JPH0687503A - ストッカ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの先入れ、先出しが可能で、後工程へ
搬送されるワークの品質を安定させる。 【構成】 前工程から搬送されてきたワーク２を品種別
に仕分けする仕分けリフタ３と、仕分けリフタ３で仕分
けされたワーク２を品種別に搬送する多段式仕分けコン
ベア４と、多段式仕分けコンベア４よりワーク２を予め
決められた品種構成の順番に受け取る取り出しリフタ５
と、取り出しリフタ５より取り出されたワーク２を搬送
するストッカ用搬送コンベア６と、ストッカ用搬送コン
ベア６の一方側方に配設された回転式多段型ストッカ７
と、ストッカ用搬送コンベア６上のワーク２を回転式多
段型ストッカ７に収納する投入移載機８と、回転式多段
型ストッカ７よりワーク２を取り出す取り出し移載機９
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、前工程より搬送されて
きたワークをストックすると共に、このストックされた
ワークを品種構成の順番に後工程に搬送するストッカ装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】製造ラインにおけるストッカ装置の役割
は、単にワークをストックするだけではなく、後工程へ
のワーク安定供給、前後工程とのサイクルタイム差の吸
収を目的としている。従来のストッカ装置は、回転式多
段型ストッカを用い、前工程から搬送されてきたワーク
の同一品種を回転式多段型ストッカの同一段へ収納し、
後工程へは、品種構成の順番に従って回転式多段型スト
ッカの各段より取り出して搬送している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、同一
品種を回転式多段型ストッカの同一段へ収納する方式で
あるので、システム的に先入れ、先出しが困難であり、
後工程へ供給するワークの品質がばらつくという問題点
があった。

【０００４】本発明の目的は、ワークの先入れ、先出し
が可能で、後工程へ搬送されるワークの品質が安定する
ストッカ装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、前工程から搬送されてきたワークを品種別に仕分け
する仕分けリフタと、この仕分けリフタで仕分けされた
ワークを品種別に搬送する多段式仕分けコンベアと、こ
の多段式仕分けコンベアよりワークを予め決められた品
種構成の順番に受け取る取り出しリフタと、この取り出
しリフタより取り出されたワークを搬送するストッカ用
搬送コンベアと、このストッカ用搬送コンベアの一方側
方に配設された回転式多段型ストッカと、ストッカ用搬
送コンベア上のワークを回転式多段型ストッカに収納す
る投入移載機と、回転式多段型ストッカよりワークを取
り出す取り出し移載機とを備えたことを特徴とする。

【０００６】

【作用】前工程から送られてきたワークは、まず仕分け
リフタにより品種別に仕分けされて多段式仕分けコンベ
ア上の各段に送出される。この多段式仕分けコンベア上
のワークは、予め決められた品種構成の順番に従い、取
り出しリフタにより受け取られてストッカ用搬送コンベ
アへ送られる。ストッカ用搬送コンベアに送られたワー
クは、投入移載機によって回転式多段型ストッカへ品種
構成の順番に投入され、その段が満杯になった時点で別
の空段へ切り換わる。取り出し移載機では、既に収納済
の回転式多段型ストッカの段からワークを順番に取り出
し、再びストッカ用搬送コンベアに受け渡す。これによ
り、ストッカ用搬送コンベアは品種構成の順番にワーク
を後工程へと搬送する。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１及び図２によ
り説明する。前工程の搬送コンベア１の前方には、ワー
ク２の品種Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄを品種別に仕分けする仕分け
リフタ３と、この仕分けリフタ３で仕分けされたワーク
２を品種Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ別に搬送するアキュームレート
タイプの多段式仕分けコンベア４と、この多段式仕分け
コンベア４よりワーク２を予め決められた品種構成の順
番に受け取る取り出しリフタ５と、この取り出しリフタ
５より取り出されたワーク２を搬送するストッカ用搬送
コンベア６とがライン状に順に配設されている。ここ
で、品種構成とは、後工程へ搬送する品種の順番をい
う。以下、品種構成はＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄの順番と仮定して
説明する。ストッカ用搬送コンベア６の一方側方には、
前記多段式仕分けコンベア４の側方に伸びた回転式多段
型ストッカ７が配設されている。またストッカ用搬送コ
ンベア６の他方側方には、ストッカ用搬送コンベア６上
のワーク２を回転式多段型ストッカ７に投入する投入移
載機８と、回転式多段型ストッカ７からワーク２を順番
に取り出す取り出し移載機９とが配設されている。

【０００８】次に作用について説明する。前工程の搬送
コンベア１から送られてきたワーク２は、まず仕分けリ
フタ３により品種Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ別に仕分けされて多段
式仕分けコンベア４上に送出される。例えば仕分けリフ
タ３で仕分けされたワーク２が品種Ａであれば多段式仕
分けコンベア４の下方の第１段目に、品種Ｂであれば第
２段目に、品種Ｃであれば第３段目に、品種Ｄであれば
第４段目にそれぞれ送出される。多段式仕分けコンベア
４ではワーク２を一旦アキュームレートしてストック
し、前工程からのワーク２歯抜けを吸収する。

【０００９】次に予め決められた品種構成Ａ、Ｂ、Ｃ、
Ｄの順番に従い、取り出しリフタ５は多段式仕分けコン
ベア４よりワーク２を受け取り、ストッカ用搬送コンベ
ア６へ送る。取り出しリフタ５よりストッカ用搬送コン
ベア６に送られたワーク２が投入移載機８による取り出
し位置にくると、投入移載機８はストッカ用搬送コンベ
ア６よりワーク２を受け取って回転式多段型ストッカ７
へ収納する。収納パターンは、図２に示すように回転式
多段型ストッカ７の段にＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄの順番に投入
し、その段が満杯になった時点で別の空段へ切り換わ
る。ここで、満杯となった段は取り出し待機の状態とな
る。そして、取り出し移載機９では、既に収納済の回転
式多段型ストッカ７の段からワーク２を順番に取り出
し、再びストッカ用搬送コンベア６に受け渡す。これに
より、ストッカ用搬送コンベア６は品種構成Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄの順番にワーク２を後工程へと搬送する。ここ
で、取り出し移載機９によるワーク２の取り出しは投入
中の段とは別の段で行う。このように、ワーク２の先入
れ、先出しが可能で、後工程へ搬送されるワーク２の品
質が安定する。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、ワークの先入れ、先出
しが可能で、後工程へ搬送されるワークの品質が安定す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すストッカ装置の平面図
である。

【図２】図１の正面図である。

【符号の説明】

２・・・ワーク、３・・・仕分けリフタ、４・・・多段
式仕分けコンベア、５・・・取り出しリフタ、６・・・
ストッカ用搬送コンベア、７・・・回転式多段型ストッ
カ、８・・・投入移載機、９・・・取り出し移載機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前工程から搬送されてきたワークを品種
   別に仕分けする仕分けリフタと、この仕分けリフタで仕
   分けされたワークを品種別に搬送する多段式仕分けコン
   ベアと、この多段式仕分けコンベアよりワークを予め決
   められた品種構成の順番に受け取る取り出しリフタと、
   この取り出しリフタより取り出されたワークを搬送する
   ストッカ用搬送コンベアと、このストッカ用搬送コンベ
   アの一方側方に配設された回転式多段型ストッカと、ス
   トッカ用搬送コンベア上のワークを回転式多段型ストッ
   カに収納する投入移載機と、回転式多段型ストッカより
   ワークを取り出す取り出し移載機とを備えたことを特徴
   とするストッカ装置。