JPH08279375A - 嵌合検知体を備えたコネクタ - Google Patents
嵌合検知体を備えたコネクタInfo
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Abstract
状態を検知できる嵌合検知体を備えたコネクタに関し、
コネクタハウジング相互の嵌合を明確に検知することの
できる嵌合検知体を備えたコネクタを提供することを目
的とする。 【構成】 一方のコネクタハウジング1に、嵌合検知体
2をコネクタハウジングの嵌合方向と略直交する方向に
移動自在に装着してあり、該嵌合検知体2には、操作部
10から自由端部9aへ延びる傾斜面12を有する駆動
部9が設けてあり、嵌合時に他方のコネクタハウジング
3に設けた案内突部16と傾斜面12とを接触させなが
ら嵌合を行うようにして、嵌合検知体2をコネクタハウ
ジング1の側方へ突出させるようにしている。
Description
クタにおいて、コネクタ相互の嵌合状態を検知できるよ
うにした嵌合検知体を備えたコネクタに関する。
段を備えたコネクタとしては、たとえば特開平4−20
9478号公報に、図20に示すような、コネクタKが
開示されている。コネクタKは、雌コネクタハウジング
aと雄コネクタハウジングbから成る一対のコネクタで
あって、雌コネクタハウジングaの検知ピース孔cに検
知ピースdが上下移動自在に挿入されている。一方、雄
コネクタハウジングbにはロック片eが設けてある。
ジングbとが正常に嵌合すると、図21に示すように、
雄コネクタハウジングbのロック片eが検知ピースdを
下方から押し上げるようにしてあり、検知ピースdの突
出により、両コネクタハウジングa、bの嵌合を検知す
るようにしている。雌コネクタハウジングaと雄コネク
タハウジングbとの嵌合が不完全な場合は、ロック片e
が下方に抑えられた状態となっており、検知ピースdの
突出がないので嵌合の不完全を知ることができるように
している。
dを嵌合後に突出させるようにしているため、あまり大
きくできない。大きくするとコネクタ装着時の占有空間
を広く必要とするため、部品配置に不利となるからであ
る。検知ピースが小さいと確認が難しくなり誤認が発生
し易くなる。また、検知ピースが上下に移動自在に装着
されているため、嵌合が不完全な場合でも何らかの原因
で上昇するおそれがあり、嵌合検知の信頼性が低下する
などの問題点がある。
点に着目してなされたもので、コネクタハウジング相互
の嵌合が明確に検知されると共に、コネクタハウジング
相互のロックも可能な嵌合検知体を備えたコネクタを提
供することを課題とする。
め、本発明の嵌合検知体を備えたコネクタは、相嵌合す
る一対のコネクタハウジングの一方のコネクタハウジン
グに、駆動部を有する嵌合検知体をコネクタハウジング
の嵌合方向と略直交する方向に移動自在に装着し、該駆
動部は嵌合検知体の一端に設けた操作部のコネクタハウ
ジング嵌合側から反対側に向けて自由端部へ延びる傾斜
面を有し、他方のコネクタハウジングの開口端に該傾斜
面と衝合する案内突部を設けると共に、該案内突部に隣
接して駆動部挿入孔を開設してなることを特徴とする。
タハウジングに嵌合方向と略直交する検知体収容孔を設
けて、該検知体収容孔に嵌合検知体の摺動部を移動自在
に挿着し、他方のコネクタハウジングに該摺動部を受け
入れる導入溝を設けることが好ましい。請求項3に記載
したように、嵌合検知体は、駆動部の傾斜面の反対側に
テーパ状の嵌合案内面を形成した嵌合検知体であること
が好適である。請求項4に記載したように、嵌合検知体
の摺動部に係止突起を設けると共に、検知体収容孔に該
係止突起と衝合する付勢用突部および係止突部を設け、
嵌合検知体を挿入する際の慣性力により嵌合検知体の挿
着を誘導することが好ましい。請求項5に記載したよう
に、嵌合検知体は、摺動部に可撓板部を有し、該可撓板
部に係止突起を設けた嵌合検知体であることが有効であ
る。請求項6に記載したように、他方のコネクタハウジ
ングのフード部内に、一方のコネクタハウジングに対す
る導入壁を設けると共に、該導入壁とフード部の天井壁
との間に補強壁を架設することが好適である。
グに、嵌合方向へ尖鋭化した傾斜面を有する駆動部を備
えた嵌合検知体を、嵌合方向と略直交する方向(横方
向)に移動自在に装着しているため、コネクタハウジン
グ相互の嵌合時に、他方のコネクタハウジングに設けた
案内突部のテーパ部と嵌合検知体の傾斜面とが接触し、
コネクタハウジング相互の嵌合の進行に伴って嵌合検知
体がコネクタハウジングの外側へ押し出される。したが
って、嵌合検知体がコネクタハウジングから突出してい
るのを目視することにより、コネクタハウジング相互が
嵌合途上であることが検知される。
ときは、嵌合検知体を押圧してその駆動部を他方のコネ
クタハウジングの駆動部挿入孔内に押し込んでコネクタ
ハウジング相互をロックすることができるが、嵌合途上
であるときは、駆動部を駆動部挿入孔内に押し込むこと
ができず、ロックができないため嵌合不全が容易に発見
できると共に、誤ってロックすることがない。
の傾斜面の反対側にテーパ状の嵌合案内面を設けること
により、嵌合がやや不十分な場合は、嵌合検知体を押圧
してその駆動部を押し込むと、テーパ状の嵌合案内面が
案内突部に接してコネクタハウジング相互が嵌合方向へ
押圧され、コネクタハウジング相互を完全に嵌合するこ
とができる。さらに、嵌合が不十分な場合、図6または
図12に示す状態においては、嵌合検知体を押圧する
と、双方のコネクタハウジング内の端子相互が導通しな
い状態まで一方のコネクタハウジングを押し戻すことが
できる。
に付勢用突部および係止突部を設けることにより、嵌合
検知体を検知体収容孔に挿入する際に、嵌合検知体の摺
動部に設けた係止突起が付勢用突部を乗り越えるために
必要とする押圧力を増大させ、付勢用突部を乗り越えた
ときの慣性力により、係止突起が容易に係止突部を乗り
越えて所定の位置に嵌合検知体を係止させることが可能
となる。
摺動部に可撓板部を形成し、可撓板部上に係止突起を設
けることにより、一方のコネクタハウジングの検知体収
容孔に設けられた係止突部との係合が弾性的に行われる
ため、嵌合検知体の移動が円滑となると共にその係止が
確実となる。
を備えたコネクタAを分離した状態で示す斜視図であ
る。嵌合検知体を備えたコネクタAは、雄型のコネクタ
ハウジング1と、嵌合検知体2と、雌型のコネクタハウ
ジング3とから成り、雄型のコネクタハウジング1と雌
型のコネクタハウジング3とが相嵌合する一対のコネク
タである。
複数の端子収容室4が設けられ、図示していないが雌型
の端子金具を収容するようにしている。端子収容室4の
上方には、コネクタハウジング1の側壁1aに開口部5
aを有する検知体収容孔5が、コネクタハウジング1と
3との嵌合方向と略直交して設けられている。検知体収
容孔5の上壁5bには、図2に示すように、その奥部に
突条5cで仕切られた係止凹部6と、中間部に突条5
c′、5c′で仕切られた係止凹部6′が設けられてい
る。検知体収容孔5の上方には、コネクタハウジング1
の上壁1bとの間に駆動部収容室7が設けられている。
三角形板状の駆動部9とが所定の間隔をもって操作部1
0に並設された形状に形成されている。摺動部8には、
検知体収容孔5の上壁5bに設けられた係止凹部6、
6′と係合する係止突起11、11′が設けられてい
る。駆動部9は、操作部10のコネクタハウジング嵌合
側10aから反対側に向けて自由端部9aへ延びる傾斜
面12と、自由端部9aから傾斜面12の反対側にテー
パ状の嵌合案内面13を備えている。
ネクタハウジング1に収容される雌型端子金具と接続す
る雄型の端子金具を収容するハウジングであり、嵌合部
には雄型のコネクタハウジング1を受け入れるフード部
14が設けられている。雄型のコネクタハウジング1の
側壁1aに対応するフード部14の側壁14aには、嵌
合時に嵌合検知体2の摺動部8を受け入れるための導入
溝15がフード部14の開口端14bから側壁14aを
切欠いて形成されている。
内突部16が設けられ、案内突部16に隣接して駆動部
挿入孔17が開設されている。案内突部16には、フー
ド部14の開口端14b側に、嵌合検知体2の駆動部9
の傾斜面12と接するテーパ部16aが形成されてい
る。
ング1に嵌合検知体2を挿着した状態を示している。検
知体収容孔5内に挿入された摺動部8は、検知体収容孔
5の係止凹部6、6′と、摺動部8の係止突起11、1
1′とが係合することにより係止されているので、嵌合
検知体2に外力を加えない限り簡単に脱落することはな
い。
クタハウジング1と雌型のコネクタハウジング3との嵌
合を行う過程について説明する。図5は、雌型のコネク
タハウジング3のフード部14の直前に雄型のコネクタ
ハウジング1を配置した状態を示している。この状態か
ら、雄型のコネクタハウジング1を矢印に示すように、
雌型のコネクタハウジング3のフード部14内に進入さ
せると、嵌合検知体2の駆動部9の傾斜面12が、案内
突部16のテーパ部16aに接触する。
入に伴い、案内突部16のテーパ部16aと傾斜面12
との作用により、図6に示すように、摺動部8が雄型の
コネクタハウジング1の検知体収容孔5から押し出され
て突出する。雄型のコネクタハウジング1と雌型のコネ
クタハウジング3とが完全に嵌合すると、図7に示すよ
うに、嵌合検知体2の駆動部9の傾斜面12が、案内突
部16から離れ、駆動部9が駆動部挿入孔17内に進入
できる位置に到達する。このとき、摺動部8の係止突起
11は、検知体収容孔5の係止凹部6′と係止する。
部10を矢印方向へ押圧すると、図8に示すように、駆
動部9が雄型のコネクタハウジング3の駆動部挿入孔1
7内に進入しフード部14内に収容される。駆動部9が
駆動部挿入孔17内に進入すると、駆動部9の後端面1
8が案内突部16と当接して嵌合検知体2と雌型のコネ
クタハウジング3とが係止され、雄型のコネクタハウジ
ング1と雌型のコネクタハウジング3とはロックされ
る。
クタハウジング3との嵌合がやや不十分な場合であって
も、駆動部9の嵌合案内面13が案内突部16に接する
位置にあれば、嵌合検知体2の操作部10を押圧するこ
とにより、嵌合案内面13が案内突部16に摺動して雄
型のコネクタハウジング1を雌型のコネクタハウジング
3に対して進入させるので、完全な嵌合を達成すること
ができる。一方、嵌合が不十分な場合、図6に示す状態
においては、嵌合検知体2を押圧すると、双方のコネク
タハウジング1、2内の端子相互が導通しない状態まで
雄型のコネクタハウジング1を押し戻すことができる。
検知体を備えたコネクタBを分離した状態で示す斜視図
である。嵌合検知体を備えたコネクタBは、雄型のコネ
クタハウジング19と、嵌合検知体20と、雌型のコネ
クタハウジング21とから成る。
は、前記コネクタハウジング1と同様に複数の端子収容
室22が設けられ、雌型の端子金具を収容するようにし
ている。端子収容室22の上方には、コネクタハウジン
グ19の側壁19aに開口部23aを有する検知体収容
孔23が、その嵌合方向と略直交して設けられている。
照)の奥部には、嵌合検知体20を係止するための係止
突部24が設けられ、中間部には付勢用突部24′が設
けられている。付勢用突部24′は、係止突部24より
もその突出高さを高く形成してあり、その作用は後述す
るが、検知体収容孔23内に嵌合検知体20を挿入する
際に、嵌合検知体20を挿入方向に付勢するたものもの
である。また、開口部23a側の上壁23bには駆動部
収容部25が凹設されている。
と略三角形板状の駆動部27とが一体的に形成され、摺
動部26の一方の端部26aに操作部28が付設されれ
ている。摺動部26の他方の端部26bには、その端部
を切り込んで形成した薄肉の可撓板部26cが設けられ
ている。
段部26dが形成され、可撓板部26c上の位置に、検
知体収容孔23の係止突部24と係合する係止突起29
が設けられている。係止突起29には摺動部26の他端
26bに向けてテーパ部29aが形成されている。駆動
部27は、操作部28のコネクタハウジング嵌合側28
aから反対側に向けて自由端部27aへ延びる傾斜面3
0と、自由端部27aから傾斜面30の反対側にテーパ
状の嵌合案内面31を備えている。
コネクタハウジング19に収容される雌型端子金具と接
続する雄型の端子金具を収容するハウジングであり、嵌
合部には雄型のコネクタハウジング19を受け入れるフ
ード部32が設けられている。フード部32の側壁32
aには、嵌合時に嵌合検知体20の摺動部26を受け入
れるための導入溝33がフード部32の開口端32bか
ら側壁32aを切欠いて形成されている。
内突部34が設けられ、案内突部34に隣接して駆動部
挿入部35が導入溝33と連設されている。案内突部3
4には、フード部32の開口端32b側に、嵌合検知体
20の駆動部27の傾斜面30と接するテーパ部34a
が形成されている。
嵌合検知体20を挿着した状態を示している。検知体収
容孔23内に挿入された摺動部26は、検知体収容孔2
3の係止突部24と、摺動部26の係止突起29との係
合により係止されているので、嵌合検知体20に大きな
外力を加えない限り簡単に脱落することはない。
ハウジング19と雌型のコネクタハウジング21との嵌
合の過程は、前記の嵌合検知体を備えたコネクタAと略
同様である。先ず、図11に示すように、雌型のコネク
タハウジング21のフード部32の直前に雄型のコネク
タハウジング19を配置し、雄型のコネクタハウジング
1を矢印に示すように、雌型のコネクタハウジング21
のフード部32内に進入させると、嵌合検知体20の駆
動部27の傾斜面30が、案内突部34のテーパ部34
aと衝合する。
進入させると、図12および図13に示すように、摺動
部26が雄型のコネクタハウジング19の検知体収容孔
23から押し出され、摺動部26の係止突起29が付勢
用突部24′を乗り越えて嵌合検知体20が突出する。
雄型のコネクタハウジング19と雌型のコネクタハウジ
ング21とが完全に嵌合すると、図14に示すように、
嵌合検知体20の駆動部27の傾斜面30が、案内突部
34から離れ、駆動部27が駆動部挿入部35内に進入
できる位置に到達する。
作部28を矢印方向へ押圧すると、図15に示すよう
に、駆動部27が雌型のコネクタハウジング21の駆動
部挿入部35内に収容される。駆動部27が駆動部挿入
部35内に進入すると、駆動部27の後端面36が案内
突部34と当接して雄型のコネクタハウジング19と雌
型のコネクタハウジング21とがロックされる。
合がやや不十分な場合であっても、駆動部27の嵌合案
内面31が案内突部34に接する位置にあれば、嵌合検
知体20の操作部28を押圧することにより、嵌合案内
面31が案内突部34を摺動して雄型のコネクタハウジ
ング19を雌型のコネクタハウジング21に対して進入
させるので、完全な嵌合を達成することができる。一
方、嵌合が不十分な場合、図12に示す状態において
は、嵌合検知体20を押圧すると、双方のコネクタハウ
ジング19、21内の端子相互が導通しない状態まで雄
型のコネクタハウジング19を押し戻すことができる。
間部に設けた付勢用突部24′は、奥部の係止突部24
よりも突出高さを高く形成してあるため、摺動部26の
移動に伴い、図16に示すように、摺動部26の係止突
起29が付勢用突部24′を乗り越える際に、比較的大
きい押圧力が必要となる。そのため、一旦、付勢用突部
24′を乗り越えた係止突起29は、その慣性力で奥部
の係止突部24も簡単に乗り越えて所定の位置に係止さ
れる。
抵抗を高く設定しておくことにより、係止の際の嵌合検
知体20に加える押圧力を大きく必要とするため、係止
操作において必然的に嵌合検知体20を的確な押圧力で
操作することになり、係止操作が確実となり信頼性が向
上する。
4′の突出高さを係止突部24より高くすることによっ
て、これを乗り越える抵抗を高く設定しているが、付勢
用突部24′の突出高さを係止突部24と略等しくして
断面形状を変えることによっても乗り越える抵抗を高く
設定することができる。たとえば、付勢用突部24′の
断面形状は半円状であるのに対し、付勢用突部の断面形
状を矩形状に形成することにより、摺動部26の係止突
起29が乗り越える抵抗を高くすること可能であり、こ
れを乗り越えた係止突起29は、その慣性力で奥部の係
止突部24を容易に乗り越えて所定の位置に係止され
る。
可撓板部26cが設けられ、係止突起29にはテーパ部
29aが形成されているため、摺動部26の移動に伴
い、図16に示すように、摺動部26の係止突起29が
付勢用突部24′および係止突部24を乗り越える際
に、可撓板部26cが下方に撓み易くなるので、挿入抵
抗が軽減される利点がある。
合検知体を備えたコネクタCを分離した状態で示す斜視
図である。嵌合検知体を備えたコネクタCは、雄型のコ
ネクタハウジング37と、雌型のコネクタハウジング3
8と、前記実施例と同様の嵌合検知体20とから成る。
ネクタBの雄型のコネクタハウジング19と略同様の構
造であり、側壁37aに開設した検知体収容孔23の前
方の端子収容室22の上側に嵌合部37bを階段状に形
成した以外は、雄型のコネクタハウジング19と同様に
形成されている。各部位については雄型のコネクタハウ
ジング19と同様の符号で表しているので、図9を参照
されたい。
ネクタBの雌型のコネクタハウジング21と略様の構造
であるので、各部位については雌型のコネクタハウジン
グ21と同様の符号を用いている。雌型のコネクタハウ
ジング21と異なる構造は図18および図19に示すよ
うに、フード部32内に、雄型のコネクタハウジング1
9に対する導入壁39が設けられていることと、導入壁
39と天井壁32cとの間に補強壁40が一体的に架設
されているところである。
37の嵌合部37bを的確にフード部32内に受け入れ
るために設けたもので、嵌合時に雄型のコネクタハウジ
ング37の無用の変位を防止して嵌合操作を容易にする
ためのものである。補強壁40は、雌型のコネクタハウ
ジング38の天井壁32cと導入壁39との間を略垂直
に連結しており、側壁32aに導入溝33が開口してい
るため天井壁32cが撓んで反り返る障害を防止するた
めのものである。したがって、できるだけ導入溝33に
近い位置に設けることが好ましい。
については、前記嵌合検知体を備えたコネクタBと全く
同様であるので説明は省略するが、嵌合検知体を備えた
コネクタCの雌型のコネクタハウジング38は、フード
部32の天井壁32cに補強壁40が設けられているた
め、フード部32の側壁32aに、側壁32aを切欠い
て形成された導入溝33や駆動部挿入部35が開口して
いても、天井壁32cが撓むことがなく、嵌合検知体2
0の操作が円滑かつ確実に実施できる。
互の嵌合時に、嵌合の進行に伴って嵌合検知体がコネク
タハウジングの外側へ押し出されため、コネクタハウジ
ングの側壁から突出している嵌合検知体を目視すること
により、コネクタハウジング相互が嵌合途上であること
が容易に検知される。コネクタハウジング相互が完全に
嵌合したときは、嵌合検知体の駆動部を他方のコネクタ
ハウジングの駆動部挿入孔内に押し込んでロックするこ
とができ、ロックと共に嵌合が完全であることも容易に
確認できる。嵌合が不完全のときは、駆動部を駆動部挿
入孔内に押し込むことができず、ロックができないため
不完全嵌合が容易に発見できると共に、誤ってロックす
ることが防止される。また、嵌合検知体を側方へ突出す
るようにしているため、大型の検知体を装着することも
可能となり、嵌合状態を一目瞭然とすることができる。
案内面を設けることにより、嵌合がやや不十分な場合
は、嵌合検知体を押圧してテーパ状の嵌合案内面を案内
突部に接触させながら押し込むことによって、コネクタ
ハウジング相互を完全に嵌合することができる。さら
に、嵌合が不十分な場合、嵌合検知体を押圧すると、双
方のコネクタハウジング内の端子相互が導通しない状態
まで一方のコネクタハウジングを押し戻すことができ
る。
より、嵌合検知体を検知体収容孔に挿入する際に、嵌合
検知体の摺動部に設けた係止突起が付勢用突部を乗り越
えるために必要とする押圧力を増大させ、付勢用突部を
乗り越えたときの慣性力により、嵌合検知体を所定の位
置に確実に係止させることが可能となる。さらに、嵌合
検知体の摺動部に可撓板部を形成することにより、嵌合
検知体の移動が円滑となると共にその係止が確実となる
などの多くの利点を有する。
ネクタを分離して示す斜視図である。
面図である。
る。
る。
を示す説明図である。
す説明図である。
を示す説明図である。
だ状態を示す説明図である。
たコネクタを分離して示す斜視図である。
容孔に嵌合検知体を挿着した状態を示す断面図である。
工程を示す説明図である。
を示す説明図である。
る。
状態を示す説明図である。
込んだ状態を示す説明図である。
断面図である。
えたコネクタを分離して示す斜視図である。
部内を示す正面図である。
視図である。
検知ピースが突出した状態を示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 相嵌合する一対のコネクタハウジングの
一方のコネクタハウジングに、駆動部を有する嵌合検知
体をコネクタハウジングの嵌合方向と略直交する方向に
移動自在に装着し、該駆動部は嵌合検知体の一端に設け
た操作部のコネクタハウジング嵌合側から反対側に向け
て自由端部へ延びる傾斜面を有し、他方のコネクタハウ
ジングの開口端に該傾斜面と衝合する案内突部を設ける
と共に、該案内突部に隣接して駆動部挿入孔を開設して
なることを特徴とする嵌合検知体を備えたコネクタ。 - 【請求項2】 一方のコネクタハウジングに嵌合方向と
略直交する検知体収容孔を設けて、該検知体収容孔に嵌
合検知体の摺動部を移動自在に挿着し、他方のコネクタ
ハウジングに該摺動部を受け入れる導入溝を設けたこと
を特徴とする請求項1記載の嵌合検知体を備えたコネク
タ。 - 【請求項3】 嵌合検知体が、駆動部の傾斜面の反対側
にテーパ状の嵌合案内面を形成した嵌合検知体である請
求項1または請求項2記載の嵌合検知体を備えたコネク
タ。 - 【請求項4】 嵌合検知体の摺動部に係止突起を設ける
と共に、検知体収容孔に該係止突起と衝合する付勢用突
部および係止突部を設け、嵌合検知体を挿入する際の慣
性力により嵌合検知体の挿着を誘導するようにしたこと
を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の
嵌合検知体を備えたコネクタ。 - 【請求項5】 嵌合検知体が、摺動部に可撓板部を有
し、該可撓板部に係止突起を設けた嵌合検知体である請
求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の嵌合
検知体を備えたコネクタ。 - 【請求項6】 他方のコネクタハウジングのフード部内
に、一方のコネクタハウジングに対する導入壁を設ける
と共に、該導入壁とフード部の天井壁との間に補強壁を
架設したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
3、請求項4または請求項5記載の嵌合検知体を備えた
コネクタ。
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