JPH0827939A - ドーマの構造 - Google Patents
ドーマの構造Info
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- JPH0827939A JPH0827939A JP18666594A JP18666594A JPH0827939A JP H0827939 A JPH0827939 A JP H0827939A JP 18666594 A JP18666594 A JP 18666594A JP 18666594 A JP18666594 A JP 18666594A JP H0827939 A JPH0827939 A JP H0827939A
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- Japan
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- eaves
- panel
- dormer
- frame member
- vertical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】軒先端が上端を軒先側に向けて傾く側壁間に、
前面パネルを垂直状態で取付けできる。 【構成】ドーマ3の側壁2は、登り梁20に配される下
枠材11と、この下枠材11の軒先端近傍から上端が軒
先側に向いて傾く前枠材12と、下枠材11の棟側端と
前枠材12の上端とを継ぐ上枠材13とからなる三角状
の枠組4を有する側壁パネル5からなり、かつ前記側壁
パネル5の前記枠組4に、下枠材11の軒先端近傍から
垂直にのびる縦下地桟6を形成するとともに、ドーマ3
の軒先側の前壁7をなす前面パネル9の両側端を前記縦
下地桟6に固定する。
前面パネルを垂直状態で取付けできる。 【構成】ドーマ3の側壁2は、登り梁20に配される下
枠材11と、この下枠材11の軒先端近傍から上端が軒
先側に向いて傾く前枠材12と、下枠材11の棟側端と
前枠材12の上端とを継ぐ上枠材13とからなる三角状
の枠組4を有する側壁パネル5からなり、かつ前記側壁
パネル5の前記枠組4に、下枠材11の軒先端近傍から
垂直にのびる縦下地桟6を形成するとともに、ドーマ3
の軒先側の前壁7をなす前面パネル9の両側端を前記縦
下地桟6に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上端が軒先側に向いて
傾く前枠材を具える側壁パネル間に、ドーマの軒先側の
前壁をなす前面パネルを垂直状態で施工性よく確実に固
定しうるドーマの構造に関する。
傾く前枠材を具える側壁パネル間に、ドーマの軒先側の
前壁をなす前面パネルを垂直状態で施工性よく確実に固
定しうるドーマの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】傾斜屋根を具える複数階建の家屋の屋根
裏を居室として活用するために、該傾斜屋根に屋根裏部
屋を拡めかつ採光を確保する為のドーマが時として形成
されることがある。
裏を居室として活用するために、該傾斜屋根に屋根裏部
屋を拡めかつ採光を確保する為のドーマが時として形成
されることがある。
【0003】このようなドーマは、従来、現場において
傾斜屋根上で組立てられるとともに、ドーマの軒先側に
向く前壁は、適宜木材などの長尺の枠材を用いて形成さ
れていた。
傾斜屋根上で組立てられるとともに、ドーマの軒先側に
向く前壁は、適宜木材などの長尺の枠材を用いて形成さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら現場にお
いて枠材などを用いて傾斜屋根上でドーマを構築する従
来のものにあっては、構造が複雑となりがちであり、施
工性に劣る。
いて枠材などを用いて傾斜屋根上でドーマを構築する従
来のものにあっては、構造が複雑となりがちであり、施
工性に劣る。
【0005】又前記前壁は、ドーマの側壁間で枠材など
を用いて組立てられるため、寸法調整など、施工が容易
でなく、しかも該側壁の軒先側の傾斜した前枠材間に前
壁を形成するため、この前壁が上端を軒先側に向けて傾
き、構造をさらに複雑化するとともに、外観デザインも
低下しがちであった。
を用いて組立てられるため、寸法調整など、施工が容易
でなく、しかも該側壁の軒先側の傾斜した前枠材間に前
壁を形成するため、この前壁が上端を軒先側に向けて傾
き、構造をさらに複雑化するとともに、外観デザインも
低下しがちであった。
【0006】本発明は、両側壁を、夫々三角状の枠組を
有しかつこの枠組に垂直な縦下地桟を形成した側壁パネ
ルから形成し、しかも前壁をなす前面パネルの両側端を
前記縦下地桟に固定することを基本として、一体可搬の
パネルを用いて簡易な構成で施工性よくドーマを形成し
うるとともに、上端が軒先側に向いて傾く前枠材を有す
る側壁パネル間に前面パネルを垂直状態で取付けでき、
外観デザインを高めうるドーマの構造の提供を目的とし
ている。
有しかつこの枠組に垂直な縦下地桟を形成した側壁パネ
ルから形成し、しかも前壁をなす前面パネルの両側端を
前記縦下地桟に固定することを基本として、一体可搬の
パネルを用いて簡易な構成で施工性よくドーマを形成し
うるとともに、上端が軒先側に向いて傾く前枠材を有す
る側壁パネル間に前面パネルを垂直状態で取付けでき、
外観デザインを高めうるドーマの構造の提供を目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、軒先から棟に
上に傾斜してのびる平行な一対の登り梁上に配される両
側壁を有するドーマを形成するドーマの構造であって、
前記側壁は、前記登り梁に配される下枠材と、この下枠
材の軒先端近傍から上端が軒先側に向いて傾く前枠材
と、下枠材の棟側端と前枠材の上端とを継ぐ上枠材とか
らなる三角状の枠組を有する側壁パネルからなり、かつ
前記側壁パネルの前記枠組に、下枠材の軒先端近傍から
垂直にのびる縦下地桟を形成するとともに、ドーマの軒
先側の前壁をなす前面パネルの両側端を前記縦下地桟に
固定する。
上に傾斜してのびる平行な一対の登り梁上に配される両
側壁を有するドーマを形成するドーマの構造であって、
前記側壁は、前記登り梁に配される下枠材と、この下枠
材の軒先端近傍から上端が軒先側に向いて傾く前枠材
と、下枠材の棟側端と前枠材の上端とを継ぐ上枠材とか
らなる三角状の枠組を有する側壁パネルからなり、かつ
前記側壁パネルの前記枠組に、下枠材の軒先端近傍から
垂直にのびる縦下地桟を形成するとともに、ドーマの軒
先側の前壁をなす前面パネルの両側端を前記縦下地桟に
固定する。
【0008】
【作用】ドーマの両側壁は、登り梁に配される下枠材、
この下枠材の軒先端近傍から上端が軒先側に向いて傾く
前枠材、および下枠材の棟側端と前枠材の上端とを継ぐ
上枠材からなる三角状の枠組を有する側壁パネルからな
り、かつドーマの軒先側の前壁をなす前面パネルの両側
端を前記側壁パネルの枠組に形成された垂直な縦下地桟
に固定する。従って、工場で製造される側壁パネル及び
前面パネルを用いてドーマを精度よく形成でき、構造を
簡略化し、かつ現場での施工性を向上しうるとともに、
前記前面パネルは、その両側端が垂直な縦下地桟に固定
されるため、この前面パネルを、傾斜した前枠材を有す
る側壁パネル間に垂直に立設でき、見映えを高めうる
他、前記側壁パネルの該前枠材を含む軒先側部分を前面
パネルから軒先側に突出させうるため、ドーマに新規な
外観デザインを付与できる。
この下枠材の軒先端近傍から上端が軒先側に向いて傾く
前枠材、および下枠材の棟側端と前枠材の上端とを継ぐ
上枠材からなる三角状の枠組を有する側壁パネルからな
り、かつドーマの軒先側の前壁をなす前面パネルの両側
端を前記側壁パネルの枠組に形成された垂直な縦下地桟
に固定する。従って、工場で製造される側壁パネル及び
前面パネルを用いてドーマを精度よく形成でき、構造を
簡略化し、かつ現場での施工性を向上しうるとともに、
前記前面パネルは、その両側端が垂直な縦下地桟に固定
されるため、この前面パネルを、傾斜した前枠材を有す
る側壁パネル間に垂直に立設でき、見映えを高めうる
他、前記側壁パネルの該前枠材を含む軒先側部分を前面
パネルから軒先側に突出させうるため、ドーマに新規な
外観デザインを付与できる。
【0009】又請求項2の発明において、前記縦下地桟
を、断面コ字の形鋼材からなる垂直な桟材と、この桟材
の溝部に嵌着される基部にこの溝部から突出する突部を
一体に設けた木質の下地材とから形成し、かつ前記前面
パネルの側端を、前記下地材の前記突部に釘止めするこ
とにより縦下地桟に取付けたときには、前面パネル固定
用の縦下地桟を形成する形鋼材とその溝部に嵌着する下
地材とを強固にかつ容易に固定でき、施工品質の向上を
図りうるとともに、前記前面パネルの側端の取付強度を
高めうる。
を、断面コ字の形鋼材からなる垂直な桟材と、この桟材
の溝部に嵌着される基部にこの溝部から突出する突部を
一体に設けた木質の下地材とから形成し、かつ前記前面
パネルの側端を、前記下地材の前記突部に釘止めするこ
とにより縦下地桟に取付けたときには、前面パネル固定
用の縦下地桟を形成する形鋼材とその溝部に嵌着する下
地材とを強固にかつ容易に固定でき、施工品質の向上を
図りうるとともに、前記前面パネルの側端の取付強度を
高めうる。
【0010】さらに請求項3の発明において、前面パネ
ルの下端を、登り梁間に架け渡される水平な母屋の上面
で支持させたときには、該前面パネルを、母屋上で確実
に支持することができ、前面パネルの支持強度を高めう
るとともに、施工の品質を向上しうる。
ルの下端を、登り梁間に架け渡される水平な母屋の上面
で支持させたときには、該前面パネルを、母屋上で確実
に支持することができ、前面パネルの支持強度を高めう
るとともに、施工の品質を向上しうる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明のドーマの構造は、軒先Aから棟
Bに上に傾斜してのびる平行な一対の登り梁20、20
上に配される両側壁2、2を有するドーマ3を形成し、
かつ前記側壁2は、三角状の枠組4を有する側壁パネル
5からなり、しかも該側壁パネル5の前記枠組4に、垂
直にのびる縦下地桟6を形成するとともに、ドーマ3の
軒先A側の前壁7をなす前面パネル9の両側端を前記縦
下地桟6に固定する。
る。図において本発明のドーマの構造は、軒先Aから棟
Bに上に傾斜してのびる平行な一対の登り梁20、20
上に配される両側壁2、2を有するドーマ3を形成し、
かつ前記側壁2は、三角状の枠組4を有する側壁パネル
5からなり、しかも該側壁パネル5の前記枠組4に、垂
直にのびる縦下地桟6を形成するとともに、ドーマ3の
軒先A側の前壁7をなす前面パネル9の両側端を前記縦
下地桟6に固定する。
【0012】又前記ドーマ3は、図1に示すように、複
数階建の家屋の傾斜屋根Rに設けられるとともに、該傾
斜屋根R形成用の屋根パネル19(図3に示す)を支持
する平行な一対の前記登り梁20、20が軒先Aから棟
Bに向かって上に傾斜して配設される。なお登り梁20
は、図2に示すように、垂直なウエブ20Aの上下にフ
ランジ20B、20Cを設けたI形鋼から形成される。
又該登り梁20、20間に傾斜屋根Rの勾配方向に間隔
を隔ててI形鋼からなる母屋10、10Aが、前記ウエ
ブ20Aにボルト止めされる一片に垂直かつ母屋10、
10Aの各ウエブにボルト止めされる突片を突設した取
付金具21を用いて水平に架け渡される。
数階建の家屋の傾斜屋根Rに設けられるとともに、該傾
斜屋根R形成用の屋根パネル19(図3に示す)を支持
する平行な一対の前記登り梁20、20が軒先Aから棟
Bに向かって上に傾斜して配設される。なお登り梁20
は、図2に示すように、垂直なウエブ20Aの上下にフ
ランジ20B、20Cを設けたI形鋼から形成される。
又該登り梁20、20間に傾斜屋根Rの勾配方向に間隔
を隔ててI形鋼からなる母屋10、10Aが、前記ウエ
ブ20Aにボルト止めされる一片に垂直かつ母屋10、
10Aの各ウエブにボルト止めされる突片を突設した取
付金具21を用いて水平に架け渡される。
【0013】前記側壁パネル5は、図2〜4に示すよう
に、前記登り梁20の上のフランジ20Bの上面に沿っ
てのびるとともに軒先端を軒先A側の前記母屋10近傍
に配しかつ棟側端を棟B側の前記母屋10A近傍に配し
うる長さを有ししかも溝部を上に向けた溝形鋼からなる
下枠材11、この下枠材11の軒先端近傍から垂直に立
上がる縦下地桟6、この縦下地桟6の下端近傍から上端
が軒先A側に向いて傾いてのびることにより該縦下地桟
6の下端部を介して前記下枠材11の軒先端近傍から突
出しかつ溝部を棟Bに向けた溝形鋼からなる前枠材1
2、および下枠材11の棟側端と前枠材12の上端とを
継ぎかつ溝部を下に向けた溝形鋼からなる上枠材13を
有する三角状の枠組4を具える。
に、前記登り梁20の上のフランジ20Bの上面に沿っ
てのびるとともに軒先端を軒先A側の前記母屋10近傍
に配しかつ棟側端を棟B側の前記母屋10A近傍に配し
うる長さを有ししかも溝部を上に向けた溝形鋼からなる
下枠材11、この下枠材11の軒先端近傍から垂直に立
上がる縦下地桟6、この縦下地桟6の下端近傍から上端
が軒先A側に向いて傾いてのびることにより該縦下地桟
6の下端部を介して前記下枠材11の軒先端近傍から突
出しかつ溝部を棟Bに向けた溝形鋼からなる前枠材1
2、および下枠材11の棟側端と前枠材12の上端とを
継ぎかつ溝部を下に向けた溝形鋼からなる上枠材13を
有する三角状の枠組4を具える。
【0014】又前記縦下地桟6は、軒先A、棟Bに夫々
向く溝部M、Mを有する断面コ字の形鋼材からなる垂直
な桟材14、14を背中合わせに溶着した桟材結合体2
2と、この桟材結合体22の桟材14、14の各溝部
M、Mに夫々嵌着される基部15にこの溝部M、Mから
軒先A側、棟B側に夫々突出する突部16を一体に設け
た断面略凸字状の木質の下地材17A、17Bとからな
る。なお軒先A側の前記下地材17Aと棟B側の前記下
地材17Bとの各突部16、16の両側面は、前記桟材
14、14の両側面に揃うとともに、この桟材14、1
4の各下端部と上端部とに絞り加工により形成した巾狭
部23…を前記下枠材11の溝部と上枠材13の溝部と
に夫々嵌着することによって、縦下地桟6は下枠材11
の軒先端近傍で該下枠材11と上枠材13との間に垂直
に架け渡される。この縦下地桟6として、1つの桟材と
1つの下地材とから形成したものも用いうる。
向く溝部M、Mを有する断面コ字の形鋼材からなる垂直
な桟材14、14を背中合わせに溶着した桟材結合体2
2と、この桟材結合体22の桟材14、14の各溝部
M、Mに夫々嵌着される基部15にこの溝部M、Mから
軒先A側、棟B側に夫々突出する突部16を一体に設け
た断面略凸字状の木質の下地材17A、17Bとからな
る。なお軒先A側の前記下地材17Aと棟B側の前記下
地材17Bとの各突部16、16の両側面は、前記桟材
14、14の両側面に揃うとともに、この桟材14、1
4の各下端部と上端部とに絞り加工により形成した巾狭
部23…を前記下枠材11の溝部と上枠材13の溝部と
に夫々嵌着することによって、縦下地桟6は下枠材11
の軒先端近傍で該下枠材11と上枠材13との間に垂直
に架け渡される。この縦下地桟6として、1つの桟材と
1つの下地材とから形成したものも用いうる。
【0015】又前記前枠材12の下端部にも、軒先A側
の前記桟材14の溝部Mに嵌着される巾狭部24が形成
されるとともに、前記上枠材13の軒先端部と棟側端部
とに夫々形成された巾狭部25A、25Bは、夫々前枠
材12の溝部と下枠材11の溝部とに嵌着される。
の前記桟材14の溝部Mに嵌着される巾狭部24が形成
されるとともに、前記上枠材13の軒先端部と棟側端部
とに夫々形成された巾狭部25A、25Bは、夫々前枠
材12の溝部と下枠材11の溝部とに嵌着される。
【0016】なお側壁パネル5の前記枠組4には、前記
縦下地桟6の棟B側において、前記前枠材12と平行な
木質の複数、例えば4本の下地桟26…が並べて前記下
枠材11と上枠材13との間に架け渡される。
縦下地桟6の棟B側において、前記前枠材12と平行な
木質の複数、例えば4本の下地桟26…が並べて前記下
枠材11と上枠材13との間に架け渡される。
【0017】このような側壁パネル5は、工場等で製造
され現場に搬入されるとともに、前記登り梁20上にパ
ネル取付金物29を用いて固定される。
され現場に搬入されるとともに、前記登り梁20上にパ
ネル取付金物29を用いて固定される。
【0018】パネル取付金物29は、図2、3に示しか
つ図5に詳示するように、登り梁20の上のフランジ2
0B上かつ前記母屋10の近傍にボルト止めされる矩形
平板状の固定片30と、この固定片30上面かつ棟B側
に予め溶着されるとともにネジ軸31を突設した受片3
2と、前記固定片30上面かつ軒先A側に予め溶着され
かつ登り梁20、20の上のフランジ20B、20Bの
向き合う側縁をこえてのびる延長部33Aを有する矩形
の取付片33とからなる。
つ図5に詳示するように、登り梁20の上のフランジ2
0B上かつ前記母屋10の近傍にボルト止めされる矩形
平板状の固定片30と、この固定片30上面かつ棟B側
に予め溶着されるとともにネジ軸31を突設した受片3
2と、前記固定片30上面かつ軒先A側に予め溶着され
かつ登り梁20、20の上のフランジ20B、20Bの
向き合う側縁をこえてのびる延長部33Aを有する矩形
の取付片33とからなる。
【0019】前記登り梁20の上のフランジ20B上に
固定片30がボルト止めされた前記パネル取付金物29
は、前記受片32上で側壁パネル5の前記下枠材11の
ウエブ11Aをその軒先端近傍において受けかつ前記ネ
ジ軸31を該ウエブ11Aに透設した孔に挿入してナッ
ト止めすることにより側壁パネル5の軒先端部を登り梁
20上に固定する一方、前記取付片33の延長部33A
に設けた2つの孔33a、33aを用いて、図2、図5
に示すように、夫々ドーマ3の軒先A側の傾斜屋根Rを
形成する屋根パネル19と、この屋根パネル19下方に
張設されるブレース34の一端部とをボルト止めする。
固定片30がボルト止めされた前記パネル取付金物29
は、前記受片32上で側壁パネル5の前記下枠材11の
ウエブ11Aをその軒先端近傍において受けかつ前記ネ
ジ軸31を該ウエブ11Aに透設した孔に挿入してナッ
ト止めすることにより側壁パネル5の軒先端部を登り梁
20上に固定する一方、前記取付片33の延長部33A
に設けた2つの孔33a、33aを用いて、図2、図5
に示すように、夫々ドーマ3の軒先A側の傾斜屋根Rを
形成する屋根パネル19と、この屋根パネル19下方に
張設されるブレース34の一端部とをボルト止めする。
【0020】このようにパネル取付金物29は、勾配の
ある屋根パネル19と垂直に立設される側壁パネル5と
を共に支持でき、施工の簡略化、コストの削減などを図
りうる。
ある屋根パネル19と垂直に立設される側壁パネル5と
を共に支持でき、施工の簡略化、コストの削減などを図
りうる。
【0021】なお前記屋根パネル19は、図3に示すよ
うに、溝形鋼からなる枠材36…をその溝部を向き合わ
せて接合した枠組の上面に野地板37を添着している。
うに、溝形鋼からなる枠材36…をその溝部を向き合わ
せて接合した枠組の上面に野地板37を添着している。
【0022】又前記前面パネル9は、図2、図4に示す
ように、水平な前記母屋10の上面に沿ってのびかつ例
えば溝部を上に向けた溝形鋼からなる下の枠材39と、
その両側端から垂直に立上がる側の枠材40、40と、
その上端間に架け渡されるとともに例えば溝部を下に向
けた溝形鋼からなる水平な上の枠材41とから形成した
矩形の枠組42を具える。又該枠組42の軒先A側に
は、面材43が添着されるとともに、この面材43に、
窓C形成用のサッシ枠が取付けられる開口部43Aが設
けられている。
ように、水平な前記母屋10の上面に沿ってのびかつ例
えば溝部を上に向けた溝形鋼からなる下の枠材39と、
その両側端から垂直に立上がる側の枠材40、40と、
その上端間に架け渡されるとともに例えば溝部を下に向
けた溝形鋼からなる水平な上の枠材41とから形成した
矩形の枠組42を具える。又該枠組42の軒先A側に
は、面材43が添着されるとともに、この面材43に、
窓C形成用のサッシ枠が取付けられる開口部43Aが設
けられている。
【0023】なお前記枠組42の側の枠材40、40
は、前面パネル9の両側端を夫々形成するとともに、各
側の枠材40は、溝部を向き合わせて配される溝形鋼か
らなる本体部40Aとこの本体部40Aの棟B側に取付
く木質の下地木40Bとからなる。
は、前面パネル9の両側端を夫々形成するとともに、各
側の枠材40は、溝部を向き合わせて配される溝形鋼か
らなる本体部40Aとこの本体部40Aの棟B側に取付
く木質の下地木40Bとからなる。
【0024】前面パネル9の下端をなす前記下の枠材3
9は、前記母屋10上に固定されて支持されるととも
に、前面パネル9の側端をなす前記側の枠材40は、そ
の本体部40Aが前記桟材14、14にボルト止めされ
かつ下地木40Bが前記下地材17Bの突部16に釘止
めされて前記縦下地桟6に取付けられ、これにより前面
パネル9を垂直状態で側壁パネル5、5間に配置する。
9は、前記母屋10上に固定されて支持されるととも
に、前面パネル9の側端をなす前記側の枠材40は、そ
の本体部40Aが前記桟材14、14にボルト止めされ
かつ下地木40Bが前記下地材17Bの突部16に釘止
めされて前記縦下地桟6に取付けられ、これにより前面
パネル9を垂直状態で側壁パネル5、5間に配置する。
【0025】なお前記縦下地桟6から軒先A側に突出す
る側壁パネル5の突出部45は、軒先A側の前記下地材
17Aに釘止めされる略三角状の面材46により向き合
う面が覆われるとともに、側壁パネル5の残りの両側面
には、適宜、面材47A、47Bが貼着される。
る側壁パネル5の突出部45は、軒先A側の前記下地材
17Aに釘止めされる略三角状の面材46により向き合
う面が覆われるとともに、側壁パネル5の残りの両側面
には、適宜、面材47A、47Bが貼着される。
【0026】さらにこのような側壁パネル5、5と前面
パネル9とは予め後述するドーマ屋根パネル49と共に
一体化したのち、登り梁20、20、母屋10上に取付
けてもよく、又各側壁パネル5、5、前面パネル9を別
個に夫々登り梁20、20、母屋10に固定したのち、
該側壁パネル5、5と前面パネル9とを接続してもよ
い。
パネル9とは予め後述するドーマ屋根パネル49と共に
一体化したのち、登り梁20、20、母屋10上に取付
けてもよく、又各側壁パネル5、5、前面パネル9を別
個に夫々登り梁20、20、母屋10に固定したのち、
該側壁パネル5、5と前面パネル9とを接続してもよ
い。
【0027】前記ドーマ屋根パネル49は、図3に示す
ように、例えば溝形鋼からなる枠材50…を矩形に接合
した枠組の上面に野地板51を添着してなり、前記側壁
パネル5、5の上端かつ上枠材13、13の軒先端から
棟側端までの間に軒先A側を下にやや傾斜して載置、ボ
ルト止めされるとともに、ドーマ屋根パネル49の棟側
端の枠材50Aは、棟B側の前記母屋10Aによって屋
根受金物53、53を介して支持される。
ように、例えば溝形鋼からなる枠材50…を矩形に接合
した枠組の上面に野地板51を添着してなり、前記側壁
パネル5、5の上端かつ上枠材13、13の軒先端から
棟側端までの間に軒先A側を下にやや傾斜して載置、ボ
ルト止めされるとともに、ドーマ屋根パネル49の棟側
端の枠材50Aは、棟B側の前記母屋10Aによって屋
根受金物53、53を介して支持される。
【0028】前記屋根受金物53は、図2、図3に示す
ように、前記母屋10Aの両端近傍に夫々ボルトを用い
て固着される底片54と、この底片54の棟側端から立
上がる立片55と、この立片55の上端から傾斜屋根R
の勾配に合わせて棟B側にのびかつドーマ3の棟B側の
傾斜屋根Rを形成する屋根パネル19Aを支持するパネ
ル受片56と、このパネル受片56上面かつ軒先A側に
溶着されるとともに前記ドーマ屋根パネル49の枠材5
0Aを載置してボルト止めするパネル取付片57とを具
える。
ように、前記母屋10Aの両端近傍に夫々ボルトを用い
て固着される底片54と、この底片54の棟側端から立
上がる立片55と、この立片55の上端から傾斜屋根R
の勾配に合わせて棟B側にのびかつドーマ3の棟B側の
傾斜屋根Rを形成する屋根パネル19Aを支持するパネ
ル受片56と、このパネル受片56上面かつ軒先A側に
溶着されるとともに前記ドーマ屋根パネル49の枠材5
0Aを載置してボルト止めするパネル取付片57とを具
える。
【0029】なお前記屋根受金物53の底片54とパネ
ル取付片57との間には垂直な補強片59が立設される
とともに、前記パネル受片56は、前記屋根パネル19
A下方を通るブレース60の一端部をボルト止めする。
ル取付片57との間には垂直な補強片59が立設される
とともに、前記パネル受片56は、前記屋根パネル19
A下方を通るブレース60の一端部をボルト止めする。
【0030】このようにドーマ3を構成する側壁パネル
5、5、前面パネル9、およびドーマ屋根パネル49
は、夫々前記登り梁20、20、母屋10、10Aによ
って支持されるとともに、ドーマ3の側壁2、2に設け
た前記突出部45、45は、外観テザインの向上にも役
立つ。又該ドーマ3によって、屋根裏Dを拡大でき、こ
の屋根裏Dを居室として便宜に利用しうる。
5、5、前面パネル9、およびドーマ屋根パネル49
は、夫々前記登り梁20、20、母屋10、10Aによ
って支持されるとともに、ドーマ3の側壁2、2に設け
た前記突出部45、45は、外観テザインの向上にも役
立つ。又該ドーマ3によって、屋根裏Dを拡大でき、こ
の屋根裏Dを居室として便宜に利用しうる。
【0031】
【発明の効果】叙上の如く本発明のドーマの構造は、ド
ーマの両側壁を、登り梁に配される下枠材、この下枠材
の軒先端近傍から上端が軒先側に向いて傾く前枠材、お
よび下枠材の棟側端と前枠材の上端とを継ぐ上枠材から
なる三角状の枠組を有する側壁パネルから形成し、かつ
ドーマの軒先側の前壁をなす前面パネルの両側端を前記
側壁パネルの枠組に形成された垂直な縦下地桟に固定す
る。従って、工場で製造される側壁パネル及び前面パネ
ルを用いてドーマを精度よく形成でき、構造を簡略化
し、かつ現場での施工性を向上しうるとともに、前記前
面パネルは、その両側端が垂直な縦下地桟に固定される
ため、この前面パネルを、傾斜した前枠材を有する側壁
パネル間に垂直に立設でき、見映えを高めうる他、前記
側壁パネルの該前枠材を含む軒先側部分を前面パネルか
ら軒先側に突出させうるため、ドーマに新規な外観デザ
インを付与できる。
ーマの両側壁を、登り梁に配される下枠材、この下枠材
の軒先端近傍から上端が軒先側に向いて傾く前枠材、お
よび下枠材の棟側端と前枠材の上端とを継ぐ上枠材から
なる三角状の枠組を有する側壁パネルから形成し、かつ
ドーマの軒先側の前壁をなす前面パネルの両側端を前記
側壁パネルの枠組に形成された垂直な縦下地桟に固定す
る。従って、工場で製造される側壁パネル及び前面パネ
ルを用いてドーマを精度よく形成でき、構造を簡略化
し、かつ現場での施工性を向上しうるとともに、前記前
面パネルは、その両側端が垂直な縦下地桟に固定される
ため、この前面パネルを、傾斜した前枠材を有する側壁
パネル間に垂直に立設でき、見映えを高めうる他、前記
側壁パネルの該前枠材を含む軒先側部分を前面パネルか
ら軒先側に突出させうるため、ドーマに新規な外観デザ
インを付与できる。
【0032】又請求項2の発明において、前記縦下地桟
を、断面コ字の形鋼材からなる垂直な桟材と、この桟材
の溝部に嵌着される基部にこの溝部から突出する突部を
一体に設けた木質の下地材とから形成し、かつ前記前面
パネルの側端を、前記下地材の前記突部に釘止めするこ
とにより縦下地桟に取付けたときには、前面パネル固定
用の縦下地桟を形成する形鋼材とその溝部に嵌着する下
地材とを強固にかつ容易に固定でき、施工品質の向上を
図りうるとともに、前記前面パネルの側端の取付強度を
高めうる。
を、断面コ字の形鋼材からなる垂直な桟材と、この桟材
の溝部に嵌着される基部にこの溝部から突出する突部を
一体に設けた木質の下地材とから形成し、かつ前記前面
パネルの側端を、前記下地材の前記突部に釘止めするこ
とにより縦下地桟に取付けたときには、前面パネル固定
用の縦下地桟を形成する形鋼材とその溝部に嵌着する下
地材とを強固にかつ容易に固定でき、施工品質の向上を
図りうるとともに、前記前面パネルの側端の取付強度を
高めうる。
【0033】さらに請求項3の発明において、前面パネ
ルの下端を、登り梁間に架け渡される水平な母屋の上面
で支持させたときには、該前面パネルを、母屋上で確実
に支持することができ、前面パネルの支持強度を高めう
るとともに、施工の品質を向上しうる。
ルの下端を、登り梁間に架け渡される水平な母屋の上面
で支持させたときには、該前面パネルを、母屋上で確実
に支持することができ、前面パネルの支持強度を高めう
るとともに、施工の品質を向上しうる。
【図1】本発明の一実施例を略示する斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図3】その断面図である。
【図4】側壁パネルを示す斜視図である。
【図5】パネル取付金物を例示する斜視図である。
2 側壁 3 ドーマ 4 枠組 5 側壁パネル 6 縦下地桟 7 前壁 9 前面パネル 10 母屋 11 下枠材 12 前枠材 13 上枠材 14 桟材 15 基部 16 突部 17A、17B 下地材 20 登り梁 A 軒先 B 棟
Claims (3)
- 【請求項1】軒先から棟に上に傾斜してのびる平行な一
対の登り梁上に配される両側壁を有するドーマを形成す
るドーマの構造であって、 前記側壁は、前記登り梁に配される下枠材と、この下枠
材の軒先端近傍から上端が軒先側に向いて傾く前枠材
と、下枠材の棟側端と前枠材の上端とを継ぐ上枠材とか
らなる三角状の枠組を有する側壁パネルからなり、かつ
前記側壁パネルの前記枠組に、下枠材の軒先端近傍から
垂直にのびる縦下地桟を形成するとともに、 ドーマの軒先側の前壁をなす前面パネルの両側端を前記
縦下地桟に固定したことを特徴とするドーマの構造。 - 【請求項2】前記縦下地桟は、溝部を有する断面コ字の
形鋼材からなる垂直な桟材と、この桟材の前記溝部に嵌
着される基部にこの溝部から突出する突部を一体に設け
た木質の下地材とからなり、前記前面パネルの側端は、
前記下地材の突部に釘止めされることにより縦下地桟に
取付けられることを特徴とする請求項1記載のドーマの
構造。 - 【請求項3】前記前面パネルの下端は、前記登り梁間に
架け渡される水平な母屋の上面で支持されることを特徴
とする請求項1記載のドーマの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18666594A JPH0827939A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ドーマの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18666594A JPH0827939A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ドーマの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0827939A true JPH0827939A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16192531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18666594A Withdrawn JPH0827939A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ドーマの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827939A (ja) |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP18666594A patent/JPH0827939A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |