JPH082759Y2 - ホッパーの排出構造 - Google Patents

ホッパーの排出構造

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JPH082759Y2
JPH082759Y2 JP10742389U JP10742389U JPH082759Y2 JP H082759 Y2 JPH082759 Y2 JP H082759Y2 JP 10742389 U JP10742389 U JP 10742389U JP 10742389 U JP10742389 U JP 10742389U JP H082759 Y2 JPH082759 Y2 JP H082759Y2
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Inventor
山田  正明
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協和電子工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、円板状体を貯留するホッパーの下部に円板
状体排出用の開口を形成し、この開口へ前記ホッパー内
の円板状体を滑降案内する複数の傾斜ガイド面を備えた
ガイド部を設けると共に、前記傾斜ガイド面のうちの少
なくとも1つの傾斜ガイド面の全体又は滑降案内方向終
端側部位の上下レベルとこれを除いた他の傾斜ガイド面
の全体又は滑降案内方向終端側部位の上下レベルとを異
ならせてあるホッパーの排出構造に関する。
〔従来の技術〕
この種のホッパーにおいては、例えば第7図に示すよ
うに、傾斜角の異なる2つの傾斜ガイド面(1A),(1
B)を備えたガイド部(1G)によりメダル(M)を紙面
から手前側に向けて滑降案内してホッパー(1)に形成
の開口(図示せず)を通して排出するのであるが、この
場合、図に示すように、一方の傾斜ガイド面(1A)上の
円板状体(M)と他の傾斜ガイド面(1B)上の円板状体
(M)とが円板状体滑降案内幅方向で互いに押し合う状
態となり、それら円板状体(M)がホッパー(1)の左
右側壁(1L),(1R)同士間に架け渡されたブリッジ現
象が発生することがあった。
そこで、従来、特開昭63-233493号公報に示されるよ
うに、傾斜ガイド面に円板状体の厚さより幾分大きい凹
陥段差を形成したものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構成では、ホッパーの左右側壁間に円板状体
群が架け渡される前に一部の円板状体が凹陥段差に落ち
込んで、該円板状体の姿勢が変更されることによって、
ブリッジ現象の発生を抑制するものであるが、凹陥段差
が円板状体の厚さより幾分大きい程度の小さな段差であ
るため、凹陥段差に落ち込む円板状体の姿勢を大きく変
更させることができず、ブリッジ現象の発生を十分に回
避することができないものであった。
本考案の目的は、ブリッジ現象の発生を極力回避する
ことができるようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるホッパーの排出構造は、前記上下レベル
差を円板状体の直径以上に構成してある点に最大の特徴
を有し、さらに、前記開口の上方相当箇所には、、前記
ガイド部の滑降案内方向始端側に向かって円板状体を滑
降案内する案内部が設けられている点に特徴を有する。
〔作用〕
少なくとも1つの傾斜ガイド面とこれを除いた他の傾
斜ガイド面との上下レベル差を円板状体の直径以上に構
成してあるから、これら傾斜ガイド面にて滑降案内され
る円板状体が傾斜ガイド面の滑降案内幅方向で互いに押
し合う前に一部の円板状体が下方に位置する傾斜ガイド
面上に前記大きな上下レベル差のために大きく姿勢変更
しながら落下するのである。そして、前記下方に位置す
る傾斜ガイド面上に落下した円板状体は、他の傾斜ガイ
ド面にて滑降案内される円板状体に邪魔されることな
く、開口側へ滑降、又は起立姿勢で転動することにな
る。
しかも、開口の上方相当箇所に案内部を設けることに
よって、ホッパーに貯留してある円板状体の一部を案内
部にて受け止めて、開口に作用する円板状体の重量を軽
減することができると共に、この案内部にて円板状体を
ガイド部の滑降案内方向始端側に向かって滑降案内し、
この滑降案内される円板状体をガイド部の滑降案内方向
始端側から終端側、つまり開口側へ滑降案内される円板
状体に衝突させて該円板状体の開口側への移動に抵抗を
与えて、案内部にて滑降案内される円板状体を優先して
開口側へ供給することができる。
〔考案の効果〕
したがって、傾斜ガイド面群の上下レベル差を上記の
ような大きさに設定することによって、滑降案内される
円板状体の姿勢を大きく変更させることができるから、
従来に比してブリッジ現象の発生を極力回避することが
でき、円板状体の供給を確実に行えるホッパーの排出構
造を得るに至った。
しかも、開口の上方相当箇所に案内部を設けることに
よって、開口に作用する円板状体の重量を軽減すること
ができると共に、傾斜ガイド面上の円板状体のうちの案
内部側のものから徐々に開口側へ移動させることができ
るから、傾斜ガイド面上の円板状体のすべてを一挙に開
口側へ滑降案内するものに比してブリッジ現象の発生を
より一層確実に回避することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、円板状体の一例であるメダル(M)の搬出
装置を示し、この搬出装置は、多数のメダル(M)を貯
留する板金製のホッパー(1)を固定フレーム(2)に
溶接すると共に、このホッパー(1)の直下位置に、ホ
ッパー(1)の下部に形成のメダル排出用の開口(1a)
を通して排出されるメダル(M)を特定箇所に搬送する
ための搬送装置(3)を設けて構成されている。尚、図
に示す(4)は、前記搬送装置(3)の搬送終端部から
送り出されるメダル(M)を外部へ滑降案内するための
シュートである。
前記搬送装置(3)は、一対の側板(5),(5)間
に支承された駆動ローラ(6)、複数個の遊転ローラ
(7)、これらローラ(6),(7)に渡って巻回され
た無端回動ベルト(8)、前記側板(5),(5)間に
貫通支持させた電動モータ(9)、この電動モータ
(9)と前記駆動ローラ(6)とを連動させる伝動チェ
ーン(10)等から構成されている。
第2図及び第3図に示すように、前記ホッパー(1)
には、該ホッパー(1)内のメダル(M)を前記開口
(1a)へ滑降案内する3つの傾斜ガイド面(1A),(1
B),(1C)を備えたガイド部(1G)が備えられてい
る。
前記傾斜ガイド面(1A),(1B),(1C)のうちの1
つの傾斜ガイド面(1C)の全体の上下レベルと他の傾斜
ガイド面(1B)の全体の上下レベルとを異ならせてあ
る。
具体的には、前記上下レベル差(A)をメダル(M)
の直径(約25mm)以上、つまり30mmに構成して、傾斜ガ
イド面(1A),(1B),(1C)にて滑降案内されるメダ
ル(M)が滑降案内幅方向で互いに押し合う前に前記傾
斜ガイド面(1C)上に落下させて、メダル(M)のブリ
ッジ現象の発生を極力回避することができるようにして
ある。
しかも、第3図に示すように、前記傾斜ガイド面(1
C)の傾斜案内幅(B)を、メダル(M)の直径(約25m
m)の2倍の大きさを越える大きさ、つまり60mmに構成
して、メダル(M)の姿勢を大きく変更させることがで
きるようにしてもよい。尚、前記傾斜案内幅(B)の大
きさは、60mmに限定されるものではなく、自由に変更で
きる。
前記2つの傾斜ガイド面(1B),(1C)夫々は、水平
面に対して設定角度(30度)傾斜しており、又、前記残
りの傾斜ガイド面(1A)は、水平面に対して設定角度
(30度)傾斜している。
前記開口(1a)の上方相当箇所には、前記ガイド部
(1G)の滑降案内方向始端側に向かってメダル(M)を
滑降案内する平面視ほぼ台形状の案内部(11)が設けら
れており、ホッパー(1)内に貯留してあるメダル
(M)の一部を案内部(11)にて受け止めて、開口(1
a)に作用するメダル(M)の重量を軽減することがで
きると共に、この案内部(11)にて滑降案内されるメダ
ル(M)をガイド部(1G)にて滑降案内されるメダル
(M)に衝突させて、案内部(11)にて滑降案内される
メダル(M)を優先して開口(1a)側へ供給するように
してある。
前記案内部(11)は鉛直面に対して設定角度(a=70
度)傾斜している。
〔別実施例〕
前記実施例では、1つの傾斜ガイド面(1C)の全体の
上下レベルと他の傾斜ガイド面(1B)の全体の上下レベ
ルとを異ならせたが、第4図乃至第6図に示すように、
1つの傾斜ガイド面(1C)の滑降案内方向終端部の上下
レベルと他の傾斜ガイド面(1A),(1B)の滑降案内方
向終端部の上下レベルとを異ならせてもよい。尚、図で
は、ホッパー(1)に2つの開口(1a),(1a)を形成
し、これら両開口(1a),(1a)に夫々各別に滑降案内
するための3つの傾斜ガイド面(1A),(1B),(1C)
を備えた場合が示されている。図に示す(12)は、前記
一方の開口(1a)の上方相当箇所に設けられた平板状の
案内部であり、又、(13)は、前記他方の開口(1a)の
上方相当箇所に設けられた山形状の案内部である。
又、前記実施例では、傾斜ガイド面を3つ設けたが、
2つあるいは4つ以上設けて実施してもよい。又、傾斜
ガイド面を4つ以上設ける場合には、レベル差の異なる
傾斜ガイド面を2つ以上設けて実施してもよい。
本考案は、メダル(M)を排出する場合に用いること
ができる他、硬貨等の各種の円板状体を排出する場合に
用いることができる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るホッパーの排出構造の実施例を示
し、第1図は搬出装置の縦断側面図、第2図はホッパー
の斜視図、第3図はホッパーの一部省略断面図である。
第4図はホッパーの別実施例を示す平面図、第5図は第
4図におけるV−V線断面図、第6図は第4図における
VI-VI線断面図である。第7図はホッパーの従来例を示
す一部省略の断面図である。 (1)……ホッパー、(1A),(1B),(1C)……傾斜
ガイド面、(1a)……開口、(1G)……ガイド部、(1
1)……案内部、(A)……レベル差、(M)……円板
状体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状体(M)を貯留するホッパー(1)
    の下部に円板状体排出用の開口(1a)を形成し、この開
    口(1a)へ前記ホッパー(1)内の円板状体(M)を滑
    降案内する複数の傾斜ガイド面(1A),(1B),(1C)
    を備えたガイド部(1G)を設けると共に、前記傾斜ガイ
    ド面(1A),(1B),(1C)のうちの少なくとも1つの
    傾斜ガイド面(1C)の全体又は滑降案内方向終端側部位
    の上下レベルとこれを除いた他の傾斜ガイド面(1B)の
    全体又は滑降案内方向終端側部位の上下レベルとを異な
    らせてあるホッパーの排出構造であって、 前記上下レベル差(A)を円板状体(M)の直径以上に
    構成してあるホッパーの排出構造。
  2. 【請求項2】前記開口(1a)の上方相当箇所には、前記
    ガイド部(1G)の滑降案内方向始端側に向かって円板状
    体(M)を滑降案内する案内部(11)が設けられている
    請求項1記載のホッパーの排出構造。
JP10742389U 1989-09-13 1989-09-13 ホッパーの排出構造 Expired - Fee Related JPH082759Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020090571A1 (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 旭精工株式会社 硬貨入出金装置、硬貨揚送装置、及び硬貨入出金装置の硬貨揚送装置
TWI720672B (zh) * 2018-11-01 2021-03-01 日商旭精工股份有限公司 硬幣接收釋出裝置

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WO2020090571A1 (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 旭精工株式会社 硬貨入出金装置、硬貨揚送装置、及び硬貨入出金装置の硬貨揚送装置
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