JPH08268529A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH08268529A
JPH08268529A JP7586495A JP7586495A JPH08268529A JP H08268529 A JPH08268529 A JP H08268529A JP 7586495 A JP7586495 A JP 7586495A JP 7586495 A JP7586495 A JP 7586495A JP H08268529 A JPH08268529 A JP H08268529A
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JP7586495A
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Masatoshi Takashima
真敏 高島
Eiji Nakamura
英士 中村
Takaaki Hayashi
孝明 林
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬入ステーションd2,d1に2個1組で送
られた物品C4,C3を2個送りして加工ステーション
e2,e1に送り、加工ステーションe2,e1で加工
された物品C5,C6を2個送りして洗浄ステーション
f2,f1に送り、洗浄された物品C5,C6を1個ず
つ検測ステーションgに送る物品搬送を1台の搬送装置
で実現する。 【構成】 移動部材12に2種類の係合爪A,Bを設
け、移動部材12を切換用シリンダ22で回転させて、
係合爪A,Bがともに物品Cを送る状態と、係合爪Bの
みが物品Cを送る状態に切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク等の物品を、例
えば搬入ステーションから加工ステーションへ、加工ス
テーションから洗浄ステーションへといったように、ス
テーションからステーションへ搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭59−179809号公報に、チ
ェーンコンベアに物品と係合する係合爪を設け、かつ、
その係合爪が物品と係合する状態と係合しない状態との
間で切換わるようにし、係合爪が特定の位置に達したと
きに物品と係合する状態から係合しない状態に切換わる
ようにした搬送装置が開示されている。この技術による
と、チェーンコンベアによって物品を特定位置にまで搬
送し、その位置で係合を解除して停止させることができ
る。
【0003】本出願人はさらに工夫を重ね、ステーショ
ンからステーションへ物品を搬送する搬送装置を実用化
している。これを図1,2を参照しつつ説明する。なお
図1,2は本発明による改良が施されたものであるが、
改良前の搬送装置と共通する部分が多いために、図1,
2を流用して従来装置を説明する。図1において、10
a,10bは物品Wを案内するガイド部材を示してお
り、このガイド部材10a,10bは、図2に示すステ
ーションd2,d1,e2,e1,f2,f1,g,h
にわたって伸びている。図1,2において、12は移動
部材を示し、図2に良く示されているように、ガイド部
材10a,10bのほぼ全長にわたって伸びており、ス
テーション間距離を1ピッチとしたときに2ピッチ分の
ストロークでガイド部材10a,10bに沿って往復動
する。この往復動は図2に示すシリンダ14によって実
現される。シリンダ14のピストンロッド16がブラケ
ット18を介して移動部材12に連結されている。移動
部材12には、図1に例示する係合爪20が設けられ、
その係合爪20は移動部材12が矢印X方向に移動する
と、物品Wの側面に係合して物品Wをガイド部材10
a,10bに沿って移動部材12とともに矢印X方向に
移動させる。なお図1の場合、係合爪20−2と物品W
−2間は係合しない関係に図示されているが、これは本
発明に対応するものであり、従来技術によるときは、す
べての係合爪20に対して物品が共通的に係合する。な
お図示しない切換機構によって、移動部材12が矢印Y
方向に復動するときは、係合爪20と物品Wとが係合し
ないように切換えられる。
【0004】この搬送装置によると、移動部材12が2
ピッチ分往復動するために、物品を2個ずつステーショ
ンからステーションへ搬送することができる。すなわち
図2において、ステーションd1にあった物品C4とス
テーションd2にあった物品C3が、それぞれステーシ
ョンe1とe2に搬送される。またステーションe1と
e2にあった物品が、それぞれステーションf1とf2
に搬送される。
【0005】この搬送装置によると、例えばステーショ
ンe1とe2に同種の加工を行う加工機をそれぞれ設
け、ステーションf1とf2に同種の洗浄を行う洗浄機
をそれぞれ設けておくことが可能となり、2個の物品を
同時に加工し、ついでまた同時に洗浄することが可能と
なり、単位時間あたりの処理物品数を倍増することがで
きる。
【0006】上記のようにすると、複数のステーション
で同時処理をすることが可能となるために、生産性が2
倍となる。ところがステーションのなかには処理時間が
短く、1つの物品に対する加工あるいは洗浄をしている
間に複数個の物品が処理できるものがある。例えば、図
2の場合、加工・洗浄された物品の検査と計測用のステ
ーションgにおける検測処理は短時間ですみ、加工ステ
ーションe1,e2でそれぞれの物品に加工している間
に、2個の物品の検測処理が可能である。この場合、検
測ステーションを2個設ける必要がなく、1個の検測ス
テーションで足りるはずであり、1個の検測ステーショ
ンにすると検測処理のための設備コストを半減すること
ができる。
【0007】しかしながら上記を実現するためには、搬
送装置に特別の工夫が求められることになる。図2の例
の場合、ステーションe1とe2、f1とf2に対して
は2個ずつ搬送し、ステーションgには1個ずつ(ただ
し倍の頻度で)搬送する必要がある。このために現在で
は、ステーションf1までを2個ずつ送る搬送装置と
し、ステーションg以後を1個ずつ送る搬送装置とし、
2個送り装置と1個送り装置との間にシャトルテーブル
を設けている。ここでシャトルテーブルはそれ自体が小
規模の搬送装置であり、2個送りされてきた先頭の物品
が1個送り装置に送り出されたあと、2個目の物品を1
個目の物品が位置していたところへ搬送する。このシャ
トルテーブルによって、2個送り装置と1個送り装置の
間で物品が受渡される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の搬送装置の場
合、下記の点でなお改良の余地がある。 (1) 2個送り装置と1個送り装置とシャトルテーブル
という3種の搬送装置が必要とされ、搬送装置の設置コ
ストが高価となる。 (2) シャトルテーブルの存在分だけ、ライン長が長く
なる。 (3) 例えば加工機に異常が生じた場合、それが検出さ
れるのは検測ステーションであり、すでに加工が終了し
て加工ステーションと検測ステーション間の物品は異常
であることが多い。従って加工ステーションと検測ステ
ーション間の物品数は少いのが好ましいところ、シャト
ルテーブルを利用する方式ではその物品数を少くし難
い。
【0009】なお上記は、2個送りと1個送りの場合を
例として説明したが、例えば3個送りステーションと1
個送りステーションが混在する場合にも同種の問題があ
る。すなわち従来の搬送装置は、1つの装置内で送り個
数を異ならせることができないために、上記の問題が生
じるのである。
【0010】本発明は、搬送装置内に存在する物品と移
動部材の間において、全部の物品が係合して全物品が一
斉に移動する状態と、一部の物品のみが係合してその物
品のみが移動する状態とを切換可能とし、もって送り個
数が切換えられるようにすることで、上記の問題を解決
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明では、すでに説
明した従来の搬送装置、すなわち、物品を案内する、複
数のステーション間にわたって伸びるガイド部材と、そ
の物品と係合して、その物品をそのガイド部材に沿って
移動させる移動部材とを備え、その移動部材の移動によ
ってそのガイド部材に沿ってステーションからステーシ
ョンへ物品を搬送する搬送装置において、その移動部材
とその物品間に少なくとも2種類の係合部を設け、かつ
前記係合部を、全種類が係合する状態と、係合する種類
と係合しない種類が存在する状態との間で切換える切換
機構を設けたことを特徴とする。この場合、移動部材の
側に2種類の係合爪を設けてもよいし、物品の側に2種
類の係合面を設けてもよい。いずれの方式によっても、
物品と移動部材の間に2種類の係合部が形成される。
【0012】
【作用】さて上記の改良によると、少なくとも2種類の
係合部のうちで係合する種類と係合しない種類とが存在
する状態が実現される。例えば図1に示す例では、係合
爪20−1と物品W−1間は係合し、係合爪20−2と
物品W−2間は係合しない。この場合物品W−1のみを
移動できる。一方、例えば移動部材12を反時計方向に
45゜回転させると、係合爪20−1と物品W−1間も
係合し、係合爪20−2と物品W−2間も係合し、両物
品W−1,W−2が移動する。このようにして、本発明
によると、1つの移動部材の移動によって、移動させる
物品を選択することが可能となる。
【0013】なお図1の場合、係合爪20−1,20−
2の側は共通にし、物品W−1,W−2の側の係合面に
種類を設けているが、逆に物品の側を共通にし、係合爪
の側に種類を設けてもよい。前者の方式によると、物品
の種類に応じた選択が可能となり、後者の方式による
と、物品の位置に応じた選択が可能となる。また図1の
場合、移動手段12を時計方向に45゜回転させること
により、物品W−1を送らずに、物品W−2のみを送る
ことが可能となるなど、本発明は必要に応じて種々に応
用することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明を具現化した一実施例を具体的に
説明する。この実施例は、ディファレンシャルケースが
パレットに載置されている物品を搬送するものであり、
図1とは異なり、パレットの側は共通である。物品ガイ
ド部材10a,10bは、搬送抵抗の低減のために、ロ
ーラコンベアとしている。図2は図示の明確化のために
ローラコンベアを省略した概略側面図であり、そのロー
ラコンベアは物品搬入ステーションd1,d2のうちの
上流側のステーションd2から搬出ステーションhまで
伸びている。このガイド部材(ローラコンベア)に沿っ
て、上流側からステーションd2,d1,e2,e1,
f2,f1,g,hが配置されている。ステーションd
1,d2は、加工前のディファレンシャルケースをパレ
ットに載置した状態で2個1組にして搬入するステーシ
ョンである。ステーションe1,e2には、ディファレ
ンシャルケースのベアリング穴を仕上げるための加工装
置j1,j2がそれぞれ配置されている。加工装置j
1,j2は全く同様のものである。ステーションf1,
f2には、仕上げられたディファレンシャルケースを洗
浄する装置k1,k2がそれぞれ配置されている。洗浄
装置k1,k2は全く同様のものである。ステーション
gには洗浄されたディファレンシャルケースの検査・測
定装置mが1台配置されている。この検査・測定装置m
は物品の合否判定を行なう。ステーションhは1個ずつ
送られてくるパレットに載置されたディファレンシャル
ケースを搬出するステーションである。
【0015】ガイド部材(ローラコンベア)に沿って、
長尺の移動部材(トランスファバー)12がガイド部材
に沿った方向に2ピッチ分(すなわちステーションd1
−e1,e1−f1,d2→e2,e2−f2およびf
1−g間距離をいう)往復動可能でかつ回転可能に支持
されている。なお支持部材は図示省略されている。また
移動部材12に沿って、移動部材12を往復動させるシ
リンダ14が固定されている。シリンダ14の固定部材
も図示省略されている。シリンダ14のピストンロッド
16はブラケット18を介して移動部材12に接続され
ている。このシリンダ14は、前記した2ピッチ分、ピ
ストンロッド16を進退させる。図2はピストンロッド
16が後退した状態を示しており、移動部材12は図示
の状態から左方に2ピッチ分往動する。
【0016】図中22は移動部材12を軸心まわりに回
転させるためのシリンダ22であり、そのピストンロッ
ド24の移動部材12に接する面と移動部材12の周面
との間に、ピストンロッド24の往復動を移動部材12
の回転運動に変える噛合部が形成されている。移動部材
12側の噛合部は前記した2ピッチ分伸びており、移動
部材12の往復動のどの位置にあっても移動部材12が
回転可能となっている。移動部材12の回転によって、
後記するように、移動部材12とワークC間の係合関係
が切換えられる。すなわちシリンダ22等によって切換
機構が形成されている。
【0017】移動部材12には、上流側から係合爪A
1,A2,A3,A4,A5,A6,B7,A8,B
9,B10,B11,B12の12個が固定されてい
る。ここで記号Aに示される爪とBに示される爪は種類
が異なっている。添字が奇数の爪は物品の後側から係合
し、偶数の爪は前側から係合する。爪A1−A5,A2
−A6,A3−B7,B7−B9,B9−B11,A4
−A8,A8−B10,B10−B12間距離はそれぞ
れ2ピッチ分に設定されている。
【0018】図3は記号Aに示す係合爪と記号Bに示す
係合爪の形状と、移動部材12の回転位置(1)(2)(3)
(これは図3の(1)(2)(3) の縦欄に示される回転位置を
いう。以下同じ)に対する各係合爪と物品の側壁下方
(すなわちパレットの側壁下方)の形状との位置関係を
示している。パレットの下面には、物品移動方向に伸び
る溝26が形成されている。物品が加工ステーションe
1,e2にあり、しかも加工機j1,j2による加工が
行なわれている間、加工機j1,j2に設けられている
パレット把持機構により、パレット(物品)は図3(3)
の点線に示す位置から実線に示す位置に移動される。加
工が終了すると、点線に示す位置に戻される。
【0019】この図から明らかに、移動部材12が回転
することで、移動部材12と物品との係合関係が様々に
切換えられる。例えば移動部材12が図3の(3) の回転
位置にあるとき、Aの爪は係合が解除され、Bの爪はス
テーションf2,f1,gにある物品に係合する。ステ
ーションe2,e1にある物品は加工中、パレット把持
機構によって図3(3) の実線に示す位置にあるために、
B爪との係合が解除され、加工終了後には、パレット把
持機構によって点線に示す位置に戻されるために、B爪
と係合する状態に復帰する。
【0020】次に本実施例の作動を図2によって説明す
る。図2において、タイミングT0のコラムは、加工機
j1,j2による物品C6,C5に対する加工が終了し
た状態を示し、その前のサイクルで加工が終了した物品
C8,C7が洗浄されて検測が終了し、しかも後位の物
品C7が検測が終えられた状態で検測ステーションgに
位置している状態を示している。また加工機j1,j2
による物品C6,C5の加工中に、未加工の物品C4,
C3が2個1組で搬入ステーションd1,d2に搬入さ
れた状態を示している。
【0021】この状態で、移動部材12は図3の(1) の
回転位置において2ピッチ分だけ左動する。図3の(1)
の回転位置にあると、図3から明らかに、A種の爪もB
種の爪も物品と係合し、全物品が2ピッチ分左進する。
このため、搬入ステーションd1にあった物品C4は加
工ステーションe1に移動し、搬入ステーションd2に
あった物品C3は加工ステーションe2に移動し、加工
ステーションe1にあった物品C6は洗浄ステーション
f1に移動し、加工ステーションe2にあった物品C5
は加工ステーションf2に移動し、検測ステーションg
にあった物品C7は搬出ステーションhに移動する。こ
の状態で、洗浄ステーションf1,f2で物品C6,C
5の洗浄が開始され、加工ステーションe1,e2で物
品C4,C3の加工が開始され、搬出ステーションhか
ら物品C7が搬出される。この状態がタイミングT1の
コラムに示されている。
【0022】移動部材12はタイミングT1で2ピッチ
分左進したあと、切換用シリンダ22によって(2) の回
転位置に切換えられたあと、2ピッチ分右進してもとの
位置に戻る。これがタイミングT2のコラムに示されて
いる。移動部材12が(2) の回転位置にあると、図3の
(2) に示されるように、A種の爪もB種の爪も物品と係
合せず、物品はタイミングT1のコラムに示す位置で静
止する。このため、この間において、洗浄処理と加工処
理を継続することができる。
【0023】加工処理に比して洗浄処理は短時間で終了
する。そこで加工中であって洗浄終了後(タイミングT
3)に、揺動部材12が図3の(3) の回転位置に切換え
られた状態で2ピッチ分左進する。このとき、図3に示
すように、A種の爪は物品と係合しない。またB種のう
ち、B7の爪は図3の(B)(3)の実線に示す位置関係にあ
り、やはり物品C4と係合しない。ところがB9の爪は
図3の(B)(3)の点線に示す位置関係にあるため、物品C
6と係合し、物品C6を計測ステーションgに送る。B
7の爪は物品C4が加工中であるために物品C4を移動
させないが、物品C4の下方を通り抜けて洗浄ステーシ
ョンf2に達すると、そこにあった物品C5とは係合す
る。このために、物品C5が洗浄ステーションf2から
f1に送られる。すなわち物品C5は1ピッチ送られ
る。この状態がタイミングT3のコラムに示されてい
る。タイミングT2とT3のコラムを比較すると明らか
に、加工中の物品C3,C4は送られず、洗浄ずみの物
品C6,C5のうちの先頭側の物品C6が2ピッチ送ら
れて検測ステーションgに送られ、後位の物品C5が1
ピッチ送られて、次の動作で検測ステーションgに送ら
れる位置に送られる。
【0024】この実施例では、物品と移動部材間に、係
合するものと係合しないものを作り出すことで、1つの
搬送装置によって、特定の物品を送ったり、送らなかっ
たり、あるいは送りの距離を多様に変化させることに成
功している。タイミングT3で検測ステーションgに物
品C6が送られるので、物品C6に対する検測処理が開
始される。移動部材12は回転位置(2) に切換えられた
後元の位置へ復動する(タイミングT4のコラム)。こ
のとき物品は移動しない。
【0025】検測処理は加工処理に比して短時間で終了
する。そこでなお物品C3,C4の加工中であって物品
C6の検測が終了したタイミング(T5)で移動部材1
2が図3の(3) の回転位置に回転された状態で2ピッチ
分左進する。このとき、爪B11とB9のみが物品と係
合し、洗浄ステーションf1にあった物品C5を検測ス
テーションgに送り、検測ステーションgにあった物品
C6が搬出ステーションhに送られる。物品C6は搬出
ステーションhから搬出される。また物品C5に対する
検測処理が開始される。このとき、爪B7は物品C4が
加工中であって、図3の(B)(3)の実線の位置関係にある
ために物品C4を移動させない。タイミングT5のあ
と、移動部材12は(2) の回転位置に切換えられて復動
して元の位置へ戻る(タイミングT6のコラム)。
【0026】タイミングT6で復動したあと、搬入ステ
ーションd1,d2に未加工の物品C2,C1が2個1
組で搬入される。そしてタイミングT6以後に加工ステ
ーションe1,e2での加工が終了する。また検測ステ
ーションgで物品C5に対する検測処理も終了する。
【0027】この状態は、図中タイミングT0のコラム
に対応し、タイミングT0とT6のコラムを対比する
と、物品が2ピッチ送られた状態に戻っていることがわ
かる。ここで物品に固有の番号を無視して全ての物品を
同等のものと考えると、タイミングT0とT6の状態で
は全く同じ状態となっている。すなわちタイミングT0
とT6までで1サイクルが形成され、これを繰返すと上
述の作動が繰返し実行されることがわかる。なお検測さ
れた物品C5は、その後の一斉送りのタイミングT7
で、搬出ステーションhに搬出される。
【0028】この実施例の搬送装置によると、1台の搬
送装置であるにもかかわらず、全物品を一斉に送る状態
と、2物品のみを移動距離を違えて送る状態と、1部品
のみを送る状態とが切換えられ、これらによってステー
ション間を2個送りしたり、1個送りすることを可能と
している。このために従来は必要であったシャトルテー
ブルが不要とされる。
【0029】また加工が終了された物品が検測されるま
での間に、必要最小限の物品しか加工されないために、
例えば異常の生じた加工機で加工し続けることを防止で
き、加工異常の発生も効果的に抑制される。
【0030】なおこの実施例では、2個送りと1個送り
のために本発明を利用しているが、3個送りと1個送り
のために適用することもできる。図4はその一例を示
し、3個送りされてきた物品W1〜W3をステーション
nに1個ずつ送ることが可能となる。この場合、3種の
係合部を設けその間で切換える。
【0031】このように、本発明は、物品と移動部材間
の係合部を2種類以上設けることによって、多様な移動
を実現できるものであり、1つのライン中にパラレル処
理(例えば、ステーションe1とe2、f1とf2によ
る同時処理)とシリアル処理(例えば、ステーションg
による高頻度処理)を混在させたい場合に極めて有効で
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、一つの搬送装置によっ
て、物品を一斉に送る状態と特定物品のみを送る状態と
が切換え可能となり、一斉移動方式の搬送装置によると
複数個の搬送装置を組合せて用いなければならないよう
な場合にも、一つの搬送装置によって物品の搬送が可能
となり、設備コストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図
【図2】実施例の要部側面図と作動の様子を経時的に示
す図
【図3】係合爪と物品との係合関係を示す図
【図4】3個送りと1個送りの関係を例示する図
【符号の説明】
d2,d1 搬送ステーション d2,d1 加工ステーション f2,f1 洗浄ステーション g 検測ステーション h 搬出ステーション 10a,10b ガイド部材 12 移動部材 14 シリンダ 22 切換用シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 孝明 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を案内する、複数のステーション間
    にわたって伸びるガイド部材と、 その物品と係合して、その物品をそのガイド部材に沿っ
    て移動させる移動部材とを備え、 その移動部材の移動によってそのガイド部材に沿ってス
    テーションからステーションへ物品を搬送する搬送装置
    において、 その移動部材とその物品間に少なくとも2種類の係合部
    を設け、 かつ前記係合部を、全種類が係合する状態と、係合する
    種類と係合しない種類が存在する状態との間で切換える
    切換機構を設けたことを特徴とする搬送装置。
JP7586495A 1995-03-31 1995-03-31 搬送装置 Pending JPH08268529A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037004A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品搬送装置
CN102745469A (zh) * 2011-04-19 2012-10-24 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 试管架横向间歇输送机构和医用分析仪

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JP2010037004A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品搬送装置
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