JPH08269961A - 杭施工機用作業台昇降装置 - Google Patents

杭施工機用作業台昇降装置

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JPH08269961A
JPH08269961A JP7673095A JP7673095A JPH08269961A JP H08269961 A JPH08269961 A JP H08269961A JP 7673095 A JP7673095 A JP 7673095A JP 7673095 A JP7673095 A JP 7673095A JP H08269961 A JPH08269961 A JP H08269961A
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JP
Japan
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wire
arm
platform
sheave
winch
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JP7673095A
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Tatsuo Ito
達雄 伊藤
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作業台を旋回させてもワイヤによる支障が生じ
ないようにした杭施工機用作業台昇降装置を得る。 【構成】オーガ駆動機構12が昇降可能に係合され第1
ガイドレール8,10と平行に第2ガイドレール36,
38をリーダ2に設ける。また、第2ガイドレール3
6,38に沿って移動可能に支持された移動台42と、
移動台42に第2ガイドレール36,38と平行な軸の
廻りに回転可能に支持されたアーム部材60と、アーム
部材60に支持された搭乗台64とを有する作業台70
を設ける。更に、リーダ2の上端に固定アーム80を設
け、固定アーム80に回転可能に支持したシーブ82に
作業台用ウインチからのワイヤ78を巻き掛けてから水
平シーブ86に巻き掛け、旋回アーム90に回転可能に
支持したシーブ92にワイヤ78を巻き掛けてからワイ
ヤ78の先端に搭乗台64に吊下げた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーガ駆動機構やハン
マ機構等の施工機構による杭施工時の補助作業や、施工
機構の保守・点検作業等に用いられる作業台を昇降する
杭施工機用作業台昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平5−331855号公
報にあるように、リーダに設けられたガイドフレームに
沿って作業台を昇降可能に支持し、作業台に一端を締結
したワイヤをシーブに巻回した後、車体上のドラムに巻
取り、作業台を昇降させることができるように構成した
ものが知られている。
【0003】しかし、作業性の点からは、作業台は施工
機構に接近して形成するのがよいが、作業台を大きくす
ると、施工機構の昇降の際に、施工機構と作業台とが干
渉してしまったり、あるいは隣接する建物と干渉して作
業台を外さなければならないなどの問題が生じる場合が
ある。
【0004】そこで、実公昭57−26926号公報に
あるように、リーダに沿って設けた断面六角のガイド軸
に作業台を昇降自在に装着し、作業台をウインチにより
吊下げると共に、ガイド軸を回転させる機構を備えたも
のが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、オーガ駆動機構やハンマ機構等の施
工機構とオーガドリルや杭との接続等をする補助作業、
施工機構の保守・点検作業等をしやすくするために、作
業台をガイド軸の廻りに旋回させた場合、作業台を吊下
げているウインチからのワイヤが振られてしまい、ワイ
ヤが巻き掛けられているリーダの上端のシーブには規定
以上のフリートアングルが生じて溝からワイヤが外れて
しまう場合もあり、また、ワイヤが斜めになることによ
り作業台に横引き力が加わり強度上の悪影響もあるとい
う問題があった。
【0006】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、作業台を旋回させてもワイヤによる支障が
生じないようにした杭施工機用作業台昇降装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、立設されるリーダに設けられた第1ガ
イドレールに沿って施工機構を昇降させる杭施工機にお
いて、前記第1ガイドレールと平行に前記リーダに設け
られた第2ガイドレールに沿って移動可能に支持された
移動台と、該移動台に前記第2ガイドレールと平行な軸
の廻りに回転可能に支持されたアーム部材と、該アーム
部材に支持された搭乗台とを有する作業台を設け、前記
リーダの上端に設けた旋回アームからウインチのワイヤ
により前記搭乗台を吊下げたことを特徴とする杭施工機
用作業台昇降装置の構成がそれである。
【0008】また、前記リーダの上端に固定アームを設
け、該固定アームに回転可能に支持したシーブにウイン
チからのワイヤを巻き掛けてから水平シーブに巻き掛
け、更に、前記旋回アームに回転可能に支持したシーブ
に前記ワイヤを巻き掛けてから前記ワイヤの先端に前記
搭乗台を吊下げた構成としてもよい。
【0009】更に、前記搭乗台に2台のウインチを搭載
すると共に、前記両ウインチからのワイヤを前記旋回ア
ームに締結した構成としてもよく、あるいは、前記搭乗
台にウインチを搭載すると共に、前記旋回アームに回転
可能に支持したシーブに前記ウインチからのワイヤを巻
き掛け、該ワイヤの先端に前記搭乗台を吊下げた構成と
してもよい。
【0010】
【作用】前記構成を有する杭施工機用作業台昇降装置
は、ウインチにより作業台を第2ガイドレールに沿って
昇降させ、アーム部材を回転して搭乗台を施工機構に接
近させる。このとき、搭乗台の移動と共に旋回アームを
旋回させてワイヤにより搭乗台を鉛直に吊下げることが
できる。
【0011】また、固定アームと旋回アームとを備えた
ものでは、旋回アームを旋回させると、ウインチからの
ワイヤを水平シーブが固定アームのシーブから旋回アー
ムのシーブに導き、搭乗台を鉛直に吊下げる。更に、2
台のウインチを搭載したものでは、一方のウインチのワ
イヤが破断しても、他方のウインチのワイヤにより作業
台を昇降させることができる。搭乗台に搭載したウイン
チからのワイヤを旋回アームのシーブに巻き掛けたもの
では、ワイヤに加わる張力が半分になる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図2に示すように、1はクローラによる自走
式の杭施工機本体で、リーダ2が一対のステー4及びキ
ャッチングホーク6によって起倒自在に支持されると共
に、リーダ2をその軸の廻りに旋回させることができる
ように支持されている。
【0013】リーダ2にはその長手方向に沿って断面円
形の長尺状の2本の第1ガイドレール8,10が敷設さ
れており(図1、図4参照)、第1ガイドレール8,1
0には、オーガ駆動機構12が複数のガイドギブ14を
介して、第1ガイドレール8,10に沿って摺動可能に
係合されている。オーガ駆動機構12は、回転軸72に
取り付けられるオーガドリル16を回転駆動するように
構成されている。
【0014】また、オーガ駆動機構12に連結された押
込機構18が、第1ガイドレール8,10に複数のガイ
ドギブ20を介して、第1ガイドレール8,10に沿っ
て摺動可能に係合されている。押込機構18は、杭71
に軸方向押込力を付与する構成のものである。
【0015】オーガ駆動機構12には、吊りシーブ22
が回転可能に支持されており、ワイヤ24の一端は、リ
ーダ2の上端に止結されると共に、複数枚の吊りシーブ
22とリーダ2の上端に回転可能に支持された複数枚の
シーブ26とに巻き掛けられた後、リーダ2の上端に回
転可能に支持されたシーブ28に掛け渡されている。
【0016】更に、ワイヤ24は、リーダ2の中間に回
転可能に支持されたシーブ30を介して、杭施工機本体
1に設けられた主ウインチ32の回転ドラム34に巻回
され、主ウインチ32の駆動によりオーガ駆動機構1
2、押込機構18を昇降させることができるように構成
されている。
【0017】また、リーダ2には、図1、図4に示すよ
うに、第1ガイドレール8,10と平行に断面円形の第
2ガイドレール36,38が敷設されており、第2ガイ
ドレール36,38には、複数のガイドギブ40を介し
て、移動台42が第2ガイドレール36,38に沿って
摺動可能に係合されている。
【0018】移動台42には、アーム部材60が第2ガ
イドレール36,38と平行な支持軸62により、支持
軸62の廻りに回転可能に支持されている。また、アー
ム部材60の先端には、搭乗台64が同じく第2ガイド
レール36,38と平行な支持軸66により、支持軸6
6の廻りに回転可能に支持されている。尚、施工場所の
広さに余裕がある場合には、アーム部材60と搭乗台6
4とは一体的に固定されていても実施可能である。
【0019】支持軸66の廻りに搭乗台64を回転させ
ると、搭乗台64をアーム部材60の内側に抱え込み、
搭乗台64及びアーム部材60がコンパクトに折り畳ま
れた格納位置に移動可能に構成されている。しかも、こ
の格納位置にあるときに、オーガ駆動機構12及び押込
機構18を昇降させても、アーム部材や搭乗台64とオ
ーガ駆動機構12及び押込機構18とが干渉することが
ないように構成されている。
【0020】また、アーム部材60を支持軸62の廻り
に回転させると、図4に二点鎖線で示すように、アーム
部材60がオーガ駆動機構12、押込機構18の側面を
廻り込むようにして、搭乗台64がオーガ駆動機構1
2、押込機構18のほぼ正面側の作業位置に移動可能に
構成されている。
【0021】更に、移動台42に取り付けられた支持部
材61には、シリンダ63のヘッド側が揺動可能に連結
されており、シリンダ63のロッド側は、アーム部材6
0に固定された支持部材65に揺動可能に連結されてい
る。アーム部材60の先端側に取り付けられた支持部材
67には、シリンダ69のヘッド側が揺動可能に連結さ
れており、シリンダ69のロッド側は、搭乗台64に固
定された支持部材73に揺動可能に連結されている。そ
して、両シリンダ63,69を駆動して、搭乗台64を
格納位置と作業位置との間で移動させることができるよ
うに構成されている。尚、両シリンダ63,69を設け
ることなく、アーム部材60を自由に回転できるように
のみ構成しても実施可能である。
【0022】一方、リーダ2の下端側面には作業台用ウ
インチ74が取り付けられており、作業台用ウインチ7
4のドラム76に巻回されたワイヤ78は、リーダ2に
沿って上方に引き出され、リーダ2の上端に固定された
固定アーム80に回転可能に支持されたシーブ82に巻
き掛けられて、ワイヤ78を水平方向に導くことができ
るようにされている。
【0023】このワイヤ78は、図3に示すように、第
2ガイドレール36,38と平行な支持軸84の廻りに
回転可能に支持された水平シーブ86に掛けられた後、
同じく第2ガイドレール36,38と平行な支持軸88
の廻りに回転可能に支持された旋回アーム90の先端に
回転可能に支持されたシーブ92に巻き掛けられて、下
方に導き出されている。そして、ワイヤ78の先端は吊
金具94に締結されており、吊金具94は搭乗台64に
揺動可能に連結されている。
【0024】旋回アーム90は、搭乗台64が格納位置
にあるときでも、また、作業位置にあるときでも、ワイ
ヤ78がほぼ鉛直になるように、旋回アーム90の長さ
が決められると共に、少なくとも格納位置及び作業位置
の範囲で旋回可能なように構成されている。
【0025】また、固定アーム80から延出された支持
部材96には、シリンダ98のヘッド側が揺動可能に連
結されており、シリンダ98のロッド側は、旋回アーム
90に取り付けられた支持部材100に揺動可能に連結
されている。このシリンダ98を駆動して、旋回アーム
90を搭乗台64の格納位置及び作業位置に対応して旋
回させるように構成されている。
【0026】一方、水平シーブ86は、旋回アーム90
の旋回に伴ってワイヤ78が両シーブ82,92から外
れないように、旋回アーム90が格納位置と作業位置と
の間にあるときに、固定アーム80側のシーブ82から
のワイヤ78を外周の溝に巻き掛けて旋回アーム90側
のシーブ92に導くように配置されている。尚、本実施
例では、ガイドギブ40、移動台42、アーム部材6
0、搭乗台64、吊金具94により作業台70が構成さ
れている。押込機構18は、中掘り杭工法の際に用いら
れるもので、必要に応じて設ければよい。
【0027】次に、前述した本実施例の杭施工機用作業
台昇降装置の作動について、中掘り杭工法による施工を
例に説明する。オーガ駆動機構12により、杭71の中
空内部に挿入したオーガドリル16を回転させながら、
押込機構18により軸方向に押圧力を付与して杭71を
建て込む。そして、所定深さに建込むと、オーガ駆動機
構12と押込機構18とを主ウインチ32を駆動して第
1ガイドレール8,10に沿って上昇させる。次に、新
たな杭71を継ぎ足すと共に、オーガドリル16同士を
接続する。
【0028】そして、リーダ2の下端にまで下降され、
格納位置にある搭乗台64に作業者が搭乗し、作業台用
ウインチ74を駆動して、作業台70を第2ガイドレー
ル36,38に沿ってオーガドリル16の先端近傍にま
で上昇させる。このとき、地上側の別の作業者が、作業
台70上の作業者の指示にしたがって、作業台用ウイン
チ74を操作してもよく、あるいは、作業台70上の作
業者が、作業台70上で遠隔操作してもよい。
【0029】また、ワイヤ78は、旋回アーム90のシ
ーブ92により鉛直方向から水平方向に導かれると共
に、水平シーブ86により固定アーム80のシーブ82
に導かれる。そして、固定アーム80のシーブ82によ
り水平方向から鉛直方向に導かれた後、ドラム76に巻
き取られる。
【0030】次に、作業台70上の作業者が、地上側の
別の作業者に指示して主ウインチ32を操作させ、オー
ガ駆動機構12を下降させる。その際、作業台70上の
作業者は、図4に示すように、シリンダ69を駆動し
て、格納位置から支持軸66の廻りに搭乗台64を回転
させると共に、シリンダ63を駆動して、支持軸62の
廻りにアーム部材60を回転させ、搭乗台64を作業位
置に移動させる。
【0031】また、同時に、図3に示すように、シリン
ダ98を駆動して、旋回アーム90を支持軸88の廻り
に旋回させる。このとき、ワイヤ78が鉛直な状態を維
持しながら、搭乗台64の移動と旋回アーム90の旋回
とが同期するように、各シリンダ63,69,98を同
期制御するのがよい。
【0032】搭乗台64を移動させると共に旋回アーム
90を旋回させることにより、移動途中でもワイヤ78
を鉛直状態を保ちながら移動させることができ、旋回ア
ーム90のシーブ92に規定以上のフリートアングルが
生じることがなく、ワイヤ78がシーブ92から外れる
のを防止できる。
【0033】しかも、旋回アーム90が旋回しても、ワ
イヤ78は水平シーブ86に巻き掛けられて、水平シー
ブ86により、ワイヤ78を固定アーム80のシーブ8
2に導く。よって、旋回アーム90を旋回させても、両
シーブ82,92に規定以上のフリートアングルが生じ
ることがなく、ワイヤ78がシーブ82,92から外れ
ることがない。そして、作業位置で作業台用ウインチ7
4を駆動して、作業台70を昇降させても、ワイヤ78
は鉛直な状態を保って巻き取られ、あるいは繰り出され
るので、作業台70に横引き力は加わらない。
【0034】また、例えば、接続作業では、オーガ駆動
機構12の回転軸72に形成された6角孔にオーガドリ
ル16の先端の6角軸を挿入するので、回転軸72とオ
ーガドリル16との位相を合わせて接続する必要があ
る。そのとき、作業者は、地上の作業者に回転軸72の
インチング操作を指示しながら、位相が合うように、オ
ーガドリル16を動かしたりして芯を合わせる。オーガ
ドリル16を挿入した後、搭乗台64上の作業者は、回
転軸72に図示しない連結ピンをハンマー等で打ち込み
回転軸72とオーガドリル16とを連結する。
【0035】次に、接続作業終了後は、前述したとは逆
に、シリンダ63を駆動して支持軸62の廻りにアーム
部材60を回転させると共に、シリンダ69を駆動して
支持軸66の廻りに搭乗台64を回転させ、搭乗台64
を格納位置に移動させる。また、同時にシリンダ98を
駆動して旋回アーム90を旋回させて、ワイヤ78が鉛
直となるように保つ。格納位置に移動した後、作業台用
ウインチ74を駆動して、作業台70を降下させる。
【0036】そして、前述したようにオーガ駆動機構1
2を駆動してオーガドリル16を回転させながら、杭7
1を建て込む。オーガ駆動機構12及び押込機構18を
下降させても、オーガ駆動機構12や押込機構18が作
業台70に干渉することがなく、第2ガイドレール3
6,38に作業台70を支持した状態のままでも、所定
の位置にまで支障なく下降させることができる。
【0037】このように、作業者は、搭乗台64を移動
させてオーガ駆動機構12に接近させ、オーガ駆動機構
12の回転軸72とオーガドリル16との接続作業やオ
ーガ駆動機構12及び押込機構18の保守・点検作業等
を容易に効率よく行うことができる。搭乗台64を移動
させて格納すると、オーガ駆動機構12及び押込機構1
8を昇降させても、干渉することがなく、また、隣接す
る建物と接近して杭施工を行うことができる。
【0038】しかも、搭乗台64と共に旋回アーム90
を旋回させるので、ワイヤ78は鉛直な状態を保つこと
ができ、シーブ92に規定以上のフリートアングルが生
じることがなく、作業台70に横引き力が加わらない。
また、旋回アーム90を旋回させても、ワイヤ78は水
平シーブ86により、両シーブ82,92に規定以上の
フリートアングルが生じないように導くので、ワイヤ7
8がシーブ82,92から外れるのを防止できる。
【0039】更に、搭乗台64をワイヤ78により直接
吊下げているので、移動台42やアーム部材60等が破
損したりしても、安全に吊下げることができる。また、
作業台70のうちで、搭乗台64は重い方であり、その
搭乗台64を吊下げることにより、作業台70の重心に
近い位置を吊下げることができる。
【0040】次に前述した実施例と異なる第2実施例に
ついて、図5によって説明する。尚、前述した実施例と
同じ部材については、同一番号を付して詳細な説明を省
略する。以下同様。本第2実施例では、吊金具94上に
2台の作業台用ウインチ100,102が搭載されてお
り、両作業台用ウインチ100,102からの両ワイヤ
104,106の先端は、リーダ2の上端に設けられた
旋回アーム108の先端に締結されている。旋回アーム
108は、前記実施例と同様、支持軸88の廻りに回転
可能に支持されており、シリンダ98により旋回駆動さ
れるように構成されている。
【0041】これにより、両作業台用ウインチ100,
102を駆動して作業台70を昇降させることができる
と共に、搭乗台64を格納位置と作業位置との間で移動
しても、旋回アーム108を旋回させることにより、両
ワイヤ104,106を鉛直な状態に保つことができ
る。よって、作業台70に横引き力が加わることがな
く、また、シーブを用いなくてもよいので、ワイヤ10
4,106がシーブから外れるといったことを考慮する
必要もなく、構造も簡単になる。しかも、2台の作業台
用ウインチ100,102によりそれぞれワイヤ10
4,106で吊下げているので、一方のワイヤ104,
106が破断したとしても、他方のワイヤ104,10
6により作業台70を安全に下降させることができる。
【0042】尚、シリンダ98を設けることなく、旋回
アーム108を自在に旋回できるように支持して、搭乗
台64の移動によりワイヤ104,106を介して旋回
アーム108を旋回させるようにしても実施可能であ
る。これにより、構造がより簡単になる。
【0043】次に第2実施例と異なる第3実施例につい
て、図6によって説明する。本第3実施例では、前述し
た固定アーム80を設けることなく、吊金具94に1台
の作業台用ウインチ110を搭載し、作業台用ウインチ
110からのワイヤ112を旋回アーム90のシーブ9
2に巻き掛けた後、ワイヤ112の先端が吊金具94に
締結されている。
【0044】この場合でも、作業台用ウインチ110を
駆動して作業台70を昇降させることができると共に、
搭乗台64を格納位置と作業位置との間で移動しても、
旋回アーム90を旋回させることにより、ワイヤ112
を鉛直な状態に保つことができる。よって、作業台70
に横引き力が加わることがなく、ワイヤ112に加わる
張力は、作業台70による荷重の半分になり、また、1
台の作業台用ウインチ110で昇降させることができる
ので、構造が簡単になる。
【0045】尚、この場合も、シリンダ98を設けるこ
となく、旋回アーム90を自在に旋回できるように支持
して、搭乗台64の移動によりワイヤ112を介して旋
回アーム90を旋回させるようにしても実施可能であ
る。これにより、構造がより簡単になる。
【0046】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の杭施工機用
作業台昇降装置は、搭乗台を移動させて施工機構に接近
させると、接続作業や保守・点検作業等を容易に効率よ
く行うことができ、搭乗台を移動させて、隣接する建物
と接近して杭施工を行うことができる。しかも、搭乗台
と共に旋回アームを旋回させることができるので、ワイ
ヤを鉛直な状態に保つことができ、シーブに規定以上の
フリートアングルが生じることがなく、また、作業台に
横引き力が加わらないので強度上の悪影響を受けること
がないという効果を奏する。
【0048】また、2台のウインチを搭載したもので
は、一方のウインチのワイヤが破断しても他方のウイン
チのワイヤにより作業台を昇降させることができ、搭乗
台に搭載したウインチからのワイヤを旋回アームのシー
ブに巻き掛けたものでは、ワイヤに加わる張力を半分に
でき、構造も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての杭施工機用作業台昇
降装置の斜視図である。
【図2】本実施例の杭施工機用作業台昇降装置を備えた
杭施工機の側面図である。
【図3】本実施例の固定アームと旋回アームとの拡大平
面図である。
【図4】本実施例の作業台の拡大平面図である。
【図5】第2実施例の杭施工機用作業台昇降装置の斜視
図である。
【図6】第3実施例の杭施工機用作業台昇降装置の斜視
図である。
【符号の説明】
1…杭施工機本体 2…リーダ 8,10…第1ガイドレール 12…オーガ駆動機構 16…オーガドリル 36,38…第2ガイドレール 42…移動台 60…アーム部材 62…支持軸 64…搭乗台 70…作業台 71…杭 74,100,102,110…作業台用ウインチ 78,104,106,112…ワイヤ 80…固定アーム 82,92…シーブ 86…水平シーブ 90…旋回アーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設されるリーダに設けられた第1ガイ
    ドレールに沿って施工機構を昇降させる杭施工機におい
    て、 前記第1ガイドレールと平行に前記リーダに設けられた
    第2ガイドレールに沿って移動可能に支持された移動台
    と、該移動台に前記第2ガイドレールと平行な軸の廻り
    に回転可能に支持されたアーム部材と、該アーム部材に
    支持された搭乗台とを有する作業台を設け、 前記リーダの上端に設けた旋回アームからウインチのワ
    イヤにより前記搭乗台を吊下げたことを特徴とする杭施
    工機用作業台昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記リーダの上端に固定アームを設け、
    該固定アームに回転可能に支持したシーブにウインチか
    らのワイヤを巻き掛けてから水平シーブに巻き掛け、更
    に、前記旋回アームに回転可能に支持したシーブに前記
    ワイヤを巻き掛けてから前記ワイヤの先端に前記搭乗台
    を吊下げたことを特徴とする請求項1記載の杭施工機用
    作業台昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記搭乗台に2台のウインチを搭載する
    と共に、前記両ウインチからのワイヤを前記旋回アーム
    に締結したことを特徴とする請求項1記載の杭施工機用
    作業台昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記搭乗台にウインチを搭載すると共
    に、前記旋回アームに回転可能に支持したシーブに前記
    ウインチからのワイヤを巻き掛け、該ワイヤの先端に前
    記搭乗台を吊下げたことを特徴とする請求項1記載の杭
    施工機用作業台昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111350182A (zh) * 2018-12-20 2020-06-30 包尔机械有限公司 打桩装置和用于打入打桩材料的方法

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