JPH08277606A - 金属瓦葺屋根構造 - Google Patents

金属瓦葺屋根構造

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JPH08277606A
JPH08277606A JP8394895A JP8394895A JPH08277606A JP H08277606 A JPH08277606 A JP H08277606A JP 8394895 A JP8394895 A JP 8394895A JP 8394895 A JP8394895 A JP 8394895A JP H08277606 A JPH08277606 A JP H08277606A
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JP
Japan
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tile
roof
metal
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engaging portion
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Application number
JP8394895A
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English (en)
Inventor
Akio Higuchi
紀生 樋口
Masami Okita
正巳 大喜多
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TAIYO SEIKO KK
Mitsui and Co Ltd
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TAIYO SEIKO KK
Mitsui and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属瓦の葺足寸法および働き幅寸法の調整機
能を備えた金属瓦葺屋根構造を提案すること。 【構成】 金属瓦葺屋根を構成する吊子20は、本体部
分21と、取付け部分22と、葺足寸法調整用の複数の
爪23を有し、金属瓦10は、表面に不規則な凹凸模様
が形成された本体部分11と、水下側係合部分12と、
水上側係合部分13とを有する。金属瓦の働き幅方向の
一方の側には第1の係合部14があり、他方の側の裏面
には、第1の係合部13に係合可能な複数の係合部分を
備えた働き幅調整用の第2の係合部15がある。金属瓦
の水上側係合部分13を係合させる吊子20の側の爪2
3を選ぶことにより金属瓦の葺足寸法を変更でき、金属
瓦10の第1の係合部14を隣接する金属瓦の第2の係
合部のいずれに係合させるのかを選択することで金属瓦
の働き幅寸法を変更できる。よって、棟部分、両けらば
部分において半端は寸法が残らないように金属瓦を葺き
上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅をはじめとする小
規模建物の屋根に適した金属瓦葺屋根構造に関するもの
である。さらに詳しくは、本発明は、金属瓦の葺足寸法
および働き幅寸法の調整機能を備えた金属瓦葺屋根構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の金属瓦葺屋根を構成するための
金属瓦屋根材は、その葺足寸法および働き幅寸法はいず
れも一定あり、そのように製作されている。したがっ
て、屋根の施工に当たっては一般に次のように作業が行
われている。
【0003】まず、葺足方向に関して説明すると、建物
の軒先を基準として棟の方向(水上方向)に向けて順
次、金属瓦屋根材を葺いていく。すなわち、一定の形状
および寸法の金属瓦を吊子を用いて屋根下地材に止め釘
等によって固定する作業を繰り返し行っていく。この場
合、棟の中心位置に屋根材(金属瓦)が一致することは
皆無である。このため、通常は棟部分で金属瓦を短く切
断して納めている。あるいはこの代わりに、特殊な葺足
寸法の役物を用いて納めることもある。
【0004】一方、働き幅方向においても、屋根の施工
前に予め左右のけらば間の距離を計り、その中心を基準
として左右に金属瓦を葺いていく。この場合にも、左右
のけらば位置で屋根材が丁度納まることは期待できず、
したがって、屋根材を切断して納めている。この場合に
も、両側において役物を用いることもある。
【0005】特に、プレファブメーカー会社が提供して
いる住宅の屋根寸法、その規格モジュールは異なってい
るので、上記のように、屋根の棟部分、両けらば部分に
おいて、金属瓦を切断あるいは折り曲げ加工して、納め
ることが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
ける金属瓦葺屋根構造においては、その葺足方向におい
ては、屋根の棟部分において葺足寸法がそれ以外の部分
と異なることが多く、外観上、その意匠性を損ねてい
た。また、棟部分では金属瓦を切断して納めているの
で、切断した部分は雨仕舞いが不十分となりがちで、こ
の部分が雨漏りの原因となるおそれが高い。
【0007】同様に、金属瓦葺屋根構造の働き幅方向に
おいても、上記のように両けらばの部分での金属瓦の働
き幅寸法が相互の異なることが多く、また、両けらば部
分での働き幅寸法がそれ以外の屋根面部分と異なること
も多く、これらが原因となって屋根の外観意匠性を損ね
ていた。
【0008】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
加工精度の高い工場生産により製作された金属瓦屋根材
を、現場において切断あるいは折り曲げ加工等を行うこ
となくそのままた用いて棟部分および両けらば部分の納
まりを良くすることができ、以て、意匠性を損なうこと
なく、しかも雨漏り等の性能低下を招くことのない新規
な金属瓦葺屋根構造を提案することにある。
【0009】また、本発明の課題は、このような金属瓦
葺屋根構造に用いる金属瓦、吊子を提案することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、一定の形状および寸法で製作された金
属瓦を吊子を用いて水下側から水上側に向けて順次に葺
き上げることにより構成される金属瓦葺屋根構造におい
て、吊子および金属瓦として次の構成のものを採用して
いる。
【0011】すなわち、吊子を、本体部分と、この本体
部分から水上側に向けて連続して延びている屋根下地材
に取付けられる取付け部分と、前記本体部分に配置され
ている葺足寸法調整用の複数の爪とを備えた構成として
いる。そして、複数の爪として、少なくとも、最も水下
側に位置する第1の爪と、これよりも水上側に位置する
第2の爪を含んた構成としている。
【0012】また、金属瓦を、その水下側の縁端に形成
され、前記吊子の前記第1の爪に対して水下側から係合
可能な水下側係合部分と、その水上側の縁端に形成さ
れ、前記吊子の複数の爪のそれぞれに対して水上側から
係合可能な水上側係合部分とを備えた構成としている。
更に、本発明においては、この構成に加えて、あるいは
この構成とは別に、金属瓦を、その働き幅方向の一方の
側の裏面に形成された第1の係合部と、働き幅方向の他
方の側の裏面に形成され、前記第1の係合部に係合可能
な第2の係合部とを備えた構成のものとし、当該第2の
係合部が、前記第1の係合部に対して対して働き幅方向
の異なる位置で係合可能な少なくとも2つの係合部分を
含んた構成としてある。
【0013】ここで、金属瓦としては、その表面には不
規則な浅い凹凸模様を形成したものを採用することが好
ましい。
【0014】
【作用】本発明の金属瓦葺屋根構造においては、各金属
瓦の水上側係合部分を、吊子の葺足調整用の爪のいずれ
に係合させるのかに応じて、当該金属瓦の葺足寸法を増
減させることができる。よって、棟の位置において金属
瓦を切断、折り曲げ加工することなく納めることができ
るように算出した葺足寸法で軒先の側から金属瓦を葺き
上げていけばよい。
【0015】同様に、働き幅方向においては、隣接して
葺かれる一方の金属瓦の第1の係合部を、他方の金属瓦
の第2の係合部に含まれる働き幅方向の異なる位置にあ
る係合部分の何れに係合させるのかによって、その働き
幅寸法を増減できる。よって、両けらばの中央から左右
のけらばに向けて、両端において丁度金属瓦が納まるよ
うな働き幅寸法で各金属瓦を葺いていけばよい。
【0016】ここで、働き幅寸法を各金属瓦の間で変更
した場合には、その表面の模様が不規則になる。したが
って、予め金属瓦の表面に不規則な凹凸模様を形成して
おけば、このような働き幅寸法の変動に伴う意匠性の低
下を回避できる。
【0017】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の実施例を
説明する。
【0018】図1には、本発明を適用した住宅の金属瓦
葺屋根の施工例を示してある。この図において、1は、
屋根下地を構成している垂木であり、2は、垂木の上に
敷いた野地板である。この野地板2の上にはアスファル
トルーフィング等の防水性の下葺シート3が敷詰められ
ている。この下葺シート3の上に、屋根の軒先側から棟
側に向けて、すなわち、水下側から水上側に向けて、金
属瓦10が通し吊子20を用いて固定されながら葺き上
げられている。なお、各金属瓦10の裏面側には、ポリ
エチレンフォーム等のバックアップ材30が取付けら
れ、通し吊子20は止め釘40によって野地板2の側に
固定される。
【0019】図2には、上記の金属瓦10を取り出して
示してある。この金属瓦10は、図2(A)に示すよう
に、細長い長方形をしており、表面側には、不規則な浅
い凹凸模様が形成されており、それらの表面にはエンボ
ス加工が施されている。図2(B)には金属瓦10の葺
き足方向の断面形状を示してあり、図2(C)にはその
働き幅方向の断面形状を示してある。
【0020】これらの図から分かるように、金属瓦10
は、不規則な凹凸模様が形成されている本体部分11
と、この本体部分11の水下側縁端に形成した水下側係
合部分12と、本体部分11の水上側縁端に形成した水
上側係合部分13とを備えている。また、働き幅方向の
一方の側は、金属板を裏面側に折り畳み本体部分11の
裏面に沿って延ばしてあり、その途中位置には、裏面側
に突出させた葺足方向に延びる波形状の第1の係合部1
4が形成されている。働き幅方向の他方の側は、本体部
分11に連続して多数の波形状に折り曲げられた第2の
係合部15が形成されている。本例では、5条の波形が
葺足方向に形成され、これらの間に、上記の第1の係合
部14を上側から嵌め込み可能な4条の波形溝15−
1、15−2、15−3、15−4が形成されている。
【0021】図3には、上記の通し吊子20を取り出し
て示してある。この通し吊子20は、金属板からなる一
定の幅の本体部分21と、この本体部分21に連続して
水上側に形成されている一定の幅の屋根側への取付け部
分22と、本体部分21の裏面に配置されている複数の
爪23を備えている。本例では、一枚の金属板を折り曲
げ加工することにより、本体部分21の裏面側には、最
も水下側に位置する第1の爪23−1と、それよりも一
定の距離だけ水上側に位置する第2の爪23−2と、こ
の第2の爪よりも更に水上側に位置する第3の爪23−
3が形成されている。
【0022】これらの爪23は同一形状をしており、そ
の下半部分が水上側に向けて直角に折れ曲がったL形を
している。ここで、前述した金属瓦10の水下側係合部
分12は一回り大きな相似形のL形となっており、この
水板側係合部分12を、水下側から第1の爪23−1に
対してこれを覆う状態に係合させることが可能となって
いる。また、金属瓦10の水上側係合部分13は、各爪
23に対して、水上側から嵌め込み可能な形状および寸
法に設定されている。
【0023】このように構成した金属瓦10および通し
吊子20を用いて金属瓦葺屋根構造を施工する手順は、
従来における金属瓦屋根の場合と同様である。すなわ
ち、金属瓦10の水上側係合部13に、吊子20の爪2
3の何れかを掛けることにより、当該金属瓦10の水上
側係合部13を押さえて、水上側に向けて吊子20を僅
かに引上げながら位置決めを行う。そして、吊子20の
取付け部分22に止め釘40を打ちつけて、下地2に止
める。
【0024】次に、上記のように取り付けた金属瓦10
よりも一段水上側の金属瓦10における水下側係合部1
2を、上記のように下地に止めた吊子20の最も水下側
の爪23−1に水下側から嵌め合わせることにより、金
属瓦10を棟に向けて連続させて葺き上げる。以上の工
程を、屋根の軒先側(水下側)から棟側(水上側)に向
けて繰り返すことにより、金属瓦葺屋根が構成される。
【0025】本例の金属瓦葺屋根構造においては、各金
属瓦10の葺足寸法を調整することができる。図4を参
照してこの葺足寸法調整機能を説明する。図4(A)に
示すように、吊子20の最も水下側の爪23−1に、金
属瓦10の水上側係合部13を係合させた場合には、葺
足寸法は最大のL1となる。
【0026】これに対して、図4(B)に示すように、
吊子20の真ん中の第2の爪23−2に、金属瓦10の
水上側係合部13を係合させた場合には、葺足寸法は最
大寸法L1よりも小さな葺足寸法L2に縮まる。さら
に、図4(C)に示すように、吊子20の最も水上側の
第3の爪23−3に、金属瓦10の水上側係合部13を
係合させた場合には、葺足寸法はさらに小さくなり、最
小の葺足寸法L3まで縮まる。
【0027】したがって、本例においては、屋根の棟中
心から軒先の先端部分までの距離を、上記の3種類の葺
足寸法で除して、丁度、整数枚の金属瓦を使用すればよ
い葺足寸法をこれらの3種類の中から選択すればよい。
このようにすれば、棟の位置において、金属瓦を切断あ
るいは折り曲げる等の加工を施すことなく、金属瓦を納
めることができる。勿論、葺足寸法を、吹き上げる途中
で変更することもできるので、整数で割り切れない場合
には、途中の位置において、葺足寸法を変更すれば、棟
の位置の納まりを調整することができる。
【0028】勿論、通し吊子20の爪の個数を増やせ
ば、葺足寸法もそれに応じて増加するので、一層簡単に
葺足寸法の調整を行うことができる。
【0029】次に、本例の金属瓦葺屋根構造において
は、各金属瓦10の働き幅寸法も調整することができ
る。図5を参照してこの働き幅寸法調整機能を説明す
る。図5(A)に示すように、金属瓦10の働き幅方向
の一方に形成されている第1の係合部14を、隣接して
いる金属瓦10の第2の係合部15を構成している4条
の波形溝15−1乃至15−4のうちの第1の波形溝1
5−1に嵌め合わせた場合には、金属瓦10−1の働き
幅は最大幅であるW1になる。
【0030】これに対して、図5(B)に示すように、
第2の波形溝15−2に嵌め合わせた場合には、働き幅
は、最大幅W1よりも小さな寸法W2に縮まる。同様
に、図5(C)に示すように、第3の波形溝15−3に
嵌め合わせた場合には、働き幅は、幅W2よりも小さな
寸法W3に縮まる。さらに、図5(D)に示すように、
第4の波形溝15−4に嵌め合わせた場合には、働き幅
は、最小幅W4まで縮まる。
【0031】したがって、金属瓦10を葺くに当たり、
左右のけらば部分で金属瓦を切断あるいは折り曲げ加工
等をする必要のない働き幅となるように、嵌め合わせる
波形溝を選択すればよい。勿論、これらの波形溝の数を
増やすことにより、一層働き幅の調整がし易くなる。
【0032】ここで、このように働き幅寸法を変更した
場合に、金属瓦10の表面に規則的な凹凸模様などが形
成されている場合には、その規則性がくずれるので、意
匠上好ましくない場合もある。しかし、本例では、金属
板10の表面に不規則な凹凸模様を形成してあるので、
働き幅寸法を変更したとしても、このような意匠上の弊
害が発生することを回避できる。
【0033】(通し吊子の別の実施形態)図6には、通
し吊子20の別の実施形態の2例を示してある。これら
の例は、吊子を1枚の金属板で製作する代わりに、本体
部分21の裏面に、スポット溶接等を利用して、別の部
材を溶接して、3個の爪23−1乃至23−3を構成し
たものである。図6(A)に示す例では、2枚の金属板
を溶接しているが、図6(B)の例では、1枚の金属板
を溶接した構成となっている。
【0034】次に、図7には、通し吊個20の更に別の
実施形態の3例を示してある。これらの例は、爪23の
形状としてL形ではなく単に、本体部分21の裏面から
垂直に板材を延ばすことにより各爪を構成してある。こ
のような形状の爪を用いても、上記の実施例と同様な作
用効果を得ることができる。同様に、図7(B)、
(C)には、本体部分21の裏面に別の金属板を溶接す
ることによって爪23を構成するようになっている。こ
のように通し吊子を構成してもよい。
【0035】なお、金属瓦の形状としても、本例のよう
な所謂フラットタイプ以外のものを使用してもよいこと
は勿論である。例えば、図8に示すような所謂、瓦タイ
プの金属瓦を用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属瓦葺
屋根構造においては、各金属瓦の葺足寸法を調整するこ
とができるので、棟の部分において金属板を切断あるい
は折り曲げ加工することなく、または役物を使用するこ
となく、金属瓦を納めることができる。したがって、従
来のように棟部分において葺足寸法が大幅に異なってい
るために屋根の外観品位が損なわれるという弊害を防止
できる。また、棟部分において金属瓦の切断等を行う必
要がないので、雨漏れ等の弊害が発生するおれもない。
さらには、金属瓦の現場加工、役物の使用などが不要と
なるので、施工の効率化を実現できる。
【0037】同様に、本発明の金属瓦葺屋根構造におい
ては、各金属瓦の働き幅寸法を調整することができるの
で、両けらば部分において金属板を切断あるいは折り曲
げ加工することなく、または役物を使用することなく、
金属瓦を納めることができる。したがって、従来のよう
に両けらば部分において働き幅寸法が大幅に異なってい
るために屋根の外観品位が損なわれるという弊害を防止
できる。また、金属瓦の現場加工、役物の使用などが不
要となるので、施工の効率化を実現できる。
【0038】さらに、本発明では、金属瓦の表面に不規
則な凹凸模様を形成してあるので、上記のように働き幅
寸法を変更しても、屋根の外観品位が低下することを回
避できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した金属瓦葺屋根構造を示す概略
構成図である。
【図2】本発明の金属瓦の一例を示す図であり、(A)
はその平面図、(B)は葺足方向の断面図、(C)はそ
の働き幅方向の断面図である。
【図3】本発明の吊子の一例を示す図であり、(A)は
その表面側を示す部分斜視図、(B)はその裏面側を示
す部分斜視図である。
【図4】金属瓦の葺足寸法の調整機能を説明するための
説明図である。
【図5】金属瓦の働き幅寸法の調整機能を説明するため
の説明図である。
【図6】吊子の別の実施例を示す斜視図である。
【図7】吊子の更に別の実施例を示す斜視図である。
【図8】金属瓦の別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 金属瓦 11 本体部分 12 水下側係合部分 13 水上側係合部分 14 第1の係合部 15 第2の係合部 15−1乃至15−4 第2の係合部の波形溝 20 吊子 21 本体部分 22 取付け部分 23 爪 23−1乃至23−3 爪 L1乃至L3 葺足寸法 W1乃至W4 働き幅寸法

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の形状および寸法で製作された金属
    瓦を吊子を用いて水下側から水上側に向けて順次に葺き
    上げることにより構成される金属瓦葺屋根構造におい
    て、 前記吊子は、本体部分と、この本体部分から水上側に向
    けて連続して延びている屋根下地材に取付けられる取付
    け部分と、前記本体部分に配置されている葺足寸法調整
    用の複数の爪とを備え、これらの爪は、少なくとも、最
    も水下側に位置する第1の爪と、これよりも水上側に位
    置する第2の爪を含んでおり、 前記金属瓦は、その水下側の縁端に形成され、前記吊子
    の前記第1の爪に対して水下側から係合可能な水下側係
    合部分と、その水上側の縁端に形成され、前記吊子の複
    数の爪のそれぞれに対して水上側から係合可能な水上側
    係合部分とを備えており、 前記金属瓦の前記水上側係合部分を係合させる前記吊子
    の葺足調整用の爪を選択することにより、当該金属瓦の
    葺足寸法を変更できることを特徴とする金属瓦葺屋根構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項2において、前記金属瓦は、更
    に、その働き幅方向の一方の側の裏面に形成された第1
    の係合部と、働き幅方向の他方の側の裏面に形成され、
    前記第1の係合部に係合可能な働き幅寸法調整用の第2
    の係合部とを備え、当該第2の係合部は、前記第1の係
    合部に対して対して働き幅方向の異なる位置で係合可能
    な少なくとも2つの係合部分を含んでおり、 働き幅方向に隣接して葺かれる一方の金属瓦の前記第1
    の係合部を、他方の金属瓦の前記第2の係合部に含まれ
    る働き幅方向の異なる位置にある係合部分の何れかに係
    合させることにより、当該金属瓦の働き幅寸法を変更で
    きることを特徴とする金属瓦葺屋根構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記金属瓦の表面に
    は不規則な浅い凹凸模様が形成されていることを特徴と
    する金属瓦屋根構造。
  4. 【請求項4】 一定の形状および寸法で製作された金属
    瓦を吊子を用いて水下側から水上側に向けて順次に葺き
    上げることにより構成される金属瓦葺屋根構造におい
    て、 前記金属瓦は、その働き幅方向の一方の側の裏面に形成
    された第1の係合部分と、働き幅方向の他方の側の裏面
    に形成され、前記第1の係合部に係合可能な働き幅調整
    用の第2の係合部とを備え、当該第2の係合部は、前記
    第1の係合部に対して対して働き幅方向の異なる位置で
    係合可能な少なくとも2つの係合部分を含んでおり、 働き幅方向に隣接して葺かれる一方の金属瓦の前記第1
    の係合部を、他方の金属瓦の前記第2の係合部に含まれ
    る働き幅方向の異なる位置にある係合部分の何れかに係
    合させることにより、当該金属瓦の働き幅寸法を変更で
    きることを特徴とする金属瓦葺屋根構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記金属瓦の表面に
    は不規則な浅い凹凸模様が形成されていることを特徴と
    する金属瓦屋根構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の金属瓦屋根構造に用い
    られる吊子。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の金属瓦屋根構造に用い
    られる金属瓦。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の金属瓦屋根構造に用い
    られる金属瓦。
  9. 【請求項9】 請求項8において、表面に不規則な浅い
    凹凸模様が形成されていることを特徴とする金属瓦。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9435125B2 (en) 2013-09-30 2016-09-06 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corporation Roofing material and roof structure
WO2020162055A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 日鉄日新製鋼株式会社 屋根施工方法及びそれに用いる金属屋根材

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