JPH08266022A - モールドモータ金型 - Google Patents

モールドモータ金型

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Publication number
JPH08266022A
JPH08266022A JP6616095A JP6616095A JPH08266022A JP H08266022 A JPH08266022 A JP H08266022A JP 6616095 A JP6616095 A JP 6616095A JP 6616095 A JP6616095 A JP 6616095A JP H08266022 A JPH08266022 A JP H08266022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin
motor
bobbin
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6616095A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Shirokibara
勉 白木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6616095A priority Critical patent/JPH08266022A/ja
Publication of JPH08266022A publication Critical patent/JPH08266022A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボビンに装着されたコイルの巻装量の少量及
び多量に関わらず、一定の成型条件でモールド成型がで
きると共に、金型内のガスを容易に抜いて樹脂フレーム
の未充填を防止するモールドモータ金型を提供すること
を目的とする。 【構成】 モールド凹樹脂を射出するゲート口7よりに
離れた樹脂フレーム11の最遠隔端部に備える狭溝17
と、容積が異なる複数の樹脂溜まり部10の間に回動可
能な回動溝部18を設け、モールドモータの容積に対応
して複数の樹脂溜まり部10の何れかを回動溝部18に
より選択するようにして成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モールドモータ金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のモールドモータでは、
モールド時に樹脂から発生するガスが抜けずに金型に残
って樹脂フレーム表面が未充填になるという第1の問題
点があった。
【0003】このような第1の問題点を解決するため
に、従来、図4に示すような構成のモールドモータ金型
が知られていた。
【0004】以下、その説明を行う。図4は第1の従来
例のモールドモータ金型の側断面図であって、上金型1
と下金型2によって形成された空間3の内部にボビン4
に巻装されたコイル5を収容した状態で、樹脂6をゲー
ト口7より射出するようになっている。ここで、11は
樹脂6で形成される樹脂フレーム部、15は成型後に上
金型1を除去してから成型品を押し上げる押上ピンであ
る。ところで、ゲート口7と反対の位置の狭溝17の出
口にシム[(shim)・上金型と下金型の間のスペーサ]8
を設けている。この構成の場合、樹脂から発生するガス
は抜くことは出来るが、シム8の空間よりガス状の樹脂
9が流出し、図6に示すように金型接合面20に樹脂バ
リ21が発生するという第2の問題点があった(以下、
これを『従来例1』という)。
【0005】上記の第2の問題点を解決するために、図
5に示すような金型の構成が知られている。
【0006】図5は、第2の従来例のモールドモータ金
型の側断面図である。図5において上金型1と下金型2
によって形成された空間3の内部に、ボビン4に巻装さ
れたコイル5を収容した状態で、樹脂6をゲート口7よ
り射出するようになっており、下金型2にはガス状の樹
脂9の樹脂溜まり部10が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
例2の構成の場合、モールド時に樹脂6から発生するガ
スとガス状の樹脂9は、樹脂溜まり部10に流出させる
利点があるが、この種のモールドモータではボビン4に
巻装するコイル5の巻装量が、少量から多量のものと多
品種に渡っており、機種切り替え毎にモールドの成型条
件の微調整が必要となるという第3の問題点があり、さ
らには図6に示すように成型条件の微調整では、上金型
1と下金型2の金型接合面20に樹脂バリ21の発生を
解消することと、樹脂未充填部22の解消が容易にでき
ず、上記第3の問題点が断続的に発生することを防止す
る手段については、配慮されていないものであった。
【0008】そこで本発明は、上記の第1ないし第3の
問題点を解決するもので、ボビンに巻装されたコイルの
巻装量の少量及び多量に関わらず、一定の成型条件で成
型できると共に、金型内のガスを容易に抜いて樹脂フレ
ーム表面の未充填を防止し樹脂バリの発生を解消するこ
とができるモールドモータ金型を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、ゲート口より離れた位置を狭溝で回転可
能な構造にして、かつ端部に複数の樹脂溜まりを設けた
モールドモータ金型である。すなわち、一対の型によっ
て形成された空間の内部にボビンに巻装されたコイルを
収容した状態で、空間へ樹脂を注入することによって、
樹脂フレームを成形するモールドモータであって、金型
で成形される樹脂フレームの射出される樹脂のゲート口
から最遠隔に位置する樹脂フレームの端部から、複数の
樹脂溜まり部の狭溝に回動可能な回動溝部を設けたモー
ルドモータ金型である。また、好ましくは複数の樹脂溜
まり部はそれぞれ相異なる容積を備え、モールドされる
モータに巻装されたコイルの量に対応して回動溝部を介
して、その何れかを選択するモールドモータ金型であ
る。
【0010】
【作用】本発明は、上記のように構成したことから、ゲ
ート口より離れた位置を狭溝で回転可能な構造にして、
かつ端部に複数の樹脂溜まり部を設けることにより、ゲ
ート口から射出された樹脂が、樹脂フレームの端部の最
終充填になった時、狭溝に沿って発生ガスとガス状の樹
脂が、金型内に残らず樹脂溜まり部へと到達し易くな
り、ガス抜きが端部で完全にできると共に、ボビンに巻
装したコイルの巻装に応じた樹脂溜まりが選択できて、
樹脂フレーム表面に未充填と樹脂バリが発生することを
防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0012】全ての図面において、同一符号は同一若し
くは相当部材とする。図1は、本発明の一実施例のモー
ルドモータの部分断面図である。
【0013】図1において、ボビン4とボビン4に巻装
されたコイル5は、合成樹脂で形成された樹脂フレーム
11に一体にモールドされている。樹脂フレーム11の
中央部には、ステータ12が装着されている。
【0014】図2は本発明の一実施例におけるモールド
モータ金型の構成図で、図2(a)はそのモールドモー
タ金型の要部の平断面図、図2(b)はその側断面図で
ある。
【0015】図2(a),図2(b)において、下金型
2には中間固定ネジ14によってネジ固定される中間軸
13、さらにモールド成型品を取り出す押上ピン15と
樹脂溜まり部10に到達したガス状の樹脂9を取り出す
突出しピン16a,16b,16cで形成されている。
また、下金型2にはボビン4に巻装されたコイル5が収
容されており、この状態で上金型1が下金型2に接合
し、樹脂6をゲート口7から圧注入させて、一定時間加
熱した後硬化させれば、モールド成型品が完成する。
【0016】ゲート口7より離れた樹脂フレーム11の
端部に樹脂溜まり部10を有しており、樹脂6及び発生
ガスは、樹脂フレーム11の端部の狭溝17を通って、
樹脂溜まり部10に到達する。
【0017】さらに、このときの発生ガスは貫通孔(ガ
ス抜き溝)19より、金型外部へ放出される。
【0018】図3は本発明の一実施例におけるモールド
モータ金型の要部の平断面図を示し、図3(a)はその
モールドモータ金型に挿入されたコイルの巻装量が少量
のとき要部の平断面図と樹脂溜まり部の側断面図を模式
的に表示した図、図3(b)はそのモールドモータ金型
に挿入されたコイルの巻装量が多量のとき要部の平断面
図と樹脂溜まり部の側断面図を模式的に表示した図であ
る。
【0019】先の図2の構成において、図3(a),図
3(b)に示すように、ボビン4に巻装されたコイル5
の巻装量の少量,多量を1つの金型で且つ同一条件で、
成型を行うため樹脂フレーム11の端部と樹脂溜まり部
10の狭溝17に回動可能な回動溝部18を設け、乾燥
量の少量,多量の最適選択を行う。
【0020】樹脂溜まり部10に流入した樹脂6は、成
型の加熱硬化時間で硬化し、モールド成型品を取り出す
際に、突出しピン16a〜16cで容易に取り出すこと
ができ、樹脂溜まり部10に残らず、さらに上金型1と
下金型2を完全に密着することができるため、上金型1
と下金型2の金型接合面20に樹脂バリ21(図6参
照)の発生がなくなり、未充填のない連続的に安定した
モールドモータの成型が維持できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、巻装されたコイルの巻装量に合致した樹脂溜まり部
が選択でき、モールドモータの成型品の表面の未充填が
防止され、これにより金型合わせ面の樹脂バリの発生が
防止でき、モールドモータの成型品の成型品質が向上す
ると共に、生産性を高めたモールドモータを得ることが
可能という特段の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモールドモータの部分断面
【図2】本発明の一実施例におけるモールドモータ金型
の構成図 (a)は平断面図 (b)は側断面図
【図3】本発明の一実施例におけるモールドモータ金型
の要部の平断面図 (a)はそのモールドモータ金型に挿入されたコイルの
巻装量が少量のとき要部の平断面図と樹脂溜まり部の側
断面図を模式的に表示した図 (b)はそのモールドモータ金型に挿入されたコイルの
巻装量が多量のとき要部の平断面図と樹脂溜まり部の側
断面図を模式的に表示した図
【図4】第1の従来例のモールドモータ金型の側断面図
【図5】第2の従来例のモールドモータ金型の側断面図
【図6】従来例1,2のモールドモータのモールド成型
手段にて樹脂バリが発生する状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 上金型 2 下金型 3 上金型と下金型によって形成された空間 4 ボビン 5 コイル 6 樹脂 7 ゲート口 8 シム 9 ガス状の樹脂 10 樹脂溜まり部 11 樹脂フレーム 12 ステータ 13 中間軸 14 中間固定ネジ 15 押上ピン 16a,16b,16c 突出しピン 17 狭溝 18 回動溝部 19 ガス抜き溝(貫通孔) 20 金型接合面 21 樹脂バリ 22 樹脂未充填部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の型によって形成された空間の内部に
    ボビンに巻装されたコイルを収容した状態で、前記空間
    へ樹脂を注入することによって、樹脂フレームを形成す
    るモールドモータであって、樹脂を射出するゲート口か
    ら前記空間の内部の最遠隔端部に複数の樹脂溜まり部の
    狭溝に回動可能な回動溝部を設けたことを特徴とするモ
    ールドモータ金型。
  2. 【請求項2】前記複数の樹脂溜まり部はそれぞれ相異な
    る容積を備え、モールドされるモータに巻装されたコイ
    ルの量に対応して前記回動溝部を介して、その何れかを
    選択することを特徴とする請求項1記載のモールドモー
    タ金型。
JP6616095A 1995-03-24 1995-03-24 モールドモータ金型 Pending JPH08266022A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6616095A JPH08266022A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 モールドモータ金型

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JP6616095A JPH08266022A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 モールドモータ金型

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JPH08266022A true JPH08266022A (ja) 1996-10-11

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JP6616095A Pending JPH08266022A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 モールドモータ金型

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JP (1) JPH08266022A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272919A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nishikawa Kasei Co Ltd 樹脂製リング形状品の射出成形型
CN114552918A (zh) * 2022-02-17 2022-05-27 中国船舶重工集团公司第七0七研究所 一种三相电机定子高精度灌封模具及其使用方法

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