JPH082769B2 - 貯蔵安定で澄明な濃縮物の製造方法 - Google Patents
貯蔵安定で澄明な濃縮物の製造方法Info
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- JPH082769B2 JPH082769B2 JP62095501A JP9550187A JPH082769B2 JP H082769 B2 JPH082769 B2 JP H082769B2 JP 62095501 A JP62095501 A JP 62095501A JP 9550187 A JP9550187 A JP 9550187A JP H082769 B2 JPH082769 B2 JP H082769B2
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- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/72—Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
- C02F1/722—Oxidation by peroxides
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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- A01N59/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
- A01N59/16—Heavy metals; Compounds thereof
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、過酸化水素と混合して消毒剤を形成しう
る、貯蔵安定で澄明な濃縮物の製造方法に関する。
る、貯蔵安定で澄明な濃縮物の製造方法に関する。
従来の技術 殊に水、食料品および動物飼料ならびに家具、包装、
容器およびあらゆる種類の物体の消毒は、高度に文明化
した国民および未開発国の国民の世界的に重要な問題で
ある。従つて、数十年間この分野において集中的研究が
進行しておりかつ病源に対する非治療的戦争のための新
しい製品および方法が絶えず開発されていることは驚く
べきことではない。
容器およびあらゆる種類の物体の消毒は、高度に文明化
した国民および未開発国の国民の世界的に重要な問題で
ある。従つて、数十年間この分野において集中的研究が
進行しておりかつ病源に対する非治療的戦争のための新
しい製品および方法が絶えず開発されていることは驚く
べきことではない。
下記は、多数の公知技術の消毒法の例である。
塩素、臭素およびヨウ素のようなハロゲンまたはハロ
ゲン放出組成物の添加は、それらの製造が容易で、価格
が低く、かつ成分化学薬品が容易に利用できるためなら
びにその確実な殺菌作用のために広く行なわれている。
欠点は、ハロゲンの最初の味と匂い、それを混合した組
成物の味の変化、全塩基性pH、殺菌作用の持続が比較的
短いこと、および得られる組合せの随伴する感温性を包
含する。さらに、これらの物質は発癌性および突然変異
誘発性であり、皮膚の刺戟を惹起し、かつ種々の材料に
対し腐食性である。
ゲン放出組成物の添加は、それらの製造が容易で、価格
が低く、かつ成分化学薬品が容易に利用できるためなら
びにその確実な殺菌作用のために広く行なわれている。
欠点は、ハロゲンの最初の味と匂い、それを混合した組
成物の味の変化、全塩基性pH、殺菌作用の持続が比較的
短いこと、および得られる組合せの随伴する感温性を包
含する。さらに、これらの物質は発癌性および突然変異
誘発性であり、皮膚の刺戟を惹起し、かつ種々の材料に
対し腐食性である。
オゾンと二酸化塩素は結合して殊に速効かつ有効な消
毒剤を形成するが、得られる組合せは爆発性である。ま
た、これらの複合薬剤は大きい量では、非常に危険でも
ある。さらに、これらは感温性を示し、発癌性および突
然変異誘発性の傾向がありかつ慎重な取扱いと高価な補
助装置の双方を必要とする。従つて、これらは非常に狭
い適用領域に対して適当であるにすぎない。
毒剤を形成するが、得られる組合せは爆発性である。ま
た、これらの複合薬剤は大きい量では、非常に危険でも
ある。さらに、これらは感温性を示し、発癌性および突
然変異誘発性の傾向がありかつ慎重な取扱いと高価な補
助装置の双方を必要とする。従つて、これらは非常に狭
い適用領域に対して適当であるにすぎない。
銅塩、殊に硫酸銅および塩化銅は、無臭でありかつ粘
膜を刺戟しない消毒剤として推奨される。短時間持続す
る平均消毒速度を生じるにすぎずかつ発癌性および突然
変異誘発性であることが知られているこれらの組合せ
は、容易に塩化物型塩を包含する他の物質と容易に結合
する。
膜を刺戟しない消毒剤として推奨される。短時間持続す
る平均消毒速度を生じるにすぎずかつ発癌性および突然
変異誘発性であることが知られているこれらの組合せ
は、容易に塩化物型塩を包含する他の物質と容易に結合
する。
慣用の無臭でかつ健康に不利な効果を有しない方法は、
いわゆるカタジン（catadyn）法である。類似方法は銀
イオンの殺菌作用を利用する。これら２つの方法のうち
第２の方法は、作用が遅くかつそのコストが高いため制
限された用途を有する。
いわゆるカタジン（catadyn）法である。類似方法は銀
イオンの殺菌作用を利用する。これら２つの方法のうち
第２の方法は、作用が遅くかつそのコストが高いため制
限された用途を有する。
消費すべき物質中へ異物を導入しない紫外線は、信頼
しうる殺菌作用源である。しかし、紫外線の発生は、高
価な装置および大きい電気必要量とつり合う高い費用の
双方を必要とする。
しうる殺菌作用源である。しかし、紫外線の発生は、高
価な装置および大きい電気必要量とつり合う高い費用の
双方を必要とする。
他の市場で入手しうる製品は過酸化水素の強力な殺菌
作用に大きく依存するが、かかる組成物はその不安定性
のためその有用性が制限されている。これらの組成物
は、銀の周知の殺菌作用を過酸化水素と、安定な薬剤の
形で結合して２つの消毒剤の協力作用を惹起するものを
包含する。
作用に大きく依存するが、かかる組成物はその不安定性
のためその有用性が制限されている。これらの組成物
は、銀の周知の殺菌作用を過酸化水素と、安定な薬剤の
形で結合して２つの消毒剤の協力作用を惹起するものを
包含する。
発明の達成するための手段 本発明は、実質的に改良された性質と実用性を有す
る、この後者のタイプの製品の製造法を提供するもので
ある。
る、この後者のタイプの製品の製造法を提供するもので
ある。
本発明によれば、過酸化水素と混合して消毒剤を形成
することのできる澄明で安定な濃縮物は、脱イオン水中
の1.6よりも小さいかまたはこれに等しいpHを有する水
性無機酸の溶液に、50〜60℃で、銀塩または銀塩錯体
を、１あたり銀約95〜105gの量で混合し、存在する酸
の量は存在する銀塩または銀塩錯体と少なくとも等モル
であるようにし、得られる酸水溶液を25〜30℃に冷却
し；これに有機酸安定剤および必要に応じてゼラチンを
添加し、得られる溶液を均質化することによってつくら
れる。
することのできる澄明で安定な濃縮物は、脱イオン水中
の1.6よりも小さいかまたはこれに等しいpHを有する水
性無機酸の溶液に、50〜60℃で、銀塩または銀塩錯体
を、１あたり銀約95〜105gの量で混合し、存在する酸
の量は存在する銀塩または銀塩錯体と少なくとも等モル
であるようにし、得られる酸水溶液を25〜30℃に冷却
し；これに有機酸安定剤および必要に応じてゼラチンを
添加し、得られる溶液を均質化することによってつくら
れる。
本方法において使用するのに適当な銀化合物は、硝酸
銀（AgNO3）、硫酸銀（Ag2SO4）、塩化銀（AgCl）、お
よび式;AgNaCl2を有する塩化銀ナトリウム錯体を包含す
る。付加的に適当な銀化合物は、安息香酸銀（C6H5CO2A
g）、炭酸銀（Ag2CO3）、弗化銀（AgF）、酸化銀（Ｉ）
（Ag2O）および酸化銀（II）（AgO）である。１種また
は多数の銀化合物が、濃縮物が１あたり銀100g±５％
を含有するような量で添加される。
銀（AgNO3）、硫酸銀（Ag2SO4）、塩化銀（AgCl）、お
よび式;AgNaCl2を有する塩化銀ナトリウム錯体を包含す
る。付加的に適当な銀化合物は、安息香酸銀（C6H5CO2A
g）、炭酸銀（Ag2CO3）、弗化銀（AgF）、酸化銀（Ｉ）
（Ag2O）および酸化銀（II）（AgO）である。１種また
は多数の銀化合物が、濃縮物が１あたり銀100g±５％
を含有するような量で添加される。
銀塩または銀塩錯体を使用する代りに、コロイド銀を
使用することもできる。この方法は、コロイド銀13g/
を含有する水溶液のpHを無機酸で調節して1.6よりも小
さいかまたはこれに等しいpHを得、溶液を50〜60℃の温
度に加熱し、この溶液をほぼ同じ温度を有する蒸留水ま
たは完全脱イオン水柱の有機安定剤の溶液と混合し、各
成分を、１あたりAg約9.5〜10.5gの銀濃度が得られる
ような量で使用し、次いで混合物に20〜25℃の温度で、
pHを調節するため上記で使用したと同じ無機酸を、存在
する無機酸の全量が少なくとも存在する銀の量と等モル
であるような量で添加し、場合によりゼラチンを添加
し、溶液を均質化することによってつくられる。チユー
リツヒ在デグツサ社から入手しうる適当なコロイド銀化
合物は、ポリヒドロキシモノカルボン酸５重量％の水溶
液中に１あたり銀13gを含有する。
使用することもできる。この方法は、コロイド銀13g/
を含有する水溶液のpHを無機酸で調節して1.6よりも小
さいかまたはこれに等しいpHを得、溶液を50〜60℃の温
度に加熱し、この溶液をほぼ同じ温度を有する蒸留水ま
たは完全脱イオン水柱の有機安定剤の溶液と混合し、各
成分を、１あたりAg約9.5〜10.5gの銀濃度が得られる
ような量で使用し、次いで混合物に20〜25℃の温度で、
pHを調節するため上記で使用したと同じ無機酸を、存在
する無機酸の全量が少なくとも存在する銀の量と等モル
であるような量で添加し、場合によりゼラチンを添加
し、溶液を均質化することによってつくられる。チユー
リツヒ在デグツサ社から入手しうる適当なコロイド銀化
合物は、ポリヒドロキシモノカルボン酸５重量％の水溶
液中に１あたり銀13gを含有する。
酒石酸および／またはクエン酸は、銀成分と組合せて
使用するのに適した安定剤である。これらの酸はその一
方および／または他方を、濃縮物１あたり約50gの量
で加えるべきである。
使用するのに適した安定剤である。これらの酸はその一
方および／または他方を、濃縮物１あたり約50gの量
で加えるべきである。
酒石酸および／またはクエン酸の混合につき詳述した
量に相当する化学量論的量で使用することのできる付加
的に適当な有機酸安定剤は、アセトアミドアクリル酸
〔H2C−Ｃ（NHCOCH3）CO2H〕、 アセトアミドヘキサン酸〔（CH3）CONH（CH2）5CO
2H〕、 アセチル酪酸〔CH3CO（CH2）3CO2H〕、 アクリル酸（H2C−CHCO2H）、アジピン酸 〔HO2C（CH2）4CO2H〕、マレイン酸 〔HO2CCH2CH（OH）CO2H〕、エトキシ酢酸 （C2H5OCH2CO2H）、蟻酸（HCO2H）、コハク酸 （HO2CCH2CH2CO2H）、酪酸（CH3CH2CH2CO2H）、 ヘキサン酸〔CH3（CH）4CO2H〕、馬尿酸 （CH3CH2CH2CO2H）、マロン酸（HO2CCH2CO2H）、 メタンスルホン酸（CH3SO3H）、乳酸 〔CH3CH（OH）CO2H〕、カプリル酸 〔CH3（CH2）6CO2H〕、オレイン酸 〔CH3（CH2）7CH:CH（CH2）7COCH〕、蓚酸 （HO2CCO2H）、サリチル酸（HOC6H4CO2H）、および吉草
酸〔CH3（CH2）3CO2H〕である。上記有機酸はそれぞ
れ、銀塩またはコロイド銀製剤のいずれかとともに使用
するのに適しているが、これらは殊に種々の銀塩と一緒
に使用するのに好適である。しかし、銀塩化合物と一緒
に使用するのに最も好ましいのは、酒石酸および／また
はクエン酸である。
量に相当する化学量論的量で使用することのできる付加
的に適当な有機酸安定剤は、アセトアミドアクリル酸
〔H2C−Ｃ（NHCOCH3）CO2H〕、 アセトアミドヘキサン酸〔（CH3）CONH（CH2）5CO
2H〕、 アセチル酪酸〔CH3CO（CH2）3CO2H〕、 アクリル酸（H2C−CHCO2H）、アジピン酸 〔HO2C（CH2）4CO2H〕、マレイン酸 〔HO2CCH2CH（OH）CO2H〕、エトキシ酢酸 （C2H5OCH2CO2H）、蟻酸（HCO2H）、コハク酸 （HO2CCH2CH2CO2H）、酪酸（CH3CH2CH2CO2H）、 ヘキサン酸〔CH3（CH）4CO2H〕、馬尿酸 （CH3CH2CH2CO2H）、マロン酸（HO2CCH2CO2H）、 メタンスルホン酸（CH3SO3H）、乳酸 〔CH3CH（OH）CO2H〕、カプリル酸 〔CH3（CH2）6CO2H〕、オレイン酸 〔CH3（CH2）7CH:CH（CH2）7COCH〕、蓚酸 （HO2CCO2H）、サリチル酸（HOC6H4CO2H）、および吉草
酸〔CH3（CH2）3CO2H〕である。上記有機酸はそれぞ
れ、銀塩またはコロイド銀製剤のいずれかとともに使用
するのに適しているが、これらは殊に種々の銀塩と一緒
に使用するのに好適である。しかし、銀塩化合物と一緒
に使用するのに最も好ましいのは、酒石酸および／また
はクエン酸である。
上述した有機酸安定剤はそれぞれ、コロイド銀と組合
せて使用するのに適しているが、使用には次のものが好
ましい（濃縮物１あたり約100gの量で）：アセトンジ
カルボン酸 （HO2CCH2COCH2CO2H）、アセトキシ安息香酸 （CH3CO2C6H4CO2H）、エトキシ安息香酸 （C2H5OC6H4CO2H）、エチル安息香酸 （C2H5C6H4CO2H）、アミノ安息香酸 （H2NC6H4CO2H）、安息香酸（C6H5CO2H）、 ブロム安息香酸（BrC6H4CO2H）、ブロムサリチル酸 〔BrC6H3−２−（OH）CO2H〕、フルオロスルホニル安息
香酸 （FSO2C6H4CO2H）、ヒドロキシ安息香酸（HOC6H4CO
2H）、およびフタル酸〔C6H4−1,2−（CO2H）２〕。こ
れらのもの（種種の安息香酸安定剤が最も好ましい）は
コロイド銀とともに使用するのに好ましいが、これらの
有機酸安定剤は上述した銀塩と一緒に使用することもで
きる。
せて使用するのに適しているが、使用には次のものが好
ましい（濃縮物１あたり約100gの量で）：アセトンジ
カルボン酸 （HO2CCH2COCH2CO2H）、アセトキシ安息香酸 （CH3CO2C6H4CO2H）、エトキシ安息香酸 （C2H5OC6H4CO2H）、エチル安息香酸 （C2H5C6H4CO2H）、アミノ安息香酸 （H2NC6H4CO2H）、安息香酸（C6H5CO2H）、 ブロム安息香酸（BrC6H4CO2H）、ブロムサリチル酸 〔BrC6H3−２−（OH）CO2H〕、フルオロスルホニル安息
香酸 （FSO2C6H4CO2H）、ヒドロキシ安息香酸（HOC6H4CO
2H）、およびフタル酸〔C6H4−1,2−（CO2H）２〕。こ
れらのもの（種種の安息香酸安定剤が最も好ましい）は
コロイド銀とともに使用するのに好ましいが、これらの
有機酸安定剤は上述した銀塩と一緒に使用することもで
きる。
銀および安定剤含有組成物のpHを下げるのに無機酸が
使用される。一般に、75％の水性ホスホン酸、65％の水
性硝酸または69％の水性硫酸が使用される。点化水素
酸、塩酸またはホウ酸も同様に適当である。市販の過酸
化水素を安定化するのに使用されると同じ酸を使用し、
これを濃縮物と混合するのが推奨される。酸はpH調整剤
として用いられるが、銀化合物および使用状態の製品用
の付加的安定剤としても働く。この理由のためには酸
を、pHを調節するのに必要な量の過剰に添加することが
必要である。出来上つた濃縮物中の酸の全量は、銀の存
在量に対し少なくとも等モル、好ましくはたとえば濃縮
物１あたり約100gの過剰である。
使用される。一般に、75％の水性ホスホン酸、65％の水
性硝酸または69％の水性硫酸が使用される。点化水素
酸、塩酸またはホウ酸も同様に適当である。市販の過酸
化水素を安定化するのに使用されると同じ酸を使用し、
これを濃縮物と混合するのが推奨される。酸はpH調整剤
として用いられるが、銀化合物および使用状態の製品用
の付加的安定剤としても働く。この理由のためには酸
を、pHを調節するのに必要な量の過剰に添加することが
必要である。出来上つた濃縮物中の酸の全量は、銀の存
在量に対し少なくとも等モル、好ましくはたとえば濃縮
物１あたり約100gの過剰である。
得られる、銀塩または銀塩錯体を有する濃縮物は、35
〜50重量％（水中）の過酸化水素と、1:99〜1:199の量
比で混合することができる。コロイド銀を上記に定義し
た量で含有する濃縮物を使用する場合には、過酸化水素
との混合を1:9.9〜1:19.9の容量比で実施する。得られ
る可使用薬剤は、0.05〜0.1重量％のAg濃度を有する。
それぞれ1:199を越えるかまたは1:19.9を越える比で
は、製品は銀／過酸化水素協力作用特性を失なう。それ
ぞれ1:99よりも小さいかまたは1:9.9よりも小さい比で
は銀が混合物から沈殿する可能性が生じる。上記範囲内
の製品は少なくとも２年の貯蔵寿命を有する。
〜50重量％（水中）の過酸化水素と、1:99〜1:199の量
比で混合することができる。コロイド銀を上記に定義し
た量で含有する濃縮物を使用する場合には、過酸化水素
との混合を1:9.9〜1:19.9の容量比で実施する。得られ
る可使用薬剤は、0.05〜0.1重量％のAg濃度を有する。
それぞれ1:199を越えるかまたは1:19.9を越える比で
は、製品は銀／過酸化水素協力作用特性を失なう。それ
ぞれ1:99よりも小さいかまたは1:9.9よりも小さい比で
は銀が混合物から沈殿する可能性が生じる。上記範囲内
の製品は少なくとも２年の貯蔵寿命を有する。
添加される過酸化水素の濃度は、特定の用途には、容
易に35重量％に達しうるが、製品は急速に分解し、消毒
速度は5.0重量％過酸化水素を使用することによつて得
られるものよりも低い。
易に35重量％に達しうるが、製品は急速に分解し、消毒
速度は5.0重量％過酸化水素を使用することによつて得
られるものよりも低い。
過酸化水素と混合する前に濃縮物を改めて均質化しな
いことは、濃縮物の安定な均質性のために必要である。
いことは、濃縮物の安定な均質性のために必要である。
過酸化水素と混合して使用状態にあるこのタイプの消
毒剤は、通常の運搬および販売容器に充填することがで
き、該容器は過剰のガス圧を減少するための安全装置、
たとえば放圧弁を備えているべきである。化学薬剤は、
４〜25℃の温度で約２年間、危険なしにかかる容器中に
保存することができる。これより高い温度では、過酸化
水素がガスを放出する傾向があるため、長い貯蔵期間は
推奨されない。
毒剤は、通常の運搬および販売容器に充填することがで
き、該容器は過剰のガス圧を減少するための安全装置、
たとえば放圧弁を備えているべきである。化学薬剤は、
４〜25℃の温度で約２年間、危険なしにかかる容器中に
保存することができる。これより高い温度では、過酸化
水素がガスを放出する傾向があるため、長い貯蔵期間は
推奨されない。
新規消毒剤は、水、食料品および動物の飼料、定置の
表面等用に適当である。濃縮物は、浴用水、飲料水、食
料品、清涼水等のような物に対するいわゆる“実質的消
毒剤”として添加する場合、一般に約10〜75ppmに達す
る非常に少量添加するか、または表面消毒には0.1〜２
重量％溶液として使用される。これらの新規消毒剤を用
いて消毒した製品または物体は、におい、味または外見
に絶対的に何の変化も示さず、無害であり、皮膚の刺戟
も他の健康の破損または危害も生じないし、かつコンク
リート、木材、石、ガラス、金属、磁器、セラミツク、
プラスチツク、織物等のような通常の材料に関して完全
に不活性である。
表面等用に適当である。濃縮物は、浴用水、飲料水、食
料品、清涼水等のような物に対するいわゆる“実質的消
毒剤”として添加する場合、一般に約10〜75ppmに達す
る非常に少量添加するか、または表面消毒には0.1〜２
重量％溶液として使用される。これらの新規消毒剤を用
いて消毒した製品または物体は、におい、味または外見
に絶対的に何の変化も示さず、無害であり、皮膚の刺戟
も他の健康の破損または危害も生じないし、かつコンク
リート、木材、石、ガラス、金属、磁器、セラミツク、
プラスチツク、織物等のような通常の材料に関して完全
に不活性である。
すぐ使用できる消毒剤は約２のpHを有し、必要に応
じ、組成物中に既に存在する付加的量の無機酸を加える
ことによつてこのpHに調節すべきである。塩素とは異な
り、この消毒剤自体は、添加する製品のpHを変えない。
その理由は第一に少量使用すればよいからである。塩素
よりも広い温度範囲内、つまり０〜95℃の範囲内で使用
することができ、消毒作用は温度が上昇するにつれて増
加する。
じ、組成物中に既に存在する付加的量の無機酸を加える
ことによつてこのpHに調節すべきである。塩素とは異な
り、この消毒剤自体は、添加する製品のpHを変えない。
その理由は第一に少量使用すればよいからである。塩素
よりも広い温度範囲内、つまり０〜95℃の範囲内で使用
することができ、消毒作用は温度が上昇するにつれて増
加する。
上述した濃度では新規消毒剤は病源菌を広く撲滅する
ことができる。これら消毒剤は、なかんずくグラム陽性
菌およびグラム陰性菌、バクテリオフアージ、ウイルス
等、たとえば大腸菌、奇怪変形菌、黄色ブドウ球菌、代
便連鎖球菌、緑膿菌、結核菌、白色カンジダ等と戦う。
ことができる。これら消毒剤は、なかんずくグラム陽性
菌およびグラム陰性菌、バクテリオフアージ、ウイルス
等、たとえば大腸菌、奇怪変形菌、黄色ブドウ球菌、代
便連鎖球菌、緑膿菌、結核菌、白色カンジダ等と戦う。
新規消毒剤は殊に、缶詰製造工業をも含め食料品およ
び動物飼料工業における滅菌のため、新鮮な産物の保存
のため、魚を部分的または完全に保存するための加工
に、および屠殺場の消毒のために；飲料工業およびビー
ル醸造所において、ミネラルウオータの製造において、
ワインおよびアルコールの製造において、果物および野
菜ジユースの製造において、ボルトおよびたるの消毒の
たむ、濃縮物に添加すべき水中；井戸または貯蔵容器中
の飲料水のための水消毒に；水泳プールおよび温水プー
ルにおいて；ならびに家事、農耕において、化学および
製薬工業において、実験室および病院において、疾病撲
滅のため等に適当である。
び動物飼料工業における滅菌のため、新鮮な産物の保存
のため、魚を部分的または完全に保存するための加工
に、および屠殺場の消毒のために；飲料工業およびビー
ル醸造所において、ミネラルウオータの製造において、
ワインおよびアルコールの製造において、果物および野
菜ジユースの製造において、ボルトおよびたるの消毒の
たむ、濃縮物に添加すべき水中；井戸または貯蔵容器中
の飲料水のための水消毒に；水泳プールおよび温水プー
ルにおいて；ならびに家事、農耕において、化学および
製薬工業において、実験室および病院において、疾病撲
滅のため等に適当である。
実施例 次の実施例において、すべてのパーセントは別記しな
い限り重量％である。
い限り重量％である。
例 Ｉ 20℃以上で赤色灯下に、75％燐酸を徐々に少量宛、0.
8の完全脱イオン水に撹拌しながら、pHが1.6に等しい
かまたはそれよりも小さくなるまで加えた。混合物を撹
拌し、55℃に加熱し、撹拌しながら燐酸銀157.5gと混合
した。完全な均質化が生じるまで撹拌を続けた。
8の完全脱イオン水に撹拌しながら、pHが1.6に等しい
かまたはそれよりも小さくなるまで加えた。混合物を撹
拌し、55℃に加熱し、撹拌しながら燐酸銀157.5gと混合
した。完全な均質化が生じるまで撹拌を続けた。
溶液を約25〜30℃に放冷し、次いで75％燐酸を少量宛
撹拌しながら加えて、溶液中の燐酸（75％）全量を100g
に等しくした。次いで、混合物を、撹拌なしに、室温
（20〜25℃）に到達させ、この時点で酒石酸50gを加え
た。
撹拌しながら加えて、溶液中の燐酸（75％）全量を100g
に等しくした。次いで、混合物を、撹拌なしに、室温
（20〜25℃）に到達させ、この時点で酒石酸50gを加え
た。
次いで、得られる混合物は蒸留水または完全脱イオン
水を加えて全容積を１にし、必要に応じ、同じ無機酸
で1.6に等しいかまたはこれより小さいpHに調節し、次
に、この特殊な場合には、20℃以上の温度で撹拌したゼ
ラチン20gを添加した後、均質化した。水晶のように澄
明な溶液が得られた。
水を加えて全容積を１にし、必要に応じ、同じ無機酸
で1.6に等しいかまたはこれより小さいpHに調節し、次
に、この特殊な場合には、20℃以上の温度で撹拌したゼ
ラチン20gを添加した後、均質化した。水晶のように澄
明な溶液が得られた。
燐酸の代りに、酸100gの全添加量に対して、65％硝酸
または37％塩酸または69％硫酸を添加した場合；および
／または硝酸銀を硫酸銀145gまたは塩化銀137gまたは塩
化銀ナトリウム錯体（AgNaCl2）187.2gに代えた場合；
および／または酒石酸の代りに、クエン酸50gまたはク
エン酸と酒石酸の混合物50gを使用した場合でも同じ結
果が得られる。
または37％塩酸または69％硫酸を添加した場合；および
／または硝酸銀を硫酸銀145gまたは塩化銀137gまたは塩
化銀ナトリウム錯体（AgNaCl2）187.2gに代えた場合；
および／または酒石酸の代りに、クエン酸50gまたはク
エン酸と酒石酸の混合物50gを使用した場合でも同じ結
果が得られる。
例 II 濃縮物１を製造するために、蒸留水１に徐々に少
量宛、約55℃で安息香酸ナトリウムまたはカリウム850g
を混合した。次いで、撹拌をとめ、混合物を55℃に保つ
た。
量宛、約55℃で安息香酸ナトリウムまたはカリウム850g
を混合した。次いで、撹拌をとめ、混合物を55℃に保つ
た。
別個の容器中で、コロイド銀溶液（デグツサ社からの
５％のポリヒドロキシカルボン酸水溶液中１につきAg
13g）8350gを徐々に少量宛、75％の燐酸、65％硝酸また
は69％硫酸に加えて、1.6より小さいかまたはこれに等
しいpHを有する溶液をつくり、混合物を55℃に加熱し
た。
５％のポリヒドロキシカルボン酸水溶液中１につきAg
13g）8350gを徐々に少量宛、75％の燐酸、65％硝酸また
は69％硫酸に加えて、1.6より小さいかまたはこれに等
しいpHを有する溶液をつくり、混合物を55℃に加熱し
た。
次いで、この混合物に、上記のように製造した安息香
酸ナトリウムまたはカリウム水溶液全量を加え、混合物
を十分に均質代した。引き続き、撹拌せずに室温（20〜
25℃）に放冷した。次いで、冷却した混合物に、撹拌し
ながら、pHを調節するため同じ無機酸を、酸の全量が80
0gに等しい量加えた。添加は撹拌しながら徐々にかつ少
量宛行なつた。これにより、混合物は十分に均質になつ
た。最低20℃でゼラチン200gを添加し、改めて均質化す
ることによつて、得られた濃縮物は、たとえば水泳プー
ル中で最終生成物で消毒した水の紫外線照射下でさえも
沈殿または分解に対して完全に安定であった。
酸ナトリウムまたはカリウム水溶液全量を加え、混合物
を十分に均質代した。引き続き、撹拌せずに室温（20〜
25℃）に放冷した。次いで、冷却した混合物に、撹拌し
ながら、pHを調節するため同じ無機酸を、酸の全量が80
0gに等しい量加えた。添加は撹拌しながら徐々にかつ少
量宛行なつた。これにより、混合物は十分に均質になつ
た。最低20℃でゼラチン200gを添加し、改めて均質化す
ることによつて、得られた濃縮物は、たとえば水泳プー
ル中で最終生成物で消毒した水の紫外線照射下でさえも
沈殿または分解に対して完全に安定であった。
例 III（参考例） 例Ｉにより得られた濃縮物５を、ステンレス鋼製レ
トルト中で、量比1:99で50容量％H2O2と、室温で赤色灯
下に、均質になるまで混合した。気泡形成が止んだ後、
生成物をびん詰めした。この製品は、とくに高い温度に
おける長期の消毒に、たとえば温水渦流プール、浄水場
用循環水用添加剤として（好ましくは40〜75ppmの濃度
で）適当であつた。
トルト中で、量比1:99で50容量％H2O2と、室温で赤色灯
下に、均質になるまで混合した。気泡形成が止んだ後、
生成物をびん詰めした。この製品は、とくに高い温度に
おける長期の消毒に、たとえば温水渦流プール、浄水場
用循環水用添加剤として（好ましくは40〜75ppmの濃度
で）適当であつた。
例 IV（参考例） 例IIにより得られた濃縮物11を、例IIIにおけると
同様に、1:19.9の割合で50容量％H2O2で処理して最終製
品にした。得られる製品は、たとえば10〜34ppmの濃度
で飲料水の消毒または0.1〜２％溶液で表面消毒に適し
ている。
同様に、1:19.9の割合で50容量％H2O2で処理して最終製
品にした。得られる製品は、たとえば10〜34ppmの濃度
で飲料水の消毒または0.1〜２％溶液で表面消毒に適し
ている。
Claims (8)
- 【請求項１】過酸化水素と混合した際に消毒剤を形成す
る、貯蔵安定で澄明な濃縮物を製造する方法において、
蒸留水又は完全脱イオン水中で1.6よりも小さいかまた
はこれに等しいpHを有する水性無機酸の溶液に、50〜60
℃の温度で、銀塩または銀塩錯体を、１あたりAg約95
〜105gの量で混合し；この混合物に25〜30℃の温度で、
酸溶液のpHを調節するために上記で使用したと同じ無機
酸を、その全量が存在する銀成分と少なくとも等モルで
あるような量で添加し；得られる酸水溶液を25〜30℃に
冷却し；これに有機酸安定剤および場合によりゼラチン
を添加し、得られる溶液を均質化することを特徴とする
貯蔵安定で澄明な濃縮物の製造方法。 - 【請求項２】使用する無機酸が燐酸、硝酸、硫酸、臭化
水素酸または硼酸である、特許請求範囲第１項記載の方
法。 - 【請求項３】使用する銀化合物が硝酸銀、硫酸銀、塩化
銀または塩化銀ナトリウム錯体である、特許請求の範囲
第１項記載の方法。 - 【請求項４】使用する有機酸安定剤が酒石酸またはコハ
ク酸である、特許請求の範囲第３項記載の方法。 - 【請求項５】過酸化水素と混合した際に消毒剤を形成す
る、貯蔵安定で澄明な濃縮物を製造する方法において、
コロイド銀13g/を含有する水溶液のpHを無機酸で調節
して1.6よりも小さいかまたはこれに等しいpHを得、溶
液を50〜60℃の温度に加熱し、この溶液をほぼ同じ温度
を有する蒸留水または完全脱イオン水中の有機酸安定剤
の溶液と混合し、各成分を、１あたりAg約9.5〜10.5g
の銀濃度が得られるような量で使用し、次いで混合物に
20〜25℃の温度で、pHを調節するため上記で使用したと
同じ無機酸を、存在する無機酸の全量が少なくとも存在
する銀の量と等モルであるような量で添加し、場合によ
りゼラチンを添加し、溶液を均質化することを特徴とす
る貯蔵安定で澄明な濃縮物の製造方法。 - 【請求項６】使用する無機酸が燐酸、硝酸、硫酸、臭化
水素酸または硼酸である、特許請求の範囲第５項記載の
方法。 - 【請求項７】コロイド銀をポリヒドロキン−モノカルボ
ン酸約５重量％を含有する水溶液で使用する、特許請求
の範囲第５項記載の方法。 - 【請求項８】使用する有機酸安定剤が安息香酸アルカリ
である、特許請求の範囲第７項記載の方法。
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|---|---|---|---|
| CH1629/86A CH673225A5 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | |
| CH1629/86-1 | 1986-04-22 |
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|---|---|
| JPS62255401A JPS62255401A (ja) | 1987-11-07 |
| JPH082769B2 true JPH082769B2 (ja) | 1996-01-17 |
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| JP7173787A Expired - Fee Related JP2604569B2 (ja) | 1986-04-22 | 1995-07-10 | 消毒剤 |
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| JP7173787A Expired - Fee Related JP2604569B2 (ja) | 1986-04-22 | 1995-07-10 | 消毒剤 |
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