JPH08281009A - 脱気装置 - Google Patents

脱気装置

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JPH08281009A
JPH08281009A JP8720095A JP8720095A JPH08281009A JP H08281009 A JPH08281009 A JP H08281009A JP 8720095 A JP8720095 A JP 8720095A JP 8720095 A JP8720095 A JP 8720095A JP H08281009 A JPH08281009 A JP H08281009A
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pump
deaeration
degassing
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Norifumi Iseya
憲文 伊勢谷
Katsunori Matsuzaki
勝則 松崎
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Asahi Giken Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】貯水槽に脱気タンクを配管により接続する必要
がない小型軽量で低コストであって、しかもポンプが間
欠運転を開始してから所定時間経過時に、このポンプを
強制的に停止させて節電を図ることができる脱気装置を
提供することにある。 【構成】高置水槽等の貯水槽2内の貯水中に出入自在に
投入される脱気タンク3と、この脱気タンク3に設置さ
れて、上記貯水を脱気タンク3内にシャワーリングして
給水するシャワーリングノズル7と、脱気タンク3に固
定されて、この脱気タンク3内の水を、脱気タンク3内
への単位時間当りの給水流量よりも多い吸込流量で間欠
的に吸引して上記貯水槽内へ吐出させるポンプ14と、
脱気タンク3内の酸素等の気体を外気へ排気する排気装
置10とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水中の溶存酸素を機
械的に脱気する脱気装置に係り、特に、貯水槽内に出入
自在に投入される小型の投げ込み型脱気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のビルや集合住宅等の給水配管に発
生する錆は給水中の溶存酸素が最も大きく影響してい
る。したがって、この給水中の溶存酸素を脱気すること
により給水配管の錆の発生を抑制することができる上
に、この脱気水を給水配管内に通水させることにより、
既存の錆を還元して非常に安定した還元被膜を形成し、
給水配管の内面を保護することができる。
【0003】このような従来の機械式脱気装置の一例と
しては、実公平4−15282号公報に記載された脱気
装置が知られている。
【0004】これは、高置水槽等の貯水槽に、配管を介
して脱気タンクを接続するものであり、高置水槽の貯水
を一旦脱気タンクへ給水し、循環ポンプを間欠的に運転
して脱気タンク内を間欠的に減圧させることにより、高
置水槽内の貯水を脱気するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の脱気装置では、高置水槽等の貯水槽に脱気タ
ンクを第1、第2パイプにより接続しなければならない
という課題がある。
【0006】特に既設の高置水槽等の貯水槽に、この脱
気装置を第1、第2パイプにより接続する場合、高置水
槽の設置スペースが狭いときには、障害物を迂回する等
のたするために配管を引廻す等、配管引廻しが必要にな
る。また、高置水槽にアクセスするための入口ハッチ等
が小さいときや配管工事スペースが狭いときには、その
ハッチ内への脱気タンクの搬入が容易ではないうえに、
かかる配管工事が容易ではないために、配管工事期間が
長くかかり、コストアップを招くという課題がある。
【0007】また、脱気がある程度進行すると、循環ポ
ンプの吸込流量が激減する一方、循環ポンプが空転しな
がら運転を長時間続行し、電力を浪費するという新たな
課題が見出された。
【0008】つまり、脱気タンク内の貯水の脱気が進行
して行くと、脱気タンク内の真空度が次第に高くなって
行く上に、脱気タンク内の貯水中にまだ残存する溶存酸
素の膨張が次第に増大して、水面が波打つために、水位
がなかなか循環ポンプの運転を停止させる低水位まで次
第に低下し難くなって行き、しかも、真空と引き合うた
めに、循環ポンプは所定の運転時間を経過しても、引き
続き運転を続行して空転し、電力を浪費するという新た
な知見を得た。
【0009】そこで本発明はこのような事情を考慮して
なされたみもので、その目的は、貯水槽に脱気タンクを
配管により接続する必要がない小型軽量で低コストの脱
気装置を提供することにある。また、他の目的は、ポン
プが間欠運転を開始してから所定時間経過時に、このポ
ンプを強制的に停止させて節電を図ることができるとい
う脱気装置を提供することにある。
【0010】さらにまた、脱気タンクへの給水は所定時
間で満水になるので、この所定時間を超えても満水を検
出しない場合には装置異常の警報を出力することができ
る脱気装置を提供することを目的とする。
【0011】さらに、循環ポンプの間欠運転により脱気
処理を十分に行なった後でも、高置水槽等の貯水槽が大
気に開放している場合には、例えば夜間等で貯水槽から
給水が消費されないために、溶存酸素の多い原水が貯水
槽に給水されない場合でも、貯水槽の貯水中の溶存酸素
量が時間の経過に伴って次第に増大して行く。
【0012】したがって、所要時間、例えば5〜6時間
経過毎に循環ポンプを強制的に再起動させて脱気処理を
再開することができる脱気装置を提供することを目的と
する。
【0013】一方、貯水槽へ水道水等の原水が給水され
ると、この原水は溶存酸素量が多いので、貯水槽内の貯
水の溶存酸素量が増加する。そこで、貯水槽へ原水が給
水されたときに、停止中の循環ポンプを強制的に運転さ
せて脱気運転を再開することができる脱気装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、脱気タンク自
体を、高置水槽等の貯水槽内に投入し得るように投げ込
み型に構成すると共に、貯水槽内の溶存酸素量に応じて
脱気処理を適宜行なう制御手段を設けたものであり、次
のように構成される。
【0015】請求項1に記載の発明は、貯水槽内の貯水
中に出入自在に投入される脱気タンクと、この脱気タン
クに装着されて、上記貯水を脱気タンク内に給水する給
水ノズルと、上記脱気タンクに固定されて、この脱気タ
ンク内の水を、脱気タンク内への単位時間当りの給水流
量よりも多い吸込流量で間欠的に吸引して上記貯水槽内
へ吐出させるポンプと、上記脱気タンク内の気体を外気
へ排気する排気装置と、を具備している。
【0016】ここで脱気タンクとは貯水槽内に投入され
る水密容器であり、貯水槽に配管を介して接続する必要
がない。
【0017】給水ノズルは、その吸込口が貯水槽内の貯
水中に開口して、その水圧で貯水槽内の貯水を脱気タン
ク内へシャワーリング等により給水するノズルである。
【0018】ポンプはその吸込口を脱気タンク内に開口
させる一方、吐出口を貯水槽内に開口させている。
【0019】排気装置は脱気タンク内の貯水をポンプに
より吸引したときにのみ給水路を閉じて、脱気タンク内
の減圧を可能にする一方、脱気タンク内の気体を外部へ
一方的に排気する逆止弁と、その排気を外気へ放出する
排気管とを有する。
【0020】請求項2の発明は、請求項1の発明の脱気
装置であって、給水ノズルが貯水槽内の貯水を脱気タン
ク内へシャワーリングするシャワーノズルであり、排気
装置が脱気タンク内の気体を外部へ一方的に排気する逆
止弁を具備している。
【0021】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の脱気装置であって、ポンプの間欠運転開始から第1
の所定時間経過時に、このポンプの運転を強制的に停止
させるポンプ停止手段を具備している。
【0022】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの発明の脱気装置であって、ポンプの間欠運転中の停
止時間が脱気タンクへ給水する所定時間よりも長い第2
の所定時間を経過したときに、警報を出力する警報手段
を具備している。
【0023】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの発明の脱気装置であって、ポンプの運転停止時間が
第1の所定時間よりも長い第3の所定時間を経過した時
に、このポンプを強制的に起動させる再起動手段を具備
している。
【0024】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かの発明の脱気装置であって、ポンプの運転停止中、貯
水槽への原水の給水が開始されたときに、このポンプを
強制的に起動させる原水給水時再起動手段を具備してい
る。
【0025】
【作用】請求項1,2の発明の脱気装置においては、脱
気タンクを貯水槽内へ投入するように投げ込み型に構成
しているので、この脱気タンクを貯水槽に配管で接続す
る必要がない。このために、従来の配管工事を省略して
コストを低減することができるうえに、装置全体の小型
軽量化を図ることができる。
【0026】そして、貯水槽からの給水により脱気タン
ク内の貯水が満水位に達すると、脱気タンクの排気装置
の逆止弁が閉じた状態でポンプが起動し、貯水槽から脱
気タンク内へ給水ノズルにより給水される単位時間当り
の給水流量よりも多い吸込流量で、脱気タンク内の貯水
を吸引し、貯水槽へ吐出して戻す。
【0027】すると、脱気タンク内の水位が次第に低下
して行き、脱気タンク内が減圧されるので、脱気タンク
内の貯水中の溶存酸素等の気体が貯水から分離して水面
上方へ放出される。この後、ポンプの運転が停止して、
脱気タンク内の貯水の貯水槽への排水が停止する一方、
脱気タンクへの給水は引き続き続行するので、脱気タン
ク内の水面が次第に上昇して、放出された酸素等の気体
を押し上げて行く。これにより、脱気タンク内の圧力が
貯水の水圧よりも高くなったときに、排気装置の逆止弁
が開放するので、満水時に排気管から酸素等の気体を外
気へ押し出し脱気する。次に、再びポンプが起動して脱
気タンク内の水が貯水槽へ再び吐出され、排気装置が閉
じた状態で脱気タンク内の水面が吸引されて次第に下降
して行く。これにより、脱気タンク内が減圧されて水中
の溶存酸素等の気体が貯水から分離して水面上方へ放出
される。以下、この繰返しにより脱気タンク内の貯水が
間欠的に脱気される。また、給水ノズルは貯水槽の貯水
中に単に冠水されることにより脱気タンク内に給水する
ので、その動力費を節約することができる。
【0028】請求項3の発明においては、このような請
求項1,2の発明によるポンプの間欠運転の繰返しによ
り、脱気がある程度進行すると、脱気タンク内の貯水中
の溶存酸素が膨張して貯水面が波打って、その水位がポ
ンプ停止水位以下まで低下し難くなると共に、脱気タン
ク内の真空度の高進により、この真空とポンプが引き合
ってポンプの吸込流量が減少する。しかし、ポンプは停
止せずに引き続き運転を続行して空転する。
【0029】このような状態が長く続くと、ポンプの電
力消費が増大して行くので、ポンプの間欠運転の開始か
ら第1の所定時間経過後、ポンプはポンプ停止手段によ
り強制的に停止される。その結果、ポンプの電力浪費を
防止することができる。これまでに、脱気は十分に行な
われているので、ポンプの運転が停止しても問題はな
い。
【0030】請求項4の発明においては、ポンプが運転
と停止とを繰り返す間欠運転により脱気タンク内の貯水
を脱気し、その停止時には脱気タンクから貯水槽への給
水の戻しが停止する一方、貯水槽から脱気タンクへは常
時給水されているので、やがて脱気タンクは満水にな
る。つまり、ポンプの停止時間は脱気タンクを満水にさ
せるための時間であるので、このポンプ運転停止時間が
所定時間を超えたときには脱気タンク内の水が溢水する
可能性が発生する。そこで、このポンプの停止時間に若
干の余裕時間を加算した第2の所定時間を超えたとき
に、警報手段より装置異常等の警報を出力し、その異常
を知らしめる。
【0031】請求項5の発明においては、高置水槽等の
貯水槽が大気開放である場合には、夜間等によりこの貯
水槽から各戸への給水の消費がなく、溶存酸素量の多い
原水の補給がない場合でも、例えば4〜5時間すると、
貯水中の溶存酸素量が増大して行く。
【0032】したがって、ポンプが第3の所定時間、例
えば4〜5時間、停止を継続した場合には再起動手段に
よりポンプを強制的に再起動させて脱気処理を開始す
る。このために、貯水中の溶存酸素量の増大を常に防止
することができる。
【0033】請求項6の発明においては、ポンプの運転
停止中、貯水槽への原水の給水が開始されると、その原
水は溶存酸素量が多く含まれているので、原水給水時再
起動手段によりポンプが強制的に起動され、脱気処理が
再開される。これにより、常に貯水槽の貯水の溶存酸素
を低減することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6に基づい
て説明する。なお、図1〜図6中、同一または相当部分
には同一符号を付している。
【0035】図1は本発明の一実施例の要部縦断面図、
図2はその平面図であり、これらの図において、脱気装
置1は、例えば高置水槽や高架水槽等の貯水槽2の貯水
中に、脱気タンク3のほぼ全体を投入して水没させ、貯
水槽2の内底面2a上に起立させている。
【0036】貯水槽2は一般のビルや集合住宅等の屋上
や所要階上に設置されて、図示しない揚水ポンプから水
道水等の原水を受水して貯水する一方、その貯水をビル
や集合住宅等の各戸に給水する複数の図示しない給水配
管を配管している。
【0037】脱気タンク3は空洞の水密容器よりなり、
その頂部外周部から軸方向にほぼ並行に垂下する細管4
を内蔵している。この細管4には例えばステンレス棒等
よりなる電極棒である低水位センサ5を、その上端より
挿脱自在かつ水密に内蔵し、図中一点鎖線で示す低水位
LLを検出するようになっている。
【0038】低水位センサ5は、脱気タンク3の据付現
場にて、適宜長さに切断することにより、脱気タンク3
の容量等に応じた適切な低水位に適宜設定することがで
きる。また、脱気タンク3内の貯水の満水位を検出する
図示しない満水センサを有する。
【0039】脱気タンク3はその頂部中心部に、小円筒
状の給水口部6を突設し、この給水口部6の底面に複数
のシャワーノズル7を設けている。図3に示すようにこ
れらの各ノズル7はその吸水孔を外部に開口させる一
方、その吸水孔に連通するシャワー孔を脱気タンク3内
に開口させており、貯水槽2内の貯水の水圧により、こ
の貯水を各ノズル7のシャワー孔から脱気タンク3内へ
シャワーリングして給水するようになっている。
【0040】脱気タンク3は、その頂部中心部に、脱気
タンク3内に連通する短かい排気管8を突設している。
この排気管8の外周には、排気ホース9を外嵌接続し、
その排気ホース9の先端を貯水槽2外に延出させて外気
に開放させている。一方、排気管8内には脱気タンク3
内の圧力が外部圧力、つまり貯水槽2内の貯水圧よりも
高いときのみ開いて、脱気タンク3内の酸素等の気体を
排気する逆止弁よりなる排気弁10を内蔵している。
【0041】排気弁10は例えば図4、図5に示すよう
に、排気管8内の弁ポート11の弁座上に、ダイバーピ
ストン弁12を軸方向に移動自在に着座させ、ダイバー
ピストン弁12の図中上方に有底円筒状のストッパー管
13を内蔵固着している。
【0042】タイバーピストン弁12は図6(A)に示
すように例えばプラスチック製で逆円錐台状の弁本体1
2aの図中上部に例えば平面が円形で上端開口の凹部1
2bを形成している。また図6(A),(B)に示すよ
うに弁本体12aの外周側面には断面形状が例えば円弧
状の複数の水路溝12cを軸方向に形成すると共に、こ
れを周方向にほぼ等ピッチで配設している。
【0043】そして、ストッパー管13はその胴部側周
面に、排気管8の外周面に穿設した複数の水出入孔8a
に連通する複数の胴部通水孔13aを穿設すると共に、
底面に複数の底部通水孔13bを穿設しており、ダイバ
ーピストン弁12の上部室内の水を排気管8内外に出入
させるようになっている。したがって、ダイバーピスト
ン弁12は常時水中に浮いて弁ポート11を常時開弁し
ている。
【0044】一方、図1〜図3に示すように脱気タンク
3の下部には円柱状のポンプ14を直径方向に気密に貫
通させた状態で取付けている。
【0045】ポンプ14は図1に示すように複数の吸込
孔15を脱気タンク3内で開口させる一方、吐出口16
を脱気タンク3の外部に突出する突出外端部に開口させ
ており、脱気タンク3内の貯水を貯水槽2内へ吐出させ
るようになっている。
【0046】ポンプ14はケーブル17に電気的に接続
され、このケーブル17の先端は貯水槽2外に延出して
制御装置18に電気的に接続される。
【0047】制御装置18はマイクロプロセッサー等を
有し、ポンプ14に所定の電力を給電する一方、その給
電を制御してポンプ14の運転等を制御するものであ
り、間欠運転制御手段18a、強制停止手段18b、異
常警報手段18c、強制再起動手段18d、原水給水時
再起動手段18eとを有する。
【0048】間欠運転制御手段18aは脱気タンク3内
の貯水を脱気するためにポンプ14を間欠的に運転する
ように制御するものである。つまり、ポンプ14の運転
を開始させた後、低水位センサー5により脱気タンク3
内の水位が所定の低水位LLに達したことを検出したと
きに、ポンプ14への給電をしゃ断させてその運転を停
止させ、その停止後、脱気タンク3内の貯水の満水位を
図示しない満水センサにより検出したとき、または、所
定時間、つまり、ポンプ14の停止により、各シャワー
リングノズル7から脱気タンク3内へ給水される給水が
脱気タンク3内を満水させるために必要な所定時間の経
過時に、再びポンプ14を、シャワーリングノズル7に
よる単位時間当りの給水流量よりも多い吸込流量で運転
し、再び脱気タンク3内の貯水が低水位LLに達したと
きにポンプ14の運転を停止させる制御を繰り返すもの
である。
【0049】強制停止手段18bは、ポンプ14の運転
開始から第1の所定時間経過時に、このポンプ14の運
転を強制的に停止させるものである。
【0050】異常警報手段18cは、ポンプ14の間欠
運転中の停止時間が脱気タンク3へ給水する所定の給水
時間よりも長い第2の所定時間を経過したときに、溢水
の虞れを喚起するために警報を出力するものである。
【0051】強制再起動手段18dは、脱気タンク3へ
の給水停止時間が上記第1の所定時間よりも長い第3の
所定時間を経過した時に、ポンプ14を強制的に再起動
させるものである。
【0052】原子給水時再起動手段17eは、ポンプ1
4の運転停止中、貯水槽2への原水の給水が開始された
ときに、このポンプ14を強制的に起動させるものであ
る。
【0053】次に、本実施例の作用を説明する。
【0054】まず、脱気タンク3を貯水槽2内に静かに
投入し、その内底面2a上に静かに起立させる。すると
貯水槽2内の貯水の水圧が脱気タンク3の各シャワーリ
ングノズル7に加圧され、これらノズル7から脱気タン
ク3内へシャワーリングされる。そのシャワーリングの
際に給水中の若干の溶存酸素が給水から分離されて脱気
タンク3内上方へ放出されて溜る。
【0055】また、貯水槽2内の貯水は排気管8の各出
入孔8aからその内部へ流入し、さらに、ストッパー管
13の胴部水孔13a、底部通水孔13bを経てダイバ
ーピストン弁12の収容室内に流入し、このダイバーピ
ストン弁12を排気管8内の水中で浮かせる。このため
に、ダイバーピストン弁12は常時弁ポート11を開口
させているので、この排気管8の弁ポート11からも脱
気タンク3内へ給水される。これにより、脱気タンク3
内の貯水位が次第に上昇して行き、満水に達する。
【0056】こうして、貯水槽2内の貯水位が満水にな
ると、その満水位を図示しない満水センサにより検出
し、制御装置18の間欠運転制御手段18aがポンプ1
4に所定の電力を給電してポンプ14の運転を開始させ
る。
【0057】その結果、ポンプ14が運転されるので、
脱気タンク3内の貯水は、各シャワーリングノズル7か
らの単位時間当りの給水流量よりも所要量多い吸込流量
で吸い込まれ、ポンプ14の吐出口16から再び貯水槽
2へ戻される。このために、脱気タンク3内の水位は次
第に吸引されて下降して行き、脱気タンク3内の圧力が
次第に減圧されて行く。これにより、ダイバーピストン
弁12は、脱気タンク3内側へ吸引されるので、弁座に
着座して弁ポート11を閉じるので、脱気タンク3内は
さらに減圧される。このために、ヘンリーの法則により
脱気タンク3内の貯水中の溶存酸素が分離されて、その
水面上方へ放出され、脱気タンク3の上部空間内に溜め
られる。
【0058】この後、脱気タンク3内の貯水位が低水位
LLに達し、この低水位LLを低水位センサ5により検
出すると、制御装置18の間欠運転制御手段18aによ
りポンプ14への通電が遮断されて、その運転を停止す
る。これにより、ダイバーピストン弁12の吸引も停止
するので、再びダイバーピストン弁12が排気管8内の
水中で浮き、その浮きがストッパー管13の底面で規制
されるが、弁ポート11を開けているので、排気管8か
らも脱気タンク3内への給水が開始される。
【0059】一方、再び各シャワーノズル7からも貯水
槽2内の貯水が脱気タンク3内へシャワーリングさて給
水されるので、脱気タンク3内の貯水位は再び次第に上
昇して行き、その水面上方に放出されている酸素等の気
体を水面により上方へ押し上げ、開放中の排気弁10の
弁ポート11を経てから排気ホース9から外気へ排出さ
れる。
【0060】そして、脱気タンク3内の貯水の満水を図
示しない満水センサーにより検出すると、間欠運転制御
手段18aは再びポンプ14の運転を再開し、以下、こ
れの繰返しにより脱気タンク3内の貯水を脱気して貯水
槽2内の貯水を次第に脱気して行く。
【0061】そして、上記ポンプ14の間欠運転中の各
給水時間を図示しない計時手段により計時しており、こ
の給水時間が所定時間を超えたときに、異常警報手段1
8cにより給水異常警報を出力する。
【0062】また、このようなポンプ14の間欠運転に
より貯水の脱気がある程度進行すると、脱気タンク3内
の真空度が高まると共に、その貯水中にまだ若干の残存
する溶存酸素の膨張が増大して貯水面が波打つので、な
かなか所定の低水位まで低下せず、脱気タンク3を起動
させる低水位LLを低水位センサー5により検出するこ
とがなかなかできなくなり、ポンプ14が空転して、そ
の運転が連続的に続行し、ポンプ14の電力を浪費す
る。
【0063】そこで、制御装置18の強制停止手段18
bはポンプ14の運転開始後、第1の所定時間(例えば
1.5時間)を図示しない強制停止用計時手段が計時し
たときに、ポンプ14への給電を強制的にしゃ断してポ
ンプ14の運転を強制的に停止させる。これにより、ポ
ンプ14の電力浪費を防止して節電することができる。
【0064】そして、貯水槽2の貯水の脱気がほぼ完了
し、しかも、夜間等で貯水槽2から各戸への給水が殆ど
ない場合でも貯水槽2の一部が大気に開放している場合
には、時間の経過に伴って次第に貯水中の溶存酸素量が
増大して行く。
【0065】したがって、強制停止用計時手段がタイム
アップした時から第3の所定時間、例えば4間時をカウ
ントして強制起動用計時手段がタイムアップしたとき
に、強制再起動手段18dによりポンプ14の間欠運転
を再び起動させて脱気運転を再開させる。これによりポ
ンプ14の間欠運転が繰り返されて貯水槽2の貯水の脱
気が再び開始される。
【0066】また、貯水槽2の貯水が各戸に給水される
給水量が増えて貯水槽2の水位が低下すると、その水位
低下を図示しない既設の水位センサが検出し、図示しな
い揚水ポンプを起動して水道水等の原水が貯水槽2へ給
水されるが、その貯水槽2の水位低下を新設の図示しな
い第2の低水位センサにより検出すると、原水給水時再
起動手段18eによりポンプ14を通電して起動し、以
後、間欠運転を再開して貯水槽2内の貯水の脱気が行な
われる。つまり、溶存酸素量の多い原水が貯水槽2へ給
水されたときには、ポンプ14を起動させて自動的に脱
気処理を行なうことができる。
【0067】したがって本実施例によれば、貯水槽2の
貯水を常に所要の脱気状態に保持するように脱気するの
で、この貯水を通す配管の錆の発生を抑制すると共に、
配管内面に還元被膜を形成させて、錆の発生を一層抑制
することができる。しかも、本実施例は、脱気タンク3
を貯水槽2内へ投入する投げ込み型に構成しているの
で、貯水槽2に脱気タンク3を配管により接続する必要
がない。このために、既設の貯水槽2に本実施例を簡単
かつ迅速に適用することができるうえに、脱気タンク3
の小型軽量化を図ることができる。
【0068】また、本実施例は脱気処理開始後、第1の
所定時間(例えば1.5時間)経過後はほぼ脱気完了と
してポンプ14の運転を強制停止手段18bにより強制
的に停止させるので、ポンプ14の連続運転による電力
浪費を防止して節電を図ることができる。
【0069】さらに、ポンプ14の間欠運転中の停止時
間は、貯水槽2からの給水を脱気タンク3内へ給水する
給水時間であるが、この給水時間が第2の所定時間(例
えば3分間)を超過した場合には異常警報手段18cに
より装置異常の警報を出力するので、その異常を知るこ
とができ、迅速な対応を採ることができる。
【0070】さらに貯水槽2の貯水の脱気のほぼ完了
後、第3の所定時間(例えば4〜5時間)を経過した時
はポンプ13を強制再起動手段18dにより強制的に起
動させて脱気処理を開始するので、貯水槽2の一部が大
気に開放している場合でも、常に貯水を所要の脱気状態
に保持することができる。
【0071】さらにまた、貯水槽2の各戸への給水によ
り貯水位が低下すると、溶存酸素量の多い原水が揚水ポ
ンプ等により貯水槽2へ補給されることになるが、この
ときも、原水給水時再起動手段18eによりポンプ14
を強制的に起動させて脱気処理を開始させるので、貯水
槽2の貯水を常に脱気状態に保持することができる。
【0072】なお、上記第1〜第3の所定時間は上記実
施例に限定されるものではなく、貯水槽2や脱気タンク
3の容量等により適宜変更することができる。また、貯
水槽2内の水位が低いときは、図7に示すように、給水
口部6に、逆L字状の補助給水管20を装着してもよ
い。
【0073】つまり、この補助給水管20を給水口部6
に水密に接合して、その下端吸込口を低水位LL近傍で
開口しておくことにより、貯水槽2内の水位が脱気タン
ク3のシャワーリングノズル7よりも下方へ低下したと
きにおいても、脱気タンク3内の貯水をポンプ14によ
り吸引することにより、補助給水管20を通して貯水槽
2内の貯水も吸引して脱気タンク3内へ給水することが
できる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本願請求項1の発明
は、貯水槽内の貯水を機械的に脱気することができるの
で、飲料水の脱気としては安全である。しかも、脱気タ
ンクを貯水槽に投入する投入型に構成しているので、脱
気タンクと貯水槽とを配管により接続する必要がないの
で、脱気タンクの設置工事の期間を短縮することができ
るうえに、コスト低減を図ることができる。
【0075】請求項3の発明は、脱気処理開始後、第1
の所定時間経過後はほぼ脱気完了として循環ポンプの運
転を制御装置により強制的に停止させるので、ポンプの
連続運転による電力浪費を防止して節電を図ることがで
きる。
【0076】請求項4の発明は、ポンプの間欠運転中の
停止時間である、貯水槽から脱気タンク内の給水時間が
第2の所定時間を超過した場合には警報手段により装置
異常の警報を出力させるので、その異常を知ることがで
き、迅速な対応を採ることができる。
【0077】請求項5の発明は、貯水槽の貯水の脱気の
ほぼ完了後、第3の所定時間が経過した後は、再起動手
段により循環ポンプを強制的に起動させて脱気処理を開
始するので、貯水槽の一部が大気に開放している場合で
も、常に貯水を所要の脱気状態に保持することができ
る。
【0078】請求項6の発明は、貯水槽の各戸への給水
により貯水位が低下すると、溶存酸素量の多い原水が揚
水ポンプ等により貯水槽へ補給されるが、このときも、
原子給水時再起動手段によりポンプを強制的に起動させ
て脱気処理を開始させるので、貯水槽の貯水を常に所定
の脱気状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱気装置の一実施例の部分縦断面
図。
【図2】図1で示す実施例の平面図。
【図3】図1の部分側断面図。
【図4】図1で示す排気装置の一部を縦断面で示す斜視
図。
【図5】図4で示す排気装置の縦断面図。
【図6】(A)は図5で示す弁本体の拡大正面図、
(B)は同(A)の底面図。
【図7】本発明の他の実施例の部分縦断面図。
【符号の説明】
1 脱気装置 2 貯水槽 3 脱気タンク 5 低水位センサー 6 吸水口部 7 シャワーリングノズル 8 排気管 8a 水出入孔 9 排気管ホース 10 排気弁 11 弁ポート 12 ダイバーピストン弁 13 ストッパー管 13a,13b 通水孔 14 ポンプ 15 吸込孔 16 吐出口 18 制御装置 18a 間欠運転制御手段 18b 強制停止手段 18c 異常警報手段 18d 強制再起動手段 18e 原水給水時再起動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水槽内の貯水中に出入自在に投入され
    る脱気タンクと、 この脱気タンクに装着されて、上記貯水を脱気タンク内
    に給水する給水ノズルと、 上記脱気タンクに固定されて、この脱気タンク内の水
    を、脱気タンク内への単位時間当りの給水流量よりも多
    い吸込流量で間欠的に吸引して上記貯水槽内へ吐出させ
    るポンプと、 上記脱気タンク内の気体を外気へ排気する排気装置と、 を具備していることを特徴とする脱気装置。
  2. 【請求項2】 給水ノズルが貯水槽内の貯水を脱気タン
    ク内へシャワーリングするシャワーノズルであり、排気
    装置が脱気タンク内の気体を貯水槽の外部へ一方的に排
    気する逆止弁であることを特徴とする請求項1記載の脱
    気装置。
  3. 【請求項3】 ポンプの間欠運転開始から第1の所定時
    間経過時に、このポンプの運転を強制的に停止させるポ
    ンプ停止手段を有することを特徴とする請求項1または
    2記載の脱気装置。
  4. 【請求項4】 ポンプの間欠運転中の停止時間が脱気タ
    ンクへ給水する所定時間よりも長い第2の所定時間を経
    過したときに、警報を出力する警報手段を有することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の脱気装
    置。
  5. 【請求項5】 ポンプの運転停止時間が第1の所定時間
    よりも長い第3の所定時間を経過した時に、このポンプ
    を強制的に起動させる再起動手段を有することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱気装置。
  6. 【請求項6】 ポンプの運転停止中、貯水槽への原水の
    給水が開始されたときに、このポンプを強制的に起動さ
    せる原水給水時再起動手段を有することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の脱気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103332759A (zh) * 2013-06-18 2013-10-02 青岛畅隆电力设备有限公司 新型卧塔喷射式除氧器

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