JP5778312B1 - オゾン液生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス循環型のオゾン液生成装置において、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置を提供する。【解決手段】気液分離器(20A)の内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出センサ(26)と、第4経路(4)の開閉が可能な循環弁(15)と、下限液位検出センサ(26)による気液分離器(20A)の内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、循環弁(15)を開閉制御する循環弁制御部(16A)とが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、オゾン液を生成するオゾン液生成装置に関するものである。
オゾン液生成方法の1つであるオゾンガス溶解方式は、オゾン発生器と気液混合器とを備え、オゾン発生器にて発生させたオゾンガスを水等の液体と気液混合器にて混合させてオゾン液を生成している。オゾンガス溶解方式には、大きく分けてガス非循環型とガス循環型とがある。
ガス循環型のオゾン液生成装置は、特許文献1に開示されているように、オゾン液を生成する場合に、水等の液体に溶け込めずに残ったオゾンガスを回収して、再度、オゾン発生器に送る。このように、ガス循環型のオゾン液生成装置は、排オゾンガスを用いて原料ガス利用効率の向上や濃度の高いオゾンガスを生成する方式となっている。
すなわち、オゾン発生器にて発生させた大部分のオゾンガスは、液体に対して溶解しきれないため、非循環型オゾン液生成装置では、オゾン液生成の効率が悪かった。したがって、ガス循環型のオゾン液生成装置では、液体に対して溶解しきれなかったオゾンガスをオゾン発生器に回収してガス循環型とする。これによって、オゾンガスの利用効率を高めることができる。
ここで、本発明者は、酸素ガスを用いることなく大気に存在する酸素からオゾン液を生成するシステムとして、過去に、上記特許文献1に開示されたオゾン液生成装置を提案している。
特許文献1に開示されたオゾン液生成装置100は、図7に示すように、大気中の酸素からオゾンガスを生成するオゾン発生器101と、オゾン発生器101にて生成したオゾンガスと液供給弁102から流れてくる液体とを混合させる気液混合器103と、気液混合器103を通過したガス混合液体をオゾンガスと液体とに気液分離する気液分離器104とで構成されている。
上記気液分離器104とオゾン発生器101との間には、気液分離器104にて分離されたオゾンガスが再びオゾン発生器101に戻るように、ガス返送路105が循環状に接続されている。
オゾン発生器101にてオゾン化されたオゾンガスは一部が液体中に溶解する一方、未溶解のオゾンガスは、気液分離器104にて分離され、再度、オゾン発生器101にて高濃度のオゾンガスとして溶解させることが可能である。この結果、小容量のオゾン発生器101によって、高濃度のオゾン液の生成が可能となるため、オゾン液生成装置100を小型化することが可能である。
また、オゾンガスが流れる部分を、オゾン液生成装置100の内部で循環状に構成しているため、オゾンガスが外部に流れ出ないため安全面も含め非常に有用な系となっている。
上記構成のオゾン液生成装置100では、図7に示すように、液供給弁102を開くと、液体は気液混合器103を通過し、気液分離器104に浸入する。このとき、気液分離器104内部の空気は或る程度液体と共に吐出口104b側へ流れ、気液分離器104内部の液位は、一定の高さまで上昇した後、安定する。
ここで、オゾン液生成装置100では、気液混合器103として、一般的なベンチュリ構造のものを利用している。ベンチュリ構造の気液混合器103では、気液混合器103の液体導入口103aから液体導出口103bに向かって液体が流れることによって気体導入部103cにおいて吸引力を発生する。
この結果、気液分離器104にて分離されたオゾンガスは、気液混合器103の吸引力の影響により気液分離器104からガス返送路105を通り、オゾン発生器101に流れ込む。さらに、気液混合器103にて液供給弁102からの液体と混合された状態で気液分離器104に流れ込む。この結果、循環状の流れが発生する。
このように、ガス循環式のオゾン液生成方法では、ガス流路を循環状に形成することによって、オゾン液を高濃度化でき、かつ外部にオゾンガスを漏らすことがない。この結果、高効率にオゾンガスを利用できる非常に有用な系となっている。
ここで、ガス循環型のオゾン液生成装置100では、気液分離器104内部の液位が上昇したときに、ガス返送路105に気液分離器104の内部の液体が溢れ出す虞がある。そこで、ガス循環型のオゾン液生成装置100では、気液分離器104の内部に浮き子106を設け、液位が上昇すると、液位に連動した浮き子106が気液分離器104の排気口104cを塞ぐようになっている。
特開2012−196589号公報(2012年10月18日公開)
しかしながら、上記従来のガス循環型のオゾン液生成装置100では、以下の問題を有している。
すなわち、ガス循環型のオゾン液生成装置100にて、オゾン液を生成する場合、気液分離器104内部のオゾンガスを、ガス返送路105からオゾン発生器101に戻すことにより、該気液分離器104内部のオゾンガスを再利用する。この結果、オゾン液を生成する毎に気液分離器104内部のオゾンガスが徐々に減少する。これにより、気液分離器104内部の液位が徐々に上昇することとなり、オゾン液の生成を長時間行うことによって、気液分離器104内部の液位が上昇する。液位が上昇すると、液位に連動した浮き子106が気液分離器104の排気口104cを塞ぐことによって逆止弁107が開き、オゾンガスの循環系外から外気を取り込むモードとなる。逆止弁107が開くことによって、外気を導入し、導入した外気が気液混合器103を通過して気液分離器104内部に浸入することにより、気液分離器104内部の液位が下がる。
しかし、外部気体を導入したことにより循環するオゾンガスの濃度が低下し、結果として生成するオゾン液のオゾン液濃度が低下する。この場合、浮き子106により外気を導入する動作が頻繁に発生することとなり、気液分離器104内部にオゾンガスを貯留する時間が減少し、その結果、生成できるオゾン液のオゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になるという問題が生じる。
そして、この問題は、図8に示すように、ユースポイント110がオゾン液生成装置100の気液分離器104よりも高い位置に存在する場合に、顕著に現われる。すなわち、ユースポイント110がオゾン液生成装置100の気液分離器104よりも高い位置に存在する場合には、圧力差により気液分離器104内部の液体を抜くことができない。この結果、オゾン液生成装置を再稼働するときに、気液分離器104内部の液体が高い位置に残った状態から開始されるので、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態がその後も維持されることになる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ガス循環型のオゾン液生成装置において、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置を提供することにある。
本発明の一態様に係るオゾン液生成装置は、上記の課題を解決するために、オゾンガスを発生するオゾン発生手段と、上記オゾンガスと液体とを混合する気液混合手段と、上記気液混合手段にて混合された気液混合液を貯留し気液分離する気液分離手段と、上記オゾン発生手段と上記気液混合手段と上記気液分離手段との間で気体を循環させる気体循環経路と、上記気体循環経路内に空気を外部から吸入する外気吸入手段とを備えたオゾン液生成装置において、上記気液分離器の内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出手段と、上記気体循環経路の開閉が可能な循環弁と、上記下限液位検出手段による上記気液分離器の内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、上記循環弁を開閉制御する循環弁開閉制御手段とが設けられていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、ガス循環型のオゾン液生成装置において、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置を提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態1におけるオゾン液生成装置の構成を示すブロック図である。 上記オゾン液生成装置のオゾン液生成開始時における循環弁制御部での循環弁の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2におけるオゾン液生成装置を示すものであって、上記オゾン液生成装置のオゾン液生成停止移行時における循環弁制御部での循環弁の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3におけるオゾン液生成装置の構成を示すブロック図である。 上記オゾン液生成装置のオゾン液生成停止移行時における循環弁制御部での循環弁の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4におけるオゾン液生成装置の構成を示すブロック図である。 従来のオゾン液生成装置の構成を示すブロック図である。 上記従来のオゾン液生成装置において、ユースポイントが気液分離器よりも上側にある場合の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態のオゾン液生成装置の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、本実施の形態のオゾン液生成装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Aは、図1に示すように、外気吸入手段としての逆止弁11と、オゾンガスを発生するオゾン発生手段としてのオゾン発生手段としてのオゾン発生器12と、液体の供給を制御する液供給弁13と、液体とオゾンガスとを混合する気液混合手段としての気液混合器14と、オゾンガスとオゾン液とを分離する気液分離手段としての気液分離器20Aとを備えている。
上記逆止弁11とオゾン発生器12とは第1経路1にて接続され、上記オゾン発生器12と気液混合器14とは第2経路2にて接続され、液供給弁13と気液混合器14と気液分離器20Aとは第3経路3にて接続され、気液分離器20Aとオゾン発生器12とは、循環弁15を介して第4経路4にて接続されている。尚、第4経路4は、オゾン発生器12に直接的に接続されていてよく、又は本実施の形態のように、第1経路1に設けられたT字部1aを介して間接的に接続されていてもよい。上記第1経路1、第2経路2、第3経路3及び第4経路4は、本発明における、オゾン発生器12と気液混合器14と気液分離器20Aとの間で気体を循環させる気体循環経路としての機能を有している。
上記逆止弁11は、気液分離器20Aの気体導出口20cが閉塞されたときに、オゾン液生成装置10Aの外部から気体を導入する。尚、本実施の形態では、逆止弁11の外気側は、大気又は酸素若しくは空気を貯蔵したガスボンベ等と接続してもよい。ここで、逆止弁とは、気体又は液体等の流体が流動する配管等に取り付けられ、流体がある方向から逆方向への流れを止めるための制御弁である。
逆止弁11が設けられた第1経路1は、流体を一方向にのみ流動させることが可能となる。このため、逆止弁11が設けられた第1経路1は、逆止弁11からT字部1aへの一方向にのみ気体を流動させるため、気体循環経路から外部への気体の解放を防止する。
また、逆止弁11の大気側には、オゾンガスを還元する機能を有する図示しないオゾンフィルタを設けてもよい。オゾンフィルタは、フィルタを通るオゾンガスを分解することが可能なため、万が一、逆止弁11の動作不良時にオゾン液生成装置10Aの内部のオゾンガスが外部空間に漏れ出した場合にも、気体を安全に開放することができる。尚、オゾンフィルタは、オゾン分解触媒を格子状に構成した紙又はアルミニウムを付着させたもの等一般的尚ゾンフィルタを配置する。
オゾン発生器12は、空気又は酸素等の気体を導入する第1経路1と接続された導入口12aと、金属等の電極により形成され、導入された空気や酸素を材料にオゾンガスを発生する図示しないオゾン発生電極と、オゾンガスを導出する導出口12bとを備えている。
オゾン発生器12の導入口12aから導入された酸素又は空気に含まれる酸素の一部等からオゾンガスが生成され、導出口12bから導出される。ここで、オゾン発生器12は、導入される空気又は酸素等の気体からオゾンガスを生成する構成であれば、一般的なオゾン発生器を用いることが可能である。
気液混合器14は、オゾン液生成装置10Aの外部から供給される水等の液体の導入を制御する液供給弁13に接続された液体導入口14aと、第2経路2に接続されオゾンガスや空気等の気体を導入する気体導入口14cと、第3経路3に接続され気体と液体を混合した気液混合体を導出する液体導出口14bとを備えている。液体導入口14aから導入された水等の液体は、気体導入口14cから導入された空気又はオゾンガス等の気体と混合され、液体導出口14bからオゾン液等の気液混合体として導出される。
ここで、気液混合体とは、液体に気体とが溶解した液体、又は液体に気体が気泡として含まれた液体を示す。また、オゾン液とは、液体にオゾンガスが溶け込んだオゾン溶液又は液体にオゾンガスが気泡として混合されるオゾンバブル液を示す。さらに、オゾンガスが混合される液体は、例えば水道水等の水や農耕用の溶媒として利用される栽培養液や医療用の溶媒として利用される溶液等である。
気液分離器20Aは、液体又は気体が貯蔵できる密封可能な容器等からなっている。この気液分離器20Aは、第3経路3に接続されて液体を導入する液体導入部20aと、オゾン液生成装置10Aの外部へ水又はオゾン液等の液体を導出する液体導出部20bと、第4経路4に接続され、空気又はオゾンガス等の気体を導出する気体導出口20cとを備えている。
上記気液分離器20Aの内部は、密封可能な容器からなっており、仕切り21を介して第1室22と第2室23とに分割されていると共に、第1室22、仕切り21及び第2室23の上側は空間部24となっている。
この結果、気液分離器20Aでは、液体導入部20aから導入された液体は、第1室22に入り、上方向に流れ、仕切り21を乗り越えて第2室23に流れる。このときに、気体と液体にと分離される。
ここで、密封可能な容器とは、物理的に密封された空間ではなく、気液分離器20Aの内部に流れ込んだ液体により気体を一定空間に閉じ込めることが可能な程度の密閉性を有するという意味である。
容器内に気体を封止することができれば、常時、液体導出部20bから液体が導出されていても密封状態として表現する。気液分離器20Aの形状は、円筒若しくは多角柱又は多角錐若しくは円錐形状等の一般的な形状に形成させてよい。また、気液分離器20Aの大きさは設計に応じて、適宜、調整することが可能である。さらに、配管の一部を広げて気液分離器20Aを形成しても構わない。
気液分離器20Aの機能として、液体導入部20aから導入された液体と、液体内に気泡として含まれていたオゾンガス又は空気等の気体とが、或る程度分離される。そして、気液分離器20Aの上層には溶解しきれないオゾンガス又は空気が貯留される一方、気液分離器20Aの下層にはオゾンガスが溶解したオゾン液が貯液される。
上記気液分離器20Aのオゾン液は、液体導出部20bから導出され、オゾン液出口経路5を通して出口ポイントとしてのユースポイント5aから排出される。
また、気液分離器20Aの上部に形成された気体導出口20cは、気液分離器20Aに設けられた液体導出部20bの位置よりも重力方向に対して高い位置に設けられ、気液分離されたオゾンガスが第4経路4を通して排出される。
本発明の気体循環経路は、ホース又はパイプ等からなる配管系から形成される。そして、前述したように、オゾン発生器12の導出口12bと気液混合器14の気体導入口14cとの間を接続する第2経路2と、気液混合器14の液体導出口14bと気液分離器20Aの液体導入部20aとの間を接続する第3経路3と、気液分離器20Aの気体導出口20cとT字部1aを経由してオゾン発生器12の導入口12aとの間を接続する第4経路4及び第1経路1から構成されている。
本実施の形態の気液分離器20Aは、気体導出口20cの開閉を調整するフロート弁25を備えており、フロート弁25は、第2室23の液量が多くなった場合に、気体導出口20cを塞ぐようになっている。すなわち、フロート弁25は、浮遊体としてのフロート25aと、栓25bを有して支持部25cにて回転自在に取り付けられた回動アーム部材25dとを備えている。
上記フロート弁25は、オゾン液の生成を長時間継続する等で気液分離器20Aの内部の第2室23の液位が上昇した場合に、フロート25aが液位に応じて上昇する。これによって、回動アーム部材25dが支持部25cを中心に回動し、やがて、栓25bが、気体導出口20cを塞ぐ。この結果、気体導出口20c及び第4経路4を通して、オゾン発生器12側に液体が浸入するのを防止することができる。
上記構成のオゾン液生成装置10Aにてオゾン液を生成する場合の基本的な手順について、図1に基づいて説明する。
まず、液供給弁13を開き、液体を気液混合器14の液体導入口14aに供給し、オゾン発生器12を動作させる。気液分離器20Aに浸入した気液混合液体は、気液分離器20A内部の第1室22を満たし、第2室23に流れ込むときに気液分離される。
分離されたオゾンガスは、第4経路4を通って、オゾン発生器12、気液混合器14にて液体と混合し、再び気液分離器20Aに流れ込み、分離されるという流れを繰り返す。
この場合、逆止弁11が備えられているので、高濃度のオゾンガスが循環する場合でもオゾン液生成装置10Aの外部にオゾンガスが漏洩することがなく、安全なオゾン液を提供することが可能である。
次に、オゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成を停止する場合の基本動作について、図1に基づいて説明する。
まず、オゾン発生器12を停止させ、液供給弁13を閉じて液体の供給を停止する。これにより、気液混合器14の液体導入口14aからの液体の導入が停止される。この結果、第4経路4又は気液分離器20A内部での液圧の影響が無くなり、気液分離器20A内部の液体は或る程度排出されるが、気液分離器20Aの第2室23に或る程度の液位を保った状態で液体が残留する。この理由は、本実施の形態のオゾン液生成装置10Aでは、図1に示すように、ユースポイント5aが気液分離器20Aよりも高い位置に存在することを前提にしていると共に、第4経路4が密閉系であり、外気を取り込むことができないために、この現象が生じることにある。
すなわち、ユースポイント5aが気液分離器20Aよりも低い位置の系では、逆止弁11の開弁圧を適切に設定することによって、液供給弁13を閉じた場合に、外気を取り込むことが可能であり、気液分離器20A内部の液面を下げることが可能である。
しかしながら、ユースポイント5aが気液分離器20Aよりも上方に位置する場合、気液分離器20Aの内部の液体の排出ができない。したがって、オゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成を停止した場合には、気液分離器20Aの第2室23に或る程度の液位を保った状態で液体が残留して、停止した状態となっている。
この場合、オゾン液生成装置10Aにて、再び、オゾン液の生成を行う場合、気液分離器20A内部から第4経路4に存在する気体が液体中に溶解する。或いは、気液分離が完全ではなく液体導出部20bへ流れていった分だけ液位が上昇していき、オゾン液生成動作を繰り返すことによって、徐々に気液分離器20A内部の液位が上昇する。液位が上昇すると、フロート25aが動作する液位まで上昇する。
この状態で、オゾン液の生成を継続する場合、栓25bが気体導出口20cを塞ぐために、気液混合器14にて発生する負圧によって、逆止弁11が開き、外気が第1経路1内に侵入する。侵入した外気は、オゾン発生器12を通過し、気液混合器14を通って気液分離器20Aに到達し、気液分離される。外部から侵入した気体の分だけ気液分離器20A内部の液位が下がるために、フロート25aの位置が下がり、気体導出口20cを塞がない状態となる。
この結果、フロート25aの上下移動による気体導出口20cの開閉動作と逆止弁11の開閉動作とを短時間で繰り返すこととなるために、外気を導入しながらオゾン発生を行う状態と同じ状態となり、気液混合器14に送り込むオゾンガスのオゾンガス濃度が低下し、結果としてオゾン液濃度が低下する問題が生じる。
すなわち、従来のオゾン液生成装置の構成では、オゾン液生成装置の設置条件としてユースポイントが本体よりも下であるか、本体よりも低い位置に排水することが許される箇所でしか利用することができず、オゾン液生成装置の設置の自由度が少なかった。
一方、オゾン液生成装置よりもユースポイントが高い位置である場合、オゾン液生成装置停止後に気液分離器内に液残りが生じ、オゾン液生成を繰り返すことによって、気液分離器内部の液位が上昇してオゾン液濃度が低下してしまう問題が生じた。
そこで、この課題を解決するために、本実施の形態のオゾン液生成装置10Aは、図1に示すように、気液分離器20Aの気体導出口20cから第1経路1のT字部1aまでを接続する第4経路4に循環弁15を設けると共に、気液分離器20A内部の下限液位を検出する下限液位検出手段としての下限液位検出センサ26を設けている。さらに、下限液位検出センサ26の下限液位の検出信号を受信して、循環弁15を開閉制御する循環弁開閉制御手段としての循環弁制御部16Aを備えている。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成手順を、図2に基づいて、説明する。図2は、オゾン液生成装置10Aのオゾン液生成開始時における循環弁制御部16Aでの循環弁15の制御動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、オゾン液生成停止中において(S1)、オゾン液の生成を開始するときには、まず、液供給弁13を開状態にすると共に(S2)、オゾン発生器12をオン状態にする(S3)。
次いで、下限液位検出センサ26を確認し、気液分離器20Aの第2室23の液位が設定された下限液位以上か否かを判断する(S4)。
ここで、S4において、下限液位検出センサ26の出力が下限液位以上であると判断された場合つまり第2室23の液位が設定された下限液位と同じか又はそれよりも高い液位であると判断された場合には、循環弁制御部16Aは循環弁15を閉じるように制御する(S5)。その後、S4に戻って、S4及びS5の動作を繰り返す。
この結果、循環弁15を閉じることにより、気液混合器14のベンチュリ管の吸引効果から逆止弁11が開き、外気を導入し、気液分離器20Aの内部の液位を下げる。この状態においては、導入された外気がオゾン化されるため、ユースポイント5aから排出されるオゾン液のオゾン濃度を上げることができる。
次に、上記状態を継続することにより、気液分離器20Aの内部の液位が下がっていくと、やがて、下限液位検出センサ26の出力が設定された下限液位を下回った旨を検出出力する。その結果、S4において、第2室23の液位が設定された下限液位よりも低い液位であると判断される。したがって、循環弁制御部16Aは、循環弁15を開けるように制御する(S6)。
これにより、オゾン液の生成が継続され、かつ気液分離器20Aに溜まったオゾンガスが有効利用されるので、ユースポイント5aから排出されるオゾン液のオゾン濃度を上げることができる。
尚、上記の説明において、本実施の形態では、液供給弁13の開状態への切り替え動作に続いて(S2)、オゾン発生器12をオン状態にしている(S3)。しかし、必ずしもこれに限らず、オゾン発生器12のオン状態への切り替え動作は、循環弁15を閉じて(S5)、再度、S4に戻る前に行ってもよい。
また、上記の説明では、最初のS4において、下限液位検出センサ26の出力が下限液位以上であると判断された場合について説明した。このことは、前回のオゾン液生成装置10Aの停止においては、第2室23の液位が設定された下限液位と同じか又はそれよりも高い液位に液体が残留した状態で停止されたことを示している。これに対して、前回のオゾン液生成装置10Aの停止において、第2室23の液位が設定された下限液位よりも低い液位に液体が残留した状態で停止されている場合には、最初のS4において、直ちにS6に移行することにより、オゾン液の生成が可能である。
この結果、本実施の形態のオゾン液生成装置10Aでは、図2のフローチャートに示す処理動作を行うことにより、オゾン液生成開始時に気液分離器20Aの内部の液位が低い状態つまり設定された下限液位よりも低い液位であってもオゾン液濃度の高いオゾン液を生成することができる。
ここで、1回のオゾン液生成動作時間として、例えば、気液分離器20Aの内部の液位が設定された上限液位まで達しない時間に設定することが可能である。これにより、オゾン液生成開始時に、気液分離器20Aの内部の液位を毎回低い状態から開始することができる。
上述の制御動作により、従来課題であった、気液分離器20Aの内部に液体が或る程度残った状態で、新たにオゾン液生成装置10Aをオンしてオゾン液を生成する場合に、オゾン液濃度が低下してしまう問題を解決することができた。
このように、本実施の形態のオゾン液生成装置10Aでは、オゾンガスを発生するオゾン発生器12と、オゾンガスと液体とを混合する気液混合器14と、気液混合液を貯留し気液分離する気液分離器20Aと、オゾン発生器12と上気液混合器14と気液分離器20Aとの間で気体を循環させる気体循環経路としての第1経路1・第2経路2・第3経路3・第4経路4と、第1経路1・第2経路2・第3経路3・第4経路4内に空気を外部から吸入する逆止弁11とを備えている。さらに、気液分離器20Aの内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出センサ26と、第4経路4の開閉が可能な循環弁15と、下限液位検出センサ26による気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、循環弁15を開閉制御する循環弁制御部16Aとが設けられている。
すなわち、本実施の形態では、気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位以上の場合には、循環弁15を閉じるように制御する。これにより、逆止弁11にて気体循環経路である第1経路1・第2経路2・第3経路3内に空気を外部から吸入させて、気液分離器20Aの液位を下げることができる。
そして、気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位よりも低くなった場合には、循環弁15を開けるように制御する。これにより、気液分離器20Aのオゾンガスが循環されるので、オゾン液生成濃度の高い状態で定常状態となる。
すなわち、従来では、フロート弁を用いることにより、外気を導入する動作が頻繁に発生することとなっていたので、気液分離器の内部のオゾンガスを再利用できる期間が少なかった。しかし、本実施の形態では、従来に比べて、気液分離器20Aの内部のオゾンガスを再利用できる期間が多くなる。
したがって、ガス循環型のオゾン液生成装置10Aにおいて、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置10Aを提供することができる。
また、この結果、ユースポイント5aが気液分離器20Aよりも高い位置に存在する場合に、オゾン液生成装置10Aを再稼働するときに、気液分離器20Aの内部に液体が残留していても、気液分離器20Aの内部の液体の液位を制御することができ、オゾン液生成濃度の高い状態での定常状態を確保することができる。
また、本実施の形態におけるオゾン液生成装置10Aでは、循環弁制御部16Aは、気液混合器14への液体の供給を開始し、かつオゾン発生器12によるオゾン発生の開始に伴うオゾン液生成開始時に、下限液位検出センサ26により気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、循環弁15を閉状態にする一方、下限液位検出センサ26により気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、循環弁15を開状態にする。
これにより、オゾン液生成装置10Aを再稼働したときに、気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位以上の場合には、循環弁15を閉じるように制御することによって、気液分離器20Aの液位を下げることから開始することができる。
そして、その後、気液分離器20Aの液位が下がり、設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、循環弁15を開状態にする。これにより、気液分離器20Aのオゾンガスが循環されるので、オゾン液生成濃度の高い状態で定常状態となる。
したがって、ガス循環型のオゾン液生成装置10Aを再稼働したときにおいて、気液分離器20Aよりも高い位置に排液される場合でも、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置10Aを提供することができる。
また、本実施の形態におけるオゾン液生成装置10Aでは、気液分離器20Aの内部における設定された上限液位を検出して、気液分離器20Aからオゾン発生器12への第4経路4を塞ぐフロート弁25を備えている。
すなわち、フロート弁25は、液体よりも比重の小さい物質からなる物体や中空の物体等が液体に浮く浮力を利用して、液体に浮かべた物体を上下させることによって、開閉状態を切り替える弁である。
この結果、フロート弁25を用いることにより、気液分離器20Aの内部における設定された上限液位を検出して、気液分離器20Aからオゾン発生器12への第4経路4を容易に塞ぐことができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、上記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、上記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1では、オゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成開始時における循環弁制御部16Aの制御動作を重点的に説明した。本実施の形態では、オゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成停止移行時の循環弁制御部16Aの制御動作を重点的に説明する。
尚、本実施の形態のオゾン液生成装置10Aの構成は、前記実施の形態1と同じである。したがって、オゾン液生成装置10Aの構成の説明は、省略する。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成停止移行時における循環弁制御部16Aの制御動作について、図3に基づいて説明する。図3は、オゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成停止移行時の循環弁制御部16Aの制御動作を示すフローチャートである。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Aにおいては、オゾン液の生成を停止する場合に、気液分離器20Aにおける第2室23の液体の残留ができるだけ小さいことを目標にしている。すなわち、オゾン液生成装置10Aにおけるオゾン液生成停止時に気液分離器20Aに液体が多く残留しているのは、衛生面上等の観点から好ましくない。
したがって、図3のフローチャートでは、オゾン液生成装置10Aにおいてオゾン液生成を停止する場合には、気液分離器20Aにおける第2室23の液体の液位が設定された下限液位よりも低くなる時点で液供給弁13を閉じる制御について説明する。
図3に示すように、オゾン液生成中には、循環弁15を開き、オゾン発生器12を通電し、液供給弁13を開くことによって、オゾン液の生成している(S11)。
この状態から、オゾン液の生成を停止する場合には、まず、オゾン発生器12の通電を切る(S12)。
次いで、気液分離器20Aの内部の下限液位検出センサ26による液位検出を行い、気液分離器20Aの第2室23の液位が設定された下限液位以上であるか否かを判断する(S13)。そして、S13において、気液分離器20Aの第2室23の液位が設定された下限液位以上である場合には、循環弁15を閉じ(S14)、S13に戻る。これにより、気液混合器14の吸引効果により逆止弁11から外気が導入され、気液分離器20Aの内部における第2室23の液位が低下する。
その後、上記状態を継続することにより、気液分離器20Aの内部の液位が下がっていくと、やがて、下限液位検出センサ26の出力が設定された下限液位を下回った旨を検出出力する。その結果、S13において、第2室23の液位が設定された下限液位よりも低い液位であると判断される。したがって、循環弁制御部16Aは、循環弁15を閉状態に維持すると共に、液供給弁13を閉じる(S15)。これにより、オゾン液の生成が停止される(S16)。
尚、S12において、オゾン発生器12をオフした後のS13での判断において、第2室23の液位が設定された下限液位以上でない場合には、直接、S15に移行することにより、循環弁15が閉じられ、液供給弁13を閉じることによって、オゾン液の生成が停止される(S16)。
以上の手順のように、オゾン液生成停止移行時に下限液位検出を行うことによって、気液分離器20Aの内部の第2室23の液位として一定の高さまでオゾン液を排出することができる。すなわち、設定された下限液位よりも下側の液位にまでオゾン液を排出することができる。したがって、長期間安定したオゾン液の生成が可能となる。
また、気液分離器20Aの内部の液位を把握できるため、下限液位よりも低いつまり下側の液位になったことの検出から循環弁15を閉じる時間を適切に設定することによって、外気を導入し過ぎて、気液分離器20Aの内部に残留していたオゾンガスがユースポイント5aから出て行くことを防止することも可能である。
さらに、導入した外気は、オゾン発生器12を通過するため、残留したオゾンガスのオゾンガス濃度を低下させ、かつ第3経路3を乾燥させることができるため、オゾン液生成装置10Aの寿命を向上させることができる。
上述したように、気液分離器20Aの第2室23の液位を検出した信号を基に、第4経路4に設置した循環弁15を開閉操作することによって、オゾン液停止後に気液分離器20Aの内部の液位を確実に下げることができ、安定して高濃度のオゾン液生成動作を実現することができる。
また、オゾン液の生成停止移行時に、外気を気液分離器20Aの内部に取り込むことによって、酸素の供給、残留オゾンガスの低減、管路の乾燥を行うことができる点においても長期に渡り安定したオゾン液の供給が可能となる。
このように、本実施の形態のオゾン液生成装置10Aでは、循環弁開閉制御手段としての循環弁制御部16Aは、気液混合手段としての気液混合器14への液体の供給を継続した状態でのオゾン発生手段としてのオゾン発生器12によるオゾン発生の停止に伴うオゾン液生成停止移行時に、下限液位検出手段としての下限液位検出センサ26により気液分離手段としての気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、循環弁15を閉状態にする一方、下限液位検出センサ26により気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、循環弁15を閉状態にするか又は該循環弁15の閉状態を維持すると共に、気液混合手段としての気液混合器14への液体の供給を停止する。
これにより、オゾン液生成装置10Aのオゾン液生成停止移行時に、気液分離器20Aの内部の液位が設定された下限液位以上の場合には、循環弁15を閉じるように制御することによって、気液分離器20Aの液位を下げる。
そして、その後、気液分離器20Aの液位が下がり、設定された下限液位よりも低いことが検出されたときに、気液混合器14への液体の供給を停止する。
これにより、オゾン液生成装置10Aのオゾン液生成停止移行時に、気液分離器20Aの内部の液位を下限液位よりも低くして停止することができる。
また、次回に再稼働するときにおいても、気液分離器20Aよりも高い位置に排液される場合でも、ガス循環型のオゾン液生成装置10Aにおいて、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置10Aを提供することができる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図4及び図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、上記実施の形態1及び実施の形態2と同じである。また、説明の便宜上、上記の実施の形態1及び実施の形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態2では、オゾン液生成装置10Aのオゾン液生成停止移行時において、設定された下限液位を検出するまで、循環弁15を閉状態に保持していた。これに対して、本実施の形態のオゾン液生成装置10Bでは、オゾン液生成装置10Bのオゾン液生成停止移行時において、設定された下限液位を検出するまで、循環弁15を複数回開閉する点が異なっている。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Bの構成について、図4に基づいて説明する。図4は、本実施の形態のオゾン液生成装置10Bの構成を示すブロック図である。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Bは、図4に示すように、循環弁開閉制御手段としての循環弁制御部16Bには、タイマ17が接続されている。そして、このタイマ17は、循環弁15の開状態から閉状態までの時間、及び循環弁15の閉状態から開状態までの時間を設定できるようになっており、設定時間に到達すれば、循環弁制御部16Bに伝達する。これにより、循環弁制御部16Bは、循環弁15の開閉状態を切り替え制御するようになっている。尚、循環弁15の開状態から閉状態までの設定時間と、循環弁15の閉状態から開状態までの設定時間とは、同じであってよく、或いは異なっていてもよい。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Bにおけるオゾン液生成停止移行時における循環弁制御部16Bの制御動作について、図5に基づいて説明する。図5は、オゾン液生成装置10Bにおけるオゾン液生成停止移行時の循環弁制御部16Bの制御動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、オゾン液生成中には、循環弁15を開き、オゾン発生器12を通電し、液供給弁13を開くことによって、オゾン液の生成している(S11)。
この状態から、オゾン液の生成を停止する場合には、まず、オゾン発生器12の通電を切る(S12)。
次いで、気液分離器20Bの内部の下限液位検出センサ26による液位検出を行い、気液分離器20Bの第2室23の液位が設定された下限液位以上であるか否かを判断する(S13)。
そして、S13において、気液分離器20Bの第2室23の液位が設定された下限液位以上である場合には、S21に移行する。S21では、循環弁15を一旦閉じ、その後、循環弁15を閉じてからのタイマ17による経過時間が設定時間に到達すると、循環弁15を開く。その後、循環弁15を開いてからのタイマ17による経過時間が設定時間に到達すると、再度、循環弁15を閉じる。その後、S13に戻る。
これにより、循環弁15を閉じているときには、気液混合器14の吸引効果により逆止弁11から外気が導入され、気液分離器20Aの内部における第2室23の液位が低下する。一方、循環弁15が開いているときには、逆に、気液分離器20Aの内部における第2室23の液位が上昇する。
その後、気液分離器20Bの内部の液位が下がっていくと、やがて、下限液位検出センサ26の出力が設定された下限液位を下回った旨を検出出力する。その結果、S13において、第2室23の液位が設定された下限液位よりも低い液位であると判断される。したがって、循環弁制御部16Bは、循環弁15を閉状態に維持すると共に、液供給弁13を閉じる(S15)。これにより、オゾン液の生成が停止される(S16)。
すなわち、上記の制御動作においては、オゾン液生成後の手順として、液供給弁13を開けた状態でオゾン発生器12を停止し、気液分離器20Bの設定された下限液位を検出するまで、循環弁15を複数回開閉する。
これにより、オゾン液生成後に、液供給弁13を開けた状態でオゾン発生器12を停止させ、気液分離器20Bの設定された下限液位を検出するまで、気体循環路の循環弁を閉じることで外気を導入することができる。
ここで、ガス循環式のオゾン液生成装置10Bでは、オゾン液生成後に気液分離器20B及び循環路には高濃度のオゾンガスが残留している。これに対して、本実施の形態のオゾン液生成装置10Bでは、オゾン発生器12の停止後に、外気を導入する。これによって、残留オゾンガスのオゾンガス濃度を下げることができる。
上述したように、オゾン発生器12の停止後に、循環弁15を閉じることによる外気導入動作を複数回行うことによって、循環路内部のオゾンガスを低濃度化及び拡散させることができる。したがって、オゾン発生器12のみならず循環弁15やガス配管部材の寿命を向上させることが可能である。
このように、本実施の形態におけるオゾン液生成装置10Bでは、循環弁開閉制御手段としての循環弁制御部16Bは、オゾン発生手段としてのオゾン発生器12によるオゾン発生の停止に伴うオゾン液生成停止移行時に、下限液位検出手段としての下限液位検出センサ26により気液分離手段としての気液分離器20Bの内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、下限液位検出センサ26により気液分離器20Bの内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、循環弁15の閉開動作を複数回行わせる。
これにより、オゾン液生成装置10Bのオゾン液生成停止移行時に、気液分離器20Bの内部の液位が設定された下限液位以上に液体が溜まっている場合には、循環弁15の閉開動作を複数回行わせる。
この結果、オゾン発生器12によるオゾン発生の停止状態において、循環弁15を閉じたときに、逆止弁11にて空気を外部から吸入させて、気液分離器20Bの液位を下げる。その後、例えば一定時間経過後に循環弁15を開けることにより、空気を循環させて気液分離器20Bの液位を上げる。この開閉動作を、複数回行うことにより、気体循環経路である第1経路1・第2経路2・第3経路3・第4経路4内に空気が循環されオゾンガスの濃度が低下する。
したがって、気体循環経路内のオゾンガスを低濃度化及び拡散させることができるので、逆止弁11・オゾン発生器12・気液混合器14・気液分離器20B及びガス配管部材の寿命を向上させることができる。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、上記実施の形態1〜実施の形態3と同じである。また、説明の便宜上、上記の実施の形態1〜実施の形態3の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1では、気液分離器20Aの気体導出口20cの開閉をフロート弁25にて行っていた。これに対して、本実施の形態のオゾン液生成装置10Cでは、図6に示すように、気液分離器20Cの内部の上限液位の検出として、フロート弁25ではなく、上限液位検出センサ27を用いている点が異なっている。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Cの構成について、図6に基づいて説明する。図6は、本実施の形態のオゾン液生成装置10Cの構成を示すブロック図である。
本実施の形態のオゾン液生成装置10Cは、図6に示すように、気液分離器20Cの上部に上限液位検出手段としての上限液位検出センサ27が設けられている。そして、本実施の形態では、循環弁開閉制御手段としての循環弁制御部16Cは、気液分離器20Cの第2室23の液位が設定された上限液位と同じか又はそれよりも上側になった旨の上限液位検出センサ27からの検出信号によって、循環弁15を閉じるように制御するものとなっている。
尚、他の構成は、前記実施の形態1にて説明したオゾン液生成装置10Aの構成と同じであるので、その説明を省略する。
上記構成のオゾン液生成装置10Cにおける循環弁制御部16Cの制御動作について、図1に基づいて説明する。
上記循環弁制御部16Cにおいては、オゾン液の生成動作中に、上限液位検出センサ27が、気液分離器20Cの第2室23の液位が上限液位と同じか又はそれよりも上側であることを検出した場合には、気液分離器20Cの内部の液位下限を検出するまで、循環弁15を閉状態とする。これにより、逆止弁11を開いて外気導入を行い、気液分離器20Cの第2室23の液位を下げることができる。
この場合、従来課題として挙げた連続的に外気を導入した場合にオゾン液濃度が低下する場合とは現象が異なる。
すなわち、従来課題の場合、浮き子が連続的に動作することにより、微量の外気が連続的に循環経路内に侵入する。その結果として、循環するオゾンガスがオゾンガス濃度の低い状態で定常状態となるために、ユースポイント5aから出るオゾン液濃度が下がった状態で吐出してしまう。
これに対して、本実施の形態のオゾン液生成装置10Cでは、気液分離器20Cの内部の液位の上限液位と同じか又はそれよりも上側を上限液位検出センサ27にて検出する。そして、上限液位と同じか又はそれよりも上側である場合には、下限液位まで循環弁15を閉じる動作を行う。これによって、従来よりも多い量の外気導入によりオゾンガス濃度は一時的に低下するが、数秒で元のオゾンガス濃度に戻る。このため、ユースポイント5aから出るオゾン液のオゾン液濃度として、瞬間的には濃度が下がるが、上限液位の検出前と同じオゾン液濃度を提供することができるため、より安定した濃度のオゾン液を提供することができる。
このように、本実施の形態におけるオゾン液生成装置10Cでは、気液分離手段としての気液分離器20Cの内部の液位が、設定された上限液位以上であるか否かを検出する上限液位検出手段としての上限液位検出センサ27がさらに備えられている。また、循環弁開閉制御手段としての循環弁制御部16Cは、上限液位検出センサ27により気液分離器20Cの内部の液位が設定された上限液位以上であることが検出されたときには、下限液位検出手段としての下限液位検出センサ26により気液分離器20Cの内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、循環弁15を閉じるように制御する。
一般的には、気液分離器20Cからオゾン発生器12への第4経路4を通した液体の溢液を防ぐために、第4経路4を閉じるフロート弁25が用いられる。
しかしながら、フロート弁25は、第4経路4を閉じることにより、逆止弁11にて第1経路1・第2経路2・第3経路3内に空気を外部から吸入させて、気液分離器20Cの液位を下げることができるが、その後の気液分離器20Cの液位の上昇により、すぐに、再度、第4経路4の気体導出口20cを閉じる。この結果、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態が維持される。
これに対して、本実施の形態では、循環弁制御部16Cは、上限液位検出センサ27により気液分離器20Cの内部の液位が設定された上限液位以上であることが検出されたときには、下限液位検出センサ26により気液分離器20Cの内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、循環弁15を閉じるように制御する。
この結果、従来よりも多い量の外気導入によりオゾンガス濃度は一時的に低下するが、短時間で上限液位の検出前と同じオゾン液濃度に戻る。
したがって、気液分離器20Cよりも高い位置に排液される場合でも、ガス循環型のオゾン液生成装置10Cにおいて、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置10Cを提供することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1におけるオゾン液生成装置10A・10B・10Cは、オゾンガスを発生するオゾン発生手段(オゾン発生器12)と、上記オゾンガスと液体とを混合する気液混合手段(気液混合器14)と、上記気液混合手段にて混合された気液混合液を貯留し気液分離する気液分離手段(気液分離器20A・20B・20C)と、上記オゾン発生手段(オゾン発生器12)と上記気液混合手段(気液混合器14)と上記気液分離手段(気液分離器20A・20B・20C)との間で気体を循環させる気体循環経路(第1経路1・第2経路2・第3経路3・第4経路4)と、上記気体循環経路(第1経路1・第2経路2・第3経路3・第4経路4)内に空気を外部から吸入する外気吸入手段(逆止弁11)とを備えたオゾン液生成装置10A・10B・10Cにおいて、上記気液分離手段(気液分離器20A・20B・20C)の内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)と、上記気体循環経路(第1経路1・第2経路2・第3経路3・第4経路4)の開閉が可能な循環弁15と、上記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)による上記気液分離手段(気液分離器20A・20B・20C)の内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、上記循環弁15を開閉制御する循環弁開閉制御手段(循環弁制御部16A・16B・16C)とが設けられていることを特徴としている。
ガス循環型のオゾン液生成装置においては、オゾンガスの再利用により、気液分離手段のオゾンガスが徐々に減少する。これにより、気液分離手段の液位が徐々に上昇することとなり、やがて、気液分離手段からオゾン発生手段への気体循環経路を通した液体の溢液を防ぐべく、例えばフロート弁等によって気体循環経路を閉じる。これに伴い、外気吸入手段が気体循環経路内に空気を外部から吸入するので、外部気体を導入したことにより循環するオゾンガスの濃度が低下し、結果として生成するオゾン液のオゾン液濃度が低下する。この場合、フロート弁等により外気を導入する動作が頻繁に発生することとなり、気液分離手段の内部にオゾンガスを貯留する時間が減少し、その結果、生成できるオゾン液のオゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になるという問題が生じる。そして、この問題は、出口ポイントが気液分離手段よりも高い位置に存在する場合に、顕著に現われる。すなわち、オゾン液生成装置を再稼働するときに、気液分離手段の内部の液体が高い位置に残った状態から開始されるので、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態がその後も維持されるためである。
そこで、本発明では、気液分離手段の内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出手段と、気体循環経路の開閉が可能な循環弁と、下限液位検出手段による気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、循環弁を開閉制御する循環弁開閉制御手段とが設けられている。
この結果、例えば、気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上の場合には、循環弁を閉じるように制御する。これにより、外気吸入手段にて気体循環経路内に空気を外部から吸入させて、気液分離手段の液位を下げることができる。
そして、気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低くなった場合には、循環弁を開けるように制御する。これにより、気液分離手段のオゾンガスが循環されるので、オゾン液生成濃度の高い状態で定常状態となる。
すなわち、従来では、フロート弁を用いることにより、外気を導入する動作が頻繁に発生することとなっていたので、気液分離手段の内部のオゾンガスを再利用できる期間が少なかった。しかし、本発明では、従来に比べて、気液分離手段の内部のオゾンガスを再利用できる期間が多くなる。
したがって、ガス循環型のオゾン液生成装置において、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置を提供することができる。
また、この結果、出口ポイントが気液分離手段よりも高い位置に存在する場合に、オゾン液生成装置を再稼働するときに、気液分離手段の内部に液体が残留していても、気液分離手段の内部の液体の液位を制御することができ、オゾン液生成濃度の高い状態での定常状態を確保することができる。
本発明の態様2におけるオゾン液生成装置10Aは、態様1におけるオゾン液生成装置において、前記循環弁開閉制御手段(循環弁制御部16A)は、前記気液混合手段(気液混合器14)への液体の供給を開始し、かつ前記オゾン発生手段(オゾン発生器12)によるオゾン発生の開始に伴うオゾン液生成開始時に、前記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)により前記気液分離手段(気液分離器20A)の内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、前記循環弁15を閉状態にする一方、上記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)により上記気液分離手段(気液分離器20A)の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、上記循環弁15を開状態にすることが好ましい。
これにより、オゾン液生成装置を再稼働したときに、気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上の場合には、循環弁を閉じるように制御することによって、気液分離手段の液位を下げることから開始することができる。
そして、その後、気液分離手段の液位が下がり、設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、循環弁を開状態にする。これにより、気液分離手段のオゾンガスが循環されるので、オゾン液生成濃度の高い状態で定常状態となる。
したがって、ガス循環型のオゾン液生成装置を再稼働したときにおいて、気液分離手段よりも高い位置に排液される場合でも、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置を提供することができる。
本発明の態様3におけるオゾン液生成装置10Aは、態様1又は2におけるオゾン液生成装置において、前記循環弁開閉制御手段(循環弁制御部16A)は、前記気液混合手段(気液混合器14)への液体の供給を継続した状態での前記オゾン発生手段(オゾン発生器12)によるオゾン発生の停止に伴うオゾン液生成停止移行時に、前記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)により前記気液分離手段(気液分離器20A)の内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、前記循環弁15を閉状態にする一方、上記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)により上記気液分離手段(気液分離器20A)の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、上記循環弁15を閉状態にするか又は該循環弁15の閉状態を維持すると共に、前記気液混合手段(気液混合器14)への液体の供給を停止することが好ましい。
これにより、オゾン液生成装置のオゾン液生成停止移行時に、気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上の場合には、循環弁を閉じるように制御することによって、気液分離手段の液位を下げる。
そして、その後、気液分離手段の液位が下がり、設定された下限液位よりも低いことが検出されたときに、気液混合手段への液体の供給を停止する。
これにより、オゾン液生成装置のオゾン液生成停止移行時に、気液分離手段の内部の液位を下限液位よりも低くして停止することができる。
また、次回に再稼働するときにおいても、気液分離手段よりも高い位置に排液される場合でも、ガス循環型のオゾン液生成装置において、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置を提供することができる。
本発明の態様4におけるオゾン液生成装置10Bは、態様3におけるオゾン液生成装置において、前記循環弁開閉制御手段(循環弁制御部16B)は、前記オゾン発生手段(オゾン発生器12)によるオゾン発生の停止に伴うオゾン液生成停止移行時に、前記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)により前記気液分離手段(気液分離器20B)の内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、上記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)により上記気液分離手段(気液分離器20B)の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、前記循環弁15の閉開動作を複数回行わせることが好ましい。
これにより、オゾン液生成装置のオゾン液生成停止移行時に、気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上に液体が溜まっている場合には、循環弁の閉開動作を複数回行わせる。
この結果、オゾン発生手段によるオゾン発生の停止状態において、循環弁を閉じたときに、外気吸入手段にて空気を外部から吸入させて、気液分離手段の液位を下げる。その後、例えば一定時間経過後に循環弁を開けることにより、空気を循環させて気液分離手段の液位を上げる。この開閉動作を、複数回行うことにより、気体循環経路内に空気が循環されオゾンガスの濃度が低下する。
したがって、気体循環経路内のオゾンガスを低濃度化及び拡散させることができるので、各手段及びガス配管部材の寿命を向上させることができる。
本発明の態様5におけるオゾン液生成装置10Cは、態様1〜4のいずれか1におけるオゾン液生成装置において、前記気液分離手段(気液分離器20C)の内部の液位が、設定された上限液位以上であるか否かを検出する上限液位検出手段(上限液位検出センサ27)がさらに備えられており、前記循環弁開閉制御手段(循環弁制御部16C)は、上記上限液位検出手段(上限液位検出センサ27)により上記気液分離手段(気液分離器20C)の内部の液位が設定された上限液位以上であることが検出されたときには、前記下限液位検出手段(下限液位検出センサ26)により上記気液分離手段(気液分離器20C)の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、上記循環弁15を閉じるように制御することが好ましい。
一般的には、気液分離手段からオゾン発生手段への気体循環経路を通した液体の溢液を防ぐために、気体循環経路を閉じる例えばフロート弁が用いられる。
しかしながら、フロート弁は、気体循環経路を閉じることにより、外気吸入手段にて気体循環経路内に空気を外部から吸入させて、気液分離手段の液位を下げることができるが、その後の気液分離手段の液位の上昇により、すぐに、再度、気体循環経路を閉じる。この結果、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態が維持される。
これに対して、本発明では、循環弁開閉制御手段は、上限液位検出手段により気液分離手段の内部の液位が設定された上限液位以上であることが検出されたときには、下限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、上記循環弁を閉じるように制御する。
この結果、従来よりも多い量の外気導入によりオゾンガス濃度は一時的に低下するが、短時間で上限液位の検出前と同じオゾン液濃度に戻る。
したがって、気液分離手段よりも高い位置に排液される場合でも、ガス循環型のオゾン液生成装置において、オゾン液濃度がガス非循環型のオゾン液生成装置に比べて変わらない程度に低下した定常状態になることを回避し得るオゾン液生成装置を提供することができる。
本発明の態様6におけるオゾン液生成装置10A・10Bは、態様1〜4のいずれか1におけるオゾン液生成装置において、前記気液分離手段(気液分離器20A・20B)の内部における設定された上限液位を検出して、上記気液分離手段(気液分離器20A・20B)から前記オゾン発生手段(オゾン発生器12)への前記気体循環経路(第4経路4)を塞ぐフロート弁25を備えているとすることができる。
すなわち、フロート弁は、液体よりも比重の小さい物質からなる物体や中空の物体等が液体に浮く浮力を利用して、液体に浮かべた物体を上下させることによって、開閉状態を切り替える弁である。
この結果、フロート弁を用いることにより、気液分離手段の内部における設定された上限液位を検出して、気液分離手段からオゾン発生手段への気体循環経路を容易に塞ぐことができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明におけるオゾン液生成装置は、ガス循環型のオゾン液生成装置の適用することが可能であり、特に、例えば、キッチンシンクの下に収納して使用するオゾン液生成装置に有用に利用することができる。
1 第1経路(気体循環経路)
1a T字部
2 第2経路(気体循環経路)
3 第3経路(気体循環経路)
4 第4経路(気体循環経路)
5 オゾン液出口経路
5a ユースポイント(出口ポイント)
10A オゾン液生成装置
10B オゾン液生成装置
10C オゾン液生成装置
11 逆止弁(外気吸入手段)
12 オゾン発生器(オゾン発生手段)
12a 導入口
12b 導出口
13 液供給弁
14 気液混合器(気液混合手段)
14a 液体導入口
14b 液体導出口
14c 気体導入口
15 循環弁
16A 循環弁制御部
16B 循環弁制御部
16C 循環弁制御部
17 タイマ
20A 気液分離器(気液分離手段)
20B 気液分離器(気液分離手段)
20C 気液分離器(気液分離手段)
20a 液体導入部
20b 液体導出部
20c 気体導出口
21 仕切り
22 第1室
23 第2室
24 空間部
25 フロート弁
25a フロート
25b 栓
25c 支持部
25d 回動アーム部材
26 下限液位検出センサ(下限液位検出手段)
27 上限液位検出センサ(上限液位検出手段)

Claims (7)

  1. オゾンガスを発生するオゾン発生手段と、上記オゾンガスと液体とを混合する気液混合手段と、上記気液混合手段にて混合された気液混合液を貯留し気液分離する気液分離手段と、上記オゾン発生手段と上記気液混合手段と上記気液分離手段との間で気体を循環させる気体循環経路と、上記気体循環経路内に空気を外部から吸入する外気吸入手段とを備えたオゾン液生成装置において、
    上記気液分離手段の内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出手段と、上記気体循環経路の開閉が可能な循環弁と、上記下限液位検出手段による上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、上記循環弁を開閉制御する循環弁開閉制御手段とが設けられており、
    前記循環弁開閉制御手段は、前記気液混合手段への液体の供給を開始し、かつ前記オゾン発生手段によるオゾン発生の開始に伴うオゾン液生成開始時に、
    前記下限液位検出手段により前記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、前記循環弁を閉状態にする一方、
    上記下限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、上記循環弁を開状態にすることを特徴とするオゾン液生成装置。
  2. オゾンガスを発生するオゾン発生手段と、上記オゾンガスと液体とを混合する気液混合手段と、上記気液混合手段にて混合された気液混合液を貯留し気液分離する気液分離手段と、上記オゾン発生手段と上記気液混合手段と上記気液分離手段との間で気体を循環させる気体循環経路と、上記気体循環経路内に空気を外部から吸入する外気吸入手段とを備えたオゾン液生成装置において、
    上記気液分離手段の内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出手段と、上記気体循環経路の開閉が可能な循環弁と、上記下限液位検出手段による上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、上記循環弁を開閉制御する循環弁開閉制御手段とが設けられており、
    前記循環弁開閉制御手段は、前記気液混合手段への液体の供給を継続した状態での前記オゾン発生手段によるオゾン発生の停止に伴うオゾン液生成停止移行時に、
    前記下限液位検出手段により前記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、前記循環弁を閉状態にする一方、
    上記下限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、上記循環弁を閉状態にするか又は該循環弁の閉状態を維持すると共に、前記気液混合手段への液体の供給を停止することを特徴とするオゾン液生成装置。
  3. 前記循環弁開閉制御手段は、前記気液混合手段への液体の供給を継続した状態での前記オゾン発生手段によるオゾン発生の停止に伴うオゾン液生成停止移行時に、
    前記下限液位検出手段により前記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、前記循環弁を閉状態にする一方、
    上記下限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されたときには、上記循環弁を閉状態にするか又は該循環弁の閉状態を維持すると共に、前記気液混合手段への液体の供給を停止することを特徴とする請求項1記載のオゾン液生成装置。
  4. 前記循環弁開閉制御手段は、前記オゾン発生手段によるオゾン発生の停止に伴うオゾン液生成停止移行時に、
    前記下限液位検出手段により前記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であることが検出されたときには、上記下限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、前記循環弁の閉開動作を複数回行わせることを特徴とする請求項2又は3記載のオゾン液生成装置。
  5. オゾンガスを発生するオゾン発生手段と、上記オゾンガスと液体とを混合する気液混合手段と、上記気液混合手段にて混合された気液混合液を貯留し気液分離する気液分離手段と、上記オゾン発生手段と上記気液混合手段と上記気液分離手段との間で気体を循環させる気体循環経路と、上記気体循環経路内に空気を外部から吸入する外気吸入手段とを備えたオゾン液生成装置において、
    上記気液分離手段の内部の液位が、設定された下限液位以上であるか否かを検出する下限液位検出手段と、上記気体循環経路の開閉が可能な循環弁と、上記下限液位検出手段による上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位以上であるか否かの検出に応じて、上記循環弁を開閉制御する循環弁開閉制御手段とが設けられており、
    前記気液分離手段の内部の液位が、設定された上限液位以上であるか否かを検出する上限液位検出手段がさらに備えられており、
    前記循環弁開閉制御手段は、上記上限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された上限液位以上であることが検出されたときには、前記下限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、上記循環弁を閉じるように制御することを特徴とするオゾン液生成装置。
  6. 前記気液分離手段の内部の液位が、設定された上限液位以上であるか否かを検出する上限液位検出手段がさらに備えられており、
    前記循環弁開閉制御手段は、上記上限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された上限液位以上であることが検出されたときには、前記下限液位検出手段により上記気液分離手段の内部の液位が設定された下限液位よりも低いことが検出されるまで、上記循環弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のオゾン液生成装置。
  7. 前記気液分離手段の内部における設定された上限液位を検出して、上記気液分離手段から前記オゾン発生手段への前記気体循環経路を塞ぐフロート弁を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のオゾン液生成装置。
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