JPH082805Y2 - 磁気ヘツドのアジマス調整装置 - Google Patents

磁気ヘツドのアジマス調整装置

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JPH082805Y2
JPH082805Y2 JP1987026974U JP2697487U JPH082805Y2 JP H082805 Y2 JPH082805 Y2 JP H082805Y2 JP 1987026974 U JP1987026974 U JP 1987026974U JP 2697487 U JP2697487 U JP 2697487U JP H082805 Y2 JPH082805 Y2 JP H082805Y2
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JP
Japan
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tape
pinch roller
magnetic head
switching plate
adjustment
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JP1987026974U
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JPS63135513U (ja
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章 植竹
由明 坪倉
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は順逆両方向にテープを走行し録音又は再生を
行う両方向録音再生型テープレコーダに適した磁気ヘッ
ドのアジマス調整装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般にテープレコーダの磁気ヘッドのアジマス調整は
例えば実公昭57-40415号公報に記載されているごとく、
磁気ヘッドを取付けたヘッド基板の一端側を固定すると
ともに、前記ヘッド基板の他端側をねじにて上下動出来
るようにして磁気ヘッドの傾きを調整していた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところでテープを順方向に走行させたときに録音又は
再生を行うとともに、逆方向に走行させたときにも録音
又は再生を行うようにした両方向録音再生型テープレコ
ーダがあるが、斯る両方向録音再生型テープレコーダに
おいても安価なものは前述の如く、磁気ヘッドを取付け
たヘッド基板の一端をねじ等にて上下動させ該磁気ヘッ
ドの傾きを調整している。しかし磁気ヘッドのテープに
対する傾きはテープが順方向に走行されるときと、逆方
向に走行されるときでは異なるが、前述の方法ではテー
プが順方向に走行されるときと、逆方向に走行されると
きとで別々にアジマス調整することは出来なかったの
で、順方向走行時と逆方向走行時との最適ヘッド角度の
中間点を取っていた。
そのため順方向及び逆方向のいずれの方向にテープを
走行させる場合にも磁気ヘッドは最適角度からずれてい
るので、良好な状態で録音及び再生を行うことは出来な
かった。
本考案は斯る欠点を除去した磁気ヘッドのアジマス調
整装置を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案の磁気ヘッドのアジマス調整装置は磁気ヘッド
を有し端部が取付基板に上下動自在に設けられたヘッド
基板と、前記ヘッド基板に上下動自在に取付けられ上端
が前記ヘッド基板に接触される調整ピンと、ピンチロー
ラ切換板に取付けられ前記取付基板より突出される調整
ピンの下端に夫々接触される第1及び第2の接触台部を
有する板バネと、該板バネの第1及び第2接触台部の高
さを調整する第1及び第2調整螺子とにて構成される。
(ホ)作用 本考案の磁気ヘッドのアジマス調整装置は上述した如
く構成をなしており、ピンチローラ切換板を第1テープ
走行方向位置に切換えると、板バネの第1接触台部が調
整ピンの下に位置されるので、第1調整螺子にて第1接
触台部の高さを調整すると前記調整ピンがヘッド基板の
一端を押上げ、第1テープ走行方向時における磁気ヘッ
ドの角度を最適状態にし、同様にピンチローラ切換板を
第2テープ走行位置に切換えたとき、板バネの第2接触
台部が調整ピンの下に位置され第2調整螺子で第2テー
プ走行方向時における磁気ヘッドのアジマス調整が行わ
れる。
(ヘ)実施例 本考案の磁気ヘッドのアジマス調整装置の実施例を図
面に従って説明する。
(1)は録音又は再生用の磁気ヘッド、(2)は中央
に前記磁気ヘッド(1)が取付けられたヘッド基板で、
該ヘッド基板(2)の左右両端に孔(3)(4)が穿設
されており、これら孔(3)(4)を貫通する取付基板
(5)上のボス(6)(7)により端部(8)(9)が
上下動自在にされ、且つスプリング(10)(11)にて下
方に押圧されている。(12)(13)は取付基板(5)の
孔(14)(15)を緩く貫通するようにして設けられた第
1及び第2調整ピンで、突出する上端は抜け止め用の鍔
(16)(17)を有するとともに前記ヘッド基板(2)の
一端(8)にあたる。(18)はテープ走行方向によって
ピンチローラを切換えるピンチローラ切換板(19)上に
設けられた板バネで、中央が固定され左右両端部に前記
第1及び第2調整ピン(12)(13)に接触しうる第1及
び第2接触台部(20)(21)を有する。(22)(23)は
前記ピンチローラ切換板(19)の第1及び第2接触台部
(20)(21)に対向する位置に設けられた第1及び第2
調整螺子で、夫々前記第1及び第2接触台部(20)(2
1)の高さを調整する。前記取付基板(5)は、カセッ
トテープの収納部を被う蓋体(図示せず)に取付けられ
ており、カセットテープの着脱位置と再生動作を行う動
作装置との間を前記蓋体とともに回動するように構成さ
れている。また、前記ピンチローラ切換板(19)は、シ
ャーシ(図示せず)上のピン(25)(26)と長孔(27)
(28)との協動により第1テープ走行方向位置と第2テ
ープ走行方向位置との間を摺動変位可能に設けられてい
る。(29)(30)は軸(31)(32)に軸支されたピンチ
ローラ取付具で、ピンチローラ(33)(34)を有すると
ともに前記ピンチローラ切換板(19)の係合ピン(35)
(36)に係合する係合凹部(37)(38)を有する。(4
0)は反転歯車で、反転ピン(41)及び欠歯部(42)を
有する。(43)(44)はモータ(図示せず)にて回転さ
れる第1及び第2伝動歯車である。
次に本考案の磁気ヘッドのアジマス調整装置の動作を
説明する。
先ずテープ(45)を左から右に走行し順方向の再生又
は録音する場合について説明する。それには切換スイッ
チ(図示せず)を順方向に切換えるとモータが回転し、
第1及び第2伝動歯車(43)(44)を時計方向に回転さ
せるとともに、反転歯車(40)を少しく回転させる。す
るとそれまで第2伝動歯車(44)に対向していた欠歯部
(42)が回転し、第2伝動歯車(44)に反転歯車(40)
が噛合い該反転歯車(40)を時計方向に回転させるの
で、反転ピン(41)がピンチローラ切換板(19)の係止
片(48)にあたり該ピンチローラ切換板(19)を矢印B
方向に摺動させる。従って係合ピン(36)が係合凹所
(38)に嵌合されピンチローラ取付具(30)をスプリン
グ(50)にて時計方向に回動しテープ(45)を介してキ
ャプスタン(46)にピンチローラ(34)を圧接し、一方
係合ピン(35)にてピンチローラ取付具(29)が時計方
向に回動されピンチローラ(33)をキャプスタン(47)
より離間される。従ってテープ(45)はピンチローラ
(34)とキャプスタン(46)にて矢印B方向に摺動され
て磁気ヘッド(1)にて順方向の再生を行う。
ところでこのとき第1図に示すように板バネ(18)の
第1接触台部(20)が第1調整ピン(12)の下に位置さ
れるので、第1調整螺子(22)を回転させると第1接触
台部(20)の高さが調整され、該第1接触台部(20)に
接触される第1調整ピン(12)を押上げヘッド基板
(2)の一端を押上げる。従ってヘッド基板(2)はボ
ス(7)を中心として回動され磁気ヘッド(1)の角度
が調整される。前記ヘッド基板(2)は第1調整螺子
(22)を時計方向に回転させ該第1調整螺子(22)を上
昇させると、第1接触台部(20)は上昇し第1調整ピン
(12)を介しヘッド基板(2)の一端を押上げ、該ヘッ
ド基板(2)を時計方向に回動し、逆に第1調整螺子
(22)を反時計方向に回動させ該第1調整螺子(22)を
降下させると、ヘッド基板(2)の一端はスプリング
(10)にて反時計方向に付勢させているのでヘッド基板
(2)は反時計方向に回動される。従って第1調整螺子
(22)を時計方向・反時計方向に回転させることによ
り、ヘッド基板(2)は時計方向・反時計方向に回動さ
れるので磁気ヘッド(1)を順方向再生状態での最適角
度にされる。
次にテープをそれまでと逆方向に走行し逆方向再生を
行うには切換スイッチを逆に切換える。するとモータが
反転し、第1及び第2伝動歯車(43)(44)は反時計方
向に回転させ、反転ピン(41)がピンチローラ切換板
(19)の係止片(49)にあたり、該ピンチローラ切換板
(19)を矢印A方向に摺動させる。するとピンチローラ
(33)がテープ(45)を介しキャプスタン(47)にあた
り、又ピンチローラ(34)はキャプスタン(46)より離
間されているのでテープ(45)は右から左方向の逆方向
に走行され、磁気ヘッド(1)にて逆方向の録音又は再
生を行う。このとき、第2図に示すように、ピンチロー
ラ切換板(19)が矢印A方向に摺動されたことにより板
バネ(18)の第2接触台部(21)が第2調整ピン(13)
の下に位置される。従って第2調整螺子(23)を回転す
ることによって第2接触台部(21)の高さが調整され、
該第2接触台部(21)の高さに応じて第2調整ピン(1
3)を押上げてヘッド基板(2)の一端を回動させ磁気
ヘッド(1)の角度を調整する。このように逆方向再生
時又は録音時には第2調整螺子(23)によって磁気ヘッ
ド(1)のヘッド角度を調整出来るので、順方向再生時
又は録音時とは無関係に磁気ヘッド(1)の角度を調整
し最適状態となすことが出来る。
モータを再び反転すると、前述と同様にしてピンチロ
ーラ切換板(19)が矢印B方向に摺動され第1接触台部
(20)が第1調整ピン(12)の下に位置され、ヘッド基
板(2)の一端を前記第1調整螺子(22)で定められた
第1接触台部(20)の高さに応じて回動させる。従って
磁気ヘッド(1)は再びテープが順方向に走行され再生
又は録音を行うとき最適ヘッド角度にする。
(ト)考案の効果 本考案のアジマス調整装置は、ピンチローラ切換板が
第1テープ走行方向位置にあるとき、該ピンチローラ切
換板に取付けられている板バネに形成されている第1接
触台部と前記第1調整ピンとの接触により磁気ヘッドの
取付角度を規制し、前記ピンチローラ切換板が第2テー
プ走行方向位置にあるとき、該ピンチローラ切換板に取
付けられている板バネに形成されている第2接触台部と
第2調整ピンとの接触により磁気ヘッドの取付角度を規
制するようにしたので、テープの再生方向に合わせて磁
気ヘッドのアジマスを最適な状態に調整することが出来
る。
また、本考案は、磁気ヘッドが固定されているヘッド
基板が上下動自在に取付けられている取付基板がカセッ
トテープの着脱動作位置と再生動作を行う動作位置との
間を回動するべく設けられている蓋体とともに回動する
ように構成されたテープレコーダ、即ち磁気ヘッドがカ
セットの着脱動作位置に変位するように構成されたテー
プレコーダにおける磁気ヘッドのアジマスをテープの再
生方向に合わせて調整することが出来るようにしたの
で、本考案は、ヘッドフォンステレオと呼ばれる小型化
が要求されるテープレコーダに実施した場合に非常に大
きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の磁気ヘッドのアジマス調整
装置の断面図、第3図は同じく本考案の磁気ヘッドのア
ジマス調整装置の平面図、第4図は本考案の一部拡大断
面図である。 主な図番の説明 (1)……磁気ヘッド、(2)……ヘッド基板、(5)
……取付基板、(12)(13)……第1,第2調整ピン、
(18)……板バネ、(19)……ピンチローラ切換板、
(20)(21)……第1,第2接触台部、(22)(23)……
第1、第2調整螺子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットテープの着脱動作を行う着脱動作
    位置と該カセットテープに記録されている信号の再生動
    作を行う動作位置との間を回動変位し、且つ該動作位置
    にあるときカセットテープの収納部を被う蓋体を備えて
    いるとともに第1方向への再生機能及び該第1方向の反
    対方向である第2方向への再生機能を有するテープレコ
    ーダにおいて、前記蓋体の着脱動作位置と動作位置との
    間の回動変位動作に伴って着脱動作位置と動作位置との
    間を回動変位するべく該蓋体に一体的に取付けられてい
    る取付基板と、磁気ヘッドが固定されているとともに端
    部が前記取付基板に上下動自在に設けられているヘッド
    基板と、前記取付基板に各々上下動自在に取付けられて
    いるとともに上端が前記ヘッド基板の下面に当接する第
    1及び第2の調整ピンと、テープを第1方向へ走行させ
    る第1テープ走行方向位置とテープを第2方向へ走行さ
    せる第2テープ走行方向位置との間を走行方向切換機構
    により摺動変位せしめられるピンチローラ切換板と、該
    ピンチローラ切換板に取付けられているとともに該ピン
    チローラ切換板が第1テープ走行方向位置及び第2テー
    プ走行方向位置にあり、且つ前記取付基板が動作位置に
    あるとき各々前記第1調整ピン及び第2調整ピンの下端
    に接触する第1及び第2の接触台部を有する板バネと、
    前記ピンチローラ切換板に設けられているとともに前記
    第1及び第2の接触台部の高さを規制する第1及び第2
    の調整螺子とよりなり、前記ピンチローラ切換板が第1
    テープ走行方向位置にあるとき、前記板バネに形成され
    ている第1接触台部と前記第1調整ピンとの接触により
    前記磁気ヘッドの取付角度を規制し、前記ピンチローラ
    切換板が第2テープ走行方向位置にあるとき、前記板バ
    ネに形成されている第2接触台部と前記第2調整ピンと
    の接触により前記磁気ヘッドの取付角度を規制するよう
    にしたことを特徴とする磁気ヘッドのアジマス調整装
    置。
JP1987026974U 1987-02-25 1987-02-25 磁気ヘツドのアジマス調整装置 Expired - Lifetime JPH082805Y2 (ja)

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JPS63135513U JPS63135513U (ja) 1988-09-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5579436U (ja) * 1978-11-24 1980-05-31
JPS59161513U (ja) * 1983-04-13 1984-10-29 パイオニア株式会社 磁気記録再生装置

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JPS63135513U (ja) 1988-09-06

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