JPH08265934A - 箱体の固定構造 - Google Patents

箱体の固定構造

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JPH08265934A
JPH08265934A JP7067819A JP6781995A JPH08265934A JP H08265934 A JPH08265934 A JP H08265934A JP 7067819 A JP7067819 A JP 7067819A JP 6781995 A JP6781995 A JP 6781995A JP H08265934 A JPH08265934 A JP H08265934A
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Takashi Ishibashi
高志 石橋
Tatsuhiko Uehara
建彦 上原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付作業性を向上することが出来ると共に、
箱体をがたつきなくかつ容易に車体固定部に取り付ける
ことが出来る箱体の固定構造を提供する。 【構成】 本発明はの箱体の固定構造は、車体固定部2
5に設けたねじ止め固定部31にねじ止めされるねじ止
め部72を箱体27に設け、車体固定部25に設けた位
置決め部57とねじ止め方向に沿って嵌合されて車体固
定部25への箱体27の位置決めをする位置決め嵌合部
87を箱体27に設け、位置決め嵌合部87への位置決
め部57の嵌合時に車体固定部25に設けた干渉圧接部
65と圧接・係合する固定圧入部69を干渉圧接部65
に対して交差する方向に沿って箱体27に設けたことを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接続箱やコネクタ
カバー等の箱体をインストルメントパネル等の車体固定
部に固定するための箱体の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、実開昭64−54716号公報
に記載された、電気接続箱1を車体側のブラケット3、
5に取り付ける取付構造を示す。同図において、電気接
続箱1の接続箱本体7には、上部側に2つの係止突起
9、11が形成され、下部側にボルト締め固定部13が
設けられている。ボルト締め固定部13には、貫通孔1
5が形成されている。また、係止突起9、11は、接続
箱本体7の上面7aからそれぞれ垂直に突設されてい
る。係止突起9、11は、図9に示すように、六角柱の
先端部が円錐状に形成されると共に、六角柱の外周に縦
方向に沿って細い係止隆条17が設けられている。
【0003】一方、車体側ブラケット3には、係止突起
9、11が係止される係止孔19、21が設けられてい
る。また、ブラケット5には取付ボルト23が突設され
ている。
【0004】接続箱本体7を、ブラケット3、5に取り
付けるには、図10(a)に示すように、係止突起9、
11を係止孔19、21内に傾斜した状態で当てた後
に、図10(b)に示すように、上方へ押し上げつつ、
ボルト締め固定部13をブラケット5側へ回動させる。
そして、係止突起9、11を係止孔19、21内に係止
隆条17を押し潰しながら強制的に嵌合し、貫通孔15
内に取付ボルト23を挿入する。さらに、係止突起9、
11を係止孔19、21内に完全に嵌合させ、貫通孔1
5内に取付ボルト23を挿通させ、ナット(不図示)を
螺合して締め付ける。
【0005】この取付構造によれば、係止隆条17を押
し潰しながら係止孔19、21内に係止突起9、11を
嵌合させているので、接続箱本体7のがたつきを防止し
て電気接続箱1をブラケット3、5を介して車体に取り
付けることが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記取
付構造では、係止突起9、11の係止隆条17を押し潰
しながら係止孔19、21内に圧入するために大きな力
を必要とし、取付作業性が悪い。すなわち、係止隆条1
7は圧入する方向に沿って線状に形成されているので、
係止突起9、11を係止孔19、21に最後まで挿入す
るまで圧入のための力が必要となる。このため、大きな
力を必要とする。
【0007】また、係止突起9、11を係止孔19、2
1内に圧入しつつ貫通孔15内に取付ボルト23を挿入
する際に、一度で位置決めが出来ない場合には、係止突
起9、11を係止孔19、21内でこじることなるた
め、係止隆条が不必要に潰れてしまい、接続箱本体7を
ブラケット3、5に固定した後にがたつきが生じるとい
う問題がある。
【0008】さらに、上記取付構造では、係止突起9、
11を係止孔19、21内に圧入しつつ、貫通孔15と
取付ボルト23の位置決めを行う必要があるため、位置
決め作業に手間がかかるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、取付作業性を向上する
ことが出来ると共に、箱体をがたつきなくかつ容易に車
体固定部に取り付けることが出来る箱体の固定構造の提
供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、箱体を車体固定部に固定する箱
体の固定構造であって、車体固定部に設けたねじ止め固
定部にねじ止めされるねじ止め部を箱体に設け、車体固
定部に設けた位置決め部とねじ止め方向に沿って嵌合さ
れて車体固定部への箱体の位置決めをする位置決め嵌合
部を箱体に設け、位置決め嵌合部への位置決め部の嵌合
時に、車体固定部に設けた干渉圧接部と圧接・係合する
固定圧入部を干渉圧接部に対して交差する方向に沿って
箱体に設けたことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、固定圧入部をねじ止め方向に対して交差す
る方向に沿って位置決め嵌合部に設け、干渉圧接部をね
じ止め方向に沿って位置決め部の近傍に設けて、位置決
め嵌合部への位置決め部の嵌合時に固定圧入部が干渉圧
接部と位置決め部との間に圧入されて前記干渉圧接部の
端縁が固定圧入部の一部を潰した状態で圧接することを
特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明であって、位置決め部が位置決め嵌合部
に嵌合した状態で箱体を車体固定部に仮係止する仮係止
手段を有することを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明であって、仮係止手段が、車体固定部のねじ止め固定
部近傍に設けられた仮係止突起と、箱体のねじ止め部の
近傍に設けられて仮係止突起が係止される仮係止孔とか
らなり、位置決め嵌合部への位置決め部の嵌合状態で係
止孔に仮係止突起が係止されて箱体が車体固定部に仮係
止されることを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれか一項に記載の発明であって、ねじ止め固
定部が車体固定部から突設されると共に、先端部に開口
するねじ孔を備えた円柱部で形成され、ねじ止め部が箱
体の一側壁に一体に形成されてねじ孔と螺合するねじが
挿通されるねじ挿通孔を有する仮係止板部からなること
を特徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載のいずれか一項に記載の発明であって、干渉圧
接部の固定圧入部への圧接面が、位置決め嵌合部への位
置決め部の嵌合方向に対して傾斜していることを特徴と
している。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、箱体を車体固定部に
固定するには、箱体の位置決め嵌合部に車体固定部の位
置決め部を嵌合させることにより箱体を車体固定部に位
置決めする。このとき、箱体の固定圧入部と車体固定部
の干渉圧接部とを圧接させて係合させる。固定圧入部と
干渉圧接部との係合状態では、固定圧入部が干渉圧接部
に対して交差しているので、例えば一方の圧接部が他方
の圧接部を潰して食い込み、箱体が車体固定部に対して
がたつくことがない。また、位置決め嵌合部に位置決め
部を嵌合した状態では、箱体のねじ止め部が車体固定部
のねじ止め固定部に位置しているので、ねじ止め固定部
をねじにより固定する。これにより、箱体が車体固定部
に固定される。
【0017】請求項2の発明によれば、箱体の位置決め
嵌合部に車体固定部の位置決め部を嵌合させると、固定
圧入部が干渉圧接部と位置決め部との間に圧入されて、
干渉圧接部が固定圧入部の一部を潰した状態で圧接す
る。この状態では、箱体が車体固定部に対してがたつく
ことがない。
【0018】請求項3の発明によれば、位置決め嵌合部
に位置決め部を嵌合した状態で、箱体が車体固定部に仮
係止手段により仮係止される。従って、箱体は車体固定
部に位置決めされた状態で仮係止されているので、容易
にねじ止め作業を行うことが出来る。
【0019】請求項4の発明によれば、位置決め嵌合部
に位置決め部を嵌合した状態では、仮係止突起が係止孔
に挿入・係止されて箱体が車体固定部に仮係止される。
【0020】請求項5の発明によれば、位置決め嵌合部
に位置決め部を嵌合した状態では、箱体が車体固定部に
位置決めされ、ねじ止め固定部の円柱体の先端部の前部
に、板状のねじ止め部が位置する。そして、ねじ止め部
のねじ挿通孔を挿通したねじを円柱体に設けたねじ孔に
螺合し、締め付けることにより箱体が車体固定部に固定
される。
【0021】請求項6の発明によれば、位置決め嵌合部
に位置決め部を嵌合するとき、干渉圧接部が固定圧入部
に圧接する。このとき、干渉圧接部の固定圧入部への圧
接面が傾斜しているので、干渉圧接部は固定圧入部に次
第に圧接されていき、容易に圧接され、小さな力で圧接
することが出来る。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る箱体の固定構造の実施例
について図面を用いて説明する。なお、図1は、本発明
の固定構造により車体固定部25に取り付られるコネク
タカバー(箱体)27を示す斜視図であり、図2は車体
固定部25を別の角度から見た斜視図である。図3は、
車体固定部25にコネクタカバー27を取り付ける状態
を示す斜視図である。
【0023】図1及び図2に示すように、インストルメ
ントパネル(図2参照、以下「インパネという)29の
裏面側に設けられて、箱体としてのコネクタカバー27
が固定される車体固定部25には、ねじ止め固定部31
と、このねじ止め固定部31の両側に仮係止固定部3
3、35がインパネ29の壁面29aから突設されてい
る。ねじ止め固定部31には、図3に示すように、後述
するコネクタカバー27のねじ止め部72がねじ止めさ
れ、仮係止固定部33、35には、コネクタカバー27
に設けた仮係止板部75、77が仮係止される。
【0024】上記ねじ止め固定部31は、壁面29aか
ら突設された支持壁37の端部に円柱部39が形成され
ている。この円柱部39には、長手方向の一側端面に開
口するねじ孔(図2参照)41が形成されている。この
ねじ孔41には、ねじ止め板部73を挿通したねじ43
が螺合する。また、円柱部39の長手方向の他側は壁面
29aに連続している。
【0025】ねじ止め固定部31の両側に設けられた仮
係止固定部33、35は、円柱部39と同様に、壁面2
9aから突設された支持壁45、47の先端部に、円柱
仮係止部49、51が形成されている。これらの円柱仮
係止部49、51は、円柱部39の両側に略平行に配置
されている。また、円柱仮係止部49、51の一側端面
からは、仮係止突起53、55がそれぞれ突設されてい
る。これらの仮係止突起53、55は、図4及び図5に
示すように、コネクタカバー27の仮係止板部77、7
9に設けた仮係止孔81、83内に挿入される。
【0026】さらに、車体固定部25には、位置決め部
57が形成されている。この位置決め部57は、インパ
ネ29の壁面29aから突設された一対の縦壁59、6
1と、これらの縦壁59、61の中間部同士を連結する
連結壁部63とで断面H字状に形成されている。また、
連結壁部63とねじ止め固定部31の間には、干渉圧接
部65が形成されている。この干渉圧接部65は、ねじ
止め固定部31へのねじ止め方向に沿って突出する薄肉
の干渉壁67からなる。干渉壁67の端面は、縦壁5
9、61の上面に対して傾斜している。この干渉壁67
の端面と縦壁59、61の上面との間にコネクタカバー
27の固定圧入部69が圧入される。
【0027】一方、コネクタカバー27は、上方が開口
された箱体で、一方の側壁71の開口縁部からねじ止め
板部73と、このねじ止め板部73の両側に設けられた
仮係止板部75、77とが突設されている。ねじ止め板
部73、仮係止板部75、77には、長孔のねじ挿通孔
79及び、仮係止孔81、83がそれぞれ形成されてい
る。そして、上記仮係止突起53、55と仮係止突起8
1、83とで仮係止手段107を構成している。また、
コネクタカバー27の他方の側壁85の開口縁部には、
中央部分に位置決め嵌合部87が形成され、一方の側部
に電線固定部89が形成されている。
【0028】位置決め嵌合部87は、他方の側壁85か
ら外側の略直角に突出された一対の挟持壁91、93
と、これらの挟持壁91、93の先端部同士を連結する
連結部95とからなる。一対の挟持壁91、93間に
は、車体固定部25の位置決め部57の縦壁59、61
が挿入されて、コネクタカバー27の車体固定部25に
対する位置が決められる。この状態では、コネクタカバ
ー27のねじ止め板部73が車体固定部25の円柱部3
9の端面に位置し、仮係止板部75、77が円柱仮係止
部49、51の端面に位置する。また、一対の挟持壁9
1、93の根元部分、すなわち他方の側壁の上端部に固
定圧入部69が形成されている。
【0029】固定圧入部69は、一対の挟持壁91、9
3の根元部分を連結する基部97に、ねじ止め方向に対
して交差する方向、すなわち、車体固定部25側に形成
された干渉圧接部65の干渉壁67に対して交差する方
向に沿って固定壁99が形成されている。この固定壁9
9は、位置決め嵌合部87に位置決め部57を嵌合する
と、図7に示すように、干渉壁67が押圧・当接され
る。このため、固定壁99の一部が干渉壁67により潰
されて、圧接される。
【0030】上記、電線固定部89は、図1及び図5に
示すように、他方の側壁85の上端部から外側に突設さ
れた可撓性の挟持片101と、この挟持片101の下部
で他方の側壁85から突設された挟持片103とからな
る。これらの挟持片101、103間には、車体固定部
25の近傍を配索されるワイヤーハーネス105が挟持
される。
【0031】次に、コネクタカバー27を車体固定部2
5に取り付ける手順について説明する。先ず、コネクタ
カバー27の位置決め嵌合部87内に車体固定部25の
位置決め部57を位置合わせして、縦壁59、61を位
置決め嵌合部87の挟持壁91、93間に挿入する。そ
して、そのままコネクタカバー27を車体固定部25側
に移動させる。
【0032】コネクタカバー27を車体固定部25側に
移動させると、固定圧入部69が干渉圧接部65と縦壁
59、61の上面との間に圧入され、図7に示すよう
に、干渉壁67の端面が固定壁99の一部と圧接して固
定壁99の一部が干渉壁67により潰される。これによ
り、コネクタカバー27の車体固定部25におけるがた
つきを防止することが出来る。
【0033】すなわち、干渉壁67の端面は面積が小さ
く、固定壁99に対して線でなく点で当接しているの
で、固定壁99の一部を容易に潰すことが出来、この状
態では、干渉壁67は固定壁99にがたつきなく係止さ
れる。
【0034】また、位置決め部57を位置決め嵌合部8
7に嵌合した状態では、ねじ止め固定部31の円柱部3
9の前面にねじ止め部72のねじ止め板部73が位置
し、ねじ挿通孔79とねじ41とが連通する。また、仮
係止固定部33、35の仮係止突起53、55が仮係止
板部75、77の仮係止孔81、83内に挿入する。こ
の状態では、コネクタカバー27は、車体固定部25
に、位置決められた状態で仮係止される。
【0035】そして、ねじ43をねじ挿通孔79内に挿
通し、ねじ孔41に螺合して締め付けることにより、コ
ネクタカバー27が車体固定部25に固定される。コネ
クタカバー27が車体固定部25に固定された状態で
は、干渉圧接部65が固定圧入部69に圧接される。
【0036】本実施例によれば、位置決め部57を位置
決め嵌合部87に嵌合させて、干渉壁67を固定壁99
に圧接すれば一度で位置決めが出来る。このため、固定
壁99の一部しか潰れることがないので、コネクタカバ
ー27のがたつきを確実に防止することが出来る。
【0037】また、固定圧入部69を干渉圧接部65に
対して交差する方向に沿って形成されているので、挿入
圧力が小さくてすみ、取付作業性を向上することが出来
る。
【0038】また、位置決め部57を位置決め嵌合部8
7内に嵌合させれば、コネクタカバー27を車体固定部
25に仮係止することが出来る。このため、コネクタカ
バー27が車体固定部25から脱落することなく、ねじ
43によりねじ止め板部73をねじ止め固定部31に固
定する作業を容易に行うことが出来る。
【0039】さらに、本実施例によれば、干渉壁67の
端面が傾斜しているので、固定壁99が干渉壁67の端
面と縦壁59、61との間に圧入される際にスムーズに
圧入することが出来る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、箱体の位置決め嵌合部に車体固定部の位置決め部
を嵌合させることにより、固定圧入部に干渉圧接部が圧
接されて係合するので、箱体が車体固定部に対してがた
つくことがない。また、固定圧入部を干渉圧接部に対し
て交差する方向に沿って形成したことにより、圧接する
力が小さくない、取付作業性を向上することが出来ると
共に、箱体を車体固定部にがたつきなく固定することが
出来る。
【0041】請求項2の発明によれば、箱体の位置決め
嵌合部に車体固定部の位置決め部を嵌合させると、位置
決め部と干渉圧接部との間に固定圧入部が圧入され、干
渉圧接部が固定圧入部の一部を潰した状態で圧接するの
で、箱体が車体固定部に対してがたつくことがない。
【0042】請求項3の発明によれば、位置決め嵌合部
に位置決め部を嵌合した状態で、箱体が車体固定部に仮
係止手段により仮係止されるので、ねじ止め作業を容易
に行うことが出来る。
【0043】請求項4の発明によれば、位置決め嵌合部
に位置決め部を嵌合した状態では、仮係止突起が係止孔
に挿入・係止されて箱体が車体固定部に仮係止されるの
で、箱体の車体固定部への位置決めを容易に行うことが
出来ると共に、ねじ止め作業を容易に行うことが出来
る。
【0044】請求項5の発明によれば、位置決め嵌合部
に位置決め部を嵌合した状態では、箱体が車体固定部に
位置決めされ、ねじ止め固定部の円柱体の先端部の前部
に、板状のねじ止め部が位置するので、ねじ挿通孔を挿
通したねじを円柱体に設けたねじ孔に螺合し、締め付け
ることにより箱体を車体固定部に容易に固定することが
出来る。
【0045】請求項6の発明によれば、干渉圧接部の固
定圧入部への圧接面が傾斜しているので、干渉圧接部は
固定圧入部に次第に圧接されていき、容易に圧接され、
小さな力で圧接することが出来、取付作業性を向上する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る箱体の固定構造により車体固定部
に固定されるコネクタカバーと車体固定部を示す斜視図
である。
【図2】車体固定部を別の角度から見た斜視図である。
【図3】車体固定部にコネクタカバーを固定する状態を
示す斜視図である。
【図4】仮係止固定部に仮係止板部を係止した状態を示
す断面図である。
【図5】仮係止固定部に仮係止板部を係止した状態を示
す断面図である。
【図6】位置決め部を位置決め嵌合部に嵌合し、ねじ止
め固定部にねじ止め板部をねじ止めした状態を示す断面
図である。
【図7】干渉圧接部と固定圧入部との関係を示す図6の
VII−VII線に沿って切断した断面図である。
【図8】従来の箱体の固定構造により固定される電気接
続箱を示す斜視図である。
【図9】係止突起と係止孔との関係を示す断面図であ
る。
【図10】従来の箱体の固定構造により固定される手順
を示し、(a)は係止突起を係止孔に挿入する前の状態
を示す側面図、(b)は係止突起を係止孔に挿入し、ボ
ルト締め固定部を取付ボルト側へ移動させた状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
25 車体固定部 27 コネクタカバー(箱体) 31 ねじ止め固定部 41 ねじ孔 43 ねじ 49、51 円柱部 53、55 仮係止突起 57 位置決め部 65 干渉圧接部 69 固定圧入部 71 一方の側壁 72 ねじ止め部 79 ねじ挿通孔 81、83 仮係止孔 87 位置決め嵌合部 105 仮係止手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体を車体固定部に固定する箱体の固定
    構造であって、車体固定部に設けたねじ止め固定部にね
    じ止めされるねじ止め部を箱体に設け、 車体固定部に設けた位置決め部とねじ止め方向に沿って
    嵌合されて車体固定部への箱体の位置決めをする位置決
    め嵌合部を箱体に設け、 位置決め嵌合部への位置決め部の嵌合時に、車体固定部
    に設けた干渉圧接部と圧接・係合する固定圧入部を干渉
    圧接部に対して交差する方向に沿って箱体に設けたこと
    を特徴とする箱体の固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記固定
    圧入部をねじ止め方向に対して交差する方向に沿って位
    置決め嵌合部に設け、前記干渉圧接部をねじ止め方向に
    沿って位置決め部の近傍に設けて、位置決め嵌合部への
    位置決め部の嵌合時に固定圧入部が干渉圧接部と位置決
    め部との間に圧入されて前記干渉圧接部の端縁が前記固
    定圧入部の一部を潰した状態で圧接することを特徴とす
    る箱体の固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記位置決め部が位置決め嵌合部に嵌合した状態で
    前記箱体を車体固定部に仮係止する仮係止手段を有する
    ことを特徴とする箱体の固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記仮係
    止手段が、車体固定部のねじ止め固定部近傍に設けられ
    た仮係止突起と、箱体のねじ止め部の近傍に設けられて
    仮係止突起が係止される仮係止孔とからなり、位置決め
    嵌合部への位置決め部の嵌合状態で係止孔に仮係止突起
    が係止されて箱体が車体固定部に仮係止されることを特
    徴とする箱体の固定構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の発明であって、前記ねじ止め固定部が車体固定部
    から突設されると共に、先端部に開口するねじ孔を備え
    た円柱部で形成され、前記ねじ止め部が箱体の一側壁に
    一体に形成されて前記ねじ孔と螺合するねじが挿通され
    るねじ挿通孔を有する仮係止板部からなることを特徴と
    箱体の固定構造。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5記載のいずれか一
    項に記載の発明であって、前記干渉圧接部の固定圧入部
    への圧接面が、位置決め嵌合部への位置決め部の嵌合方
    向に対して傾斜していることを特徴とする箱体の固定構
    造。
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