JPH034973Y2 - - Google Patents
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- JPH034973Y2 JPH034973Y2 JP428881U JP428881U JPH034973Y2 JP H034973 Y2 JPH034973 Y2 JP H034973Y2 JP 428881 U JP428881 U JP 428881U JP 428881 U JP428881 U JP 428881U JP H034973 Y2 JPH034973 Y2 JP H034973Y2
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- magnetic head
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 229910001297 Zn alloy Inorganic materials 0.000 description 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は磁気テープのトラツク位置交換を可能
とした磁気ヘツド装置に係り、特にホワード方
向、リバース方向に伴い磁気テープのトラツク位
置切換を磁気ヘツドの回転で行なう往復録音再生
可能なテープレコーダの磁気ヘツド装置に関す
る。
とした磁気ヘツド装置に係り、特にホワード方
向、リバース方向に伴い磁気テープのトラツク位
置切換を磁気ヘツドの回転で行なう往復録音再生
可能なテープレコーダの磁気ヘツド装置に関す
る。
従来、磁気テープのトラツク位置切換を行なう
状態として8トラツクエンドレス再生装置や4チ
ヤンネル録音再生装置の如く、磁気テープを同一
方向に駆動して行なう場合や、往復録音再生可能
なテープレコーダにあつてホワード方向とリバー
ス方向とに切換えた場合などがあり、これら磁気
テープのトラツク位置切換を行なう手段について
は トラツク配置が異なる複数個の磁気ヘツドを
用いて磁気ヘツドを切換えて行なう方法、 必要とするトラツク全てを具備する単一の磁
気ヘツドを用いて磁気ヘツドのトラツク結線を
切換える方法、 必要最少限のトラツクを有する磁気ヘツドを
上下に移動する方法、 がありうる。上記した方法はアジマス調整などか
ら磁気ヘツドの調整という点でホワード方向、リ
バース方向を有する往復録音再生可能なテープレ
コーダには不向きでありその上で更にの方法で
は磁気ヘツドの数が増え高コストになる上に、磁
気テープの摺動面が増えるため磁気テープ走行負
荷が重く、ワウフラツタの劣化をまねき、の方
法では磁気ヘツド内での寸法的制約からクロスト
ークが増加し、の方法では機械的精度が出ない
という種々の欠点を有する。このような欠点を除
去するために、第1図に示す如く、単一な磁気ヘ
ツドを用いてトラツク位置切換ごとにこの磁気ヘ
ツドを回転させる方法が知られている。すなわ
ち、この第1図に示すテープレコーダは、カセツ
トテープレコーダに適用されたもので、2チヤン
ネル(トラツク)の磁気コアを有する磁気ヘツド
10を取付固定したヘツド支持台2が、ヘツド回
転軸4に軸支されると共に、ヘツド回転用従動歯
車5がモーターに軸着された駆動歯車などの駆動
手段(図示せず)と噛合されており、従動歯車5
の中心穴にヘツド回転軸4が嵌合固着されてい
る。またヘツド支持台2には回転腕3が設けられ
ており、回転腕3はヘツド回転軸4と共に回転可
能に成されている。そしてトラツク位置切換に関
連して駆動手段を回転させることにより、ヘツド
回転軸4が回転し磁気ヘツド10が180度回転す
るものである。ヘツド回転軸4を支承するヘツド
回転軸支承台6はヘツドスライド板(図示せず)
に固定され、両端にバネを介してアジマス調整ネ
ジ7a,7bが設けられており、調整ネジ7a,
7bによつて回転腕3が位置規制されそれぞれホ
ワード方向、リバース方向のアジマス調整が可能
に成されている。アジマス調整ネジ7a,7bを
回転させることにより、テープと磁気ヘツド10
の当接角度、所謂アジマス角度の最良な点を得る
ことができるよう構成されている。
状態として8トラツクエンドレス再生装置や4チ
ヤンネル録音再生装置の如く、磁気テープを同一
方向に駆動して行なう場合や、往復録音再生可能
なテープレコーダにあつてホワード方向とリバー
ス方向とに切換えた場合などがあり、これら磁気
テープのトラツク位置切換を行なう手段について
は トラツク配置が異なる複数個の磁気ヘツドを
用いて磁気ヘツドを切換えて行なう方法、 必要とするトラツク全てを具備する単一の磁
気ヘツドを用いて磁気ヘツドのトラツク結線を
切換える方法、 必要最少限のトラツクを有する磁気ヘツドを
上下に移動する方法、 がありうる。上記した方法はアジマス調整などか
ら磁気ヘツドの調整という点でホワード方向、リ
バース方向を有する往復録音再生可能なテープレ
コーダには不向きでありその上で更にの方法で
は磁気ヘツドの数が増え高コストになる上に、磁
気テープの摺動面が増えるため磁気テープ走行負
荷が重く、ワウフラツタの劣化をまねき、の方
法では磁気ヘツド内での寸法的制約からクロスト
ークが増加し、の方法では機械的精度が出ない
という種々の欠点を有する。このような欠点を除
去するために、第1図に示す如く、単一な磁気ヘ
ツドを用いてトラツク位置切換ごとにこの磁気ヘ
ツドを回転させる方法が知られている。すなわ
ち、この第1図に示すテープレコーダは、カセツ
トテープレコーダに適用されたもので、2チヤン
ネル(トラツク)の磁気コアを有する磁気ヘツド
10を取付固定したヘツド支持台2が、ヘツド回
転軸4に軸支されると共に、ヘツド回転用従動歯
車5がモーターに軸着された駆動歯車などの駆動
手段(図示せず)と噛合されており、従動歯車5
の中心穴にヘツド回転軸4が嵌合固着されてい
る。またヘツド支持台2には回転腕3が設けられ
ており、回転腕3はヘツド回転軸4と共に回転可
能に成されている。そしてトラツク位置切換に関
連して駆動手段を回転させることにより、ヘツド
回転軸4が回転し磁気ヘツド10が180度回転す
るものである。ヘツド回転軸4を支承するヘツド
回転軸支承台6はヘツドスライド板(図示せず)
に固定され、両端にバネを介してアジマス調整ネ
ジ7a,7bが設けられており、調整ネジ7a,
7bによつて回転腕3が位置規制されそれぞれホ
ワード方向、リバース方向のアジマス調整が可能
に成されている。アジマス調整ネジ7a,7bを
回転させることにより、テープと磁気ヘツド10
の当接角度、所謂アジマス角度の最良な点を得る
ことができるよう構成されている。
そして、このように磁気ヘツドを180度回転さ
せることにより、往から復路または、復から往路
への録音再生を可能にしテープカセツトの反転操
作が省略できる共に通常のステレオ用磁気ヘツド
が使用できるという長所を有するものである。
せることにより、往から復路または、復から往路
への録音再生を可能にしテープカセツトの反転操
作が省略できる共に通常のステレオ用磁気ヘツド
が使用できるという長所を有するものである。
ところで、従来このような磁気ヘツドの後端よ
り、、ヘツド支持台をヘツド回転軸で軸支し、ヘ
ツド回転軸の他方端にて従動歯車を支承して、磁
気ヘツドを回転させる方法は、トラツク位置切換
に関連した磁気ヘツドの規制位置に際して従動歯
車に噛合結合している駆動手段が一方向に常に駆
動されていなければならず、従動歯車に対する駆
動手段の機械的精度を必要とし、またその構成上
奥行き寸法すなわち磁気ヘツド前面から従動歯車
までの距離lが必然的に大きくなるものであり、
最近の小型カセツトデツキ若しくは薄型カセツト
デツキには対応できなくなるという大きな欠点を
有する。
り、、ヘツド支持台をヘツド回転軸で軸支し、ヘ
ツド回転軸の他方端にて従動歯車を支承して、磁
気ヘツドを回転させる方法は、トラツク位置切換
に関連した磁気ヘツドの規制位置に際して従動歯
車に噛合結合している駆動手段が一方向に常に駆
動されていなければならず、従動歯車に対する駆
動手段の機械的精度を必要とし、またその構成上
奥行き寸法すなわち磁気ヘツド前面から従動歯車
までの距離lが必然的に大きくなるものであり、
最近の小型カセツトデツキ若しくは薄型カセツト
デツキには対応できなくなるという大きな欠点を
有する。
本考案はこのような従来の欠点に鑑み成された
もので、その目的とするところはこの種の磁気ヘ
ツド回転機構において奥行き寸法をきわめて小さ
くし、且つ部品点数を必要以上に増加させること
なく構成簡単で、磁気ヘツドを所定の規制位置で
安定に保持し得る磁気ヘツド装置を提供するにあ
る。
もので、その目的とするところはこの種の磁気ヘ
ツド回転機構において奥行き寸法をきわめて小さ
くし、且つ部品点数を必要以上に増加させること
なく構成簡単で、磁気ヘツドを所定の規制位置で
安定に保持し得る磁気ヘツド装置を提供するにあ
る。
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
第2図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
図であり、図において、10は録音および再生の
磁気ヘツド、20は第3図に示すように、略中心
部分に磁気ヘツド10を収納するヘツド収納部2
1が設けられ、両端部には鍔部22が設けられた
円筒状の外形を有するヘツド支持台であり、一方
の鍔部22の円周上(略180度)に従動歯車23
が形成されていると共にその端部には突出して回
転腕24が設けられている。また円筒状のヘツド
支持台20のラジアル方向にはその円周方向に略
180度の間隔を有して一対の規制部25が凹部と
して形成され、規制部25、ヘツド支持台20の
円周方向に向つて傾斜部25Aが形成されてい
る。30はプレイ動作、ストツプ動作により移動
するヘツドスライド板Aに固定され、ヘツド支持
台20をその外側面で保持するハウジングであ
り、略半円状側面を有する上部ハウジング31
と、下部ハウジング32から構成されている。上
部ハウジング31にはヘツド支持台20の従動歯
車23が回転可能になるよう逃げスリツト33を
有すると共に、そのスリツト33により形成され
た後部面34の厚さ方向に一対のネジが螺合され
るようタツプが形成されている。なお従動歯車2
3を含む鍔部22、回転腕24を有するヘツド回
転支持台20および上部、下部ハウジング31,
32は、合成樹脂、亜鉛合金などの非磁性材料か
ら構成され一体的に成形されている。またヘツド
スライド板Aは、図示されていないがシヤーシB
に保持されると共にシヤーシBに対し移動可能に
構成されている。40A,40Bは上部ハウジン
グ31の後部面34に形成された一対のタツプに
バネ41,42を介して螺合されるアジマス調整
用ネジであり、回転腕24が当接してヘツド支持
台20の回転位置を規制するよう構成されてい
る。50は板バネ51および板バネ51の先端に
取付けられた剛球52から構成され、上部ハウジ
ング31の後部面34にネジなどで取付けられて
いる附勢手段であり、附勢手段50は板バネ51
によつて附勢された剛球52がヘツド支持台20
の円周面および傾斜部25Aを含む規制部25に
係合するよう構成されている。
図であり、図において、10は録音および再生の
磁気ヘツド、20は第3図に示すように、略中心
部分に磁気ヘツド10を収納するヘツド収納部2
1が設けられ、両端部には鍔部22が設けられた
円筒状の外形を有するヘツド支持台であり、一方
の鍔部22の円周上(略180度)に従動歯車23
が形成されていると共にその端部には突出して回
転腕24が設けられている。また円筒状のヘツド
支持台20のラジアル方向にはその円周方向に略
180度の間隔を有して一対の規制部25が凹部と
して形成され、規制部25、ヘツド支持台20の
円周方向に向つて傾斜部25Aが形成されてい
る。30はプレイ動作、ストツプ動作により移動
するヘツドスライド板Aに固定され、ヘツド支持
台20をその外側面で保持するハウジングであ
り、略半円状側面を有する上部ハウジング31
と、下部ハウジング32から構成されている。上
部ハウジング31にはヘツド支持台20の従動歯
車23が回転可能になるよう逃げスリツト33を
有すると共に、そのスリツト33により形成され
た後部面34の厚さ方向に一対のネジが螺合され
るようタツプが形成されている。なお従動歯車2
3を含む鍔部22、回転腕24を有するヘツド回
転支持台20および上部、下部ハウジング31,
32は、合成樹脂、亜鉛合金などの非磁性材料か
ら構成され一体的に成形されている。またヘツド
スライド板Aは、図示されていないがシヤーシB
に保持されると共にシヤーシBに対し移動可能に
構成されている。40A,40Bは上部ハウジン
グ31の後部面34に形成された一対のタツプに
バネ41,42を介して螺合されるアジマス調整
用ネジであり、回転腕24が当接してヘツド支持
台20の回転位置を規制するよう構成されてい
る。50は板バネ51および板バネ51の先端に
取付けられた剛球52から構成され、上部ハウジ
ング31の後部面34にネジなどで取付けられて
いる附勢手段であり、附勢手段50は板バネ51
によつて附勢された剛球52がヘツド支持台20
の円周面および傾斜部25Aを含む規制部25に
係合するよう構成されている。
60はヘツド支持台20の従動歯車23を回動
させる駆動手段であり、図示しない回転伝達手段
により回動される駆動軸61とこの駆動軸61に
軸支され回動自在になされた駆動歯車62より構
成され、駆動軸61の右又は左回動に伴い駆動歯
車62が回動されるよう成されている。そして駆
動歯車62による従動歯車23の駆動は、ヘツド
スライド板Aが後退すなわち停止動作のモードに
なされて従動歯車23と駆動歯車62とは位置的
に係合可能になるため、トラツク位置切換に伴な
う駆動歯車62が回動されたとき行なわれる。
させる駆動手段であり、図示しない回転伝達手段
により回動される駆動軸61とこの駆動軸61に
軸支され回動自在になされた駆動歯車62より構
成され、駆動軸61の右又は左回動に伴い駆動歯
車62が回動されるよう成されている。そして駆
動歯車62による従動歯車23の駆動は、ヘツド
スライド板Aが後退すなわち停止動作のモードに
なされて従動歯車23と駆動歯車62とは位置的
に係合可能になるため、トラツク位置切換に伴な
う駆動歯車62が回動されたとき行なわれる。
次に上述した磁気ヘツド装置の回転動作を説明
すると、まず、ホワード状態では、磁気ヘツド装
置を載置するヘツドスライド板Aが停止動作の位
置で、図示されていないが、ホワード及びリバー
スの選択により双方向に回転する回転伝達手段に
より駆動手段60の駆動軸61が一方向に回動さ
れ、駆動軸61の回動に伴い駆動歯車62を同方
向に回動し磁気ヘツド10は、駆動手段60の噛
合結合によつて従動歯車23が回転附勢され、こ
れによつてハウジング30とヘツド支持台20と
に介在された附勢手段50の剛球52がヘツド支
持台20に形成された一方の規制部25から出て
他方の規制部25に係合する状態に回転され、ヘ
ツド支持台20の回転腕24が一方のアジマス調
整用ネジ40Aの先端に当接してヘツド支持台2
0の回転位置を規制し、ホワード方向に対する磁
気ヘツド10のトラツク位置に保持される。ここ
で回転されたヘツド支持台20の回転腕24がハ
ウジング30に設けられたアジマス調整用ネジ4
0Aに当接して回転位置期制されるヘツド支持台
20の回転位置において附勢手段50の剛球52
がヘツド支持台20に形成された規制部25の傾
斜部25Aによつて係止される。そして、このホ
ワード状態でアジマス調整用ネジ40Aを調整す
れば、磁気ヘツド10を載置したヘツド支持台2
0を回転調整させて、磁気テープ(図示せず)に
対するアジマスを簡単に調整できる。
すると、まず、ホワード状態では、磁気ヘツド装
置を載置するヘツドスライド板Aが停止動作の位
置で、図示されていないが、ホワード及びリバー
スの選択により双方向に回転する回転伝達手段に
より駆動手段60の駆動軸61が一方向に回動さ
れ、駆動軸61の回動に伴い駆動歯車62を同方
向に回動し磁気ヘツド10は、駆動手段60の噛
合結合によつて従動歯車23が回転附勢され、こ
れによつてハウジング30とヘツド支持台20と
に介在された附勢手段50の剛球52がヘツド支
持台20に形成された一方の規制部25から出て
他方の規制部25に係合する状態に回転され、ヘ
ツド支持台20の回転腕24が一方のアジマス調
整用ネジ40Aの先端に当接してヘツド支持台2
0の回転位置を規制し、ホワード方向に対する磁
気ヘツド10のトラツク位置に保持される。ここ
で回転されたヘツド支持台20の回転腕24がハ
ウジング30に設けられたアジマス調整用ネジ4
0Aに当接して回転位置期制されるヘツド支持台
20の回転位置において附勢手段50の剛球52
がヘツド支持台20に形成された規制部25の傾
斜部25Aによつて係止される。そして、このホ
ワード状態でアジマス調整用ネジ40Aを調整す
れば、磁気ヘツド10を載置したヘツド支持台2
0を回転調整させて、磁気テープ(図示せず)に
対するアジマスを簡単に調整できる。
ここで附勢手段50はヘツド支持台20の規制
部25内に板バネ51に附勢された剛球52が係
合されヘツド支持台20のラジアル方向に圧着さ
れるので、ハウジング30とヘツド支持台20と
の間に生ずるガタをとりのぞくことが出来ると共
に、ハウジング30からヘツド支持台20が抜け
ることを防止する機能も有する。
部25内に板バネ51に附勢された剛球52が係
合されヘツド支持台20のラジアル方向に圧着さ
れるので、ハウジング30とヘツド支持台20と
の間に生ずるガタをとりのぞくことが出来ると共
に、ハウジング30からヘツド支持台20が抜け
ることを防止する機能も有する。
そして上記した各部材より構成された磁気ヘツ
ド装置は、ハウジング30の下部ハウジング32
がヘツドスライド板Aに、また駆動手段60がヘ
ツドスライド板Aを支持するシヤーシBにそれぞ
れ固定され、磁気ヘツド10を収納したヘツド支
持台20が駆動手段60に噛合結合された従動歯
車23により略円筒状の軸を中心として回転自在
に成されるよう構成される。
ド装置は、ハウジング30の下部ハウジング32
がヘツドスライド板Aに、また駆動手段60がヘ
ツドスライド板Aを支持するシヤーシBにそれぞ
れ固定され、磁気ヘツド10を収納したヘツド支
持台20が駆動手段60に噛合結合された従動歯
車23により略円筒状の軸を中心として回転自在
に成されるよう構成される。
次に、ホワード状態からリバース状態に切換え
は回転伝達手段(図示せず)がホワード状態の時
と逆方向に回転することによつて駆動手段60に
噛合結合している従動歯車23が逆方向に回転附
勢されたヘツド支持台20の回転腕24が他方の
アジマス調整用ネジ40Bの先端に当接されるこ
とによつて行なわれる。そして、このリバース状
態でアジマス調整用ネジ40Bを調整すれば、磁
気ヘツド10を収納載置しているヘツド支持台2
0を回転調整させて磁気テープ(図示せず)に対
するアジマスを調整できる。
は回転伝達手段(図示せず)がホワード状態の時
と逆方向に回転することによつて駆動手段60に
噛合結合している従動歯車23が逆方向に回転附
勢されたヘツド支持台20の回転腕24が他方の
アジマス調整用ネジ40Bの先端に当接されるこ
とによつて行なわれる。そして、このリバース状
態でアジマス調整用ネジ40Bを調整すれば、磁
気ヘツド10を収納載置しているヘツド支持台2
0を回転調整させて磁気テープ(図示せず)に対
するアジマスを調整できる。
なお、上記した実施例においては、附勢手段は
ヘツド支持台に形成されている規制部25との関
係でヘツド支持台のラジアル方向に符勢されてい
るが、これ以外にたとえばハウジングにより囲ま
れるヘツド支持台の円周面に規制部を形成するこ
とによつてヘツド支持台のスラスト方向に附勢す
ることが可能である。また剛球および板バネを主
体とする附勢手段は単一の部材で説明したがヘツ
ド支持台に形成された規制部に対して一定の間隔
をあけて複数個配設してもよく、更にヘツド支持
台の外周に複数個の規制部を形成してそれらに単
一又は複数個の附勢手段を配設してもよい。
ヘツド支持台に形成されている規制部25との関
係でヘツド支持台のラジアル方向に符勢されてい
るが、これ以外にたとえばハウジングにより囲ま
れるヘツド支持台の円周面に規制部を形成するこ
とによつてヘツド支持台のスラスト方向に附勢す
ることが可能である。また剛球および板バネを主
体とする附勢手段は単一の部材で説明したがヘツ
ド支持台に形成された規制部に対して一定の間隔
をあけて複数個配設してもよく、更にヘツド支持
台の外周に複数個の規制部を形成してそれらに単
一又は複数個の附勢手段を配設してもよい。
また附勢手段と係合、係止するヘツド支持台に
設けられた規制部は凹部形状として説明したが、
これ以外に規制部を連通してガイドとしての機能
を有する溝を設けてもよい。
設けられた規制部は凹部形状として説明したが、
これ以外に規制部を連通してガイドとしての機能
を有する溝を設けてもよい。
また駆動手段の駆動歯車は円形の歯車で説明し
たが、これ以外に直線状の歯車であつてもよい。
たが、これ以外に直線状の歯車であつてもよい。
さらにヘツド支持台を保持するハウジングを上
下一対の上部ハウジング、下部ハウジングとして
用いたが、これは単一のハウジングにすることが
可能である。すなわちこの場合、たとえばヘツド
支持台の両端部に形成されている鍔部の一方を分
割し、組み上げるように、ヘツド支持台を複数個
の部分に分割し、あとから組み上げ可能にするこ
とが必要である。
下一対の上部ハウジング、下部ハウジングとして
用いたが、これは単一のハウジングにすることが
可能である。すなわちこの場合、たとえばヘツド
支持台の両端部に形成されている鍔部の一方を分
割し、組み上げるように、ヘツド支持台を複数個
の部分に分割し、あとから組み上げ可能にするこ
とが必要である。
以上説明したように本考案は、略円筒状の軸方
向に磁気ヘツドを収納し、従動歯車、回転腕およ
び規制部が形成されたヘツド支持台と、上記ヘツ
ド支持台を保持するハウジングと、上記ヘツド支
持台の従動歯車に噛合結合する駆動歯車を有する
駆動手段と、上記ヘツド支持台の規制部を附勢す
る附勢手段とを具備し、上記附勢手段は上記駆動
手段によつて略円筒状の軸を中心として回転され
る上記ヘツド支持台の規制部を附勢し、回転され
た上記ヘツド支持台の回転腕が上記ハウジングに
当接して回転位置規制される上記ヘツド支持台の
回転位置で係止されると共に、上記駆動手段の駆
動力が上記ヘツド支持台の従動歯車に伝達されな
いように構成したので、磁気ヘツドの位置切換時
に、きわめて簡単な構成でコンパクトに磁気ヘツ
ドを収納しているヘツド支持台を位置規制すると
共に係止することができ、さらにアジマス調整を
行なつても安定してアジマス規制位置を保持する
ことができる。
向に磁気ヘツドを収納し、従動歯車、回転腕およ
び規制部が形成されたヘツド支持台と、上記ヘツ
ド支持台を保持するハウジングと、上記ヘツド支
持台の従動歯車に噛合結合する駆動歯車を有する
駆動手段と、上記ヘツド支持台の規制部を附勢す
る附勢手段とを具備し、上記附勢手段は上記駆動
手段によつて略円筒状の軸を中心として回転され
る上記ヘツド支持台の規制部を附勢し、回転され
た上記ヘツド支持台の回転腕が上記ハウジングに
当接して回転位置規制される上記ヘツド支持台の
回転位置で係止されると共に、上記駆動手段の駆
動力が上記ヘツド支持台の従動歯車に伝達されな
いように構成したので、磁気ヘツドの位置切換時
に、きわめて簡単な構成でコンパクトに磁気ヘツ
ドを収納しているヘツド支持台を位置規制すると
共に係止することができ、さらにアジマス調整を
行なつても安定してアジマス規制位置を保持する
ことができる。
第1図は従来の磁気ヘツド装置のそれぞれ正
面、平面、側面図、第2図および第5図は本考案
の一実施例を示し、第2図aないしcはそれぞれ
その正面、平面、側面図、第3図はヘツド支持台
の斜視図、第4図は第2図bのA−A′線断面図、
第5図はハウジングの斜視図である。 10……磁気ヘツド、20……ヘツド支持台、
23……従動歯車、24……回転腕、25……規
制部、30……ハウジング、40A,40B……
アジマス調整用ネジ、50……附勢手段、60…
…駆動手段。
面、平面、側面図、第2図および第5図は本考案
の一実施例を示し、第2図aないしcはそれぞれ
その正面、平面、側面図、第3図はヘツド支持台
の斜視図、第4図は第2図bのA−A′線断面図、
第5図はハウジングの斜視図である。 10……磁気ヘツド、20……ヘツド支持台、
23……従動歯車、24……回転腕、25……規
制部、30……ハウジング、40A,40B……
アジマス調整用ネジ、50……附勢手段、60…
…駆動手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 周面が円筒状に形成され、前面側に磁気ヘツド
の一部が露出して収納され、かつ、周面に歯車お
よび一部を切欠した規制部が形成されると共に、
後面側に回転腕が突出して形成されたヘツド支持
台と、 該ヘツド支持台が回転自在に嵌合されるハウジ
ングと、 該ハウジング内に収納され、前記ヘツド支持台
が略180度回転する毎に前記規制部に係合して前
記ヘツド支持台を附勢する附勢手段と、 前記ハウジングに螺合され、前記ヘツド支持台
の回転腕が略180度回転する毎に当接するアジマ
ス調整用ネジと、 ホワード、リバース方向の操作に基づいて前記
ヘツド支持台の歯車と噛合して前記ヘツド支持台
を略180度回転させると共に、その回転終了後は
前記歯車との噛合が解除される駆動手段と、を具
備したことを特徴とする磁気ヘツド装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP428881U JPH034973Y2 (ja) | 1981-01-16 | 1981-01-16 | |
US06/315,519 US4510543A (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Magnetic head system for tape player |
GB8132417A GB2086642B (en) | 1980-10-31 | 1981-10-28 | Magnetic head system for tape player |
DE19813143198 DE3143198A1 (de) | 1980-10-31 | 1981-10-30 | Magnetkopf eines tonbandgeraets |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP428881U JPH034973Y2 (ja) | 1981-01-16 | 1981-01-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57118537U JPS57118537U (ja) | 1982-07-23 |
JPH034973Y2 true JPH034973Y2 (ja) | 1991-02-08 |
Family
ID=29802720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP428881U Expired JPH034973Y2 (ja) | 1980-10-31 | 1981-01-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH034973Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5953529U (ja) * | 1982-10-01 | 1984-04-07 | 日本ビクター株式会社 | 磁気ヘツド機構 |
-
1981
- 1981-01-16 JP JP428881U patent/JPH034973Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57118537U (ja) | 1982-07-23 |
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