JPS639856Y2 - - Google Patents

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JPS639856Y2
JPS639856Y2 JP17267380U JP17267380U JPS639856Y2 JP S639856 Y2 JPS639856 Y2 JP S639856Y2 JP 17267380 U JP17267380 U JP 17267380U JP 17267380 U JP17267380 U JP 17267380U JP S639856 Y2 JPS639856 Y2 JP S639856Y2
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head
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magnetic
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気テープのトラツク位置切換を可能
とした磁気ヘツド装置に係り、特にホワード方
向、リバース方向に伴い磁気テープのトラツク位
置切換を磁気ヘツドの回転で行なう往復録音再生
可能なテープレコーダの磁気ヘツド装置に関す
る。
従来、磁気テープのトラツク位置切換を行なう
状態として8トラツクエンドレス再生装置や4チ
ヤンネル録音再生装置の如く、磁気テープを同一
方向に駆動して行なう場合や、往復録音再生可能
なテープレコーダにあつてホワード方向とリバー
ス方向とに切換えた場合などがあり、これら磁気
テープのトラツク位置切換を行なう手段について
は トラツク配置が異なる複数個の磁気ヘツドを
用いて磁気ヘツドを切換えて行なう方法、 必要とするトラツク全てを具備する単一の磁
気ヘツドを用いて磁気ヘツドのトラツク結線を
切換える方法、 必要最少限のトラツクを有する磁気ヘツドを
上下に移動する方法、 がありうる。上記した方法はアジマス調整などか
ら磁気ヘツドの調整という点でホワード方向、リ
バース方向を有する往復録音再生可能なテープレ
コーダには不向きでありその上で更にの方法で
は磁気ヘツドの数が増え高コストになる上に、磁
気テープの摺動面が増えるため磁気テープ走行負
荷が重く、ワウフラツタの劣化をまねき、の方
法では磁気ヘツド内での寸法的制約からクロスト
ークが増加し、の方法では機械的精度が出ない
という種々の欠点を有する。このような欠点を除
去するために、第1図に示すごとく、単一な磁気
ヘツドを用いてトラツク位置切換ごとにこの磁気
ヘツドを回転させる方法が知られている。すなわ
ち、この第1図に示すテープレコーダは、カセツ
トテープレコーダに適用されたもので、2チヤン
ネル(トラツク)の磁気コアを有する磁気ヘツド
10を取付固定したヘツド支持台2が、ヘツド回
転軸4に軸支されると共に、ヘツド回転用従動歯
車5がモーターに軸着された駆動歯車などの駆動
手段(図示せず)と噛合されており、従動歯車5
の中心穴にヘツド回転軸4が嵌合固着されてい
る。またヘツド支持台2には回転腕3が設けられ
ており、回転腕3はヘツド回転軸4と共に回転可
能に成されている。そしてトラツク位置切換に関
連して駆動手段を回転させることにより、ヘツド
回転軸4が回転し磁気ヘツド10が180度回転す
るものである。ヘツド回転軸4を支承するヘツド
回転軸支承台6はヘツドスライド板(図示せず)
に固定され、両端にバネを介してアジマス調整ネ
ジ7a,7bが設けられており、調整ネジ7a,
7bによつて回転腕3が位置規制されそれぞれホ
ワード方向、リバース方向のアジマス調整が可能
に成されている。アジマス調整ネジ7a,7bを
回転させることにより、テープと磁気ヘツドの当
接角度、所謂アジマス角度の最良な点を得ること
ができるよう構成されている。
そして、このように磁気ヘツドを180度回転さ
せることにより、往から復路または、復から往路
への録音再生を可能にしテープカセツトの反転操
作が省略できると共に通常のステレオ用磁気ヘツ
ドが使用できるという長所を有するものである。
ところで、従来このような磁気ヘツドの後端よ
り、ヘツド支持台をヘツド回転軸で軸支し、ヘツ
ド回転軸の他方端にて従動歯車を支承して、磁気
ヘツドを回転させる方法は、トラツク位置切換に
関連した磁気ヘツドの規制位置に際して従動歯車
に噛合結合している駆動手段が一方向に常に駆動
されていなければならず、従動歯車に対する駆動
手段の機械的精度を必要とし、またその構成上奥
行き寸法すなわち磁気ヘツド前面から従動歯車ま
での距離lが必然的に大きくなるものであり、最
近の小型カセツトデツキ若しくは薄型カセツトデ
ツキには対応できなく、大きな欠点を有する。
本考案はこのような従来の欠点に鑑み成された
もので、その目的とするところはこの種の磁気ヘ
ツド回転機構において奥行き寸法をきわめて小さ
くし、且つ部品点数を必要以上に増加させること
なく構成簡単で、磁気ヘツドを所定の規制位置で
安定に保持し得る磁気ヘツド装置を提供するにあ
る。
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
第2図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
図であり、図において、10は録音および再生の
磁気ヘツド、20は略中心部分に磁気ヘツド10
を収納するヘツド収納部21が設けられ、一端部
には鍔部22が設けられた円筒状の外形を有する
ヘツド支持台であり、鍔部22の円周上略180度
に従動歯車23が形成されているヘツド支持台2
0の端部には突出して回転腕24が設けられてい
る。また円筒状のヘツド支持台20の外形円周方
向には溝25が形成されている。30はヘツド支
持台20をその外側面で保持するハウジングであ
り、略半円状側面を有する上部ハウジング31
と、下部ハウジング32から構成されている。上
部ハウジング31にはヘツド支持台20の従動歯
車23が回転可能になるよう逃げスリツト33を
有すると共に、そのスリツト33により形成され
た後部面34の厚さ方向に一対のネジが螺合され
るようタツプが形成されている。また上部ハウジ
ング31には後述する附勢手段50が配設される
ための溝35が形成されている。そして従動歯車
23を含む鍔部22、回転腕24を有するヘツド
回転支持台および上部、下部ハウジング31,3
2は、合成樹脂、亜鉛合金などの非磁性材料から
構成され一体的に成形されている。40A,40
Bは上部ハウジング31の後部面34に形成され
た一対のタツプにバネ41,42を介して螺合さ
れるアジマス調整用ネジであり、回転腕24が当
接してヘツド支持台20の回転位置を規制するよ
う構成されている。50はコイルバネ51と剛球
51とから構成され、ヘツド支持台20と上部ハ
ウジング31間に介在され、ハウジング31側よ
りヘツド支持台20のスラスト方向に附勢する附
勢手段であり、附勢手段50は上部ハウジング3
1の構35に収納され、コイルバネ51に附勢さ
れた剛球52がヘツド支持台20の溝25に係合
するよう構成されている。60はヘツド支持台2
0の従動歯車23を駆動する駆動手段であり、直
線状の歯車(ラツクギヤ)を有するラツク61、
ラツク61を軸支し摺動可能に成す軸62、軸6
2の両端を保持するホルダー63および軸62に
軸支されラツク61の両端を附勢する一対のコイ
ルバネ63,64より構成されており、ホルダー
63の移動に伴いコイルバネ63,64を介して
ラツク61が軸62をガイドとして左右に移動で
きるよう成されている。
次に上述した磁気ヘツド装置の回転動作を説明
すると、まず、ホワード状態では、図示されてい
ないが、ホワード及びリバースの選択により双方
向に移動する摺動手段により駆動手段60のホル
ダー63が一方向に移動され、ホルダー63の移
動に伴いコイルバネ65が圧縮されラツク61を
同方向に移動し磁気ヘツド10は第2図に示され
るように、駆動手段の噛合結合によつて従動歯車
23が回転附勢され、これによつてハウジング3
1とヘツド支持台20とに介在された附勢手段5
0の剛球52がヘツド支持台20に形成された溝
25に係合された状態で回転され、ヘツド支持台
20の回転腕24が一方のアジマス調整用ネジ4
0Aの先端に当接され、ヘツド支持台20の回転
位置を規制されて、ホワード方向に対する磁気ヘ
ツドのトラツク位置に保持される。そして、この
ホワード状態でアジマス調整ネジ40Aを調整す
れば、磁気ヘツド10を載置しコイルバネ65に
より附勢されているヘツド支持台20を回転調整
させて磁気テープ(図示せず)に対するアジマス
を簡単に調整できる。
ここで附勢手段50はヘツド支持台20の溝2
5内にコイルバネ51に附勢された剛球52が係
合されヘツド支持台20のラジアル方向に圧着さ
れるので、ハウジング30とヘツド支持台20と
の間に生ずるガタをとりのぞくことが出来ると共
に、ハウジング30からヘツド支持台20が抜け
ることを防止する作用を行なう。すなわち第3図
の丸印部の拡大図を示す第6図において、剛球5
2とヘツド支持台20とが接する点イ、剛球52
と上部ハウジング31とが接する点ロおよび上部
ハウジング31とヘツド支持台20の鍔部22と
が接する点ハをそれぞれ形成するようにハウジン
グ30の内径、ヘツド支持台20の外径および溝
25の寸法を適切に取ることにより、ハウジング
30に対するヘツド支持台20の回転系のガタを
なくすことができる。これはコイルバネ51によ
り矢印ニの方向の力を剛球52に加えるので点イ
においてヘツド支持台20が矢印ホの方向に分力
を受けることにより、ヘツド支持台20よりはみ
出した鍔部22がハウジング31に点ハの部分で
圧接されるからである。
また駆動手段60のコイルバネ65はホルダー
63の移動に伴い圧縮され、この圧縮された弾性
力が常にヘツド支持台20の回転腕24をアジマ
ス調整用ネジ40Aに附勢されているので、ホワ
ード方向の切換えに際しホルダー63の移動量の
微変化に対し安定よく確実にアジマス調整が行な
い得る。このことは後述するリバース方向の切換
えにあつても同様のことがいえ、この場合コイル
バネ64が常にアジマス調整用ネジ40Bを附勢
することによつて行なわれる。
そして上記した各部材より構成された磁気ヘツ
ド装置は、ハウジング30の下部ハウジング32
がヘツドスライド板(図示せず)に、また駆動手
段60がヘツドスライド板を支持する固定シヤー
シ(図示せず)にそれぞれ固定され、磁気ヘツド
10を収納したヘツド支持台20が駆動手段60
に噛合結合された従動歯車23により略円筒状の
軸を中心として回転自在に成されるよう構成され
る。第2図a,bにおいて点線はヘツドスライド
板が前進した状態における磁気ヘツド10および
ハウジング30等を示したものである。
なお、ヘツド支持台20を保持しているハウジ
ング30およびヘツド支持台20を回転する駆動
手段60のホルダー63を上記したようにそれぞ
れヘツドスライド板および固定シヤーシに固定し
た場合にはヘツドスライド板が移動する幅以上に
従動歯車23と噛合するラツク61の幅をとる必
要がある。またハウジング30および駆動手段6
0の取付固定する場所は上記した実施例以外に、
共にヘツドスライド板や固定シヤーシ等がありう
るが、駆動系を考慮することにより、どのような
部材にしてもよい。
次に、ホワード状態からリバース状態に切換え
は摺動手段(図示せず)がホワード状態の時と逆
方向に移動することによつて駆動手段60に噛合
結合している従動歯車23が逆方向に回転附勢さ
れたヘツド支持台20の回転腕24が他方のアジ
マス調整ネジ40Bの先端に当接されることによ
つて行なわれる。そして、このリバース状態でア
ジマス調整ネジ40Bを調整すれば、磁気ヘツド
10を収納載置しているヘツド支持台20を回転
調整させて磁気テープ(図示せず)に対するアジ
マスを調整できる。
なお、上記した実施例においては、附勢手段は
ヘツド支持台に形成されている溝25との関係で
ヘツド支持台のラジアル方向に附勢されている
が、これ以外にたとえばヘツド支持台の鍔部の端
面に溝を形成することによつてヘツド支持台のス
ラスト方向に附勢することが可能である。また剛
球およびコイルバネを主体とする附勢手段は単一
の部材で説明したがヘツド支持台に形成された溝
に対して一定の間隔をあけて複数個配設してもよ
く、更にヘツド支持台の外周に複数個の溝を形成
してそれらに単一又は複数個の附勢手段を配設し
てもよい。さらにこの附勢手段と一体となつて作
用するヘツド支持台に形成される溝はヘツド支持
台の回転腕がアジマス調整用ネジに規制される状
態に関連して徐々にその深さを浅くし附勢手段の
附勢力を強くすることにより、ヘツド支持台の回
転をなめらかにしつつ、位置規制される部分にお
いて強い附勢力が与えられコイルバネ64,65
とあいまつてヘツド支持台の回転腕の位置規制を
確実に行なうことができる。
また駆動手段における一対のコイルバネは実施
例では2個用いているが、トルク機構を用いるこ
とにより単一のコイルバネでリバース方向、ホワ
ード方向それぞれに逆方向に弾性力を附勢するよ
うにしてもよい。
さらにヘツド支持台を保持するハウジングを上
下一対の上部ハウジング、下部ハウジングとして
用いたが、これは単一のハウジングにすることが
可能である。
以上説明したように本考案は、ヘツド支持台と
ハウジング間に介在されハウジング側よりヘツド
支持台のラジアル又はスラスト方向に附勢する附
勢手段を配置することにより、ヘツド支持台が附
勢手段に附勢された状態で従動歯車に噛合結合す
る駆動手段によつて略円筒状の軸を中心として回
転されると共にその回転腕の回転に伴い上記ハウ
ジングによつて回転位置規制されるよう構成され
ているので、磁気ヘツドを収納するヘツド支持台
の回転系のガタを完全になくすことができ、さら
にハウジングからヘツド支持台が抜けることを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘツド装置のそれぞれ正
面、平面、側面図、第2図ないし第6図は本考案
の一実施例を示し、第2図aないしcはそれぞれ
その正面、平面、側面図、第3図は第2図aのA
−A′線における断面図、第4図はハウジングお
よびヘツド支持台の斜視図、第5図は駆動手段の
斜視図、第6図は第3図の丸印部の拡大図であ
る。 10……磁気ヘツド、20……ヘツド支持台、
23……従動歯車、24……回転腕、30……ハ
ウジング、60……駆動手段、50……附勢手
段、40A,40B……アジマス調整用ネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気ヘツドと、 中心部の軸方向に前記磁気ヘツドを収納するヘ
    ツド収納部が形成され、かつ外周上に従動歯車が
    形成されると共に一端面に回転腕が形成された円
    筒状のヘツド支持台と、 前記ヘツド支持台を回転可能にその外周面で保
    持すると共に、前記ヘツド支持台が略180度回転
    する毎に前記回転腕が当接して前記ヘツド支持台
    の回転位置を規制する手段が形成されたハウジン
    グと、 前記ヘツド支持台と前記ハウジング間に介在さ
    れ、前記ハウジング側より前記ヘツド支持台のラ
    ジアル又はスラスト方向に附勢する附勢手段と、 を具備したことを特徴とするテープレコーダの
    磁気ヘツド装置。
JP17267380U 1980-12-03 1980-12-03 Expired JPS639856Y2 (ja)

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JP17267380U JPS639856Y2 (ja) 1980-12-03 1980-12-03

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JP17267380U JPS639856Y2 (ja) 1980-12-03 1980-12-03

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Publication Number Publication Date
JPS5794623U JPS5794623U (ja) 1982-06-10
JPS639856Y2 true JPS639856Y2 (ja) 1988-03-24

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ID=29530966

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JP17267380U Expired JPS639856Y2 (ja) 1980-12-03 1980-12-03

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953529U (ja) * 1982-10-01 1984-04-07 日本ビクター株式会社 磁気ヘツド機構

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JPS5794623U (ja) 1982-06-10

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