JPH08281910A - 印刷画像後処理装置 - Google Patents

印刷画像後処理装置

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Publication number
JPH08281910A
JPH08281910A JP8558295A JP8558295A JPH08281910A JP H08281910 A JPH08281910 A JP H08281910A JP 8558295 A JP8558295 A JP 8558295A JP 8558295 A JP8558295 A JP 8558295A JP H08281910 A JPH08281910 A JP H08281910A
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JP
Japan
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removing liquid
printing
excess ink
ink
ink removing
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Application number
JP8558295A
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English (en)
Inventor
Ryuji Higa
隆二 比嘉
Takashi Isozaki
貴 磯崎
Takahito Toshima
隆人 戸島
Sadanao Okuda
貞直 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 余剰分の印刷インキの除去に使用する余剰イ
ンキ除去液を確実に回収し繰り返して使用する。 【構成】 供給ノズル47が接触ローラ37に余剰イン
キ除去液を供給する。余剰インキ除去液は印刷インキに
相溶せず、表面張力が印刷インキの表面張力よりも低
い。接触ローラ37の余剰インキ除去液が被印刷体の印
刷画像面に接触する。印刷インキの余剰分は、被印刷体
から接触ローラ37の余剰インキ除去液に転移し、ブレ
ード45によって接触ローラ37から除去される。印刷
インキを含む余剰インキ除去液は、受け皿51に回収さ
れた後にポンプ57で吸引され、フィルタ55で印刷イ
ンキと余剰インキ除去液とに分離される。印刷インキを
含まない余剰インキ除去液は、ポンプ59により供給ノ
ズル47から再び供給される。ポンプ57,59は、供
給ノズル47からの余剰インキ除去液の供給量よりも、
受け皿51への印刷インキを含む余剰インキ除去液の回
収量が常に多くなるようにそれぞれ制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は孔版印刷等の印刷装置に
おいて使用される印刷画像後処理装置に関する。本発明
は、特に印刷物における裏移り、裏抜け対策として有効
である。
【0002】
【従来の技術】液体の印刷インキを使用する印刷におい
ては、印刷直後に被印刷体を重ねた場合に、印刷画像を
形成している印刷インキが一枚上の裏面に付着する裏移
りが発生したり、また印刷直後に印刷画像面が指先など
で軽く擦られただけで印刷画像が崩れる等の不都合が発
生したり、さらに印刷画像を形成している印刷インキが
被印刷体を通過して裏面に滲み出る裏抜けなどの問題が
発生することがある。
【0003】これらの問題は、被印刷体上に印刷画像を
形成する印刷インキの量、即ち着肉量が他の印刷に比し
て多い孔版印刷において特に顕著である。
【0004】従来、この裏移り、裏抜け等の発生を防止
するため、被印刷体に対する着肉量を印刷過程で低減す
る試みがなされている。しかしながら、着肉量の定量的
制御は難しく、着肉量を抑え過ぎると印刷画像の濃度低
下、かすれなどを生じ、印刷画像の品質を低下させる原
因になってしまう。
【0005】また、前述したような問題を回避する手段
として、印刷画像を形成する印刷インキを加熱乾燥する
ことも考えられるが、その場合には相当大きい発熱量を
有するヒーターを使用しなければならない。このように
ヒータ等の乾燥手段によって被印刷物を乾燥させる場合
には、印刷機の印刷速度が高速度化するほど乾燥手段に
課せられる条件は厳しくなる。実際には、裏移り、裏抜
け等の発生を防止する効果が得られるほどの高速で印刷
インキを乾燥させることはできない。
【0006】この他、印刷方式によっては、澱粉、タル
クなどの微粉を印刷画像面に塗布して裏移りを防止する
場合もある。しかしながら、このような微粉の塗布装置
は圧縮空気を使っており、かかる装置を備えた印刷装置
は相当大きな印刷装置となってしまう。
【0007】また印刷完了後の被印刷体を排紙トレイ、
ソータなどへ搬送する場合、印刷画像の保全のために、
被印刷体の印刷画像面には搬送ローラを当てることがで
きない。このため、従来は、被印刷体の裏面(非印刷画
像面)にのみ接触するベルトコンベア等の搬送機構によ
り被印刷体を搬送していた。この種の被印刷体搬送装置
は、例えば特開昭50−88769号公報に示されてい
る。
【0008】しかし、印刷画像面に接触せず、裏面のみ
に接触して被印刷体の搬送を行うと、PPCなどの複写
装置のように複写用紙を両面から挟んで強制的に搬送す
る場合に比べ、排紙トレイ、ソータなどの搬送先で紙揃
えに不良が生じる等、排紙性能が劣る。この傾向は、印
刷速度、換言すれば排紙速度の高速化に伴い顕著なもの
になっている。またこのような問題点は、印刷装置にお
ける排紙搬送路の経路設定の自由度を大きく低減させて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、印刷の
品位を向上させるために、被印刷体から余剰のインキを
除去する新規な装置を発明した。この装置は、余剰イン
キ除去液を周面に層状に塗布して回転する接触ローラ
と、接触ローラに対向して回転する対向ローラを有し、
接触ローラと対向ローラによって印刷済みの被印刷体を
挟持して搬送する。そして、被印刷体の印刷画像面上の
余剰分の印刷インキを、接触ローラの層状の余剰インキ
除去液に転移させ、この接触ローラ上の余剰のインキは
接触ローラに接触するブレード等のクリーニング手段に
よって除去する。この印刷インキの除去に用いられる余
剰インキ除去液は、印刷インキとは相溶せず、且つ、表
面張力が印刷インキよりも低い液体である。従って、こ
の余剰インキ除去液に転移した印刷インキは、余剰イン
キ除去液の表面に余剰インキ除去液とは物理的に分離し
た浮遊状態にて存在する。この浮遊状態の印刷インキ
は、クリーニング手段に形成された余剰インキ除去液の
液溜まり部で、余剰インキ除去液中に分散された後、受
け皿等の回収部材によって回収される。
【0010】前記装置では、接触ローラに対して余剰イ
ンキ除去液を供給し、印刷インキを含む余剰インキ除去
液の回収を行っているが、その供給量と回収量が決まっ
ていなかった。また、供給を停止する時間と、回収を停
止する時間も決まっていなかった。そのため、接触ロー
ラや回収部材に残った余剰インキ除去液を確実に回収す
ることができなかった。
【0011】本発明は、上述の如き従来の問題点に着目
し、本願発明者等の提案になる前述した余剰インキを除
去する装置の改良を目指したものであり、印刷された被
印刷体において裏移り・裏抜け等の発生を他の障害を誘
発することなく確実に回避し、印刷画像面の余剰分の印
刷インキを取り除くことができ、しかも余剰分の印刷イ
ンキの除去に使用する余剰インキ除去液を確実に回収し
繰り返して使用できる印刷画像後処理装置を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された印
刷画像後処理装置は、印刷画像を形成する印刷インキに
相溶せず印刷インキよりも表面張力が低い余剰インキ除
去液が塗布されて回転駆動される接触部材と、前記接触
部材との間に印刷済みの被印刷体を挟んで搬送すること
により被印刷体の印刷画像を形成している印刷インキの
うち余剰の印刷インキを前記余剰インキ除去液に転移さ
せる対向部材と、前記接触部材に余剰インキ除去液を供
給する供給手段と、余剰インキを余剰インキ除去液と共
に除去するクリーニング手段と、該クリーニング手段で
除去された余剰インキ除去液を回収する回収手段と、前
記回収手段による余剰インキ除去液の回収量が、前記供
給手段による余剰インキ除去液の供給量より多くなるよ
うに、前記供給手段及び回収手段を制御する制御手段と
を具備したことを特徴とする。
【0013】請求項2に記載された印刷画像後処理装置
は、請求項1記載の印刷画像後処理装置において、前記
制御手段は、前記回収手段による余剰インキ除去液の回
収の停止時間が、前記供給手段による余剰インキ除去液
の供給の停止時間より遅くなるように、前記供給手段及
び回収手段を制御することを特徴としている。
【0014】請求項3に記載された印刷画像後処理装置
は、請求項1記載の印刷画像後処理装置において、前記
接触部材が、複数個のローラ間に掛け渡された無端ベル
トであることを特徴としている。
【0015】請求項4に記載された印刷画像後処理装置
は、請求項1記載の印刷画像後処理装置において、前記
接触部材が、前記対向部材との間に印刷済みの被印刷体
を挟む接触ローラであることを特徴としている。
【0016】
【作用】接触部材の周面に付着した余剰インキ除去液
が、被印刷体の印刷画像面に接触する。印刷画像を形成
している印刷インキの余剰分が、接触部材の余剰インキ
除去液に転移し、被印刷体から除去される。余剰インキ
除去液は、印刷画像を形成する印刷インキに相溶せず、
且つ表面張力が前記印刷インキよりも低い液体である。
このため、余剰インキ除去液に転移した余剰の印刷イン
キは、余剰インキ除去液の表面に余剰インキ除去液とは
物理的に分離した浮遊状態で存在する。接触部材の表面
から浮遊した状態にある余剰の印刷インキは、接触部材
の回転に伴い、接触部材の表面に接触するクリーニング
手段によって余剰インキ除去液と共に接触部材から除去
される。余剰インキ除去液の回収量は、余剰インキ除去
液の供給量よりも多くなるように制御されるので、余剰
インキ除去液を確実に回収することができる。また、余
剰インキ除去液の回収の停止時間は、供給の停止時間よ
りも遅くなるように制御されるので、接触部材や回収手
段に残った余剰インキ除去液を確実に回収することがで
きる。
【0017】
【実施例】図1及び図2を参照して第1実施例の孔版印
刷装置の構造を説明する。原稿画像読み取り部5はイメ
ージスキャナ3を有し、印刷すべき原稿の画像を読み取
る。製版部9は製版デバイス7を有し、原稿読み取り部
5が読み取った原稿画像データに応じて孔版印刷用原紙
Sに穿孔画像を形成する。
【0018】円筒状の印刷ドラム13の外周面には、製
版部9により穿孔された孔版印刷用原紙Sが巻き付けら
れる。印刷ドラム13の内部にはインクのスキージ装置
を含むインク供給装置11があり、印刷ドラム13の内
周面にインクを供給する。印刷ドラム13の下方には上
下動するプレスローラ15がある。プレスローラ15
は、印刷ドラム13とプレスローラ15の間に供給され
る被印刷体Pを印刷ドラム13との間で挟持搬送し、被
印刷体Pに画像を形成させる。
【0019】給紙部23においては、給紙台17上の被
印刷体Pが紙捌きローラ19により1枚ずつ送りださ
れ、給紙タイミングローラ21によってプレスローラ1
5と印刷ドラム13の間に送りこまれる。
【0020】排紙部33においては、剥ぎ取り爪25が
被印刷体を印刷ドラム13から剥がす。剥ぎ取られた被
印刷体Pはベルトコンベア機構の搬送装置27によって
印刷画像後処理装置29に搬送される。印刷画像後処理
装置29は、被印刷体Pの印刷画像から余剰のインクを
除去する処理を行う。処理済みの被印刷体は排紙台31
に排出されて積み重ねられていく。
【0021】印刷が終了した孔版印刷用原紙Sは、排版
部35によって印刷ドラム13から剥ぎ取られて廃棄さ
れる。
【0022】上記の構成における印刷動作を説明する。
印刷ドラム13が不図示の駆動手段により自身の中心軸
線の周りに図中反時計廻り方向に回転駆動される。印刷
ドラム13の回転に同期した所定のタイミングで被印刷
体Pが給紙タイミングローラ21により図にて左方より
右方へ搬送され、印刷ドラム13とプレスローラ15と
の間に供給される。被印刷体Pは、印刷ドラム13の外
周面に巻き付けられている孔版原紙Sに対してプレスロ
ーラ15によって押し付けられ、孔版印刷が施される。
【0023】印刷済みの被印刷体Pは、剥ぎ取り爪25
により印刷ドラム13から剥ぎ取られ、印刷画像面を上
面にして排紙搬送装置27によって印刷画像後処理装置
29へ送られる。被印刷体Pは、印刷画像後処理装置2
9により印刷画像後処理作用を受けつつ排紙台31へ向
けて搬送され、排紙台31上に積み重ねられる。
【0024】次に、前記印刷画像後処理装置29の構成
と作用について説明する。図2に示す如く、印刷画像後
処理装置29は、印刷完了後の被印刷体Pの印刷画像面
(上面)に接触する接触部材としての接触ローラ37
と、接触ローラ37と対向配置された対向部材としての
対向ローラ39とを有する。接触ローラ37と対向ロー
ラ39は、各々軸41,43により互いに平行に且つ回
転可能に支持されている。対向ローラ39は、図示しな
い付勢手段としてのばねにより、図にて上方、即ち接触
ローラ37へ向けて付勢されている。接触ローラ37と
対向ローラ39の間に被印刷体Pがない場合には、接触
ローラ37と対向ローラ39は互いに接触する。
【0025】接触ローラ37の外周面37a(余剰イン
キ除去液塗布面)には、断面略矩形の板状の部材である
ブレード45が接している。ブレード45は、基端部を
板金部材の先端に固定されており、先端部が接触ローラ
37に接している。ブレード45は、接触ローラ37の
頂点の上方に傾斜した姿勢で設けられており、その先端
部の下側角部が、接触ローラ37の頂点よりも回転方手
前側において、接触ローラ37の外周面37aに接触し
ている。
【0026】ブレード45と接触ローラ37の接触位置
よりも回転方向手前側において、接触ローラ37の外周
面37aの上方には、余剰インキ除去液供給ノズル47
が設けられている。余剰インキ除去液供給ノズル47
は、余剰インキ除去液を前記接触ローラ37の外周面3
7aに供給する供給手段である。余剰インキ除去液は、
印刷画像を形成する印刷インキに相溶せず、表面張力が
印刷インキの表面張力よりも低い液体である。
【0027】前記余剰インキ除去液供給ノズル47が接
触ローラ37の外周面37aに余剰インキ除去液を供給
すれば、余剰インキ除去液は図示のように前記ブレード
45と接触ローラ37との間に溜まる。接触ローラ37
の回転に伴い、余剰インキ除去液は接触ローラ37とブ
レード45の間を通って接触ローラ37の表面に層を形
成する。この時、ブレード45は、接触ローラ37の外
周面37aに形成される余剰インキ除去液の液量を均一
とする作用を有する。さらに、ブレード45は接触ロー
ラ37の外周面37aの汚れを除去するクリーニング手
段としても作用する。
【0028】接触ローラ37の回転方向についてブレー
ド45の手前側には、余剰インキ除去液の回収手段とし
てシート状弾性体49が設けられている。シート状弾性
体49は所定の弾性を有する薄い板状の部材である。ブ
レード45と接触ローラ37の接触位置よりも接触ロー
ラ37の回転方向の手前側に位置する接点dにおいて、
シート状弾性体49の先端部は接触ローラ37の外周面
37aに接触している。さらに、シート状弾性体49
は、前記接点dにおける接触ローラ37の接線eよりも
接触ローラ37に近接した位置に配置され、その後端部
は先端部よりも低い位置にある。従って、シート状弾性
体49の先端部付近の一部分は接触ローラ37の外周面
37aに対して所定の長さを以て密着し、従って当該部
分のシート状弾性体49は接触ローラ37の外周面37
aの形状に倣って弾性変形している。
【0029】シート状弾性体49の後端部は、前記接点
dよりも下方に配置された余剰インキ除去液の受け皿部
材51に固定されている。シート状弾性体49の先端部
は自由端であり、上述したように接触ローラ37に接触
している。このように、シート状弾性体49は、自由端
である先端部が接触ローラ37に接触し、固定された後
端部が下方に位置するように傾斜して配置されている。
【0030】受け皿部材51の下面には、余剰インキを
含む余剰インキ除去液を排出する排出管53が接続連通
されている。排出管53は液の回収用搬送手段であるポ
ンプ57を介してフィルタ55に導かれている。フィル
タ55の下面には、配管54が接続連通されている。配
管54は液の供給用搬送手段であるポンプ59を介して
前記余剰インキ除去液供給ノズル47に接続されてい
る。
【0031】前記フィルタ55の構成材料の少なくとも
一部は、余剰インキ除去液のみが通過できる多孔性材料
である。このような多孔性材料としては、例えば、不織
布、織布、多孔性樹脂膜等がある。
【0032】余剰インキ除去液としては、印刷用紙Pの
印刷画像面上に印刷画像を形成する印刷インキと相溶せ
ず、表面張力がその印刷インキの表面張力より低い液体
である。この条件を満たす液体としては、ジメチルシリ
コーンオイル、及びフェニル、ポリエーテル、フッ素、
アミノ、エポキシ、カルボキシル、カルビノール、メタ
クリル、メルカプト、フェノールなどの変成シリコーン
オイルが用いられる。この他、界面活性剤、有機溶剤な
どが添加された水溶液でも有効であるが、その殆どが1
(cps)以下となり、余剰インキが本来流れる箇所以
外の部分に、この印刷インキを含む余剰インキ除去液が
流れだし、被印刷体を汚すことがあるため、適宜、選定
を行う必要がある。
【0033】水に添加する界面活性剤としては、アニオ
ン、カチオン、及び両性のイオン系、並びに非イオン系
の界面活性剤があり、この界面活性剤の添加量は余剰イ
ンキ除去液の表面張力が印刷インキの表面張力より低く
なるように決定される。
【0034】水に添加する有機溶剤は、水と相溶する有
機溶剤であり、これには、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール、エチ
レングリコール、グリセリンなどがある。
【0035】また、余剰インキ除去後は、接触ローラ3
7の外周面37a上に均一に塗布され、その塗布厚は
0.0001〜1μm程度が好ましい。これを被印刷体
に対する塗布量に換算すれば、0.1〜100mg/B
4判程度となる。
【0036】接触ローラ37、対向ローラ39、ブレー
ド45は余剰インキ除去液により膨潤などの変質を来す
ことがない材質のものにより構成する。余剰インキ除去
液の主成分が例えばシリコーン系オイルである場合に
は、接触ローラ37、対向ローラ39、ブレード45
は、フッ素系樹脂(ゴム)、フェニル変成シリコーン樹
脂(ゴム)、ウレタンゴムなどにより構成するのが好ま
しい。
【0037】次に、前述した孔版式の印刷機と印刷画像
後処理装置29を制御するための制御手段等の構成につ
いて図3を参照して説明する。印刷機は制御手段として
のCPU100を有している。印刷機には、印刷機にお
いて印刷された被印刷体の印字率を読み取るスキャナ1
01が設けられており、該スキャナ101からの情報は
CPU100に入力される。RAM102には、印字率
と接触ローラ37の回転数と転移するインキの量との関
係に関するデータが格納され、ROM103には被印刷
体の種類・大きさ・印字率に応じて印刷画像後処理装置
29の接触ローラ37の回転数を制御する手順が格納さ
れている。CPU100は、スキャナ101が読み取っ
た被印刷体の印字率に応じ、RAM102のデータを参
照しながらROM103の手順に従って、印刷画像後処
理装置29の側に接触ローラ37の回転数を制御するた
めの信号を送る。
【0038】印刷画像後処理装置29は制御手段として
のCPU200を有している。CPU200は、CPU
100からの信号によって印刷画像後処理装置29の接
触ローラ37又は対向ローラ39の駆動を制御してい
る。CPU200は、余剰インキ除去液供給ノズル47
からの余剰インキ除去液の供給量よりも、受け皿51で
の余剰インキ除去液の回収量の方が常に多くなるよう
に、ポンプドライバ201,203を介して、ポンプ5
7,59の駆動を制御している。
【0039】ポンプ57,59を上記条件で制御するの
は、接触ローラ37の回転力による気泡の発生、及び余
剰インキ除去液に含まれる印刷インキ量によって体積量
が増加するためである。この体積量の増加は、気泡が発
生したときの接触ローラ37の回転速度、及び使用され
る余剰インキ除去液の粘度等によって決定される。この
ため、余剰インキ除去液の体積量が変化する毎にポンプ
57による受け皿51での回収量が制御される。また、
受け皿51での余剰インキ除去液に含まれる印刷インキ
量は印刷方式によって変わる。従って、ポンプ57によ
る受け皿51での回収量は、印刷方式に応じても制御さ
れる。尚、上記余剰インキ除去液の回収量の制御に伴
い、ポンプ59による余剰インキ除去液の供給量がポン
プ57による回収量よりも少なくなるようにポンプ59
が制御される。
【0040】CPU200に接続された計時手段として
のタイマー205には、余剰インキ除去液供給ノズル4
7からの供給の停止時間よりも、受け皿51での回収の
停止時間の方が遅くなるように、ポンプ57,59それ
ぞれの停止時間が設定されている。CPU200は、タ
イマー205の設定時間が経過すると、ポンプドライバ
201,203を介して、ポンプ57,59の駆動停止
を制御している。尚、余剰インキ除去液の供給の停止時
間と、回収の停止時間との差は、使用される余剰インキ
除去液の粘度、印刷インキの分散状態によって変化する
ので、そのときの状態に応じてポンプ57,59それぞ
れの最適な停止時間がタイマー205にセットされる。
【0041】次に、以上のように構成された印刷画像後
処理装置29の作用について説明する。印刷済みの被印
刷体Pが、接触ローラ37と対向ローラ39に挟まれて
搬送される。接触ローラ37の外周面37aに形成され
ている余剰インキ除去液皮膜aが、被印刷体Pの印刷画
像面に接触する。この接触により、被印刷体P上に印刷
画像を形成している印刷インキbのうち、余剰の印刷イ
ンキが、接触ローラ37の余剰インキ除去液皮膜aに転
移し、余剰の印刷インキが被印刷体Pより取り除かれ
る。
【0042】接触ローラ37の余剰インキ除去液皮膜a
に転移した印刷インキcは、接触ローラ37の回転に伴
い、シート状弾性体49と接触ローラ37の摺接部を通
過する。
【0043】本実施例において使用される余剰インキ除
去液は、印刷画像を形成する印刷インキbに対して相溶
せず、その表面張力が印刷インキcの表面張力よりも低
い液体である。従って、余剰の印刷インキcが転移した
接触ローラ37の余剰インキ除去液皮膜aがブレード4
5によって掻き取られると、印刷インキcを分散状態に
て含む余剰インキ除去液溜まり部fが、接触ローラ37
の回転方向についてブレード45の手前側に発生する。
【0044】印刷インキcは、余剰インキ除去液溜まり
部fにより、ブレード45から抜けることがなく、ブレ
ード45を通過した後の接触ローラ37の外周面37a
には、印刷インキcを含まない余剰インキ除去液皮膜a
が再生される。接触ローラ37は、この余剰インキ除去
液皮膜aをもって被印刷体Pの印刷画像面と再接触する
から、被印刷体Pの印刷画像面が接触ローラ37に転移
した印刷インキcにより汚損されることはない。
【0045】ブレード45と接触ローラ37の外周面3
7aとの接触位置が接触ローラ37の頂点より回転方向
手前側にあるため、前記余剰インキ除去液溜まり部fの
液量がある限度を越えると、接触ローラ37が回転して
いても、余剰インキ除去液溜まり部fの余剰インキ除去
液は自重によって接触ローラ37の回転方向とは逆方向
へ流れ始める。この余剰インキ除去液の流れはシート状
弾性体49の傾斜した上面に案内されて流れ、受け皿5
1内に落下して回収される。
【0046】受け皿51に回収された印刷インキを含む
余剰インキ除去液は、CPU200によりポンプドライ
バ201を介して制御されるポンプ57によって、その
回収量が決定される。
【0047】その後、ポンプ57によって回収された余
剰の印刷インキを含む余剰インキ除去液は、受け皿51
から排出管53を介して分離手段であるフィルタ55内
に流れ込む。フィルタ55は印刷インキと余剰インキ除
去液とを分離しており、フィルタ55内には、余剰イン
キ除去液から分離された印刷インキが残留する。フィル
タ55により印刷インキが除去された余剰インキ除去液
は、CPU200によりポンプドライバ203を介して
制御されるポンプ59によって配管54内を搬送され、
余剰インキ供給ノズル47から接触ローラ37とブレー
ド45にできる余剰インキ除去液溜まり部fに再度供給
されて使用に供される。
【0048】上記動作において、CPU200は、余剰
インキ除去液供給ノズル47からの余剰インキ除去液の
供給量よりも、受け皿51での余剰インキ除去液の回収
量の方が常に多くなるように、ポンプ57,59それぞ
れを制御する。また、CPU200は、余剰インキ除去
液供給ノズル47からの余剰インキ除去液の供給の停止
時間よりも、受け皿等51での余剰インキ除去液の回収
の停止時間の方が遅くなるように、ポンプ57,59そ
れぞれの駆動停止を制御する。この結果、接触ローラ3
7上、シート状弾性体49、及び受け皿51に残った余
剰インキ除去液を確実に回収することができる。また、
余剰インキ除去液は繰り返して使用できるので経済的で
ある。
【0049】そして、これら一連の動作により、被印刷
体Pは、接触ローラ37と対向ローラ39の間を通過す
ることで、上述の如く印刷画像を形成している印刷イン
キbの余剰分は接触ローラ37の外周面37aより確実
に除去される。これにより印刷済みの被印刷体における
裏移り、裏抜けの発生が抑制され、また排紙直後に印刷
画像面が指先などで擦られても印刷画像が崩れ難くな
り、さらに印刷画像を形成している印刷インキbの乾燥
が速くなる。
【0050】次に、本発明の他の実施例を図4を参照し
て説明する。図4に於いて、図2に対応する部分には図
2に付した符号と同一の符号を付してその説明を省略す
る。この実施例では、上下に隔置された二つのローラ6
1,63の間に、接触部材として可撓性の無端ベルト6
5が所定の張力を与えられて掛け渡されている。本実施
例によっても、前記実施例と略同様の効果を得ることが
できる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、被印刷体は対向部材に
よって接触部材に押しつけられ、その印刷画像面を接触
部材の表面の余剰インキ除去液に接触させる。この接触
により、被印刷体上で印刷画像を形成している印刷イン
キの余剰分が確実に除去される。従って、印刷済みの被
印刷体における裏移り、裏抜けの発生が他の障害を誘発
することなく確実に回避され、また印刷直後に印刷画像
面が指先などで擦られても印刷画像が崩れ難くなる。
【0052】余剰インキ除去液は、印刷画像を形成する
印刷インキと相溶せず、且つ表面張力が印刷インキの表
面張力よりも低い液体であることから、余剰インキ除去
液層に転移した印刷インキは余剰インキ除去液層の表面
に余剰インキ除去液とは物理的に分離した浮遊状態で存
在する。この浮遊状態のインキは、クリーニング手段に
形成された液溜まり部の余剰インキ除去液中に分散され
た後に回収される。
【0053】余剰インキ除去液は、接触部材への供給量
よりも回収量が多くなるように制御されるので、余剰イ
ンキ除去液を確実に回収でき、回収部材から漏れること
もない。また、余剰インキ除去液の供給の停止時間より
も、回収の停止時間の方が遅く制御されるので、接触部
材上、及び回収部材に残った余剰インキ除去液も確実に
回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図。
【図2】図1における印刷画像後処理装置の拡大図。
【図3】印刷画像後処理装置における制御手段のブロッ
ク図。
【図4】印刷画像後処理装置の他の実施例を示す概略構
成図。
【符号の説明】
29 印刷画像後処理装置 37 接触部材としての接触ローラ 39 対向部材としての対向ローラ 45 クリーニング手段としてのブレード 47 供給手段としての余剰インキ除去液供給ノズル 65 接触部材としての無端ベルト 100,200 制御手段 205 計時手段としてのタイマー P 被印刷体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、印刷の
品位を向上させるために、被印刷体から余剰のインキを
除去する新規な装置を発明した。この装置は、余剰イン
キ除去液を周面に層状に塗布して回転する接触ローラ
と、接触ローラに対向して回転する対向ローラを有し、
接触ローラと対向ローラによって印刷済みの被印刷体を
挟持して搬送する。そして、被印刷体の印刷画像面上の
余剰分の印刷インキを、接触ローラの層状の余剰インキ
除去液に転移させ、この接触ローラ上の余剰のインキは
接触ローラに接触するブレード等のクリーニング手段に
よって除去する。この印刷インキの除去に用いられる余
剰インキ除去液は、印刷インキとは相溶せず、且つ、表
面張力が印刷インキよりも低い液体である。従って、こ
の余剰インキ除去液に転移した印刷インキは、余剰イン
キ除去液の表面に余剰インキ除去液とは物理的に分離し
た浮遊状態にて存在する。この浮遊状態の印刷インキ
は、クリーニング手段に形成された余剰インキ除去液の
液溜まり部で、余剰インキ除去液中に分散された後、液
溜まり部から溢れ出た分が受け皿等に貯留される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】前記装置では、接触ローラに対して余剰イ
ンキ除去液を供給し、受け皿等に貯留された印刷インキ
を含む余剰インキ除去液を回収しているが、その供給量
と回収量が決まっていなかった。また、供給を停止する
時間と、回収を停止する時間も決まっていなかった。そ
のため、受け皿等に貯留された余剰インキ除去液を確実
に回収することができなかった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された印
刷画像後処理装置は、印刷画像を形成する印刷インキに
相溶せず印刷インキよりも表面張力が低い余剰インキ除
去液が塗布されて回転駆動される接触部材と、前記接触
部材との間に印刷済みの被印刷体を挟んで搬送すること
により被印刷体の印刷画像を形成している印刷インキの
うち余剰の印刷インキを前記余剰インキ除去液に転移さ
せる対向部材と、前記接触部材に余剰インキ除去液を供
給する供給手段と、余剰インキを余剰インキ除去液と共
に除去するクリーニング手段と、該クリーニング手段で
除去された余剰インキを含む余剰インキ除去液を前記接
触部材上から誘導し貯留する貯留手段と、該貯留手段に
貯留された前記余剰インキを含む前記余剰インキ除去液
を回収する回収手段と、前記回収手段による前記余剰イ
ンキを含む前記余剰インキ除去液の回収量が、前記供給
手段による余剰インキ除去液の供給量より多くなるよう
に、前記供給手段および回収手段を制御する制御手段と
を具備したことを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項2に記載された印刷画像後処理装置
は、請求項1記載の印刷画像後処理装置において、前記
制御手段は、前記回収手段による前記余剰インキを含む
前記余剰インキ除去液の回収を停止するタイミングが、
前記供給手段による余剰インキ除去液の供給を停止する
タイミングよりも遅くなるように制御することを特徴と
している。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】接触ローラ37の回転方向についてブレー
ド45の手前側には、シート状弾性体49が設けられて
いる。シート状弾性体49は所定の弾性を有する薄い板
状の部材である。ブレード45と接触ローラ37の接触
位置よりも接触ローラ37の回転方向の手前側に位置す
る接点dにおいて、シート状弾性体49の先端部は接触
ローラ37の外周面37aに接触している。さらに、シ
ート状弾性体49は、前記接点dにおける接触ローラ3
7の接線eよりも接触ローラ37に近接した位置に配置
され、その後端部は先端部よりも低い位置にある。従っ
て、シート状弾性体49の先端部付近の一部分は接触ロ
ーラ37の外周面37aに対して所定の長さを以て密着
し、従って当該部分のシート状弾性体49は接触ローラ
37の外周面37aの形状に倣って弾性変形している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】受け皿部材51の下面には、余剰インキを
含む余剰インキ除去液を排出する排出管53が接続連通
されている。排気管53は液の回収手段であるポンプ5
7を介してフィルタ55に導かれている。フィルタ55
の下面には、配管54が接続連通されている。配管54
は液の供給用搬送手段であるポンプ59を介して前記余
剰インキ除去液供給ノズル47に接続されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】印刷画像後処理装置29は制御手段として
のCPU200を有している。CPU200は、CPU
100からの信号によって印刷画像後処理装置29の接
触ローラ37又は対向ローラ39の駆動を制御してい
る。CPU200は、余剰インキ除去液供給ノズル47
からの余剰インキ除去液の供給量よりも、受け皿51か
らの余剰インキ除去液の回収量の方が常に多くなるよう
に、ポンプドライバ201,203を介して、ポンプ5
7,59の駆動を制御している。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】ポンプ57,59を上記条件で制御するの
は、接触ローラ37の回転力による気泡の発生、及び余
剰インキ除去液に含まれる印刷インキ量によって体積量
が増加するためである。この体積量の増加は、気泡が発
生したときの接触ローラ37の回転速度、及び使用され
る余剰インキ除去液の粘度等によって決定される。この
ため、余剰インキ除去液の体積量が変化する毎にポンプ
57による受け皿51からの回収量が制御される。ま
た、受け皿51での余剰インキ除去液に含まれる印刷イ
ンキ量は印刷方式によって変わる。従って、ポンプ57
による受け皿51からの回収量は、印刷方式に応じても
制御される。尚、上記余剰インキ除去液の回収量の制御
に伴い、ポンプ59による余剰インキ除去液の供給量が
ポンプ57による回収量よりも少なくなるようにポンプ
59が制御される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】ブレード45と接触ローラ37の外周面3
7aとの接触位置が接触ローラ37の頂点より回転方向
手前側にあるため、前記余剰インキ除去液溜まり部fの
液量がある限度を越えると、接触ローラ37が回転して
いても、余剰インキ除去液溜まり部fの余剰インキ除去
液は自重によって接触ローラ37の回転方向とは逆方向
へ流れ始める。この余剰インキ除去液の流れはシート状
弾性体49の傾斜した上面に案内されて流れ、受け皿5
1内に落下して貯留される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】上記動作において、CPU200は、余剰
インキ除去液供給ノズル47からの余剰インキ除去液の
供給量よりも、受け皿51からの余剰インキ除去液の回
収量の方が常に多くなるように、ポンプ57,59それ
ぞれを制御する。また、CPU200は、余剰インキ除
去液供給ノズル47からの余剰インキ除去液の供給の停
止時間よりも、受け皿51からの余剰インキ除去液の回
収の停止時間の方が遅くなるように、ポンプ57,59
それぞれの駆動停止を制御する。この結果、接触ローラ
37上、シート状弾性体49、及び受け皿51に残った
余剰インキ除去液を確実に回収することができる。ま
た、余剰インキ除去液は繰り返して使用できるので経済
的である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】余剰インキ除去液は、接触部材への供給量
よりも回収量が多くなるように制御されるので、余剰イ
ンキ除去液を確実に回収でき、貯留手段から漏れること
もない。また、余剰インキ除去液の供給の停止時間より
も、回収の停止時間の方が遅く制御されるので、接触部
材上、及び貯留手段に残った余剰インキ除去液も確実に
回収することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 貞直 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷画像を形成する印刷インキに相溶せ
    ず印刷インキよりも表面張力が低い余剰インキ除去液が
    塗布されて回転駆動される接触部材と、 前記接触部材との間に印刷済みの被印刷体を挟んで搬送
    することにより被印刷体の印刷画像を形成している印刷
    インキのうち余剰の印刷インキを前記余剰インキ除去液
    に転移させる対向部材と、 前記接触部材に余剰インキ除去液を供給する供給手段
    と、 余剰インキを余剰インキ除去液と共に除去するクリーニ
    ング手段と、 該クリーニング手段で除去された余剰インキ除去液を回
    収する回収手段と、 前記回収手段による余剰インキ除去液の回収量が、前記
    供給手段による余剰インキ除去液の供給量より多くなる
    ように、前記供給手段及び回収手段を制御する制御手段
    とを具備したことを特徴とする印刷画像後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記回収手段による余
    剰インキ除去液の回収の停止時間が、前記供給手段によ
    る余剰インキ除去液の供給の停止時間より遅くなるよう
    に、前記供給手段及び回収手段を制御する請求項1記載
    の印刷画像後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部材が、複数個のローラ間に掛
    け渡された無端ベルトである請求項1記載の印刷画像後
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記接触部材が、前記対向部材との間に
    印刷済みの被印刷体を挟む接触ローラである請求項1記
    載の印刷画像後処理装置。
JP8558295A 1995-04-11 1995-04-11 印刷画像後処理装置 Pending JPH08281910A (ja)

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