JPH08275061A - 画像情報の画素正方化方法及び同方法を用いた画像入力装置 - Google Patents

画像情報の画素正方化方法及び同方法を用いた画像入力装置

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JPH08275061A
JPH08275061A JP7077806A JP7780695A JPH08275061A JP H08275061 A JPH08275061 A JP H08275061A JP 7077806 A JP7077806 A JP 7077806A JP 7780695 A JP7780695 A JP 7780695A JP H08275061 A JPH08275061 A JP H08275061A
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image
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pixel
pixels
din
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JP7077806A
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Akira Tsukamoto
明 塚本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長方形の画素を有する固体撮像素子を使用し
て撮像された画像の各画素を正方形化する。 【構成】 縦横比がa:bである画素がA行B列のマト
リックス状に配列され、各画素毎に光学像を電気信号に
変換する撮像素子12と、撮像素子12の出力をアナロ
グ・ディジタル変換して画像データを出力するA/D変
換手段14と、画像データの各行B個に対して、画素数
がb/a倍となるように等間隔に補間し(B×b)/a
個の画素データを形成する補間手段15と、を備えるこ
とを特徴とする画像入力装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像素子を用いた画
像入力装置に係り、特に長方形の画素を正方形に変換す
る画像情報の画素正方化方法と同方法を用いた画像入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、X線診断装置の分野でも画像の電
子化が進み、今までフィルムで行ってきたX線撮影をX
線イメージインテンシファイア(X線蛍光増幅管とも呼
ばれる)とテレビジョン(以下、テレビジョンをTVと
略す)カメラとの組み合わせで行い、モニタ画面に表示
された動画像による診断や、画像をディジタル化して様
々な処理や保管ができるようになってきている。その代
表的なシステムとして、循環器検査等で用いられるディ
ジタルフルオログラフィ装置(DF装置)がある。
【0003】この様なX線診断装置において、TVカメ
ラ装置の撮像部には、一般に撮像管が用いられてきた
が、最近になって、固体撮像素子を用いたTVカメラも
製品化されている。撮像管を用いたTVカメラ装置で
は、垂直方向の画素の大きさは走査線数で定まり、水平
方向の画素の大きさは映像信号のサンプリング周期で任
意に決めることができる。これに対して、固体撮像素子
の受光面は、1画素毎に区切られており、各画素に入射
した光の量に応じて電気信号出力が取り出せるようにな
っているので、撮像管のようにサンプリング周期を変更
して画素の大きさを変えることはできない。固体撮像素
子は従来の撮像管と比較すると、にじみや焼き付きがな
い、フレームレートを高くしても画質劣化が少ない、残
像が無いなどの利点を持ち、次世代の撮像手段として注
目されている。
【0004】固体撮像素子の画素形状は、放送用や業務
用の固体撮像素子の場合、一般に長方形であることが多
く、また、ディジタル画像処理用に開発された固体撮像
素子の場合は、正方形であることが多い。放送用、業務
用の固体撮像素子は比較的安価で種類も豊富であるが、
画素形状が正方形でないために、ディジタル化を伴うX
線TV装置では使用されることはなく、高価で種類も少
ないディジタル画像処理用等の特殊用途向けの固体撮像
素子が使われることがあった。
【0005】また最近、ハイビジョン放送用の高精細度
な固体撮像素子が製品化され、特殊なディジタル画像処
理用の固体撮像素子よりも分解能が高い製品が比較的安
価に供給されるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハイビ
ジョン放送用の高精細度な固体撮像素子をディジタル画
像処理を行うX線TV装置に採用しようとすると、以下
に説明する問題点が生ずる。
【0007】まず、ディジタル化されたX線画像からノ
イズを消去したり、特徴を抽出したりして、画像の判断
を容易にするためフィルタ処理等の画像処理を行う際
に、各画素の形状が長方形であると水平方向と垂直方向
とで処理内容が変わり、画像処理プログラムが複雑にな
り画像処理時間が長くなるという問題点があった。ま
た、画面に表示する際に画素の縦横比を予め知る必要が
あるという問題点があった。
【0008】以上の問題点に鑑み本発明の目的は、長方
形の画素を有する固体撮像素子を使用して撮像された画
像の各画素を正方形化することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次の構成を有する。すなわち、請求項1記
載の発明は、a:bの縦横比を有する画素からなる画像
情報の各行の画像データに対して、画素数がほぼb/a
倍となるように水平方向に等間隔に補間することを特徴
とする画像情報の画素正方化方法である。
【0010】また請求項2記載の発明は、a:bの縦横
比を有する画素からなる画像情報の各列の画像データに
対して、画素数がほぼa/b倍となるように垂直方向に
等間隔に補間することを特徴とする画像情報の画素正方
化方法である。
【0011】また請求項3記載の発明は、a:bの縦横
比を有する画素がA行B列のマトリックス状に配列さ
れ、各画素毎に光学像を電気信号に変換する撮像素子
と、該撮像素子の出力をアナログ・ディジタル変換して
画像データを出力するアナログ・ディジタル変換手段
と、前記画像データの各行B個に対して、画素数がb/
a倍となるように水平方向に等間隔に補間しほぼB×
(b/a)個の画素データを形成する第1の補間手段
と、を備えることを特徴とする画像入力装置である。
【0012】また請求項4記載の発明は、a:bの縦横
比を有する画素がA行B列のマトリックス状に配列さ
れ、各画素毎に光学像を電気信号に変換する撮像素子
と、該撮像素子の出力をアナログ・ディジタル変換して
画像データを出力するアナログ・ディジタル変換手段
と、前記画像データの各列A個に対して、画素数がa/
b倍となるように垂直方向に等間隔に補間しほぼA×
(a/b)個の画素データを形成する第2の補間手段
と、を備えることを特徴とする画像入力装置である。
【0013】また請求項5記載の発明は、請求項3また
は請求項4に記載の画像入力装置において、前記第1ま
たは第2の補間手段は、互いに隣接する2画素を用いた
直線補間を行うことを特徴とする。
【0014】また請求項6記載の発明は、請求項3また
は請求項4に記載の画像入力装置において、前記第1ま
たは第2の補間手段は、互いに隣接する4画素を用いた
3次曲線補間を行うことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成により、請求項1記載の発明におい
て、画像情報を構成する各画素がa:bの縦横比を有す
る場合、画像情報の各行の画像データに対して、画素数
がb/a倍となるように水平方向に等間隔に補間するこ
とにより、正方形の画素を得ることができる。
【0016】また、請求項2記載の発明において、画像
情報を構成する各画素がa:bの縦横比を有する場合、
画像情報の各列の画像データに対して、画素数がa/b
倍となるように垂直方向に等間隔に補間することによ
り、正方形の画素を得ることができる。
【0017】また、請求項3記載の発明において、a:
bの縦横比を有する画素を備えた撮像素子により撮像さ
れたA行B列の画素配列を水平方向に補間して、[A]
行[B×(b/a)]列の画素配列に変換することによ
り、各画素を正方形にすることができる。
【0018】また、請求項4記載の発明において、a:
bの縦横比を有する画素を備えた撮像素子により撮像さ
れたA行B列の画素配列を垂直方向に補間して、[A×
(a/b)]行[B]列の画素配列に変換することによ
り、各画素を正方形にすることができる。
【0019】また、請求項5記載の発明において、縦方
向または横方向に互いに隣接する2画素を用いた直線補
間により、各画素を正方形にすることができる。
【0020】また、請求項6記載の発明において、縦方
向または横方向に互いに隣接する4画素の値を満足する
3次曲線を表す3次関数(3次多項式)を求め、補間値
を求めたい座標値を代入する3次曲線補間により、各画
素を正方形にすることができる。
【0021】
【実施例】次に図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明に係る画像入力装置の第1
実施例を備えたX線診断装置の概略構成を示す図であ
る。図1において、X線管1より発生したX線は、被写
体2を透過し、X線イメージインテンシファイア(以
下、X線イメージインテンシファイアをI.I.と略
す)3の入力面3−1から入力する。I.I.3はX線
像を光量分布に変換し、その出力面3−2に光学像を形
成する。
【0022】テレビジョン(以下、テレビジョンをTV
と略す)カメラ装置4は、光学系5と、TVカメラヘッ
ド6と、TVカメラヘッド駆動信号を発生すると共にT
Vカメラヘッドから得られる映像信号を所定フォーマッ
トの画像信号に変換して出力するカメラ制御ユニット
(以下、CCUと略す)7とからなる。TVカメラ装置
4の出力は、画像処理ユニット8とモニタ装置9に分配
される。
【0023】画像処理ユニット8は、CCU7から送ら
れる画像信号を画像として再生・収集したり、画像の拡
大、縮小、回転、サブトラクション処理のような画像処
理を行う。操作卓11はX線診断装置全体を制御すると
ともに、画像処理ユニット8における画像処理の内容を
指示したり、高圧制御ユニット10を制御してX線管1
に加えられる高電圧を制御する。
【0024】TVカメラヘッド6には、受光面が所定の
大きさの長方形の画素毎に区画されており、各画素毎に
入射した光量を電流量に変換して出力するCCD12
と、CCD駆動回路13が備えられ、アナログ映像信号
を出力する。CCU7には、アナログ映像信号をデジタ
ル変換して画素ごとのディジタル映像信号として出力す
るアナログ・ディジタル変換回路(以下、A/D変換回
路と略す)14と、画素正方化回路15と、インタフェ
ース回路(以下、I/F回路と略す)16とを備えてい
る。
【0025】次に、図2を用いて、長方形の画素から正
方形の画素へ変換するための補間法について説明する。
図2(a)は補間前の画素形状と画素配列とを示す図で
あり、簡略化のために各画素の縦横比は4:3とし、正
方形の画像領域が縦3行、横4列に分割されている。な
お、図2の各図中の○印は各画素の中心部を示すもので
ある。
【0026】まず、図2(a)の形状及び配列を有する
画素に対応する画像データに対して、請求項1または請
求項3記載の発明に対応する水平方向の補間を行う場合
を説明する。画素の縦横比は、a:b=4:3、マトリ
ックス配列(A行、B列)は、A=3、B=4であるか
ら、各行の水平方向の画素数を4から、B×(b/a)
=4×(3/4)=3に変換して、画素の正方形化をお
こなうと、図2(b)に示す画素の形状と3行×3列の
画素配列となる。なお、図2(b)及び(c)におい
て、補間前の画素中心を破線の○で、補間後の画素中心
を実線の○でそれぞれ示している。
【0027】次いで、図2(a)の形状及び配列を有す
る画素に対応する画像データに対して、請求項2または
請求項4記載の発明に対応する垂直方向の補間を行う場
合を説明する。画素の縦横比は、a:b=4:3、マト
リックス配列(A行、B列)は、A=3、B=4である
から、各列の垂直方向の画素数を3から、A×(a/
b)=3×(4/3)=4に変換して、画素の正方形化
をおこなうと、図2(c)に示す画素の形状と4行×4
列の画素配列となる。
【0028】図3は、固体撮像素子の例を示す外形図で
ある。図3の固体撮像素子は、ハイビジョン用の2/3
インチ型CCD素子(以下、CCDと略す)であり、
9.6mm(水平)×5.4mm(垂直)の感光面に約
200万個の画素が、縦1036×横1920に配列さ
れている。そして、CCDの各画素の大きさは、縦5.
2μm、横5.0μmの縦長の長方形であり、A/D変
換回路によりアナログディジタル変換された画素毎の画
像データは、それぞれの長方形領域の画像情報を代表す
るものである。
【0029】図1に構成が示された実施例において、図
3に示したCCDを使用すると、画素の縦横比は、a:
b=5.2:5.0、マトリックス配列(A行、B列)
は、A=1036、B=1920であるから、請求項1
ないし請求項3記載の発明に対応する水平方向の補間を
行うと、1水平ライン1920画素の補間前の画像デー
タに対して、補間後は1920×(5.0/5.2)=
1846画素で補間前のラインを表現することになる。
【0030】次に、請求項5記載の発明に対応して、補
間方法に2点直線補間を採用した場合の実施例の動作を
説明する。CCDの画素の縦横比より、水平方向の補間
は画素数を5.0/5.2=25/26倍にすることで
あるから、図4に示すように補間前の26画素データか
ら、補間後の25画素データを生成すればよい。この内
1画素(通常最左端の画素)は、補間前の画素位置と補
間後の画素位置とが一致するので、その値は真値(補間
前の値)を取る。このことから、直線補間では、補間前
の連続する26画素データを1グループとして、次に示
す式(1)に従って補間後の画素データを計算し、同様
の処理を水平方向に繰り返していけばよい。
【0031】
【数1】 Dout(i)=1/25*(Din(i+1)*i+Din(i)*(25-i)) (i=0:24) …(1) 但し、Din(0:25)は補間前の画素データ列を示
し、Dout(0:24)は補間後の画素データ列を示
す。
【0032】以上説明した直線補間法は、計算手順が簡
単であることから処理のリアルタイム性に優れるという
特徴がある。図7は、図1に示した画素正方化回路15
の詳細な構成例を示すブロック図であり、直線補間法を
使用したものである。
【0033】図7において、以下に説明する各構成要素
はクロックに同期して動作し、各演算単位はそれぞれ1
クロック毎に順次画素データを処理するパイプライン演
算が行われるものとする。101は補間前の画像データ
Dinの供給源であり、102は補間後の画像データD
outを受け入れる画像処理回路または画像記憶回路で
ある。103、104、105、106はそれぞれ画素
単位の画像データを一時保持するラッチ回路である。1
07、108はそれぞれ乗算回路であり、109は加算
回路である。画像データ供給源からは画像データDin
が画素毎に送られ、ラッチ103、105に取り込まれ
る。ラッチ103に取り込まれた画像データは、次のク
ロックによりラッチ104に送られる。係数回路110
はラッチ104に保持されたDin(i)に乗ずるべき
係数(25−i)/25を順次更新しながら各ビットタ
イムの間保持する。係数回路111はラッチ105に保
持されたDin(i+1)に乗ずるべき係数i/25を
順次更新しながら各ビットタイムの間保持する。乗算回
路107、108はそれぞれ、ラッチ104と係数回路
110、及びラッチ105と係数回路111の各出力間
の乗算を行う。乗算回路107及び108の乗算結果
は、加算回路109で加算されてラッチ回路106を経
て出力される。
【0034】次に、請求項6記載の発明に対応して、補
間方法に4点3次曲線(3次関数)補間を採用した場合
の実施例の動作を説明する。図8は、3次曲線補間の概
念を説明する図であり、例えば、2´の補間データを得
たい場合には、原データ1、2、3及び4の4点の値を
参照して、この4点を通る3次曲線を表す多項式を求め
る。そして、この多項式に座標X´を代入して補間デー
タを得る。
【0035】次に、4点3次曲線(3次関数)補間によ
る補間後の画素データ列をDout(0:24)とし、
補間前の画素データ列をDin(0:25)とした場合
の計算式を式(2)及び(3)に示す。
【0036】
【数2】 Dout(0)=Din(0) …(2) Dout(i)=A3*m3 + A2*m2 +A1*m+A0 (i=1:24) …(3) ただし、 A0=(563720418*ΣY+1341633*ΣXY-441234*Σ X2 Y -1281*Σ X3 Y)/878906250 A1=(1341633*ΣY+3561173*ΣXY-3279*Σ X2 Y-2561* Σ X3 Y)/878906250 A2=(-441234*ΣY-3279* ΣXY+567* Σ X2 Y+3*Σ X3 Y)/878906250 A3=(-1281*ΣY-2561* ΣXY+3* Σ X2 Y+2*Σ X3 Y)/878906250 ΣY =Din(i-1)+Din(i)+Din(i+1)+Din(i+2) ΣXY =-38*Din(i-1)-13*Din(i)+12*Din(i+1)+37*Din(i+2) Σ X2 Y =1444*Din(i-1)+169*Din(i)+144*Din(i+1)+1369*Din(i+2) Σ X3 Y =-54872*Din(i-1)-2197*Din(i)+1728*Din(i+1)+50653*Din(i+2) m =i-13 となる。
【0037】なお、ここでは、計算の簡略化のため、図
9に示す座標系を定義した。図9中の大きい○印は、画
素を示すものである。ここでは、Din(i−1)から
Din(i+2)までの連続する4画素を考えている。
次に、補間前の画素と補間後の画素との両方に共通の座
標系を定義する。この座標系の決定方法は、補間前の真
値をとる周期と補間後の真値をとる周期の最小公倍数を
1単位距離として割り当てる。本実施例では、補間前は
26画素周期で真値を取り、補間後は25画素周期で真
値を取るため、この間を26×25=650等分する。
この等分後の1単位距離に相当する座標点を図9中では
小さい○印で示されている。この座標系の基で、前記4
つの補間前の画素の座標位置は、それぞれ−38、−1
3、+12、+37となる。
【0038】次に、請求項2及び請求項4に記載の発明
に対応して、垂直方向に等間隔に画素を補間して画素正
方化を行う第2実施例を説明する。図3に示したCCD
を用いた場合には、各画素の縦横比が、a:b=5.
2:5.0であるので、各列の画素に垂直方向に補間を
行えば、画素数がa/b倍=1.04倍となり、水平ラ
イン数が1036×1.04=1077に増加する。す
なわち、縦長の画素を垂直方向に補間して正方化すれ
ば、画素数が増加して有効画素数が減少しないという利
点がある。
【0039】この垂直方向の補間を行う場合には、演算
上の1ブロックは、補間前25画素、補間後26画素と
なる。そして、水平補間の場合と同様な座標系を定める
と図10となり、2つの隣り合う補間前の画素の値(D
in)より補間後の画素の値(Dout)を求める直線
補間の場合は、式(4)及び式(5)により求めること
ができる。
【0040】
【数3】 Dout(0)=Din(0) … (4) Dout(i)=1/26*(Din(i-1)*i+Din(i)*(26-i) (i=1:25) … (5) また、隣り合う4画素を使用して3次曲線補間を行う場
合には、直線補間と同様に、図11に示す座標系をと
り、補間前の画素の値をDin、補間後の画素の値をD
outとすれば、式(6)及び式(7)により求めるこ
とができる。
【0041】
【数4】 Dout(0)=Din(0) … (6) Dout(i)=A3*m3 + A2*m2 +A1*m+A0 (i=1:25) … (7) ただし、 A0=0.640625*ΣY-0.000462278*Σ X2 Y A1=0.00374959*ΣXY-2.49223E-6 Σ X3 Y A2=-0.000462278*ΣY +5.47075E-7 Σ X2 Y A3=-2.49223E-6* ΣXY+1.7984E-9Σ X3 Y ΣY =Din(i-1)+Din(i)+Din(i+1)+Din(i+2) ΣXY =-39*(Din(i-1)-Din(i+2))-13*(Din(i)-Din(i+1)) Σ X2 Y =1521*(Din(i-1)+Din(i+2))+169*(Din(i)+Din
(i+1)) Σ X3 Y =-59319*(Din(i-1)-Din(i+2))-2197*(Din(i)-D
in(i+1)) m =13-i 次に、垂直方向補間を実現する場合、CCD素子の垂直
方向の読み出し周波数が低いため、リアルタイム処理が
困難となったり、1秒当たりのフレーム数が減少して滑
らかな動画像が得られない場合がある。この対策とし
て、図1に示したTVカメラヘッドにおいて、CCD1
2の受光面を90°回転させて実装し、を90°速度の
固体撮像素子15は、第1実施例に使用した図3に示す
固体撮像素子と同じ固体撮像素子を受光面を90°回転
させて縦横を入れ替えて実装し、図12に示す画素正方
化回路により画素正方化を行うことができる。
【0042】図12において、画素正方化回路は、フレ
ームメモリ201と、画素正方化回路202とから構成
されている。フレームメモリ201は、A/D変換され
た映像信号を一時的に記憶するダブルバッファ構成のフ
レームメモリであり、一方のバッファに垂直方向にディ
ジタル映像信号の書き込みを行うと共に、並行して他方
のバッファから水平方向に読み出しを行って画素正方化
回路202へ画像データを供給する。1フレーム分の処
理が終了すると、2つのバッファを切り換えて再び書き
込みと読み出しを並行して行う。
【0043】フレームメモリ201への書き込みに際し
ては、画像の縦方向すなわち水平ラインに沿って書き込
みを行い、フレームメモリからの読み出しに際しては、
画像の横方向すなわち水平ラインと垂直に読み出しを行
うこととなる。この書き込み・読み出しと上述したCC
D素子の90°回転実装とにより、画素データは画素正
方化回路202へ、リアルタイムに供給することができ
る。そして、画素正方化回路202には、図7に示した
水平方向の直線補間用の画素正方化回路をそのまま使用
することができる。
【0044】以上好ましい実施例を説明したが、これは
本発明を限定するものではない。例えば、画像処理の用
途、撮像素子、画素形状、補間方法等が異なるものであ
っても、特許請求の範囲に記載の本発明の主旨を逸脱し
ないものであれば本発明に含まれることは明かである。
また、実施例においては、TVカメラ装置に画素正方化
回路を実装したが、画像処理ユニットに画素正方化回路
を実装してもよい。さらに本発明を応用すれば、画像情
報に歪みを発生すること無く、その画素形状を任意の長
方形に変換することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像素子の出力をアナログ・ディジタル変換後の画像デー
タに対して、各画素が正方形となるように等間隔に補間
するので、X線TV装置に長方形の画素を有する固体撮
像素子を使用することができ、撮像素子の選択の幅が広
がると共に、高解像度で高性能なX線TV装置を実現で
きるという効果がある。
【0046】また、ディジタル画像処理用等の高価な撮
像素子を使用することなく、市販のハイビジョン用等の
固体撮像素子を使用できるので、X線TV装置を安価に
製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像入力装置の第1実施例の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】長方形画素から正方形画素への補間の概念を示
す図であり、(a)補間前の画素配置、(b)水平方向
補間後の画素配置、(c)垂直方向補間後の画素配置を
それぞれ示す。
【図3】実施例に用いた長方形画素を有する固体撮像素
子(CCD)の外形図(a)及び主要特性表(b)であ
る。
【図4】第1実施例における水平方向の補間の様子を説
明する図である。
【図5】直線補間を説明する図である。
【図6】補間前の画素データと補間後の画素データのと
位置関係を説明する図である。
【図7】実時間補間処理が可能な水平方向の直線補間回
路の実施例を示すブロック回路図である。
【図8】4点3次曲線補間を説明する図である。
【図9】実施例の4点3次曲線補間の計算に用いた座標
系を示す図である。
【図10】垂直方向の直線補間を説明する図である。
【図11】垂直方向の3次曲線補間を説明する図であ
る。
【図12】垂直方向の直線補間を行う実施例の要部構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 X線管 2 被写体 3 X線イメージインテンシファイア(I.I.)
4 TVカメラ装置 5 光学系 6 TVカメラヘッド 7 カメラ制
御ユニット 8 画像処理ユニット 9 モニタ装置 10 高
圧制御ユニット 11 操作卓 12 CCD 13 CCD駆動回
路 14 A/D変換回路 15 画素正方化回路 1
6 I/F回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a:bの縦横比を有する画素からなる画
    像情報の各行の画像データに対して、画素数がほぼb/
    a倍となるように水平方向に等間隔に補間することを特
    徴とする画像情報の画素正方化方法。
  2. 【請求項2】 a:bの縦横比を有する画素からなる画
    像情報の各列の画像データに対して、画素数がほぼa/
    b倍となるように垂直方向に等間隔に補間することを特
    徴とする画像情報の画素正方化方法。
  3. 【請求項3】 a:bの縦横比を有する画素がA行B列
    のマトリックス状に配列され、各画素毎に光学像を電気
    信号に変換する撮像素子と、 該撮像素子の出力をアナログ・ディジタル変換して画像
    データを出力するアナログ・ディジタル変換手段と、 前記画像データの各行B個に対して、画素数がb/a倍
    となるように水平方向に等間隔に補間しほぼB×(b/
    a)個の画素データを形成する第1の補間手段と、 を備えることを特徴とする画像入力装置。
  4. 【請求項4】 a:bの縦横比を有する画素がA行B列
    のマトリックス状に配列され、各画素毎に光学像を電気
    信号に変換する撮像素子と、 該撮像素子の出力をアナログ・ディジタル変換して画像
    データを出力するアナログ・ディジタル変換手段と、 前記画像データの各列A個に対して、画素数がa/b倍
    となるように垂直方向に等間隔に補間しほぼA×(a/
    b)個の画素データを形成する第2の補間手段と、 を備えることを特徴とする画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記第1または第2の補間手段は、互い
    に隣接する2画素を用いた直線補間を行うことを特徴と
    する請求項3または請求項4に記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記第1または第2の補間手段は、互い
    に隣接する4画素を用いた3次曲線補間を行うことを特
    徴とする請求項3または請求項4に記載の画像入力装
    置。
JP7077806A 1995-04-03 1995-04-03 画像情報の画素正方化方法及び同方法を用いた画像入力装置 Pending JPH08275061A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018257A1 (fr) * 1996-10-21 1998-04-30 Hitachi, Ltd. Dispositif de type camera a dispositif de couplage de charge
US6906748B1 (en) 1999-08-24 2005-06-14 Olympus Optical Co., Ltd. Electronic camera

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WO1998018257A1 (fr) * 1996-10-21 1998-04-30 Hitachi, Ltd. Dispositif de type camera a dispositif de couplage de charge
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