JPH08277276A - イソチアゾールカルボン酸誘導体およびこれらを有効成分とするイネいもち病防除剤 - Google Patents

イソチアゾールカルボン酸誘導体およびこれらを有効成分とするイネいもち病防除剤

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JPH08277276A
JPH08277276A JP7081462A JP8146295A JPH08277276A JP H08277276 A JPH08277276 A JP H08277276A JP 7081462 A JP7081462 A JP 7081462A JP 8146295 A JP8146295 A JP 8146295A JP H08277276 A JPH08277276 A JP H08277276A
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JP
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group
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carbon atoms
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compound
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JP7081462A
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English (en)
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Yukihiro Yoshikawa
幸宏 吉川
Hideo Kawashima
秀雄 川島
Shunichi Inami
俊一 稲見
Naofumi Tomura
直文 戸村
Junro Kishi
淳郎 貴志
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イネいもち病に対し優れた防除効果を示すと
ともに効果の持続期間が長く、しかも漏水などの外的要
因に対しても安定した効果を示す薬剤を提供することを
目的とする。 【構成】 一般式(1) (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、置換されてい
てもよいベンジル基、置換されていてもよいフェニル基
を表し、Xは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜
4のアルキルチオ基またはトリフルオロメチル基を表
し、nは1〜3の整数を表す。)で表されるイソチアゾ
ールカルボン酸誘導体、これを有効成分として含有する
イネいもち病防除剤およびこれを病原菌またはその生息
場所に施用することを特徴とするイネいもち病の防除方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なイソチアゾールカ
ルボン酸誘導体およびこれらを有効成分とするイネいも
ち病防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】イネいもち病は各種病害の中で最も減収
率の高い病害である。その原因は夏期の低温、多雨など
による異常気象によるところが大きいが、いもち病に弱
い品種の無理な栽培、労働力不足による防除の不手際に
よるところも多い。特開平5−59024号公報には、
以下の一般式(2)(化4)で表されるイソチアゾール
カルボン酸誘導体を有効成分とするイネいもち病防除剤
が記載されている。
【0003】
【化4】 [式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基を表
し、R2 は水素原子、ハロゲン原子またはニトロ基を表
し、Zはモルホリノ基、ピペリジニル基、OR3{ここ
でR3は水素原子、アルカリ金属原子、炭素数1〜4の
アルキル基またはNHR567 (R5 、R6およびR7
は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表
す。)}、またはNHR4 (ここで、R4 は水素原子、
直鎖または分岐した炭素数1〜18のアルキル基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、ジメチルアミノ
基、フルフリル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、フ
ェニル基またはハロゲン置換フェニル基で置換されたア
ルキル基を表す。)を表す。] しかしながら、特開平5−59024号公報の実施例に
開示された化合物を水田で使用した場合、初期の防除効
果は十分高いが、薬剤処理後長期間に渡ると徐々に効果
の低下を来し、ある種の外的要因、例えば漏水などによ
る水の下方移動がある場合には、薬剤の持続性が更に短
くなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】いもち病菌による感染
は葉いもち期から穂いもちまで極めて長期間に渡ってい
る上、実際の水田においては薬剤の効果に変動を及ぼす
種々の外的要因、特に漏水による水の下方移動に伴う薬
剤の消失なども問題となる。従って、本発明はイネいも
ち病に対し優れた防除効果を示すとともに効果の持続期
間が長く、しかも漏水などの外的要因に対しても安定し
た効果を表す薬剤を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、これらの課題を解決するためイソチアゾールカルボ
ン酸誘導体について研究を進めた結果、前述の特開平5
−59024号公報には開示されていない新規なイソチ
アゾールカルボン酸誘導体がイネいもち病の防除剤とし
て極めて優れ、効果の持続性が長く、しかも漏水などの
外的要因に対しても安定した効果を示すという優れた特
徴を有していることを見いだし、本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は、一般式(1)(化5)
【0006】
【化5】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、置換されても
よいベンジル基、置換されてもよいフェニル基を表し、
Xは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のアル
キルチオ基またはトリフルオロメチル基を表し、nは1
〜3の整数を表す。)で表されるイソチアゾールカルボ
ン酸誘導体、これを有効成分として含有するイネいもち
病防除剤およびこれを病原菌またはその生息場所に施用
することを特徴とするイネいもち病の防除方法である。
【0007】上記一般式(1)で表されるイソチアゾー
ルカルボン酸誘導体の置換基Rとして具体的には、水素
原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、s−ブチル基またはt−ブチル基等の炭
素数1〜4のアルキル基;ベンジル基、4−クロロベン
ジル基、3−メトキシベンジル基または2−メチルベン
ジル基等の置換されていてもよいベンジル基;フェニル
基、3−クロロフェニル基、2−メトキシフェニル基ま
たは4−トリル基等の置換されていてもよいフェニル基
があげられる。
【0008】一方、Xとして具体的には、水素原子;フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨー素原子等のハ
ロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基またはt−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキ
ル基;メトキシ基、エトキシ基またはプロポキシ基等の
炭素数1〜4のアルコキシ基;メチルチオ基、エチルチ
オ基またはブチルチオ基等の炭素数1〜4のアルキルチ
オ基;またはトリフルオロメチル基などがあげられる。
【0009】本発明の一般式(1)で表されるイソチア
ゾールカルボン酸誘導体は新規な化合物であり、例えば
以下に示す(A法)または(B法)(化6)により製造
できる。
【0010】
【化6】 (式中、R、X、nは前記の意味を表し、Yは塩素原
子、臭素原子またはヨー素原子を表す。) すなわち(A法)においては、式(3)で表される種々
のアニリン誘導体と式(4)で表されるイソチアゾール
カルボン酸誘導体のハライドとを溶融状態または溶媒中
で反応させることにより製造できる。
【0011】(A)法において反応に使用される溶媒と
しては反応に不活性なものであればよく、例えばヘキサ
ン、石油エーテルなどの脂肪族炭化水素、ベンゼン、ト
ルエン、クロロベンゼン、アニソールなどの芳香族類、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルな
どのエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリルな
どのニトリル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロ
ロエタンなどのハロゲン化炭化水素、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルイミダ
ゾリジノンなどの非プロトン性溶剤などがあげられ、こ
れらの混合溶媒も使用できる。
【0012】本反応はまた塩基の存在下に行ってもよ
く、塩基として例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属およびアルカ
リ土類金属の水酸化物;酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の酸化物;水
素化ナトリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属お
よびアルカリ土類金属の水素化物;リチウムアミド、ナ
トリウムアミド等のアルカリ金属のアミド;炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸塩;
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金
属およびアルカリ土類金属の炭酸水素塩;チルリチウ
ム、ブチルリチウム、フェニルリチウム、メチルマグネ
シウムクロライド等のアルカリ金属アルキル;ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t−
ブトキシド、ジメトキシマグネシウム等のアルカリ金属
およびアルカリ土類金属のアルコキシド;トリエチルア
ミン、ピリジン、N、N−ジメチルアニリン、N−メチ
ルピペリジン、ルチジン、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン等の有機塩基類があげられ、特に好ましく
はトリエチルアミン、ピリジンである。これらの塩基の
使用量は特に制限されるものではないが、好ましくは式
(3)で表されるチアゾールカルボン酸ハライド類に対
して5モル%から20モル%過剰に使用される。
【0013】上記一般式(3)で表される種々のアニリ
ンと式(4)で表されるイソチアゾールカルボン酸ハラ
イドとは一般的には等モル量使用されるが、収率改善の
ため一方を他方に対して1モル%から20モル%過剰に
使用することもある。反応温度は0〜150℃であり、
好ましくは0〜40℃である。
【0014】(B)法においては、式(5)で表される
カルボン酸アニリドを塩基の存在下に種々のアルキル化
剤と反応させることにより製造できる。使用されるアル
キル化剤として具体的には、ヨー化メチル、臭化エチ
ル、臭化イソプロピル、塩化ブチル、ヨー化イソプロピ
ル等のハロゲン化アルキル;ベンジルクロライド、4−
クロロベンジルブロマイド等のベンジルハライド類;ま
たは硫酸ジメチル、硫酸ジエチルなどの硫酸エステル類
があげられるが、これに限定されるものではない。
【0015】このアルキル化反応に使用される溶媒とし
ては反応に不活性なものであればよく、例えばヘキサ
ン、石油エーテルなどの脂肪族炭化水素;ベンゼン、ト
ルエン、クロロベンゼン、アニソールなどの芳香族類;
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルな
どのエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンなどのケトン類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルイミダ
ゾリジノンなどの非プロトン性溶剤などがあげられ、こ
れらの混合溶媒も使用される。
【0016】本反応に使用される塩基として例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等
のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物;酸
化カルシウム、酸化マグネシウム等のアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属の酸化物;水素化ナトリウム、水素化カ
ルシウム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水
素化物;リチウムアミド、ナトリウムアミド等のアルカ
リ金属のアミド;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム等のアルカリ金属および
アルカリ土類金属の炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属
の炭酸水素塩;メチルリチウム、ブチルリチウム、フェ
ニルリチウム、メチルマグネシウムクロライド等のアル
カリ金属アルキル;ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウム−t−ブトキシド、ジメトキシマ
グネシウム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の
アルコキシド;トリエチルアミン、ピリジン、N、N−
ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DB
U)、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン等の有
機塩基類があげられる。
【0017】このようにして得られる本発明の化合物を
有効成分として含有する薬剤は、その作用特性としてイ
ネいもち病に対する防除効果に優れ、田圃に処理してか
ら長期間に渡って効果が持続する。
【0018】本発明の化合物は、イソチアゾール−5−
カルボン酸アミド類のアミノ基部に種々のアニリノ基を
導入したという点において前記の特開平5−59024
号公報に記載された化合物と異なる。いもち病防除剤と
しての性能向上において、アミドのアミノ基部が種々の
アニリノ基であることの意義は大きく、本発明の化合物
をイネいもち病に施用した場合、後記する試験例からも
明かなように、いもち病の防除剤として極めて優れ、効
果の持続性が長く、しかも漏水などの外的要因に対して
も安定した効果を示すという優れた特徴を有している。
【0019】本発明の農園芸用殺菌剤は、他の殺菌剤や
殺虫剤、除草剤、植物成長調節剤等の農薬、土壌改良剤
または肥効性物質との混合使用は勿論のこと、これらと
の混合製剤も可能である。
【0020】本発明の化合物はそのまま使用しても良い
が、固体または液体の希釈剤を包含する担体と混合した
組成物の形で施用するのが好ましい。ここでいう担体と
は処理すべき部位への有効成分の到達を助け、また有効
成分化合物の貯蔵、輸送、および取扱を容易にするため
に配合される合成または天然の無機または有機物質を意
味する。
【0021】適当な固体担体としては、モンモリロナイ
ト、カオリナイトおよびベントナイト等の粘土類、珪藻
土、白土、タルク、バーミュキュライト、石膏、炭酸カ
ルシュウム、シリカゲル、硫安等の無機物質、大豆粉、
鋸屑、小麦粉等の植物性有機物質および尿素等があげら
れる。
【0022】適当な液体担体としては、トルエン、キシ
レン、クメン等の芳香族炭化水素類、ケロシン、鉱油な
どのパラフィン系炭化水素類、四塩化炭素、クロロホル
ム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどのエーテル類、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、エチレングリコールなどのアルコー
ル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドお
よび水等があげられる。さらに本発明化合物の効力を増
強するために、製剤の剤型、適用場面等を考慮して目的
に応じてそれぞれ単独に、又は組み合わせて次の様な補
助剤を使用することも出来る。
【0023】補助剤としては、乳化、分散、拡展、湿
潤、結合、および安定化等の目的ではリグニンスルホン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エ
ステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸塩、およ
びポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩等の
アニオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシ
アルキレンアルキルアミド、ポリオキシアルキレンアル
キルチオエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、およびポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブ
ロックポリマー等の非イオン性界面活性剤、ステアリン
酸カルシウム、ワックス等の滑剤、イソプロピルヒドロ
ジエンホスフェート等の安定剤、その他メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、アラビア
ゴム等があげられる。しかし、これらの成分は以上のも
のに限定されるものではない。
【0024】本発明の化合物の有効成分量は、通常粉剤
では0.5〜20重量%、乳剤では5〜50重量%、水
和剤では10〜90重量%、粒剤では0.1〜20重量
%、およびフロアブル製剤では10〜90重量%であ
る。一方それぞれの剤型における担体の量は、通常粉剤
では60〜99重量%、水和剤では10〜90重量%、
粒剤では80〜99重量%、乳剤では40〜95重量
%、フロワブル製剤では10〜90重量%であり、また
補助剤の量は、通常粉剤では0.1〜20重量%、乳剤
では1〜20重量%、水和剤では0.1〜20重量%、
粒剤では0.1〜20重量%、およびフロアブル製剤で
は0.1〜20重量%である。
【0025】
【実施例】以下に実施例および試験例で本発明を更に詳
しく説明する。 実施例1. N−エチル−N−フェニル−3−メチルイ
ソチアゾール−5−カルボン酸アミドの合成(化合物番
号9):(A)法 3−メチルイソチアゾール−5−カルボン酸1.0gを
塩化チオニル3mlとともに1.5時間加熱還流し、減
圧濃縮してカルボン酸クロライドを調製した。これをテ
トラヒドロフラン10mlに溶解し、ピリジン1.0g
を添加した後、N−エチルアニリン0.75gのテトラ
ヒドロフラン1ml溶液を加えて室温で1時間攪拌し
た。反応液を氷水中に排出し、酢酸エチルで抽出、有機
層を希塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順に洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮し、
結晶をヘキサンで洗浄して目的物0.84gを得た(収
率55%)。 融点:46〜48℃
【0026】実施例2. N−メチル−N−(4−クロ
ロフェニル)−3−メチルイソチアゾール−5−カルボ
ン酸アミドの合成(化合物番号5):(B)法 3−メチルイソチアゾール−5−カルボン酸 1.0g
から実施例1と同様にして調製したカルボン酸クロライ
ドをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、ピリジン
1.0gを添加した後、4−クロロアニリン0.7gの
テトラヒドロフラン1ml溶液を加えて室温で1時間攪
拌した。反応液を氷水中に排出し、酢酸エチルで抽出、
有機層を希塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順に
洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。その後溶媒を減
圧濃縮し、中間体であるN−(4−クロロフェニル)−
3−メチルイソチアゾール−5−カルボン酸アミド0.
96gを得た(収率68%)。この中間体をテトラヒド
ロフラン10mlに溶解し、窒素気流下に水素化ナトリ
ウム(60%オイル品)0.18gを添加し、15分後
にヨー化メチル2.7gを加え、室温で1時間攪拌し
た。反応液を氷水中に排出し、酢酸エチルで抽出、硫酸
マグネシウムで乾燥した。その後溶媒を減圧濃縮し、目
的物0.68gを得た(収率67%)。 融点:75〜77℃ 実施例1、2と同様の方法で合成した化合物を第1表
(表1、2)に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】 これらの化合物は原体のまま使用してもよいが製剤化を
行うとより効果的である。以下にその製剤例を示すが、
これらはその一部である。なお、以下に「部」とあるの
は「重量部」を意味する。
【0029】製剤例1 粒剤 N−メチル−N−フェニル−3−メチルイソチアゾール
−5−カルボン酸アミド(化合物番号1)5部、ベント
ナイト22部、タルク70部、ソルポール5060(界
面活性剤:東邦化学(株)商品名)3部及び少量の消泡
剤を均一に混練し、バスケット造粒機にて造粒した後乾
燥させて粒剤100部を得た。
【0030】製剤例2 粒剤 N−メチル−N−(4−トリル)−3−メチルイソチア
ゾール−5−カルボン酸アミド(化合物番号3)5部、
ベントナイト60部、タルク31部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ1部、ポリオキシエチレンアルキルア
リルエーテル1部、およびリグニンスルホン酸ソーダ2
部を混合した後、適量の水を加えて均一に混練し、バス
ケット造粒機にて造粒した後乾燥させて粒剤100部を
得た。
【0031】製剤例3 粒剤 N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−3−メチ
ルイソチアゾール−5−カルボン酸アミド(化合物番号
4)5部、ベントナイト35部、タルク57部、リグニ
ンスルホン酸ソーダ2部、およびドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ1部を混合した後、適量の水を加えて均一
に混練し、バスケット造粒機にて造粒した後乾燥させて
粒剤100部を得た。
【0032】製剤例4 粒剤 N−メチル−N−(4−クロロフェニル)−3−メチル
イソチアゾール−5−カルボン酸アミド(化合物番号
5)5部、ベントナイト60部、クレー32部、アルキ
ルベンゼンスルホン酸ソーダ3部を混合した後、適量の
水を加えて均一に混練し、バスケット造粒機にて造粒し
た後乾燥させて粒剤100部を得た。
【0033】製剤例5 粒剤 N,N−ジフェニル−3−メチルイソチアゾール−5−
カルボン酸アミド(化合物番号10)3部、クレー9
3.7部、ジアルキルスルホサクシネート0.2部、ア
ルキル硫酸エステルソーダ0.1部、およびポリカルボ
ン酸ソーダ3.0部を均一に混練し、バスケット造粒機
にて造粒した後乾燥させて粒剤を得た。
【0034】製剤例6 粒剤 N−メチル−N−(3−クロロフェニル)−3−メチル
イソチアゾール−5−カルボン酸アミド(化合物番号
6)3部、クレー93.5部、ジアルキルスルホサクシ
ネート0.5部、およびカルボキシメチルセルロース3
部を混合した後、適量の水を加えて混練し造粒機を用い
て通常の方法で造粒乾燥し、粒剤100部を得た。
【0035】製剤例7 水和剤 N−メチル−N−(2−クロロフェニル)−3−メチル
イソチアゾール−5−カルボン酸アミド(化合物番号
7)50部、炭酸カルシウム40部、ソルポール503
9(アニオン性界面活性剤とホワイトカーボンの混合
物:東邦化学株商品名)5部、ホワイトカーボン5部を
均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0036】製剤例8 水和剤 N−メチル−N−(3,4−ジクロロフェニル)−3−
メチルイソチアゾール−5−カルボン酸アミド(化合物
番号8)70部、カオリナイト25部、ソルポール50
39(アニオン性界面活性剤とホワイトカーボンの混合
物:東邦化学株商品名)3部、ホワイトカーボン2部を
均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0037】製剤例9 水和剤 N−エチル−N−フェニル−3−メチルイソチアゾール
−5−カルボン酸アミド(化合物番号9)50部、炭酸
カルシウム40部、ソルポール5039(アニオン性界
面活性剤とホワイトカーボンの混合物:東邦化学(株)
商品名)5部、及びホワイトカーボン5部を均一に混合
粉砕して水和剤とした。
【0038】製剤例10 水和剤 N,N−ジフェニル−3−メチルイソチアゾール−5−
カルボン酸アミド(化合物番号10)70部、カオリナ
イト25部、ソルポール5039(アニオン性界面活性
剤とホワイトカーボンの混合物:東邦化学(株)商品
名)3部、及びホワイトカーボン2部を均一に混合粉砕
して水和剤とした。
【0039】製剤例11 乳剤 N,N−ジフェニル−3−メチルイソチアゾール−5−
カルボン酸アミド(化合物番号10)20部、ソルベッ
ソ150(エクソン化学(株))75部、ソルポール2
680(界面活性剤)5部を均一に混合して乳剤とし
た。
【0040】製剤例12 フロアブル剤 N−メチル−N−フェニル−3−メチルイソチアゾール
−5−カルボン酸アミド(化合物番号1)40部、ソル
ポール3353(非イオン性界面活性剤:東邦化学
(株)商品名)5部、ザンサンガムの1%水溶液5部、
水40部、エチレングリコール10部のうち有効成分以
外の成分を均一に溶解し、ついで本発明化合物を加え、
よく撹拌した後、サンドミルにて湿式粉砕し、フロアブ
ル剤を得た。
【0041】製剤例13 粉剤 N−メチル−N−(4−トリル)−3−メチルイソチア
ゾール−5−カルボン酸アミド(化合物番号3)10
部、クレー90部を均一に混和し、粉剤を得た。
【0042】製剤例14 粉剤 N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−3−メチ
ルイソチアゾール−5−カルボン酸アミド(化合物番号
4)5部、クレー40部、タルク54部、ステアリン酸
カルシウム1部を粉砕、混合し粉剤を得た。
【0043】本発明に係わるイネいもち病防除剤が優れ
たイネいもち病防除効果を示すことを試験例をあげて具
体的に説明する。 試験例1 イネいもち病防除効果試験(育苗箱処理、無
漏水条件下) イネ育苗箱(30cm×60cm×3cm)に生育した
イネ苗(品種:マンゲツモチ;2葉期)に製剤例2に準じて
調整した粒剤を箱当たり所定量になるように処理した。
3日後、5000分の1アールのワグネルポットに移植
し温室内で育てた。移植30日、45日、60日経過毎
に、処理全ポットの1/3ずつを使用し、その都度胞子
懸濁液を噴霧接種し、温度25℃で高湿度条件下でそれ
ぞれ1週間置き、病斑数を調査し、効果の持続状態を調
べた。防除価は次式(数1)により算出した。結果を第
2表(表3)に示す。(6反復)
【0044】
【数1】防除価=(1−処理区の病斑数/無処理区の病
斑数)×100
【0045】
【表3】 対照化合物:N−ベンジル−3−メチル−5−イソチア
ゾールカルボン酸アミド(特開平5−59024号公報
に記載の化合物)
【0046】試験例2 イネいもち病防除効果試験(育
苗箱処理、移植後漏水条件下) イネ育苗箱(30cm×60cm×3cm)に生育した
イネ苗(品種:マンゲツモチ;2葉期)に製剤例2に準じて
調整した粒剤を箱当たり所定量になるように処理した。
3日後、5000分の1アールのワグネルポットに移植
し温室内で育てた。移植30日、45日、60日経過毎
に、処理全ポットの1/3ずつを使用し、その都度胞子
懸濁液を噴霧接種し、温度25℃、で高湿度条件下でそ
れぞれ1週間置き、病斑数を調査し、効果の持続を調べ
た。なお、漏水条件は、1.5cm/dayで行った。
防除価は次式(数2)により算出した。結果を第3表
(表4)に示す。(6反復)
【0047】
【数2】防除価=(1−処理区の病斑数/無処理区の病
斑数)×100
【0048】
【表4】 対照化合物:N−ベンジル−3−メチル−5−イソチア
ゾールカルボン酸アミド(特開平5−59024号公報
に記載の化合物)
【0049】試験例3 イネいもち病防除効果試験(水
面施用、無漏水条件下) 5000分の1アールのワグネルポットにイネ(品種:マ
ンゲツモチ;3葉期)を移植し、温室内で1週間生育した
後、製剤例2に準じて調整した粒剤をアール当たり所定
量になるように水面施用した。薬剤処理30日、40
日、50日経過毎に、処理全ポットの1/3ずつを使用
し、その都度胞子懸濁液を噴霧接種し、温度25℃、で
高湿度条件下でそれぞれ1週間置き、病斑数を調査し、
効果の持続を調べた。防除価は次式(数3)により算出
した。結果を第4表(表5)に示す。(6反復)
【0050】
【数3】防除価=(1−処理区の病斑数/無処理区の病
斑数)×100
【0051】
【表5】 対照化合物:N−ベンジル−3−メチル−5−イソチア
ゾールカルボン酸アミド(特開平5−59024号公報
に記載の化合物)
【0052】試験例4 イネいもち病防除効果試験(水
面施用、薬剤処理後漏水条件下) 5000分の1アールのワグネルポットにイネ(品種:マ
ンゲツモチ;3葉期)を移植し、温室内で1週間生育した
後、製剤例2に準じて調整した粒剤をアール当たり所定
量になるように水面施用した。薬剤処理30日、40
日、50日経過毎に、処理全ポットの1/3ずつを使用
し、その都度胞子懸濁液を噴霧接種し、温度25℃、で
高湿度条件下でそれぞれ1週間置き、病斑数を調査し、
効果の持続を調べた。なお、漏水条件は、1.5cm/
dayで行った。防除価は次式(数4)により算出し
た。結果を第5表(表6)に示す。(6反復)
【0053】
【数4】防除価=(1−処理区の病斑数/無処理区の病
斑数)×100
【0054】
【表6】 対照化合物:N−ベンジル−3−メチル−5−イソチア
ゾールカルボン酸アミド(特開平5−59024号公報
に記載の化合物)
【0055】
【発明の効果】本発明に係るイソチアゾールカルボン酸
誘導体は、イネいもち病の防除に極めて優れた効果を示
し、効果の持続性が長く、しかも漏水などの外的要因に
対しても安定した効果を示すことから、農園芸用殺菌剤
として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸村 直文 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 貴志 淳郎 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化学 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 (1)(化1) 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、置換されてい
    てもよいベンジル基、置換されていてもよいフェニル基
    を表し、Xは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
    アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜
    4のアルキルチオ基またはトリフルオロメチル基を表
    し、nは1〜3の整数を表す。)で表されるイソチアゾ
    ールカルボン酸誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、Rがメチル基で
    あり、Xn が水素原子である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)(化2) 【化2】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、置換されてい
    てもよいベンジル基、置換されていてもよいフェニル基
    を表し、Xは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
    アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜
    4のアルキルチオ基またはトリフルオロメチル基を表
    し、nは1〜3の整数を表す。)で表されるイソチアゾ
    ールカルボン酸誘導体を有効成分として含有するイネい
    もち病防除剤。
  4. 【請求項4】 一般式(1)(化3) 【化3】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、置換されてい
    てもよいベンジル基、置換されていてもよいフェニル基
    を表し、Xは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
    アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜
    4のアルキルチオ基またはトリフルオロメチル基を表
    し、nは1〜3の整数を表す。)で表されるイソチアゾ
    ールカルボン酸誘導体を有効成分として含有するイネい
    もち病防除剤を病原菌またはその生息場所に施用するこ
    とを特徴とするイネいもち病の防除方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095807A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Kumiai Chem Ind Co Ltd 育苗箱
JP2005082486A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Kureha Chem Ind Co Ltd 3−メチルイソチアゾール−5−メタノール誘導体、その製造法および農園芸用病害防除剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095807A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Kumiai Chem Ind Co Ltd 育苗箱
JP2005082486A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Kureha Chem Ind Co Ltd 3−メチルイソチアゾール−5−メタノール誘導体、その製造法および農園芸用病害防除剤
JP4534452B2 (ja) * 2003-09-04 2010-09-01 株式会社クレハ 3−メチルイソチアゾール−5−メタノール誘導体、その製造法および農園芸用病害防除剤

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