JPH091185A - 水浄化装置 - Google Patents

水浄化装置

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JPH091185A
JPH091185A JP7148497A JP14849795A JPH091185A JP H091185 A JPH091185 A JP H091185A JP 7148497 A JP7148497 A JP 7148497A JP 14849795 A JP14849795 A JP 14849795A JP H091185 A JPH091185 A JP H091185A
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JP
Japan
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water
main body
air
floater
nozzle
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Withdrawn
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JP7148497A
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English (en)
Inventor
Junichi Nakajima
淳一 中島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 陸上部からの配管をなくして景観の悪化と圧
力損失を防止し、任意の層の水を循環させる。 【構成】 主体31に備えられたフロータ32の下面部
に上方に向かって漸次水平方向に拡がる整流板36を設
け、吸気口38と排気口39を連通路40によって連通
し、吸気口38から吸気された空気を圧縮して散気手段
に圧送する空気圧縮装置42を備え、吸気口38から吸
気された空気が空気圧縮装置42により連通路40を通
って排気口39に圧送されて散気手段に排出され、散気
により生じた気泡45が整流板36に案内されて上方水
平方向に拡散され、主体31の周囲に水流48を発生さ
せ、外部から圧縮空気や高圧水を供給することなく水を
循環させ、陸上部からの配管をなくして景観の悪化と圧
力損失を防止し、任意の層の水を循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湖沼、海及びダム貯水
池等で曝気により水を浄化する水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ダム貯水池で曝気等により水流
を発生させて水を浄化する水浄化装置の従来例を図8乃
至図11にに基づいて説明する。図8乃至図11にはそ
れぞれ従来の水浄化装置の概略構成を示してある。
【0003】図8に示した水浄化装置は、揚水筒1がア
ンカーウエイト2及びワイヤ3によって水底4側に拘束
され、揚水筒1はフロート5によって垂直状態に水中に
設置されている。揚水筒1には外部から圧縮空気6が連
続的に送られ、サイホンの原理により気泡7が間欠的に
生じる。気泡7が生じることによって上向きの水流が発
生し、新たな水が水面に送られて空気中から酸素が取り
込まれる。酸素が取り込まれることにより水中のバクテ
リヤやプランクトンによって水の浄化が行なわれる。
【0004】図9に示した浄化装置は、アンカーウエイ
ト8によって散気管9が水底10に固定されており、散
気管9に圧縮空気11が送給されて気泡12が発生する
ようになっている。散気管9により気泡12を発生させ
ることにより、気泡12と水の接触面積が増大し、且
つ、上昇水流が発生する。また、図10に示した浄化装
置は、筒体13がアンカーウエイト14及びワイヤ15
によって水底16側に固定され、筒体13内にノズル1
7が設けられている。ノズル17には高圧水ホース18
から高圧水が送られ、ノズル17から高圧水を噴出させ
て筒体13の周囲に水流を発生させるようになってい
る。また、図11に示した浄化装置は、フロート19に
より給水管20を水面21に浮かべ、ポンプ22により
フィルタ23を介して給水管20から水を水面上に噴出
させ、水と空気の接触面積を増加させるようにしてい
る。
【0005】図8乃至図11に示した浄化装置では、水
流を積極的に発生させたり、水と空気の接触面積を積極
的に増加させ、酸素を取り込むことにより水の浄化を行
なうようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の水浄化装置で
は、いずれも陸上から圧縮空気の供給や高圧水の供給が
必要であり、このための配管が必要であり、配管が水上
設置の場合、ダムや湖沼の景観を著しく損ねていた。ま
た、配管部分の圧力損失が大きいため、圧力損失を見越
した能力の空気圧縮機や高圧発生装置が必要となり、電
力や燃料の消費が多くなっていた。また、従来の水浄化
装置では、水中の全層で水を循環させるか、または、浅
層のみで水を循環させるかしかできず、任意の層で水を
循環させることができない。更に、溶存酸素量の少ない
水の層に溶存酸素量の多い水を供給することができなか
った。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、陸上部からの配管をなくして景観の悪化と圧力損失
を防止し、任意の層の水を循環させることができる水浄
化装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明の構成は、水中に垂直状態に設置され上部
にフロータを備えた柱状の主体と、前記フロータの下面
部に形成され上方に向かって漸次水平方向に拡がる整流
板と、前記フロータから水面上部に突出する吸気口と、
該吸気口を前記主体の下部に連通する連通路と、該連通
路に設けられ前記吸気口から吸気された空気を圧縮して
圧送する空気圧縮装置と、前記主体の下部に設けられ前
記連通路を圧送されて該主体の下部から排出される圧縮
空気を散気する散気手段と、前記主体を水底側に拘束す
る拘束手段とからなることを特徴とする。
【0009】そして、前記散気手段は、前記水底に向か
って漸次水平方向に拡がる整流板に多数の散気孔を備え
た下部整流板であることを特徴とする。また、前記整流
板の上方に設けられ該整流板の上方部位を覆う気泡回収
手段と、該気泡回収手段と前記水面上部とを連通し該気
泡回収手段で回収した気泡を該水面上部に排出する排出
路とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するための第2の発
明の構成は、水中に垂直状態に設置され上部にフロータ
を備えた柱状の主体と、前記フロータの下面部に形成さ
れ上方に向かって漸次水平方向に拡がる整流板と、前記
主体の軸方向の途中部の外周に設けられ該主体の外周面
に対して所定間隔を開けて配されるノズルと、前記ノズ
ル内の前記主体の外周との間のノズル流路に設けられ該
ノズル流路内に水流を発生させる水流発生手段と、前記
主体を水底側に拘束する拘束手段とからなることを特徴
とする。
【0011】そして、前記ノズルの上部には、前記整流
板に沿って延びる第2整流板が形成されていることを特
徴とする。また、前記ノズルの下方に下部整流板を設け
たことを特徴とする。また、前記ノズルは、水が透過可
能な孔が多数設けられ下部が前記主体の外周面に対して
閉塞されたダクトと、該ダクトの外周に設けられたフィ
ルタとからなることを特徴とする。また、前記整流板の
外周部に設けられる微生物付着担体を備えたことを特徴
とする。
【0012】更に、上記目的を達成するための第3の発
明の構成は、水中に垂直状態に設置される柱状の主体
と、該主体の上部に設けられ曝気槽を備えたフロータ
と、前記主体の下部に設けられる給水口と前記曝気槽と
を連通する給水管と、該給水管に設けられ前記給水口か
ら給水した水を前記曝気槽に送水するポンプと、前記主
体の途中部に設けられる排水口と前記曝気槽とを連通し
該曝気槽内で曝気された水を水中に戻す排水管と、前記
給水口の上部及び前記排水口の上部にそれぞれ設けられ
水底に向かって漸次水平方向に拡がる下部整流板と、前
記排水口の下部に設けられ上方に向かって漸次水平方向
に拡がる整流板と、前記主体を水底側に拘束する拘束手
段とからなることを特徴とする。
【0013】そして、前記下部整流板と前記主体とにわ
たって設けられ該主体に対して前記下部整流板を相対的
に摺動させることにより水の循環層の厚さを調節する摺
動手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】第1の発明では、主体が拘束手段によって水底
側に拘束されると共にフロータにより垂直状態に姿勢維
持される。水面上部に突出する吸気口から吸気された空
気は、空気圧縮装置により連通路を通って主体の下部に
圧送されて散気手段に排出される。散気手段により圧縮
空気が散気され、発生した気泡はフロータの下部に形成
された整流板に案内されて上方水平方向に拡散され、水
流を発生させる。そして、散気手段を下部整流板とする
ことにより、発生する気泡により水平方向から流入する
水の上昇流が生じる。また、整流板の上方部位を覆う気
泡回収手段により、水の深層部で発生した気泡により水
流を発生させる。
【0015】第2の発明では、主体が拘束手段によって
水底側に拘束されると共にフロータにより垂直状態に姿
勢維持される。水流発生手段によってノズル内のノズル
流路に水流を発生させ、発生した水流は整流板によって
水平方向に押し拡げられる。また、ノズルの上部に第2
整流板を設けることにより、水平方向に押し拡げられる
水流を強くする。また、ノズルの下方に下部整流板を設
けることにより、水平方向からノズルに水を流入させ
る。更に、ノズルの下部を閉塞してダクトとし、ダクト
の外周にフィルタを設けることにより、ダクト回りの水
を不純物をフィルタで除去した状態でノズル内に吸い込
む。更に、整流板の外周部に微生物付着担体を設けるこ
とにより、整流板に沿って排出される水の悪臭除去及び
有機物分解を行なう。
【0016】第3の発明では、主体が拘束手段によって
水底側に拘束されると共に曝気槽を備えたフロータによ
り垂直状態に姿勢維持される。ポンプの駆動により給水
口から溶存酸素の少ない水を給水管に吸い込む。この
時、給水口の下部整流板により水は水平方向から吸い込
まれる。給水管に吸い込まれた水は曝気槽に送られて曝
気され、排水管を通って排水口から水中に戻される。こ
の時、排水口の下部整流板により水は水平方向に拡がっ
て排出される。水の吸い込み及び排出により排水口と給
水口との間で水流が発生し、循環対象の層で水を循環さ
せる。
【0017】また、各発明では、摺動手段によって主体
に対して下部整流板を摺動させることで、水の循環層の
厚さを調節し、層の厚さに応じて水流の調整を行なう。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1及び図2が第1の発明であり、図1が請求項1
及び請求項2に相当し、図2が請求項3に相当するもの
である。また、図3乃至図6が第2の発明であり、図3
が請求項4に相当し、図4が請求項5及び請求項6に相
当し、図5が請求項7に相当し、図6が請求項8に相当
するものである。また、図7が第3の発明であり、請求
項9に相当するものである。更に、請求項10の構成
は、図1、図4、図6及び図7で実施される。
【0019】図1に基づいて第1の発明の一実施例を説
明する。図1には第1の発明の浅層を対象とした第1実
施例に係る水浄化装置の全体構成を示してある。
【0020】図1に示すように、柱状の主体31の上部
にはフロータ32が設けられ、主体31の下部は拘束手
段としてのアンカーウエイト33及びチェーン34によ
って水底35に拘束されている。これにより、主体31
は内部空間の浮力とフロータ32の浮力によって全体の
重量以上の浮力が得られ、水中の浅層部に垂直状態に配
置される。フロータ32の下面部には整流板36が形成
され、整流板36は上方に向かって漸次水平方向に拡が
る形状となっている。主体31の上端部はフロータ32
を貫通して水面37の上部に突出し、主体31の上端部
には吸気口38が設けられている。吸気口38にはルー
バ等のひれ29が設けられ、雨水等の浸入が防止されて
いる。一方、主体31の下部には排気口39が形成さ
れ、排気口39は連通路40によって吸気口38に連通
している。
【0021】連通路40の上端はレジューサ41及びフ
ィルタ28を介して吸気口38につながり、レジューサ
41の下方におけるフロータ32と略同一高さの部位の
連通路40には空気圧縮装置42が設けられている。空
気圧縮装置42はモータ30の駆動により吸気口38か
ら空気を吸い込んで圧縮し、連通路40を通して圧縮空
気を排気口39に圧送する。排気口39の上方における
主体31の外方には散気手段としての下部整流板43が
設けられており、下部整流板43は水底35に向かって
漸次水平に拡がり、整流板36と対称の形状をなすよう
に形成されている。下部整流板43は下面が開放状態と
されており、下部整流板43には多数の散気孔44が設
けられている。主体31の排気口39から排出された空
気は下部整流板43の下側に溜まり、散気孔44から気
泡45となって放出される。尚、散気手段としては、散
気孔を有する突起(散気管)や散気孔を有する円盤状の
部材を用いることも可能である。
【0022】空気圧縮装置42の下方における連通路4
0には連通路40の開閉を行なうバルブ46が設けら
れ、散気を停止した際にバルブ46を閉じることにより
排気口39からの水の逆流を防止している。図中、下部
整流板43の左側に示した状態が散気時の水位を表し、
下部整流板43の右側に示した状態が散気停止時の水位
を表している。排気口39の位置は、下部整流板43の
最も高い位置にある散気孔44よりも高い位置に配設さ
れている。また、下部整流板43の下面を開放状態とし
たことにより、最も低い位置にある散気孔44の下方に
水が溜まることがなく、下部整流板43の腐食・腐敗が
防止されている。
【0023】図1に示した水浄化装置の作用を説明す
る。
【0024】主体31の下部がアンカーウエイト33及
びチェーン34で水底35に拘束されると共にフロータ
32によって主体31が垂直状態に姿勢維持される。こ
の状態で、空気圧縮装置42のモータ30の駆動により
吸気口38から大気中の空気47が連通路40に吸引さ
れ、圧縮空気が排気口39から下部整流板43の下方に
送られる。散気停止時には最上部の位置の散気孔44の
部位まで水が入り込んでいるが、圧縮空気が送られると
内部の水が押し下げられて圧縮空気が下部整流板43の
下方に溜まる。下部整流板43の下方に送られた空気は
散気孔44から気泡45となって放出され、気泡45は
上昇して水面37へと勢い良く流れる。気泡45を放出
し続けると、主体31の回りに上昇する水流48が発生
する。水流48は下部整流板43及び整流板36によっ
て水平方向から流入して水平方向へと拡げられ、浅層の
みで水を循環させる。気泡45の放出により水と空気の
接触面積を積極的に増大させると共に水流48を積極的
に発生させ、酸素を取り込んで水の浄化を行なう。
【0025】水流48は主体31の全方向から流入する
ため、主体31が受ける水平方向の外力が互いに相殺さ
れて洗浄装置は一定位置が保持される。このため、アン
カーウエイト33やチェーン34に偏った荷重が加わる
ことがない。また、空気圧縮装置42やモータ30はフ
ロータ32と略同一高さの主体31に設けられているの
で、陸上から圧縮空気を供給する配管等の設備が不要
で、モータ30の駆動用電源をケーブルにより引き込む
だけでよい。また、吸気口38のには下向きのひれ29
が設けられているので、吸気口38から雨水等の異物の
浸入が阻止されている。また、連通路40の上端部には
フィルタ28が設けられているので、空気47中のチリ
等が除去され、更に、レジューサ41により加速されて
空気圧縮装置42に供給される。尚、拘束手段として
は、アンカーウエイト33及びチェーン34に限らず、
主体31を水底35側に拘束できるものであれば他の手
段を用いることも可能である。
【0026】図2に基づいて第1の発明の他実施例を説
明する。図2には第1の発明の深層を対象とした第2実
施例に係る水浄化装置の全体構成を示してある。尚、図
1に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複す
る説明は省略してある。
【0027】図2に示すように、柱状の主体31の上部
にはフロータ32が設けられ、フロータ32が水中に没
水する状態で主体31の下部がアンカーウエイト33及
びチェーン34によって水底35に拘束されている。連
通路40はフロータ32を貫通して水中を上部に向かっ
て延び、上端部の吸気口38の部位が水面37の上部に
突出している。主体31の下部には散気手段として水平
方向に放射状に突出する散気管51が設けられており、
排気口39が散気管51内に臨んでいる。フロータ32
の下方の連通路40には、空気圧縮装置42及びバルブ
46が設けられており、空気圧縮装置42の駆動によっ
て吸気口38からから大気中の空気47が連通路40に
吸引され、圧縮空気が排気口39から散気管51に送ら
れる。散気管51には多数の散気孔52が形成され、排
気口39から散気管51内に導入された空気は散気孔5
2から気泡45となって放出される。
【0028】尚、散気手段としては、図1で示した下部
整流板43を用いても良いが、本実施例の装置は深層水
の循環に用いられるので下方から水の流入があっても差
し支えないため、中空管の散気管51が適用されてい
る。下部整流板43に比べ散気管51は、費用及び工作
面で有利となっている。
【0029】フロータ32の上方における連通路40の
外方にはフロータ32の上方部位を間隔を開けて覆う気
泡回収手段としての回収板53が設けられ、回収板53
はフロータ32の直径よりも大きな直径となっている。
回収板53の中心上部には水面37の上部に延びる排出
路54が設けられ、排出路54の上端部には大気の開放
される排出口55が設けられている。排出口55には吸
気口38と同様に雨水等の浸入を阻止するひれ29が設
けられている。散気管51で発生した気泡45は回収板
53の下方に留まって層境界に浸入することなく回収さ
れ、気泡45は排出路54を送られ排出口55から大気
に排出される。回収板53は、中心部に気泡45が集中
するように、中心部に向かって漸次上方に高くなる形状
とするのが好ましい。回収板53は中間躍層と深層との
層境界56の部位に位置するように没水させる。尚、連
通路40と排出路54の内外関係は逆でも差し支えな
い。
【0030】図2に示した水浄化装置の作用を説明す
る。
【0031】主体31の下部がアンカーウエイト33及
びチェーン34で水底35に拘束され、フロータ32が
没水して回収板53が中間躍層と深層との層境界56の
部位に位置するように主体31が垂直状態に姿勢維持さ
れる。この状態で、空気圧縮装置42により吸気口38
から大気中の空気47が連通路40に吸引され、圧縮空
気が排気口39から散気管51に送られる。散気管51
に送られた空気は散気孔52から気泡45となって放出
されて上方に勢い良く流れる。放出された気泡45は回
収板53の下方に留まって層境界に浸入せずに回収さ
れ、気泡45は排出路54を送られ排出口55から大気
に排出される。深層で気泡45を放出し続けると、主体
31の回りに上昇する水流48が発生して層境界56の
部位で整流板36によって水平方向へと拡げられ、深層
のみで水を循環させる。
【0032】図2で示した水浄化装置では、回収板53
によって浮上してきた気泡45が回収されるので、気泡
45が上層に侵入して上層で水流を発生させることを防
止している。即ち、深層のみで水流48を発生させるこ
とが可能となっている。
【0033】図3に基づいて第2の発明の一実施例を説
明する。図3には第2の発明の第1実施例に係る水浄化
装置の全体構成を示してある。
【0034】図3に示すように、柱状の主体61の上部
にはフロータ62が設けられ、主体61の下部は拘束手
段としてのアンカーウエイト63及びチェーン64によ
って水底65に拘束されている。これにより、主体61
は内部空間の浮力とフロータ62の浮力によって全体の
重量以上の浮力が得られ、チェーン64の長さを調整す
ることにより水中の全層に適用できる。フロータ62の
下面部には整流板66が形成され、整流板66は上方に
向かって漸次水平方向に拡がる形状となっている。主体
61の軸方向の途中部の外周にはノズル67が設けら
れ、ノズル67には主体61の外周面に対して所定の間
隔を開けたノズル流路68が形成されている。ノズル流
路68には強制的に水流を発生させるための水流発生装
置69が設けられ、水流発生装置69によって主体61
の下方からの水をノズル67に吸引すると共に整流板6
6に向けて水を噴射し、水流70を発生させる。
【0035】図3に示した水浄化装置の作用を説明す
る。
【0036】主体61の下部がアンカーウエイト63及
びチェーン64で水底65に拘束され、フロータ62が
水面71に位置するように主体61が垂直状態に姿勢維
持される。この状態で、プロペラ等の水流発生装置69
によりノズル流路68に上昇する水流70を発生させ
る。水流発生装置69の容量の選定により、水流70の
強さを任意に設定することができる。水流70は上方に
押し上げられた後、整流板66によってなめらかに水平
方向に押し拡げられる。水流発生装置69によって水流
70を発生させることにより、主体61の回りに同様な
水流70が発生して水を循環させることができる。
【0037】図3で示した水浄化装置では、水流発生装
置69により任意の強さの水流70を発生させることが
できる。尚、主体61の下方に整流板を有していないの
で、層の厚さがある程度厚く境界層までの距離がある場
合に適用して好適である。
【0038】図4に基づいて第2の発明の他実施例を説
明する。図4には第2の発明の第2実施例に係る水浄化
装置の全体構成を示してある。尚、図3に示した部材と
同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略して
ある。
【0039】図4に示すように、ノズル67の上部には
整流板66に沿って延びる第2整流板72が形成され、
水流発生装置69により発生された水流70を整流板6
6と第2整流板72との間で水平方向に押し拡げるよう
にしている。また、主体61の下部には下部整流板73
が設けられ、下部整流板73は水底65に向かって漸次
水平方向に拡がる形状となっている。これにより、ノズ
ル67に吸引される水が水平方向から流入するようにな
る。
【0040】図4に示した水浄化装置の作用を説明す
る。
【0041】主体61の下部がアンカーウエイト63及
びチェーン64で水底65に拘束され、フロータ62が
水面71に位置するように主体61が垂直状態に姿勢維
持される。この状態で、水流発生装置69によりノズル
流路68に上昇する水流70を発生させる。水流70は
下部整流板73に案内されて水平方向からノズル67に
吸引されて上方に押し上げられた後、整流板66によっ
てなめらかに水平方向に押し拡げられる。水流発生装置
69によって水流70を発生させることで、主体61の
回りの循環対象層の下方水平方向から水が流入し、循環
対象層の上方水平方向に水が拡散し、水を循環対象層内
で循環させることができる。また、流出する水流70は
整流板66と第2整流板72との間を通って強力に拡散
される。
【0042】図5に基づいて第2の発明の他実施例を説
明する。図5には第2の発明の第3実施例に係る水浄化
装置の全体構成を示してある。尚、図3に示した部材と
同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略して
ある。
【0043】図5に示すように、主体61の軸方向の途
中部の外周にはノズル75が設けられ、ノズル75は、
水が透過可能な孔76が多数設けられ下部が主体61の
外周面に対して閉塞されたダクト77となっている。ダ
クト77の外周にはフィルタ78が設けられ、ダクト7
7の孔76はフィルタ78で囲まれている。尚、ダクト
77の上部に、図4で示した第2整流板72を設けるこ
とも可能である。
【0044】図5に示した水浄化装置の作用を説明す
る。
【0045】主体61の下部がアンカーウエイト63及
びチェーン64で水底65に拘束され、フロータ62が
水面71に位置するように主体61が垂直状態に姿勢維
持される。この状態で、水流発生装置69によりフィル
タ78及び孔76を介してダクト77内のノズル流路6
8に外部の水を吸い込み、上昇する水流70を発生させ
る。水流70は上方に押し上げられた後、整流板66に
よってなめらかに水平方向に押し拡げられる。水中に不
純物等が含まれている場所で使用した場合、不純物はフ
ィルタ78で除去され、水流発生装置69に損傷を与え
ることがない。
【0046】図6に基づいて第2の発明の他実施例を説
明する。図6には第2の発明の第4実施例に係る水浄化
装置の全体構成を示してある。尚、図4に示した部材と
同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略して
ある。
【0047】図6に示すように、整流板66と第2整流
板72の出口部(整流板66の外周部)には微生物を付
着させた微生物付着担体80が設けられ、水流発生装置
69により発生された水流70は整流板66と第2整流
板72との間で微生物付着担体80を通って水平方向に
押し拡げられる。フロータ62の上部にはポール81が
取り付けられ、ポール81を水面71から突出させるこ
とで、フロータ62を水没させて装置を使用した際の目
印としている。
【0048】図6に示した水浄化装置の作用を説明す
る。
【0049】主体61の下部がアンカーウエイト63及
びチェーン64で水底65に拘束され、フロータ62が
層境界82に位置するように水没されて主体61が垂直
状態に姿勢維持される。この状態で、水流発生装置69
によりノズル流路68に上昇する水流70を発生させ
る。深層部分の水が下部整流板73に案内されて水平方
向からノズル67に吸引されて上方に押し上げられた
後、整流板66によってなめらかに水平方向に押し拡げ
られ、整流板66と第2整流板72との間を通って強力
に拡散される。出口部では水流70は微生物付着担体8
0を通り、排出される水の悪臭が除去されると共に、深
層部分の有機物が微生物によって分解されるようになっ
ている。ポール81が水面71から突出しているため、
水浄化装置が水没していても装置の存在を水面から判別
することが可能となっている。尚、下方の層と主体61
の下端との距離にもよるが、この距離が十分にあれば下
部整流板73は必ずしも設けなくてもよい。
【0050】図7に基づいて第3の発明の一実施例を説
明する。図7には第3の発明の一実施例に係る水浄化装
置の全体構成を示してある。第3発明の水浄化装置は、
溶存酸素の少ない水中から給水してこれを曝気した後再
度元の層に排出し、給水の吸引力と排水の水流により水
中に流れを生じさせる水浄化装置である。
【0051】図7に示すように、柱状の主体85の上部
には水面94上の開放する状態の曝気層86が設けら
れ、曝気層86の外周部にはフロータ87が設けられて
いる。主体85に軸心部には給水管88が配され、給水
管88は主体85の給水口89と曝気層86とを連通し
ている。給水口89は下部整流板90によって形成され
ており、下部整流板90は下方に向かって漸次水平方向
に拡げられている。主体85の下端部は拘束手段として
のアンカーウエイト91及びチェーン92によって水底
93に拘束されている。給水管88にはポンプ95が設
けられており、ポンプ95の駆動により給水口89から
水が吸い込まれて曝気層86に送られる。
【0052】一方、曝気層86から排水された水は排水
管96によって水中に排水され、排水管96の排水口9
7は主体85の途中部に設けられている。排水口97は
下部整流板98によって形成されており、下部整流板9
8は下方に向かって漸次水平方向に拡げられている。ま
た、排水口97の直下には整流板99が設けられ、整流
板99は上方に向かって漸次水平方向に拡げられてい
る。曝気層86内には曝気管100 が設けられ、曝気管10
0 にはモータ101 で駆動される空気圧縮機102 によって
圧縮空気が供給され、曝気層86内に多数の気泡103 を
発生させる。給水口89から溶存酸素の少ない水が給水
されて曝気層86に送られ、曝気された水は排水管96
を通って排水口97から元の層の上層部に排出される。
給水の吸引力と排出の水流により、溶存酸素の少ない水
中の層に水流104 が発生する。
【0053】図7に示した水浄化装置の作用を説明す
る。
【0054】主体85の下部がアンカーウエイト91及
びチェーン92で水底93に拘束され、フロータ87に
よって装置全体の重量以上の浮力を生じさせ、曝気層8
6が水没することなく水面94上に開放する状態に主体
85が垂直状態に姿勢維持される。ポンプ95の駆動に
より給水口89を介して溶存酸素の少ない水中から水を
吸引し、給水管88を通して曝気層86に給水を行な
う。溶存酸素の少ない水は曝気管100 によって充分に曝
気され、曝気された水は自重によって排水管96内を降
下して排水口97から層境界105 の近傍に排水される。
下部整流板90によって給水口89には水平方向から水
が流れ込み、また、下部整流板98によって排水口97
からは主体85を中心として放射状に水平方向に拡散し
て水が排水される。この状態で給水及び排水を続ける
と、溶存酸素の少ない層で水流104 が発生し、水流104
は下部整流板90及び整流板99によって水平方向から
流入して水平方向へと拡散される。このため、対象とす
る溶存酸素の少ない層のみの水を循環させることができ
る。
【0055】図7に示した水浄化装置では、溶存酸素の
少ない水中から給水してこれを曝気した後再度元の層に
排出し、給水の吸引力と排水の水流により水中に流れを
生じさせ、対象とする層のみの水を循環させることが可
能となる。尚、曝気層86の規模が比較的大きく主体8
5の下部が着底する場合には、主体85に相当する部分
を曝気層86の支持部材とし、支持部材を適宜設けて拘
束手段とすることもできる。
【0056】上述した各発明において、図1に示した下
部整流板43、図4、図6に示した下部整流板73及び
図7に示した下部整流板90,98を主体に対して相対
的に摺動させるための摺動手段を備えることで、水浄化
装置を設置する層の厚さに応じて水流の厚さを調整する
ことができる。
【0057】上述した水浄化装置では、装置本体の内部
に空気圧縮機や水流発生装置を内蔵しているので、陸上
からの圧縮空気の供給や高圧水の供給が不要で、維持管
理が容易である。また、圧縮空気や高圧水の供給が不要
であるために、圧縮空気や総圧水の供給装置のための配
管、フロータ及び浮上防止用のウエイト等が不要とな
り、ダムや湖沼の景観を害することがなく、配管による
圧力損失がないので、圧縮空気や高圧水の供給のための
電力や燃料等が一切不要である。また、整流板や下部整
流板の組み合わせにより水平方向の流れを生じさせるこ
とができるので、循環対象とする水の層を選択すること
ができ、設置場所にあった水の循環を行なうことができ
る。また、拘束手段による設置・解除が容易であるの
で、装置の移動を簡単に行なうことができる。更に、構
造が極めて簡単であるため、保守・点検が容易である。
また、第3の発明では、溶存酸素量の少ない水の層を溶
存酸素量の多い水に置換することができる。
【0058】
【発明の効果】第1の発明の水浄化装置は、主体に備え
られたフロータの下面部に上方に向かって漸次水平方向
に拡がる整流板を設け、吸気口と主体の下部を連通路に
よって連通し、吸気口から吸気された空気を圧縮して散
気手段に圧送する空気圧縮装置を備えたので、吸気口か
ら吸気された空気が空気圧縮装置により連通路を通って
主体の下部に圧送されて散気手段に排出され、散気によ
り生じた気泡が整流板に案内されて上方水平方向に拡散
され、主体の周囲に水流を発生させることができる。こ
の結果、外部から圧縮空気や高圧水を供給することなく
水を循環させることが可能となる。また、散気手段を下
部整流板とすると共に、気泡回収手段を設けたことによ
り、発生する気泡により水平方向から流入する水の上昇
流を特定の層で生じさせることができ、循環対象層の水
の循環が容易に行なえる。
【0059】第2の発明の水浄化装置は、主体の下面部
に上方に向かって漸次水平方向に拡がる整流板を設け、
主体の軸方向の途中部にノズルを設けてノズル流路に水
流を発生させる水流発生手段を設けたので、水流発生手
段によってノズル流路に水流を発生させることで主体の
周囲に水平方向に押し拡げられる水流を発生させること
ができる。この結果、簡単な構成で外部から圧縮空気や
高圧水を供給することなく水を循環させることが可能と
なる。また、ノズルの上部に第2整流板を設けることに
より、水平方向に押し拡げられる水流を強くすることが
できる。また、ノズルの下方に下部整流板を設けること
により、水平方向からノズルに水を流入させることがで
きる。また、ノズルの下部を閉塞してダクトとし、ダク
トの外周にフィルタを設けることにより、ダクト回りの
水を不純物をフィルタで除去した状態でノズル内に吸い
込むことができる。更に、整流板の外周部に微生物付着
担体を設けることにより、整流板に沿って排出される水
の悪臭除去及び有機物分解を行なうことができる。
【0060】第3の発明の水浄化装置は、主体の上部に
曝気槽及びフロータを備え、給水管によって給水口と曝
気槽を連通してポンプによって曝気槽に給水を行ない、
曝気槽内で曝気された水を排水口から水中に戻す排水管
を設け、給水口と排水口の部位に水の流入、流出を水平
方向に行なう整流板及び下部整流板を設けたので、ポン
プの駆動により給水口から溶存酸素の少ない水が給水管
に水平方向から吸い込まれ、吸い込まれた水は曝気槽に
送られて曝気された後排水管を通って排水口から水平方
向に拡がって水中に戻され、水の吸い込み及び排出によ
り排水口と給水口との間で水流を発生させることがで
き、循環対象の層で水を循環させることができる。この
結果、外部から圧縮空気や高圧水を供給することなく溶
存酸素の少ない水の層で水を循環させることが可能とな
る。
【0061】また、主体に対して下部整流板を相対的に
摺動させる摺動手段を備えることにより、水の循環層の
厚さを調節することができ、層の厚さに応じて水流の調
整を行なうことが可能である。
【0062】従って、本発明の水浄化装置によると、陸
上部からの配管をなくして景観の悪化と圧力損失を防止
し、任意の層の水を循環させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の浅層を対象とした第1実施例に係
る水浄化装置の全体構成図。
【図2】第1の発明の深層を対象とした第2実施例に係
る水浄化装置の全体構成図。
【図3】第2の発明の第1実施例に係る水浄化装置の全
体構成図。
【図4】第2の発明の第2実施例に係る水浄化装置の全
体構成図。
【図5】第2の発明の第3実施例に係る水浄化装置の全
体構成図。
【図6】第2の発明の第4実施例に係る水浄化装置の全
体構成図。
【図7】第3の発明の一実施例に係る水浄化装置の全体
構成図。
【図8】従来の水浄化装置の全体構成図。
【図9】従来の水浄化装置の全体構成図。
【図10】従来の水浄化装置の全体構成図。
【図11】従来の水浄化装置の全体構成図。
【符号の説明】
31,61,85 主体 32,62,87 フロータ 33,63,91 アンカウエイト 34,64,92 チェーン 36,66,99 整流板 38 吸気口 39 排気口 40 連通路 42 空気圧縮装置 43 下部整流板 44 散気孔 45,103 気泡 48,70,104 水流 51 散気管 52 散気孔 53 回収板 54 排出路 55 排出口 66,75 ノズル 67 ノズル流路 69 水流発生装置 72 第2整流板 73,90,98 下部整流板 77 ダクト 78 フィルタ 80 微生物付着担体 88 給水管 89 給水口 95 ポンプ 96 排水管 97 排水口 100 曝気管 101 モータ 102 空気圧縮機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に垂直状態に設置され上部にフロー
    タを備えた柱状の主体と、前記フロータの下面部に形成
    され上方に向かって漸次水平方向に拡がる整流板と、前
    記フロータから水面上部に突出する吸気口と、該吸気口
    を前記主体の下部に連通する連通路と、該連通路に設け
    られ前記吸気口から吸気された空気を圧縮して圧送する
    空気圧縮装置と、前記主体の下部に設けられ前記連通路
    を圧送されて該主体の下部から排出される圧縮空気を散
    気する散気手段と、前記主体を水底側に拘束する拘束手
    段とからなることを特徴とする水浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記散気手段は、前記水底に向かって漸
    次水平方向に拡がる整流板に多数の散気孔を備えた下部
    整流板であることを特徴とする請求項1に記載の水浄化
    装置。
  3. 【請求項3】 前記整流板の上方に設けられ該整流板の
    上方部位を覆う気泡回収手段と、該気泡回収手段と前記
    水面上部とを連通し該気泡回収手段で回収した気泡を該
    水面上部に排出する排出路とを備えたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の水浄化装置。
  4. 【請求項4】 水中に垂直状態に設置され上部にフロー
    タを備えた柱状の主体と、前記フロータの下面部に形成
    され上方に向かって漸次水平方向に拡がる整流板と、前
    記主体の軸方向の途中部の外周に設けられ該主体の外周
    面に対して所定間隔を開けて配されるノズルと、前記ノ
    ズル内の前記主体の外周との間のノズル流路に設けられ
    該ノズル流路内に水流を発生させる水流発生手段と、前
    記主体を水底側に拘束する拘束手段とからなることを特
    徴とする水浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズルの上部には、前記整流板に沿
    って延びる第2整流板が形成されていることを特徴とす
    る請求項4に記載の水浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルの下方に下部整流板を設けた
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の水浄
    化装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズルは、水が透過可能な孔が多数
    設けられ下部が前記主体の外周面に対して閉塞されたダ
    クトと、該ダクトの外周に設けられたフィルタとからな
    ることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の水
    浄化装置。
  8. 【請求項8】 前記整流板の外周部に設けられる微生物
    付着担体を備えたことを特徴とする請求項4乃至請求項
    7のいずれか一項に記載の水浄化装置。
  9. 【請求項9】 水中に垂直状態に設置される柱状の主体
    と、該主体の上部に設けられ曝気槽を備えたフロータ
    と、前記主体の下部に設けられる給水口と前記曝気槽と
    を連通する給水管と、該給水管に設けられ前記給水口か
    ら給水した水を前記曝気槽に送水するポンプと、前記主
    体の途中部に設けられる排水口と前記曝気槽とを連通し
    該曝気槽内で曝気された水を水中に戻す排水管と、前記
    給水口の上部及び前記排水口の上部にそれぞれ設けられ
    水底に向かって漸次水平方向に拡がる下部整流板と、前
    記排水口の下部に設けられ上方に向かって漸次水平方向
    に拡がる整流板と、前記主体を水底側に拘束する拘束手
    段とからなることを特徴とする水浄化装置。
  10. 【請求項10】 前記下部整流板と前記主体とにわたっ
    て設けられ該主体に対して前記下部整流板を相対的に摺
    動させることにより水の循環層の厚さを調節する摺動手
    段を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項5、請求項6、請求項8及び請求項9のいずれか一項
    に記載の水浄化装置。
JP7148497A 1995-06-15 1995-06-15 水浄化装置 Withdrawn JPH091185A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119904A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Marsima Aqua System Corp 空気揚水装置
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JP4875778B1 (ja) * 2011-06-01 2012-02-15 アタカ大機株式会社 曝気攪拌装置
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JP2015527184A (ja) * 2012-07-05 2015-09-17 アトラス コプコ エアーパワー, ナームローゼ フェンノートシャップATLAS COPCO AIRPOWER, naamloze vennootschap 曝気装置、その使用方法、及び、この曝気装置を備えた浄水設備

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