JPH08281548A - サンダ - Google Patents

サンダ

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Publication number
JPH08281548A
JPH08281548A JP8924795A JP8924795A JPH08281548A JP H08281548 A JPH08281548 A JP H08281548A JP 8924795 A JP8924795 A JP 8924795A JP 8924795 A JP8924795 A JP 8924795A JP H08281548 A JPH08281548 A JP H08281548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
rotation
rotating speed
outer ring
contact
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8924795A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutoshi Nakamura
宣寿 中村
Kazuhide Ozeki
和秀 大関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP8924795A priority Critical patent/JPH08281548A/ja
Publication of JPH08281548A publication Critical patent/JPH08281548A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、パッドが軌道運動と回転運動との
ダブルアクションをするサンダに関するもので、本発明
の目的は無負荷時と研削時におけるパッドの回転運動の
回転数の差を従来のものよりも近づけ、研削時において
パッドの回転運動の回転数が下がらないようにすること
により充分な研磨力を確保し、研削開始時に被削材につ
いた深い傷をその後の研削により取り除けるようにして
良好な仕上面が得られるようにすることである。 【構成】 弾性部材5を偏心軸3とパッド13を連結さ
せているベアリング8の内輪9と外輪12の間に、内輪
9に対する外輪12の回転を比較的大きな摩擦力により
抑制できるように両輪に接触させた状態で設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研磨材を取付けるための
パッドが軌道運動と回転運動とのダブルアクションをす
るように構成され、被削材を研削、研磨するサンダに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のサンダは、図3に示す如
く、パッド13がモータ軸2に偏心軸3とベアリング8
を介して取付けられており、パッド13は偏心軸3に対
し、ベアリング8内において内輪9と外輪12との間に
生じている僅少な摩擦抵抗以外には何も抑制力を受け
ず、偏心軸3と同心の回転が可能である。
【0003】このサンダにおいて、無負荷状態にてモー
タ軸2を起動させると、パッド13は瞬時にモータ軸2
と同一の回転数でこのモータ軸2に対する偏心軸3の偏
心量aを半径とした軌道運動を始め、同時に偏心軸3と
同心の回転運動を徐々に始め、数秒後にモータ軸2の回
転数と同一の回転数まで上昇する。
【0004】次に研削時において、この無負荷状態にて
軌道運動と回転運動を行っているパッド13を被削材1
7に押し付けると、パッド13に取付けられている研磨
材16と被削材17の接触により発生する大きな摩擦力
により、パッド13の回転が抑制され、回転運動の回転
数は瞬時にして大幅に低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のサンダ
1では、無負荷状態にて軌道運動と回転運動を行ってい
るパッド13を研削時に被削材に押し付けると、パッド
13に取付けられている研磨材16と被削材17の接触
により発生する大きな摩擦力により、パッド13の回転
運動の回転数は瞬時にして大幅に低下するようになって
いるため、押し付けた瞬間に、高速回転するパッド13
に取付けられている研磨材16により、被削面の一部分
が深く削り込まれ、その後の低下した回転数での研磨力
ではこの深い部分を取り除くことは困難で、傷として残
ってしまうという問題があった。
【0006】研削開始時に被削材17の一部分が深く削
り込まれるのを防止するために、例えば実開平4−53
60号の如く、パッド13の無負荷状態での回転運動の
回転数を抑制するものが提案されている。しかしこのサ
ンダによると研削開始時に深く削り込まれるのは防止で
きるが、研削時の回転運動の回転数も低下してしまうの
で、研削能率が低下して研削時間が長くなるという新た
な問題がある。本発明の目的は、無負荷状態と研削時に
おけるパッドの回転運動の回転数の差を従来のものより
も近づけ、研削時におけるパッドの回転運動の回転数を
従来のものより高くすることにより、充分な研磨力を確
保し、パッドを押し付けた瞬間に被削材についた深い傷
をその後の研磨により取り除けるようにして良好な仕上
面が得られるようにすると共に研削能率を低下しないよ
うにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、偏心軸とパ
ッドを連結させているベアリングの内輪と外輪の間に、
内輪に対する外輪の回転を比較的大きな摩擦力により抑
制できるように、両輪に接触する弾性部材を取付けるこ
とにより達成される。
【0008】
【作用】上記のように構成されたサンダでは従来の場合
と同様に、無負荷時においてはパッドの回転運動の回転
数はモータの回転数と同一であり、また研削時にパッド
を被削材に押し付けた際にはパッドに取付けられている
研磨材と被削材の接触により発生する大きな摩擦力によ
りパッドの回転が抑制される。しかし、弾性部材が偏心
軸とパッドを連結させているベアリングの内輪と外輪に
接触していることにより、内輪に対する外輪の回転は比
較的大きな力で抑制されているため、研磨材と被削材の
接触により発生する摩擦力はこの抑制力分だけ打ち消さ
れ、この結果、無負荷時に対する研削時の回転運動の回
転数の低下を少なくすることができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1、図2を参照して以
下説明する。図1は本発明サンダ1の要部断面側面図、
図2はサンダ1に取付けられている弾性部材5の縦断面
図で、弾性部材5は内周部6と外周部7を持つ異形のワ
ッシャのような形状をしており、内周部6と外周部7は
中心線と同一方向に微小なずれbを有している。モータ
軸2の下部には、モータ軸2より偏心量aだけ偏心する
と共にバランサファン部4を有している偏心軸3が装着
され、偏心軸3には弾性部材5の内周部6とベアリング
8の内輪9がプレート10とねじ11により固定されて
いる。
【0010】弾性部材5は外周部7とベアリング8の外
輪12が接触することにより鉛直上向き方向に弾性変形
させられており、前記ずれbはなくなっている。同時に
外輪12は外周部7により鉛直下向き方向に比較的大き
な荷重を受けている。この結果、内輪9に対する外輪1
2の回転はこの荷重によって生じる比較的大きな摩擦力
により抑制されている。外輪12にはパッド13がねじ
14により各々の中心線が一致するように固定されてい
る。またパッド13下面には研磨材16がマジックテー
プ15を介して取り付けられている。
【0011】サンダ1を無負荷状態にて駆動させた場
合、モータ軸2の回転は偏心軸3で偏心回転運動に変換
され、パッド13は偏心軸3の中心の移動に伴いその回
転軌跡に沿って中心位置を移動させる軌道運動を行う。
またパッド13はベアリング8により偏心軸3に対し同
心の回転が可能であるため、軌道運動と同時に偏心軸3
と同心の回転運動を行う。この状態において、パッド1
3の回転運動の回転数はモータ軸2の回転数と同一であ
り、これは弾性部材5がない従来のサンダと同様であ
る。
【0012】次に研削時において、パッド13を被削材
17に押し付けた時には研磨材16と被削材17の接触
により発生する大きな摩擦力によりパッド13の回転は
抑制されるが、弾性部材5によりベアリングの内輪9に
対する外輪12の回転は比較的大きな摩擦力で抑制され
ているため、研磨材16と被削材17の接触により発生
する摩擦力はこの抑制力分だけ打ち消され、この結果、
従来のサンダと比べ無負荷時と研削時でのパッド13の
回転運動に対する回転数の低下は少なくなっている。
【0013】一例として、従来のサンダでは無負荷時に
おけるパッド13の回転運動の回転数はモータ軸2と同
一の12000rpmとなっているのに対し、研削開始
時において研磨材16と被削材17の接触により発生す
る摩擦力により2000〜3000rpmまで一瞬にし
て低下してしまい、この回転数では充分な研磨力が得ら
れないため、研削開始時に被削材17についた深い傷を
その後の研磨により取り除くのは困難である。これに対
し、本発明のサンダの場合7000〜8000rpmま
でにしか回転数が低下しないため、低下後の回転数でも
充分な研磨力が得られ、研削開始時の深い傷をその後の
研磨により簡単に取り除けて良好な仕上面を得ることが
できる。また研削時の回転数低下が小さいため、研削能
率が低下することがなく、研削時間が長くなることはな
くなる。
【0014】上記実施例においては、弾性部材5をベア
リング8の外部において内輪9と外輪12に接触させる
としたが、ベアリング8の内部において内輪9と外輪1
2に接触させるようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無負荷時
に対する研削時のパッドの回転運動の回転数の低下を少
なくすることができるので、研削開始時に被削材につい
た深い傷をその後の研磨により充分に取り除けて良好な
仕上面を得ることができると共に研削能率の低下を防止
でき、研削時間が長くなることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明サンダの一実施例を示す要部断面側面
図。
【図2】 図1の弾性部材の一実施例を示す縦断面図。
【図3】 従来のサンダの一例を示す要部断面側面図。
【符号の説明】
1はサンダ、2はモータ軸、3は偏心軸、4はバランサ
ファン部、5は弾性部材、6は内周部、7は外周部、8
はベアリング、9は内輪、10はプレート、11はね
じ、12は外輪、13はパッド、14はねじ、15はマ
ジックテープ、16は研磨材、17は被削材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転をモータ軸下端に取付けら
    れた偏心軸及び該偏心軸に取付けられたベアリングを介
    してパッドに伝達し、パッドを軌道運動と回転運動との
    ダブルアクションをさせ、パッドに取り付けられた研磨
    材によって研削するようにしたサンダであって、 前記ベアリングの内輪と外輪の間に、内輪に対する外輪
    の回転を比較的大きな摩擦力により抑制できるように両
    輪に接触させた弾性部材を設けたことを特徴とするサン
    ダ。
JP8924795A 1995-04-14 1995-04-14 サンダ Withdrawn JPH08281548A (ja)

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JP8924795A JPH08281548A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 サンダ

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JP8924795A JPH08281548A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 サンダ

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JPH08281548A true JPH08281548A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13965434

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JP8924795A Withdrawn JPH08281548A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 サンダ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223034A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Oy Kwh Mirka Ab 揺動式研削盤
JP2012500123A (ja) * 2008-12-25 2012-01-05 上海卓特工具有限公司 新型電気グラインダ
WO2013046540A1 (en) 2011-09-30 2013-04-04 Hitachi Koki Co., Ltd. Orbital sander
WO2013061540A1 (ja) 2011-10-26 2013-05-02 ケヰテック株式会社 偏心回転軸を有する研磨具

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702