JPH02157872A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH02157872A
JPH02157872A JP31200488A JP31200488A JPH02157872A JP H02157872 A JPH02157872 A JP H02157872A JP 31200488 A JP31200488 A JP 31200488A JP 31200488 A JP31200488 A JP 31200488A JP H02157872 A JPH02157872 A JP H02157872A
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JP
Japan
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latent image
recording
potential
image carrier
recording sheet
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Pending
Application number
JP31200488A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sato
博昭 佐藤
Keizo Abe
敬三 阿部
Isao Ito
功 伊藤
Daisuke Tsuda
大介 津田
Tetsuo Kodera
哲郎 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、潜fQ1!1持体上に静電潜像を形成し、こ
れを現像する方法を用いて画像記録を行う静電記録装置
に関するものである。
[従来の技術] 潜像担持体上に静電潜像を形成しこれを現像してトナー
像を得た後、このトナー像を記録シートに転写して目的
とする記録画像を得る静電記録方式は、複写装置をはじ
めとして種々の記録装置に採用されている。
この種の静電記録装置のうち、イオンにて静電潜像を形
成するものとしては、放電により生じたイオン流を多数
の電極を配列した電極アレイによって制御し、そのイオ
ン流を潜像担持体上に照射して静電潜像を形成Jる記録
ヘッド(特開昭59−190854号)を用いたものが
既に知られており、例えば、ドラム状の潜像担持体と、
上述した記録ヘッドと、上記潜像担持体上の静電潜像に
対応するトナー像を形成する現像器と、このトナー像を
記録シートに転写する転写部と、上記静電記録ヘッドに
よる静電潜像の書込み前に潜像担持体の表面電位を安定
化するプリチャージコロトロンとを一組とする記録部を
、記録シートを搬送する搬送ドラムの外周に複数組配設
した多色記録装@(実開昭62−201759号)が本
願発明者らによって提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、記録シートとして予め所定サイズに裁断され
たカットシートを用いる場合には、スムーズなシート搬
送を実現するために記録シート搬送体にシート保持手段
を設ける必要があるが、このシート保持手段としては一
般にグリッパ一方式が多用されている。その場合、第5
図に示すように、グリッパ−aは転写部における潜像担
持体すとの接触を避けるために、記録シート搬送体fの
外周面にその軸方向に沿って設けられた凹状溝Cの中に
配設されており、カムe駆動によって上下動して記録シ
ートd先端部をグリップ又はエジェクトするようになっ
ている。このため、286担持体すと記録シートdとが
互いに接触しつつ回転をすると、潜像担持体す表面には
記録シート搬送係fの凹状溝Cに対応して、記録シート
dあるいは記録シート搬送体fのいずれにも接触しない
非接触領域が生じる。
第6図に示すように、転写部において記録シート搬送体
fの凹状溝Cに対応する潜像担持体すの表面領域を■、
又領域■の直前に転写部を通過する表面領域を■、更に
領域■の直(りに転写部を通過する表面領域を■とし、
m@担持体すの回転に伴う各領域の表面電位の変化の様
子を示ずと第7図のようになる。
転写部通過時に記録シート搬送体f側の凹状溝C付近に
対応する潜像担持体す表面には転写不良による画像欠落
を避けるため、イオン流による画像情報の書込みが行わ
れていないので、転写品通過直前の上記各領域の表面電
位はプリチャージ電位V。に帯電しており均一である(
第7図−a)。
この電位状態で各v4域が転写部を通過すると、領域■
及び領域■は記録シート搬送体f又は記録シートdに接
触するので、領域表面に堆積していた電荷がリークして
通過後の表面電位はVlに変化するが、m 域■は上述
したように転写部において非接触の領域なので、電荷の
リークは発生せずその表面電位はV。に保たれたままと
なる(第7図−b)。
次に上記各領域は表面電位を略均−化するためにプリチ
ャージコロトロン9により電位■oでイオンの照射を受
ける。このとき、領域■及び領域■はイオンを受容して
表面電位がV からV。に変位するが、既にV。の表面
電位を有している領域■も若干量のイオン照射を受ける
ので、これによって領域■の表面電位はV。とΔVの電
位差を有するV2に変位してしまい、プリチャージ−]
ロヒト0ンQ過後にも潜像担持体すの表面電位に段差が
残留してしまう(第7図−C)。
潜像担持休すの円周長が記録シート搬送係fのグリッパ
−aの配設ピッチの整数倍に等しくないときは、上記各
領域には次に転写部を通過する記録シートへ転写される
記録画像に応じた静電潜像が記録ヘッドhによって潜像
コントラストI1.lで書込まれるが、各領域は同一の
電位量だけ変位を生じるので、この電位段差ΔVは静電
m像を形成した後も潜像内の電位段差として残留する(
第7図−d)。
次に各領域の潜像は現像バイアスV6に設・定された現
像器iで可?f!像化されるが、現像に際しては現像バ
イアスV6と潜像との電位差が可視@濃度となって現れ
るので、各領域間には電位差へVに応じたm面差がトナ
ー像に生じてしまう(第7図−e)。
このため、グリッパ−を用いて記録シートの保持搬送を
行うタイプの静電記録装置においては、トナー像転写後
の記録画像に潜像担持体表面の部分的電位段差を起因と
する81度差が生じ、画像情報に応じた正確な記録画像
を得られないという問題点を有していた。
又、カットシートを保持搬送する別の方法としては、第
11図に示すように、記録シート搬送体fの外周面にコ
ロトロンQ等によって電荷を与え、搬送体fと記録シー
トdとの間に静電誘引力を作用させることによって記録
シートdを記録シート搬送体fに吸着させるものがある
が、この方法においては、記録シート搬送体fの外周面
に凹凸がないので上記したグリッパ一方式の凹状溝Cを
起因とするようなm像担持休す表面の部分的電位段差が
生じることはない。しかし、第12図に示すとJ3す、
所定の間隔をおいて記録シートdを搬送する都合上、前
後の記録シートdの間には記録シート搬送体fが露出し
ている部分があり、潜像相持体す表面には記録シート搬
送体fに直接接触する領域■と記録シートdを介して接
触する領域Vとが生じ、この両者では表面に堆積してい
る電荷がリークする状態が異なるので、領域■と領域V
に同濃度のトナー像を形成しようとしても、グリッパ一
方式と同様の原因により、濃度差のあるトナー像が形成
されてしまう。従って、この搬送方法においてもトナー
像転写侵の記録画像に潜像相持体表面の部分的電位段差
を起因とする濃度差が生じてしまい、画像情報に対応し
た正確な記録画像を得られないという問題点を有してい
た。
尚、ここではイオン流により静電潜像の古き込みを行う
静電記録S!置を例に挙げて説明したが、電子写真方式
等、潜像担持体表面を所定の電位レベルに帯電させた後
に静電潜像の書きこみを行い、記録シート搬送体により
保持搬送されるカットシートにトナー像の転写を行う伯
のタイプの静電記録装置においても、同様の問題点が生
じるものである。
本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、転写部で生じる潜像担持体表
面電位の部分的段差に起因する記録画像の濃度段差を解
消し、高品位画像の得られる静電記録装置を提供するこ
とにある。
[Ii!I題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明における静電記録装置
は、潜像担持体、この潜像担持体の表面を所定の電位レ
ベルに帯電させる帯電手段、上記潜像担持体上に静電潜
像を形成する静電記録ヘッド、1肥静電潜像に対応する
トナー像を潜像担持体上に形成する現像手段及び上記ト
ナー像を記録シートに転写するための転写手段からなる
記録ユニットと、外周面に沿って上記記録ユニットが一
組以上配設されると共に、所定サイズに裁断された記録
シートを保持搬送するためのシート搬送手段を有する記
録シート搬送体とを備え、上記記録ユニットには、その
転写手段と帯電手段との間の潜像担持体周囲に潜像担持
体の表面電位を平滑化する電位平滑化手段が設けられて
いることを特徴とするものである。
このような技術的手段において、上記記録ユニットとし
ては、−組以上であるならば必要に応じて複数組を記録
シート搬送体の外周に配設して差支えなく、例えば、四
組の記録ユニットを配設して記録すべき画像のシアン、
マゼンタ、イエローブラックの各色成分に対応する画像
領域を各ユニット毎に潜像担持体上に形成し、これを記
録シートに多重転写してフルカラー記録画像を得るカラ
ー静電記録装置を構成することも可能である。又、転写
手段と帯電手段との間のm像担持体外周には、転写手段
通過後も潜像相持体に残留するトナーを清掃するクリー
ナーを設けるのが好ましい。
又、上記像出き込み手段としては、帯電手段により一様
帯電した潜像担持体゛表面に目的とする記録画像に対応
した静電潜像を形成可能であれば、光除電により感光体
である潜像担持体周囲に静電i8@を形成するタイプの
ものや、潜像担持体表面に直接イオンを照射し静電潜像
を形成するタイプのムの等適宜選択して差支えない。
又、上記転写手段としては、記録シート搬送体と潜像相
持体とを圧接配置し記録シートを潜像担持体外周面に押
圧することによってトナー像を潜像担持体側から記録シ
ート側へ転写させる加圧転写タイプや、記録シート搬送
体と潜像担持体との間に一定の電位を与え、静電誘引力
によってトナー像を潜像担持体側から記録シート側へ転
写させるようにした静電転写タイプや、前者及び後者の
両件用によって転写を行うようにしたもの等、装置構成
や記録シート搬送体の設計等によってその方法を適宜選
択して差支えない。
更に、上記記録シート搬送体としては、この外周面に配
設する記録ユニットの組数や搬送する記録シートのサイ
ズ等に応じて、その外周長さや軸方向の幅等を適宜選定
して差支えなく、形状としても一軸を中心として回転す
るドラム状のものや、二軸間に張り渡されたベルト状の
もの等装置溝底に応じて適宜設計変更して差支えない。
又、この記録シート搬送体に具備されるシート保持手段
としては、上述したグリッパ一方式によるものや、静電
吸着方式によるものや、前者及び後者の双方によるもの
等、記録シート搬送体の設計等に応じて適宜選択して差
支えない。
更に、上記電位平滑化手段としては、転写手段通過後の
潜像担持体の表面電位を任意の電位レベルに平滑化し、
帯電手段による表面電位の安定化を介助するものでれば
、コロトロン、スコロトロン、導電性ブラシ、導電性ロ
ール等その構成や印加電圧等適宜設計変更して差支えな
く、潜像担持体が感光体であれば光によって表面電位平
滑化を行うこともできる。又、この電位平滑化手段の配
設位置としてはその機能上転写手段の後方であり帯電手
段の前方であれば構わないが、導電性ブラシや11電性
ロ一ル等潜像担持体に直接接触するものである場合は、
潜像担持体に残留しているトナーによる汚れを防止する
為に、クリーナーと帯電手段との間に配設するのが好ま
しく、又、この電位平滑化手段としてコロトロンやスコ
ロトロンを用いる場合は、クリーナーと転写手段との間
にこれを設ける一方、トナーの潜像担持体への付着力が
弱まる様にその印加電圧を設定することにより、表面電
位の平滑化以外にプレクリーンコロトロンとしての機能
を持たせることが可能である。更に、装置の小型化とい
う観点からすれば、コロトロン及びスコロトロンのシー
ルドの一部がクリーナーのハウジングの一部を構成する
様にするのが好ましい。尚、この電位平滑化手段は必ず
しも潜像担持体の表面電位を均一に平滑化する必要はな
く、ある程度の電位段差が残留する場合でも平滑化後の
電位レベルが帯電手段で与えられる電位レベルに対して
充分小さければ、帯電手段によって無視できる程度に平
坦化することが可能であり、この場合は、帯電手段とし
て均一帯電能の高いスコロトロンを使用するのが好まし
い。
[作用] 電位平滑化手段は転写手段で潜像担持体表面に生じた部
分的電位段差を解消し、表面電位を任意の電位レベルに
整える。このため、帯電手段通過後の潜像担持体に電位
段差が残留することはなく、像書き込み手段により形成
された静電潜像にも電位段差が残留しないので、可視像
化された際にそのトナー像に濃度段差が生じることがな
い。
[実施例] 以下、添附図面に基いてこの発明の詳細な説明する。
◎第−実施例 第1図において、本発明を適用したカラー静電記録装置
が示されている。本実施例におけるカラー静電記録装置
は、夫々が記録すべき記録画像のイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの各色に対応する画像領域を形成する
四組の記録ユニット12.3.4と、所定サイズに裁断
された記録シート5を外周面に保持して搬送する一方、
上記記録ユニット1,2,3.4が外周に配設された記
録シート搬送ドラム6とからなり、記録シート搬送ドラ
ム6−回転のシート搬送行程の間に上記四色の記録画像
を記録シート5上に多重転写するものである。
まず、上記四組の記録ユニット1,2,3.4は、第2
図に示すように、夫々、アルミニCシム芯材の周面に絶
縁性膜を形成したドラム状潜像相持体7と、この潜像担
持体の表面を任意の電位レベルに一様帯電させるブリチ
V−ジコロト0ンと、上記潜像担持体1上に画像情報に
応じて制御したイオン流を照射して静電潜像を形成する
静電記録ヘッド8と、この静電潜像に対応するトナー像
を形成し潜像を可視像化する現像器9と、このトナー像
を記録シート搬送ドラム6上の記録シート5に転写する
ための転写部10と、交流電圧が印加され転写部10通
過後の潜像担持体1表面電位を任意の電位レベルに平滑
化するコロトロン31とからなっており、#I像担持体
1の回転に伴って一様帯電、潜像形成、現像、転写、電
位均一化の各行程が順次行えるように上記各構成部材が
潜像相持体7の外周に配設される一方、各記録ユニット
1,2,3.4は潜像担持体7が記録シート搬送ドラム
6の外周面に圧接するように、搬送ドラム6周囲に適宜
間隔をおいて配設されている。この四組の記録ユニット
1,2.34の現像器9には夫々イエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックのトナーが収容されており、各ユニッ
ト毎にトナー色に対応した記録画像が潜像相持体7に形
成され、転写部10における加圧力によって各@像担持
体7上の記録画像が記録シート5上に転写される設計と
なっている。尚、符号12は転写部10通過後も潜像担
持体7の表面に付着している残留トナーを除去するため
のクリーニング装置である。
又、上記記録シート轡送ドラム6は、アルミニウム製の
芯材の外周をゴム硬度30〜70°の弾性体で被覆し、
周面抵抗率を106〜1010Ωαに設定したものであ
り、外周面にはグリッパ−13を配設するための凹状溝
14が等間隔で三箇所に形成されている。上記グリッパ
−13はその頭頂部のみが上記凹状溝14内に露出する
ように搬送ドラム6に組付けられており、搬送ドラム6
が回転するとグリッパ−基部(図示せず)が搬送ドラム
6と軸を一致して固定されたカム(図示せず)の外周形
状に追従して上下動し、これによって頭頂部が凹状溝1
4内部に着座及び脱座して記録シート5先端をグリップ
又はエジェクトするようになっている。又、上記アルミ
ニウム製芯材には、各潜像担持体7と記録シート搬送ド
ラム6との間を常に一定の電位差に保持する電圧が印加
されており、これによって記録ユニット1,2,3.4
の各潜像担持体7との間に電界が生じ、記録画像転写の
際に各トナー像に静電誘引力が作用して、上記した加圧
力の転写作用と相俟って良好な転写が行われる設計にな
っている。尚、符号15は記録シート5保持前の記録シ
ート搬送ドラム6の外周面を帯電させるためのコロトロ
ンであり、これによって記録シート5と搬送ドラム6と
の間に静N誘引力が作用し、記録シー]・5の搬送ドラ
ム6への密着性が良くなり、シート撓みによる転写不良
が防止される。又、符号16は配録シート搬送ドラム6
から記録シート5をエジェクトする際に記録シート5の
電荷を除電するための除電コロトロンであり、これによ
って記録シート搬送ドラム6と記録シート5との間の静
電誘引力が除去され、記録シート5の剥離が容易となる
上記の様に構成される本実施例のカラー静電記録装置は
その記録動作に当たって、まず、シート供給トレイ17
に収容されている記録シート5が搬送ロール1g、 1
9.20により記録シート搬送ドラムG側に搬送され、
グリッパ−13よって先端が搬送ドラム6の凹状溝14
内に位置決め固定される一方、静11fl引力によって
その全長が搬送ドラム6に密着し、搬送ドラム6の回転
に伴い各記録ユニット1.2,3.4の転写部10に送
りこまれる。各記録ユニット1,2,3.4では記録シ
ート5の搬送に合せて、イエ0−、シアン、マゼンタ、
ブラック、夫々の潜像形成、現像等の処理が行われ、各
潜像担持体7上に各色のトナー像が形成される。そして
、記録シート5の各転写部10通過時にこのトナー像が
記録シート5上の同一箇所に順次重ねて転写され、記録
シート5にはカラートナー像が形成される。
各色の転写終了後、記録シート5はグリッパ−13によ
る先端固定が解除される一方、除電コロトロン16によ
り搬送ドラム6との間の静電誘引力が消去され、剥離器
21によって搬送ドラム6から剥離される。剥離された
記録シート5は搬送装置22によって定着器23へ送ら
れ定着され、これによって四色の重ね合せによるカラー
記録画像が得られる。
次に、上記コロトロン31が潜像担持体7の表面電位を
平滑化する作用について第13図を用いて説明する。第
13図(a)は本実施例におけるコロトロン13と潜像
担持体7との関係を簡略に構成した実験装置であり、交
流電圧が印加されたコロトロン8と、このコロトロンに
正対し表面電位V、を任意に設定可能なプレートP、こ
のプレートPに流入づ″る電流I、を測定する電流計A
とからなっている。又、第13図(b)はこのプレート
表面電位■ を変動させた際のプレート流入電流I、の
変p 化を測定した結果を示すグラフである。このグラフから
は、プレート表面電位V、をマイナスに深く設定した場
合に交流コロトロンBからは正の電流がプレートPに流
入し、逆にvpをプラス又はマイナスに浅く設定した場
合にはコロトロンBから負の電流が流入し、最終的にプ
レートPに電流が流入しないV、=Qの電位状態にプレ
ート表面電位が安定することが読取れる。この実験V4
@においては、プレートPがコロトロンB直下に固定さ
れた場合を示しているが、交流コロトロンBは通常数百
llzの周波数で使用されるので、仮にプレートル上の
1点がコロトロンB直下を通過する時間を0.1秒とし
ても、その間に数十サイクルの正負イオンの照射を受け
ることになり、通過後の表面電位はやはりV、 −〇に
近い値に平滑化される。
故に、本実施例においては、コロトロン31を通過する
潜像担持体7の表面領域の電位状態に応じてコロトロン
31より正又は負のイオンが当該表面領域に照射されて
電流が流れ、これによって通過後の表面電位が略一定の
電位レベルに修整され転写部10で生じた部分的電位段
差が平滑化されるものである。
このため、本実施例のカラー静電記録装置によれば、各
記録ユニツl−1,2,3,4の転写部10で生じた潜
像担持体7表面の部分的電位段差がプリチャージコロ上
0211通過後まで残留することはなく、静電記録ヘッ
ド8で静電潜像を形成する際も画像情報に応じた正確な
潜像が各潜像担持体1上に形成され、この静電潜像を可
視像化したトナー像には部分的電位段差に起因する濃度
差が生じることはない。
従って、各記録ユニット1,2,3.4で形成された上
記各色1〜ナー像を記録シート5上に順次多重転写ずれ
ば、転写部10で生じる部分的電位段差による悪影響の
ない高品位のフルカラー記録画像を得ることができる。
◎第二実施例 本実施例における静電記録装置は、第3図に示す様に、
各記録ユニット1,2,3.4に設けた電位平滑化手段
を交流電圧と直流電圧とを重畳して印加したコロトロン
32とする以外は、第一実施例に係るカラー静電記録装
置と路間−である。
交流電圧と直流電圧とを重畳して印加した場合のコロト
ロン32の作用は第一実施例における交流コロトロン3
1と基本的に同一であるが、重畳した直流電圧の電位分
だけコロトロン32の放電ワイヤーに印加する電圧が変
動するので、放電ワイヤーから放射される正、又は負の
イオンの比率がこの電圧によって変動し、第14図に示
したグラフは重畳する直流電圧が正の場合はV、のプラ
ス方向へ、又、負の場合はV、のマイナス方向へ平行移
動することになる。故に、重畳する直流電圧の電位を適
宜設定することにより、潜像担持体7の表面電位を任意
の電位レベルに平滑化することができるようになってい
る。
このため、本実施例のカラー静電記録装置においても、
各記録ユニット1,2,3.4の転写部10で生じた潜
像相持体7表面の部分的電位段差がプリチセージコロト
ロン11通過後まで残留することはないので、各潜像担
持体1上に形成されるトナー像にこの部分的電位段差に
起因する濃度差が生じることはなく、各記録ユニツhl
、2,3.4で形成された各色トナー像を記録シート5
上に順次多重転写することによって高品位のフルカラー
記録画像が(qられる。
又、本実施例においては、コロトロン32に印加する直
流電圧を変動させることによって潜像担持体1表面の電
位レベルを任意に設定可能なので、印加電圧を選定する
ことにより残留トナーの潜像担持体7への吸着力を消去
するプレクリーンコロトロンとしての機能をコロl−ロ
ン32にもたせることができる。
◎第三実施例 本実施例における静電記録装置は、第4図に示すように
、各記録ユニット1,2,3.4に設けた電位平滑化手
段をスコロトロン33とし、このスコロトロン33の放
電ワイヤーにプツチ1フージ電位と逆極性の直流電圧を
印加すると共に、そのグリッドにプリチャージ電位より
O■に近い電圧を印加した以外は前記実施例に係るカラ
ー静電記録装置と路間−である。
このとき、スコロトロン33の放電ワイヤーからは、プ
リチャージ電位がマイナスなら正のイオンが、プラスな
ら負のイオンが放射されるので、潜像担持体7の表面は
スコロトロン33を通過することによってその電位レベ
ルがOVに向けて下がるようになっている。又、スコロ
トロンのグリッドにはプリチャージ電位よりOvに近い
任意の電圧が与えられており、これによって潜像担持体
7の表面電位がグリッド電圧と同一の電位まで低下する
とスコロトロンからのイオン照射が止み、潜像担持体の
表面電位がグリッド電圧と同電位に平滑化されるもので
ある。
このため、本実施例のカラー静電配録装置においても、
各記録ユニット1,2,3.4の転写部10で生じた潜
像担持体7表面の部分的電位段差がプリチャージコロ上
0211通過後まで残留することはないので、各潜像相
持体7上に形成されるトナー像にこの部分的電位段差に
起因する濃度差が生じることはなく、各記録ユニット1
,2,3.4で形成された各色トナー像を記録シー]・
5上に順次転写することによって高品位のフルカラー記
録画像が得られる。
◎第四実施例 本実施例における静電記録装置も前記実施例に係るカラ
ー静電記録装置と路間−の構成であるが、記録ユニット
1,2,3.4内のクリーナー12に設けられたクリー
ニングブレード34を導電性とし、この導電性クリーニ
ングブレード34が転写部10通過後の潜像担持体7表
面に残留しているトナーを掻き落してクリーニングする
のと同時に表面電位の平滑化を行う構成にしたものであ
る。
上記導電性クリーニングブレード34としては、潜像担
持体1の材質等により多少異なるが、ウレタンゴムブレ
ード中にカーボン等の導電性材料を分散させたものや、
潜像担持体7が高硬度で耐摩耗性に優れたアルマイト、
5iC1SiNx等の材料からなる場合は、スチールや
リン青銅等の金属ブレードが使用され、これに任意の電
圧を印加することによって潜@担持体7の表面電位が印
加電圧と同電位に平滑化されるものである。尚、本実R
例においては接地され電位OVに設定されている。
このため、本実施例のカラー静電記録装置においても転
写部10によっ・て生じる潜像担持体7表面の部分的電
位段差が記録画像に悪影響を与えることはなく、前記実
施例と同様に高品位のフルカラー記録画像を得ることが
できる。
◎第五実施例 本実施例も前記実施例のカラー静電記録装置と路間−の
構成であるが、第6図に示すように、記録ユニット1,
2,3.4内の電位平滑化手段を導電性ブラシ35シ、
これをクリーナー12とプリチャージコロトロン11と
の間に配設したものである。
上記導電性ブラシ35も第四実施例のクリーニングブレ
ード34と同様に任意の電圧を印加することによって潜
像担持体1の表面電位を平滑化するものであり、この実
施例においては接地され電位OVに設定されている。
従って、本実施例のカラー静電記録装置においても、上
述した実施例と同様に潜像担持体1表面の部分的電位段
差が記録画像に悪影響を与えることがなく、画像情報に
対応した正確なフルカラー記録画像を得ることができる
◎第六実施例 本実施例の静電記録装置は、記録ユニット123.4内
の電位平滑化手段を第7図に示すような導電性の弾性ロ
ール36とした以外は第五実施例に係るカラー静電記録
装置と路間−である。
上記導電性弾性ロール36は、潜像担持体7の回転に伴
って従動する様に潜像担持体7周囲に圧接配置される一
方、任意の電圧がその芯材に印加され、接触によって潜
像担持体1の表面電位を印加電圧と同電位に平滑化する
ものである。尚、本実施例においては芯材は接地され、
その電位がOvとなっている。
従って、本実施例のカラー静電記録装置においても、各
記録ユニット1,2,3.4の転写部10で生じ゛た潜
像担持体7表面の部分的電位段差が、記録画像に悪影響
を及ぼすことはない。
[発明の効果1 以上説明してきた様に、本発明に係る静電記録装置によ
れば、記録ユニット内の転写部とプリチャージ用コロナ
放電器との間に電位平滑化手段を配設し、これによって
転写部通過後の潜像担持体の表面電位を平滑化すれば、
表面電位の部分的電位段差が記録画像形成の際に悪影響
を及ぼすことはなく、画像情報に応じた高品位の記録画
像を得ることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における静電記録装置の第一実施例を示
す概略図、第2図は第一実施例における記録装置の記録
ユニットを示す概略図、第3図は本発明における第二実
施例の記録ユニットを示す概略図、第4図は本発明にお
ける第三実施例の記録ユニットを示す概略図、第5図は
本発明における第四実施例の記録ユニットを示す概略図
、第6図は本発明における第五実施例の記録ユニットを
示す概略図、第7図は本発明における第六実施例の記録
ユニットを示ta略図、第8図はグリッパ−により記録
シートを保持搬送する記録装置の概略構成を示す断面図
、第9図はグリッパ−が凹設された凹状溝が潜@担持体
に接触する様子を示ず説明図、第10図は第9図におけ
る領域r、n、mの潜像担持体の回転に伴う電位状態を
示す説明図、第11図は静T1誘引力によって記録シー
トを保持搬送する記録シート搬送体の概略構成を示す斜
視図、第12図は第11図における記録シート搬送体と
潜像担持体との接触状況を示す断面図、第13図(a)
及び(b)は交流コロ上0ンによる電位平滑化作用を実
験した装置構成図及びその実験結果を示すグラフである
。 [符号説明1 1.2,3,4 :記録ユニット 5:記録シート 6:記録シート搬送ドラム 7:潜1!Jllfl侍体 8:静電記録ヘッド 9:埠@器 10: 11: 13: 14: 31: 32: 33= 34= 35= 36:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 潜像担持体、この潜像担持体の表面を所定の電位レベル
    に帯電させる帯電手段、上記潜像担持体上に静電潜像を
    形成する像書き込み手段、上記静電潜像に対応するトナ
    ー像を潜像担持体上に形成する現像手段及び上記トナー
    像を記録シートに転写するための転写手段からなる記録
    ユニットと、外周面に沿つて上記記録ユニットが一組以
    上配設されると共に、所定サイズに裁断された記録シー
    トを保持搬送するためのシート保持手段を有する記録シ
    ート搬送体とを備え、 上記記録ユニットには、その転写手段とと帯電手段との
    間の潜像担持体周囲に潜像担持体の表面電位を平滑化す
    る電位平滑化手段が設けられていることを特徴とする静
    電記録装置。
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