JPH0828144B2 - 避雷碍子 - Google Patents

避雷碍子

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JPH0828144B2
JPH0828144B2 JP62325095A JP32509587A JPH0828144B2 JP H0828144 B2 JPH0828144 B2 JP H0828144B2 JP 62325095 A JP62325095 A JP 62325095A JP 32509587 A JP32509587 A JP 32509587A JP H0828144 B2 JPH0828144 B2 JP H0828144B2
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insulating
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heat
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哲也 中山
俊幸 高木
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は送電線あるいは配電線路に雷サージ電流が流
れた場合にそれを速やかに大地へ放電するとともに、そ
の後生じる商用周波の続流電流を抑制遮断することがで
きる避雷碍子に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点) 従来の避雷碍子として本願出願人は第8図に示す避雷
碍子を提案した。この避雷碍子は筒状をなす体圧絶縁筒
37の両端開口部に対し、キャップ金具38,39を嵌装固定
し、該耐圧絶縁筒37内には限流素子32を収容して、前記
キャップ金具38,39に電気的に接続するとともに、該耐
圧絶縁筒37には限流素子32両端部に対応するように少な
くとも一以上の放圧孔37aを透設し、前記キャップ金具3
8,39にはアーク招弧部材40を該放圧孔37a外側にそれぞ
れ対応するように設け、さらに、前記耐圧絶縁筒37の外
周にはゴムをモールドして絶縁外套体41を形成してい
る。
ところが、この避雷碍子は耐圧絶縁筒37の外周面に絶
縁外套体41を設けるため、高温、高圧条件下でモールド
作業を行なう必要があった。このため、作業が煩雑で、
高エネルギーを必要とし、生産性及びコスト面で問題が
あった。
又、前記モールド方法に代えて予め絶縁外套体(図示
略)を一体成形しておき、これを組み立て行程において
耐圧絶縁筒37の外周に圧入嵌合する方法もあるが、ゴム
製の絶縁外套体の肉厚は、気密性あるいは水蜜性の上か
ら通常5〜15mm程度必要であり、かつ、耐候性を備えた
ゴムは弾性が低いので、前述の嵌合作業が困難であると
ともに、生産性が低下するという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の技術に存する問題点を解
消して、絶縁外套体を容易に、かつ、低コストで迅速に
製造することができ、気密性を確保して絶縁耐力を向上
することができる避雷碍子を提供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解消するため、放圧手段を有す
る耐圧絶縁筒又は耐張棒等の絶縁支持枠体の両端部に接
地側及び課電側の電極金具を連結固定し、該連結支持枠
体の内側には電圧−電流特性が非直線性の限流素子を収
容し、前記電極金具と限流素子の上下両端部を電気的に
接続し、前記絶縁支持枠体の外周及び前記両電極金具の
突条部を有する外周には多数の絶縁ひだを有する熱収縮
チューブよりなる絶縁外套体を加熱収縮して嵌装固定す
るという手段を採っている。
(作用) 本発明は絶縁支持枠体の外周に絶縁ひだを有する熱収
縮チューブを嵌合して、加熱収縮することにより絶縁外
套体を形成したので、絶縁支持枠体への絶縁外套体の嵌
合が容易になるとともに、熱収縮チューブを加熱するの
みの熱エネルギーで済むため、使用エネルギーが低減さ
れる。
本発明では、電極金具の外周面に突条部が形成され、
該突条部を覆うように絶縁外套体の両端部が加熱収縮し
て圧接合されているので、電極金具の外周面と絶縁外套
体の内周面との間に気密性が確保され、内部に収容した
限流素子の湿気による劣化が防止され、絶縁耐力が向上
する。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1図〜第5図
に基づいて説明する。
耐候性に優れた例えば耐強化樹脂(例えばFRP)より
なる円筒状をなす絶縁支持枠体としての耐圧絶縁筒1の
上端外周部には接着剤2により接地側の電極金具3が嵌
合固定され、該電極金具3の外周面には図示しない鉄塔
の支持アームに取着した取付アダプタに取付けられるフ
ランジ部3aが一体に形成されている。又、前記耐圧絶縁
筒1の下端外周面には接着剤2により有底円筒状の課電
側の電極金具4が気密的に嵌合固定され、該電極金具4
の下面には図示しないが、送電線側に取着した課電側の
アークホーンと所定の気中放電間隙をもって対向るす接
地側のアークホーンを取付けるためのブラケット4aが一
体に形成されている。
前記課電側の電極金具4の内底面には嵌合筒部4bが形
成され、これには課電側の導電金具5の下端部が嵌合固
定されている。該導体金具5の上面には、電圧−電流特
性が非直線性を有する酸化亜鉛を主材とする限流素子6
が直列に積層載置され、この限流素子6の上端面には有
底円筒状をなすバネ受を兼用する接地側の導体金具7が
支持されている。
一方、前記接地側の電極金具3の内周面に形成したネ
ジ部3bには締付リング8が螺合され、該リング8内に嵌
合した中間導体9と前記導体金具7との間には、通電用
のシャント10を有するコイル状のバネ11が介在されてい
る。このバネ11により前記限流素子6が課電側の導体金
具5と接地側の導体金具7との間に押圧固定される。
又、前記耐圧絶縁筒1の適当箇所には円形状又は長孔
状の放圧孔1aが第2図に示すように複数箇所に透設され
ている。この放圧孔1aには第1,3図に示すようにゴム等
よりなる放圧栓12が嵌合され、接着剤2により気密的に
接着されている。さらに、前記耐圧絶縁筒1の外周面に
は熱収縮チューブよりなる多数の絶縁ヒダ13aを有する
絶縁外套体13が加熱収縮して気密的に締付嵌合されてい
る。この絶縁外套体13は前記電極金具3,4の外周面まで
延在され、電極金具3,4との気密性を向上するようにな
っている。
又、この実施例では電極金具3,4の外周面に突条部3c,
4dが形成され、該突条部3c,4dを覆うように絶縁外套体1
3の両端部が加熱収縮して圧接合されている。そして、
電極金具3,4の外周面と絶縁外套体13の内周面との間の
気密性をさらに確保して、内部に収容した限流素子の湿
気による劣化を防止し、絶縁耐力を向上するようにして
いる。
前記外套体13の円筒部分の肉厚は通常、5〜15mmに設
定される。又、熱収縮チューブの加熱温度は通常90〜12
0℃程度に設定される。
熱収縮チューブの内面には接着剤14が塗布され、弾性
厚着力と協同して熱収縮チューブと耐圧絶縁筒の両者を
気密的に接着している。一方、前記接地側の電極金具3
の開口部には絶縁密閉体15が嵌合され、接着剤2により
接着されている。
前記電極金具4にはガス封入孔4cが形成され、この封
入孔4cから前記耐圧絶縁筒1と限流素子6との間に形成
された密閉空間Rに対し、窒素ガスあるいは六フッ化硫
黄(SF6)等の絶縁性に優れたガスが封入され、封入後
は密栓16により封止される。
第1図〜第3図に示すように、耐圧絶縁筒1の内周面
には、前記放圧孔1aを通るように、かつ耐圧絶縁筒1の
長手方向にガスの通過を促進するための溝1bが形成され
ている。なお、このガスの封入圧力は常圧のため、絶縁
外套体12,絶縁密閉体13への影響は殆どない。
次に、前記のように構成した避雷碍子について、その
作用を説明する。
今、避雷碍子を鉄塔に装着した状態において、送電線
に雷サージ電流が流れると、その電流は送電線側のアー
クホーン(図示略)から避雷碍子下端のアークホーン
(図示略)にフラッシオーバされ、課電側の電極金具
4、導電金具5、限流素子6、導体金具7、シャント1
0、中間導体9及び締付リング8を経て、接地側の電極
金具3に流れ、さらに、図示しない取付アダプタを介し
て鉄塔へ流れ、大地に放電される。
又、その後生じる続流は前記両アークホーンと限流素
子6とにより抑制遮断される。
さて、本発明実施例では耐圧絶縁筒1の外周面及び電
極金具3,4の外周面に対し、接着剤14を介して熱収縮チ
ューブよりなる絶縁外套体13を加熱して収縮固定したの
で、耐圧絶縁筒1への絶縁外套体13の嵌合を容易に行う
ことができ、避雷碍子の生産性を向上することができ
る。又、消費エネルギーも熱収縮チューブを加熱するの
みで済むため、製品のコストダウンを計ることができ
る。
なお、本発明実施例では前記耐圧絶縁筒1と限流素子
6との密閉空間R内に絶縁性ガスを密封したが、万一、
想定を越える大規模の雷サージ電流が限流素子6に印加
されて、該限流素子6が導通状態となり、高温・高圧の
アークが発生したような場合でも、そのアークは、空間
R内の絶縁性ガスを押し退けて放圧孔1aへと速やかに伝
播され、この結果、高圧のアークが迅速に放圧孔1a内の
放圧栓12及び絶縁外套体1の一部を溶融して外部へ放出
されるので、避電碍子の全体が破壊することはない。
又、前記実施例では耐圧絶縁筒1の内周面に溝1bを設
けたが、この場合には発弧点から圧力が溝1bを通って放
圧孔1aへ一層迅速に移動されるため、放圧特性がさらに
向上するものとなる。
又、本発明は次のようにして具体化することも可能で
ある。
(1)第6図に示すように、絶縁外套体13を複数に分割
して直列に接合する際、接合部を互いに重ね合わせるこ
と。
(2)前記実施例では密閉空間に絶縁性ガスを封入した
が、これに代えて例えばシリコーンゴム等の絶縁材を充
填すること。
(3)前記耐圧絶縁筒1に対し放圧用のスリットを長手
方向に、かつ半径方向に貫通しないで、又は貫通して形
成すること。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は絶縁外套体の形成を
簡単、かつ迅速に行うこたとができるとともに、消費エ
ネルギーを減少して製品のコストダウンを計ることがで
き、気密性を確保して絶縁耐力を向上することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の避雷碍子の一実施例を示す半縦断面
図、第2図は耐圧絶縁筒の部分斜視図、第3図は第1図
のA−A線断面図、第4図は第1図のB−B線断面図、
第5図は第1図のC−C線断面図、第6図は本発明の別
例を示す部分縦断面図、第7図は従来例を示す縦断面図
である。 1……絶縁支持枠体としての耐圧絶縁筒、1a……放圧
孔、1b……溝、3……接地側の電極金具、3c,4d……突
条部、4……課電側の電極金具、5……導電金具、6…
…限流素子、7……導体金具、8……締付リング、9…
…中間導体、10……シャント、11……バネ、12……放圧
栓、13……絶縁外套体、13a……絶縁ひだ、14……接着
剤、15……絶縁密閉体、17……絶縁支持枠体としての耐
張絶縁ロッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放圧手段を有する耐圧絶縁筒又は耐張棒等
    の絶縁支持枠体の両端部に接地側及び課電側の電極金具
    を連結固定し、該連結支持枠体の内側には電圧−電流特
    性が非直線性の限流素子を収容し、前記電極金具と限流
    素子の上下両端部を電気的に接続し、前記絶縁支持枠体
    の外周及び前記両電極金具の突条部を有する外周には多
    数の絶縁ひだを有する熱収縮チューブよりなる絶縁外套
    体を加熱収縮して嵌装固定したことを特徴とする避雷碍
    子。
JP62325095A 1987-12-21 1987-12-21 避雷碍子 Expired - Lifetime JPH0828144B2 (ja)

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JP2566093B2 (ja) * 1992-03-26 1996-12-25 日本碍子株式会社 避雷碍子及びその充填材の圧入装置
CN103489546B (zh) * 2013-09-23 2017-02-22 许继集团有限公司 光纤绝缘子用绝缘管及其制造方法和光纤绝缘子

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