JPH08268430A - プラスチック製パレット - Google Patents
プラスチック製パレットInfo
- Publication number
- JPH08268430A JPH08268430A JP9774395A JP9774395A JPH08268430A JP H08268430 A JPH08268430 A JP H08268430A JP 9774395 A JP9774395 A JP 9774395A JP 9774395 A JP9774395 A JP 9774395A JP H08268430 A JPH08268430 A JP H08268430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- wall
- pallet
- deck board
- insertion port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
Abstract
ドの変形量を小さくしたプラスチック製パレットを提供
することを目的とする。 【構成】 上部デッキボードと下部デッキボードとを中
空構造の支柱部で連結し、前記支柱部と上下デッキボー
ドで囲まれた空隙をフォーク差込口としたパレットにお
いて、前記支柱部のフォーク差込口に面する部分の支柱
壁の内側に支柱部の全高さにわたって閉じた補強リブを
設けたことを特徴とする。また、前記補強リブを断面コ
字状に形成し、支柱壁とともに中空構造体とすることが
好ましい。また、前記補強リブの内部に支柱壁と直角に
連結する分割リブを設けてもよい。
Description
用するフォークリフト用のプラスチック製パレットに係
り、詳しくは、支柱部を中空構造としたプラスチック製
パレットに関する。
ォークリフト用パレットでは、プラスチック製パレット
が多く使用されている。プラスチック製パレットの製造
方法には、射出成型機による一体成型法と、予め分割成
型した部品の分割面を突き合わせて溶着する溶着成型法
とがあるが、上下デッキボードの両側端縁部及びそれら
の中間部を互いに平行な支柱部をもって接合し、支柱部
間の空間をフォーク差込口となし、支柱部は支柱壁を閉
じた中空構造に形成される。これらのフォークリフト用
パレットは種々の積み重ね方法において使用され、例え
ば平積み、段積み、あるいはラック積み等の積み重ね方
法がある。ラック積みはパレットの両端部に台座をおい
て支持するものである。
ので、パレット1は上部デッキボード3と下部デッキボ
ード5とを四隅の支柱部7及びその中間に設けた中間支
柱部9で連結し、前記支柱部と上下デッキボードで囲ま
れた空隙をフォーク差込口10とした四方差しパレット
である。パレット1は両側端部を台座11によって支持
されている。前記ラック積みにおいて、パレット1に荷
物を載置して矢印の方向に荷重がかかると支柱部7のフ
ォーク差込口10に面する支柱壁13の部分では、上下
デッキボード3、5のたわみによってジグザグ状に変形
する。
重がかかるとパレット1全体としては、図4に一点鎖線
で示すように弓状に変形するが、この変形量はフォーク
差込口10に面する支柱壁13が変形することによって
一層大きくなる。上下デッキボード3、5が下方にたわ
むとデッキボードが連結している支柱部7の支柱壁13
の部分では、図5に一点鎖線で示すように、上部デッキ
ボード3の下端連結部15が支柱部7の内方に変形し、
下部デッキボード5の上端連結部17は支柱部7の外方
(フォーク差込口側)に変形することになる。このよう
に、支柱部7の支柱壁13が変形することによってデッ
キボードのたわみ量は一層大きくなる。
態で載置することができないばかりでなく、荷崩れのお
それがある。また、たわみ状態を長時間保持しておく
と、パレットに永久変形が生じることになる。これらの
変形を防止するには、支柱壁13の肉厚を厚くすればよ
いが、肉厚を厚くすると材料の使用量が増し成形時間も
長くなりコストアップとなる。
たもので、支柱壁の肉厚を厚くすることなくデッキボー
ドの変形量を小さくしたプラスチック製パレットを提供
することを目的とする。
に、この発明の請求項1に係るプラスチック製パレット
は、上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造
の支柱部で連結し、前記支柱部と上下デッキボードで囲
まれた空隙をフォーク差込口としたパレットにおいて、
前記支柱部のフォーク差込口に面する部分の支柱壁の内
側に支柱部の全高さにわたって閉じた補強リブを設けた
ことを特徴とする。また、請求項2に係るプラスチック
製パレットは、前記補強リブを断面コ字状に形成し、支
柱壁とともに中空構造体としたことを特徴とする。ま
た、請求項3に係るプラスチック製パレットは、前記補
強リブの内部に支柱壁と直角に連結する分割リブを設
け、支柱壁とともに連続する複数の中空構造体としたこ
とを特徴とする。
リブは支柱部の高さにわたって延びており、支柱壁とと
もに中空構造体を形成するから、支柱壁の変形を防止す
るように働く。請求項2にあっては、断面コ字状補強リ
ブの支柱壁と連結する部分が、支柱壁の変形方向に設け
られるので、変形防止に有効に働く。また、請求項3に
あっては、分割リブが補強リブを補強し、支柱壁の変形
防止に役立つ。
詳細に説明する。図1〜図3はこの発明の実施例を示す
ものであって、図1は図3のA−A断面図、図2は同じ
く一部斜視図、図3は図1のB−Bにおけるパレットの
縦断面図である。パレット20は上部デッキボード21
と下部デッキボード23とを四隅の支柱部25及びその
中間に設けた中間支柱部27で連結し、前記上下デッキ
ボード21、23と支柱部25、27で囲まれた空隙を
フォーク差込口29とした四方差しパレットである。前
記上部デッキボード21と下部デッキボード23の表面
はそれぞれ平滑に形成され、内側面に補強リブ30が設
けられている。前記補強リブ30はパレットの側端面に
対して平行な補強リブ30aと30bによって格子状に
形成されており、各支柱部間においては各側端面に平行
な補強リブの間隔が狭く形成されている。
強リブ31が設けられており、周壁に接続する部分では
支柱部の高さにわたって縦リブ33として連続してい
る。さらに、この発明では、支柱部25と支柱部27の
フォーク差込口29に面する部分の支柱壁35、37に
閉じた補強リブ39、40を設けてなる。前記補強リブ
39、40は断面コ字状であって支柱部の全高さにわた
って形成されている。従って、支柱壁35、37ととも
に中空構造の四角形筒状体を形成している。前記補強リ
ブ40は、内部に設けた分割リブ41によって2つの筒
状体に形成されている。
コ字状であることが好ましいが、必ずしもコ字状に限定
されるものではなく、断面U字状、断面V字状等に形成
することができる。また、前記実施例では、補強リブ3
9、40を1方向のフォーク差込口29に面する支柱壁
にのみ設けたが、他方向のフォーク差込口29に面する
支柱壁にも設けることができるのは勿論である。また、
補強リブ39、40の数及び大きさは、支柱部の大きさ
や肉厚によって適宜決定すればよい。
いて述べたが、二方差しパレットであってもよい。二方
差しパレットでは、前記補強リブ39、40は1方向の
フォーク差込口29に面する部分の支柱壁に設けられれ
ることになる。また、前記デッキボード21、23の補
強リブ30で囲まれた部分には、水抜き用の透孔を穿設
してもよく、また、適宜の箇所に滑り止め用のグロメッ
トを取り付けてもよい。前記構成のパレット用プラスチ
ックとしては従来公知のすべての熱可塑性プラスチック
が使用され、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリスチレン(PS)等が挙げられる。
1に係るプラスチック製パレットでは、支柱壁の変形を
補強リブで防止するから、デッキボードのたわみを少な
くすることができるとともに、支柱壁の肉厚を薄くする
ことができる。また、補強リブをフォーク差込口に面す
る支柱壁にのみ設けることによって、材料を節約し重量
を軽くすることができる。請求項2に係るプラスチック
製パレットでは、断面コ字状補強リブとすることにより
支柱壁の変形量をより一層小さくすることができる。ま
た、請求項3に係るプラスチック製パレットでは、分割
リブによって補強効果が一層向上する。
る。
図である。
用断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 上部デッキボードと下部デッキボードと
を中空構造の支柱部で連結し、前記支柱部と上下デッキ
ボードで囲まれた空隙をフォーク差込口としたパレット
において、前記支柱部のフォーク差込口に面する部分の
支柱壁の内側に支柱部の全高さにわたって閉じた補強リ
ブを設けたことを特徴とするプラスチック製パレット。 - 【請求項2】 前記補強リブを断面コ字状に形成し、支
柱壁とともに中空構造体としたことを特徴とするプラス
チック製パレット。 - 【請求項3】 前記補強リブの内部に支柱壁と直角に連
結する分割リブを設け、支柱壁とともに連続する複数の
中空構造体としたことを特徴とするプラスチック製パレ
ット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9774395A JP2922819B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | プラスチック製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9774395A JP2922819B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | プラスチック製パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08268430A true JPH08268430A (ja) | 1996-10-15 |
JP2922819B2 JP2922819B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=14200378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9774395A Expired - Lifetime JP2922819B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | プラスチック製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2922819B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5937767A (en) * | 1996-03-29 | 1999-08-17 | Sumitomo Chemical Company Limited | Plastic pallet |
JP2001240058A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-09-04 | Dainippon Ink & Chem Inc | 合成樹脂製パレット |
JP2001341742A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Gifu Plast Ind Co Ltd | パレット |
JP2006248542A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
JP2007308192A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Dainippon Ink & Chem Inc | 合成樹脂製パレット |
JP2016210475A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 日本プラパレット株式会社 | パレット |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5303512B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2013-10-02 | 三甲株式会社 | 合成樹脂製パレット |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP9774395A patent/JP2922819B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5937767A (en) * | 1996-03-29 | 1999-08-17 | Sumitomo Chemical Company Limited | Plastic pallet |
JP2001240058A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-09-04 | Dainippon Ink & Chem Inc | 合成樹脂製パレット |
JP2001341742A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Gifu Plast Ind Co Ltd | パレット |
JP2006248542A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
JP4557255B2 (ja) * | 2005-03-08 | 2010-10-06 | 株式会社明治ゴム化成 | 合成樹脂製パレット |
JP2007308192A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Dainippon Ink & Chem Inc | 合成樹脂製パレット |
JP2016210475A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 日本プラパレット株式会社 | パレット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2922819B2 (ja) | 1999-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2711689C (en) | Pallet assembly | |
CA2712871C (en) | Pallet assembly | |
KR20120070505A (ko) | 수납 트레이 | |
JP4017097B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JPH08268430A (ja) | プラスチック製パレット | |
JP4557255B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3919036B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP2922838B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4931140B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP2563752B2 (ja) | 運搬容器 | |
JP4421496B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3943788B2 (ja) | プラスチック製パレット | |
JP2577134Y2 (ja) | 載物用パレット | |
JPH0939966A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JPH09226767A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP2563753B2 (ja) | 運搬容器 | |
JP3315924B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP7382051B2 (ja) | パレット | |
JP4991264B2 (ja) | パレット | |
KR100781948B1 (ko) | 플라스틱제 팰릿 | |
JP2001219933A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3886034B2 (ja) | プラスチック製パレット | |
JP3978026B2 (ja) | 合成樹脂製のパレット | |
JP2021109658A (ja) | パレット | |
JP2023093832A (ja) | パレット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 10 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430 Year of fee payment: 15 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |