JPH06158699A - 水洗便器 - Google Patents
水洗便器Info
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- JPH06158699A JPH06158699A JP31323192A JP31323192A JPH06158699A JP H06158699 A JPH06158699 A JP H06158699A JP 31323192 A JP31323192 A JP 31323192A JP 31323192 A JP31323192 A JP 31323192A JP H06158699 A JPH06158699 A JP H06158699A
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- Japan
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- water
- pressure tank
- tank
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 所定の圧力に耐えうる圧力タンク3、水源か
ら圧力タンク3への給水手段、水源の圧力を利用した圧
力タンク3の加圧手段、圧力タンク3の排出口15を外
気開放・密閉することにより圧力タンク3内の水を吐水
・貯水する吐水装置12、および圧力タンク3内への外
気の導入手段5と、圧力タンク3からの吐水を通水する
導水路21を備えた便器本体1を有する水洗便器におい
て、前記加圧手段とは別に、圧力タンク3内を所定の圧
力に加圧する加圧装置19をさらに備える。 【効果】 水源の水圧が低い場合にも所定量の水を貯水
することができ、かつ一定の水勢により加圧洗浄水を吐
水することができる。このため、少ない水量により優れ
た洗浄効果が得られる。
ら圧力タンク3への給水手段、水源の圧力を利用した圧
力タンク3の加圧手段、圧力タンク3の排出口15を外
気開放・密閉することにより圧力タンク3内の水を吐水
・貯水する吐水装置12、および圧力タンク3内への外
気の導入手段5と、圧力タンク3からの吐水を通水する
導水路21を備えた便器本体1を有する水洗便器におい
て、前記加圧手段とは別に、圧力タンク3内を所定の圧
力に加圧する加圧装置19をさらに備える。 【効果】 水源の水圧が低い場合にも所定量の水を貯水
することができ、かつ一定の水勢により加圧洗浄水を吐
水することができる。このため、少ない水量により優れ
た洗浄効果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水洗便器に関するも
のである。さらに詳しくは、この発明は、圧力式の洗浄
水吐出機構を備えた水洗便器に関するものである。
のである。さらに詳しくは、この発明は、圧力式の洗浄
水吐出機構を備えた水洗便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等のトイレルームには、
たとえば図6に例示したような、洗浄水貯水用のロータ
ンク(ア)と便器本体(イ)とを一体化した水洗便器が
広く用いられている。そして、このような水洗便器は、
洗浄水吐出方式の違いによって種々に分類されている
が、たとえばこの図6に例示した水洗便器の場合には、
ロータンク(ア)内の貯水を、その排水口(エ)から便
器本体(イ)の導水路(オ)を介して、リム水路(カ)
へと給水し、リム水路(カ)の下面に設けた射水孔
(キ)からボウル面(ウ)へと洗浄水を吐出するように
している。
たとえば図6に例示したような、洗浄水貯水用のロータ
ンク(ア)と便器本体(イ)とを一体化した水洗便器が
広く用いられている。そして、このような水洗便器は、
洗浄水吐出方式の違いによって種々に分類されている
が、たとえばこの図6に例示した水洗便器の場合には、
ロータンク(ア)内の貯水を、その排水口(エ)から便
器本体(イ)の導水路(オ)を介して、リム水路(カ)
へと給水し、リム水路(カ)の下面に設けた射水孔
(キ)からボウル面(ウ)へと洗浄水を吐出するように
している。
【0003】また、この場合、ボウル面(ウ)に付着し
た汚物は、射水孔(キ)から吐出する洗浄水の水圧によ
って洗い流されるが、その水圧は、ロータンク(ア)内
の貯水の位置エネルギーによってのみ生じるため、ロー
タンク(ア)が下方に位置する水洗便器の場合には大き
な水圧を得ることができず、そのため、汚物を完全に洗
い流すためには、比較的大量の洗浄水(9〜14l)が
必要とされていた。
た汚物は、射水孔(キ)から吐出する洗浄水の水圧によ
って洗い流されるが、その水圧は、ロータンク(ア)内
の貯水の位置エネルギーによってのみ生じるため、ロー
タンク(ア)が下方に位置する水洗便器の場合には大き
な水圧を得ることができず、そのため、汚物を完全に洗
い流すためには、比較的大量の洗浄水(9〜14l)が
必要とされていた。
【0004】これに対して、洗浄水を加圧して勢いよく
便器本体へ吐水することのできる水洗便器が提案されて
いる(特公昭53−38532号公報)。この水洗便器
は、ロータンクの代わりに、所定の圧力に耐えうる圧力
タンクを配設し、タンクへの流入水によってタンク内を
加圧し、その圧力によって洗浄水を勢いよく吐出すると
いうものであり、図6に例示したような重力式の洗浄に
比べ、少ない水量(6l程度)で同等の洗浄効果が得ら
れるようになっている。
便器本体へ吐水することのできる水洗便器が提案されて
いる(特公昭53−38532号公報)。この水洗便器
は、ロータンクの代わりに、所定の圧力に耐えうる圧力
タンクを配設し、タンクへの流入水によってタンク内を
加圧し、その圧力によって洗浄水を勢いよく吐出すると
いうものであり、図6に例示したような重力式の洗浄に
比べ、少ない水量(6l程度)で同等の洗浄効果が得ら
れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
圧力方式による洗浄水吐出機構を備えた水洗便器の場合
には、圧力タンクへ供給される水の水源圧力のみを利用
してタンク内を加圧するため、水源の水圧が所定の圧力
よりも低い場合には、水が圧力タンクに十分に供給され
ず、しかも圧力タンク内の圧力が上がらない。このため
満足な洗浄効果が得られないという欠点があった。
圧力方式による洗浄水吐出機構を備えた水洗便器の場合
には、圧力タンクへ供給される水の水源圧力のみを利用
してタンク内を加圧するため、水源の水圧が所定の圧力
よりも低い場合には、水が圧力タンクに十分に供給され
ず、しかも圧力タンク内の圧力が上がらない。このため
満足な洗浄効果が得られないという欠点があった。
【0006】また、洗浄水の吐出時には、圧力タンクは
外気開放の状態となるため、吐水が進むにつれてタンク
内の圧力は吐水開始時の圧力から急速に低下する。この
ため洗浄水の水勢を最後まで維持することができず、満
足な洗浄効果を得るためには、どうしても多めの水量が
必要であった。この発明は、以上のとおりの事情に鑑み
てなされたものであり、従来の圧力洗浄方式の水洗便器
の欠点を解消し、圧力タンク内を常に一定に加圧し、そ
の結果、少ない水量によって優れた洗浄効果を得ること
のできる、新しい水洗便器を提供することを目的として
いる。
外気開放の状態となるため、吐水が進むにつれてタンク
内の圧力は吐水開始時の圧力から急速に低下する。この
ため洗浄水の水勢を最後まで維持することができず、満
足な洗浄効果を得るためには、どうしても多めの水量が
必要であった。この発明は、以上のとおりの事情に鑑み
てなされたものであり、従来の圧力洗浄方式の水洗便器
の欠点を解消し、圧力タンク内を常に一定に加圧し、そ
の結果、少ない水量によって優れた洗浄効果を得ること
のできる、新しい水洗便器を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、圧力タンク、水源から圧力タン
クへの給水手段、水源の圧力を利用した圧力タンクの加
圧手段、圧力タンクの吐出口を外気開放・密閉すること
により圧力タンク内の水を吐水・貯水する吐水装置およ
び圧力タンク内への外気の導入手段と、圧力タンクから
の吐水を通水する導水路を備えた便器本体とを有する水
洗便器において、前記加圧手段とは別に、圧力タンク内
を所定の圧力に加圧する加圧手段をさらに備えてなるこ
とを特徴とする水洗便器を提供する。
を解決するものとして、圧力タンク、水源から圧力タン
クへの給水手段、水源の圧力を利用した圧力タンクの加
圧手段、圧力タンクの吐出口を外気開放・密閉すること
により圧力タンク内の水を吐水・貯水する吐水装置およ
び圧力タンク内への外気の導入手段と、圧力タンクから
の吐水を通水する導水路を備えた便器本体とを有する水
洗便器において、前記加圧手段とは別に、圧力タンク内
を所定の圧力に加圧する加圧手段をさらに備えてなるこ
とを特徴とする水洗便器を提供する。
【0008】またこの水洗便器は、圧力タンクの吐出口
を外気開放して吐水装置を作動させる間に加圧手段が一
定時間作動することや、給水手段が水圧検知手段を有
し、水源の水圧に応じて加圧手段が作動することを好ま
しい態様としてもいる。
を外気開放して吐水装置を作動させる間に加圧手段が一
定時間作動することや、給水手段が水圧検知手段を有
し、水源の水圧に応じて加圧手段が作動することを好ま
しい態様としてもいる。
【0009】
【作用】この発明の水洗便器においては、圧力タンクの
圧力を、供給される水の水源水圧だけでなく、加圧装置
によっても調節する。このため、水源の水圧が低い場合
には、外気開放状態で必要な水量を圧力タンク内に供給
し、圧力タンク内の圧力は加圧手段によって上昇させる
ことができる。従って、水源の圧力に関係なく、所要の
圧力で洗浄水を吐出することができ、優れた洗浄効果を
得る。
圧力を、供給される水の水源水圧だけでなく、加圧装置
によっても調節する。このため、水源の水圧が低い場合
には、外気開放状態で必要な水量を圧力タンク内に供給
し、圧力タンク内の圧力は加圧手段によって上昇させる
ことができる。従って、水源の圧力に関係なく、所要の
圧力で洗浄水を吐出することができ、優れた洗浄効果を
得る。
【0010】また、加圧装置を用いて洗浄水排出中にも
圧力タンク内を加圧することができるため、常に一定の
水勢で洗浄水が排出する。このため、従来より少量の洗
浄水でも優れた洗浄効果が得られる。
圧力タンク内を加圧することができるため、常に一定の
水勢で洗浄水が排出する。このため、従来より少量の洗
浄水でも優れた洗浄効果が得られる。
【0011】
【実施例】以下、添付した図面に沿って実施例を示し、
この発明の水洗便器について、さらに詳しく説明する。
図1は、この発明の水洗便器の一実施例を示した要部切
欠斜視図である。たとえばこの図1に例示した水洗便器
の場合には、便器本体(1)の後部にロータンク(2)
を設置し、このロータンク(2)の内部に圧力タンク
(3)を取り付けている。圧力タンク(3)の上部には
給水管(4)が連結し、この給水管(4)は、真空弁
(5)、接続管(6)、調圧弁(7)、逆止弁(8
a)、電磁弁(9)、水圧検知部(10)および配管
(11)を介して水源(主として水道管)に接続してい
る。
この発明の水洗便器について、さらに詳しく説明する。
図1は、この発明の水洗便器の一実施例を示した要部切
欠斜視図である。たとえばこの図1に例示した水洗便器
の場合には、便器本体(1)の後部にロータンク(2)
を設置し、このロータンク(2)の内部に圧力タンク
(3)を取り付けている。圧力タンク(3)の上部には
給水管(4)が連結し、この給水管(4)は、真空弁
(5)、接続管(6)、調圧弁(7)、逆止弁(8
a)、電磁弁(9)、水圧検知部(10)および配管
(11)を介して水源(主として水道管)に接続してい
る。
【0012】圧力タンク(3)は、その内部に吐水装置
(12)を有しており、この吐水装置(12)は圧力タ
ンク(3)を貫通して、垂直に固定されている。吐水装
置(12)は通常は密封されているが、プッシュボタン
(13)を押すと操作部(14)が下降し、圧力タンク
(3)の内部が外気に開放されるとともに、吐水装置
(12)内の弁(図示せず)が一定時間開放される。吐
出装置(12)の下端には、圧力タンク(3)から突出
して吐水口(15)が設けられており、この吐出口(1
5)は密結パッキン(16)を介して便器本体(1)に
接続している。吐出口(15)の側面からは接続ホース
(17)が分岐しており、この接続ホース(17)は真
空弁(5)に接続している。
(12)を有しており、この吐水装置(12)は圧力タ
ンク(3)を貫通して、垂直に固定されている。吐水装
置(12)は通常は密封されているが、プッシュボタン
(13)を押すと操作部(14)が下降し、圧力タンク
(3)の内部が外気に開放されるとともに、吐水装置
(12)内の弁(図示せず)が一定時間開放される。吐
出装置(12)の下端には、圧力タンク(3)から突出
して吐水口(15)が設けられており、この吐出口(1
5)は密結パッキン(16)を介して便器本体(1)に
接続している。吐出口(15)の側面からは接続ホース
(17)が分岐しており、この接続ホース(17)は真
空弁(5)に接続している。
【0013】さらに圧力タンク(3)側面には、パイプ
(18)および逆止弁(8b)を介して加圧装置(1
9)が接続されており、この加圧装置(19)は回路部
(20)により制御・駆動されるようになっている。給水・加圧 このような構成からなる圧力タンク(3)への給水およ
び圧力タンク(3)内の加圧は、たとえば図2(a)〜
(c)および図3(d)〜(g)に示した通りに行うこ
とができる。
(18)および逆止弁(8b)を介して加圧装置(1
9)が接続されており、この加圧装置(19)は回路部
(20)により制御・駆動されるようになっている。給水・加圧 このような構成からなる圧力タンク(3)への給水およ
び圧力タンク(3)内の加圧は、たとえば図2(a)〜
(c)および図3(d)〜(g)に示した通りに行うこ
とができる。
【0014】(a):まず、水源の圧力が十分に高い場
合には、水圧検知部(10)からの信号により真空弁
(5)が閉じて圧力タンク(3)は密閉した状態とな
り、同時に電磁弁(9)が開く。水源からの水は、配管
(11)、水圧検知部(10)、電磁弁(9)、逆止弁
(8a)を通り、調圧弁(7)で適正圧力に調圧され、
接続管(6)および真空弁(5)を介して給水管(4)
より圧力タンク(3)内に送り込まれる。
合には、水圧検知部(10)からの信号により真空弁
(5)が閉じて圧力タンク(3)は密閉した状態とな
り、同時に電磁弁(9)が開く。水源からの水は、配管
(11)、水圧検知部(10)、電磁弁(9)、逆止弁
(8a)を通り、調圧弁(7)で適正圧力に調圧され、
接続管(6)および真空弁(5)を介して給水管(4)
より圧力タンク(3)内に送り込まれる。
【0015】(b)(c):圧力タンク(3)内に水が
貯りはじめると、圧力タンク(3)内の空気が圧縮さ
れ、圧力が上昇し、そして水源の圧力と圧力タンク
(3)の内圧が平衡状態となった時点で水源からの給水
が自動的に停止し、また電磁弁(10)も閉鎖する。 (d)(e):一方、水源の圧力が所定のレベルよりも
低い場合には、そのことを検知した水圧検知部(10)
からの信号により真空弁(5)が開き、圧力タンク
(3)が外気開放された状態となる。そして、この状態
で電磁弁(9)が開き、所定量の水が圧力タンク(3)
に供給される。
貯りはじめると、圧力タンク(3)内の空気が圧縮さ
れ、圧力が上昇し、そして水源の圧力と圧力タンク
(3)の内圧が平衡状態となった時点で水源からの給水
が自動的に停止し、また電磁弁(10)も閉鎖する。 (d)(e):一方、水源の圧力が所定のレベルよりも
低い場合には、そのことを検知した水圧検知部(10)
からの信号により真空弁(5)が開き、圧力タンク
(3)が外気開放された状態となる。そして、この状態
で電磁弁(9)が開き、所定量の水が圧力タンク(3)
に供給される。
【0016】(f)(g):電磁弁(9)は所定の設定
時間が経過した後に閉鎖し、同時に真空弁(5)も閉じ
て圧力タンク(3)は密閉状態となる。この電磁弁
(9)および真空弁(5)の開放時間は、圧力タンク
(3)の貯水量および水源の水圧に応じて予め設定して
おく。次に、加圧装置(19)を作動させ、加圧装置
(19)から逆止弁(8b)、パイプ(18)を介して
空気を圧力タンク(3)内に送り込み、圧力タンク
(3)の内圧を上昇させる。なお、加圧装置(19)と
しては、たとえばエアーコンプレッサ等を用いることが
できる。
時間が経過した後に閉鎖し、同時に真空弁(5)も閉じ
て圧力タンク(3)は密閉状態となる。この電磁弁
(9)および真空弁(5)の開放時間は、圧力タンク
(3)の貯水量および水源の水圧に応じて予め設定して
おく。次に、加圧装置(19)を作動させ、加圧装置
(19)から逆止弁(8b)、パイプ(18)を介して
空気を圧力タンク(3)内に送り込み、圧力タンク
(3)の内圧を上昇させる。なお、加圧装置(19)と
しては、たとえばエアーコンプレッサ等を用いることが
できる。
【0017】以上のようにして、水源の圧力に関係な
く、一定量の水を圧力タンク(3)に供給することがで
き、かつ圧力タンク(3)の内圧を所定の圧力まで常に
上昇させることができる。洗浄水の吐水 次に、この発明の水洗便器における洗浄水の吐水は、図
4(a)〜(c)に示した通りに行うことができる。
く、一定量の水を圧力タンク(3)に供給することがで
き、かつ圧力タンク(3)の内圧を所定の圧力まで常に
上昇させることができる。洗浄水の吐水 次に、この発明の水洗便器における洗浄水の吐水は、図
4(a)〜(c)に示した通りに行うことができる。
【0018】(a)(b):すなわち、圧力タンク
(3)の給水、加圧が完了した状態で、図1に示したプ
ッシュボタン(13)を押すと、吐水装置(12)の下
端の弁が瞬時に開き、圧力タンク(3)が外気開放され
る。この時、圧力タンク(3)内の圧縮された空気が膨
張し、圧力タンク(3)内の水を急激に吐出口(15)
から押し出す。排出口(15)から押し出された水は、
便器本体(1)の導水路(21)からリム水路(22)
を通水し、ジェット孔(23)より勢いよく噴出してボ
ウル面(24)を洗い流す。また、一部の洗浄水は、リ
ム水路(22)下面の射水孔(25)からボウル面(2
4)に沿って流れ落ちる。
(3)の給水、加圧が完了した状態で、図1に示したプ
ッシュボタン(13)を押すと、吐水装置(12)の下
端の弁が瞬時に開き、圧力タンク(3)が外気開放され
る。この時、圧力タンク(3)内の圧縮された空気が膨
張し、圧力タンク(3)内の水を急激に吐出口(15)
から押し出す。排出口(15)から押し出された水は、
便器本体(1)の導水路(21)からリム水路(22)
を通水し、ジェット孔(23)より勢いよく噴出してボ
ウル面(24)を洗い流す。また、一部の洗浄水は、リ
ム水路(22)下面の射水孔(25)からボウル面(2
4)に沿って流れ落ちる。
【0019】(b)(c):さらにこの水洗便器におい
ては、以上のような洗浄水の吐水中に、加圧装置(1
9)が作動し、圧力タンク(3)に空気を送り続ける。
このため、圧力タンク(3)の水量が減少しても、圧力
が急激に低下することがなく、洗浄水の水勢を最後まで
高レベルに維持することができる。従って、少ない水量
でも優れた洗浄効果が得られる。
ては、以上のような洗浄水の吐水中に、加圧装置(1
9)が作動し、圧力タンク(3)に空気を送り続ける。
このため、圧力タンク(3)の水量が減少しても、圧力
が急激に低下することがなく、洗浄水の水勢を最後まで
高レベルに維持することができる。従って、少ない水量
でも優れた洗浄効果が得られる。
【0020】図5は、以上の通りのこの発明の水洗便器
における給水、加圧から、洗浄までの各構成装置の作動
を例示したタイミングチャートである。各洗浄時毎に、
このような作動が繰り返され、常に一定の水勢で洗浄水
が吐出される。もちろんこの発明は、以上の例によって
限定されるものではなく、細部の構成や作用については
様々な態様が可能であることは言うまでもない。
における給水、加圧から、洗浄までの各構成装置の作動
を例示したタイミングチャートである。各洗浄時毎に、
このような作動が繰り返され、常に一定の水勢で洗浄水
が吐出される。もちろんこの発明は、以上の例によって
限定されるものではなく、細部の構成や作用については
様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、水源の圧力が低い場合にも所定量の水を貯水する
ことができ、かつ一定の水勢により加圧洗浄水を吐出す
ることのできる水洗便器が提供される。これにより、少
ない水量でも優れた洗浄効果が得られる。
って、水源の圧力が低い場合にも所定量の水を貯水する
ことができ、かつ一定の水勢により加圧洗浄水を吐出す
ることのできる水洗便器が提供される。これにより、少
ない水量でも優れた洗浄効果が得られる。
【図1】この発明の水洗便器の一実施例を示した要部切
欠斜視図である。
欠斜視図である。
【図2】(a)(b)(c)は、各々、この発明の水洗
便器における圧力タンクへの給水、加圧状態を連続的に
示した模式図である。
便器における圧力タンクへの給水、加圧状態を連続的に
示した模式図である。
【図3】(d)(e)(f)(g)は、各々、この発明
の水洗便器における圧力タンクへの給水、加圧状態の別
の例を連続的に示した模式図である。
の水洗便器における圧力タンクへの給水、加圧状態の別
の例を連続的に示した模式図である。
【図4】(a)(b)(c)は、各々、この発明の水洗
便器における洗浄時の圧力タンクからの吐水状態を連続
的に例示した模式図である。
便器における洗浄時の圧力タンクからの吐水状態を連続
的に例示した模式図である。
【図5】この発明の水洗便器における作動を例示したタ
イミングチャート図である。
イミングチャート図である。
【図6】従来の水洗便器を例示した側断面図である。
1 便器本体 2 ロータンク 3 圧力タンク 4 給水管 5 真空弁 6 接続管 7 調圧弁 8a,8b 逆止弁 9 電磁弁 10 水圧検知部 11 配管 12 吐水装置 13 プッシュボタン 14 操作部 15 排出口 16 密結パッキン 17 接続ホース 18 パイプ 19 加圧装置 20 回路部 21 導水路 22 リム水路 23 ジェット孔 24 ボウル面 25 射水孔
フロントページの続き (72)発明者 栗田 真彦 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 前田 恭男 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 圧力タンク、水源から圧力タンクへの給
水手段、水源の圧力を利用した圧力タンクの加圧手段、
圧力タンクの吐出口を外気開放・密閉することにより圧
力タンク内の水を吐水・貯水する吐水装置および圧力タ
ンク内への外気の導入手段と、圧力タンクからの吐水を
通水する導水路を備えた便器本体とを有する水洗便器に
おいて、前記加圧手段とは別に、圧力タンク内を所定の
圧力に加圧する加圧手段をさらに備えてなることを特徴
とする水洗便器。 - 【請求項2】 圧力タンクの吐出口を外気開放して吐水
装置を作動させる間に、圧力タンクの加圧手段が一定時
間作動する請求項1の水洗便器。 - 【請求項3】 給水手段が水圧検知手段を有し、水源の
水圧に応じて加圧タンクの加圧手段が作動する請求項1
または2の水洗便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31323192A JPH06158699A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 水洗便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31323192A JPH06158699A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 水洗便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158699A true JPH06158699A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18038694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31323192A Pending JPH06158699A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 水洗便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06158699A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006169767A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Inax Corp | 便器洗浄装置 |
JP2007247282A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Inax Corp | 便器洗浄装置 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP31323192A patent/JPH06158699A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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