JP6117667B2 - オゾン含有液生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オゾン含有液生成装置に関し、より特定的には、液体に溶解しきれなかったオゾンガスをオゾン発生器に還流させるように構成されたいわゆる循環型のオゾン含有液生成装置に関する。
オゾン含有液生成装置は、オゾン発生器と気液混合器とを備え、オゾン発生器で発生させたオゾンガスを気液混合器にて水等の液体に混合させることでオゾン含有液を生成するものである。生成されたオゾン含有液は、たとえば殺菌や有害物質の不活化といった洗浄用途に広く利用される。
通常、オゾン含有液生成装置には、生成したオゾン含有液を気液分離する気液分離器が付設される。当該気液分離器は、気液混合器において液体に溶解させることができなかったオゾンガスを含む残留ガスをオゾン含有液から分離して除去するためのものである。当該気液分離器を備えたオゾン含有液生成装置は、非循環型と呼ばれるものと、循環型と呼ばれるものとに大別される。
非循環型のオゾン含有液生成装置は、気液分離器においてオゾン含有液から分離された残留ガスを貯留槽等の内部において一時的に貯留し、当該残留ガスに含まれたオゾンガスを分解処理して少なくとも人体に影響がない程度にまでそのオゾン濃度が下げられた後にこれを外部に向けて排気するように構成されたものである。
一方、循環型のオゾン含有液生成装置は、気液分離器とオゾン発生器とを気体還流路を介して接続することにより、気液分離器においてオゾン含有液から分離された残留ガスを回収し、これを再度オゾン発生器に原料ガスとして供給するように構成されたものである。たとえば、特開平2−207892号公報(特許文献1)には、当該循環型のオゾン含有液生成装置に分類されるオゾン水生成装置が開示されている。
この循環型のオゾン含有液生成装置は、上述した非循環型のオゾン含有液生成装置に比べ、オゾンガスの分解処理を行なうための機構が不要になるといったメリットが得られるばかりでなく、オゾンガスを再利用することでオゾンガスの利用効率を高めたり、生成されるオゾン含有液におけるオゾン濃度を高めたりすることができるため、オゾン含有液の生成効率が向上するといったメリットも得られる。
また、循環型のオゾン含有液生成装置の他の形態のものとして、特開2012−196589号公報(特許文献2)には、気体還流路上に逆止弁を備えた外気導入部が設けられるとともに、気液分離器内にフロート弁を備えた開閉制御部が設けられてなるオゾン含有液生成装置が開示されている。当該特許文献2に開示のオゾン含有液生成装置にあっては、特に電気的な制御を行なわずとも、装置内に存在する原料ガスが消費されることによってその量が減少した場合に、自動的に必要な量の原料ガス(すなわち外気)が装置内に導入されることになり、大気中に存在する酸素からオゾンガスが持続的にかつ効率的に生成できるようになる。
より詳細には、上記特許文献2に開示のオゾン含有液生成装置においては、作動中において装置内に存在する原料ガスが消費されることによってその量が減少した場合に、気液分離器内に貯留されたオゾン含有液の液量が増加することを利用してフロート弁によって気液分離器からの気体還流路への気体の流入が遮断される。これに伴い、気体還流路内における圧力が低下することを利用して逆止弁が開放され、これによって外気が気体還流路内に導入される。そして、外気が導入されることによって装置内に存在する原料ガスが再び増加することにより、気液分離器内に貯留されたオゾン含有液の液量が減少するとともに逆止弁が閉塞され、気体の循環動作が再開されることになる。したがって、上記構成を採用することにより、大気中に存在する酸素からオゾンガスが持続的にかつ効率的に生成できることになる。
なお、上記特許文献2に開示のオゾン含有液生成装置は、気液分離器内に貯留されたオゾン含有液の液量が増加した場合にフロート弁によって気液分離器と気体還流路との接続が遮断されるように構成されたものであるため、オゾン含有液が気体還流路に流入することも未然に防止できることになり、結果としてオゾン発生器にオゾン含有液が流入してこれが破損してしまうことも防止できるものである。
特開平2−207892号公報 特開2012−196589号公報
しかしながら、上記特許文献2に開示のオゾン含有液生成装置にあっては、オゾン含有液の生成動作を長時間に亘って継続的に実施した場合に、生成されるオゾン含有液のオゾン濃度が比較的短時間のうちに徐々に低下し始めてしまうという問題があった。当該問題は、主としてオゾン含有液生成装置の動作が停止している状態において、気液分離器内に貯留されたオゾン含有液が十分に排出されないことに起因している。
すなわち、オゾンガスは人体に有害であるため、上記特許文献2に開示のオゾン含有液生成装置にあっては、気体還流路中に残留するオゾンガスが外部に漏れ出すことがないように、停止時において当該気体還流路が密閉状態に維持されている。そのため、当該気体還流路には、停止時において外気が取り込まれることがないため、停止時において気液分離器内にオゾン含有液が相当程度残留することとなってしまう。
その結果、オゾン含有液の生成動作の再開時においては、気液分離器内にオゾン含有液が残留している分だけ短時間のうちに気液分離器内のオゾン含有液の液位が早く上昇することになり、当該オゾン含有液の生成動作を長時間に亘って継続的に実施した場合には、比較的短時間のうちに上述した外気の取り込み動作が行なわれることとなってしまい、その後においては、頻繁に当該外気の取り込み動作が行なわれることとなってしまう。そのため、オゾン含有液生成装置の内部に存在する気体のオゾン濃度が比較的短時間のうちに徐々に低下し始めてしまうことになり、高濃度のオゾン含有液の生成が行なえなくなってしまう。
したがって、本発明は、上述した問題点を解決すべくなされたものであり、オゾン含有液の生成動作を継続的に実施する場合にも、生成されるオゾン含有液のオゾン濃度が短時間のうちに低下し始めてしまうことが防止できるオゾン含有液生成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に基づくオゾン含有液生成装置は、酸素を含む気体を用いてオゾンを発生させるオゾン発生器と、上記オゾン発生器にて発生させたオゾンを液体に混合することでオゾン含有液を生成する気液混合器と、上記気液混合器に対して液体を導入するための液体導入路と、上記気液混合器にて生成されたオゾン含有液を一時的に貯留してこれを気液分離する気液分離器と、上記気液分離器にてオゾン含有液から分離されたオゾンを含む気体を上記オゾン発生器に還流するための気体還流路と、上記気液分離器にて気液分離された後のオゾン含有液を外部に導出するためのオゾン含有液導出路と、上記気液混合器に対する上記液体導入路からの液体の導入が停止された状態において、上記気液分離器内に外気を供給することによって上記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるための排出手段とを備えている。上記排出手段は、上記気液分離器内に外気を供給する外気供給部と、上記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるオゾン含有液排出部とを含んでいる。上記オゾン含有液導出路に設けられたオゾン含有液の吐出口は、上記気液分離器よりも鉛直下方の位置に設けられている。上記オゾン含有液排出部は、上記オゾン含有液導出路によって構成されている。上記外気供給部は、上記液体導入路上の位置に設けられている。上記外気供給部に設けられた外気の吸入口は、上記吐出口よりも鉛直上方の位置に設けられている。上記外気供給部は、上記液体導入路上に設けられた三方弁を含んでいる。上記三方弁が有する3つのポートのうちの1つのポートは、上記液体導入路の上流側部分に接続されており、上記三方弁が有する3つのポートのうちの他の1つのポートは、上記液体導入路の下流側部分に接続されており、上記三方弁が有する3つのポートのうちの残る1つのポートは、上記吸入口に連通している。
本発明の第2の局面に基づくオゾン含有液生成装置は、酸素を含む気体を用いてオゾンを発生させるオゾン発生器と、上記オゾン発生器にて発生させたオゾンを液体に混合することでオゾン含有液を生成する気液混合器と、上記気液混合器に対して液体を導入するための液体導入路と、上記気液混合器にて生成されたオゾン含有液を一時的に貯留してこれを気液分離する気液分離器と、上記気液分離器にてオゾン含有液から分離されたオゾンを含む気体を上記オゾン発生器に還流するための気体還流路と、上記気液分離器にて気液分離された後のオゾン含有液を外部に導出するためのオゾン含有液導出路と、上記気液混合器に対する上記液体導入路からの液体の導入が停止された状態において、上記気液分離器内に外気を供給することによって上記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるための排出手段とを備えている。上記排出手段、上記気液分離器内に外気を供給する外気供給部と、上記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるオゾン含有液排出部とを含んでいる上記外気供給部、上記オゾン含有液導出路によって構成されている上記オゾン含有液排出部、上記気液混合器、上記気液分離器およびこれらを接続する流路によって構成された液体流通路上の位置または上記液体導入路上の位置に設けられている上記オゾン含有液排出部に設けられたオゾン含有液の排出口、上記吐出口よりも鉛直下方の位置に設けられている
上記本発明の第2の局面に基づくオゾン含有液生成装置にあっては、上記オゾン含有液排出部が、上記液体導入路上に設けられた三方弁を含んでいることが好ましく、その場合には、上記三方弁が有する3つのポートのうちの1つのポートが、上記液体導入路の上流側部分に接続され、上記三方弁が有する3つのポートのうちの他の1つのポートが、上記液体導入路の下流側部分に接続され、上記三方弁が有する3つのポートのうちの残る1つのポートが、上記排出口に連通していることが好ましい。
本発明によれば、オゾン含有液の生成動作を継続的に実施する場合にも、生成されるオゾン含有液のオゾン濃度が短時間のうちに低下し始めてしまうことが防止できるオゾン含有液生成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置の構成および作動時における動作を示す概略図である。 図1に示す気液混合器の模式断面図である。 本発明の実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置の停止後の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態2におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態3におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置の構成および作動時における動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置の停止後の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態5におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態6におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、液体供給源としての上水道等の水道設備に接続されるとともに、オゾンガスを発生させるための原料ガスとして空気を用いることにより、発生させたオゾンガスを水道水に混合することでオゾン含有液としてのオゾン水を生成することが可能に構成されたオゾン含有液生成装置に本発明を適用した場合を例示して説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置の構成および作動時における動作を示す概略図であり、図2は、図1に示す気液混合器の模式断面図である。まず、これら図1および図2を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aの構成および気液混合器20の詳細な構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aは、オゾン発生器10と、気液混合器20と、気液分離器30と、吐出部50と、気体導入部60と、外気供給部70と、液体導入路L1と、オゾン含有液搬送路L2と、オゾン含有液導出路L3と、気体還流路L4と、オゾン搬送路L5と、気体導入路L6と、外気供給路L7とを主として備えている。
液体導入路L1は、その一端が水道設備に接続されており、その他端が気液混合器20に接続されている。これにより、液体導入路L1は、上記一端から水道水の供給を受け、供給された水道水を上記他端から気液混合器20に導入する。液体導入路L1上には、水道水の供給の有無を切り替えるとともに、水道水の供給を停止した状態においてオゾン含有液生成装置1Aの内部に外気(空気)を供給することを可能にするための三方弁40Aが設置されているが、その詳細については後述することとする。
気体導入部60は、気体導入路L6と、当該気体導入路L6上に設置された逆止弁62とを含んでいる。気体導入路L6は、その一端に気体導入口61を有しており、その他端が気体還流路L4に接続されている。気体導入路L6の一端に設けられた気体導入口61からは、オゾンガスを発生させるための原料ガスである外気(空気)が必要に応じて導入され、これにより気体導入路L6は、外部から空気の供給を受ける。気体導入口61を介して空気の供給を受けた気体導入路L6は、供給された空気を上記他端から気体還流路L4に導入する。なお、気体導入路L6上に設置された逆止弁62の詳細については、後述することとする。
気体還流路L4は、その一端が気液分離器30に接続されており、その他端がオゾン発生器10に接続されている。気体還流路L4の上記一端からは、気液分離器30において気液分離が行われることでオゾン含有液としてのオゾン水から分離されたオゾンガスを含む気体である残留ガスが導入され、これにより気体還流路L4は、気液分離器30から残留ガスの供給を受ける。上記一端を介して残留ガスの供給を受けた気体還流路L4は、供給された残留ガスを上記他端からオゾン発生器10に原料ガスとして還流する。なお、上述した気体導入部60を介して外気が導入された際には、気体還流路L4は、気体導入路L6から供給された外気を上記他端からオゾン発生器10に原料ガスとして導入する。
オゾン搬送路L5は、その一端がオゾン発生器10に接続されており、その他端が気液混合器20に接続されている。オゾン搬送路L5の上記一端からは、オゾン発生器10において発生させられたオゾンガスを含む気体が導入され、これによりオゾン搬送路L5は、オゾン発生器10から当該気体の供給を受ける。上記一端を介してオゾンガスを含む気体の供給を受けたオゾン搬送路L5は、供給された当該気体を上記他端から気液混合器20に導入する。
オゾン含有液搬送路L2は、その一端が気液混合器20に接続されており、その他端が気液分離器30に接続されている。オゾン含有液搬送路L2の上記一端からは、気液混合器20にて生成されたオゾン水が導入され、これによりオゾン含有液搬送路L2は、気液混合器20からオゾン水の供給を受ける。上記一端を介してオゾン水の供給を受けたオゾン含有液搬送路L2は、供給されたオゾン水を上記他端から気液分離器30に導入する。
オゾン含有液導出路L3は、その一端が気液分離器30に接続されており、その他端が吐出部50に接続されている。吐出部50は、オゾン水を外部に向けて吐出するためのものであり、吐出口51を有している。オゾン含有液導出路L3の上記一端からは、気液分離器30において気液分離が行われた後のオゾン水が導入され、これによりオゾン含有液導出路L3は、気液分離器30から当該気液分離後のオゾン水の供給を受ける。上記一端を介して気液分離後のオゾン水の供給を受けたオゾン含有液導出路L3は、供給された気液分離後のオゾン水を吐出部50の吐出口51を介して外部に向けて吐出する。
なお、図1中においては、気液分離器30において気液分離が行なわれているオゾン水および吐出口51から吐出された気液分離後のオゾン水を区別することなく、これらを共に符号100を用いて示している。
オゾン発生器10は、気体還流路L4を介して導入された原料ガスからオゾンガスを発生させるものである。オゾン発生器10としては、光化学反応法、放射線照射法または放電法のいずれかを利用してオゾンガスを発生させるものが使用できるが、特に好適には、放電法を利用するものが選択されて使用される。放電法には、主として無声放電方式によるものとコロナ放電方式によるものとが存在するが、いずれの使用も可能である。
本実施の形態においては、オゾン発生器10として、無声放電方式のものを採用している。無声放電方式のオゾン発生器10は、絶縁物を挟んだ一対のオゾン発生電極間に交流電圧を印加して無声放電を発生させ、オゾン発生電極間に大気圧以上の酸素を含む気体を通過させることにより、オゾンを発生させるものである。
気液混合器20は、液体導入路L1を介して導入された液体としての水道水と、オゾン搬送路L5を介して導入されたオゾンガスを含む気体とから、オゾン含有液としてのオゾン水100を生成するものである。ここで、本実施の形態においては、気液混合器20として、ベンチュリー効果を利用することにより、オゾンガスを含む気体を水道水に含有させることができるベンチュリー型の気液混合器を採用している。
図2に示すように、気液混合器20は、液体が導入される大径流路部21と、当該大径流路部21の下流側に位置し、大径流路部21を通流した液体が導入される小径流路部22と、小径流路部22の下流側に位置し、小径流路部22を通流した液体が導入される円錐台形状の流路を含む円錐状流路部23とを有している。また、気液混合器20は、気体が導入される気体導入通路部24を有しており、当該気体導入通路部24は、上述した小径流路部22に連通している。
大径流路部21には、上述した液体導入路L1の上記他端が接続され、気体導入通路部24には、上述したオゾン搬送路L5の上記他端が接続されている。また、円錐状流路部23には、上述したオゾン含有液搬送路L2の上記一端が接続されている。
液体導入路L1から大径流路部21に液体としての水道水が導入されると、大径流路部21を通流した水道水は、当該大径流路部21よりも内径の小さい小径流路部22に導入される。そのため、ベルヌーイの定理によって知られるように、小径流路部22においては、水道水の流速が増加し、静圧が減少することになる。
その結果、小径流路部22を通流する水道水の静圧は負圧となり、気体導入通路部24を介してオゾン搬送路L5からオゾンガスを含む気体が小径流路部22内に向けて吸引される。そのため、小径流路部22において、吸引されたオゾンガスを含む気体が水道水に対して混入されることになり、混入されたオゾンガスが水道水に溶解することになる。これにより、小径流路部22において、オゾン水100が生成される。
なお、気液混合器20においては、混入されたオゾンガスが完全に水道水に溶解させられることが好ましいが、キャビテーション現象が生じること等により、液中においてオゾンガスを含む気体が一部気泡状態で存在することになる。
生成されたオゾン水100は、円錐状流路部23に導入され、その後、当該円錐状流路部23から排出されてオゾン含有液搬送路L2に導入される。
このように、気液混合器20としてベンチュリー型の気液混合器を利用することにより、気液混合器20の作用によってオゾンガスを含む気体が自吸されて水道水に混入されることになるため、当該気体を水道水に混入させるための動力が不要となり、ランニングコストを低減することができるばかりでなく、構成の簡素化に伴って製造コストを削減することも可能になる。
図1に示すように、気液分離器30は、オゾン水100を一時的に貯留してこれを気液分離するものであり、オゾン水100および残留ガスを貯留できる内部空間33を有する容器を含んでいる。当該気液分離器30においては、気液混合器20において水道水に溶解されなかったオゾンガスを含む残留ガスがオゾン水100から分離される。
気液分離器30においては、残留ガスがその比重差に基づいて液面に浮上し、オゾン水100から分離されて気液分離器30の上方に貯留されることになる。そのため、気液分離器30の下方には、残留ガスを含まないオゾン水100のみが貯留されることになり、気液分離器30からは、オゾン含有液導出路L3を介して吐出口51に向けて残留ガスを含まないオゾン水100のみが排出されることになる。
また、気液分離器30の上方には、気体導出口31が設けられており、当該気体導出口31を介して上述した気体還流路L4の一端が気液分離器30に接続されている。気体導出口31は、オゾン含有液導出路L3に接続された気液分離器30の排液口よりも鉛直上方の位置に配置されている。これにより、気液分離器30に貯留されたオゾンガスを含む残留ガスは、気体還流路L4に対して上記気体導出口31を介して排出されることになる。
なお、気液分離器30においては、気液混合器20において水道水に溶解されなかったオゾンガスを含む残留ガスが完全にオゾン水100から分離されることが好ましいが、微細気泡としてオゾン水100中に含有されたオゾンガスを含む気体については、必ずしもこれがすべてオゾン水100から分離される必要はなく、十分に微細化されずに比較的大きな気泡としてオゾン水100中に含有されたオゾンガスを含む残留ガスについてのみこれがオゾン水100から分離されるようにしてもよい。
気液分離器30の内部には、気液分離器30に貯留されたオゾン水100の液位が所定のレベルよりも高くなった場合に、上述した気体導出口31を閉塞する開閉制御部が設けられている。当該開閉制御部は、オゾン水100が気体導出口31を介して気体還流路L4に流入してしまうことを未然に防止するものであり、当該開閉制御部を設けることにより、オゾン発生器10にオゾン水100が流入してオゾン発生器10が破損してしまうことが防止可能になる。
より詳細には、開閉制御部は、気液分離器30の容器に支持部35aを介して回動可能に取付けられたガイド部材35と、当該ガイド部材35の他端に取付けられたフロート34と、ガイド部材35の所定位置に取付けられたフロート弁36とを含んでおり、液位に応じてフロート34が昇降することによってガイド部材35が移動し、これに基づいてオゾン水100の液位が所定のレベルよりも高くなった場合にフロート弁36によって気体導出口31が閉塞されるように構成されたものである。
なお、開閉制御部は、上述したオゾン水100の気体還流路L4への流入を防止する機能に加え、原料ガスが消費されることによってオゾン含有液生成装置1A内の原料ガスに不足が生じた場合に気体導入部60と相まって原料ガスとしての外気をオゾン含有液生成装置1A内に導入するトリガーとしての機能を有するものであるが、その詳細については後述することとする。
上述したように、気体導入路L6には、逆止弁62が設けられている。逆止弁62は、流体の流動方向を一方向に制限する流通制限手段であり、気体導入路L6の気体導入口61側の圧力がオゾン発生器10側の圧力よりも十分に高い場合に開弁し、低い場合に閉弁する。
当該逆止弁62を設けることにより、気体導入路L6は、気体導入口61側からオゾン発生器10側に向かう方向にのみ原料ガスとしての空気を流通させることになる。したがって、万が一にも気体導入路L6のオゾン発生器10側の圧力が気体導入口61側の圧力よりも上昇した場合であっても、オゾンガスが逆流して気体導入口61から外部に排出されてしまうことが防止でき、安全性の向上を図ることができる。
なお、上述した逆止弁62に代えて、原料ガスとしての空気の流量が制御可能な流量制御弁を流通制限手段として気体導入路L6に設けることとしてもよい。流量制御弁は、たとえば上記気体導入路L6を閉塞可能な弁体を含み、当該弁体の開弁量を調整することで気体導入口61側からオゾン発生器10側に向けての原料ガスとしての空気の流量を調整可能にするものであり、より具体的には、動力を要しない機械式のものや、動力を用いる電子式の電磁バルブ等が流通制限手段として使用できる。
また、さらなる安全性の向上を図るために、気体導入路L6上にオゾンガスを還元する機能を有するオゾンフィルタを設置してもよい。オゾンフィルタは、当該フィルタを通るオゾンガスを分解することが可能なものであり、たとえばオゾン分解触媒を格子状に構成した紙やアルミニウムを付着させたもの等にて構成することができる。これにより、万が一、逆止弁62がオゾンガスに腐食されて破損した場合にも、オゾンガスがそのまま外部に漏れ出すことを防ぐことができる。
上述したように、液体導入路L1には、三方弁40Aが設けられている。三方弁40Aは、第1ポート41、第2ポート42および第3ポート43を有しており、外部からの操作により、第1ポート41と第2ポート42とが接続されかつ第3ポート43が他のいずれのポートにも接続されていない第1状態と、第3ポート43と第2ポート42とが接続されかつ第1ポート41が他のいずれのポートにも接続されていない第2状態とに切り替えが可能なものである。ここで、第1ポート41は、いわゆるNC(ノーマリークローズ)ポートに相当し、第2ポート42は、いわゆるCOM(コモン)ポートに相当し、第3ポート43は、いわゆるNO(ノーマリーオープン)ポートに相当する。
第1ポート41は、液体導入路L1の上流側部分に接続されており、第2ポート42は、液体導入路L1の下流側部分に接続されている。一方、第3ポート43は、一端に外気を吸気するための吸気口71が設けられた外気供給路L7の他端に接続されている。
上記第1状態においては、第1ポート41と第2ポート42とが接続されることにより、外部に設置された水道設備から液体導入路L1を介して気液混合器20に液体としての水道水が供給されることになる。一方、第2状態においては、第3ポート41と第2ポート42とが接続されることにより、液体導入路L1を介した水道水の供給が停止され、代わりに、上述した吸気口71と気液混合器20とが外気供給路L7および液体導入路L1の下流側部分を介して接続された状態となる。
このように、三方弁40Aは、水道水の供給の有無を切り替えるとともに、水道水の供給を停止した状態においてオゾン含有液生成装置1Aの内部に外気(空気)を供給することを可能にするものであり、上述した外気供給路L7と相まって外気供給部70を構成している。なお、三方弁40Aとしては、上述した機能が発揮される限りにおいて各種のものが利用でき、たとえば電磁バルブやエアオペレートバルブ、手動バルブ等が好適に利用できる。
ここで、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aにあっては、上述した外気供給部70とオゾン含有液導出路L3とにより、気液混合器20に対する液体導入路L1からの水道水の導入が停止された状態(すなわち、オゾン含有液生成装置1Aの作動が停止された状態)において、気液分離器30内に外気を供給することによって気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させるための排出手段が構成されている。すなわち、外気供給部70が、停止時において気液分離器30内に外気を供給する機能を有しており、オゾン含有液導出路L3が、停止時において気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させるオゾン含有液排出部として機能する。
これを実現させるためには、図1に示すように、吐出口51が気液分離器30よりも鉛直下方の位置に設けられているとともに、吸気口71が吐出口51よりも鉛直上方の位置に設けられていることが必要となる。このように構成することにより、停止時において気液分離器30内に残存するオゾン水100を排出させることが可能になるが、その詳細な排出動作については、後述することとする。
次に、上述した図1を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aの作動時における動作について説明する。なお、図1中においては、作動時における水道水、オゾン水、オゾンガスを含む気体および外気の流れをそれぞれ矢印を用いて表わしている。
オゾン水100を生成するに際しては、三方弁40Aが外部から操作されることにより、第1ポート41と第2ポート42とが接続された上記第1状態とされる。これにより、外部に設置された水道設備から液体導入路L1に導入された水道水は、気液混合器20に導入され、当該気液混合器20内を通流する。これに伴い、上述した気液混合器20の自吸作用により、気体還流路L4中に存する気体および気液分離器30中に存する気体が原料ガスとしてオゾン発生器10に導入される。これにより、オゾン発生器10においては、オゾンガスを含む気体が発生させられ、発生させられたオゾンガスを含む気体がオゾン搬送路L5を介して気液混合器20に供給される。
供給されたオゾンガスを含む気体は、気液混合器20において水道水に混入され、これにより気液混合器20においてオゾン水100が生成される。生成されたオゾン水100は、オゾン含有液搬送路L2を介して気液分離器30に導入され、当該気液分離器30においてその気液分離が行なわれてオゾン水100に含まれる残留ガスが分離された後にオゾン含有液導出路L3に導入されて吐出口51を介して外部に向けて吐出される。また、気液分離器30にてオゾン水100から分離された残留ガスは、気体還流路L4によって回収されて再びオゾン発生器10へと送られる。
ここで、作動中においてオゾン含有液生成装置1A内に存在する原料ガスが消費されることによってその量が減少した場合には、気液分離器30内に貯留されたオゾン水100の液量が増加することとなって液位が上昇する。これに伴い、フロート34が上昇することになり、液位が所定のレベルに達することで気体導出口31がフロート弁36によって閉塞される。これにより、気液分離器30からの気体還流路L4への気体の流入が遮断されることになる。
上記に伴い、気体還流路L4内における圧力が低下して逆止弁62の開弁圧に達することより、逆止弁62が開放され、これによって外気が気体導入路L6を介して気体還流路L4内に導入される。これにより、適宜、原料ガスとしての空気が外部から取り込まれることになり、大気中に存在する酸素からオゾンガスが持続的にかつ効率的に生成できることになる。
なお、外気が導入された後には、オゾン含有液生成装置1A内に存在する原料ガスが再び増加することになり、これに伴って気液分離器30内に貯留されたオゾン水100の液量が減少して気体導出口31が開放されるとともに逆止弁62が閉塞され、気体の循環動作が再開されることになる。
図3は、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置の停止後の動作を示す概略図である。次に、この図3を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aの停止後の動作について説明する。なお、図3中においては、停止時におけるオゾン水および外気の流れをそれぞれ矢印を用いて表わしている。
オゾン水100の生成を停止させるに際しては、三方弁40Aが外部から操作されることにより、第3ポート43と第2ポート42とが接続された上記第2状態とされる。これにより、外部に設置された水道設備から液体導入路L1への水道水の供給が停止され、代わりに、上述した吸気口71と気液混合器20とが外気供給路L7および液体導入路L1の下流側部分を介して接続された状態となる。
これにより、オゾン含有液生成装置1A内に生じている陰圧により、吸気口71から外気が外気供給路L7、三方弁40A、液体導入路L1の下流側部分、気液混合器20、オゾン含有液搬送路L2を介して気液分離器30に吸気され、吸気された外気が気液分離器30の内部空間33に達する。これに伴い、気液分離器30内に貯留されたオゾン水100は、その水頭圧によってオゾン含有液導出路L3を介して吐出口51から排出されることになる。
そのため、オゾン水100の生成動作が停止されることにより、気液分離器30内に残存しているオゾン水100が概ね外部に向けて排出されることになり、所定時間が経過した後においては、気液分離器30内に残存するオゾン水100の液量が大幅に減少し、図中において矢印で示す方向に向けて液位が十分に低下することになる。したがって、オゾン水100の生成動作の再開時においては、気液分離器30内が概ね気体で満たされた状態になっていることになる。
このように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Aにあっては、オゾン水100の生成動作が停止した状態において、気液分離器30内に貯留されたオゾン水100が十分に排出された状態となる。そのため、オゾン水100の生成動作の再開時において、動作開始時点から気液分離器30がオゾン水100に満たされる時点までの時間が十分に長く確保されることになり、オゾン水100の生成動作を継続的に実施する場合にも、生成されるオゾン水100のオゾン濃度が短時間のうちに低下し始めてしまうことが防止できる。
したがって、上記構成を採用することにより、オゾン水100の生成動作を継続的に実施する場合においても、オゾン濃度が十分に高いオゾン水100を安定的に長時間に亘って供給することができるオゾン含有液生成装置とすることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。以下、この図4を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bについて説明する。
図4に示すように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、気液分離器30内に隔壁32が設けられている点においてのみ相違している。当該隔壁32は、気液分離器30の内部空間33を下部側において仕切るものである。
すなわち、隔壁32を設けることにより、気液分離器30の内部空間33は、オゾン含有液搬送路L2側に位置する上流側空間33Aと、オゾン含有液導出路L3側に位置する下流側空間33Bと、これら上流側空間33Aおよび下流側空間33Bの上方に位置する上部空間33Cとに区画されている。
このように構成した場合には、気液分離器30内に導入された残留ガスを含むオゾン水100が、上流側空間33Aにおいて一旦貯留された後に、隔壁32を乗り越えることで下流側空間33Bに移動することになる。したがって、オゾン水100中に含まれる残留ガスが、オゾン水100が隔壁32を乗り越える際により確実にオゾン水100から気液分離されることになり、気液分離器30における気液分離作用が促進されることになる。
ここで、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bにおいても、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと同様に、外気供給部70とオゾン含有液導出路L3とにより、気液混合器20に対する液体導入路L1からの水道水の導入が停止された状態において、気液分離器30内に外気を供給することによって気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させるための排出手段が構成されている。そのため、オゾン水100の生成動作が停止されることにより、気液分離器30内に残存しているオゾン水100が概ね外部に向けて排出されることになり、オゾン水100の生成動作の再開時においては、気液分離器30内が概ね気体で満たされた状態になっていることになる。
したがって、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Bとすることにより、上述した実施の形態1において説明した効果に加え、さらに効率的に高濃度のオゾン含有液を生成することができる効果が得られることになる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。以下、この図5を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cについて説明する。
図5に示すように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cは、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと比較した場合に、気体還流路L4に気体導入部60(図1等参照)が設けられていない点と、気液分離器30内にフロート弁36(図1等参照)を含む開閉制御部が設けられていない点とにおいて相違するとともに、さらに、オゾン水100の生成動作の開始時点から所定時間が経過した後に強制的にオゾン水100の生成動作が停止するように構成されている点において相違している。
すなわち、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cは、気液分離器30がフロート弁を含む開閉制御部を有していないため、仮にオゾン水100の生成動作に何ら制限を設けていない場合には、気液分離器30内におけるオゾン水100の液位の上昇に伴ってオゾン水100が気体導出口31を介して気体還流路L4に流出してしまうおそれがある。そのため、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cは、当該問題が発生することを回避すべく、オゾン水100の生成動作の開始時点から所定時間が経過した後に強制的にオゾン水100の生成動作が停止するように構成されたものである。なお、当該所定時間は、気液分離器30の容量や外部から供給される液体の流量、オゾン含有液生成装置1Cに含まれる各種流路の口径等によって決まる、気液分離器30がオゾン水100に満たされるまでの時間よりも短く設定すればよく、予め経験的にこれを決定することができる。
ここで、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cにおいても、上述した実施の形態1におけるオゾン含有液生成装置1Aと同様に、外気供給部70とオゾン含有液導出路L3とにより、気液混合器20に対する液体導入路L1からの水道水の導入が停止された状態において、気液分離器30内に外気を供給することによって気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させるための排出手段が構成されている。そのため、オゾン水100の生成動作が停止されることにより、気液分離器30内に残存しているオゾン水100が概ね外部に向けて排出されることになり、オゾン水100の生成動作の再開時においては、気液分離器30内が概ね気体で満たされた状態になっていることになる。
したがって、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Cとすることにより、上述した実施の形態1において説明した効果が得られるばかりでなく、気体導入路および開閉制御部を設けずともオゾン水100の生成動作が停止する度に原料ガスとしての外気がオゾン含有液生成装置1C内に供給されるものとなるため、簡素な構成でかつ高濃度のオゾン水を製造することができるオゾン含有液生成装置とすることができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置の構成および作動時における動作を示す概略図である。まず、図6を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dの構成について説明する。
図6に示すように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dは、オゾン発生器10と、気液混合器20と、気液分離器30と、吐出部50と、気体導入部60と、オゾン含有液排出部80と、液体導入路L1と、オゾン含有液搬送路L2と、オゾン含有液導出路L3と、気体還流路L4と、オゾン搬送路L5と、気体導入路L6と、オゾン含有液排出路L8とを主として備えている。
ここで、オゾン発生器10、気液混合器20、気液分離器30、気体導入部60、液体導入路L1、オゾン含有液搬送路L2、気体還流路L4、オゾン搬送路L5および気体導入路L6の構成については、上述した実施の形態1におけるそれらと同様の構成であるため、その説明はここでは繰り返さない。
液体導入路L1上には、水道水の供給の有無を切り替えるとともに、水道水の供給を停止した状態においてオゾン含有液生成装置1Aの外部にオゾン水100を排出することを可能にするための三方弁40Bが設置されている。
三方弁40Bは、第1ポート41、第2ポート42および第3ポート43を有しており、外部からの操作により、第1ポート41と第2ポート42とが接続されかつ第3ポート43が他のいずれのポートにも接続されていない第1状態と、第3ポート43と第2ポート42とが接続されかつ第1ポート41が他のいずれのポートにも接続されていない第2状態とに切り替えが可能なものである。ここで、第1ポート41は、いわゆるNC(ノーマリークローズ)ポートに相当し、第2ポート42は、いわゆるCOM(コモン)ポートに相当し、第3ポート43は、いわゆるNO(ノーマリーオープン)ポートに相当する。
第1ポート41は、液体導入路L1の上流側部分に接続されており、第2ポート42は、液体導入路L1の下流側部分に接続されている。一方、第3ポート43は、一端にオゾン水100を排出するための排出口81が設けられたオゾン含有液排出路L8の他端に接続されている。
上記第1状態においては、第1ポート41と第2ポート42とが接続されることにより、外部に設置された水道設備から液体導入路L1を介して気液混合器20に液体としての水道水が供給されることになる。一方、第2状態においては、第3ポート41と第2ポート42とが接続されることにより、液体導入路L1を介した水道水の供給が停止され、代わりに、上述した排出口81と気液混合器20とがオゾン含有液排出路L8および液体導入路L1の下流側部分を介して接続された状態となる。
このように、三方弁40Bは、水道水の供給の有無を切り替えるとともに、水道水の供給を停止した状態においてオゾン含有液生成装置1Aの内部に残存するオゾン水100を外部に排出することを可能にするものであり、上述したオゾン含有液排出路L8と相まってオゾン含有液排出部80を構成している。なお、三方弁40Bとしては、上述した機能が発揮される限りにおいて各種のものが利用でき、たとえば電磁バルブやエアオペレートバルブ、手動バルブ等が好適に利用できる。
ここで、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dにあっては、上述したオゾン含有液導出路L3とオゾン含有液排出部80とにより、気液混合器20に対する液体導入路L1からの水道水の導入が停止された状態(すなわち、オゾン含有液生成装置1Dの作動が停止された状態)において、気液分離器30内に外気を供給することによって気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させるための排出手段が構成されている。すなわち、オゾン含有液導出路L3が、停止時において気液分離器30内に外気を供給する外気供給部として機能し、オゾン含有液排出部80が、停止時において気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させる機能を有している。
これを実現させるためには、図6に示すように、吐出口51が気液分離器30よりも鉛直上方の位置に設けられているとともに、排出口81が吐出口51よりも鉛直下方の位置に設けられていることが必要となる。このように構成することにより、停止時において気液分離器30内に残存するオゾン水100を排出させることが可能になるが、その詳細な排出動作については、後述することとする。
なお、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dの作動時における動作は、上述した実施の形態1における動作と同様であるため、その説明はここでは繰り返さない。
図7は、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置の停止後の動作を示す概略図である。次に、この図7を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dの停止後の動作について説明する。なお、図7中においては、停止時におけるオゾン水および外気の流れをそれぞれ矢印を用いて表わしている。
オゾン水100の生成を停止させるに際しては、三方弁40Bが外部から操作されることにより、第3ポート43と第2ポート42とが接続された上記第2状態とされる。これにより、外部に設置された水道設備から液体導入路L1への水道水の供給が停止され、代わりに、上述した排出口81と気液混合器20とがオゾン含有液排出路L8および液体導入路L1の下流側部分を介して接続された状態となる。
これにより、オゾン含有液生成装置1D内に生じている陰圧により、吐出口51から外気が吐出部50、オゾン含有液導出路L3を介して気液分離器30に吸気され、吸気された外気が気液分離器30の内部空間33に達する。これに伴い、気液分離器30内に貯留されたオゾン水100は、その水頭圧によってオゾン含有液搬送路L2、気液混合器20、液体導入路L1の下流側部分、三方弁40B、オゾン含有液排出路L8を介して排出口81から排出されることになる。
そのため、オゾン水100の生成動作が停止されることにより、気液分離器30内に残存しているオゾン水100が概ね外部に向けて排出されることになり、所定時間が経過した後においては、気液分離器30内に残存するオゾン水100の液量が大幅に減少し、図中において矢印で示す方向に向けて液位が十分に低下することになる。したがって、オゾン水100の生成動作の再開時においては、気液分離器30内が概ね気体で満たされた状態になっていることになる。
このように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Dにあっても、オゾン水100の生成動作が停止した状態において、気液分離器30内に貯留されたオゾン水100が十分に排出された状態となる。そのため、オゾン水100の生成動作の再開時において、動作開始時点から気液分離器30がオゾン水100に満たされる時点までの時間が十分に長く確保されることになり、オゾン水100の生成動作を継続的に実施する場合にも、生成されるオゾン水100のオゾン濃度が短時間のうちに低下し始めてしまうことが防止できる。
したがって、上記構成を採用することにより、オゾン水100の生成動作を継続的に実施する場合においても、オゾン濃度が十分に高いオゾン水100を安定的に長時間に亘って供給することができるオゾン含有液生成装置とすることができる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。以下、この図8を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Eについて説明する。
図8に示すように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Eは、上述した実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置1Dと比較した場合に、気液分離器30内に隔壁32が設けられている点においてのみ相違している。当該隔壁32は、気液分離器30の内部空間33を下部側において仕切るものである。
すなわち、隔壁32を設けることにより、気液分離器30の内部空間33は、オゾン含有液搬送路L2側に位置する上流側空間33Aと、オゾン含有液導出路L3側に位置する下流側空間33Bと、これら上流側空間33Aおよび下流側空間33Bの上方に位置する上部空間33Cとに区画されている。
このように構成した場合には、気液分離器30内に導入された残留ガスを含むオゾン水100が、上流側空間33Aにおいて一旦貯留された後に、隔壁32を乗り越えることで下流側空間33Bに移動することになる。したがって、オゾン水100中に含まれる残留ガスが、オゾン水100が隔壁32を乗り越える際により確実にオゾン水100から気液分離されることになり、気液分離器30における気液分離作用が促進されることになる。
ここで、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Eにおいても、上述した実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置1Dと同様に、オゾン含有液導出路L3とオゾン含有液排出部80とにより、気液混合器20に対する液体導入路L1からの水道水の導入が停止された状態において、気液分離器30内に外気を供給することによって気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させるための排出手段が構成されている。そのため、オゾン水100の生成動作が停止されることにより、気液分離器30内に残存しているオゾン水100が概ね外部に向けて排出されることになり、オゾン水100の生成動作の再開時においては、気液分離器30内が概ね気体で満たされた状態になっていることになる。
したがって、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Eとすることにより、上述した実施の形態4において説明した効果に加え、さらに効率的に高濃度のオゾン含有液を生成することができる効果が得られることになる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6におけるオゾン含有液生成装置の構成および停止後の動作を示す概略図である。以下、この図9を参照して、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Fについて説明する。
図9に示すように、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Fは、上述した実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置1Dと比較した場合に、気体還流路L4に気体導入部60(図6等参照)が設けられていない点と、気液分離器30内にフロート弁36(図6等参照)を含む開閉制御部が設けられていない点とにおいて相違するとともに、さらに、オゾン水100の生成動作の開始時点から所定時間が経過した後に強制的にオゾン水100の生成動作が停止するように構成されている点において相違している。
すなわち、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Fは、気液分離器30がフロート弁を含む開閉制御部を有していないため、仮にオゾン水100の生成動作に何ら制限を設けていない場合には、気液分離器30内におけるオゾン水100の液位の上昇に伴ってオゾン水100が気体導出口31を介して気体還流路L4に流出してしまうおそれがある。そのため、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Fは、当該問題が発生することを回避すべく、オゾン水100の生成動作の開始時点から所定時間が経過した後に強制的にオゾン水100の生成動作が停止するように構成されたものである。なお、当該所定時間は、気液分離器30の容量や外部から供給される液体の流量、オゾン含有液生成装置1Fに含まれる各種流路の口径等によって決まる、気液分離器30がオゾン水100に満たされるまでの時間よりも短く設定すればよく、予め経験的にこれを決定することができる。
ここで、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Fにおいても、上述した実施の形態4におけるオゾン含有液生成装置1Dと同様に、オゾン含有液導出路L3とオゾン含有液排出部80とにより、気液混合器20に対する液体導入路L1からの水道水の導入が停止された状態において、気液分離器30内に外気を供給することによって気液分離器30内に残存しているオゾン水100を外部に向けて排出させるための排出手段が構成されている。そのため、オゾン水100の生成動作が停止されることにより、気液分離器30内に残存しているオゾン水100が概ね外部に向けて排出されることになり、オゾン水100の生成動作の再開時においては、気液分離器30内が概ね気体で満たされた状態になっていることになる。
したがって、本実施の形態におけるオゾン含有液生成装置1Fとすることにより、上述した実施の形態4において説明した効果が得られるばかりでなく、気体導入路および開閉制御部を設けずともオゾン水100の生成動作が停止する度に原料ガスとしての外気がオゾン含有液生成装置1F内に供給されるものとなるため、簡素な構成でかつ高濃度のオゾン水を製造することができるオゾン含有液生成装置とすることができる。
以上において説明した本発明の実施の形態1ないし3においては、外気供給部70を液体導入路L1上に設置した三方弁40Aおよびこれに接続された外気供給路L7にて構成した場合を例示したが、外気供給部70の設置位置はこれに限られるものではない。すなわち、外気供給部70は、オゾン水100の生成動作の停止時において外気を気液分離器30内に供給できる位置であればいずれの位置に設けられていてもよく、オゾン発生器10、気液混合器20、気液分離器30およびこれらを接続するオゾン含有液搬送路L2、気体還流路L4、オゾン搬送路L5によって構成された循環経路上の位置であればいずれの位置に設置されていてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態4ないし6においては、オゾン含有液排出部80を液体導入路L1上に設置した三方弁40Bおよびこれに接続されたオゾン含有液排出路L8にて構成した場合を例示したが、オゾン含有液排出部80の設置位置はこれに限られるものではない。すなわち、オゾン含有液排出部80は、オゾン水100の生成動作の停止時において気液分離器30内に残存するオゾン水100を排出できる位置であればいずれの位置に設けられていてもよく、気液混合器20、気液分離器30およびこれらを接続するオゾン含有液搬送路L2によって構成された液体流通路上の位置であればいずれの位置に設置されていてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし6においては、気液混合器20としてベンチュリー型の気液混合器を利用することとし、これにより気液混合器20の自吸作用によって気液混合器20に原料ガスが供給されるように構成した場合を例示したが、気液混合器20として自吸作用を有しない気液混合器を用いることも可能である。その場合には、気体還流路L4、オゾン搬送路L5および気体導入路L6に必要に応じてポンプ等の流体を強制的に圧送する手段を設けることとすればよい。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし6においては、気液分離器として容器を備えたものを利用した場合を例示したが、気液分離が可能なものであればどのようなものでも気液分離器として利用することが可能であり、たとえばオゾン含有液搬送路L2およびオゾン含有液導出路L3を繋ぐ部分の配管の一部を広げて気液分離器とすることも可能である。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし6においては、オゾン含有液生成装置として、水道設備に接続されることで洗浄装置として機能するように構成されたものに本発明を適用した場合を例示したが、給水設備が組み込まれた洗浄装置に本発明を適用することも当然に可能である。さらには、通常の水道設備以外の他の給液設備に洗浄ユニットして付設可能とされたオゾン含有液生成装置に本発明を適用してもよいし、通常の水道設備以外の他の給液設備に一体化されるように構成された洗浄装置に本発明を適用することとしてもよい。
ここで、上述した洗浄装置としては、キッチン、浴室、トイレ、洗面所等に設けられる水回り設備や、住戸や工場等に付設される配管あるいは工場等に設置された機械設備の洗浄に使用される洗浄装置、工場等に設置された生産設備としての部品の洗浄装置や食料品を含む各種商品や製品の洗浄装置、医療施設等において使用される各種の洗浄装置、手洗い器や洗顔器をはじめとする各種美容健康器具、建物の床面や壁面等を対称とする殺菌や消臭、漂白等を目的とした各種の清掃装置などが挙げられる。
このように、本発明は、その趣旨に照らして逸脱しない範囲で各種の洗浄ユニットや洗浄装置に適用が可能である。
以上において開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1A〜1F オゾン含有液生成装置、10 オゾン発生器、20 気液混合器、21 大径流路部、22 小径流路部、23 円錐状流路部、24 気体導入通路部、30 気液分離器、31 気体導出口、32 隔壁、33 内部空間、33A 上流側空間、33B 下流側空間、33C 上部空間、34 フロート、35 ガイド部材、35a 支持部、36 フロート弁、40A,40B 三方弁、41 第1ポート、42 第2ポート、43 第3ポート、50 吐出部、51 吐出口、60 気体導入部、61 気体導入口、62 逆止弁、70 外気供給部、71 吸気口、80 オゾン含有液排出部、81 排出口、100 オゾン水、L1 液体導入路、L2 オゾン含有液搬送路、L3 オゾン含有液導出路、L4 気体還流路、L5 オゾン搬送路、L6 気体導入路、L7 外気供給路、L8 オゾン含有液排出路。

Claims (3)

  1. 酸素を含む気体を用いてオゾンを発生させるオゾン発生器と、
    前記オゾン発生器にて発生させたオゾンを液体に混合することでオゾン含有液を生成する気液混合器と、
    前記気液混合器に対して液体を導入するための液体導入路と、
    前記気液混合器にて生成されたオゾン含有液を一時的に貯留してこれを気液分離する気液分離器と、
    前記気液分離器にてオゾン含有液から分離されたオゾンを含む気体を前記オゾン発生器に還流するための気体還流路と、
    前記気液分離器にて気液分離された後のオゾン含有液を外部に導出するためのオゾン含有液導出路と、
    前記気液混合器に対する前記液体導入路からの液体の導入が停止された状態において、前記気液分離器内に外気を供給することによって前記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるための排出手段とを備え
    前記排出手段が、前記気液分離器内に外気を供給する外気供給部と、前記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるオゾン含有液排出部とを含み、
    前記オゾン含有液導出路に設けられたオゾン含有液の吐出口が、前記気液分離器よりも鉛直下方の位置に設けられ、
    前記オゾン含有液排出部が、前記オゾン含有液導出路によって構成され、
    前記外気供給部が、前記液体導入路上の位置に設けられ、
    前記外気供給部に設けられた外気の吸入口が、前記吐出口よりも鉛直上方の位置に設けられ、
    前記外気供給部が、前記液体導入路上に設けられた三方弁を含み、
    前記三方弁が有する3つのポートのうちの1つのポートが、前記液体導入路の上流側部分に接続され、
    前記三方弁が有する3つのポートのうちの他の1つのポートが、前記液体導入路の下流側部分に接続され、
    前記三方弁が有する3つのポートのうちの残る1つのポートが、前記吸入口に連通している、オゾン含有液生成装置。
  2. 酸素を含む気体を用いてオゾンを発生させるオゾン発生器と、
    前記オゾン発生器にて発生させたオゾンを液体に混合することでオゾン含有液を生成する気液混合器と、
    前記気液混合器に対して液体を導入するための液体導入路と、
    前記気液混合器にて生成されたオゾン含有液を一時的に貯留してこれを気液分離する気液分離器と、
    前記気液分離器にてオゾン含有液から分離されたオゾンを含む気体を前記オゾン発生器に還流するための気体還流路と、
    前記気液分離器にて気液分離された後のオゾン含有液を外部に導出するためのオゾン含有液導出路と、
    前記気液混合器に対する前記液体導入路からの液体の導入が停止された状態において、前記気液分離器内に外気を供給することによって前記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるための排出手段とを備え、
    前記排出手段が、前記気液分離器内に外気を供給する外気供給部と、前記気液分離器内に残存しているオゾン含有液を外部に向けて排出させるオゾン含有液排出部とを含み、
    前記オゾン含有液導出路に設けられたオゾン含有液の吐出口が、前記気液分離器よりも鉛直上方の位置に設けられ、
    前記外気供給部が、前記オゾン含有液導出路によって構成され、
    前記オゾン含有液排出部が、前記気液混合器、前記気液分離器およびこれらを接続する流路によって構成された液体流通路上の位置または前記液体導入路上の位置に設けられ、
    前記オゾン含有液排出部に設けられたオゾン含有液の排出口が、前記吐出口よりも鉛直下方の位置に設けられている、オゾン含有液生成装置。
  3. 前記オゾン含有液排出部が、前記液体導入路上に設けられた三方弁を含み、
    前記三方弁が有する3つのポートのうちの1つのポートが、前記液体導入路の上流側部分に接続され、
    前記三方弁が有する3つのポートのうちの他の1つのポートが、前記液体導入路の下流側部分に接続され、
    前記三方弁が有する3つのポートのうちの残る1つのポートが、前記排出口に連通している、請求項に記載のオゾン含有液生成装置。
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