JPH045083Y2 - - Google Patents

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JPH045083Y2
JPH045083Y2 JP7093685U JP7093685U JPH045083Y2 JP H045083 Y2 JPH045083 Y2 JP H045083Y2 JP 7093685 U JP7093685 U JP 7093685U JP 7093685 U JP7093685 U JP 7093685U JP H045083 Y2 JPH045083 Y2 JP H045083Y2
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JP
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operating position
lever
operating
displacement
electric motor
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JP7093685U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、テープレコーダーに関し、特にリー
ル軸へ電動機の回転を伝達する機構の動作切換装
置に係る。
(ロ) 従来の技術 カセツトと呼ばれる容器内に磁気テープが収納
されているカセツトテープを使用するカセツト式
テープレコーダーが普及しているが、斯かるテー
プレコーダーは一般に録音、再生、早送り及び巻
戻しの各機能を備えている。また最近のテープレ
コーダーの中には再生しながら早送り動作を行な
うキユーと呼ばれる機能や再生しながら巻戻し動
作を行なうレビユーと呼ばれる機能を備えたもの
がある。そして、テープレコーダーが停止状態に
あるときに早送り操作をすると電動機の回転を高
速にてリール軸に伝達し磁気テープを高速走行さ
せると共に再生状態にあるときに早送り操作をす
ると即ちキユー操作をすると電動機の回転数を増
大させて磁気テープを高速走行させるようにした
技術があり、斯かる技術としては例えば実公昭54
−2641号公報に記載されたものがある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前述した公報に記載されている技術は構成が複
雑であるため、超小型のテープレコーダーには適
していないものである。本考案は、超小型のテー
プレコーダーに適した動作切換装置を提供しよう
とするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の動作切換装置は、電動機の回転が伝達
されると共に該回転をリール軸に伝達する伝達歯
車と、該伝達歯車が回転可能に取付けられている
と共に動作位置と非動作位置との間を変位可能に
設けられている変位レバーと、操作部が設けられ
ていると共に停止位置と動作位置との間を変位可
能に設けられている操作レバーと、該操作レバー
と前記変位レバーとを連結する連結スプリング
と、再生状態にあるとき動作位置に変位すると共
に動作位置にあるとき前記変位レバーの動作位置
への変位を阻止する摺動基板と、前記操作レバー
が動作位置にあるとき閉成されると共に電動機の
回転数を増大させるスピード切換スイツチとより
構成されている。
(ホ) 作用 本考案の動作切換装置は、再生動作時非動作位
置より動作位置に変位する摺動基板によつてリー
ル軸へ電動機の回転を伝達する伝達歯車の動作を
制御するようにしたものである。
(ヘ) 実施例 図面は、何れも本考案の動作切換装置に関し、
第1図は停止状態を示す平面図、第2図は再生状
態を示す平面図、第3図はキユー状態を示す平面
図、第4図は早送り状態を示す平面図である。図
において、1は固定基板2に回転可能に取付けら
れている巻取りリール軸であり、リール歯車3が
一体的に回転するべく設けられている。4は固定
基板2に回転可能に取付けられていると共に前記
巻取りリール軸1のリール歯車3に常時噛合つた
状態にある中間歯車、5は電動機(図示せず)の
回転が伝達されると共に動作状態にあるとき前記
中間歯車4に噛合う伝達歯車であり、軸6によつ
て回転可能に取付けられている変位レバー7上に
回転可能に取付けられている。8及び9は前記変
位レバー7に形成されている制御片及び当接部で
ある。10は早送り操作時操作される操作部11
が形成されていると共に早送り操作時停止位置よ
り矢印A方向である動作位置に変位せしめられる
操作レバーであり、スプリング12によつて停止
位置である矢印B方向へ付勢されている。13は
前記操作レバー10に形成されている当接片であ
り、前記変位レバー7に形成されている当接部9
と当接し該変位レバー7の変位位置を規制する作
用を有している。14は固定基板2等に取付けら
れていると共に電動機の回転速度を切換えるスピ
ード切換スイツチであり、閉成状態にあるとき電
動機の回転速度を再生動作時に対して増大させる
作用を有している。15は前記操作レバー10に
形成されている切換片であり、該操作レバー10
が動作位置にあるとき前記スピード切換スイツチ
14に設けられている接片16に当接し該スピー
ド切換スイツチ14を閉成せしめる作用を有して
いる。17は固定基板2に矢印C方向及びD方向
へ変位を可能に取付けられていると共に再生動作
時再生操作力によつて動作位置である矢印C方向
へ変位せしめられる摺動基板であり、動作位置に
あるとき磁気ヘツド(図示せず)を磁気テープと
接触する動作位置に変位せしめると共にピンチロ
ーラー(図示せず)をキヤプスタン軸(図示せ
ず)に圧着する作用を有している。また、前記摺
動基板17は、再生状態にあるとき、即ち矢印C
方向へ変位した動作位置にあるとき前記変位レバ
ー7に形成されている制御片8と当接し、該変位
レバー7の動作位置である時計方向への回動変位
動作を阻止する作用を有している。18は一端が
前記変位レバー7に固着されていると共に他端が
前記操作レバー10に固着されている連結スプリ
ングであり、前記操作レバー10が矢印A方向で
ある動作位置に変位したとき前記変位レバー7を
動作位置方向へ付勢する作用を有している。そし
て、斯かる構成において、作用操作を行うと再生
動作のために巻取りリール軸1に電動機の回転力
を伝達するべく設けられている駆動機構(図示せ
ず)が動作状態になつて該巻取りリール軸1に電
動機の回転力を伝達するように構成されている
が、斯かる駆動機構は周知のものを使用すればよ
く、その説明は省略した。以上の如く本考案の動
作切換装置は構成されており、次に動作について
説明する。
第1図に示した状態は、停止状態であり斯かる
状態にあるとき操作レバー10はスプリング12
の付勢力によつて停止状態である矢印B方向へ変
位保持された状態にある。また摺動基板17は非
動作位置にあり、前記変位レバー7の動作位置で
ある時計方向への回動変位を許容する状態にあ
る。斯かる状態にあるとき変位レバー7は、該レ
バー7に形成されている当接部9の前記操作レバ
ー10に形成されている当接片13との当接によ
り非動作位置に位置せしめられた状態にある。従
つて、該変位レバー7に回転可能に取付けられて
いる伝達歯車5は中間歯車4より離間した状態に
ある。斯かる停止状態にあるときに使用者が再生
操作をすると駆動機構が再生を行なう状態になる
と共に摺動基板17が動作位置である矢印C方向
へ変位し、磁気ヘツドが磁気テープに接触する状
態になる。このようにして再生動作状態は構成さ
れるが、斯かる再生動作状態にあるとき摺動基板
17は第2図に示す動作位置にあり、前記変位レ
バー7に形成されている制御片8との当接により
該変位レバー7の動作位置への変位動作は阻止さ
れる状態にある。斯かる再生動作状態にあるとき
に操作レバー10に形成されている操作部11を
操作すると該操作レバー10がスプリング12の
付勢力に抗して矢印A方向である動作位置に変位
せしめられる。前記操作レバー10が動作位置に
変位すると該操作レバー10に形成されている当
接片13の移動及び連結スプリング18の付勢力
によつて変位レバー7に時計方向即ち動作位置方
向への回動変位力が作用するが該変位レバー7に
形成されている制御片8が動作位置にある摺動基
板17に当接するため該変位レバー7は動作位置
に回動変位することはない。従つて、該変位レバ
ー7に取付けられている伝達歯車5は中間歯車4
に噛合うことはない。また前記操作レバー10が
動作位置に変位すると第3図に示すように該操作
レバー10に形成されている切換片15がスピー
ド切換スイツチ14に設けられている接片16に
当接し、該スピード切換スイツチ14を閉成せし
める。前記スピード切換スイツチ14が閉成され
ると電動機の回転数が増大せしめられるが、巻取
りリール軸1の駆動機構は、切換えられることは
なく、前述した再生動作を行う状態にある。従つ
て、前記巻取りリール軸1は、電動機の回転数の
増大によつてその回転数が増大せしめられるの
で、磁気テープは再生動作時に比較して高速にて
走行せしめられることになる。それ故、磁気テー
プに録音されている信号は、再生動作時に比較し
て高速にて再生されることになり、所謂キユー動
作が行われることになる。
以上の如く本実施例における再生動作及びキユ
ー動作は行なわれるが、次に早送り動作について
説明する。斯かる早送り動作はテープレコーダー
が第1図に示した停止状態にあるときに操作レバ
ー10に形成されている操作部11を操作するこ
とによつて行なわれる。第1図に示した停止状態
いあるときに操作すると前述したように操作レバ
ー10がスプリング12の付勢力に抗して矢印A
方向へ変位する。前記操作レバー10が動作位置
に変位すると該操作レバー10に形成されている
当接片13の移動及び連結スプリング18の付勢
力によつて変位レバー7に時計方向即ち動作位置
方向への回動変位力が作用する。そして、斯かる
状態では摺動基板17は変位レバー7の動作位置
への変位を許容する非動作位置にあるため、該変
位レバー7は第4図に示す動作位置に回動変位せ
しめられる。前記変位レバー7が動作位置に回動
変位すると該変位レバー7に回転可能に取付けら
れている伝達歯車5が中間歯車4に噛合い、その
結果電動機の回転が伝達歯車5、中間歯車4及び
リール歯車3を介して巻取りリール軸1に伝達さ
れる状態になる。斯かる動作によつて巻取りリー
ル軸1の早送りのための駆動動作は行なわれる
が、斯かる状態にあるとき操作レバー10の動作
位置への変位動作によつてスピード切換スイツチ
14が閉成されるので電動機の回転数も同時に増
大することになる。
(ト) 考案の効果 本考案の動作切換装置は、再生動作状態にある
とき、早送り操作をすると電動機の回転数を増大
させるスピード切換スイツチを切換え、停止状態
にあるとき、早送り操作をすると電動機の回転数
を増大させるスピード切換スイツチを切換えると
共に巻取りリール軸に電動機の回転力を伝達する
伝達機構を動作状態にするという動作を同一の操
作レバーの操作によつて行い、しかもその選択動
作を再生動作時動作位置に変位する摺動基板の変
位動作を利用して行うようにしたので、操作性に
優れているだけでなく、構成が非常に簡単にな
り、本考案はテープレコーダーの超小型化に対し
て非常に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、何れも本考案の動作切換装置に関し、
第1図は停止状態を示す平面図、第2図は再生状
態を示す平面図、第3図はキユー状態を示す平面
図、第4図は早送り状態を示す平面図である。 主な図番の説明、1……巻取りリール軸、2…
…固定基板、3……リール歯車、4……中間歯
車、5……伝達歯車、7……変位レバー、10…
…操作レバー、14……スピード切換スイツチ、
17……摺動基板、18……連結スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 再生動作時非動作位置より動作位置に変位せし
    められると共にリール軸の駆動機構を再生動作を
    行う状態にする摺動基板と、動作位置と非動作位
    置との間を変位可能に設けられていると共に前記
    摺動基板が動作位置にあるとき動作位置への変位
    動作が阻止される変位レバーと、該変位レバーに
    回転可能に取付けられていると共に該変位レバー
    が動作位置にあるとき電動機の回転をリール軸に
    伝達する伝達歯車と、早送り操作時操作される操
    作部が形成されていると共に早送り操作時停止位
    置より動作位置に変位せしめられ、且つ前記変位
    レバーの変位位置を規制する当接片が形成されて
    いる操作レバーと、両端が前記変位レバー及び操
    作レバーに固着されていると共に該操作レバーの
    動作位置への変位時前記変位レバーを動作位置方
    向へ付勢する連結スプリングと、前記操作レバー
    が動作位置にあるとき閉成されると共に電動機の
    回転数を増大させるスピード切換スイツチとより
    成り、停止状態にあるとき早送り操作により前記
    操作レバーを動作位置に変位せしめると該操作レ
    バーの動作位置への変位に伴う前記変位レバーの
    動作位置への変位により前記伝達歯車によるリー
    ル軸への電動機の回転伝達を行うと共に前記スピ
    ード切換スイツチの切換えによる電動機の回転数
    増大により磁気テープの早送り動作を行い、再生
    状態にあるとき早送り操作により前記操作レバー
    を動作位置に変位せしめると該操作レバーの動作
    位置への変位により前記スピード切換スイツチの
    切換えによる電動機の回転数増大により再生動作
    時の磁気テープの走行速度を増大せしめるように
    したことを特徴とするテープレコーダーの動作切
    換装置。
JP7093685U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH045083Y2 (ja)

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JPS61195550U JPS61195550U (ja) 1986-12-05
JPH045083Y2 true JPH045083Y2 (ja) 1992-02-13

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