JPH08266573A - 座椅子装置 - Google Patents

座椅子装置

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Publication number
JPH08266573A
JPH08266573A JP7097750A JP9775095A JPH08266573A JP H08266573 A JPH08266573 A JP H08266573A JP 7097750 A JP7097750 A JP 7097750A JP 9775095 A JP9775095 A JP 9775095A JP H08266573 A JPH08266573 A JP H08266573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
body chassis
chair
chassis
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7097750A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Ishigoori
泰夫 石氷
Yasuo Ido
泰男 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUMAMOTO PREF GOV
Kumamoto Prefecture
Original Assignee
KUMAMOTO PREF GOV
Kumamoto Prefecture
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUMAMOTO PREF GOV, Kumamoto Prefecture filed Critical KUMAMOTO PREF GOV
Priority to JP7097750A priority Critical patent/JPH08266573A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅寄せ移動も簡易にでき、同時に荷重支持部
による支持状態を常に保持して畳やフロアーに荷重跡形
や傷付きが発生することがなく、着座動作や起立動作を
補助しながら着座したときの安定性も良く、機構的に簡
略で、製造コストも安価である座椅子装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 椅子体を設置した本体シャーシ14と、本体
シャーシに取付けられた荷重支持部16と、本体シャー
シの下部に配置され、下面側に転輪18を備えた転輪支
持部20とを有し、本体シャーシと転輪支持部との間に
は空圧力で本体シャーシを上下動させる第1空圧昇降部
22が設けられ、該第1空圧昇降部の昇降作動に対応し
て、荷重支持部による全体荷重支持状態か、転輪による
全体荷重支持状態かを選択的に保持し得るように設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畳やフロアー等に配置
した椅子体に安定した状態で着座しながら椅子体を幅寄
せ移動したときに荷重跡形や傷付き等が発生することが
ない座椅子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の進行により、歩行が
できずに寝たきりの高齢者や、歩行はできるが立った状
態から座ったり、或は座った状態から歩行できる状態に
立ち上がることが困難な高齢者が増加しつつあり、家庭
や老人ホーム、或は病院等における介護者の負担が増加
している。現在、この様な高齢者を対象として、各種の
昇降座椅子が開発されており、例えば、特開平2−12
4158号に示すように、下面に車輪を備えた車体の上
面に座椅子を設け、この座椅子を駆動機構で昇降する様
に構成した昇降座椅子等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
昇降座椅子においては、着座した人を含む全体荷重を車
輪で支持しているため、定位置に長時間に渡り止まった
り、或は定位置から幅寄せ移動した場合に、車輪が着地
している畳やフロアーに荷重跡形が付いたり、なかには
損傷を発生し易い欠点がある。また、車輪をロックして
定位置に止まった場合に、車輪に支持された車体が不安
定であるため、着座した人の姿勢が悪い場合には、車体
と共に転倒したり、或はずれ落ちる危険があり、また、
構造が複雑で製造コストも高価である等の問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、(1)椅子体に着座し人
を含む全体荷重を支持しながら、幅寄せ移動も簡易にで
き、同時に荷重支持部による支持状態を常に保持して畳
やフロアーに荷重跡形や傷付きが発生することがない。
(2)椅子体を着座する人の好適な高さに調整できて着
座動作や起立動作を補助しながら着座したときの安定性
が高く、転倒の危険もない。(3)機構的に簡略で、製
造コストも安価である等を特徴とした座椅子装置を提供
することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、椅子体12を上面側に設
置した本体シャーシ14と、この本体シャーシ14に取
り付けられ、該本体シャーシ14に取りつけられて前記
椅子体12及び本体シャーシ14を含む荷重を支持する
荷重支持部16と、この本体シャーシ14の下部に配置
され、下面側に転輪18を備えた転輪支持部20とを有
し、これら本体シャーシ14と転輪支持部20との間に
は空圧力で該本体シャーシ14を上下動させる第1空圧
昇降部22が設けられ、該第1空圧昇降部22の昇降作
動に対応して、前記荷重支持部16又は転輪支持部20
の転輪18が荷重支持部16による全体荷重支持状態
か、転輪18による全体荷重支持状態かを選択的に保持
し得るように設けられてなる座椅子装置10から構成さ
れる。
【0006】請求項2に係る発明では、前記椅子体12
と前記本体シャーシ14との間には第2空圧昇降部36
が設けられ、該本体シャーシ14に対して前記椅子体1
2を昇降駆動させるようにして成るなることとしてもよ
い。
【0007】請求項3に係る発明では、前記第1、第2
空圧昇降部22、36は、膨縮袋体40から成ることと
してもよい。
【0008】請求項4に係る発明では、前記荷重支持部
20は、前記本体シャーシ14を取囲むように設けられ
たシャーシ杆32から成ることとしてもよい。
【0009】請求項5に係る発明では、前記本体シャー
シ14は、内部に空隙30を形成するように上方へ突出
した箱状に形成され、該空隙30内に第1空圧昇降部2
2及び転輪支持部20が格納、進出自在に設けられて成
ることとしてもよい。
【0010】請求項6に係る発明では、前記転輪支持部
20は、前記本体シャーシ14の箱状突出部内に格納さ
れ、かつ、前記転輪18を前記荷重支持部16の下端よ
りも上方に位置せしめるように設けられて成ることとし
てもよい。
【0011】請求項7に係る発明では、前記転輪支持部
20と本体シャーシ14とには、同本体シャーシ14の
昇降を案内し得るリンク機構46が設けられて成ること
としてもよい。
【0012】請求項8に係る発明では、前記リンク機構
46は、本体シャーシ14と転輪支持部20との両側部
に四点枢着された平行連杆48、48を有し、この平行
連杆48、48により、前記本体シャーシ14は転輪支
持部20に対し平行状に昇降移動されて成ることとして
もよい。
【0013】請求項9に係る発明では、前記本体シャー
シ14には縦ガイド50が設けられ、前記椅子体12
は、該縦ガイド50に沿って昇降案内されるガイド受部
52を備えて成ることとしてもよい。
【0014】請求項10に係る発明では、前記本体シャ
ーシ14又はその近傍位置には第1空圧昇降部22と、
第2空圧昇降部36とのそれぞれの上昇作動中の上限位
置で作動を停止するリミットスイッチ72a、72bが
設けられて成ることとしてもよい。
【0015】請求項11に係る発明では、前記第1空圧
昇降部22と、第2空圧昇降部36とは、ともに空圧駆
動機構74に連係され、前記空圧駆動機構74は、前記
第1、第2空圧昇降部22,36のいずれかが作動中に
は、他の昇降部を作動させないようにする連係機構を備
えて成ることとしてもよい。
【0016】
【作用】本発明に係る座椅子装置は、畳や絨緞が敷設し
てある部屋で座椅子の替わりに使用するものであり、本
体シャーシ内に転輪支持部や転輪が格納され、荷重支持
部で全体荷重を支持した状態で、高齢者が椅子体に着座
するときには、第2空圧昇降部を上昇させて停止し、こ
の状態で椅子体に着座したあとで第2空圧昇降部を下降
させ、通常の座椅子に着座した楽な姿勢で室内のテレビ
を見たり、家族と対話したりするものである。この着座
状態で、椅子体を幅寄せ移動したいときには、第1空圧
昇降部を上昇させて転輪支持部の転輪で全体荷重を支持
した状態に保持し、この状態で所望の幅寄せ移動を行
い、その後で再び第1空圧昇降部を下降させて荷重支持
部による荷重支持状態に復帰する。
【0017】次に、着座した高齢者が立ち上がって他の
場所等へ歩行したいときには、第2空圧昇降部を上昇停
止させることにより簡易に椅子体から離れて歩行できる
ものであり、立った状態から座るのが困難な人、或は座
った状態から立ち上がるのが困難な人等を椅子体に着座
させながら座る動作や、立ち上がる動作を容易に、しか
も安定して補助できることとなる。更に、幅寄せ移動等
においては、第1空圧昇降部を膨張させ、転輪支持部の
転輪で全体荷重を支持しながら幅寄せ移動が簡易にで
き、同時に荷重支持部による支持状態を常に保持して畳
やフロアーに移動による跡形や傷付きが発生するのを防
止できる。椅子体を着座する人の好適な高さに調整しな
がら着座したときの安定性も高く、機構的にも簡略で、
製造コストも安価となる。
【0018】また、前記椅子体と前記本体シャーシとの
間には第2空圧昇降部が設けられ、該本体シャーシに対
して前記椅子体を昇降駆動させるようにしてなることに
より、椅子体の高さを、高齢者や病人が着座し易い高さ
に簡易に調整できる。
【0019】また、前記第1、第2空圧昇降部は、膨縮
袋体から成ることにより、第1、第2空気昇降部の構造
が簡単で、装置全体を安価に製造できる。また、膨張収
縮により簡易に本体シャーシや椅子体の高さを調整でき
ると共に、空圧による衝撃の少ない、静かで柔らかな感
触の上下動を行える。
【0020】また、前記荷重支持部は、前記本体シャー
シを取囲むように設けられたシャーシ杆から成ることに
より、荷重支持部の部材がコンパクトで全荷重を安定し
て支持できると共に装置全体をコンパクトに形成でき
る。
【0021】また、前記本体シャーシは、内部に空隙を
形成するように上方へ突出した箱状に形成され、該空隙
内に第1空圧昇降部及び転輪支持部が格納、進出自在に
設けられてなることにより、第1空圧昇降部が収縮した
ときに転輪支持部や転輪を本体シャーシ内に格納でき、
本体シャーシ及び荷重支持部で全荷重を安定して支持で
きる。また、転輪支持部は本体シャーシ内に格納されて
しまうので、転輪による全体荷重支持状態とするときで
も装置全体が嵩張ることがない。
【0022】また、前記転輪支持部は、前記本体シャー
シの箱状突出部内に格納され、かつ、前記転輪を前記荷
重支持部の下端よりも上方に位置せしめるように設けら
れてなることにより、本体シャーシ内に格納した転輪支
持部や転輪が外部へ露出することなく、荷重支持部にお
ける支持を安定、確実に行える。
【0023】また、前記転輪支持部と本体シャーシとに
は、同本体シャーシの昇降を案内し得るリンク機構が設
けられて成ることにより、本体シャーシを転輪支持部に
対して横ぶれすることなく、昇降案内できる。
【0024】また、前記リンク機構は、本体シャーシと
転輪支持部との両側部に四点枢着された平行連杆を有
し、この平行連杆により、前記本体シャーシは転輪支持
部に対し平行状に昇降移動されて成ることにより、本体
シャーシは転輪支持持部に対して平行状に安定して昇降
移動できる。
【0025】また、前記本体シャーシは、縦ガイドを有
し、前記椅子体は、該縦ガイドに沿って昇降案内される
ガイド受部を備えて成ることにより、椅子体を縦ガイド
に沿って安全に昇降案内できる。また、各空圧昇降部を
膨張袋体としたときの支持構造を簡単な構造で、かつ強
度的に優れた構造として形成できる。
【0026】また、前記本体シャーシ又はその近傍位置
には第1空圧昇降部と、第2空圧昇降部とのそれぞれの
上昇作動中の上限位置で作動を停止するリミットスイッ
チが設けられてなることにより、第1、第2空気昇降部
のいずれかが作動中に、椅子体が所定の高さに上昇した
時点で、第1、第2空気昇降部は必ず自動停止し、上昇
中の椅子体が暴脱することなく、椅子体に着座した人の
危険を防止できる。
【0027】また、前記第1空圧昇降部と、第2空圧昇
降部とは、ともに空圧駆動機構に連係され、前記空圧駆
動機構は、前記第1、第2空圧昇降部のいずれかが作動
中には、他の昇降部を作動させないようにする連係機構
を備えてなることにより、第1、第2空気昇降部が同時
に作動することなく、椅子体に着座した人に不安感をあ
たえることなく、従って着座時の安全性を高めることが
できる。
【0028】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1ないし図6には、本は発明の実施
例に係る座椅子装置10が示されている。図より明らか
な様に、前記座椅子装置10は、椅子体12を上面側に
設置した本体シャーシ14と、この本体シャーシ14に
取り付けられ、該本体シャーシ14の周縁部に設けられ
て椅子体12及び本体シャーシ14を含む荷重を支持す
る荷重支持部16と、この本体シャーシ14の下部に配
置され下面側に転輪18を備えた転輪支持部20とを有
している。また、これら本体シャーシ14と転輪支持部
20との間には空圧力で該本体シャーシ14を上下動さ
せる第1空圧昇降部22が設けられている。
【0029】これにより、畳やフロアーにおいて、全体
荷重を荷重支持部20で安定した支持状態に保持しなが
ら、椅子体12を幅寄せしたい時には、本体シャーシ1
4の下面側に収納している第1空圧昇降部22を膨張さ
せて転輪支持部20の転輪20で全体荷重を支持しなが
ら幅寄せ移動も簡易にでき、幅寄せによる畳やフロアー
に荷重跡形や傷付きが発生するのを防止できる。
【0030】前記椅子体12は、座部24と、この座部
24にL形状に連設された背もたれ部26とを有し、こ
の座部24及び背もたれ部26の両側に肘掛け杆28が
連設された通常の座椅子から形成されている。
【0031】図5、図6に示す様に、本体シャーシ14
は、金属板、硬質合成樹脂等を素材とし、内部に空隙3
0を形成するように上方へ突出した箱状に形成されてい
る。即ち、この本体シャーシ14は下面が開口され、更
に、椅子体12への着座方向となる前後端側、図6上に
示す左右両端側が切欠開口されている。この空隙30内
に前記第1空圧昇降部22及び転輪支持部20が格納、
進出自在に配置されている。これにより、第1空圧昇降
部22が収縮したときに転輪支持部20や転輪18を本
体シャーシ14内に格納でき、本体シャーシ14及び荷
重支持部16で全荷重を安定して支持できる。また、転
輪支持部20は本体シャーシ14内に格納されてしまう
ので、転輪18による全体荷重支持状態とするときでも
装置全体が嵩張ることがない。
【0032】図1、図2、図5に示す様に、荷重支持部
16は、金属パイプや硬質合成樹脂パイプ等を素材と
し、本体シャーシ14を取囲むように長矩形状に周回さ
れたシャーシ杆32から形成されている。この長矩形状
に周回されたシャーシ杆32の長辺側の内側面に、椅子
体12の肘掛け杆側となる本体シャーシ14の両側下端
から水平方向に突出された縁板34、34が固定されて
いる。
【0033】これにより、転輪のみによる荷重支持状態
に比べて荷重跡が畳その他の床部に付くことを防止でき
る。このように荷重支持部16は畳や床面等の上におけ
る静止状態を保持しながら、同時に荷重跡がつくのを防
止するものであり、できるだけ床面等に対する設置面積
が広いものとして形成した方が単位面積あたりの荷重圧
が小さくなって跡形がつきにくく静止安定性も高い。実
施例では荷重支持部16はパイプ材からなるので部材が
軽量、コンパクトであり、また、安価に製造できる。実
施例において、荷重支持部16は、長矩形状に形成され
ているが、これに限ることなく、例えば、円形、正方
形、六角等の多角形に形成してもよい。また、シャーシ
杆32に、ゴムの様なクッション性のある部材を取りつ
けて弾性的に全体荷重を支持してよく、これにより、畳
等へシャーシ杆32の荷重跡形がつくこともない。この
荷重支持部16は本体シャーシ14を取り囲むように設
ける必要はなく、第1空圧昇降部22を工夫して本体シ
ャーシの下面側に設けてもよい。
【0034】図5、図6に示す様に、椅子体12の座部
24の下面と本体シャーシ14の上面との間には、本体
シャーシ14に対して椅子体12を昇降駆動させるため
の第2空圧昇降部36が設けられている。この第2空圧
昇降部36は、その下端側が本体シャーシ14の上面に
固定され、第2空圧昇降部36の上端側に固定された端
面視逆U形の昇降板38の上面に椅子体12が固定され
ている。これにより、椅子体12の簡単な幅寄せによる
荷重跡形の防止を実現しながら椅子体12の高さを、高
齢者や病人が立った状態の高さや畳等に着座した高さに
簡易に調整できる。そして、立った状態から座るのが困
難な人、或は座った状態から立ち上がるのが困難な人等
を椅子体12に着座させながら座る動作や、立ち上がる
動作を補助できることとなる。
【0035】図5、図6、図7に示す様に、第1昇降部
22及び第2空圧昇降部36は、空圧により膨縮する膨
縮袋体40から構成されている。これにより、第1、第
2空気昇降部22、36は、構造が簡単で、安価に製造
できる。また、膨張収縮により簡易に本体シャーシ14
や椅子体12の高さを調整できると共に、空圧による衝
撃の少ない、静かで柔らかな感触の上下動を行える。そ
れにより、老人等にとっても安全に使用できることとな
る。
【0036】図6、図8に示す様に、転輪支持部20
は、前記本体シャーシ14の箱状に突出した空隙30内
に格納され、かつ、前記転輪18を前記荷重支持部16
の下端よりも上方に位置せしめるように設けられてい
る。この転輪支持部20は、第1空圧昇降部22の下面
に固定され、本体シャーシ14の高さより低い高さの箱
状の枠体42を備えている。この枠体42には、椅子体
12の着座方向となる前後両端側に、各々1対の軸受4
4、44が固定され、この軸受44、44にローラ車輪
等の転輪18、18が軸支されている。
【0037】これにより、転輪支持部20は前後位置を
4個の転輪18で安定支持されて椅子体12及び本体シ
ャーシ14を移動できる。また、本体シャーシ14内に
格納した転輪支持部20や転輪18が外部へ露出するこ
となく、荷重支持部16における支持を安定、確実に行
えることとなる。なお、転輪18は、鉛直軸線のまわり
に自由回転する自在車輪を用いてもよく、これにより椅
子体12及び本体シャーシ14をその周縁方向にスムー
ズに幅寄せ移動できる。
【0038】図5、図6に示す様に、前記転輪支持部2
0と本体シャーシ14とには、同本体シャーシ14の昇
降を案内し得るリンク機構46が設けられている。この
リンク機構46は、本体シャーシ14の両側部の内面側
と転輪支持部20の枠体42の両外側面に四点枢着され
平行連杆48、48を有している。これにより、第1空
圧昇降部22が膨縮して転輪支持部20に対して昇降す
る本体シャーシ14は、両側部の内面側に配置された平
行連杆48、48が転輪支持部20との枢着点を中心と
して回動するため、本体シャーシ14は横ぶれすること
なく、また、回動する平行連杆48、48の本体シャー
シ14との枢着点は同一高さを保持しっつ円弧状に回動
するため、本体シャーシ14は着地した転輪支持部20
に対して傾斜することなく、平行状に安定して昇降案内
される。
【0039】図6、図7、図8に示す様に、本体シャー
シ14は、縦ガイド部50を有し、椅子体12は、該縦
ガイド部50に沿って昇降案内されるガイド受部52を
備えている。実施例において、縦ガイド部50は、本体
シャーシ14に一体連結されたシャーシ杆32に立設さ
れた逆U形杆54と、この逆U形杆54内に設けられた
2本のガイド杆56、56とを備えている。この逆U形
杆54の上端側からシャーシ杆32の端部へ向け斜下り
に2本の補強杆58、58が連設され、更に補強杆5
8、58の上端寄り位置には把手60がシャーシ杆32
の端部側の上方へ向け水平に突出固定されている。
【0040】図6、図9に示す様に、椅子体12の下面
の昇降板38の端部側の上面には、前記ガイド杆56、
56と向かい合った取付枠62が立設され、この取付枠
62にガイド受部52が設けられている。このガイド受
部52は、取付枠62からガイド杆56、56の外側に
向け上部腕杆64、64と、下部腕杆66、66とが突
設され、この左右対向した上部腕杆64、64と、下部
腕杆66、66とにガイド杆56、56の前後面と対向
した支持軸68、68がそれぞれ固定され、この支持軸
68、68にそれぞれガイド杆56、56と接摺する鼓
形の挟持ローラ70、70が遊架されている。
【0041】これにより、椅子体12を昇降するとき
に、縦ガイド部50の各ガイド杆56、56にガイド受
部52の上下位置に配置された挟持ローラ70、70が
接摺しながら昇降板38を介して椅子体12を安全に昇
降案内できる。また、前記第1、第2空圧昇降部22、
36を膨縮袋体40としたときの支持構造を簡単な構造
で、かつ強度的に優れた構造として形成できる。
【0042】本体シャーシ14又はその近傍位置には第
1空圧昇降部22と、第2空圧昇降部36とのそれぞれ
の上昇作動中の上限位置で作動を停止するリミットスイ
ッチ72a、72bとが設けられている。図4、図6に
示す様に、第1空圧昇降部22の上限位置を規制するリ
ミットスイッチ72aは、縦ガイド部50と対向した本
体シャーシ14の端部位置に設けられ、本体シャーシ1
4が上限位置に上昇したときに、これをリミットスイッ
チ72aの動作杆が感知動作して上昇作動を停止させ
る。また、リミットスイッチ72bは縦ガイド部50の
上部位置に設けられ、第2空圧昇降部36が上限位置に
上昇したときに同時に上昇したガイド受部52をリミッ
トスイッチ72bの動作杆が感知して上昇作動を停止さ
せる。
【0043】これにより、第1、第2空気昇降部22、
36のいずれかが作動中に、椅子体12が所定の高さに
上昇した時点で、第1、第2空気昇降部22、36は必
ず自動停止し、上昇中の椅子体12が暴脱することな
く、椅子体に着座した人の危険を防止できる。なお、前
記第1、第2空圧昇降部22、36の上限位置を感知す
るスイッチは、リミットスイッチに限ることなく、例え
ば、近接スイッチ、光電スイッチ等を用いてもよい。
【0044】図1、図4、図7に示す様に、第1空圧昇
降部22と、第2空圧昇降部36とは、ともに空気圧縮
機のような空圧駆動機構74に連係されている。この空
圧駆動機構74は、縦ガイド部50側において、荷重支
持部20のシャーシ杆32の上面に設置され、図10の
空圧駆動機構の制御回路に示す排気用電磁バルブ76、
空圧経路切換用電磁バルブ78等の連係機構によって第
1、第2空圧昇降部22、36に接続されている。図1
0において、80は電源、82は電源スイッチ、84は
空圧昇降部の上昇スイッチ、86は空圧昇降部の下降ス
イッチ、88は空圧経路を第1、第2空圧昇降部のいず
れか側に切換える切換スイッチを示している。
【0045】前記各スイッチ類は、図1、図4に示すよ
うに、椅子体12の肘掛け杆28に設置した操作ボック
ス90に配置されている。これにより、電源スイッチ8
2を閉路した後で切換スイッチ88で切換用電磁バルブ
78を第1空圧昇降部22側に切換え、上昇スイッチ8
4を閉路すると空圧駆動機構74が作動して高圧空気が
第1空圧昇降部22に供給されて上昇し、リミットスイ
ッチ72aにより上限位置で空圧駆動機構74は作動を
停止し、第1空圧昇降部22は上昇状態を保持する。
【0046】下降させるときには、下降スイッチ86を
閉路すると排気用電磁バルブ76が開弁されて第1空圧
昇降部22内の高圧空気は排気されて下降する。第2空
圧昇降部36を上昇させるときには、切換スイッチ88
により空圧経路切換用電磁バルブ78を第2空圧昇降部
22側に切換え、上昇スイッチ84で空圧駆動機構74
から第2空圧昇降部36内に高圧空気を供給して上昇さ
せ、中間高さ位置で停止させるときには、上昇スイッチ
84を開路すると第2空圧昇降部36は、中間位置で停
止保持される。
【0047】この第2空圧昇降部36はリミットスイッ
チ72bが動作する位置まで上昇できる。そして下降ス
イッチ86を閉路すると排気用電磁バルブ76が開弁さ
れて第2空圧昇降部22内の高圧空気は排気されて下降
する。
【0048】なお、空圧経路切換用電磁バルブ78は、
第1、第2空圧昇降部22、36のいずれかに連通接続
されるため、切換えた場合に切換えられた他の空圧昇降
部内の高圧空気は自動的に排出される。これにより、第
1、第2空気昇降部22、36が同時に作動することが
なく、例えば、第2空気昇降部36におり椅子体12が
上昇したときに第1空気昇降部22が作動することなく
荷重支持部16が着地して固定される。従って、椅子体
12に着座した人に不安感をあたえることなく、安全性
を確保できる。
【0049】次に、本発明の実施例に係る座椅子装置の
作用を説明する。本発明になる座椅子装置10は、例え
ば、畳や絨緞が敷設してある部屋で座椅子の替わりに使
用するものである。そして、本体シャーシ14内に転輪
支持部20や転輪18が格納され、荷重支持部16で全
体荷重を支持した状態で空圧駆動機構74を電源に接続
しておき、高齢者が椅子体12に着座するときには、操
作ボックス90に設けているスイッチにより第2空圧昇
降部36を、図7に示すように上昇させて停止し、この
状態で椅子体12に着座したあとで再びスイッチを操作
して第2空圧昇降部36を下限位置下降させ、電源スッ
チを開路する。
【0050】そして、図1に示す様な楽な姿勢で室内の
テレビを見たり、家族と対話したりするものである。こ
の着座状態において、椅子体12を幅寄せ移動したいと
きには、着座した高齢者が再び電源スイッチを閉路する
と共に、第1空圧昇降部22側に切換スイッチを切換
え、上昇スイッチにより本体シャーシ14内に格納され
ている第1空圧昇降部22を膨張させつつ上昇させる。
【0051】そして、図4に示す様に転輪支持部20の
転輪18で全体荷重を支持した状態に第1空圧昇降部2
2を保持し、この状態で着座した本人が足等を使って手
前に引き寄せて(本装置全体が台や机その他所望方向に
微移動する)、所望の幅寄せ移動を行い、その後で再び
第1空圧昇降部を下降させて荷重支持部16による荷重
支持状態に復帰する。この幅寄せ作動中には、全体荷重
を転輪18で支持しているため簡易に幅寄せ移動がで
き、移動中でも畳や絨緞等に荷重跡形や傷等が付くのを
防止しながら簡易に幅寄せ移動ができる。
【0052】次に。着座した高齢者が立ち上がって他の
場所等へ方向したいときには、スイッチ操作で第2空圧
昇降部36を上昇停止させることにより簡易に椅子体1
2から離れて歩行できるものであり、膝間関節等の疾病
により立った状態から座るのが困難な人、或は座った状
態から立ち上がるのが困難な人等を椅子体12に着座さ
せながら座る動作や、立ち上がる動作を容易に補助でき
ることとなる。
【0053】上記した様に、本発明の座椅子装置10
は、第1空圧昇降部22内の高圧空気が排気された状態
では、本体シャーシ14の下面の空隙30内に転輪支持
部20及び転輪18が格納され、床面に荷重支持部16
が着地して全体荷重を支持するものである。この状態
で、第1空圧昇降部22内に高圧空気を供給して膨縮体
から成る第1空圧昇降部22が膨化すると、本体シャー
シ14内に格納されていた転輪支持部20及び転輪18
が下方へ進出して転輪18が床面に着地し、上昇した第
1空圧昇降部22で本体シャーシ14及び荷重支持部1
6を床面から上昇させて転輪18で全体荷重を支持す
る。
【0054】この転輪18で全体荷重を支持しながら所
望の幅寄せ移動を行い、その後で再び第1空圧昇降部2
2内の高圧空気を排気すると、本体シャーシ14及び荷
重支持部16は下降し、荷重支持部16が着地して全体
荷重を安定支持した状態に復帰することとなる。従っ
て、転輪支持部の転輪で全体荷重を支持しながら幅寄せ
移動が簡易にでき、同時に荷重支持部による支持状態を
常に保持して畳やフロアーに移動による跡形や傷付きが
発生するのを防止できる。また、第2空圧昇降部を昇降
させて椅子体を着座する人の好適な高さに調整しながら
起立動作や着座動作を簡易に補助でき、着座したときの
安定性も高く、機構的にも簡略で、製造コストも安価と
なる。
【0055】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に係る座椅
子装置によれば、椅子体を上面側に設置した本体シャー
シと、この本体シャーシに取り付けられ、該本体シャー
シに取りつけられて前記椅子体及び本体シャーシを含む
荷重を支持する荷重支持部と、この本体シャーシの下部
に配置され、下面側に転輪を備えた転輪支持部と、を有
し、これら本体シャーシと転輪支持部との間には空圧力
で該本体シャーシを上下動させる第1空圧昇降部が設け
られ、該第1空圧昇降部の昇降作動に対応して、前記荷
重支持部又は転輪支持部の転輪が荷重支持部による全体
荷重支持状態か、転輪による全体荷重支持状態かを選択
的に保持し得るように設けられてなることにより、椅子
体に着座した状態で、本体シャーシの下面側に収納して
いる第1空圧昇降部を膨張させ、転輪支持部の転輪で全
体荷重を支持しながら幅寄せ移動が簡易にでき、同時に
荷重支持部による支持状態を常に保持して畳やフロアー
に移動による跡形や傷付きが発生するのを防止できる。
また、荷重支持部は本体シャーシに取付けられているの
で、転輪と違うクッション性のある部材等を容易に固定
でき、全体荷重を安定して支持できる。
【0056】また、請求項2によれば、前記椅子体と前
記本体シャーシとの間には第2空圧昇降部が設けられ、
該本体シャーシに対して前記椅子体を昇降駆動させるよ
うにしてなることにより、簡単な幅寄せによる荷重跡形
付き防止を実現しながら椅子体を高齢者や病人が着座し
易い高さに簡易に調整できる。
【0057】また、請求項3によれば、前記第1、第2
空圧昇降部は、膨縮袋体から成ることにより、第1、第
2空気昇降部の構造が簡単で、安価に製造できる。ま
た、膨張収縮により簡易に本体シャーシや椅子体の高さ
を調整できると共に、空圧による衝撃の少ない、静かで
柔らかな感触の上下動を行える。また、それにより、老
人等にとっても安全に使用できる。
【0058】また、請求項4によれば、前記荷重支持部
は、前記本体シャーシを取囲むように設けられたシャー
シ杆から成ることにより、荷重支持部の部材がコンパク
トで全荷重を安定して支持できると共に装置全体をコン
パクトに形成でき、また、軽量で、安価に製造できる。
【0059】また、請求項5によれば、前記本体シャー
シは、内部に空隙を形成するように上方へ突出した箱状
に形成され、該空隙内に第1空圧昇降部及び転輪支持部
が格納、進出自在に設けられてなることにより、第1空
圧昇降部が収縮したときに転輪支持部や転輪を本体シャ
ーシ内に格納でき、本体シャーシ及び荷重支持部で全荷
重を安定して支持できる。また、転輪支持部は本体シャ
ーシ内に格納されてしまうので、転輪による全体荷重支
持状態とするときでも装置全体が嵩張ることがない。
【0060】また、請求項6によれば、前記転輪支持部
は、前記本体シャーシの箱状突出部内に格納され、か
つ、前記転輪を前記荷重支持部の下端よりも上方に位置
せしめるように設けられてなることによりり、本体シャ
ーシ内に格納した転輪支持部や転輪が外部へ露出するこ
となく、荷重支持部における支持を安定的、確実に行え
る。
【0061】また、請求項7によれば、前記転輪支持部
と本体シャーシとには、同本体シャーシの昇降を案内し
得るリンク機構が設けられて成ることにより、本体シャ
ーシを転輪支持部に対して横ぶれすることなく、安全性
を保持しながら円滑に昇降案内できる。
【0062】また、請求項8によれば、前記リンク機構
は、本体シャーシと転輪支持部との両側部に四点枢着さ
れた平行連杆を有し、この平行連杆により、前記本体シ
ャーシは転輪支持部に対し平行状に昇降移動されて成る
ことにより、本体シャーシは転輪支持持部に対して平行
状に安定して昇降移動できる。
【0063】また、請求項9によれば、前記荷重支持部
は、縦ガイドを有し、前記椅子体は、該縦ガイドに沿っ
て昇降案内されるガイド受部を備えて成ることにより、
椅子体を縦ガイドに沿って安全に昇降案内できる。ま
た、各空圧昇降部を膨張袋体としたときの支持構造を簡
単な構造で、かつ強度的に優れた構造として形成でき
る。
【0064】また、請求項10によれば、前記本体シャ
ーシ又はその近傍位置には第1空圧昇降部と、第2空圧
昇降部とのそれぞれの上昇作動中の上限位置で作動を停
止するリミットスイッチが設けられてなることにより、
第1、第2空圧昇降部のいずれかが作動中に、椅子体が
所定の高さに上昇した時点で、第1、第2空圧昇降部は
必ず自動停止し、上昇中の椅子体が暴脱することなく、
椅子体に着座した人の危険を防止できる。
【0065】また、請求項11によれば、前記第1空圧
昇降部と、第2空圧昇降部とは、ともに空圧駆動機構に
連係され、前記空圧駆動機構は、前記第1、第2空圧昇
降部のいずれかが作動中には、他の昇降部を作動させな
いようにする連係機構を備えてなることにより、第1、
第2空圧昇降部が同時に作動することがないので、椅子
体に着座した人に不安感をあたえることがなく、従って
着座時の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る座椅子装置の右側面図で
ある。
【図2】図1の座椅子装置の平面図である。
【図3】図1の座椅子装置の正面図である。
【図4】幅寄せ移動のために転輪支持部の転輪で荷重を
支持した状態を示した右側面図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
【図6】図5のB−B線拡大断面図である。
【図7】第2空圧昇降部を上昇させた状態を示した右側
面である。
【図8】図7のC−C線拡大断面図である。
【図9】ガイド受部を示した縦ガイドの一部拡大横断面
図である。
【図10】空圧駆動機構の制御回路図である。
【符号の説明】
10 座椅子装置 12 椅子体 14 本体シャーシ 16 荷重支持部 18 転輪 20 転輪支持部 22 第1空圧昇降部 30 空隙 32 シャーシ杆 36 第2空圧昇降部 40 膨縮体 46 リンク機構 48 平行連杆 50 縦ガイド 52 ガイド受部 72 リミットスイッチ 74 空圧駆動機構

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子体を上面側に設置した本体シャーシ
    と、 この本体シャーシに取り付けられ、該本体シャーシに取
    りつけられて前記椅子体及び本体シャーシを含む荷重を
    支持する荷重支持部と、 この本体シャーシの下部に配置され、下面側に転輪を備
    えた転輪支持部と、を有し、 これら本体シャーシと転輪支持部との間には空圧力で該
    本体シャーシを上下動させる第1空圧昇降部が設けら
    れ、 該第1空圧昇降部の昇降作動に対応して、前記荷重支持
    部又は転輪支持部の転輪が荷重支持部による全体荷重支
    持状態か、転輪による全体荷重支持状態かを選択的に保
    持し得るように設けられてなる座椅子装置。
  2. 【請求項2】 前記椅子体と前記本体シャーシとの間に
    は第2空圧昇降部が設けられ、該本体シャーシに対して
    前記椅子体を昇降駆動させるようにしてなる請求項1記
    載の座椅子装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2空圧昇降部は、膨縮袋体
    から成る請求項1または2記載の座椅子装置。
  4. 【請求項4】 前記荷重支持部は、前記本体シャーシを
    取囲むように設けられたシャーシ杆から成る請求項1ま
    たは2記載の座椅子装置。
  5. 【請求項5】 前記本体シャーシは、内部に空隙を形成
    するように上方へ突出した箱状に形成され、 該空隙内に第1空圧昇降部及び転輪支持部が格納、進出
    自在に設けられてなる請求項1ないし4のいずれかに記
    載の座椅子装置。
  6. 【請求項6】 前記転輪支持部は、前記本体シャーシの
    箱状突出部内に格納され、かつ、前記転輪を前記荷重支
    持部の下端よりも上方に位置せしめるように設けられて
    なる請求項5記載の座椅子装置。
  7. 【請求項7】 前記転輪支持部と本体シャーシとには、
    同本体シャーシの昇降を案内し得るリンク機構が設けら
    れて成る請求項1、4、5または6記載の座椅子装置。
  8. 【請求項8】 前記リンク機構は、本体シャーシと転輪
    支持部との両側部に四点枢着された平行連杆を有し、 この平行連杆により、前記本体シャーシは転輪支持部に
    対し平行状に昇降移動されて成る請求項7記載の座椅子
    装置。
  9. 【請求項9】 前記本体シャーシには縦ガイドが設けら
    れ、 前記椅子体は、該縦ガイドに沿って昇降案内されるガイ
    ド受部を備えて成る請求項1または4記載の座椅子装
    置。
  10. 【請求項10】 前記本体シャーシ又はその近傍位置に
    は第1空圧昇降部と、第2空圧昇降部とのそれぞれの上
    昇作動中の上限位置で作動を停止するリミットスイッチ
    が設けられてなる請求項1ないし9のいずれかに記載の
    座椅子装置。
  11. 【請求項11】 前記第1空圧昇降部と、第2空圧昇降
    部とは、ともに空圧駆動機構に連係され、 前記空圧駆動機構は、前記第1、第2空圧昇降部のいず
    れかが作動中には、他の昇降部を作動させないようにす
    る連係機構を備えてなる請求項1ないし10のいずれか
    に記載の座椅子装置。
JP7097750A 1995-03-29 1995-03-29 座椅子装置 Pending JPH08266573A (ja)

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