JPH08278708A - 転写材担持部材及び該転写材担持部材を有する画像形成装置 - Google Patents
転写材担持部材及び該転写材担持部材を有する画像形成装置Info
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- JPH08278708A JPH08278708A JP8022488A JP2248896A JPH08278708A JP H08278708 A JPH08278708 A JP H08278708A JP 8022488 A JP8022488 A JP 8022488A JP 2248896 A JP2248896 A JP 2248896A JP H08278708 A JPH08278708 A JP H08278708A
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Abstract
電気的リーク性を有し、繰り返し使用しても長期にわた
って高画質を維持することができる転写材担持部材、及
び該転写材担持部材を有する画像形成装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 本発明は、樹脂を含有する少なくとも2
つの層を有する転写材担持部材において、該転写材担持
部材の表面層が有する比誘電率(E1)と該表面層以外
の層が有する比誘電率(E2)の比(E1/E2)が下
記式 0.02≦(E1/E2)≦0.7 を満足することを特徴とする転写材担持部材、及び該転
写材担持部材を有する画像形成装置である。
Description
いは静電記録方式を利用した画像形成装置に関し、詳し
くは、像担持体上に形成したトナー像を転写材上に転写
する際の使用する転写材担持部材の改良に関する。上記
の画像形成装置としては、白黒、モノカラーあるいはフ
ルカラーの電子写真複写機、プリンター、その他の種々
の記録機器などがある。
像形成装置では、像担持体上に形成したトナー像を転写
材上に転写して画像を得ている。
ニングといった一連の画像形成を行なう電子写真装置に
おいては、像担持体としての感光体上に形成したトナー
像を紙などの転写材上に転写するのに、図4及び図5に
示すような転写ドラム10及び転写装置10Aを使用し
ている。
端に配置されたシリンダ12及び13と、これらのシリ
ンダを連結する連結部材14とから構成された支持体を
有し、この支持体の外周面の開口域に転写材担持部材1
1を張設してなっている。連結部材14には、転写材供
給装置から送給された転写材を把握するグリッパ15が
設けられている。さらに転写ドラム10の内側及び外側
には、図5に示すように、転写用放電器21、除電手段
を構成する内側除電用放電器23及び外側除電用放電器
22及び24が配置される。
ラム10に送られた転写材は、その先端部をグリッパ1
5により把握されて転写ドラム10上に担持され、転写
ドラム10の矢印a方向の回転にともない、感光体33
と対向した転写部に繰り返し搬送される。そして、転写
部の感光体33と当接する領域において、転写用放電器
21によって転写ドラム10の転写材担持部材11の背
面から、トナーと逆極性のコロナ放電が行なわれ、感光
体33上のトナー像が転写材上に転写される。
受けた後、除電用放電器22、23及び24により除電
を受け、分離爪28により、転写ドラム10からの剥離
された後、定着器に搬送される。
化を図るためには、感光体上のトナー像を転写材上に忠
実に転写すること、即ち転写効率が高いことが重要であ
る。
トナーを転写材側に強く引きつけなければならないの
で、転写材及び転写材担持部材にかかる電界強度をでき
るだけ大きくすることが重要である。
部材の電気的にリークがないことが重要である。
とは、上記条件を満たす上で有効である。しかしなが
ら、転写材担持部材の誘電率が小さいだけでは、連続複
写時に画像濃度が低下するという問題が生じ易かった。
現するために、静電潜像の再現性を向上するべく、現像
剤として粒径10μm以下、平均粒径8μm程度の小粒
径トナーを使用するようになってきている。このような
トナーを用いると、上記問題はより顕著に生じ易かっ
た。
れた耐電気的リーク性を有する転写材担持部材を提供す
ることにある。
も長期にわたって高画質を維持することができる転写材
担持部材を提供することにある。
部材を有する画像形成装置を提供することにある。
含有する少なくとも2つの層を有する転写材担持部材に
おいて、該転写材担持部材の表面層が有する比誘電率
(E1)と該表面層以外の層が有する比誘電率(E2)
の比(E1/E2)が下記式 0.02≦(E1/E2)≦0.7 を満足することを特徴とする転写材担持部材である。
像手段及び上記転写材担持部材を有することを特徴とす
る画像形成装置である。
一実施例の断面図を示す。図において11は本発明の転
写材担持部材を示し、11aは表面層を、11bは該表
面層以外の層を示す。なお、本発明における表面層とは
像担持体側、即ち転写時に転写材側の表面の層をいう。
また、該表面層以外の層11bは複数の層で構成されて
いてもよく、表面層以外の全ての層のことをいう。
以上、0.7以下であるが、特には0.05以上、0.
5以下であるが好ましく、更には0.05以上、0.4
以下であることが好ましい。E1/E2が0.7よりも
大きい場合、転写電流の電荷がリークし易く、画像抜け
の原因となる。一方、E1/E2が0.02よりも小さ
い場合、転写時に放電される電流により転写材担持部材
に電荷が蓄積され、繰り返し複写を行なうと、トナー像
が転写されにくくなる。
1は、2.0以上、20以下であることが好ましく、特
には2.0以上、12以下であることが好ましい。E1
が2.0より小さい場合、転写時に放電される電流によ
り転写材担持部材11に電荷が蓄積され易く、繰り返し
複写を行なうと、トナー像が転写されにくくなる現象が
生じ易くなる。一方、E1が20より大きい場合、転写
電流リークにより、像担持体及び転写材担持部材上に損
傷をきたすことがある。
上、50μm以下であることが好ましく、特には1μm
以上、30μm以下であることが好ましい。表面層の膜
厚が0.5μmよりも薄いと、転写材担持部材と像担持
体との電界強度が小さくなり易く、良好な転写画像が得
られにくくなる。また、表面層の膜厚が50μmよりも
厚いと、転写時に放電される電流により転写材担持部材
に電荷が蓄積され易く、繰り返し複写を行なうと、トナ
ー像が転写されにくくなる。
010Ω・cm以上、1×1018Ω・cm以下であること
が好ましく、特には1×1012Ω・cm以上、1×10
17Ω・cm以下であることが好ましい。表面層の体積抵
抗率は1×1010Ω・cmに満たないと、電荷が横流れ
し易くなるので転写不良が生じ易くなる。一方、1×1
018Ω・cmを超えると転写材担持部材に電荷が蓄積さ
れ易く、繰り返し使用すると転写不良が生じ易くなる。
のでもよいが、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート及びポリエチレンナフタレートなど
のポリエステル系樹脂や、ナイロン66などのポリアミ
ド樹脂、溶剤可溶性ポリイミド樹脂、高密度ポリエチレ
ンなどの熱可塑性樹脂、スチレン−ブタジエンなどの共
重合体樹脂が好ましい。これらの熱可塑性樹脂は、一般
の熱可塑性樹脂のなかでも耐摩耗性が高い性質を有し、
高画質画像を長期にわたって提供するのに有利である。
しかし、表面層の樹脂として熱硬化性の樹脂を用いるこ
とを妨げるものではない。
摩耗量で7.0mg/1000回転以下であることが好
ましい。この摩耗量はJIS規格K7204に準じ、摩
耗輪による摩耗試験を行ない、酸化アルミニウム(アル
ミナ)含有のラッピングテープに対する摩耗重量(g)
を測定することにより評価した。
2.5以上、150以下であることが好ましく、特には
7以上、100以下であることが好ましい。E2が2.
5よりも小さい場合は、転写時に放電される電流によ
り、転写材担持部材11に電荷が蓄積され、繰り返し複
写を行なうと、トナー像が転写されなくなりやすい。一
方、E2が150より大きい場合は、電荷を保持しにく
くなり転写不良が生じることがある。
m以上、800μm以下であることが好ましい。50μ
mよりも薄いと、機械的強度が低下し易くなり、また、
比誘電率が大きい場合に電荷の保持をよりしにくくな
る。一方、800μmよりも厚いと、比誘電率が小さい
場合に電荷がより蓄積され易くなる。
は1×105Ω・cm以上、1×1017Ω・cm以下で
あることが好ましく、特には1×107Ω・cm以上、
1×1015Ω・cm以下であることが好ましい。1×1
05Ω・cmに満たないと、電荷が横流れしやすくなる
ので転写不良が生じ易くなる。
が蓄積され易くなる。
ものでもよいが、ポリカーボネート、ポリアリレート、
ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリウレタン及びシリコーン樹脂な
どの樹脂、これらの共重合体やアロイ体などが好まし
い。
層に従来公知の種々の添加剤を配合することができる。
かかる添加剤としては、補強剤、酸化防止剤、充填剤、
安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、染料、顔料、難
燃剤、あるいは対衝撃性改良用のエストラマーなどが挙
げられる。例えば安定剤としては、特に亜リン酸、また
はホスファイトが好適である。離型剤としては、飽和脂
肪酸のモノマーあるいは多価アルコールのエステルが挙
げられ、ステアリルステアレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサオクトエートなどが好適なものとして例示さ
れる。さらに、通常のポリカーボネード、ポリエステル
カーボネート、ポリアリレートとの樹脂類も当然、目的
に応じて適宜好適に用いることができる。
するために、上記各層に1種または2種以上の導電剤を
分散させることができる。導電剤としては、例えば導電
性カーボンブラックや導電性酸化チタン及び導電性酸化
インジウムなどの導電性金属酸化物などが挙げられる。
出成型、射出成型などの方法により得ることができる。
転写材担持部材としての体積抵抗率は、1×108〜1
×1017Ω・cm程度であることが好ましく、比誘電率
Eは3.0以上であることが好ましい。転写材担持部材
は、シート状、あるいはシートの端部を熱融着、超音波
融着あるいは接着剤により接着するなどして、エンドレ
スベルト状として用いられるが、転写材担持部材を適用
する転写装置にあわせて選択される。また、転写材担持
部材の総膜厚は、体積抵抗や比誘電率によって異なる
が、50〜800μmであることが好ましく、特には7
0〜300μmであることが好ましい。
パッカード社製のインピーダンスアナライザー(419
2ALF)を用い、試料の表と裏にφ50mm金電極を
蒸着したものについて、ピーク間電圧1V、10kHz
(23℃、55%RH)の条件下で測定される。
ジ(2109−10)を用いて測定される。
デジタル超高抵抗計(R8340A)を用い、比誘電率
を測定する際に用いたものと同様のサンプルに500V
の直流電圧を印加し、1分間経過した後に測定される。
段、現像手段及び上記転写材担持部材を有する転写手段
を有する。
特に限定されるものではなく、公知のいずれのものを用
いてもよい。
々なものを用いることができる。
する。図2は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す
概略構成図である。本画像形成装置は、転写装置10A
に転写ドラム10を備えた多色電子写真装置であり、こ
の転写ドラム10に本発明の転写材担持部材11が使用
されている。
回転自在に軸支され、矢印a方向に回転する像担持体と
して感光体33を有し、その外周部に画像形成手段が配
置されている。この画像形成手段は任意の手段とするこ
とができるが、本例では、感光体33を均一に帯電する
一次帯電器34と、色分解された光像Eまたはこれに相
当する光像を照射し、感光体33上に静電潜像を形成す
る。例えばレーザビーム露光装置等からなる露光手段3
2と、感光体33上の静電潜像を現像する回転式現像装
置31とを具備する。
剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤及びブラック色
現像剤を収納した4個の現像器31Y、31M、31
C、31Kと、これらの現像器31Y〜31Kを保持し
た、回転する略円柱状の筐体31aとを有している。現
像装置31は、筐体31aの回転によって所望の現像器
を感光体33の外周面と対向した現像位置に搬送し、感
光体33上の潜像の現像を行い、4色分のカラー現像が
できるように構成されている。
し、露光手段32により光像Eを照射して潜像を形成
し、その潜像を現像装置31により現像して、感光体3
3上に樹脂を主体とした平均粒径8〜12μmのトナー
によるトナー像が形成される。これを、イエロー、マゼ
ンタ、シアン及びブラックの4色分について繰り返す。
て、転写材Pがレジストローラ36により転写装置10
Aの転写ドラム10へ送られる。転写材Pは、転写ドラ
ム10のグリッパ15などによりその先端部が把持さ
れ、転写ドラム10の矢印b方向の回転にともない、感
光体33と対向した転写部に搬送される。そして、転写
材Pが転写部に搬送されると、感光体33と当接する領
域において、転写用放電器21によって転写ドラム10
の転写材担持部材11の背面から、トナーと逆極性のコ
ロナ放電が行われ、これにより感光体33上のトナー像
が転写材P上に転写され、転写材Pは、転写ドラム10
による搬送を繰り返され、各色のトナー像が形成される
たびに、転写部においてトナー像の転写が行われ、かく
して、転写材P上にイエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラックの4色のトナー像を重ね合わせたカラーが像が得
られる。
23及び24により除電を受けつつ分離爪28の作用に
より、転写ドラム10から剥離された後、搬送ベルト3
8により定着器39に搬送され、そこで熱による定着を
受けてフルカラーの永久画像とされた後、電子写真装置
の機外に排出される。
クリーニング装置37により清掃された後、つぎの画像
形成に備えられる。また、転写ドラム10の転写材担持
部材11の表面も、同様に、ブレードやファーブラシな
どからなるクリーニング装置35a及びクリーニング補
助手段35bの作用により清掃された後、再度、つぎの
画像形成に供される。
1には、図5に示すように、転写ドラム10の回転方向
(矢印bの方向)の下流側のシールド板、例えばポリカ
ーボネート樹脂板などのような絶縁性部材26を設け
て、放出された転写コロナのうちの感光体33方向に向
かうコロナ量を多くすることが好ましい。
に、転写材担持部材11の導入側からその移動方向下流
側に向けて伸びて、転写材担持部材11を裏面側から押
圧する、弾性を有した押圧部材27を設けてもよい。こ
の押圧部材27は、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル及びポリエチレンテレフタレートなど
の、好ましくは体積抵抗率が1010Ω・cm以上、特に
好ましくは1010Ω・cm以上の樹脂フィルムで構成
し、転写部の全域にわたって配置される。
例を示す概略構成図である。本実施例の画像形成装置
は、本発明にかかる転写材担持部材として、エンドレス
状に成形した転写ベルト40を備えている。
列された感光体41a、41b、41c及び41dを有
し、その感光体41a、41b、41c、41dの周囲
に、一次帯電器42a、42b、42c及び42d;露
光手段43a、43b、43c及び43d;現像器44
a、44b、44c及び44d;転写用放電器45a、
45b、45c及び45d;除電用放電器46a、46
b、46c、46d、47a、47b、47c及び47
d;及びクリーニング装置48a、48b、48c、及
び48dが配置されて、4色分の画像形成ユニットが構
成されている。
に、それぞれ1色のトナー像が形成される。トナー像の
形成方法は、前述したものと同様である。
担持部材、即ち転写ベルト40は、これらのユニットを
感光体41a〜41dの下方で貫通する態様にて配置さ
れている。転写ベルト40の下側の軌道の近くには、ウ
レタンブレード49を有するベルト用クリーニング装置
50が配置されている。
40上に供給された後、転写ベルト40の回動により、
感光体41a〜41dと対向した各ユニットの転写部に
順次搬送され、そこで感光体41a〜41d上に形成さ
れた各色のトナー像が重ね合わせて転写される。
発明は何らこれらに限定されるものではない。
−2000、粘度平均分子量25000)に、カーボン
ブラック8重量%をタンブラーで混合し、ベント付き二
軸押出機を用いてペレット化した。得られたペレットと
ポリエチレンテレフタレートをそれぞ240℃で溶解
し、共押出成型法により、表面層として膜厚8μmのポ
リエチレンテレフタレート層と、それ以外の層として膜
厚150μmのポリカーボネート及びカーボンブラック
とを含有する層の2層構成の転写材担持部材を得た。
外の層の比誘電率(E1、E2及びE)及び体積抵抗率
を測定した。
るように、転写ドラムの支持体の開口域に張設し、転写
材担持部材11の両端部をアルミニウムシリンダ12及
び13を連結する連結部14上に固定することによっ
て、転写ドラム10を作製した。転写ドラム10の直径
は160mmとした。
に組込み、表面の回転速度160mm/秒として、感光
体33上のトナー像の転写材上への転写に使用した。転
写用コロナ放電器21の開口部は19mm、放電ワイヤ
ー25と感光体33の外周面との距離は10.5mm、
放電ワイヤー25と転写用コロナ放電器21のシールド
板底面との距離は16mmにそれぞれ設定した。押圧部
材27には、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム
を用いた。
に帯電された感光体33に静電潜像を形成し、平均粒径
8μmのトナーを用いて反転現像することにより行っ
た。トナーは、樹脂、色剤、帯電制御性や潤滑性を向上
させるための微量の添加剤その他により構成され、現像
器中でキャリア粒子との摩擦帯電でマイナス極性に帯電
するものであった。
写ドラム10から分離して、定着器で定着した。また、
転写材担持部材11の表面は、ウレタンブレードを有す
るクリーニング装置35a及びクリーニング補助手段3
5bによりクリーニングした。
連続画像形成を行い、得られた画像を目視にて評価し
た。その結果を表1に示す。表1に示されるように、初
期画像について、転写抜けのない高画質画像が得られた
のは勿論、100,000枚後にも初期と同様な高画質
画像を安定して得ることができた。なお、表中◎は優、
○は良、△は可、×は不可を示す。
法で測定した。結果を表1に示す。
テレフタレートとし、膜厚を1.5μmにした以外は、
実施例1と同様にして2層構成の転写材担持部材を作成
し、評価した。結果は表1に示すように実施例1と同様
に良好な結果を得た。
溶解させた高密度ポリエチレンを圧着することによっ
て、2層構成の転写材担持部材を作成した。この転写材
担持部材を実施例1と同様にして評価したところ、表1
に示すように、実施例1と同様に良好な結果を得た。
メタクリレートとポリスチレン共重合体樹脂のトルエン
10%溶液を塗布し、乾燥することによって、2層構成
の転写材担持部材を作成した。この転写材担持部材を実
施例1と同様にして評価したところ、表1に示すよう
に、実施例1と同様に良好な結果を得た。
ブタジエン共重合体樹脂のトルエン10%溶液を塗布
し、乾燥することによって、2層構成の転写材担持部材
を作成した。この転写材担持部材を実施例1と同様にし
て評価したところ、表1に示すように、実施例1と同様
に良好な結果を得た。
ピロリドンにポリイミドを溶解した溶液を塗布し、12
0℃で焼成することによって、2層構成の転写材担持部
材を作成した。この転写材担持部材を実施例1と同様に
して評価したところ、表1に示すように、実施例1と同
様に良好な結果を得た。
脂のメチルセロソルブ35%を塗布し、乾燥し、その上
に更にポリエチレンテレフタレートフィルムを120
℃、2時間で熱圧着し、3層構成の転写材担持部材を作
成した。この転写材担持部材を実施例1と同様にして評
価したところ、実施例1と同様に良好な結果を得た。
施例1と同様にして転写材担持部材を作成し、評価し
た。結果を表1に示す。
膜厚を200μmとし、表面層を膜厚10μmのポリフ
ッ化ビニリデン層にした以外は、実施例1と同様にして
転写材担持部材を作成し、評価した。結果を表1に示
す。
にして転写材担持部材を作成し、評価した。結果を表1
に示す。
様にして転写材担持部材を作成し、評価した。結果を表
1に示す。
写材担持部材を作成し、評価し、結果を表1に示す。
000枚で転写材担持部材の表面に多数のキズが発生
し、また画像上に部分的な画像抜けが発生した。
層の膜厚を120μmに代えた以外は、実施例1と同様
にして転写材担持部材を作成し、評価した。結果を表1
に示す。
1と同様にして転写材担持部材を作成し、評価した。結
果を表1に示す。
効率及び優れた耐電気的リーク性を有し、繰り返し使用
しても長期にわたって高画質を維持することができる転
写材担持部材、及び該転写材担持部材を有する画像形成
装置を提供することができる。
す図である。
図である。
す図である。
ムの斜視図である。
Claims (29)
- 【請求項1】 樹脂を含有する少なくとも2つの層を有
する転写材担持部材において、該転写材担持部材の表面
層が有する比誘電率(E1)と該表面層以外の層が有す
る比誘電率(E2)の比(E1/E2)が下記式 0.02≦(E1/E2)≦0.7 を満足することを特徴とする転写材担持部材。 - 【請求項2】 (E1/E2)が0.05以上、0.5
以下である請求項1記載の転写材担持部材。 - 【請求項3】 (E1/E2)が0.05以上、0.4
以下である請求項2記載の転写材担持部材。 - 【請求項4】 E1が2.0以上である請求項1乃至3
のいずれかに記載の転写材担持部材。 - 【請求項5】 E1が20以下である請求項1乃至4の
いずれかに記載の転写材担持部材。 - 【請求項6】 表面層の膜厚が0.5μm以上である請
求項1乃至5のいずれかに記載の転写材担持部材。 - 【請求項7】 表面層の膜厚が50μm以下である請求
項1乃至6のいずれかに記載の転写材担持部材。 - 【請求項8】 表面層の体積抵抗率が1010〜1018Ω
・cmである請求項1乃至7のいずれかに記載の転写材
担持部材。 - 【請求項9】 表面層の耐摩耗性が摩耗量で7.0mg
/1000回転である請求項1乃至8のいずれかに記載
の転写材担持部材。 - 【請求項10】 E2が2.5以上である請求項1乃至
9のいずれかに記載の転写材担持部材。 - 【請求項11】 E2が150以下である請求項1乃至
10のいずれかに記載の転写材担持部材。 - 【請求項12】 表面層以外の層の膜厚が50μm以上
である請求項1乃至11のいずれかに記載の転写材担持
部材。 - 【請求項13】 表面層以外の層の膜厚が800μm以
下である請求項1乃至12のいずれかに記載の転写材担
持部材。 - 【請求項14】 表面層以外の層の体積抵抗率が105
〜1017Ω・cmである請求項1乃至13のいずれかに
記載の転写材担持部材。 - 【請求項15】 像担持体、帯電手段、現像手段及び転
写手段を有する画像形成装置において、 該転写手段が樹脂を含有する少なくとも2つの層を有す
る転写材担持部材を有し、 該転写材担持部材の表面層が有する比誘電率(E1)と
該表面層以外の層が有する比誘電率(E2)の比(E1
/E2)が下記式 0.02≦(E1/E2)≦0.7 を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項16】 (E1/E2)が0.05以上、0.
5以下である請求項15記載の画像形成装置。 - 【請求項17】 (E1/E2)が0.05以上、0.
4以下である請求項16記載の画像形成装置。 - 【請求項18】 E1が2.0以上である請求項15乃
至17のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項19】 E1が20以下である請求項15乃至
18のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項20】 表面層の膜厚が0.5μm以上である
請求項15乃至19のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項21】 表面層の膜厚が50μm以下である請
求項15乃至20のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項22】 表面層の体積抵抗率が1010〜1018
Ω・cmである請求項15乃至21のいずれかに記載の
画像形成装置。 - 【請求項23】 表面層の耐摩耗性が摩耗量で7.0m
g/1000回転である請求項15乃至22のいずれか
に記載の画像形成装置。 - 【請求項24】 E2が2.5以上である請求項15乃
至23のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項25】 E2が150以下である請求項15乃
至24のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項26】 表面層以外の層の膜厚が50μm以上
である請求項15乃至25のいずれかに記載の画像形成
装置。 - 【請求項27】 表面層以外の層の膜厚が800μm以
下である請求項15乃至26のいずれかに記載の画像形
成装置。 - 【請求項28】 表面層以外の層の体積抵抗率が105
〜1017Ω・cmである請求項15乃至27のいずれか
に記載の画像形成装置。 - 【請求項29】 像担持体が電子写真感光体である請求
項15乃至28のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7-46325 | 1995-02-10 | ||
JP02248896A JP3673583B2 (ja) | 1995-02-10 | 1996-02-08 | 転写材担持部材 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8050604B2 (en) | 2007-09-07 | 2011-11-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Belt member and image forming apparatus using the belt member |
EP1014217B2 (en) † | 1998-12-21 | 2015-08-26 | Nitto Denko Corporation | Semiconductive belt |
JP2019148729A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | コニカミノルタ株式会社 | 中間転写ベルト及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP02248896A patent/JP3673583B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP1014217B2 (en) † | 1998-12-21 | 2015-08-26 | Nitto Denko Corporation | Semiconductive belt |
US8050604B2 (en) | 2007-09-07 | 2011-11-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Belt member and image forming apparatus using the belt member |
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