JP2015040343A - オゾン含有液生成装置およびオゾン含有液生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発生するオゾンガスを適切に処理することが可能な小型でかつ簡素な構成のオゾン含有液生成装置を提供する。【解決手段】オゾン含有液生成装置1Aは、通流された水を電気分解することにより、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液Bを生成するオゾン含有液生成部10と、生成されたオゾン含有液Bを一時的に貯留することにより、貯留されたオゾン含有液Bを気体状態のオゾンが含まれた気液混合体Cと気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液Dとに分離する分離部20と、分離された後の気液混合体Cから気体状態のオゾンを分解除去するオゾンガス分解部30と、分離された後のオゾン溶解液Dと気体状態のオゾンが分解除去された後の気液混合体Eとを混合することにより、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液Fを生成する混合部40とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、オゾン含有液を生成するオゾン含有液生成装置およびオゾン含有液生成方法に関し、特に、水を電気分解することによってオゾン含有液を生成するいわゆる直接電解方式のオゾン含有液生成装置およびオゾン含有液生成方法に関する。
オゾン含有液生成方法の一つとして、水を電気分解することによって直接的にオゾン液を生成する直接電解方式が知られている。直接電解方式は、水に対して電気分解を行なうことによって得られる酸素をオゾンに変換し、これを水に溶解させることでオゾン含有液を生成するものである。
この直接電解方式のオゾン含有液生成装置が開示された文献としては、たとえば特開平11−12774号公報(特許文献1)がある。当該特許文献1に開示されたオゾン含有液生成装置は、外部から水が供給可能に構成されたタンクと、当該タンクに接続された循環経路と、当該循環経路上に設けられた電解セルおよびポンプとを備えており、電解セルに所定の電力が供給された状態でポンプを駆動することによってタンク内に貯留された水を電解セルに供給して電気分解を行ない、これによりタンク内に貯留された水を徐々にオゾン含有液に置換することで高濃度のオゾン含有液を得るものである。
ここで、電解セルに通流された後のオゾン含有液には、水に溶解しきらなかった気体状態のオゾン(余剰オゾンガス)が気泡として含まれるため、上記特許文献1に開示されたオゾン含有液生成装置においては、オゾン含有液の生成時において、タンクの上部に徐々にオゾンガスが溜まることになる。このオゾンガスは、人体に有害であるため、適切に処理することが必要である。
そのため、上記特許文献1に開示されたオゾン含有液生成装置においては、タンクの内部に液面センサを設けるとともに、タンクの上部に圧力調整弁およびオゾン分解触媒を含む排気機構を設けることとしている。これにより、液面センサを用いてタンク内のオゾン含有液の液位を常時監視しつつ、圧力調整弁を適切に制御することにより、タンクの上部に溜まったオゾンガスをオゾン分解触媒に接触させることで分解除去して外部に排出しつつ、高濃度のオゾン含有液の生成を可能にしている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたオゾン含有液生成装置にあっては、有害なオゾンガスが外部に排出されない反面、これを実現するために設置される液面センサおよび圧力調整弁による駆動制御が非常に複雑になってしまう問題がある。また、上述した液面センサや圧力調整弁を設置する分だけ装置が大型化したり装置構成が複雑化したりする問題も発生する。さらには、タンク内において貯留されたオゾン含有液から気泡を浮上させてオゾンガスを含む気体をオゾン含有液から確実に気液分離させるためには、相当程度の大きさおよび深さのタンクが必要であり、この点においても装置が大型化してしまう問題が生じる。
したがって、本発明は、上述した問題点を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、発生するオゾンガスを適切に処理することが可能な小型でかつ簡素な構成のオゾン含有液生成装置を提供することにあるとともに、発生するオゾンガスを適切に処理することが可能でかつ装置を小型化および簡素化できるオゾン含有液生成方法を提供することにある。
本発明に基づくオゾン含有液生成装置は、通流された水を電気分解することにより、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液を生成するオゾン含有液生成部と、上記オゾン含有液生成部にて生成されたオゾン含有液を一時的に貯留することにより、貯留されたオゾン含有液を、気体状態のオゾンが含まれた気液混合体と、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液とに分離する分離部と、上記分離部にて分離された後の気液混合体から気体状態のオゾンを分解除去するオゾンガス分解部と、上記分離部にて分離された後のオゾン溶解液と、上記オゾンガス分解部によって気体状態のオゾンが分解除去された後の気液混合体とを混合することにより、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液を生成する混合部とを備えている。
上記本発明に基づくオゾン含有液生成装置にあっては、上記オゾンガス分解部が、熱分解法、活性炭法、触媒法、紫外線法および薬液法のいずれかまたはその組み合わせに基づいて気体状態のオゾンを分解除去するものであることが好ましい。
上記本発明に基づくオゾン含有液生成装置にあっては、上記混合部が、ベンチュリー効果を利用してオゾン溶解液に気液混合体を混合させるものであることが好ましい。
上記本発明に基づくオゾン含有液生成装置にあっては、上記分離部が、上記オゾン含有液生成部にて生成されたオゾン含有液を導入するための導入口と、分離された後の気液混合体を導出するための第1導出口と、分離された後のオゾン溶解液を導出するための第2導出口とを有していることが好ましい。その場合には、上記第1導出口が、上記導入口および上記第2導出口よりも高い位置に設けられことが好ましく、また、上記導入口と上記第2導出口とを隔てるように上記分離部の底部から隔壁部が立設されていることが好ましい。
本発明に基づくオゾン含有液生成方法は、通流された水を電気分解することにより、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液を生成するステップと、生成されたオゾン含有液を一時的に貯留することにより、貯留されたオゾン含有液を、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液と、気体状態のオゾンが含まれた気液混合体とに分離するステップと、分離された後の気液混合体から気体状態のオゾンを分解除去するステップと、分離された後のオゾン溶解液と、気体状態のオゾンが分解除去された後の気液混合体とを混合することにより、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液を生成するステップとを備えている。
本発明によれば、発生するオゾンガスを適切に処理することが可能な小型でかつ簡素な構成のオゾン含有液生成装置を提供することができるとともに、発生するオゾンガスを適切に処理することが可能でかつ装置を小型化および簡素化できるオゾン含有液生成方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。なお、図中に示す矢印は、それぞれ当該矢印が付された配管中を流れる液体または気液混合体の流動方向をそれぞれ表わしており、当該矢印に付された符号は、それぞれ液体または気液混合体の種類を表わしている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置の概略図である。また、図2は、図1に示すオゾン含有液生成部の模式断面図であり、図3は、図1に示す混合部の模式断面図である。まず、これら図1ないし図3を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aの構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置の概略図である。また、図2は、図1に示すオゾン含有液生成部の模式断面図であり、図3は、図1に示す混合部の模式断面図である。まず、これら図1ないし図3を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aの構成について説明する。
図1に示すように、オゾン含有液生成装置1Aは、ポンプ10と、オゾン含有液生成部20と、分離部30と、オゾンガス分解部40と、混合部50と、吐出部60と、これらを接続する配管L1〜L7とを主として備えている。
ポンプ10は、外部に設置された水供給源(たとえば水道設備等)からオゾン含有液生成装置1Aの内部に水Aの供給を受けるためのものであり、その一端が配管L1に接続されており、その他端が配管L2に接続されている。ポンプ10としては、所定の電力を受けることによって水Aを圧送することができる一般的なポンプを使用することができる。
オゾン含有液生成部20は、オゾン含有液Bを生成するものであり、その一端が配管L2に接続されており、その他端が配管L3に接続されている。オゾン含有液生成部20は、通流された水Aを所定の電力を受けることによって電気分解し、これによって得られる酸素をオゾンに変換して水Aに溶解させるものである。
図2に示すように、オゾン含有液生成部20は、水Aが通流されるケーシング21と、その内部に設置された電解セル22とによって構成されており、ケーシング21には、それぞれ配管L2および配管L3に接続される流入口23および流出口24が設けられている。一次側である流入口23からケーシング21の内部に流入した水Aは、電解セル22に接触することで電気分解され、これによりオゾン含有液Bが生成される。生成されたオゾン含有液Bは、二次側である流出口24から外部に向けて流出する。
このとき、発生したオゾンのうち、水に溶解しきらなかった気体状態のオゾンである余剰オゾンガスは、電気分解によって生じる他の気体(たとえば酸素等)とともに気体状態のまま気泡b1となってオゾン含有液B中に含まれることになる。したがって、流出口24からは、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液Bが外部に向けて流出することになる。
ケーシング21および電解セル22としては、既知の各種のものが使用可能であるが、本実施の形態においては、ケーシング21として、内径がφ5mmのチューブ状の配管を使用し、電解セル22として、太さがφ3mmの棒状のオゾン水生成電極を使用している。このように、ケーシング21の内面と電解セル22の表面との間の隙間を狭くすることにより、電解セル22の表面において発生するオゾンと水Aとの接触頻度を高めることができ、これによってオゾンの溶解効率を向上させることが可能になり、結果として高濃度のオゾン含有液Bを生成することができる。
分離部30は、オゾン含有液Bを一時的に貯留するものであり、配管L3〜L5に接続されている。分離部30は、オゾン含有液Bを一時的に貯留することにより、貯留されたオゾン含有液Bを、気体状態のオゾン(すなわち気泡b1)が含まれた気液混合体Cと、気体状態のオゾン(すなわち気泡b1)が実質的に含まれないオゾン溶解液Dとに分離する。
具体的には、オゾン含有液Bに含まれる気泡b1が分離部30の内部においてその浮力に基づいて上昇することにより、これが分離部30の上部に集められることになり、これによって分離部30においてオゾン含有液Bが気液混合体Cとオゾン溶解液Dとに分離される。その際、分離部30の上部に集められた気泡b1は、オゾン含有液Bから完全に気液分離される必要はなく、分離部30の上部においてその一部が気泡b1のままオゾン含有液Bに含まれていてよい。
分離部30に接続された配管L3〜L5のうち、分離部30にオゾン含有液Bを導入する配管L3と、分離部30からオゾン溶解液Dを外部に導出する配管L5とは、分離部30の下部において分離部30に接続されており、分離部30から気液混合体Cを外部に導出する配管L4は、分離部30の上部において分離部30に接続されている。すなわち、配管L4は、配管L3,L5が接続された位置よりも高い位置において分離部30に接続されている。
ここで、分離部30からオゾン溶解液Dを外部に導出する配管L5は、その下流側において混合部50および吐出部60に接続されている。そのため、これら混合部50および吐出部60が有する流動負荷により、分離部30の内部においてオゾン含有液Bによる液位が形成されることになり、その結果、分離部30におけるオゾン含有液Bの一時的な貯留が可能となり、上述した分離処理が可能になる。
また、上述した混合部50および吐出部60による流動負荷を適切に設定するとともに、分離部30に接続される配管L3と配管L5との間の距離を適切に広く設定することにより、分離部30から配管L5に気泡b1が導出されてしまうことが確実に防止できる。
分離部30としては、耐オゾン性を有する部材または耐オゾン性を有する被膜等によって表面がコーティングされた部材等によって形成されたタンクが使用できる。タンクの形状は、特に制限されるものではなく、中空円柱状、中空多角柱状、中空円錐状、中空多角錐状等、様々な形状のものが使用できる。また、分離部30は、必ずしもタンクによって構成されている必要はなく、配管の一部を拡径すること等によってこれが構成されていてもよい。
なお、上述したように、分離部30においては、その上部において気体と液体とが完全に分離されて液体中に気泡が含まれない程度にまで気液分離が行なわれる必要がないため、分離部30の容量は比較的小容量で足り、この点においてオゾン含有液生成装置1Aを従来に比して小型に構成することができる。
オゾンガス分解部40は、気液混合体Cに含まれる気体状態のオゾンを分解除去するものであり、その一端が配管L4に接続されており、その他端が配管L6に接続されている。オゾンガス分解部40は、配管L4から流入した気液混合体C中の気泡b1に含まれるオゾンガスを分解除去することにより、気液混合体Cを気体状態のオゾンが実質的に含まれない気液混合体Eにし、これを配管L6に向けて流出させる。なお、オゾンガス分解部40から流出する気液混合体Eは、気液混合体Cにもともと含まれていたオゾンガス以外の気体と、オゾンガスが分解除去されることで発生するオゾンガス以外の気体とを気泡b2(図3参照)として含むものとなる。
オゾンガス分解部40としては、オゾンガスを分解除去することができる既知の各種のオゾンガス分解手段が使用できる。たとえば、オゾンガス分解部40としては、熱分解法、活性炭法、触媒法、紫外線法および薬液法のいずれかまたはその組み合わせに基づいたオゾンガス分解手段が使用できるが、本実施の形態においては、活性炭を用いたオゾンガス分解フィルタを使用している。ここで、オゾンガス分解フィルタは、活性炭の細孔内にオゾンガスを吸着させ、炭素とオゾンガスとの反応を利用してオゾンガスを分解除去するものである。
混合部50は、オゾン溶解液Dと気液混合体Eとを混合することにより、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液Fを生成するものであり、配管L5〜L7に接続されている。ここで、本実施の形態においては、混合部50として、ベンチュリー効果を利用することにより、オゾン溶解液Dと気液混合体Eとを混合させることができるベンチュリー型の混合器を使用している。
図3に示すように、混合部50は、オゾン溶解液Dが導入される大径流路部51と、当該大径流路部51の下流側に位置し、大径流路部51に連通する小径流路部52と、小径流路部52の下流側に位置し、小径流路部52に連通する円錐台形状の流路を含む円錐状流路部53とを有している。これら大径流路部51、小径流路部52および円錐状流路部53は、互いに直線状に並ぶように配設されている。
また、混合部50は、気液混合体Eが導入される比較的小径の気液混合体導入路54を有しており、当該気液混合体導入路54は、上述した小径流路部52に連通している。なお、気液混合体導入路54は、上述した大径流路部51、小径流路部52および円錐状流路部53が並ぶ方向と交差する方向に延在して設けられている。
大径流路部51には、上述した配管L5が接続されており、円錐状流路部53には、上述した配管L7が接続されている。一方、気液混合体導入路54には、上述した配管L6が接続されている。
配管L5から大径流路部51にオゾン溶解液Dが導入されると、大径流路部51を通流したオゾン溶解液Dは、当該大径流路部51よりも内径の小さい小径流路部52に導入される。そのため、ベルヌーイの定理によって知られるように、小径流路部52においては、オゾン溶解液Dの流速が増加し、静圧が減少することになる。
その結果、小径流路部52を通流するオゾン溶解液Dの静圧は負圧となり、気液混合体導入路54を介して配管L6から気液混合体Eが小径流路部52内に向けて吸引される。そのため、小径流路部52において、吸引された気液混合体Eがオゾン溶解液Dに対して混入されることになり、オゾン溶解液Dと気液混合体Eとが混合されることになる。これにより、小径流路部52において、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液Fが生成される。
生成されたオゾン含有液Fは、円錐状流路部53に導入され、その後、当該円錐状流路部53から排出されて配管L7に導入される。
このように、混合部50としてベンチュリー型の混合器を利用することにより、混合部50の作用によって気液混合体Eが自吸されてオゾン溶解液Dに混入されることになるため、気液混合体Cをオゾンガス分解部40に導入させるための動力と、気液混合体Eを混合部50に導入させるための動力が不要となり、ランニングコストを低減することができるばかりでなく、構成の簡素化に伴って製造コストを削減することも可能になる。
吐出部60は、オゾン含有液Fを外部に向けて吐出するためのものであり、配管L7に接続されている。吐出部60としては、各種のものが使用できるが、たとえば吐出流量の調節が可能なノズル体等にて構成されていることが好ましい。
次に、図1を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aの動作について説明するとともに、本実施の形態におけるオゾン含有液生成方法について説明する。
オゾン含有液Fの生成に際しては、ポンプ10に所定の電力が供給されることによってポンプ10が駆動されるとともに、電解セル22に所定の電力が供給されることによってオゾン含有液生成部20が駆動される。これにより、オゾン含有液生成装置1Aの外部に設置された図示しない水供給源から配管L1,L2を経由して水Aがオゾン含有液生成部20に導入されることになるとともに、当該オゾン含有液生成部20において、導入された水Aに対して電気分解が行なわれることで気体状態のオゾンを含むオゾン含有液Bが生成される。
オゾン含有液生成部20において生成されたオゾン含有液Bは、ポンプ10によって圧送されることで配管L3を経由して分離部30に導入される。分離部30においては、気体状態のオゾンを含むオゾン含有液Bが一時的に貯留され、気体状態のオゾンを含む気泡b1がその浮力と上述した混合部50の有する自吸作用によって上昇することにより、当該オゾン含有液Bが、気体状態のオゾンが含まれた気液混合体Cと、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液Dとに分離される。なお、このうちの気液混合体Cは、分離部30の上部に位置することになり、オゾン溶解液Dは、分離部30の下部に位置することになる。
分離部30において分離された後のオゾン溶解液Dは、分離部30の内圧が上昇することに伴って混合部50および吐出部60の有する流動負荷に抗して配管L5に流出し、当該配管L5を経由して混合部50に導入される。
その際、上述した混合部50の有する自吸作用に基づき、分離部30において分離された後の気液混合体Cは、配管L4を経由してオゾンガス分解部40に導入される。オゾンガス分解部40に導入された気液混合体Cに含まれる気体状態のオゾンは、当該オゾンガス分解部40において分解除去される。これにより、オゾンガス分解部40に導入された気液混合体Cは、気体状態のオゾンが実質的に含まれない気液混合体Eとされ、この気液混合体Eが、上述した混合部50の有する自吸作用に基づき、配管L6を経由して混合部50に導入される。
混合部50においては、導入されたオゾン溶解液Dと気液混合体Eとが混合され、これによりオゾン含有液Fが生成される。このとき、上述したようにオゾン溶解液Dおよび気液混合体Eともに気体状態のオゾンを実質的に含んでいないため、混合後のオゾン含有液Fは、水に溶解しきらなかった気体状態のオゾンである余剰オゾンガスを実質的に含まないものとなり、安全性に優れたものとなる。
混合部50において生成されたオゾン含有液Fは、配管L7を経由して吐出部60に導入され、吐出部60を介して外部に向けて吐出される。
以上において説明したように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aにおいては、オゾン含有液生成部20にて発生することが不可避である、水に溶解しきらなかった気体状態のオゾンである余剰オゾンガスを、気液混合体Cの状態でオゾンガス分解部40に導入し、当該オゾンガス分解部40にて余剰オゾンガスを分解除去することとしている。また、これに加え、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aにおいては、余剰オゾンガスを分解除去した後の気液混合体Eをオゾン溶解液Dに混合することにより、余剰オゾンガスが実質的に含まれないオゾン含有液Fを生成することとしている。
そのため、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aとすることにより、従来のオゾン含有液生成装置において必要であった液面センサや圧力調整弁といった構成部品を設けずとも、発生するオゾンガスを適切に処理することが可能になるため、これら構成部品が不要になる分だけ、小型でかつ簡素な構成のオゾン含有液生成装置とすることができる。また、液面センサや圧力調整弁を必要としないため、複雑な制御が必要になることもなく、この点においても従来に比してより簡素な構成のオゾン含有液生成装置とすることができる。
また、本実施の形態におけるオゾン含有液生成方法は、上述した本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aの動作に基づいて、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液を生成するものであり、通流された水Aを電気分解することにより、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液Bを生成するステップと、生成されたオゾン含有液Bを一時的に貯留することにより、貯留されたオゾン含有液Bを、気体状態のオゾンが含まれた気液混合体Cと、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液Dとに分離するステップと、分離された後の気液混合体Cから気体状態のオゾンを分解除去するステップと、分離された後のオゾン溶解液Dと、気体状態のオゾンが分解除去された後の気液混合体Eとを混合することにより、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液Fを生成するステップとを備えるものである。
このように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成方法を採用することにより、上述したように、発生するオゾンガスを適切に処理することが可能でかつ装置を小型化および簡素化することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるオゾン含有液生成装置に具備される分離部の模式断面図である。次に、この図4を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bについて説明する。なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、分離部30の構成においてのみ相違するものである。
図4は、本発明の実施の形態2におけるオゾン含有液生成装置に具備される分離部の模式断面図である。次に、この図4を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bについて説明する。なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、分離部30の構成においてのみ相違するものである。
図4に示すように、オゾン含有液生成装置1Bにあっては、分離部30として、内部の空間が第1貯留室33Aと第2貯留室33Bとに区画されたものが使用されている。具体的には、分離部30は、ケーシング31と、当該ケーシング31の底部31aから立設された隔壁部32とを有しており、当該隔壁部32によって上述した第1貯留室33Aと第2貯留室33Bとが仕切られている。ここで、隔壁部32は、ケーシング31の上部において第1貯留室33Aと第2貯留室33Bとが通じることとなるように、ケーシング31の底部31aから分離部30の鉛直方向に沿った途中位置にまで達するように設けられている。
第1貯留室33Aを規定する部分のケーシング31の底部31aには、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液Bを導入するための導入口34が設けられており、第2貯留室33Bを規定する部分のケーシング31の底部31aには、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液Dを外部に導出するための第2導出口35Bが設けられている。一方、ケーシング31の内部の空間のうち、第1貯留室33Aと第2貯留室33Bとが通じた空間を規定する部分のケーシング31には、気体状態のオゾンが含まれた気液混合体Cを外部に導出するための第1導出口35Aが設けられている。
このように構成することにより、分離部30にて分離された後の気液混合体Cをオゾンガス分解部40に向けて導出するための第1導出口35Aが、オゾン含有液生成部20にて生成されたオゾン含有液Bを分離部30に導入するための導入口34および分離部30にて分離された後のオゾン溶解液Dを混合部50に向けて導出するための第2導出口35Bよりも高い位置に設けられることになるとともに、これらのうちの導入口34と第2導出口35Bとが、隔壁部32によって隔てられることになる。これにより、分離部30に導入されたオゾン含有液Bは、第1貯留室33Aに貯留された後に隔壁部32を乗り越えて第2貯留室33Bに向けて流動することになる。
そのため、上記構成を採用することにより、導入口34を介して分離部30に導入されたオゾン含有液Bに含まれる気泡b1を容易に分離部30の上部において集めることができ、当該気泡b1が第2導出口35Bに至ることが防止できる。したがって、第2導出口35Bから導出されるオゾン溶解液Dに余剰オゾンガスを含む気泡b1が含まれてしまうことをより確実に防止することができるとともに、分離部30に導入できるオゾン含有液Bの流量を増大させることが可能になる。また、導入口34と第2導出口35Bとが隔壁部32によって隔てられるように構成することにより、これら導入口34と第2導出口35Bとをより近い位置に設けることが可能になるため、分離部30を大幅に小型化することもできる。
したがって、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bとすることにより、上述した実施の形態1において説明した効果が得られるばかりでなく、さらなる装置の小型化と、オゾン含有液の使用可能流量の増加とが同時に達成できることになる。なお、分離部30に設けられる隔壁部32の大きさ(主として高さ)や形状等は、当該分離部30に導入されるオゾン含有液Bの流量や当該分離部30から導出される気液混合体Cおよびオゾン溶解液Dの流量に応じて適宜調節することが好ましい。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3におけるオゾン含有液生成装置の概略図である。次に、この図5を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cについて説明する。なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、所定の位置に循環経路を有している点において主として相違している。
図5は、本発明の実施の形態3におけるオゾン含有液生成装置の概略図である。次に、この図5を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cについて説明する。なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、所定の位置に循環経路を有している点において主として相違している。
図5に示すように、オゾン含有液生成装置1Cは、ポンプ10、オゾン含有液生成部20、分離部30、オゾンガス分解部40、混合部50、吐出部60および配管L1〜L7の構成において上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと同様の構成を有しており、さらに第1三方弁71、第2三方弁72、開閉弁73および配管L8を備えている。
第1三方弁71は、ポンプ10の上流側においてポンプ10の接続先を切り替えるものであり、図示しない外部の水供給源とポンプ10とを接続する配管L1上に設けられている。第1三方弁71は、図示しない制御部によってその動作が制御され、後述する給水時においてポンプ10と外部の水供給源とを接続し、後述する循環動作時および吐水時においてポンプ10と配管L8とを接続する。
第2三方弁72は、分離部30の下流側においてオゾン溶解液Dの導出先を切り替えるものであり、分離部30と混合部50とを接続する配管L5上に設けられている。第2三方弁72は、図示しない制御部によってその動作が制御され、後述する給水時および循環動作時において分離部30と配管L8とを接続し、後述する吐水時において分離部30と混合部50とを接続する。
開閉弁73は、分離部30とオゾンガス分解部40との接続/非接続を切り替えるものであり、分離部30とオゾンガス分解部40とを接続する配管L4上に設けられている。開閉弁73は、図示しない制御部によってその動作が制御され、後述する給水時および循環動作時において分離部30とオゾンガス分解部40とを非接続にし、後述する吐水時において分離部30とオゾンガス分解部40とを接続する。
オゾン含有液Fの生成に際しては、まず、給水時において、図示しない制御部が、ポンプ10がその上流側において図示しない外部の水供給源に接続され、分離部30がその下流側において配管L8に接続されるとともにオゾンガス分解部40に非接続となるように、第1三方弁71、第2三方弁72および開閉弁73を切り替え操作する。この状態において、ポンプ10およびオゾン含有液生成部20が駆動されることにより、分離部30がオゾン含有液Bにて満たされる。
次に、循環動作時において、図示しない制御部が、ポンプ10がその上流側において配管L8に接続されるように、第1三方弁71を切り替え操作する。この状態において、ポンプ10およびオゾン含有液生成部20の駆動が継続されることにより、分離部30内のオゾン溶解液D’が、配管L5、第2三方弁72、配管L8、第1三方弁71、配管L1、ポンプ10、配管L2、オゾン含有液生成部20、配管L3、分離部30を循環経路としてこの順で当該循環経路内を循環することになり、当該オゾン溶解液D’のオゾン濃度が徐々に高められることになる。
その際、第1三方弁71、第2三方弁72および開閉弁73によって当該循環経路が他の配管系から切り離されて独立した系となることにより、当該循環経路は、独立した圧力容器を構成することになり、内圧の上昇に伴って水へのオゾンの溶解が促進されることになり、非常に高濃度のオゾン溶解液を得ることが可能になる。
次に、吐水時において、図示しない制御部が、分離部30がその下流側において混合部50に接続されるとともにオゾンガス分解部40に接続されるように、第2三方弁72および開閉弁73を切り替え操作する。これにより、上述した循環動作によってオゾン濃度が高められたオゾン溶解液Dが混合部50に導入されるとともに、気液混合体Cがオゾンガス分解部40を経由することで気液混合体Eとされて混合部50に導入されることになり、これらオゾン溶解液Dと気液混合体Cとが混合されて余剰オゾンガスである気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液Fが生成され、生成されたオゾン含有液Fが吐出部60を介して外部に供給されることになる。
したがって、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cとすることにより、上述した実施の形態1において説明した効果が得られるばかりでなく、より高濃度のオゾン含有液を生成してこれを外部に供給することが可能になる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置の概略図である。次に、この図6を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dについて説明する。なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、混合部50の構成において主として相違している。
図6は、本発明の実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置の概略図である。次に、この図6を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dについて説明する。なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、混合部50の構成において主として相違している。
図6に示すように、オゾン含有液生成装置1Dは、ポンプ10、オゾン含有液生成部20、分離部30、オゾンガス分解部40、吐出部60および配管L1〜L7の構成において上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと同様の構成を有しており、さらにポンプ80を備えているとともに、混合部50としてT字管型の混合器を備えている。
ポンプ80は、分離部30に貯留された気液混合体Cをオゾンガス分解部40に導入するとともに、オゾンガス分解部40にて処理された後の気液混合体Eを混合部50に導入するものであり、オゾンガス分解部40と混合部50とを接続する配管L6上に設けられている。
混合部50としてのT字管型の混合器は、上述した実施の形態1において説明した混合部50としてのベンチュリー型の混合器と異なり、特に小径流路部52等を有していない。そのため、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dにおいては、混合部50が自吸作用を発揮しないため、上述したポンプ80を併せ備えた構成としている。
ここで、オゾン含有液生成装置1Dにおける動作は、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aの動作と基本的に同様であるが、オゾン含有液Fの生成の際に、ポンプ80を駆動することによって気液混合体Cをオゾンガス分解部40に導入させるとともに気液混合体Eを混合部50に導入させる点において、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aの動作と異なることとなる。
このように構成した場合にも、上述した実施の形態1の場合とほぼ同様の効果が得られることになり、小型でかつ簡素な構成のオゾン含有液生成装置とすることができる。
なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dは、特に小流量のオゾン含有液を外部に向けて供給する場合に好適な構成であり、たとえば小流量のオゾン噴霧機に好適に適用できる形態ものである。
すなわち、混合部50としてベンチュリー型の混合器を用いる場合には、自吸作用を得るためにオゾン溶解液Dの流量を相当程度高めることが必要であるため、吐出部60の流動負荷を極端に高めることが困難であるのに対し、混合部50としてT字管型の混合器を用いる本実施の形態における構成においては、ポンプ80を用いることによって混合部50において強制的にオゾン溶解液Dに対して気液混合体Eを混合できるため、吐出部60の流動負荷を相当程度高めることが可能になり、結果として小流量のオゾン含有液を外部に向けて供給することが可能になる。
また、その場合には、上述したように吐出部60の流動負荷を相当程度高めることができるため、ポンプ10と吐出部60との間の配管系の内圧を高めることができ、この内圧の上昇に伴って水へのオゾンの溶解が促進されることになり、より高濃度のオゾン溶解液を得ることも可能になる。
以上において説明した本発明の実施の形態1ないし4においては、オゾン含有液生成装置として、給水手段であるポンプ10と吐水手段である吐出部60とを備えた洗浄装置に本発明を適用した場合を例示して説明を行なったが、これら給水手段や吐水手段が予めオゾン含有液生成装置に組み込まれている必要性は必ずしもなく、これらを除く他の構成がユニット化されることで通常の水道設備に洗浄ユニットして付設可能とされたオゾン含有液生成装置にも当然に本発明の適用が可能である。さらには、通常の水道設備以外の他の給液設備に洗浄ユニットして付設可能とされたオゾン含有液生成装置に本発明を適用してもよいし、通常の水道設備以外の他の給液設備に一体化されるように構成された洗浄装置に本発明を適用することとしてもよい。
ここで、上述した洗浄装置としては、キッチン、浴室、トイレ、洗面所等に設けられる水回り設備や、住戸や工場等に付設される配管あるいは工場等に設置された機械設備の洗浄に使用される洗浄装置、工場等に設置された生産設備としての部品の洗浄装置や食料品を含む各種商品や製品の洗浄装置、医療施設等において使用される各種の洗浄装置、手洗い器や洗顔器をはじめとする各種美容健康器具、建物の床面や壁面等を対称とする殺菌や消臭、漂白等を目的とした各種の清掃装置などが挙げられる。
このように、本発明は、その趣旨に照らして逸脱しない範囲で各種の洗浄ユニットや洗浄装置に適用が可能である。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし4における特徴的な構成は、本発明の趣旨に照らして逸脱しない範囲で相互に組み合わせることが当然に可能である。
以上において開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1A〜1D オゾン含有液生成装置、10 ポンプ、20 オゾン含有液生成部、21 ケーシング、22 電解セル、23 流入口、24 流出口、30 分離部、31 ケーシング、31a 底部、32 隔壁部、33A 第1貯留室、33B 第2貯留室、34 導入口、35A 第1導出口、35B 第2導出口、40 オゾンガス分解部、50 混合部、51 大径流路部、52 小径流路部、53 円錐状流路部、54 気液混合体導入路、60 吐出部、71 第1三方弁、72 第2三方弁、73 開閉弁、80 ポンプ、L1〜L8 配管。
Claims (5)
- 通流された水を電気分解することにより、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液を生成するオゾン含有液生成部と、
前記オゾン含有液生成部にて生成されたオゾン含有液を一時的に貯留することにより、貯留されたオゾン含有液を、気体状態のオゾンが含まれた気液混合体と、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液とに分離する分離部と、
前記分離部にて分離された後の気液混合体から気体状態のオゾンを分解除去するオゾンガス分解部と、
前記分離部にて分離された後のオゾン溶解液と、前記オゾンガス分解部によって気体状態のオゾンが分解除去された後の気液混合体とを混合することにより、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液を生成する混合部とを備えた、オゾン含有液生成装置。 - 前記オゾンガス分解部が、熱分解法、活性炭法、触媒法、紫外線法および薬液法のいずれかまたはその組み合わせに基づいて気体状態のオゾンを分解除去するものである、請求項1に記載のオゾン含有液生成装置。
- 前記混合部が、ベンチュリー効果を利用してオゾン溶解液に気液混合体を混合させるものである、請求項1または2に記載のオゾン含有液生成装置。
- 前記分離部は、前記オゾン含有液生成部にて生成されたオゾン含有液を導入するための導入口と、分離された後の気液混合体を導出するための第1導出口と、分離された後のオゾン溶解液を導出するための第2導出口とを有し、
前記第1導出口は、前記導入口および前記第2導出口よりも高い位置に設けられ、
前記導入口と前記第2導出口とを隔てるように前記分離部の底部から隔壁部が立設されている、請求項1から3のいずれかに記載のオゾン含有液生成装置。 - 通流された水を電気分解することにより、気体状態のオゾンが含まれたオゾン含有液を生成するステップと、
生成されたオゾン含有液を一時的に貯留することにより、貯留されたオゾン含有液を、気体状態のオゾンが含まれた気液混合体と、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン溶解液とに分離するステップと、
分離された後の気液混合体から気体状態のオゾンを分解除去するステップと、
分離された後のオゾン溶解液と、気体状態のオゾンが分解除去された後の気液混合体とを混合することにより、気体状態のオゾンが実質的に含まれないオゾン含有液を生成するステップとを備える、オゾン含有液生成方法。
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KR102162262B1 (ko) * | 2020-02-21 | 2020-10-06 | 남윤석 | 화재예방을 위한 발열저감 기능과 친환경 배오존처리 기능을 가지며 오존생성농도를 증가시킨 오존발생장치 |
WO2022114142A1 (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | 水青工業株式会社 | オゾン水の製造方法およびオゾン水の製造装置 |
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2013
- 2013-08-23 JP JP2013173205A patent/JP2015040343A/ja active Pending
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