JPH08278801A - 調整制御装置 - Google Patents

調整制御装置

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JPH08278801A
JPH08278801A JP7925495A JP7925495A JPH08278801A JP H08278801 A JPH08278801 A JP H08278801A JP 7925495 A JP7925495 A JP 7925495A JP 7925495 A JP7925495 A JP 7925495A JP H08278801 A JPH08278801 A JP H08278801A
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signal
deviation
control
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calculating
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JP7925495A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Saito
宏幸 齋藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータの手動介入を無くし常に自動にて
運用でき、異なる定格出力流量を制御する複数の個のP
ID演算手段をプロセス系への外乱を少なく運用でき
る。 【構成】 圧力検出器6で検出される圧力信号を信号変
換手段14にて、最小開度に換算変換して出力される変
換信号を加算演算手段10aに入力することにより、先
行制御を行い、速やかに差圧検出器5で検出される信号
を設定値に制御すべく操作端を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の操作端を制御す
る調整制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の調整制御装置について、図7から
図10を用いて以下説明する。例えば、図7のプラント
系統図に示す如く、分岐した流路に各々配置された操作
端を1個の制御演算部からなる調整制御装置1Bにより
制御する場合について説明する。
【0003】この流路は、a方向からb方向へ流体が流
れ、途中分岐した分岐路2a,2bにそれぞれ操作端3
a,3bが配置されている。合流した流路にはオリフィ
ス4が設けられ差圧が差圧検出器5で検出され開平演算
された後に、この流量検出信号としての測定値が調整制
御装置1へ入力されている。調整制御装置1では、制御
演算して操作端3a制御信号と操作端3b制御信号とを
対応する操作端3a,3bへ出力して流路の流量を所定
値に制御する。
【0004】具体的には、調整制御装置1は、図8の構
成図に示す如く、設定手段7、偏差演算手段8、PID
演算手段9、2個の加算演算手段10a,10b、2個
の偏差演算手段11a,11b、2個の自動手動切替手
段13a,13b、平均値演算手段12で構成される。
【0005】偏差演算手段8では、差圧検出器5の検出
信号と設定手段7の設定信号との偏差信号が演算され、
この偏差演算信号は、PID演算手段9に入力される。
PID演算手段9では偏差信号に基づいて比例、積分お
よび微分の演算処理がされ、PID制御信号が2個の加
算演算手段10a,10bと2個の偏差演算手段11
a,11bに入力される。
【0006】偏差演算手段11aでは、前記PID制御
信号iと操作端3b制御信号fの偏差演算処理される。
偏差演算手段11bでは、前記PID制御信号iと操作
端3a制御信号eの偏差演算処理される。
【0007】前記加算演算手段10aでは、前記PID
制御信号iと前記偏差演算手段11aで偏差演算処理さ
れた信号とが加算演算処理され、自動手動切替手段13
aを介して操作端3a制御信号eにより対応する操作端
3aを制御する。
【0008】前記加算演算手段10bでは、前記PID
制御信号iと前記偏差演算手段11bで偏差演算処理さ
れた信号とが加算演算処理され、自動手動切替手段13
bを介して操作端3b制御信号により対応する操作端3
bを制御する。
【0009】ここで、手動操作の時は対応する自動手動
切替手段13a,13bに備えられた手動部を操作す
る。また、自動操作信号Aが自動手動切替手段13a,
13bに入力しているときPID制御信号iがそのまま
操作端3a,3bを増減制御する。このようにして自動
手動切替手段13a,13bでは、PID制御信号iま
たは手動操作による信号に切り替え、PID制御信号i
以外に手動によって操作端3a,3bの個別操作ができ
るようになっている。
【0010】次に、例えば、図9のプラント系統図に示
す如く、分岐した流路に各々配置された操作端を1個の
制御演算部からなる調整制御装置1により制御する場合
について説明する。
【0011】この流路は、a方向からb方向へ流体が流
れ、途中分岐した分岐路2a,2b,2c,2dにそれ
ぞれ操作端3a,3b,3c,3dが配置されている。
合流した流路にはオリフィス4が設けられ差圧が差圧検
出器5で検出された開平演算された後に、この流量検出
信号としての測定値が調整制御装置1へ入力されてい
る。調整制御装置1では、制御演算して操作端3a制御
信号と操作端3b制御信号と操作端3c制御信号と操作
端3d制御信号とを対応する操作端3a,3b,3c,
3dへ出力して流路の流量を所定値に制御する。
【0012】操作端3a,3bに比べて操作端3c,3
dは定格出力流量が多い。具体的には、調整制御装置1
Aは、図10の構成図に示す如く、設定手段7、偏差演
算手段8、2個のPID演算手段9a,9b、4個の自
動手動切替手段13a,13b,13c,13d、2個
の平均値演算手段12a,12bで構成される。
【0013】偏差演算手段8では、差圧検出器5の検出
信号と設定手段7の設定信号との偏差信号が演算され、
この偏差演算信号は、PID演算手段9a,9bに入力
される。PID演算手段9aでは偏差信号に基づいて比
例、積分および微分の演算処理がされ、PID制御信号
fが2個の自動手動切替手段13a,13bを介して操
作端3a,3b制御信号により対応する操作端3a,3
bを制御する。PID演算手段9bでは偏差信号に基づ
いて比例、積分および微分の演算処理がされ、PID制
御信号gが1個の自動手動切替手段13c,13dを介
して操作端3c,3d制御信号により対応する操作端3
c,3dを制御する。
【0014】ここで、手動操作の時は対応する自動手動
切替手段13a,13bに備えられた手動部を操作す
る。また、自動操作信号Aが自動手動切替手段13a,
13bあるいは13c,13dに入力しているときPI
D制御信号f,gがそのまま操作端3a,3bあるいは
3c,3dを増減制御する。このようにして自動手動切
替手段13a,13b,13c,13dでは、PID制
御信号f,gまたは手動操作による信号に切り替え、P
ID制御信号f,g以外に手動によって操作端3a,3
b,3c,3dの個別操作ができるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の調整制御装置
は、上記の構成のため、図9のc地点の圧力がd地点に
比べて低い場合、操作端3a,3bを手動にて増し、c
地点の圧力がd地点に比べて高くなった時点から初めて
a方向からb方向へ流体が流れ、操作端3a,3bを自
動にし制御を開始していた。
【0016】また、図9の操作端3c,3dは操作端3
a,3bに比べて定格出力流量が多いため、設定手段7
の憎あるいは減時において、1つのプラント量である流
路の流量を所定値に制御しようとしても協調がうまくと
れず、プラントへ大きな障害となっていた。
【0017】本発明の目的は、オペレータの手動介入を
無くし、常に自動にて運用できる調整制御装置を提供す
るとともに、異なる定格出力流量を制御する2個のPI
D演算手段をプロセス系への外乱を少なく運用できる調
整制御を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】[請求項1]記載の発明
は、操作端の出力側のプロセス量測定信号とプロセス量
設定信号との偏差を演算する偏差演算手段と、前記偏差
演算手段からの偏差を比例・積分・微分特性に従い制御
演算し、制御対象となる2個の操作端に制御演算信号を
出力する制御演算手段と、前記操作端の出力側のプロセ
ス圧力量測定信号を予め定められている関係に従い変換
信号を出力する信号変換手段と、前記制御演算手段から
出力される前記制御演算信号と第4の偏差演算手段で求
まる信号の偏差を演算する第1の偏差演算手段と、前記
制御演算手段から出力される前記制御演算信号と第3の
偏差演算手段で求まる信号の偏差を演算する第2の偏差
演算手段と、前記第1の偏差演算手段から出力される偏
差信号と前記制御演算信号と前記変換信号を加算する第
1の加算手段と、前記第2の偏差演算手段から出力され
る偏差信号と前記制御演算信号と前記変換信号を加算す
る第2の加算手段と、前記第1の加算手段で求まる信号
または他の信号発生手段からの信号を操作端制御信号と
して前記操作端に適宜切り替えて入力する第1の信号切
替手段と、前記第2の加算手段で求まる信号または他の
信号発生手段からの信号を操作端制御信号として前記操
作端に適宜切り替えて入力する第2の信号切替手段と、
前記第1の信号切替手段から出力される操作端制御信号
と前記変換信号との偏差を演算し前記第2の偏差演算手
段へ偏差信号を出力する第3の偏差演算手段と、前記第
2の信号切替手段から出力される操作端制御信号と前記
変換信号との偏差を演算し前記第1の偏差演算手段へ偏
差信号を出力する第4の偏差演算手段とを備えたことを
特徴とする。
【0019】[請求項2]記載の発明は、操作端の出力
側のプロセス量測定信号とプロセス量設定信号との偏差
を演算する第1の偏差演算手段と、前記偏差演算手段か
らの偏差を比例・積分・微分特性に従い制御演算し、特
性に応じて2組に分けた4個の操作端にその制御信号を
出力して前記プロセス量を制御するための第1,第2の
制御演算手段と、前記第1の制御演算手段からの制御演
算信号または他の信号発生手段からの信号を操作端制御
信号として、前記一方の組の2個の操作端に適宜切り替
えて入力する第1の信号切替手段と、前記第2の制御演
算手段からの制御演算信号または他の信号発生手段から
の信号を操作端制御信号として、前記他方の組の2個の
操作端に適宜切り替えて入力する第2の信号切替手段
と、前記他方の制御演算手段から出力される制御演算信
号と時間遅れ調節手段の出力信号との偏差を演算する第
2の偏差演算手段と、第2の偏差演算手段の偏差を所定
の時間遅れをもって零の偏差信号として出力する時間遅
れ調節手段と、前記第1の信号切替手段から前記2個の
操作端の出力を平均値処理する第1の平均値演算手段
と、前記第2の信号切替手段から前記2個操作端の出力
を平均値処理する第2の平均値演算手段と、前記第1,
第2の信号切替手段にて他の信号発生手段からの信号に
切替られた場合、前記第1の平均値演算手段の平均値を
前記時間遅れ調節手段に出力する第3の信号切替手段
と、前記時間遅れ調節手段の信号と前記第1の信号切替
手段にていずれか一方の操作端が自動かつ他方の組の操
作端のいずれか一方が自動の場合、前記時間遅れ調節手
段の偏差信号を前記第1の制御演算手段の積分要素にト
ラッキングさせる第4の信号切替手段とを備えたことを
特徴とする。
【0020】[請求項3]記載の発明は、[請求項2]
記載の発明において、時間遅れ調節手段の出力が設定範
囲を逸脱したことを条件として、前記時間遅れ調節手段
の偏差信号を前記第1の制御演算手段の積分要素にトラ
ッキングさせる第4の信号切替手段とを備えたことを特
徴とする請求項2記載の調整制御装置。
【0021】[請求項4]記載の発明は、[請求項2]
記載の発明において、操作端の出力のプロセス量測定信
号が設定範囲を逸脱したことを条件として、前記時間遅
れ調節手段の偏差信号を前記第1の制御演算手段の積分
要素にトラッキングさせる第4の信号切替手段とを備え
たことを特徴とする。
【0022】
【作用】[請求項1]記載の発明は、プロセス圧力量測
定信号を信号変換手段により前記操作端の最小開度に換
算変換し出力される変換信号を第1,第2の加算演算手
段に入力することによる先行制御により、速やかにプロ
セス量測定信号を対応するプロセス量設定信号に向け制
御すべくそれぞれの前記操作端を制御し、制御系を安定
させオペレータの手動操作を不要とすることができる。
【0023】[請求項2]記載の発明は、時間遅れ調節
手段の出力信号との偏差を演算する1個の偏差演算手段
と、この偏差信号を所定の時間遅れをもって制御する時
間遅れ調節手段の演算値により、前記一方の信号切替手
段のいずれか一方が自動あるいは両方自動で前記他方の
信号切替手段のいずれか一方が自動あるいは両方自動の
場合に前記他方の制御演算手段単独でそれぞれの前記操
作端を制御することにより、プラント量である流路の流
量を所定値に制御し、プロセス系への外乱を少なく運動
することができる。
【0024】[請求項3]記載の発明は、時間遅れ調節
手段の出力信号との偏差を演算する偏差演算手段と、こ
の偏差信号を所定の時間遅れをもって制御する時間遅れ
調節手段の演算値により、前記一方の信号切替手段のい
ずれか一方が自動あるいは両方自動で前記他方の信号切
替手段のいずれか一方が自動あるいは両方自動の場合に
前記他方の制御演算手段単独でそれぞれの前記操作端を
制御する場合と、前記偏差演算手段の偏差信号がある偏
差以内にあるか否かの判定を偏差調節手段でし、偏差以
内の場合に前記時間遅れ調節手段をバイパスし前記他方
の制御演算手段の出力をそのまま前記操作端を制御する
ことにより、プラント量である流路の流量を所定値に制
御し、プロセス系への外乱を少なく運用することができ
る。
【0025】[請求項4]記載の発明は、時間遅れ調節
手段の出力信号との偏差を演算する偏差演算手段と、こ
の偏差信号を所定の時間遅れをもって制御する時間遅れ
調節手段の演算値により、前記一方の信号切替手段のい
ずれか一方が自動あるいは両方自動で前記他方の信号切
替手段のいずれか一方が自動あるいは両方自動でプロセ
ス量測定信号がある制限値以上となったか否かを監視
し、制限値以上になった場合に前記他方の制御演算手段
単独でそれぞれの前記操作端を制御する場合と、前記1
個の偏差演算手段の偏差信号がある偏差以内にあるか否
かの判定を偏差調整手段でし、偏差以内の場合に前記時
間遅れ調節手段をバイパスし前記他方の制御演算手段の
出力をそのまま前記操作端を制御することにより、プラ
ント量である流路の流量を所定値に制御し、プロセス系
への外乱を少なく運用することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す調整
制御装置の構成図である。そして、図2は、本発明の第
1の実施例を示す調整制御装置を適用したプラント系統
図である。
【0027】調整制御装置100Aは、設定手段7と偏
差演算手段8とPID演算手段9と加算演算手段10
a,10bと偏差演算手段11a,11bと信号切替手
段13a,13bと先行制御手段15と平均値演算手段
12とで構成される。
【0028】設定手段7は、所定の設定信号を出力す
る。偏差演算手段8は、差圧検出器5の検出信号と設定
手段7と設定信号の偏差を演算して偏差信号を出力す
る。
【0029】PID演算手段9は、偏差信号を入力して
比例、積分、微分の演算してPID演算信号として出力
する。偏差演算手段11aは、PID制御信号iと先行
制御手段15で補正された補正信号との差を演算し偏差
信号を出力する。
【0030】偏差演算手段11bは、PID制御信号i
と先行制御手段15で補正された補正信号との差を演算
し偏差信号を出力する。加算演算手段10aは、PID
制御信号iと偏差演算手段11aと先行制御手段15で
補正された補正信号とを加算する。
【0031】加算演算手段10bは、PID制御信号i
と偏差演算手段11bと先行制御手段15で補正された
補正信号とを加算する。信号切替手段13a,13b
は、加算演算手段10a,10bからの信号により対応
する操作端3a,3bへ操作端制御信号を出力する。
又、図示していない外部の制御装置からの制御信号を取
り込み、同様に操作端制御信号として出力している。
【0032】先行制御手段15は、信号変換手段14と
偏差演算手段11c,11dで構成される。圧力検出器
6の検出信号を信号変換手段14に入力し、操作端の最
小開度操作信号に変換される。
【0033】偏差演算手段11cは、操作端3a制御信
号eと変換信号1との差を演算し、前記偏差演算手段1
1bに補正信号として入力される。偏差演算手段11d
は、操作端3b制御信号fと変換信号との差を演算し、
前記偏差演算手段11aに補正信号として入力される。
【0034】信号変換手段14は、圧力検出器6で検出
される信号を図3に示す関数に従い開度補正値である操
作端の最小開度操作信号に変換する。この信号により、
図2のc地点の圧力がd地点に比べて高くなるよう補正
し、a方向からb方向へ流体が流れ易くするように操作
端3a,3bを制御し、オペレータの介在なしにより制
御系を安定させることを可能とする。
【0035】なお、平均値演算手段12は信号切替手段
13a,13bのいずれもPID制御信号を入力してい
るとき操作端3a制御信号と操作端3b制御信号との平
均を演算した値に基づいてPID演算手段9の積分要素
にトラッキングをかける。
【0036】図4は、本発明の第2の実施例を示す調整
制御装置の構成図である。調整制御装置100Bは、設
定手段7と偏差演算手段8とPID演算手段9a,9b
と信号切替手段13a,13b,13c,13dと平均
値演算手段12a,12bと自動調節手段16とで構成
される。
【0037】設定手段7は、所定の設定信号を出力す
る。偏差演算手段8は、差圧検出器5の検出信号と設定
手段7の設定信号の偏差を演算して偏差信号を出力す
る。
【0038】PID演算手段9a,9bは、偏差信号を
入力して比例、積分、微分の演算してそれぞれ9aPI
D制御信号iと9bPID制御信号kとして出力する。
信号変換手段13a,13bは、それぞれ9aPID制
御信号iまたは手動操作による信号に切り替え、9aP
ID制御信号j以外に手動によって操作端3a,3b個
別操作を操作端3a制御信号eと操作端3b制御信号f
として出力する。
【0039】信号変換手段13c,13dは、それぞれ
9bPID制御信号kまたは手動操作による信号に切り
替え、9bPID制御信号k以外に手動によって操作端
3c,3d個別操作を操作端3c制御信号gと操作端3
d制御信号hとして出力する。
【0040】平均値演算手段12aは、操作端3a制御
信号eと操作端3b制御信号fとの平均演算値信号とし
て出力する。平均値演算手段12bは、操作端3c制御
信号gと操作端3d制御信号hとの平均演算値信号とし
て出力する。
【0041】自動調節手段16は、偏差演算手段17と
時間遅れ調節手段18と信号切替手段19と信号切替手
段20とで構成される。偏差演算手段17は、9bPI
D制御信号kと時間遅れ調節手段18の演算出力値との
偏差を演算して偏差信号を出力する。
【0042】時間遅れ調節手段18は、この偏差信号を
所定の時間遅れをもって零の偏差信号として出力する。
信号切替手段19は、平均値演算手段12aの平均演算
値信号を信号変換手段13a,13bがどちらも手動の
ときのみ、時間遅れ調節手段18に出力する。
【0043】信号切替手段20は、時間遅れ調節手段1
8の偏差信号を信号変換手段13a,13bのいずれか
一方が自動であって、信号変換手段13c,13dのい
ずれか一方が自動の時のみPID演算手段9aの積分要
素にトラッキングをかけ、PID演算手段9bの9bP
ID制御信号kを操作端3a,3bに出力する。
【0044】また、信号変換手段13a,13bのいず
れか一方が自動であって、信号変換手段13c,13d
のいずれか一方が自動の時以外はPID演算手段9aの
積分要素にトラッキングをかける。
【0045】この自動調節手段16を付加することによ
り、1つのプラント量である流路の流量を操作端3a,
3bに比べて、操作端3c,3dは定格出力流量が多い
という異なる操作端を一つのPID演算手段9bにて制
御することにより、プロセス系への外乱を少なく運用す
ることができる。
【0046】図5は、本発明の第3の実施例を示す調整
制御装置の構成図である。調整制御装置100Cは、設
定手段7と偏差演算手段8とPID演算手段9a,9b
と信号切替手段13a,13b,13c,13dと平均
値演算手段12a,12bと自動調節手段16とで構成
される。
【0047】設定手段7は、所定の設定信号を出力す
る。偏差演算手段8は、差圧検出器5の検出信号と設定
手段7の設定信号の偏差を演算して偏差信号を出力す
る。
【0048】PID演算手段9a,9bは、偏差信号を
入力して比例、積分、微分の演算してそれぞれ9aPI
D制御信号jと9bPID制御信号kとして出力する。
信号変換手段13a,13bは、それぞれ9aPID制
御信号jまたは手動操作による信号に切り替え、9aP
ID制御信号j以外に手動によって操作端3a,3b個
別操作を操作端3a制御信号eと操作端3b制御信号f
として出力する。
【0049】信号変換手段13c,13dは、それぞれ
9bPID制御信号kまたは手動操作による信号に切り
替え、9bPID制御信号k以外に手動によって操作端
3c,3d個別操作を操作端3c制御信号gと操作端3
d制御信号hとして出力する。
【0050】平均値演算手段12aは、操作端3a制御
信号eと操作端3b制御信号fとの平均演算値信号とし
て出力する。平均値演算手段12bは、操作端3c制御
信号gと操作端3d制御信号hとの平均演算値信号とし
て出力する。
【0051】自動調節手段16は、偏差演算手段17と
時間遅れ調節手段18と信号切替手段19と信号切替手
段20と偏差調節手段21と信号切替手段22で構成さ
れる。
【0052】偏差演算手段17は、9bPID制御信号
kと信号切替手段22の演算出力値との偏差を演算して
偏差信号を出力する。時間遅れ調節手段18は、この偏
差信号を所定の時間遅れをもって零の偏差信号として出
力する。
【0053】信号切替手段19は、平均値演算手段12
aの平均演算値信号を信号変換手段13a,13bがど
ちらも手動のときのみ時間遅れ調節手段18に出力す
る。偏差調節手段21は、時間遅れ調節手段18の出力
偏差信号が±5%以内か否かの監視を行い、この出力偏
差信号が±5%以内の時は、接点オン信号を出力する。
【0054】信号切替手段22は、偏差調節手段21が
オフの時、時間遅れ調節手段18の偏差信号をそのまま
出力し、偏差調節手段21がオンの時、9bPID制御
信号kを出力する。
【0055】信号切替手段20は、信号切替手段22の
演算出力値の偏差信号を信号変換手段13a,13bの
いずれか一方が自動であって、信号変換手段13c,1
3dのいずれか一方が自動の時のみPID演算手段9a
の積分要求にトラッキングをかけ、PID演算手段9b
の9bPID制御信号kを操作端3a,3bに出力す
る。
【0056】また、信号変換手段13a,13bのいず
れか一方が自動であって、信号変換手段13c,13d
のいずれか一方が自動の時以外はPID演算手段9aの
積分要素にトラッキングをかける。
【0057】この自動調節手段16を付加することによ
り、1つのプラント量である流路の流量を操作端3a,
3bに比べて操作端3c,3dは定格出力流量が多いと
いう異なる操作端を一つのPID演算手段9bにて制御
することにより、プロセス系への外乱を少なく運用する
ことができる。
【0058】図6は、本発明の第4の実施例を示す調整
制御装置の構成図である。調整制御装置100Dは、設
定手段7と偏差演算手段8とPID演算手段9a,9b
と信号切替手段13a,13b,13c,13dと平均
値演算手段12a,12bと自動調節手段16とで構成
される。
【0059】ここで、設定手段7は所定の設定信号を出
力する。偏差演算手段8は、差圧検出器5の検出信号と
設定手段7の設定信号の偏差を演算して偏差信号を出力
する。
【0060】PID演算手段9a,9bは、偏差信号を
入力して比例、積分、微分の演算してそれぞれ9aPI
D制御信号jと9bPID制御信号kとして出力する。
信号変換手段13a,13bは、それぞれ9aPID制
御信号jまたは手動操作による信号に切り替え、9aP
ID制御信号j以外に手動によって操作端3a,3b個
別操作を操作端3a制御信号eと操作端3b制御信号f
として出力する。
【0061】信号変換手段13c,13dは、それぞれ
9bPID制御信号kまたは手動操作による信号に切り
替え、9bPID制御信号k以外に手動によって操作端
3c,3d個別操作を操作端3c制御信号gと操作端3
d制御信号hとして出力する。
【0062】平均値演算手段12aは、操作端3a制御
信号eと操作端3b制御信号fとの平均演算値信号とし
て出力する。平均値演算手段12bは、操作端3c制御
信号gと操作端3d制御信号hとの平均演算値信号とし
て出力する。
【0063】自動調節手段16は、偏差演算手段17と
時間遅れ調節手段18と信号切替手段19と信号切替手
段20と偏差調節手段21と信号切替手段22と制限値
手段23とで構成される。
【0064】偏差演算手段17は、9bPID制御信号
kと信号切替手段22の演算出力値との偏差を演算して
偏差信号を出力する。時間遅れ調節手段18は、この偏
差信号を所定の時間遅れをもって零の偏差信号として出
力する。
【0065】信号切替手段19は、平均値演算手段12
aの平均演算値信号を信号変換手段13a,13bがど
ちらも手動のときのみ時間遅れ調節手段18に出力す
る。偏差調節手段21は、時間遅れ調節手段18の出力
偏差信号が±5%以内か否かの監視を行い、この出力偏
差信号が±5%以内の時は、接点オン信号を出力する。
【0066】信号切替手段22は、偏差調節手段21が
オフの時、時間遅れ調節手段18の偏差信号をそのまま
出力し、偏差調節手段21がオンの時、9bPID制御
信号kを出力する。
【0067】制限値手段23は、差圧検出器5の検出信
号が±10%以上になった場合接点オン信号を出力す
る。信号切替手段20は、信号切替手段22の演算出力
値の偏差信号を信号変換手段13a,13bのいずれか
一方が自動であって、信号変換手段13c,13dのい
ずれか一方が自動であって、制限値手段23の接点オン
信号の時のみPID演算手段9aの積分要求にトラッキ
ングをかけ、PID演算手段9bの9bPID制御信号
kを操作端3a,3bに出力する。
【0068】また、信号変換手段13a,13bのいず
れか一方が自動であって、信号変換手段13c,13d
のいずれか一方が自動の時以外はPID演算手段9aの
積分要素にトラッキングをかける。
【0069】この自動調節手段16を付加することによ
り、1つのプラント量である流路の流量を操作端3a,
3bに比べて操作端3c,3dは定格出力流量が多いと
いう異なる操作端を一つのPID演算手段9bにて制御
することにより、プロセス系への外乱を少なく運用する
ことができる。上記実施例において、偏差演算手段の出
力に対して、PID演算処理を行った場合にて説明した
が、PI演算処理にしてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明は、プロセス圧力量測定信号を信
号変換手段により操作端の最小開度に換算変換し出力さ
れる変換信号を加算演算手段に入力することによる先行
制御手段により、制御系を安定させオペレータの手動操
作を不要とすることができる。
【0071】また、時間遅れ調節手段の出力信号との偏
差を演算する偏差演算手段と、この偏差信号を所定の時
間遅れをもって制御する時間遅れ調節手段の演算値を用
いることにより、プロセス系への外乱を少なく運用する
ことができる。更に、偏差演算手段の偏差信号がある偏
差以内にあるか否かの判定を行い、偏差以内の場合に時
間遅れ調節手段をバイパスし他方の制御演算手段の出力
をそのまま前記操作端を制御することによりプロセス系
への外乱を少なく運用することができる。更に、信号切
替手段のいずれか一方が自動あるいは両方自動で他方の
信号切替手段のいずれか一方が自動あるいは両方自動で
プロセス量測定信号がある制限値以上となったか否かを
監視する制限値手段で制限値以上になった場合に他方の
制御演算手段単独でそれぞれの操作端を制御する場合
と、偏差演算手段の偏差信号がある偏差以内にあるか否
かの判定を偏差調整手段で行い、偏差以内の場合に時間
遅れ調節手段をバイパスし他方の制御演算手段の出力を
そのまま操作端を制御することにより、プラント量であ
る流路の流量を所定値に制御し、プロセス系へ外乱を少
なく運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図。
【図2】本発明の第1の実施例のプラント系統図。
【図3】本発明の第1の実施例の信号変換器に設定され
ている関数。
【図4】本発明の第2の実施例の構成図。
【図5】本発明の第3の実施例の構成図。
【図6】本発明の第4の実施例の構成図。
【図7】本発明の第1の実施例のプラント系統図に対応
する従来のプラント系統図。
【図8】本発明の第1の実施例の構成図に対応する従来
構成図。
【図9】本発明の第2乃至第4の実施例のプラント系統
図。
【図10】本発明の第2乃至第4の実施例の構成図に対
応する従来構成図。
【符号の説明】
1A,1B,100A,100B,100C,100D
…調整制御装置、5…差圧検出器、6…圧力検出器、7
…設定手段、8…偏差演算手段、9,9a,9b…PI
D演算手段、14…信号変換手段、15…先行制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作端の出力側のプロセス量測定信号と
    プロセス量設定信号との偏差を演算する偏差演算手段
    と、前記偏差演算手段からの偏差を比例・積分・微分特
    性に従い制御演算し、制御対象となる2個の操作端に制
    御演算信号を出力する制御演算手段と、前記操作端の出
    力側のプロセス圧力量測定信号を予め定められている関
    数に従い変換信号を出力する信号変換手段と、前記制御
    演算手段から出力される前記制御演算信号と第4の偏差
    演算手段で求まる信号の偏差を演算する第1の偏差演算
    手段と、前記制御演算手段から出力される前記制御演算
    信号と第3の偏差演算手段で求まる信号の偏差を演算す
    る第2の偏差演算手段と、前記第1の偏差演算手段から
    出力される偏差信号と前記制御演算信号と前記変換信号
    を加算する第1の加算手段と、前記第2の偏差演算手段
    から出力される偏差信号と前記制御演算信号と前記変換
    信号を加算する第2の加算手段と、前記第1の加算手段
    で求まる信号または他の信号発生手段からの信号を操作
    端制御信号として前記操作端に適宜切り替えて入力する
    第1の信号切替手段と、前記第2の加算手段で求まる信
    号または他の信号発生手段からの信号を操作端制御信号
    として前記操作端に適宜切り替えて入力する第2の信号
    切替手段と、前記第1の信号切替手段から出力される操
    作端制御信号と前記変換信号との偏差を演算し前記第2
    の偏差演算手段へ偏差信号を出力する第3の偏差演算手
    段と、前記第2の信号切替手段から出力される操作端制
    御信号と前記変換信号との偏差を演算し前記第1の偏差
    演算手段へ偏差信号を出力する第4の偏差演算手段とを
    備えたことを特徴とする調整制御装置。
  2. 【請求項2】 操作端の出力側のプロセス量測定信号と
    プロセス量設定信号との偏差を演算する第1の偏差演算
    手段と、前記偏差演算手段からの偏差を比例・積分・微
    分特性に従い制御演算し、特性に応じて2組に分けた4
    個の操作端にその制御信号を出力して前記プロセス量を
    制御するための第1,第2の制御演算手段と、前記第1
    の制御演算手段からの制御演算信号または他の信号発生
    手段からの信号を操作端制御信号として、前記一方の組
    の2個の操作端に適宜切り替えて入力する第1の信号切
    替手段と、前記第2の制御演算手段からの制御演算信号
    または他の信号発生手段からの信号を操作端制御信号と
    して、前記他方の組の2個の操作端に適宜切り替えて入
    力する第2の信号切替手段と、前記他方の制御演算手段
    から出力される制御演算信号と時間遅れ調節手段の出力
    信号との偏差を演算する第2の偏差演算手段と、第2の
    偏差演算手段の偏差を所定の時間遅れをもって零の偏差
    信号として出力する時間遅れ調節手段と、前記第1の信
    号切替手段から前記2個の操作端の出力を平均値処理す
    る第1の平均値演算手段と、前記第2の信号切替手段か
    ら前記2個操作端の出力を平均値処理する第2の平均値
    演算手段と、前記第1,第2の信号切替手段にて他の信
    号発生手段からの信号に切替られた場合、前記第1の平
    均値演算手段の平均値を前記時間遅れ調節手段に出力す
    る第3の信号切替手段と、前記時間遅れ調節手段の信号
    と前記第1の信号切替手段にていずれか一方の操作端が
    自動かつ他方の組の操作端のいずれか一方が自動の場
    合、前記時間遅れ調節手段の偏差信号を前記第1の制御
    演算手段の積分要素にトラッキングさせる第4の信号切
    替手段とを備えたことを特徴とする調整制御装置。
  3. 【請求項3】 時間遅れ調節手段の出力が設定範囲を逸
    脱したことを条件として、前記時間遅れ調節手段の偏差
    信号を前記第1の制御演算手段の積分要素にトラッキン
    グさせる第4の信号切替手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の調整制御装置。
  4. 【請求項4】 操作端の出力のプロセス量測定信号が設
    定範囲を逸脱したことを条件として、前記時間遅れ調節
    手段の偏差信号を前記第1の制御演算手段の積分要素に
    トラッキングさせる第4の信号切替手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項2記載の調整制御装置。
JP7925495A 1995-04-05 1995-04-05 調整制御装置 Pending JPH08278801A (ja)

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