JPH08270515A - 蒸発燃料処理装置の開閉弁 - Google Patents

蒸発燃料処理装置の開閉弁

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JPH08270515A
JPH08270515A JP9625195A JP9625195A JPH08270515A JP H08270515 A JPH08270515 A JP H08270515A JP 9625195 A JP9625195 A JP 9625195A JP 9625195 A JP9625195 A JP 9625195A JP H08270515 A JPH08270515 A JP H08270515A
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Kazumi Yamazaki
和美 山▲崎▼
Takeshi Suzuki
武 鈴木
Koichi Hidano
耕一 肥田野
Tateaki Nakajima
健彰 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料供給管に連通する圧力室に燃料が流入し
た場合でも、確実な動作が可能な開閉弁を提供する。 【構成】 開閉弁5のケーシング20の内部は、ダイヤ
フラム21により、燃料タンク1に連通する第1の圧力
室22と、燃料供給管2の給油口近傍に連通する第2の
圧力室23とに分割されている。ダイヤフラム21に
は、そのほぼ中央部にポート28を開閉する弁体24及
びリテーナ25が固定されている。リテーナ25は、円
筒状の形状を有し、ダイヤフラム21に接する底部より
少し上の位置に複数の貫通孔25aが設けられている。
ケーシング20の側方に第1の圧力室22と第2の圧力
室23とを連通する小径の燃料抜き通路27が設けられ
ている。通路27が第2の圧力室23に開口する開口部
27aは、ダイヤフラム21より少し上の位置に設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンク内で発生す
る蒸発燃料を貯蔵し、内燃機関の吸気系に供給する蒸発
燃料処理装置に使用する開閉弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すような蒸発燃料処
理装置の開閉弁が知られている(例えば米国特許第4,
714,172号)。この開閉弁101は、燃料タンク
と該燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニス
タとを連通する蒸発燃料通路107の途中に設けられ、
ダイヤフラム104により、燃料タンクに連通する第1
圧力室102及び通路106を介して燃料供給管の上端
部近傍に連通する第2圧力室が画成されている。また、
ダイヤフラム104には、弁体105が固定されてい
る。
【0003】この開閉弁101のよれば、燃料タンクへ
の給油時は、燃料供給管の上端部近傍、即ち給油口近傍
の圧力が大気圧まで低下するため、第2圧力室103内
の圧力が第1圧力室102内の圧力より低くなり、ダイ
ヤフラム104が図の上方向に変形して、開弁作動す
る。給油時以外のときは、第1圧力室102及び第2圧
力室103内の圧力が等しくなり、閉弁状態を維持す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開閉弁10
1では、通路106を介して液化した燃料が第2圧力室
に流入することがあるため、図7に示すように開弁圧
(開閉弁101が開弁するのに必要な差圧)が上昇し、
給油時に開弁作動しなくなる場合があった。
【0005】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、燃料供給管に連通する圧力室に燃料が流入した場
合でも、確実な動作が可能な開閉弁を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、内燃機関の燃料タンクと該燃料タンク内で発
生する蒸発燃料を吸着するキャニスタとを連通する蒸発
燃料通路の途中に設けられ、ケーシングと、該ケーシン
グ内を、蒸発燃料の入口及び出口を有する第1の圧力室
と前記燃料タンクの燃料供給管の入り口付近に連通する
第2の圧力室とに分割する隔壁とを備える蒸発燃料処理
装置の開閉弁において、前記第1の圧力室と第2の圧力
室とを連通する小径の通路を設けるようにしたものであ
る。
【0007】また、前記小径の通路は、前記ケーシング
の側方に設けられ、前記第2の圧力室内に燃料が溜まっ
たときに前記第2の圧力室内の燃料を前記燃料タンクに
戻すように構成されていることが望ましい。
【0008】また、前記小径の通路は、貫通孔を有する
円筒状部材で取り囲まれて前記隔壁の中央部付近に設け
られ、前記第2の圧力室内に燃料が溜まったときに前記
第2の圧力室内の燃料を前記燃料タンクに戻すように構
成されていてもよい。
【0009】
【作用】第2の圧力室に燃料が溜まった場合には、燃料
は小径の通路を経由して第1の圧力室に流出し、燃料タ
ンクに戻される。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は、本発明の一実施例にかかる蒸発燃
料処理装置の全体構成を示す図であり、燃料タンク1は
燃料供給管2を有し、燃料供給管2の給油口には燃料キ
ャップ3が配されている。燃料タンク1は、蒸発燃料通
路4を介してキャニスタ11と接続されている。
【0012】蒸発燃料通路4の途中には開閉弁5が設け
られている。また、この蒸発燃料通路4の開閉弁5のキ
ャニスタ11側と燃料タンク1とを接続する通路10が
設けられており、通路10の途中には二方向弁7が設け
られている。通路4及び10と燃料タンク1との接続部
には、それぞれフロート弁8及び9が設けらている。
【0013】キャニスタ10はパージ通路12を介して
内燃機関の吸気系(スロットル弁の下流側)14に接続
されており、パージ通路12の途中にはパージ制御弁1
3が設けられている。
【0014】図2は、本発明の第1実施例にかかる開閉
弁5の構造を示す断面図であり、図1と合わせて参照し
て開閉弁5の構造を説明する。
【0015】開閉弁5のケーシング20の内部は、ダイ
ヤフラム21により、通路4を介して燃料タンク1に連
通する第1の圧力室22と、通路6を介して燃料供給管
2の給油口近傍に連通する第2の圧力室23とに分割さ
れている。ダイヤフラム21には、そのほぼ中央部にポ
ート28を開閉する弁体24及びリテーナ25が固定さ
れている。リテーナ25は、図3に示すように、円筒状
の形状を有し、ダイヤフラム21に接する底部より少し
上の位置に複数の貫通孔25aが設けられている。ま
た、リテーナ25とケーシング20との間に、ダイヤフ
ラム21を図の下方向に付勢するばね26が設けられて
いる。
【0016】さらに、ケーシング20の側方に第1の圧
力室22と第2の圧力室23とを連通する小径の燃料抜
き通路27が設けられている。通路27が第2の圧力室
23に開口する開口部27aは、ダイヤフラム21より
少し上の位置に設けられている。
【0017】また、本実施例では、ダイヤフラム21は
図4に示すように、燃料抜き通路27をシールするため
のシール部21aを有する構成としている。
【0018】次に以上のように構成される開閉弁5の動
作を説明する。
【0019】燃料タンク1への給油時以外は、第1圧力
室22内の圧力と第2圧力室23内の圧力がほぼ等し
く、図2に示すように、弁体24がポート28を閉塞す
る閉弁状態にある。この場合は、燃料タンク1内の圧力
が大気圧より所定圧以上上昇すると、二方向弁7が開弁
し、通路10及び通路4を介して蒸発燃料がキャニスタ
11に供給される。
【0020】一方給油時は、燃料キャップ3が外される
ので、給油口近傍の圧力が大気圧まで低下し、第2の圧
力室23内の圧力が第1の圧力室22内の圧力より低く
なるため、ダイヤフラム21が図の上方向に変形して、
開弁作動する。これにより、給油時は比較的大径の通路
4を介して燃料タンク1内で発生する蒸発燃料がキャニ
スタ11に供給される。
【0021】また、第2の圧力室23に液化した燃料が
溜まり、液面が燃料抜き通路27の開口部27aの位置
まで上昇すると、通路27を介して燃料が第1の圧力室
22へ流出し、最終的には燃料タンク1に戻される。こ
れにより、第2の圧力室23に燃料が溜まって開閉弁5
が開弁圧が上昇することを防止し、給油時において確実
に開弁作動させることができる。
【0022】なお、開口部27aの位置をダイヤフラム
21より少し上の位置に設けたのは、図7に示すよう
に、燃料溜り量が所定量aより少ないときは、開弁圧に
対する影響がほとんどないので、ある程度溜まったとき
にそれ以上溜まらないようにすれば十分であることを考
慮したものである。また、リテーナ25の貫通孔25a
は、リテーナ25の内側に燃料が溜まった場合に、その
燃料を排出するために設けたものであるが、図2に示す
ような構造では、リテーナ25の内側に燃料が溜まる可
能性は少ないので、貫通孔25aはなくてもよい。
【0023】図5は、本発明の第2実施例にかかる開閉
弁5の構造を示す断面図である。図2の第1実施例の構
成要素に対応するものには同一の符号を付して示してい
る。
【0024】本実施例では、第1実施例のケーシング2
0の側方の燃料抜き通路27に代えて、リテーナ25、
ダイヤフラム21及び弁体24を貫通する燃料抜き通路
30が設けられている。この点以外は第1実施例と同一
である。
【0025】本実施例では、第2の圧力室23に燃料が
溜まると、リテーナ25の内側の燃料は直接燃料抜き通
路30を介して、またリテーナ25の外側の燃料はリテ
ーナ25の貫通孔25a及び通路30を介して、第1の
圧力室22に流出し、最終的には燃料タンク1に戻され
るので、第1実施例と同様の効果を奏する。
【0026】なお、本実施例でも、貫通孔25aはダイ
ヤフラム21より少し上の位置に設けられているの、リ
テーナ25の外側に溜まる燃料はその液面が貫通孔25
aの位置まで達すると、第1の圧力室22に流出する。
【0027】なお、リテーナ25の貫通孔25a及び燃
料抜き通路30は、必ずしも複数設ける必要はなく、1
つでもよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、燃
料供給管に連通する第2の圧力室に燃料が溜まった場合
には、燃料は小径の通路を経由して第1の圧力室に流出
し、燃料タンクに戻されるので、第2の圧力室に燃料が
溜まって開閉弁が開弁圧が上昇することを防止し、給油
時において確実に開弁作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる蒸発燃料処理装置の
全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる開閉弁の断面図で
ある。
【図3】リテーナの斜視図である。
【図4】ダイヤフラムの平面図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかる開閉弁の断面図で
ある。
【図6】従来の開閉弁の断面図である。
【図7】燃料留まり量と開弁圧の変化量との関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 燃料供給管 4 蒸発燃料通路 5 開閉弁 6 通路 11 キャニスタ 21 ダイヤフラム 22 第1の圧力室 23 第2の圧力室 27、30 燃料抜き通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 健彰 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料タンクと該燃料タンク内
    で発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタとを連通する
    蒸発燃料通路の途中に設けられ、ケーシングと、該ケー
    シング内を、蒸発燃料の入口及び出口を有する第1の圧
    力室と前記燃料タンクの燃料供給管の入り口付近に連通
    する第2の圧力室とに分割する隔壁とを備える蒸発燃料
    処理装置の開閉弁において、 前記第1の圧力室と第2の圧力室とを連通する小径の通
    路を設けたことを特徴とする蒸発燃料処理装置の開閉
    弁。
  2. 【請求項2】 前記小径の通路は、前記ケーシングの側
    方に設けられ、前記第2の圧力室内に燃料が溜まったと
    きに前記第2の圧力室内の燃料を前記燃料タンクに戻す
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    蒸発燃料処理装置の開閉弁。
  3. 【請求項3】 前記小径の通路は、貫通孔を有する円筒
    状部材で取り囲まれて前記隔壁の中央部付近に設けら
    れ、前記第2の圧力室内に燃料が溜まったときに前記第
    2の圧力室内の燃料を前記燃料タンクに戻すように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処
    理装置の開閉弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6289929B1 (en) 1999-09-30 2001-09-18 Denso Corporation Pressure control valve for fuel tank
JP2013167175A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Toyota Motor Corp 燃料タンクシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6289929B1 (en) 1999-09-30 2001-09-18 Denso Corporation Pressure control valve for fuel tank
JP2013167175A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Toyota Motor Corp 燃料タンクシステム

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