JPH08281133A - 脱水ケーキ粉砕装置 - Google Patents

脱水ケーキ粉砕装置

Info

Publication number
JPH08281133A
JPH08281133A JP8697695A JP8697695A JPH08281133A JP H08281133 A JPH08281133 A JP H08281133A JP 8697695 A JP8697695 A JP 8697695A JP 8697695 A JP8697695 A JP 8697695A JP H08281133 A JPH08281133 A JP H08281133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dehydrated cake
rotors
screen
crushing
crushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8697695A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Uchiyama
茂幸 内山
Shunji Uryu
俊次 瓜生
Masao Shimoda
雅夫 下田
Daisaku Jiyoube
大策 条辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP8697695A priority Critical patent/JPH08281133A/ja
Publication of JPH08281133A publication Critical patent/JPH08281133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄鋼、建設、上水道、下水道、砕石業及びそ
の他の各種工業分野で発生する各種スラリーの固液分離
に使用されるフィルタープレスの操業により発生する脱
水ケーキの粉砕装置で、安定した操業が可能で効率の良
い粉砕が行えることを目的とする。 【構成】 上部に被処理物の装入口、下部に排出口を有
するケーシングの内部に、複数枚のプレートを備えた一
対のロータを、相対する方向で、且つ回転数可変になる
如く配設するとともに、前記ロータの下部面に沿って、
一定の間隔をおいて交換可能にスクリーンを配設してな
る脱水ケーキの粉砕装置。 【効果】 本発明の脱水ケーキ粉砕装置を使用すること
により用途に合った粒度分布をもつ脱水ケーキの粉砕物
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄鋼、建設、上
水道、下水道、砕石業及びその他の各種工業分野で発生
する各種スラリーの固液分離に使用されるフィルタープ
レスの操業により発生する脱水ケーキの粉砕装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】スラリーを脱水ケーキと液体に分離する
ために用いられるフィルタープレスから発生する脱水ケ
ーキを有効利用しようとする場合、用途に合った粒度分
布、用途に合った粒子強度レベルに粉砕することが有利
である。但し、脱水ケーキを連続的にかつ安定して、粉
砕することは一般に困難なことが多く、従来から様々な
脱水ケーキ粉砕装置が考案されている。
【0003】即ち従来技術としては、例えば、下記の構
造の装置が提案または実用化されている。 (1)表面に鬼歯をもつ2本のロールのかみ合いを利用
し、脱水ケーキを粉砕させる構造の一般にロールクラッ
シャーと呼称される脱水ケーキ粉砕装置。 (2)高速回転する突起の付いた回転盤とそれに対向す
る位置に突起の取付けられた固定盤の間で高速衝撃を行
い、脱水ケーキを粉砕させる構造の一般に自由ミルと呼
称される脱水ケーキ粉砕装置。 (3)1軸回転軸に取付けたプレート付ロータの高速回
転により脱水ケーキを衝撃・せん断粉砕を行う構造の一
般にチップクラッシャーと呼称される脱水ケーキ粉砕装
置。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術の脱水
ケーキ粉砕装置を使用する場合、従来技術(1)に示す
装置では、一対の鬼歯ロールを回転させて砕くメカニズ
ムを採用しているため、粉砕のレベルが10mm〜50mm
程度の大きさの粉砕であり、粉砕粒度が粗くなる。しか
も、脱水ケーキを押しつけて粉砕する原理のため、脱水
ケーキ中の水分が増加すると、鬼歯ロールに脱水ケーキ
が粘着し連続運転が困難になる欠点がある。また、従来
技術(2)に示す装置は、水分率の低い固定物の粉砕用
途が主であり、脱水ケーキを投入した場合、所謂チキソ
トロピー(混練により固形物の粘性が上がる現象)によ
り、内部に脱水ケーキが粘着し連続運転が困難になる欠
点がある。さらに、従来技術(3)に示す装置では、脱
水ケーキを粉砕する際にロータが一方の壁面に処理物を
たたきつけるため、この部分に粘着性の処理物の強固な
固結物を生成させ、この固結物が材料の投入を妨げるた
め、脱水ケーキの連続運転粉砕処理が困難になる欠点が
ある。
【0005】これらの要因により従来技術の粉砕装置で
は、操業時に人手による介入を必要としたり、連続的に
脱水ケーキを粉砕させることができず、操業が不安定ま
たは不可能になる場合がしばしば発生している。
【0006】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解決し、用途に合った粒度分布を達成でき、かつ、
安定した操業で効率的に脱水ケーキの粉砕が行える装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る脱水ケーキ
の粉砕装置は、上部に被処理物の装入口、下部に排出口
を有するケーシングの内部に、複数枚のプレートを備え
た一対のロータを、相対する方向で、且つ回転数可変に
なる如く配設するとともに、前記ロータの下部面に沿っ
て、一定の間隔をおいて交換可能にスクリーンを配設し
てなることを特徴とする。
【0008】
【作用】ロータ上のプレート群が脱水ケーキを高速かつ
連続的に叩くことにより、脱水ケーキに衝撃力及び切断
力を加え脱水ケーキの急速な粉砕を行なう。このロータ
を互いに反対方向に回転させることにより、脱水ケーキ
を強制的に下側に引込むとともに片側のロータで飛ばさ
れた脱水ケーキをもう一方のロータにたたきつける構成
となるため粉砕効果が極めて高い装置となる。また、一
対のロータを使用することにより脱水ケーキの引込性能
が、従来の技術(3)に示すものに比べ格段に向上す
る。
【0009】回転するロータの下側にエキスパンドメタ
ル、パンチングメタル等のスクリーンを装着し、このス
クリーンの穴径及び開口面積を変化させることにより、
用途に合った粒径20mmから粒径1mm以下の所定の範囲
の粒度分布をもつ粉砕物を得ることができる。また、一
対のロータの回転数を500rpm 〜1800rpm の範囲
で調整することによっても、脱水ケーキの粉砕物の処理
量及び粒径を調整することができる。
【0010】
【実施例】本発明の詳細について以下に図面に基づいて
説明する。図1〜図4は、本発明の実施例を示すもの
で、粉砕装置の外形は、図1に示すように、装入口15
有する上部ホッパー1、これに続く上ケーシング2、下
ケーシング3、排出口16を有する下部ホッパー4、及
びこれらケーシング及びホッパー類を保持する架台5か
ら構成されている。
【0011】粉砕機構は、図2〜図4に示す如く、上下
ケーシング2,3内において、複数枚のプレート9を備
えた一対のロータ7を、相対する方向で、且つ回転数可
変になる如く配設するとともに、前記ロータ7の下部面
に沿って、一定の間隔をおいて交換可能にスクリーン8
を配設してなる。該ロータ7の軸は、カップリング11
及びベアリングブロック12を介して電動機10にて駆
動される。また、スクリーン8は取外し可能な機構とな
っており、篩目の大きさ、開口率を変化させることによ
り、用途に合った粒度分布をもつ粉砕物を得ることがで
きる。
【0012】一対のロータ7に設けたプレート9は、中
心軸にキー止めした複数枚のプレートを90°位相を変
化させて交互に設置することで、粉砕に効果的な配置を
取ることができる。また、一対のロータ7は回転しても
各々が接触しない隙間をもち、互いに反対方向に高速で
回転を行う。この一対のロータ間に脱水ケーキを落下さ
せロータで連続的に脱水ケーキを叩き、この時の衝撃に
よりプレートによる切断作用、粉砕作用を得ることがで
きる。また、互いに反対方向に回転する2本のロータ対
により、脱水ケーキを巻込み粉砕する構造であるため、
1軸のみを使用した設備と異なり、壁面に固結物の生成
が生じにくいため、脱水ケーキが入口に詰まることなし
に、固液分離された脱水ケーキを連続して効率的且つ安
定的に粉砕することができる。従って、本発明の脱水ケ
ーキ粉砕装置は従来のものと比較して信頼性の高い粉砕
機能を得ることができる。
【0013】実際の操業に際しては、脱水ケーキ13を
図2に示す上部ホッパー1の装入口15から投入する。
脱水ケーキ13は粉砕室6へ落下し、高速で反転する2
本のロータ7のプレート9に衝突することにより粉砕さ
れ、粉砕後はスクリーン8を通過して下部ホッパー4の
排出口16から粉砕後の脱水ケーキ14として排出され
る。
【0014】
【発明の効果】本発明の脱水ケーキ粉砕装置は、以上説
明したように一対のロータを高速に互いに反対方向に回
転させる構造により脱水ケーキを連続的に安定して粉砕
し、ロータ下側に設置したスクリーンを通過させ、用途
に合った粒度分布をもつ粉砕物を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱水ケーキ粉砕装置外形図。
【図2】脱水ケーキ粉砕装置の粉砕機構の説明図。
【図3】脱水ケーキ粉砕装置の側面図。
【図4】脱水ケーキ粉砕装置を上面から見た平面図。
【符号の説明】
1 上部ホッパー 2 上ケーシング 3 下ケーシング 4 下部ホッパー 5 架台 6 粉砕室 7 ロータ 8 スクリーン 9 プレート 10 電動機 11 カップリング 12 ベアリングブロック 13 脱水ケーキ 14 粉砕後の脱水ケーキ 15 装入口 16 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 条辺 大策 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社機械・プラント事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に被処理物の装入口、下部に排出口
    を有するケーシングの内部に、複数枚のプレートを備え
    た一対のロータを、相対する方向で、且つ回転数可変に
    なる如く配設するとともに、前記ロータの下部面に沿っ
    て、一定の間隔をおいて交換可能にスクリーンを配設し
    てなることを特徴とする脱水ケーキの粉砕装置。
JP8697695A 1995-04-12 1995-04-12 脱水ケーキ粉砕装置 Pending JPH08281133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8697695A JPH08281133A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 脱水ケーキ粉砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8697695A JPH08281133A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 脱水ケーキ粉砕装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08281133A true JPH08281133A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13901909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8697695A Pending JPH08281133A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 脱水ケーキ粉砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08281133A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107790227A (zh) * 2017-11-03 2018-03-13 佘峰 一种矿业破碎机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107790227A (zh) * 2017-11-03 2018-03-13 佘峰 一种矿业破碎机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4904212B2 (ja) コンクリート廃材再生装置および再生方法
CN205495769U (zh) 一种延时进料磨矿制样设备
JPH04338244A (ja) 竪型ローラミルによる粉砕装置および粉砕方法
CN208302924U (zh) 一种可实现低温破壁的超微粉体破碎设备
CN208960107U (zh) 一种可调节的药品中间体粉碎机
US5354002A (en) Double separator for sorting particulate material
CN115739627B (zh) 一种矿渣微粉筛分装置及其筛分工艺
JPH08281133A (ja) 脱水ケーキ粉砕装置
EP0350616A2 (de) Sichter zum Sichten von körnigem, gegebenenfalls agglomeriertem Gut
CN107890934A (zh) 一种多级粉碎物料的方法
EP0925114B1 (en) Energy efficient centrifugal grinder
RU117319U1 (ru) Центробежно-конусная дробилка
CN2290402Y (zh) 立式高速离心超细粉碎机
US3428259A (en) Process for pulverizing material
CN2663004Y (zh) 一种多级粉碎机
JPH067694A (ja) 脆性材料の固体粒子を微粉砕するための方法及び装置
JP3125250B2 (ja) 湿式ボールミルを用いた砕砂製造方法及びその製造方法を行うための湿式ボールミル
JP2000237626A (ja) 粉砕分級装置
KR101003034B1 (ko) 분쇄기
CN217069178U (zh) 一种三七粉的高效粉磨装置
JP3174562B1 (ja) 微粉砕機
JP3138115B2 (ja) 湿式粉砕方法
CN214290676U (zh) 一种型砂破碎机
CN218945244U (zh) 一种可降低微粉含量的粉碎机
CN219849880U (zh) 一种用于生产苯磺酸氨氯地平的粉碎机

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010227