JPH0827350A - 架橋性樹脂組成物 - Google Patents
架橋性樹脂組成物Info
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- JPH0827350A JPH0827350A JP16720594A JP16720594A JPH0827350A JP H0827350 A JPH0827350 A JP H0827350A JP 16720594 A JP16720594 A JP 16720594A JP 16720594 A JP16720594 A JP 16720594A JP H0827350 A JPH0827350 A JP H0827350A
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Abstract
無水物とを構成モノマーとして含む共重合体でありその
共重合体中のラジカル重合性酸無水物に由来する単位の
割合が0.1重量%以上で20重量%以下であるエチレ
ン系共重合体の部分10〜95重量%と、ラジカル重合
性酸無水物を除く一種もしくは二種以上のラジカル重合
性モノマーを重合して成る熱可塑性重合体の部分90〜
5重量%とからなるグラフト共重合体、(B)分子内に
水酸基を少なくとも二つ有する多価アルコール化合物、
及び(C)反応促進剤を有し、成分(A)中のラジカル
重合性酸無水物に由来する単位に対し、成分(B)であ
る多価アルコール化合物中の水酸基の単位のモル比が
0.01〜10の範囲であり、かつ成分(C)である反
応促進剤が成分(A)であるグラフト共重合体100重
量部に対して0.001〜20重量部の範囲であること
を特徴とする架橋性樹脂組成物。 【効果】 本発明の架橋性樹脂組成物は、自動車等のイ
ンストゥルメントパネル用部材穴遮蔽用シート用途に必
要な耐穴開き性、耐熱性及び深絞り性を有するため、自
動車内装用途に好適に使用できる。
Description
に詳しくは、例えば自動車のインストゥルメントパネル
等の部材穴を塞ぐ為の用途に好適に用いられる真空成形
用シートの原料として好適に使用できる架橋性樹脂組成
物に関する。
製造においては予め成形した基材の上に、予め真空成形
された表皮材を重ね両者の中空部にクッション性を保た
せる目的でウレタンを注入発泡する方法が採られてい
る。この様な方法においては、ウレタン注入発泡時に、
基材に設けてある部材挿入用の穴からウレタン樹脂が漏
出することを防ぐ必要がある。そこで、従来は、部材挿
入用穴及び真空引き用穴を設けた成形済みのインストゥ
ルメントパネル用基材に溶剤系接着剤を噴霧塗布し、こ
れを金型上にセットした後、ヒーターで加熱された厚さ
100μm以上の塩化ビニル系樹脂シートを真空圧着さ
せて、部材挿入用の穴を遮閉する工程を経ていた。しか
るに、近年環境問題への関心の高まりから、燃焼時に多
量の塩素系ガスを出す塩化ビニル系樹脂をリサイクル使
用の可能なポリオレフィン系樹脂へ代替することが望ま
れてきていた。しかしながら、従来からあるポリオレフ
ィン系樹脂ではヒーターの加熱時でのドローダウン性や
真空成形時の耐穴開き性、真空成形時の深絞り性等に問
題があり、塩化ビニル系樹脂シートを代替することがで
きなかった。
ン性、真空成形時の耐穴開き性、真空成形時の深絞り性
等の良好な、塩化ビニル系樹脂シートに変わりうるポリ
オレフィン系材料からなる真空成形用シート用樹脂組成
物及び該組成物を使用したシートを提供することを目的
とする。
重ねた結果、(A)エチレンと少なくともラジカル重合
性酸無水物とを構成モノマーとして含む共重合体であり
その共重合体中のラジカル重合性酸無水物に由来する単
位の割合が0.1重量%以上で20重量%以下であるエ
チレン系共重合体の部分10〜95重量%と、ラジカル
重合性酸無水物を除く一種もしくは二種以上のラジカル
重合性モノマーを重合して成る熱可塑性重合体の部分9
0〜5重量%とからなるグラフト共重合体、(B)分子
内に水酸基を少なくとも二つ有する多価アルコール化合
物、及び(C)反応促進剤を有し、成分(A)中のラジ
カル重合性酸無水物に由来する単位に対し、成分(B)
である多価アルコール化合物中の水酸基の単位のモル比
が0.01〜10の範囲であり、かつ成分(C)である
反応促進剤が成分(A)であるグラフト共重合体100
重量部に対して0.001〜20重量部の範囲であるこ
とを特徴とする架橋性樹脂組成物によって、前記課題が
解決されることを見いだし、本発明に至った。
明に関わる(A)成分であるグラフト共重合体は、エチ
レンと少なくともラジカル重合性酸無水物とを構成モノ
マーとして含むエチレン系共重合体に該ラジカル重合性
酸無水物を除く一種もしくは二種以上のラジカル重合性
モノマーをグラフト重合したものである。このグラフト
共重合体(A)中のエチレン系共重合体は、エチレン及
びラジカル重合性酸無水物と必要に応じて他のラジカル
重合性コモノマー(以下第3モノマーと言う)を共重合
したものが用いられる。ここで用いられるラジカル重合
性酸無水物としては、無水マレイン酸、無水イタコン
酸、無水エンディック酸、無水シトラコン酸、1−ブテ
ン−3,4−ジカルボン酸無水物、炭素数が多くとも1
8である末端に二重結合を有するアルケニル無水コハク
酸、炭素数が多くとも18である末端に二重結合を有す
るアルカジエニル無水コハク酸等を挙げることができ
る。これらは2種類以上同時に併用しても差し支えな
い。このうち、無水マレイン酸、無水イタコン酸が好適
に用いられる。
のエチレン系共重合体において、ラジカル重合性酸無水
物に由来する単位は0.1〜20重量%の範囲であり、
好ましくは0.5〜10重量%の範囲である。該ラジカ
ル重合性酸無水物に由来する単位が0.1重量%よりも
少なくなると、得られる架橋性樹脂組成物の耐熱性や機
械的強度が低下するため好ましくない。また、20重量
%を越えると、得られる架橋性樹脂組成物の成形性、柔
軟性が低下し、またコストが高くなるため好ましくな
い。
とができる第3モノマーとしては、エチレン系不飽和エ
ステル化合物、エチレン系不飽和アミド化合物、エチレ
ン系不飽和酸化合物、エチレン系不飽和エーテル化合
物、エチレン系不飽和炭化水素化合物、芳香族基含有化
合物等を挙げることができる。これらを具体的に記せ
ば、エチレン系不飽和エステル化合物としては、酢酸ビ
ニル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)ア
クリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ベンジル、フマル酸メチル、フマル酸エ
チル、フマル酸プロピル、フマル酸ブチル、フマル酸ジ
メチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル、フマ
ル酸ジブチル、マレイン酸メチル、マレイン酸エチル、
マレイン酸プロピル、マレイン酸ブチル、マレイン酸ジ
メチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジプロピル、
マレイン酸ジブチル、等を例示する事ができる。エチレ
ン系不飽和アミド化合物としては、(メタ)アクリルア
ミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル
(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヘ
キシル(メタ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、等を
例示することができる。
は(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、等を例
示することができる。エチレン系不飽和エーテル化合物
としてはメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、
オクタデシルビニルエーテル、フェニルビニルエーテ
ル、等を例示することができる。エチレン系不飽和炭化
水素化合物及びその他の化合物としてはノルボルネン、
ブタジエン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
アクロレイン、クロトンアルデヒド、トリメトキシビニ
ルシラン、トリエトキシビニルシラン等を挙げることが
できる。芳香族基含有化合物としては、スチレン、α−
メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレ
ン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、ビニルナ
フタレン、ビニルアントラセン、ビニルビフェニル、N
−ビニルカルバゾール、2−ビニルジベンゾフラン、安
息香酸ビニル、フェニル(メタ)アクリレート、2−フ
ェニルエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、フェニル(メタ)アクリルアミド、ベン
ジル(メタ)アクリルアミド等を挙げることができる。
これらの第3モノマーは、必要に応じて2種類以上同時
に併用してもよい。上記の第3モノマーのうち、好適に
用いられるものとしては、酢酸ビニル,(メタ)アクリ
ル酸メチル,(メタ)アクリル酸エチル,(メタ)アク
リルアミド,N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド
を挙げることができる。
レン系共重合体中の該第3モノマー成分の含量は40重
量%以下であることが好ましい。40重量%を越えると
得られる樹脂組成物の強度が低下して、例えば、本発明
の樹脂組成物を成形して得られるシートの真空成形時の
強度が不足するため好ましくない。本発明のグラフト共
重合体(A)中のエチレン系共重合体部分のMFR(J
IS K−7210 表1の条件4に従う)は、0.1
〜1000g/10分の範囲が好ましい。
ている方法、即ち、塊状、溶液、懸濁、またはエマルジ
ョン等の重合プロセスにより製造することができるが、
基本的に通常の低密度ポリエチレンの製造設備および技
術を利用することができる。本発明のグラフト共重合体
(A)中の熱可塑性重合体の部分は、ラジカル重合性酸
無水物を除く一種もしくは二種以上のラジカル重合性モ
ノマーを重合して得られる。ここで用いられるラジカル
重合性モノマーとしては、エチレン系共重合体に用いら
れる第3モノマーをそのまま用いることができる。中で
も好ましく用いられるのは、スチレン,α−メチルスチ
レン,ジメチルスチレン,トリメチルスチレン,イソプ
ロピルスチレン,ブチルスチレン,フェニルスチレン等
のスチレン系モノマーであり、特にスチレンが好適に用
いられる。ラジカル重合性モノマーは2種以上を同時に
用いても差し支えないが、スチレン系モノマーと他のラ
ジカル重合性モノマーを同時に用いる場合、スチレン系
モノマーに由来する単位がそれらを重合して得られる熱
可塑性重合体部分の主成分となるような範囲、具体的に
は熱可塑性重合体部分中のスチレン系モノマーに由来す
る単位の含有率が50重量%を越える範囲となることが
好ましい。
際して、一般にはエチレン系共重合体の合成に用いられ
る第3モノマーと熱可塑性重合体の部分を構成するのに
用いられるラジカル重合性モノマーは、異なる化合物で
あることが好ましい。更に好ましくは、それぞれに使用
される化合物のそれぞれの重合体同士の相容性が比較的
低い組み合わせを選ぶことが好ましい。そのような組み
合わせの例としては、エチレン系共重合体の構成成分と
してエチレン系不飽和エステル(例えば、酢酸ビニル、
アクリル酸メチル等)を用いる場合は、熱可塑性重合体
の部分を構成するラジカル重合性モノマーとして芳香族
基含有化合物(例えばスチレン、メタクリル酸ベンジル
等)が用いられる。或いは、エチレン系共重合体の構成
成分として芳香族基含有化合物(例えばスチレン、メタ
クリル酸ベンジル等)を用いる場合は、熱可塑性重合体
の部分を構成するラジカル重合性モノマーとしてエチレ
ン系不飽和アミド化合物(例えば、アクリルアミド、N
−イソプロピルアクリルアミド等)が用いられる。この
ような互いに非相容の系を選択するのは、互いに相容性
のある組み合わせに比べて一般に物性の向上が期待でき
るからである。エチレン系共重合体の構成成分及び熱可
塑性重合体の部分を構成する成分の双方に同じエチレン
系不飽和エステル或いはエチレン系不飽和アミドを用い
た場合には、得られる架橋性樹脂組成物が柔らかくなり
すぎたり、耐熱性や機械的強度が著しく低下することが
ある。また、エチレン系共重合体の構成成分及び熱可塑
性重合体の部分を構成する成分の双方に同じ芳香族基含
有化合物を用いた場合には、得られる架橋性樹脂組成物
の柔軟性、成形加工性が著しく低下することがある。し
かし、このような組み合わせに関する知見はあくまでも
一般論であり、本記述によって本発明の内容が限定され
るものではない。
法としては、一般に知られている連鎖移動法、電離性放
射線法等の何れの方法を用いてもよいが、好ましい方法
としては例えば特開昭63−312305に開示されて
いる方法の応用が挙げられる。その具体的製造方法を例
示するならば、グラフトされるエチレン系共重合体10
0重量部を水に懸濁せしめ、別にラジカル重合性酸無水
物を除くラジカル重合性モノマーから選ばれる一種また
は二種以上のモノマー5〜400重量部に、ラジカル重
合性過酸化物を該ラジカル重合性モノマーの合計量10
0重量部に対して0.1〜10重量部と、10時間の半
減期温度が40〜90℃である重合開始剤を該ラジカル
重合性モノマーの合計100重量部に対して0.01〜
5重量部とを溶解せしめた溶液を加え、重合開始剤の分
解が実質的に起こらない条件で加熱し、ラジカル重合性
モノマー,ラジカル重合性過酸化物及び重合開始剤をエ
チレン系共重合体に含浸せしめる。次いで、この水性懸
濁液を昇温し、ラジカル重合性モノマーとラジカル重合
性過酸化物とをエチレン系共重合体中で共重合させて、
グラフト化前駆体を得る。
(B)及び成分(C)と混合する前に溶融混練する必要
はなく、直接成分(B)及び成分(C)と混合すること
も可能である。またグラフト前駆体を100〜300℃
の温度で溶融混練することにより、本発明に関わる成分
(A)であるグラフト共重合体を得ることができる。
られるラジカル重合性過酸化物として、例えば、t−ブ
チルペルオキシ(メタ)アクリロイロキシエチルカーボ
ナート;t−アミルペルオキシ(メタ)アクリロイロキ
シエチルカーボナート;クミルペルオキシ(メタ)アク
リロイロキシエトキシエチルカーボナート;クミルペル
オキシアクリロイロキシイソプロピルカーボナート;t
−ブチルペルオキシ(メタ)アリルカーボナート;クミ
ルペルオキシ(メタ)アリルカーボナート;1,1,
3,3−テトラメチルブチペルオキシ(メタ)アリルカ
ーボナート;t−アミルペルオキシ(メタ)アリルカー
ボナート等を挙げることができる。これらのラジカル重
合性過酸化物は二種類以上の混合物として用いることも
できる。グラフト共重合体は、エチレン系共重合体の部
分が10〜95重量%、好ましくは20〜90重量%、
更に好ましくは30〜80重量%と、熱可塑性重合体の
部分が90〜5重量%、好ましくは80〜10重量%、
更に好ましくは70〜80重量%とからなるものであ
る。
共重合体の部分が10重量%未満であると、得られる架
橋性樹脂組成物の耐熱性、機械的強度等が低下し好まし
くない。また、95重量%を越えて使用した場合には、
熱可塑性樹の構成成分の種類に依って得られる架橋性樹
脂組成物が柔らかくなりすぎたり、あるいは逆に堅くな
り過ぎたり、さらには成形性が著しく低下したりするた
めに好ましくない。
なくとも分子内に水酸基を2つ以上有する多価アルコ−
ル化合物の例としては、下記一般式(I) (R1 )a C(CHOH)b (I) 〔式中、R1 は水素、炭素原子数1〜12個の鎖状ある
いは環状アルキル基叉はアラルキル基を表し、aは0〜
2の整数を表し、bは2〜4の整数を表しかつa+b=
4を満足するように選択される。〕で表されるポリメチ
ロール、叉は下記一般式(II) HO−CH2 CH(OH)CH2 O[CH2 CH(OH)CH2 O]c −H (II) 〔式中、cは0〜10の整数である。〕で示されるポリ
グリセリンに、エチレンオキシド叉はプロピレンオキシ
ドを付加させた構造を有するポリオキシアルキレン化合
物が好適に用いられる。
ロールとしては、例えば、1,3−ジヒドロキシプロパ
ン;2,2−ジメチル−1,3−ジヒドロキシプロパ
ン;トリメチロールエタン;1,1,1−トリメチロー
ルプロパン;1,1,1−トリメチロールヘキサン;
1,1,1−トリメチロールドデカン;2−シクロヘキ
シル−2−メチロール−1,3−ジヒドロキシプロパ
ン;2−(p−メチルフェニル)−2−メチロール−
1,3−ジヒドロキシプロパン;ペンタエリスリトール
等が挙げられる。また、一般式(II)で表されるポリグ
リセリンとしては、例えば、グリセリン,ジグリセリ
ン,ヘキサグリセリン,オクタグリセリン,デカグリセ
リン等が挙げられる。これらの化合物にエチレンオキシ
ド叉はプロピレンオキシドを付加反応させて得られるポ
リオキシアルキレン化合物は、通常、単一の化合物とし
て得ることは極めて困難であり、一般に複数の異なる構
造の化合物の混合物として得られるが、本発明の目的に
は全く問題なく用いることができる。更に一般式(I)
及び/叉は(II)で示される化合物を二種類以上用いて
同時にエチレンオキシド叉はプロピレンオキシドを付加
させたポリオキシアルキレン化合物を用いても差し支え
ない。
上述べたポリオキシアルキレン化合物の他、一般式
(I)及び(II)で表される化合物や、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
等のグリコール類;1,4ブタンジオール、1,6ヘキ
サンジオール、1,8オクタンジオール、1,10デカ
ンジオール、ビス(4ーヒドロキシシクロヘキシル)メ
タン、等のアルコール化合物;アルビト−ル、ソルビト
−ル、キシロ−ス、アラミノ−ス、グルコ−ス、ガラク
ト−ス、ソルボ−ス、フルクト−ス、パラチノ−ス、マ
ルトトリオ−ス、マレジト−ス等の糖類;エチレン−酢
酸ビニル共重合体の鹸化物、ポリビニルアルコール、水
酸基を複数有するポリオレフィン系オリゴマー、エチレ
ン−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート共重合体等
の分子内に水酸基を複数有する重合体;グリセリンモノ
ステアレート、グリセリンモノオレエート、グリセリン
モノラウレート、グリセリンモノカプリレート、グリセ
リンモノヘキサノエート、グリセリンモノフェネチルエ
ステル、グリセリンモノプロピオネート、ジグリセリン
モノステアレート、ジグリセリンジステアレート、ジグ
リセリンモノオレエート、ジグリセリンモノヘキサノエ
ート、ジグリセリンジオクタノエート、テトラグリセリ
ンモノステアレート、テトラグリセリントリステアレー
ト、テトラグリセリンテトラステアレート、テトラグリ
セリントリヘキサノエート、テトラグリセリンモノフェ
ネチルエステル、ヘキサグリセリンモノステアレート、
ヘキサグリセリンジステアレート、ヘキサグリセリンペ
ンタステアレート、ヘキサグリセリントリオレエート、
ヘキサグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンペ
ンタラウレート、デカグリセリンモノステアレート、デ
カグリセリンオクタステアレート、デカグリセリンペン
タオレエート、デカグリセリンジラウレート、ペンタデ
カグリセリンジステアレート、ペンタデカグリセリンデ
カオレエート、オクタデカグリセリンテトラステアレー
ト等のポリグリセリンアルキルエステル;ソルビタンモ
ノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタ
ンモノラウレート、ソルビタンモノカプリレート、ソル
ビタンモノヘキサノエート、ソルビタンモノフェネチル
エステル、ソルビタンモノプロピオネート、ソルビタン
トリステアレート、ソルビタンテトラステアレート等の
ソルビタンアルキルエステル;等を単独若しくは二種以
上の混合物として用いることも可能である。
量は、成分(A)であるグラフト共重合体中に含まれる
ラジカル重合性酸無水物に由来する単位に対し、成分
(B)である多価アルコール化合物中に含まれる水酸基
のモル比が0.01〜10の範囲、より好ましくは0.
05〜5の範囲となる量である。このモル比が0.01
よりも少ない場合は、得られる架橋性樹脂組成物の耐熱
性及び強度が不十分となり、該モル比が10よりも多い
とき、得られる架橋性樹脂組成物の成形を行なう際加工
温度によっては成形が極めて困難となるため好ましくな
い。
促進剤とは、(A)成分であるグラフト共重合体中に含
まれるラジカル重合性酸無水物に由来する単位に含まれ
るカルボニル基を活性化し、水酸基と酸無水物との反応
を促進させる化合物である。そのような反応促進剤の一
例として、有機カルボン酸の金属塩が挙げられる。有機
カルボン酸の金属塩の例としては、炭素数1〜30の有
機酸である酢酸、酪酸、オクタン酸、デカン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸、ベヘン酸、安息香酸、桂皮酸等のカルボン酸
類やp−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類と、周期
表のIA族、IIA族、IIB族、 IIIB族の金属(例えば
Li、Na、K、Mg、Ca、Zn、Al等)との金属
塩である。具体的に示せば、酢酸リチウム、酢酸ナトリ
ウム、酢酸マグネシウム、酢酸アルミニウム、酪酸カリ
ウム、酪酸カルシウム、酪酸亜鉛、オクタン酸ナトリウ
ム、オクタン酸カルシウム、デカン酸カリウム、デカン
酸マグネシウム、デカン酸亜鉛、ラウリン酸リチウム、
ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリ
ン酸アルミニウム、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン
酸ナトリウム、ミリスチン酸アルミニウム、パルミチン
酸ナトリウム、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸マグネ
シウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、オレ
イン酸ナトリウム、ベヘン酸ナトリウム、等を挙げる事
ができる。好適には、ラウリン酸リチウム、ラウリン酸
ナトリウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸アルミ
ニウム、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウ
ム、ミリスチン酸アルミニウム、パルミチン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸マグネシウム、ス
テアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸ナト
リウム、安息香酸ナトリウム、桂皮酸カリウム、p−ト
ルエンスルホン酸ナトリウム等が用いられる。
としては、カルボン酸の金属塩構造を有する樹脂があ
る。このような樹脂としては、エチレンとラジカル重合
性不飽和カルボン酸のIA族、IIA族、IIB族、 IIIB
族の金属(例えばLi、Na、K、Mg、Ca、Zn、
Al等)塩とを共重合した構造を持つ物、或いはエチレ
ンと該ラジカル重合性カルボン酸の金属塩と他のラジカ
ル重合性不飽和カルボン酸及び/またはその誘導体とを
多元共重合した構造を持つ物が挙げられる。更に、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、遊離エチレン−プロピレン
共重合体等のポリオレフィン系樹脂に、該ラジカル重合
性不飽和カルボン酸の金属塩(遊離の不飽和カルボン酸
を重合し、後で中和しても良い。)をグラフト重合させ
た構造を持つ物、ポリオレフィン系樹脂に該ラジカル重
合性カルボン酸の金属塩と他のラジカル重合性不飽和カ
ルボン酸及び/またはその誘導体を同時に共グラフト重
合した構造を持つものが挙げられる。ここで用いられる
ラジカル重合性不飽和カルボン酸及びその誘導体の例と
しては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、
マレイン酸モノメチル、フマル酸モノメチル、マレイン
酸モノエチル、フマル酸モノエチル、マレイン酸モノブ
チル、フマル酸モノブチル、(メタ)アクリル酸メチ
ル、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、マレイン
酸ジエチル、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、
フマル酸ジブチル等を挙げる事ができる。
化合物を挙げる事ができる。ここで用いられる三級アミ
ン化合物の具体例としては、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリイソプロピルアミン、トリヘキシルア
ミン、トリオクチルアミン、トリオクタデシルアミン、
ジメチルエチルアミン、メチルジオクチルアミン、ジメ
チルオクチルアミン、ジエチルシクロヘキシルアミン、
N,N−ジエチル−4−メチルシクロヘキシルアミン、
ジエチルシクロドデシルアミン、N,N−ジエチル−1
−アダマンタナミン、1−メチルピロリジン、1−エチ
ルピロリジン、1−エチルピペリジン、キヌクジリン、
トリフェニルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチル−m−フェネ
チアジン、4−t−ブチル−N,N−ジメチルアニリン
等が挙げられる。
ンモニウム塩を挙げる事もできる。ここで用いられる四
級アンモニウム塩の具体例としては、テトラメチルアン
モニウムテトラフルオロボレート、テトラメチルアンモ
ニウムヘキサフルオロホスフェート、テトラメチルアン
モニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムブロミ
ド、テトラエチルアンモニウムヨージド、メチルトリ−
n−ブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモ
ニウムブロミド、テトラヘキシルアンモニウムブロミ
ド、テトラヘプチルアンモニウムブロミド、フェニルト
リメチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルア
ンモニウムクロリド等が挙げられる。更に、反応促進剤
の別の例としては、IA族、IIB族、 IIIB族の金属の
水酸化物が挙げられる。具体例としては、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等を挙
げる事ができる。またIIA族、IIB族の金属のハロゲン
化物が挙げられる。具体例としては、塩化カルシウム、
臭化カルシウム、塩化マグネシウム等を挙げる事ができ
る。
族、 IIIB族の金属の塩を本発明に関わる反応促進剤の
他の例として挙げる事ができる。その具体例としては、
硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硝酸亜鉛、硝酸マグ
ネシウム、硝酸アルミニウム、燐酸ナトリウム、燐酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウ
ム、硫酸アルミニウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸カリ
ウム、沃素酸ナトリウム等があげられる。更には、LiBF
4 、NaBF4 、KBF4、NaPF6 、KPF6、NaPCl6、KPCl6 、Na
FeCl4 、NaSnCl4 、NaSbF6、KSbF6 、NaAsF6、KAsCl6等
のルイス酸のアルカリ金属塩も反応促進剤の他の例とし
て挙げる事ができる。
カルボキシル基を含む重合体の金属塩もしくは有機カル
ボン酸の金属塩が用いられる。また以上に例示した反応
促進剤は、必要に応じて2種類以上同時に併用しても差
し支えない。ここで用いられる反応促進剤の使用量は、
成分(A)であるグラフト共重合体100重量部に対し
て0.001重量部〜20重量部の範囲、より好ましく
は0.01重量部〜15重量部の範囲である。この量が
0.001重量部よりも少ない場合は、架橋性樹脂組成
物中に架橋構造を効果的に導入することが困難となる。
またこの量が20重量部よりも多い場合は架橋性樹脂組
成物中に架橋構造を効果的に導入させる点において無意
味であるだけでなく経済的にも好ましくない。
要に応じてポリオレフィン系樹脂を混練して用いること
も可能である。そのようなポリオレフィン系樹脂の例と
しては、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレン,
直鎖状低密度ポリエチレンの他、エチレン単位を主成分
として含むプロピレン,ブテン−1,4−メチルペンテ
ン−1,ヘキセン−1,オクテン−1等のエチレン−α
オレフィン共重合体等のポリエチレン系樹脂や、例えば
エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレン−アルキル
(メタ)アクリレート共重合体,エチレン−ノルボルネ
ン共重合体,エチレン−トリシクロデカン共重合体等の
エチレンとエチレン性不飽和化合物との共重合体、ま
た、ポリプロピレン,エチレン−プロピレンランダム或
いはブロック共重合体,プロピレン−α−オレフィン共
重合体(但し、α−オレフィンの炭素数は4〜10個)
等のポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。
組成物の特徴を損なわない範囲で各種の添加剤、配合
剤、充填剤を使用することが可能である。これらを具体
的に示せば、酸化防止剤(耐熱安定剤)、紫外線吸収剤
(光安定剤)、帯電防止剤、防曇剤、難燃剤、滑剤(ス
リップ剤、アンチブロッキング剤)、ガラスフィラー等
の無機充填剤、有機充填剤、補強剤、着色剤(染料、顔
料)、香料等が挙げられる。
通常知られている種々の樹脂の混合方法を用いることが
できる。その具体的方法を例示すれば、各成分を溶融状
態で混合する方法、すなわち一般に用いられている加圧
ニーダー、ロール、バンバリーミキサー、スタティック
ミキサー、スクリュー式押出機等を用いる方法を挙げる
ことができる。また、上記の架橋性樹脂組成物の成形時
に各成分を溶融混合することも可能である。すなわち、
各成分をペレット、粉体の状態で混合(ドライブレン
ド)し、シ−ト等の製造段階を利用して溶融混合するこ
とも可能である。上記のような架橋性樹脂組成物を用い
ることによって、優れた物性を有するシートもしくはフ
ィルム等の肉薄成形体を製造することができる。
で成形することによって得ることができる。そのような
成形方法としては例えば、(共)押出成形法,インフレ
ーション成形法,射出成形法,熱プレス成形法,カレン
ダー成形法等を挙げることができる。成形する際の温度
は、ポリオレフィンを成形する温度条件100〜280
℃の範囲、より好ましくは、150〜250℃の範囲で
ある。肉薄成形体の厚みは、製品の使用目的に応じて自
由に選択できるが、特に真空成形用シートの用途に対し
ては100〜500μmの範囲で選択される。また、特
にシートの場合は、その表面は成形時叉は成形後にマッ
トロール加工,エンボス加工等を施すことにより、表面
を粗面化したり立体的な模様を付したりすることができ
る。
層を介してもしくは介することなく種々の基材と積層す
ることができる。ここで基材の種類、状態、形状等につ
いては、特に制限を受けるものではないが、例えば、ポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,ポリエス
テル,ポリカーボネート,ナイロン,エチレン−ビニル
アルコール共重合体,ポリ塩化ビニリデンアクリロニト
リル−スチレンコポリマー(AS樹脂),ガラス繊維強
化AS樹脂(ASG)等の熱可塑性樹脂のシート叉はフ
ィルム、フェノール樹脂,メラミン樹脂,不飽和ポリエ
ステル樹脂等の熱硬化性樹脂のシート叉はフィルム、
鉄,アルミニウム等の金属板叉は金属箔、ケント紙,コ
ート紙,和紙等の紙、発泡ポリスチレン,発泡ポリプロ
ピレン,発泡ポリエチレン,発泡ポリウレタン等の発泡
シート、レジンボード,レジンフェルト,ガラス入りフ
ェノール樹脂板,ガラス強化ポリプロピレン板,ポリプ
ロピレンハニカム,石膏ボード等の板材、プラスチック
製ダンボール,紙製ダンボール等のダンボール類、木製
合板等の木材、ポリアクリロニトリル,ポリプロピレ
ン,ポリエチレン,ポリエステル,ナイロン等の熱可塑
性樹脂を用いた織布,不織布或いはクロス、木綿不織布
等を挙げることができる。
無く、従来から知られている方法を適用することができ
る。そのような積層方法としては、例えば、共押出成形
法,押出ラミネート法,熱ロール法の他、溶剤系接着
剤,反応性接着剤,ホットメルト接着剤或いは熱接着樹
脂等を用いた(熱)プレス接着法,(熱)ロール接着
法,真空成形接着法等を挙げることができる。
ような肉薄成形体を、基材と接着させるための接着剤と
しては一般に使用している接着剤が用いられる。例え
ば、ユリア樹脂系接着剤,メラミン樹脂系接着剤,フェ
ノール樹脂系接着剤,エポキシ樹脂系接着剤,エピクロ
ルヒドリン系接着剤,酢酸ビニル系接着剤,塩化ビニル
系接着剤,アクリル樹脂系接着剤等の溶剤系接着剤、ウ
レタン樹脂接着剤、クロロプレン系接着剤、飽和ポリエ
ステル系接着剤,合成樹脂エマルジョン接着剤、ブチル
ゴム系接着剤、ポリイソプレンゴム系接着剤、天然ゴム
系接着剤、ニカワ、セルロース系接着剤等の他エチレン
−酢酸ビニル部分鹸化物、エチレン−酢酸ビニル完全鹸
化物、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレ
ン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−酢
酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体、共重合
ナイロン、感熱接着樹脂等を挙げることができる。
用途に対して好適な物性を示す。このような用途に対し
ては厚さ100〜500μmの範囲、好ましくは120
〜300μmの範囲で用いられる。シートの厚さが10
0μm以下ではシートの絶対強度が不足し、実用上好ま
しくない。叉、500μm以上の厚さでは真空成形時の
シート加熱に時間を要することになる上、真空引きによ
る型追随性が不足する事になり好ましくない。上記のよ
うなシートは、特にインスツゥルメントパネルの部材孔
遮閉用シートとして用いる場合、加熱時のドローダウン
が適度で耐熱性が有り、叉、真空成形時の耐穴開き性に
も優れる上、良好な深絞り性が得られる。このような樹
脂組成物を用いて製造されたインストゥルメントパネル
部材孔遮閉用シート(以下真空成形用シートと示す)の
特徴について更に詳しくいえば、このシートは、リサイ
クルが可能でありコストダウンという点においても優れ
ている。以下実施例によって本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明は、これらの例によってなんら限定され
るものではない。
発明を具体的に説明する。真空成形テストにおける各測
定項目の説明を以下に記す。 1.耐孔開き性:3mmφの真空引き用穴を3個あけた
テスト用真空型を用い、上下250℃に設定したヒータ
ーでシートを加熱し、700mmHgの減圧度で真空成
形をおこない、成形終了後評価した。穴開きのないもの
を○、穴開きの生じたものを×とした。 2.耐熱性(ドローダウン性):300mm×200m
mのシートを上側より250℃のヒーターで加熱し、そ
のシートの下部への垂れ下がりの距離(cm)を測定し
た(加熱時間は10秒)。 垂れ下がりが5cm未満のもの ○ 垂れ下がりが5cm以上もしくはシートが溶融したもの × 3.深絞り性:150mm×100mm×30mmの金
型を用いて、上下250℃に設定したヒーターでシート
を加熱し、700mmHgの減圧度で成形をおこない、
シートの深絞り性をみた。 成形性に問題がないものを ○ 成形性に問題があるものを × 叉、各実施例で行った肉薄成形体の引張り試験の条件を
以下に示す。 4.常温引張り試験:JIS K7113に準じて行っ
た。くわしくは、得られたシートを15×100mmの
大きさに切り、引張り試験機を用いて、引張り速度30
0mm/min.で破断強度を測定した。 5.高温(100℃)引張り試験:100℃に設定した
恒温槽を設置した引張り試験機にて、15×100mm
の大きさに切ったシートの試験片を用いて、引張り速度
300mm/min.で破断強度及び伸び率(%)を測
定した。
ートクレーブに、蒸留水2500g、乳化剤としてポリ
ビニルアルコール2.5g、及びエチレン系共重合体と
してエチレン−メタクリル酸メチル−無水イタコン酸3
元共重合体〔MFR(JIS−K7210,表1,条件
4)は40g/10分、メタクリル酸メチルに由来する
単位の含有量は25重量%、無水イタコン酸に由来する
単位の含有量は3.5重量%〕500gを入れ、撹拌し
分散させた。別に、ラジカル重合開始剤としてt−ブチ
ルペルオキシ(2−エチルヘキサノエート)1.5g、
ラジカル重合性過酸化物としてt−ブチルペルオキシメ
タクリロイロキシエチルカーボナート6g、ラジカル重
合性モノマーとしてスチレン500gをよく混合し、こ
の溶液を前記オートクレーブ中に投入し撹拌した。次い
で、オートクレーブを60℃に昇温し、1時間撹拌する
ことによりラジカル重合開始剤、ラジカル重合性過酸化
物、及びラジカル重合性モノマーをエチレン−メタクリ
ル酸メチル−無水イタコン酸3元共重合体中に含浸させ
た。次いで温度を80℃に昇温し、その温度で2時間重
合を行い、水洗及び乾燥してグラフト化前駆体を得た。
次いでこのグラフト化前駆体を、30mmφスクリュー
を有する単軸押出機で190℃で混練することによりグ
ラフト化反応を行い、グラフト共重合体(1)を得た。
このグラフト共重合体のMFR(JIS−K7210,
表1,条件4)は15g/10分、グラフト共重合体中
のスチレンに由来する単位の含有量は56重量%であっ
た。
エチレン−アクリル酸メチル−無水マレイン酸3元共重
合体〔MFR(JIS−K7210,表1,条件4)は
28g/10分、アクリル酸メチルに由来する単位の含
有量は14重量%、無水マレイン酸に由来する単位の含
有量は2.5重量%〕を700g、ラジカル重合性モノ
マーとしてスチレンを300g用いた他は、参考例1と
同様にして、グラフト共重合体(2)を得た。このグラ
フト共重合体のMFR(JIS−K7210,表1,条
件4)は12g/10分、グラフト共重合体中のスチレ
ンに由来する単位の含有量は28重量%であった。
エチレン−酢酸ビニル−無水マレイン酸3元共重合体
〔MFR(JIS−K7210,表1,条件4)は36
g/10分、酢酸ビニルに由来する単位の含有量は5重
量%、無水マレイン酸に由来する単位の含有量は1.2
重量%〕を700g、ラジカル重合性モノマーとしてス
チレン200g及びアクリロニトリル100g用いた他
は、参考例1と同様にして、グラフト共重合体(3)を
得た。このグラフト共重合体のMFR(JIS−K72
10,表1,条件4)は13g/10分、グラフト共重
合体中のスチレンに由来する単位の含有量は19重量
%、アクリロニトリルに由来する単位の含有量は13重
量%であった。
エチレン−無水マレイン酸2元共重合体〔MFR(JI
S−K7210,表1,条件4)は32g/10分、無
水マレイン酸に由来する単位の含有量は3.8重量%〕
を800g、ラジカル重合性モノマーとしてメタクリル
酸ベンジルを200g用いた他は、参考例1と同様にし
て、グラフト共重合体(4)を得た。このグラフト共重
合体のMFR(JIS−K7210,表1,条件4)は
15g/10分、グラフト共重合体中のメタクリル酸ベ
ンジルに由来する単位の含有量は18重量%であった。
00重量部、(B)成分としてトリメチロールプロパン
のプロピレンオキシド(3.0mol)付加体0.9重
量部(水酸基/酸無水物基=0.50)、(C)成分の
有機カルボン酸の金属塩として、MFR(JIS K7
210 表1条件4)3.0g/10分、密度0.94
g/cm3 であるエチレン−メタアクリル酸共重合体の
部分中和物(メタアクリル酸含有量18重量%、該メタ
アクリル酸のうち約10%を中和した共重合体<ナトリ
ウム塩>:金属塩(I)と略す)5重量部を混合した。
混合にあたっては、3成分をヘンシェルミキサ−でブレ
ンドした後、30mmφの異方向2軸押出機を用いて、
230℃で溶融混練りしペレット化した。得られた架橋
性樹脂組成物のMFR(JIS K7210表1条件1
4)は4.2g/10分であった。この架橋性樹脂組成
物を25mmφの単軸押出機を有する200mm幅のT
ダイス付きシート成形機にて厚さ200μmのシートを
得た。このシートについての常温での引張り強度及び引
張り伸び率の測定をJISK7113に準じておこなっ
た。次に、このシートについての100℃での引張り強
度及び伸び率の測定をおこなった。つづいて、真空成形
時の耐穴開き性、耐熱性(ドローダウン性)、深絞り性
等について検討した。以上の結果について表1に示す。
00重量部、(B)成分としてトリメチロールプロパン
のプロピレンオキシド付加体(3.0モル%)の分子量
が400の化合物2.8重量部(水酸基/酸無水物基=
1.0)、(C)成分の有機カルボン酸の金属塩として
ステアリン酸ナトリウム〔金属塩(II)と略す〕0.5
重量部を混合した。混合にあたっては、3成分をヘンシ
ェルミキサ−でブレンドした後、30mmφの異方向2
軸押出機を用いて、230℃で溶融混練りしペレット化
した。得られた架橋性樹脂組成物のMFR(JIS K
7210表1条件14)は3.8g/10分であった。
この架橋性樹脂組成物を25mmφの単軸押出機を有す
る200mm幅のTダイス付きシート成形機にて厚さ2
00μmのシートを得た。このシートについての常温で
の引張り強度及び引張り伸び率の測定をJISK711
3に準じておこなった。次に、このシートについての1
00℃での引張り強度及び伸び率の測定をおこなった。
つづいて、真空成形時の耐穴開き性、耐熱性(ドローダ
ウン性)、深絞り性等について検討した。以上の結果に
ついて表1に示す。
00重量部、(B)成分としてペンタエリスリトールの
エチレンオキシド(4.0mol)付加体1.2重量部
(水酸基/酸無水物基=1.0)、(C)成分の有機カ
ルボン酸の金属塩として実施例1と同様の金属塩(I)
5重量部を混合した。混合にあたっては、3成分をヘン
シェルミキサ−でブレンドした後、30mmφの異方向
2軸押出機を用いて、230℃で溶融混練りしペレット
化した。得られた架橋性樹脂組成物のMFR(JIS
K7210表1条件14)は4.2g/10分であっ
た。この架橋性樹脂組成物90重量%とポリエチレン系
樹脂として、昭和電工( 株)製高密度ポリエチレンS5
003B〔密度(JIS K7112)=0.945g
/cm3 、MFR(JIS K7210 表1条件4)
=0.35g/10分〕30重量%をタンブラーミキサ
ーを用いて混合したのちに30mmφの二軸押出機を使
って220℃で混練りした。溶融混練りしてペレット化
した混合物を25mmφの単軸押出機を有する200m
m幅のTダイス付きシート成形機にて厚さ200μmの
シートを得た。このシートについての常温での引張り強
度及び引張り伸び率の測定をJISK7113に準じて
おこなった。次に、このシートについての100℃での
引張り強度及び伸び率の測定をおこなった。つづいて、
真空成形時の耐穴開き性及びシートの加熱時間,真空引
き時のシートの穴開きがない限界の温度,深絞り性等に
ついて検討した。以上の結果について表1に示す。
00重量部、(B)成分としてジグリセリンモノステア
レート1.7重量部使用した(水酸基/酸無水物基=
1.5)、(C)成分の有機カルボン酸の金属塩として
実施例1と同様の金属塩(I)5重量部を混合した。混
合にあたっては、3成分をヘンシェルミキサ−でブレン
ドした後、30mmφの異方向2軸押出機を用いて、2
30℃で溶融混練りしペレット化した。得られた架橋性
樹脂組成物のMFR(JIS K7210表1条件1
4)は2.5g/10分であった。この架橋性樹脂組成
物を25mmφの単軸押出機を有する200mm幅のT
ダイス付きシート成形機にて厚さ200μmのシートを
得た。このシートについての常温での引張り強度及び引
張り伸び率の測定をJISK7113に準じておこなっ
た。次に、このシートについての100℃での引張り強
度及び伸び率の測定をおこなった。つづいて、真空成形
時の耐穴開き性、耐熱性(ドローダウン性)、深絞り性
等について検討した。以上の結果について表1に示す。
00重量部、(B)成分としてペンタエリスリトールの
プロピレンオキシド(3.0mol)付加体1.2重量
部(水酸基/酸無水物基=1.0)、(C)成分の有機
カルボン酸の金属塩として実施例1と同様の金属塩
(I)5重量部を混合した。混合にあたっては、3成分
をヘンシェルミキサ−でブレンドした後、30mmφの
異方向2軸押出機を用いて、230℃で溶融混練りしペ
レット化した。得られた架橋性樹脂組成物のMFR(J
IS K7210表1条件14)は4.2g/10分で
あった。この架橋性樹脂組成物50重量%とポリピレン
系樹脂として、昭和電工( 株)製エチレン−プロピレン
ランダム共重合体MG511〔MFR(JIS K72
10表1条件14)=14.5g/10分〕50重量%
をタンブラーミキサーを用いて混合したのちに30mm
φの二軸押出機を使って220℃で混練りした。溶融混
練りしてペレット化した混合物を25mmφの単軸押出
機を有する200mm幅のTダイス付きシート成形機に
て厚さ200μmのシートを得た。このシートについて
の常温での引張り強度及び引張り伸び率の測定をJIS
K7113に準じておこなった。次に、このシートにつ
いての100℃での引張り強度及び伸び率の測定をおこ
なった。つづいて、真空成形時の耐穴開き性及びシート
の加熱時間,真空引き時のシートの穴開きがない限界の
温度,深絞り性等について検討した。以上の結果につい
て表1に示す。
00重量部、(B)成分としてヘキサグリセリンモノス
テアレート1.7重量部使用した(水酸基/酸無水物基
=1.0)、(C)成分の有機カルボン酸の金属塩とし
て実施例1と同様の金属塩(I)5重量部を混合した。
混合にあたっては、3成分をヘンシェルミキサ−でブレ
ンドした後、30mmφの異方向2軸押出機を用いて、
230℃で溶融混練りしペレット化した。得られた架橋
性樹脂組成物のMFR(JISK7210表1条件1
4)は3.5g/10分であった。この架橋性樹脂組成
物を25mmφの単軸押出機を有する200mm幅のT
ダイス付きシート成形機にて厚さ200μmのシートを
得た。このシートについての常温での引張り強度及び引
張り伸び率の測定をJISK7113に準じておこなっ
た。次に、このシートについての100℃での引張り強
度及び伸び率の測定をおこなった。つづいて、真空成形
時の耐穴開き性、耐熱性(ドローダウン性)、深絞り性
等について検討した。以上の結果について表1に示す。
エチレンS5003B〔密度(JIS K7112)=
0.945g/cm3 、MFR(JIS K7210
表1条件4)=0.35g/10分〕のみをシート成形
し、厚さ200μmのシートを得た。本シートを実施例
1と同様に評価した結果を表1に示す。耐熱性が不十分
で、真空成形用シートの用途には好適でないことが判
る。
組成物を構成する(B)成分である多価アルコールを用
いなかった以外は実施例1と同様にして架橋性樹脂組成
物を得、次いで厚さ200μmのシートを得た。本シー
トを実施例1と同様に評価した結果を表1に示す。耐熱
性が不十分で、真空成形用シートの用途には好適でない
ことが判る。
組成物を構成する(C)成分である反応促進剤を用いな
かった以外は実施例1と同様にして架橋性樹脂組成物を
得、次いで厚さ200μmのシートを得た。本シートを
実施例1と同様に評価した結果を表1に示す。耐熱性が
不十分で、真空成形用シートの用途には好適でないこと
が判る。
のインストゥルメントパネル用部材穴遮蔽用シート用途
に必要な耐穴開き性、耐熱性及び深絞り性を有するた
め、自動車内装用途に好適に使用できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)エチレンと少なくともラジカル重
合性酸無水物とを構成モノマーとして含む共重合体であ
りその共重合体中のラジカル重合性酸無水物に由来する
単位の割合が0.1重量%以上で20重量%以下である
エチレン系共重合体の部分10〜95重量%と、ラジカ
ル重合性酸無水物を除く一種もしくは二種以上のラジカ
ル重合性モノマーを重合して成る熱可塑性重合体の部分
90〜5重量%とからなるグラフト共重合体、(B)分
子内に水酸基を少なくとも二つ有する多価アルコール化
合物、及び(C)反応促進剤を有し、成分(A)中のラ
ジカル重合性酸無水物に由来する単位に対し、成分
(B)である多価アルコール化合物中の水酸基の単位の
モル比が0.01〜10の範囲であり、かつ成分(C)
である反応促進剤が成分(A)であるグラフト共重合体
100重量部に対して0.001〜20重量部の範囲で
あることを特徴とする架橋性樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)成分であるグラフト共重合体中の
エチレン系共重合体の部分が、エチレン,ラジカル重合
性酸無水物及びその他のラジカル重合性コモノマーから
なる多元共重合体であり、その他のラジカル重合性コモ
ノマーに由来する成分が40重量%以下である請求項1
記載の架橋性樹脂組成物。 - 【請求項3】 (A)成分であるグラフト共重合体中の
熱可塑性重合体の部分が、スチレン系モノマーを主成分
として重合してなる重合体である請求項1または2記載
の架橋性樹脂組成物。 - 【請求項4】 成分(B)である多価アルコール化合物
が、下記一般式(I) (R1 )a C(CHOH)b (I) 〔式中、R1 は水素、炭素原子数1〜12個の鎖状ある
いは環状アルキル基叉はアラルキル基を表し、aは0〜
2の整数を表し、bは2〜4の整数を表しかつa+b=
4を満足するように選択される。〕で表されるポリメチ
ロール、叉は下記一般式(II) HO−CH2 CH(OH)CH2 O[CH2 CH(OH)CH2 O]c −H (II) 〔式中、cは0〜10の整数である。〕 で示されるポリグリセリンに、エチレンオキシド叉はプ
ロピレンオキシドを付加させた構造を有するポリオキシ
アルキレン化合物である請求項1〜3のいずれかに記載
の架橋性樹脂組成物。 - 【請求項5】 成分(C)である反応促進剤が、カルボ
キシル基を含む重合体の金属塩叉は有機カルボン酸の金
属塩である請求項1〜4のいずれかに記載の架橋性樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16720594A JP3386887B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 架橋性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP16720594A JP3386887B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 架橋性樹脂組成物 |
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