ローラーの中空管に流れる液体の
温度を、別々の予め決めた液温に制御する手段、(ヘ)
該インキローラーの表面温度を、予め決めた閾値レベル
温度と比較判定し、結果から(イ)の中空管に送る液量
を調節することによりインキローラーの表面温度を調節
する手段、(ト)該インキ元ローラーの表面温度を、予
め決めた閾値レベル温度と比較判定し、結果から(ロ)
の中空管に送る液量を調節することによりインキ元ロー
ラーの表面温度を調節する手段、以上、少なくとも
(イ)乃至(ト)を具備することを特徴とするインキロ
ーラー及びインキ元ローラー温度制御装置である。
【0027】さらに、前記インキローラーの表面温度を
測定する手段が、(イ)の中空管を流れる液体の温度を
測定する手段であり、また(ヘ)も同様に中空管を流れ
る液体の温度に対して、予め決めた閾値レベルと比較判
定し、結果から(イ)の中空管に送る液量を調節するこ
とによりインキロ−ラ−の表面温度を調節する手段、で
ある上記のインキローラー及びインキ元ローラー温度制
御装置である。
【0028】また、前記(イ),(ロ)の中空管に流れ
る液体の温度を別々に制御する手段、を具備する上記し
たいずれかに記載のインキローラー及びインキ元ローラ
ー温度制御装置である。
【0029】
【作用】本発明は、インキ元ローラーとインキローラー
は、呼び出しローラーを介することによって、ローラー
表面温度の伝達が遮断されている。インキ元ローラーは
インキ壷からのインキ供給量の変動に影響を及ぼすのに
対し、インキローラー群は印刷品質(紙へのインキ転移
の変動)に係わるため、目的が微妙に異なるためローラ
ーの適正温度も当然違ってくる。この目的の違うローラ
ーの適正温度を個々に制御することにより、最適なイン
キ呼び出しからインキングまでのローラー環境を維持す
ることができる。
【0030】
【実施例】
<実施例1>本発明に係わるインキローラー及びインキ
元ローラー温度制御装置の一実施例を、図面にもとづい
て以下に説明する。
【0031】〔図1〕は、代表的なオフセット印刷機内
のインキローラーの配列を示したものである。インキ元
ローラー11には、ローラー表面の温度を一定に保つよ
うに、一定温度に冷却した液体を流すための管が設けて
ある。インキ元ローラー11を通過する液体は、予め決
めた水温に冷却する恒温装置16内の水槽17から行き
水用配管20を通って、インキ元ローラー11内の管に
流れる。インキ元ローラー11で充分冷却した液体は、
戻り水用配管21を通って恒温装置16内の水槽17に
戻る。このように冷却用液体は、インキ元ローラー11
と恒温装置16を循環している。
【0032】同様に、インキローラー群内の各ローラー
15(特に金属ローラー)にもローラー表面温度を一定
に保つように、一定温度に冷却した液体を流すための管
が設けてある。インキローラー群を通過する液体は、予
め決めた水温(インキ元ローラーより低温度)に冷却す
る恒温装置30内の水槽31から行き水用配管34を通
って、インキローラー群15の管に流れる。インキロー
ラー群内で充分冷却した液体は、戻り水用配管35を通
って恒温装置30内の水槽31に戻る。このように冷却
用液体はインキ元ローラー11用とは、異なる循環系を
備えている。
【0033】本実施例では、インキ元ローラー11の表
面温度を一定に保つために、インキ壷10付近で作業す
る妨げにならない所に非接触型の温度測定装置(放射温
度計)23を設ける。この放射温度計23で、インキ元
ローラー11表面の温度を測定して、データーを制御部
24へ取り込む。
【0034】インキローラー群内のローラー表面温度を
一定に保つために、インキローラーを代表して1つ選択
して作業の妨げにならない所に非接触型の温度測定装置
(放射温度計)41を設ける。この放射温度計41で、
インキローラー15表面温度を測定してデーターを制御
部24へ取り込む。
【0035】制御部24では、予め設定した温度とイン
キ元ローラー11表面温度を比較して、インキ元ローラ
ー11表面温度が上昇傾向にある場合には、流量調節弁
22を駆動して水量を増やす処置を取る。反対に下降傾
向にある場合には、流量調節弁22を駆動して水量を減
らす処置を取る。インキローラー群15についても予め
設定した温度と測定温度を比較して、流量調節弁36〜
40を駆動させる。この時に、インキローラー群内の各
ローラーの温度上昇の傾向が異なることが考えられるの
で、各ローラー毎の温度上昇率に応じた変換係数を制御
部24内に用意して置き、流量調節弁36〜40毎に流
量を変えるようにする。
【0036】この時の液温は、インキ元ローラー11と
インキローラー群内の表面温度をそれぞれ何度に設定す
るかによって異なるが、設定温度より大きくかけ離れて
いない液温を用いた方が、急激な温度変化を防止でき
る。ゆっくり修正する処置を取った方が、他の要素への
影響が少なくて済む。
【0037】<実施例2>〔図2〕も〔図1〕と同様
に、オフセット印刷機内のインキローラーの配管を示し
たものである。インキ元ローラー11は、ローラー表面
温度が変動するとインキ供給量に影響を及ぼすために微
妙な温度管理が必要なのに対して、インキローラー群内
は表面温度が比較的安定していれば良いので、それぞれ
の環境に適応した冷却環境を図示した。インキ元ローラ
ーについては、<実施例1>と同じで、液温を一定にし
て流量を調節することにより温度を調節する方法を取っ
ている。インキローラー群内については、予め各ローラ
ーに流す流量を決めて液温を変えることによりローラー
表面温度を調節する方法を取っている。
【0038】今回の実施例では、インキローラー群に流
れ込む手前に温度計42を設け液温の温度変化を観察
し、流量計45では常に一定の流量が保たれる用に監視
し、変動した場合にはポンプ44を動作させて調節す
る。温度計42の液温が変動した場合にはインキローラ
ー群から流出した液と恒温装置30からの液体を三方弁
43を使用して設定温度になるように混合する。恒温槽
31から来る液体が混入することによりインキローラー
群から戻ってきた余分な液体は恒温装置30に戻り設定
温度に冷却される。
【0039】本実施例では、恒温装置を2台用いた例を
示したが、1台でも2系統の温度制御が可能な恒温装置
を用いてもよく、本実施例に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】本発明に係わるインキローラー及びイン
キ元ローラー温度制御装置によると、印刷を始める前の
インキ供給量をプリセットする作業で刷版上の各ゾーン
毎の絵柄面積率量を測定してインキ供給量を設定した値
が実際に必要なインキ供給量に近い値を出すことができ
る様になり、また印刷中のインキ供給量の修正回数も少
なくなり、安定した印刷状態を維持することが出来る。
【0041】従来は印刷を継続していくに従って実際の
インキ量より多くインキが出てしまう傾向にあったの
で、インキ使用量の削減効果とインキ供給量の変動によ
る損紙の減少効果が期待できる。さらに、インキ元ロー
ラーとインキローラー群を独立してローラー温度を制御
することによりインキ供給量の安定化だけでなく、イン
キローラー群内のローラー間のインキ転移がスムーズに
運び、インキ物性を安定化させることにより刷版へのイ
ンキ着肉が安定して印刷品質の面でも向上が期待でき
る。これらの改善によってトラブルが減少し、オペレー
ターへのスキル及び精神的負担も軽減される。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるインキローラー及びインキ元ロ
ーラー温度制御装置の一実施例について示す概略図であ
る。
【図2】本発明に係わるインキローラー及びインキ元ロ
ーラー温度制御装置の一実施例について、インキ元ロー
ラーは液温一定で流量調節方式、インキローラーについ
ては流量一定で液温調節方式を用いた概略図である。
【図3】本発明に係わるインキローラー及びインキ元ロ
ーラー温度制御装置の一実施例について、インキ元ロー
ラー付近の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
10…インキ壷 11…インキ元ローラー 12…インキ供給ブレード 13…呼び出しローラー 14…受け渡しローラー 15…振りローラー 16…恒温装置(インキ元ローラー用) 17…水槽 18…冷却部 19…ポンプ 20…インキ元ローラー用行き水用配管 21…インキ元ローラー用戻り水用配管 22…流量調節弁 23…放射温度計 24…制御部 30…恒温装置(インキローラー群用) 31…水槽 32…冷却部 33…ポンプ 34…インキローラー用行き水用配管 35…インキローラー用戻り水用配管 36〜40、47…流量調節弁 41…放射温度計 42…温度計 43…三方弁 44…インキローラー用ポンプ 45…流量計 46…インキ元ローラー用ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 昌弘 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセット印刷において、インキローラー
    及びインキ元ローラーの表面温度を独立した制御系を用
    いることにより、インキ転移状態を安定化する装置にお
    いて、次の手段、すなわち(イ)該インキローラーが1
    乃至複数に区切られた中空管になっていて、中空管にロ
    ーラー表面温度を調節する液体を流す手段、(ロ)該イ
    ンキ元ローラーが1乃至複数に区切られた中空管になっ
    ていて、中空管に元ローラー表面温度を調節する液体を
    流す手段、(ハ)該インキローラーの表面温度を測定す
    る手段、(ニ)該インキ元ローラーの表面温度を測定す
    る手段、(ホ)該インキローラー及びインキ元ローラー
    の中空管に流れる液体の温度を、別々の予め決めた液温
    に制御する手段、(ヘ)該インキローラーの表面温度
    を、予め決めた閾値レベル温度と比較判定し、結果から
    (イ)の中空管に送る液量を調節することによりインキ
    ローラーの表面温度を調節する手段、(ト)該インキ元
    ローラーの表面温度を、予め決めた閾値レベル温度と比
    較判定し、結果から(ロ)の中空管に送る液量を調節す
    ることによりインキ元ローラーの表面温度を調節する手
    段、 以上、少なくとも(イ)乃至(ト)を具備することを特
    徴とするインキローラー及びインキ元ローラー温度制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記インキローラーの表面温度を測定する
    手段が、(イ)の中空管を流れる液体の温度を測定する
    手段であり、また(ヘ)も同様に中空管を流れる液体の
    温度に対して、予め決めた閾値レベルと比較判定し、結
    果から(イ)の中空管に送る液量を調節することにより
    インキローラーの表面温度を調節する手段、であること
    を特徴とする請求項1記載のインキローラー及びインキ
    元ローラー温度制御装置。
  3. 【請求項3】前記(イ),(ロ)の中空管に流れる液体
    の温度を別々に制御する手段、を具備することを特徴と
    する請求項1乃至2記載のインキローラー及びインキ元
    ローラー温度制御装置。
JP7083909A 1995-04-10 1995-04-10 インキローラー及びインキ元ローラー温度制御装置 Pending JPH08281915A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006061341A1 (de) * 2006-12-22 2008-06-26 Man Roland Druckmaschinen Ag Vorrichtung zur Steuerung des Farbtransportes in einem Farbwerk
CN108608733A (zh) * 2018-04-13 2018-10-02 如皋市中罗印刷机械有限公司 一种印刷用油墨温度闭环控制系统
CN109733067A (zh) * 2019-03-21 2019-05-10 深圳市彩昇印刷机械有限公司 一种新型印刷机恒温装置
CN117921194A (zh) * 2024-01-22 2024-04-26 温州运城制版有限公司 一种具有散热机构的电雕版辊

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