JP2954828B2 - 供給線支持機構付掘削装置 - Google Patents

供給線支持機構付掘削装置

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JP2954828B2
JP2954828B2 JP10289094A JP10289094A JP2954828B2 JP 2954828 B2 JP2954828 B2 JP 2954828B2 JP 10289094 A JP10289094 A JP 10289094A JP 10289094 A JP10289094 A JP 10289094A JP 2954828 B2 JP2954828 B2 JP 2954828B2
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下動する移動台に設
けられた旋回台上の駆動源と地上等に設けられた電源や
油圧源とを接続するケーブルやホース等の供給線を、吊
下げられたハンガーに、上下動や旋回動による破損等か
ら防止するように支持する供給線支持機構付掘削装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、リーダに摺動可能に支持され
た移動台に旋回台を旋回可能に搭載し、旋回台に複数の
掘削具を回転させる駆動源を設け、複数の連続した掘削
孔を形成するものが知られている。例えば、実開昭59
−89146号公報や特公平1−41767号公報にあ
るように、3本のオーガドリルを一列に並べ、連続した
複数の掘削孔を掘削することができるようにすると共
に、コーナ部を掘削する場合における方向の変換も容易
に行えるようにするために、3本のオーガドリルを一列
に並べた状態で旋回させることができるように構成した
ものが知られている。
【0003】このような装置において、特に実開昭59
−89146号公報にある場合のように、駆動源も3本
のオーガドリルと共に旋回する構成のものでは、駆動源
が電動モータである場合には地上の電源と電源ケーブル
を介して接続し、また、駆動源が油圧モータである場合
には、地上の油圧源と油圧ホースを介して接続してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、図8に示すように、電源ケーブルや
油圧ホース等の供給線100を、掘削装置本体101に
立設されたリーダ102に吊下げられたハンガー104
に支持すると共に、このハンガー104から「U」字状
に垂下させた後、駆動源106に接続している。移動台
108の上下動により供給線100に引張力が加わらな
いようにして、供給線100が破断されないようにして
いる。
【0005】一方、駆動源106は、複数のオーガドリ
ル110,112と共に旋回するので、ハンガー104
から垂下させた後、直接駆動源106に接続したので
は、図9に破線で示すように、ハンガー104と反対側
に右旋回させたときに、供給線100がリーダ102と
接近する。そして、リーダ102に設けられている図示
しない梯子等と干渉して破断されるおそれがあるという
問題がある。
【0006】そこで、図9に示すように、移動台108
に旋回可能に設けられ駆動源106が載置された旋回台
114にアーム116を取り付けて、このアーム116
の先端に供給線100を支持して、供給線100とリー
ダ102とが離れるようにすることも考えられる。
【0007】しかし、右旋回時にアーム116の前方へ
の突き出し量Aが大きく、家屋等の障害物が接近してい
る工事現場では、アーム116が家屋等と干渉して施工
位置が制限されてしまうという問題が生じる。また、左
旋回時には、「U」字状の幅の寸法Wが小さくなるた
め、「U」字状に垂下される長さLが長くなり、移動台
108を下降させた場合、「U」字状に垂下されている
供給線100の下端Bが地面に近づき、掘削装置本体1
01の旋回の妨げになったり、走行動作の妨げになった
り、更に、供給線100が地面と接触してしまい、移動
台108を下端まで下降させることができなくなってし
まうという問題が生じる。
【0008】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、旋回台の旋回に伴って、供給線の支持状態
が大きく変化しないように供給線を支持する供給線支持
機構付掘削装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、立設されたリーダに摺動可能に支持さ
れた移動台をワイヤにより吊下げ、該ワイヤの巻上げ・
繰出しにより前記移動台を上下させ、前記移動台に旋回
台を前記リーダと平行な旋回中心の廻りに旋回可能に支
持すると共に、前記旋回台に設けられた駆動源により掘
削具を回転させる掘削装置において、前記旋回台の側面
に可動リンクの第1支点部を、また、前記移動台の側面
に一端が回転可能に支持された可動アームの他端に前記
可動リンクの第2支点部をそれぞれ前記旋回中心と平行
な支点中心の廻りに回転可能に支持すると共に、前記可
動アームの長さを前記第2支点部が前記旋回台よりも大
きく飛び出さない長さに形成し、少なくとも供給線を吊
下げられたハンガーから垂らした後、前記第2支点部内
を通してから前記第1支点部内を通して前記駆動源に接
続したことを特徴とする供給線支持機構付掘削装置の構
成がそれである。
【0010】また、吊り下げられたハンガーを円弧上を
動く前記第2支点部からほぼ等距離に設けた構成として
もよく、更に、前記供給線は前記第1支点部内に固定さ
れると共に、前記第2支点部と同芯上に回転可能に支持
された回転リングに前記供給線を固定した構成としても
よい。
【0011】
【作用】前記構成を有する供給線支持機構付掘削装置
は、旋回台が旋回中心の廻りに旋回すると、可動リンク
が第1支点部の支点中心の廻りに旋回台に対して回転
し、また、可動アームが移動台に対して回転すると共
に、可動アームと可動リンクとが第2支点部の支点中心
の廻りに回転する。よって、供給線がリーダに接近する
のを防止でき、可動リンクが旋回台から大きく飛び出さ
ないので、家屋等に接近させて掘削することができる。
【0012】また、ハンガーを円弧状を動く第2支点部
からほぼ等距離に設けると、第2支点部とハンガーとの
距離の変化は少なく、旋回台の旋回により、供給線が大
きく垂れ下がらない。更に、回転リングに供給線を固定
することにより、可動リンク内で供給線がよじれること
がない。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図4に示すように、1は自走式の掘削装置本
体で、その前側にはリーダ2が立設されており、リーダ
2にはその長手方向に沿って1組のレール4,6が敷設
されている。そして、レール4,6に、移動台8が複数
のガイドギブ10を介して摺動可能に支持されており
(図2、図3参照)、移動台8には、複数の吊りシーブ
12が回転可能に支承されている。
【0014】この吊りシーブ12に巻回されたワイヤ1
4の一端は、リーダ2の上端に止結されると共に、他端
はリーダ2の上端に回転可能に支承された図示しないシ
ーブに掛け渡されて、掘削装置本体1内に設けられた図
示しないウインチに締結されており、ワイヤ14の巻上
げ・繰出しにより移動台8を上下動させることができる
ように構成されている。
【0015】また、移動台8には、旋回台16から前記
レール4,8と平行に上方に突出された旋回軸18が軸
受け20を介して回転可能に支持されると共に、旋回台
16から下方に突き出された筒状部22の先端に取り付
けられたホイールギヤ24が軸受け26を介して回転可
能に支持されて、旋回台16が移動台8にレール4,8
と平行な旋回中心WCの廻りに旋回可能に支持されてい
る。
【0016】ホイールギヤ24にはウオームギヤ25が
噛合されており、ウオームギヤ25は移動台8に取り付
けられた旋回駆動源27の出力軸に固定されている。
尚、旋回駆動源27としては、本実施例では油圧モータ
が用いられているが、電動モータであっても実施可能で
ある。
【0017】旋回台16には旋回中心WCと同芯上に主
軸28が筒状部22内を通って下方に突き出されて回転
可能に支持されると共に、主軸28と所定間隔で主軸2
8と平行に副軸30が下方に突き出されて回転可能に支
持されている。そして、主軸28と副軸30との先端に
は、それぞれオーガドリル32,34が取り付けられて
いる。
【0018】また、図5に示すように、旋回台16内
に、主軸28に固定された主軸歯車36と副軸30に固
定された副軸歯車38とが収納されており、主軸歯車3
6と副軸歯車38とにはそれぞれ2個のアイドル歯車4
0,42が噛合されている。これらのアイドル歯車4
0,42も互いに噛合されており、副軸30が回転され
ると、アイドル歯車40,42を介して主軸28が逆方
向に回転されるように構成されている。
【0019】更に、旋回台16には、駆動源44が設け
られており、この駆動源44の出力軸に取り付けられた
駆動歯車46が副軸歯車38に噛合されている。尚、駆
動源44としては、本実施例では電動モータが用いられ
ているが、油圧モータであってもよい。
【0020】旋回台16から上方に突き出された主軸2
8と副軸30との先端には、それぞれコンクリートミル
ク等の流体を固定側から回転側に流通させるスイベルジ
ョイント48,50が取り付けられている。尚、駆動源
44、スイベルジョイント48,50は、図1,図2,
図3に二点鎖線で示すように保護カバー52で覆われて
いる。
【0021】一方、旋回台16の側面には、固定アーム
54が取り付けられており、固定アーム54には、図6
に示すように、旋回中心WCと平行な挿入孔56が形成
されている。この挿入孔56には筒状の第1支点部60
が挿入されて、第1支点中心C1の廻りに回転可能に支
持されている。
【0022】第1支点部60には、略半円弧状に形成さ
れた複数の、本実施例では4本のガイド部材62の一端
が固定されており、ガイド部材62の他端にはリング状
の第2支点部64が固定されている。複数のガイド部材
62は、同一円周上に配置されており、複数箇所に設け
られた補強部材66により複数のガイド部材62が接続
されると共に、複数のガイド部材62に囲まれた内部に
空間が形成されるように構成されている。本実施例で
は、第1支点部60、ガイド部材62、補強部材66、
第2支点部64により可動リンク68が形成されてい
る。
【0023】また、移動台8の側面には、固定アーム7
0が取り付けられており、固定アーム70の先端には可
動アーム72が、旋回中心WCと平行な回転中心LCの
廻りに回転可能に支持されている。可動アーム72の先
端には、同芯上に上下2つのリング72,74が取り付
けられており、上リング72には第2支点部64が、旋
回中心WCと平行な第2支点中心C2の廻りに回転可能
に挿入され、第2支点部64に取り付けられた抜け止め
部材76により抜け止めが図られている。また、下リン
グ74には回転リング78が回転可能に挿入されて、回
転リング78に取り付けられた抜け止め部材80により
抜け止めが図られている。
【0024】図7に示すように、本実施例では旋回中心
WCと回転中心LCとの間の距離a、回転中心LCと第
2支点中心C2との間の距離b、第2支点中心C2と第
1支点中心C1との距離c、第1支点中心C1と旋回中
心WCとの間の距離dの関係は、回転中心LCと第2支
点中心C2との間の距離bが最も短く、これと対偶をな
す旋回中心WCと回転中心LCとの間の距離aの移動台
8が固定されている。
【0025】各距離a,b,c,dの関係はこれに限ら
れるものではなく、図7(ロ)に示すように、第1支点
中心C1と旋回中心WCとの間の距離dが最も短い構成
でも実施可能である。旋回台16は、本実施例ではほぼ
110度の範囲で揺動するが、旋回台16は360度回
転できる必要はなく、90度以上で180度以下の範囲
で揺動できれば十分であり、それに応じて、可動リンク
68で連結された可動アーム72が揺動できるように、
各距離a,b,c,dを定めればよい。
【0026】また、第1支点中心C1と旋回中心WCと
の間の距離d及び第1支点中心C1の位置は、旋回台1
6が旋回して、図2に示すように、それぞれ中立時、右
旋回時、左旋回時にあるときに、第1支点部60が旋回
台16から大きく飛び出さないような距離及び位置に設
けられている。
【0027】回転中心LCと第2支点中心C2との間の
距離b及び第2支点中心C2の位置も、旋回台16が旋
回して、それぞれ中立時、右旋回時、左旋回時にあると
きに、第2支点部64が旋回台16から大きく飛び出さ
ないような距離及び位置に設けられている。
【0028】更に、旋回台16が左旋回したときには、
一旦、旋回中心WCと第1支点中心C1と第2支点中心
C2とが一直線上になり、更に、左旋回すると、可動ア
ーム72の旋回方向が変化し、これにより、第2支点中
心C2の最大揺動範囲が小さくなる。
【0029】一方、地上に置かれた、あるいは、掘削装
置本体1上に載置された発電装置や油圧発生装置等の供
給源に一端が接続された電源ケーブルあるいは油圧ホー
ス等の供給線82は、リーダ2から吊下げられたハンガ
ー84に掛けられている。尚、ハンガー84は、リーダ
2から吊下げる場合に限らず、リーダ2のステイ85か
ら吊下げる場合でもよく、あるいは他の箇所から吊下げ
た場合でも実施可能である。
【0030】ハンガー84の位置は、図2、図4に示す
ように、ハンガー84に掛けられた供給線82を「U」
字状に垂れ下げさせることができる程度の高さに吊下げ
られており、また、回転中心LCを中心にした円弧上を
動く第2支点部64からほぼ等距離にあるように、可動
アーム72の延長線上の近傍で、第2支点部64が円弧
上を移動しても第2支点部64とハンガー84との距離
が大きく変わらないような位置に設けられている。
【0031】ハンガー84に掛けられた供給線82は、
その後、図4に示すように、ハンガー84から「U」字
状に垂らした後、回転リング78内を通してから、第2
支点部64内を通し、そして、ガイド部材62に囲まれ
た空間を通して、第1支点部60内を通されている。
【0032】その後、供給線82の他端は駆動源44に
接続、本実施例では駆動源44の端子箱86に接続され
ている。また、本実施例では、供給線82と共に、コン
クリートミルクを供給する2本の供給ホース88,90
も供給線82と同様にハンガー84に掛けられた後、回
転リング78内を通してから、第2支点部64内を通
し、第1支点部60内を通してから各スイベルジョイン
ト48,50に接続されている。
【0033】供給線82と供給ホース88,90とは、
回転リング78にクランプ部材92により固定されると
共に、第1支点部60に支持部材94により支えられて
いる。次に本実施例の供給線支持機構付掘削装置の作動
について説明する。
【0034】まず、供給線82を介して供給源に接続さ
れた駆動源44が駆動されて、駆動歯車46、副軸歯車
38を介して副軸30が回転されると共に、アイドル歯
車42,40、主軸歯車36を介して主軸28が回転さ
れる。主軸28、副軸30が回転されると、両オーガド
リル32,34が回転され、また、ワイヤ14が繰出さ
れて移動台8がレール4,6に沿って下降し、掘削が行
われる。移動台8が下降すると、供給線82、供給ホー
ス88,90は、その一端が移動台8と共に下降し、他
端はハンガー84に固定されているので、「U」字状に
垂れ下がっている下端は、移動台8の下降量の半分下降
する。
【0035】所定の深さまで掘削して、掘削が終了する
と、ワイヤ14を巻き上げて移動台8を上昇させ、両オ
ーガドリル32,34を引き上げる。そして、掘削装置
本体1を移動して、両オーガドリル32,34により連
続した溝を形成する。コーナ部を掘削する場合のよう
に、この溝の方向を変えるときには、旋回駆動源27を
駆動して、ウオームギヤ25、ホイールギヤ24を介し
て旋回台16を旋回中心WCの廻りに旋回させる。
【0036】この旋回台16の旋回により、図2に示す
ように、第1支点部60は挿入孔56内で回転するが、
旋回台16に対して相対的な平面上での位置に変化はな
く、第1支点部60と駆動源44の端子箱86との距離
に変化はないので、第1支点部60と端子箱86間の供
給線82が引っ張られることはない。また、供給ホース
88,90についても同様である。
【0037】しかも、本実施例の場合では、図2に示す
ように、旋回台16の右旋回時に供給線82、供給ホー
ス88,90は可動リンク68により旋回台16から離
れた箇所で「U」字状に垂れ下げられ、リーダ2からも
離される。よって、リーダに設けられている梯子等と供
給線82、供給ホース88,90とが干渉して破断され
るのを防ぐ。
【0038】また、旋回台16が旋回して左旋回時又は
右旋回時に、第1支点部60と第2支点部64とは旋回
台16から大きく突き出さない。よって、コーナ部等を
掘削する際に、隣の家屋等と掘削装置本体1とを接近さ
せて掘削しても、可動リンク68が旋回に伴って家屋等
に突き当たったりすることがなく、家屋等に接近した箇
所でも掘削できる。
【0039】更に、可動リンク68が旋回台16により
移動されて、可動アーム72を回転中心LCの廻りに回
転させる。これにより、第2支点部64は、回転中心L
Cを中心とする円弧上を移動する。この際、図2に示す
ように、第2支点部64が円弧状に移動しても、第2支
点部64とハンガー84との距離の変化は少なく、
「U」字状に垂れ下がっている供給線82の幅の変化は
少ない。
【0040】従って、旋回台16を旋回させても、
「U」字状に垂れ下がっている供給線82の下端の位置
の変化は少なく、ワイヤ14を繰出して移動台8を下降
させた際に、「U」字状に垂れ下がっている供給線82
の下端が地面に近づき、掘削装置本体1の旋回の妨げと
なったり、走行の妨げとなったりすることがない。
【0041】また、供給線82、供給ホース88,90
は、第1支点部60に固定されると共に、回転リング7
8に固定されており、旋回台16の旋回に伴って、可動
リンク68の第1支点部60と第2支点部64とが回転
して、供給線82、供給ホース88,90がひねられ
る。回転リング78がそれに伴って回転して、ひねりが
吸収され、ひねりによる供給線82、供給ホース88,
90の破断を防止する。
【0042】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の供給線支持
機構付掘削装置は、旋回台の旋回時に供給線は可動リン
クによりリーダから離され、リーダに設けられている梯
子等と供給線の干渉を防ぎ、破断を防止することができ
る。また、旋回台の旋回時に、第1支点部と第2支点部
とは旋回台から大きく突き出さないので、コーナ部等を
掘削する際に、隣の家屋等と掘削装置本体とを接近させ
て掘削することができる。更に、旋回台が旋回しても、
第2支点部とハンガーとの距離の変化は少なく、垂れ下
がっている供給線の幅の変化は少ないので、移動台を下
降させた際に、供給線の下端が地面に近づき、掘削装置
本体の旋回の妨げとなったり、走行の妨げとなったりす
ることがない。また、旋回台の旋回に伴って、回転リン
グが回転して、供給線のひねりが吸収され、ひねりによ
る供給線の破断を防止するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての供給線支持機構付掘
削装置の拡大正面図である。
【図2】本実施例の供給線支持機構付掘削装置の拡大平
面図である。
【図3】本実施例の旋回台と移動台の一部を破断した拡
大側面図である。
【図4】本実施例の掘削装置の側面図である。
【図5】本実施例の主軸と副軸の歯車列を示す説明図で
ある。
【図6】本実施例の可動リンクの拡大断面図である。
【図7】本実施例の旋回台、移動台、可動リンク、可動
アームによるリンク構成図である。
【図8】従来の掘削装置の側面図である。
【図9】従来の固定アームを用いた供給線支持機構の平
面図である。
【符号の説明】
1,101…掘削装置本体 2,102…リーダ
8…移動台 14…ワイヤ 16…旋回台
28…主軸 30…副軸 44,106…駆動源
60…第1支点部 64…第2支点部 68…可動リンク
72…可動アーム 82,100…供給線 84,104…ハンガー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 19/02 E21B 19/22 E21B 7/00 E02F 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設されたリーダに摺動可能に支持され
    た移動台をワイヤにより吊下げ、該ワイヤの巻上げ・繰
    出しにより前記移動台を上下させ、前記移動台に旋回台
    を前記リーダと平行な旋回中心の廻りに旋回可能に支持
    すると共に、前記旋回台に設けられた駆動源により掘削
    具を回転させる掘削装置において、 前記旋回台の側面に可動リンクの第1支点部を、また、
    前記移動台の側面に一端が回転可能に支持された可動ア
    ームの他端に前記可動リンクの第2支点部をそれぞれ前
    記旋回中心と平行な支点中心の廻りに回転可能に支持す
    ると共に、前記可動アームの長さを前記第2支点部が前
    記旋回台よりも大きく飛び出さない長さに形成し、 少なくとも供給線を吊下げられたハンガーから垂らした
    後、前記第2支点部内を通してから前記第1支点部内を
    通して前記駆動源に接続したことを特徴とする供給線支
    持機構付掘削装置。
  2. 【請求項2】 吊り下げられたハンガーを円弧上を動く
    前記第2支点部からほぼ等距離に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の供給線支持機構付掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記供給線は前記第1支点部に固定され
    ると共に、前記第2支点部と同芯上に回転可能に支持さ
    れた回転リングに前記供給線を固定したことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の供給線支持機構付掘削装
    置。
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JPH07310490A (ja) 1995-11-28

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