JPH0982307A - バッテリー端子 - Google Patents

バッテリー端子

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JPH0982307A
JPH0982307A JP7235459A JP23545995A JPH0982307A JP H0982307 A JPH0982307 A JP H0982307A JP 7235459 A JP7235459 A JP 7235459A JP 23545995 A JP23545995 A JP 23545995A JP H0982307 A JPH0982307 A JP H0982307A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大な締め付け力の作用によってバッテリー
ポストやバッテリー端子自体に永久変形や破損が生じ
る。 【解決手段】 バッテリーポスト2に嵌合される圧着部
3の両端に延設された一対の締付片6,7に形成される
ボルト挿通孔10,11 の内、ボルト頭側の締付片7のボル
ト挿通孔11がナット5側のボルト挿通孔10よりも内径が
大きく設定される。又、ボルト4の軸部12は先端のネジ
部14よりも外径の大きな円柱部13を設けた構成とされ、
締め付けが進んでボルト4の円柱部13とネジ部14との間
の段差15がナット5側の締付片6に貫通形成されたボル
ト挿通孔10の周縁に当接した時、前記圧着部3によるバ
ッテリーポスト2の締め付け力が適正値となるように前
記円柱部13の軸方向長さが設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるバッテリーのバッテリーポストへの電線接続に使用
されるバッテリー端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載されるバッテリーのバッ
テリーポストに装着されるバッテリー端子としては、図
8乃至図10に示したものなどがある。図8に示したバ
ッテリー端子51は、金属板の折曲加工によって形成さ
れたもので、截頭円錐状のバッテリーポスト2の外周に
嵌合すべく略C字形に形成された圧着部53と、互いに
対峙するように前記圧着部53の両端に延設された一対
の締付片56,57と、これら締付片56,57を締め
付けることによって前記圧着部53をバッテリーポスト
に圧着させるボルト54及びナット55と、ナット側の
締付片57から延出して電線8を圧着接続する電線接続
部59とを備えた構成のものである。
【0003】ところが、この様なバッテリー端子51を
バッテリーポスト2に装着する際には、一般に締め付け
不足による電気的接触不良等の不都合の発生を回避する
ため、過剰な締め付けが行われ易い。そこで、前記締付
片56の先端部には、前記締付片57に向けてストッパ
ー片63が突設されている。該ストッパー片63は、締
付片57の対向面に当接することによって、一対の締付
片56,57相互のそれ以上の接近を阻止し、圧着部5
3の縮径を制限するものである。更に、締付片57には
ストッパー片63の外面を係止する係止突起64が形成
され、折曲形成されたストッパー片63がナット側の締
付片57に当接した際に広がるのを防止している。
【0004】即ち、前記バッテリー端子51は、圧着部
53をバッテリーポスト2に嵌合させた後、一対の締付
片56,57の各ボルト挿通孔60に挿通されたボルト
54のネジ部58にナット55を螺合させ、図9(a)
に示すように、前記ストッパー片63が締付片57の表
面に当接するまでナット55を締め付ければ、前記圧着
部53によるバッテリーポスト2の締め付け力が適正値
となって、良好な電気的接続が得られるように各部の寸
法設定がなされている。
【0005】又、この様なボルト・ナットの過剰締付け
を防止するバッテリー端子としては、図10に示すよう
なバッテリー端子71がある。前記バッテリー端子71
は、バッテリー85の截頭円錐状のバッテリーポスト7
2の外周に嵌合すべく略C字形に形成された圧着部73
と、互いに対峙すべく前記圧着部73の両端に延出され
た一対の締付片76,77と、ナット側の締付片77か
ら延出して電線8を圧着接続する電線接続部79とは一
体に鋳造されているが、ボルト74及びナット75を締
め付けることによって前記圧着部73をバッテリーポス
ト72に圧着させる点では、図8に示したバッテリー端
子51とほぼ同じ構成である。
【0006】そして、図10に示したバッテリー端子7
1におけるボルト74は、一対の締付片76,77のボ
ルト挿通孔70,70に挿通される軸部83が、前記ナ
ット75と螺合すべく軸部83の先端側に形成されたネ
ジ部81と、軸部83の基端側(ボルト頭側)に形成さ
れた円柱部82とを有している。該円柱部82の外径
は、前記ネジ部81のネジ山径よりも大きく、かつ一対
の締付片76,77のボルト挿通孔70,70の内径よ
りも小さく設定されている。そこで、前記円柱部82の
軸方向長さを適宜値に設定しておくことで、前記円柱部
82とネジ部81との間の段差80がナット当接用のス
トッパーとしてナット75の端面に当たり、バッテリー
端子71の緊締力を制限する。
【0007】更に、実公平1−36294号公報等に開
示されているバッテリー端子によれば、端子の腐食を防
止すべくバッテリー端子の下面及び周面を覆う樹脂製の
防食カバーと一体に緩衝片を設け、該緩衝片をバッテリ
ー端子の一対の締付片の間に挾装することでボルト・ナ
ットの締付け過ぎによるバッテリー端子の破損を防止し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッテ
リー端子やバッテリーポストは、要求される電気的接続
特性や耐薬品性の観点から、通常、鉛や黄銅等の軟質で
弾性域の低い金属で形成されており、耐荷重性が低い。
そこで、図8に示したバッテリー端子51のストッパー
片63に十分な強度を確保することは難しく、図9
(a)に示すようにストッパー片63がナット側の締付
片57に当接した後、作業者が更にボルト54及びナッ
ト55による締め付け作業を続けると、前記ストッパー
片63が図9の(b)に示すように変形を始め、最後に
は図9(c)に示すように一対の締付片56,57が密
着するまで完全にストッパー片63は圧潰して永久変形
(塑性変形)してしまう。
【0009】その結果、バッテリーポスト2に過度の締
め付け力が加わってバッテリーポスト2が変形したり、
あるいはバッテリー端子51の圧着部53や、該圧着部
53と各締付片56,57との継ぎ目部分に永久変形や
亀裂が生じるという問題がある。更に、このようなスト
ッパー片63が形成される為にバッテリー端子51の構
造が繁雑になり、折り曲げ加工数の増大によってコスト
アップを招くという問題もある。
【0010】又、図10に示したバッテリー端子71の
場合、ボルト74及びナット75の締付けに際して過剰
な締め付けが行われると、ナット75のネジ部が段差8
0に喰い込み、ナット75のネジ山が破損して取り外し
が不可能になる可能性がある。更に、一対の締付片の間
に防食カバーの緩衝片を挾装することによってボルト・
ナットの締付け過ぎによるバッテリー端子の破損を防止
する場合にも、過大な締め付け力が加わると緩衝片が破
損してしまい、バッテリー端子の損傷を完全に防止する
ことはできない。
【0011】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、ボルト・ナットによる締め付けでバッテ
リー端子をバッテリーポストに固定する際、過大な締め
付け力の作用によってバッテリーポストやバッテリー端
子自体に永久変形や破損が生じることを防止することが
でき、また、ナットの喰い込みによって取り外しが不可
能になることもなく、さらには、構造を簡単にして生産
性の向上、生産コストの低減を図ることのできる良好な
バッテリー端子を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、バ
ッテリーポストに嵌合すべく略C字形に形成された圧着
部と、互いに対峙するように前記圧着部の両端に延設さ
れた一対の締付片と、これら締付片を締め付けることに
よって前記圧着部をバッテリーポストに圧着させるボル
ト・ナットとを備えたバッテリー端子において、前記ボ
ルトの軸部には、ボルト頭側の前記締付片に貫通形成さ
れたボルト挿通孔を貫通した後、ナット側の前記締付片
に貫通形成されたボルト挿通孔の周縁に当接することに
よってバッテリー端子の緊締力を制限するストッパーが
設けられていることを特徴とするバッテリー端子により
達成される。
【0013】また、本発明の上記目的は、バッテリーポ
ストに嵌合すべく略C字形に形成された圧着部と、互い
に対峙するように前記圧着部の両端に延設された一対の
締付片と、これら締付片を締め付けることによって前記
圧着部をバッテリーポストに圧着させるボルト・ナット
とを備えたバッテリー端子において、前記ボルトが、前
記ナットと螺合すべく軸部先端側に形成されたネジ部
と、軸部基端側に形成されて前記ナットを遊嵌可能な小
径部とを有し、前記ボルト・ナットが所定量以上締め付
けられた時には、前記ナットが前記ボルトのネジ部から
外れて小径部に達することによりバッテリー端子の緊締
力が制限されることを特徴とするバッテリー端子によっ
ても達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係るバッテリー端子の一実施形態を詳細に説明する。
図1乃至図3に示した本発明の第1実施例におけるバッ
テリー端子1は、金属板の折曲加工によって形成された
もので、截頭円錐状のバッテリーポスト2の外周に嵌合
すべく略C字形に形成された圧着部3と、互いに対峙す
るように前記圧着部3の両端に延設された一対の締付片
6,7と、これら締付片6,7を締め付けることによっ
て前記圧着部3をバッテリーポストに圧着させるボルト
4及びナット5と、ナット側の締付片7から延出して電
線8を圧着接続する電線接続部9とを備えた構成のもの
である。
【0015】前記一対の締付片6,7に貫通形成される
ボルト挿通孔10,11は、ナット5側の締付片6に形
成されるボルト挿通孔10よりもボルト頭側の締付片7
に形成されるボルト挿通孔11の方が内径を大きく設定
されている。また、これら一対の締付片6,7のボルト
挿通孔10,11に挿通されるボルト4は、前記ナット
5と螺合すべく軸部12の先端側に形成されたネジ部1
4と、軸部12の基端側(ボルト頭側)に形成された円
柱部13とを有しており、前記ネジ部14のネジ山径よ
りも大きい該円柱部13の外径は、前記締付片7のボル
ト挿通孔11の内径よりも小さく、且つ前記締付片6の
ボルト挿通孔10の内径よりも大きく設定されている。
【0016】そして、ナット5側の締付片6のボルト挿
通孔10を挿通したボルト4のネジ部14に螺合させた
ナット5による締め付けが進んで、前記円柱部13とネ
ジ部14との間の段差15がストッパーとして前記締付
片6のボルト挿通孔10の周縁に当接した際、前記圧着
部3によるバッテリーポスト2の締め付け力が適正値と
なるように、前記円柱部13の軸方向長さや、圧着部3
の内径や、一対の締付片6,7間の間隔等の各部の寸法
が設定されている。
【0017】即ち、前記バッテリー端子1は、圧着部3
をバッテリーポスト2に嵌合させた後、図2(a)に示
すように、一対の締付片6,7の各ボルト挿通孔10,
11に挿通させたボルト4のネジ部14にナット5を螺
合させる。そして、ナット5を更に締め付けていくと、
図2(b)に示すように、一対の締付片6,7間の間隔
Lが狭まり、更にナット5を締め付けると、ボルト4の
円柱部13とネジ部14との間の段差15が前記締付片
6の内表面におけるボルト挿通孔10の周縁に当接す
る。そこで、図2(c)および図3に示すように、円柱
部13の先端に位置する段差15とナット5の端面とが
締付片6を挾持した状態となり、ナット5をそれ以上締
め付けることができなくなると同時に、圧着部3による
バッテリーポスト2の締め付け力が適正値となって、電
線8とバッテリーポスト2との良好な電気的接続が行わ
れる。
【0018】従って、ボルト4及びナット5による締め
付けでバッテリー端子1をバッテリーポスト2に固定す
る際、過大な締め付け力の作用によってバッテリーポス
ト2やバッテリー端子1自体に永久変形や破損が生じる
ことを防止できる。また、ナット5は、該ナット5とボ
ルト4のストッパーである段差15とで前記締付片6を
挾持することでそれ以上の締め付けが阻止されるもの
で、ナット5が前記段差15に直接接触することも無い
ため、該ナット5がボルト4の段差15に喰い込んで取
り外しが不可能になることもない。
【0019】更には、過大な締め付けを制限するストッ
パー機能をバッテリー端子本体上に特に設ける必要がな
くなるため、バッテリー端子1の構造を簡単にして生産
性の向上、生産コストの低減を図ることもできる。尚、
本発明におけるストッパーは、上記第1実施例における
円柱部13の段差15の構成に限定されるものではな
い。例えば、前記円柱部13の軸方向長さに等しいスリ
ーブを従来のボルト軸部に挿入し、該スリーブの端面を
バッテリー端子の緊締力を制限する為のストッパーとす
ることもできる。又、ボルトの一部に塑性変形或いは部
品溶着により突起部を設けてストッパーとしたものでも
良い。
【0020】図4乃至図7に示した本発明の第2実施例
におけるバッテリー端子31は、上記第1実施例におけ
るバッテリー端子1と同様に、截頭円錐状のバッテリー
ポスト2の外周に嵌合すべく略C字形に形成された圧着
部33と、互いに対峙すべく前記圧着部33の両端に延
出された一対の締付片36,37と、これら一対の締付
片36,37を締め付けるボルト32及びナット35と
を備えた構成を有するものであるが、前記圧着部33の
後端から延出して電線が接続される電線接続部47の構
造や、防食カバー46が装備される点、ボルト32の構
造等が異なる。
【0021】前記電線接続部47は、図示しない電線を
接続した圧着端子をねじ止めする為の雄ねじ34が立設
された構成をなしている。また、前記防食カバー46
は、バッテリー端子31がバッテリー液や油分または水
分等によって腐食されることを防止するために、前記バ
ッテリー端子31の下面及び周面を覆うもので、絶縁性
の樹脂材料により形成されている。該防食カバー46
は、前記一対の締付片36,37間に差込まれる緩衝片
48を有しており、該緩衝片48には前記ボルト32の
軸部44を挿通させる開口38が形成されている。
【0022】一方、前記一対の締付片36,37のボル
ト挿通孔40,41に挿通されるボルト32は、前記ナ
ット35と螺合すべく軸部44の先端側に形成されたネ
ジ部43と、軸部44の基端側(ボルト頭側)に形成さ
れて前記ナット35を遊嵌可能な小径部42とを有し、
該小径部42の外径がネジ部43の谷径よりも小さく設
定されている。
【0023】そして、ナット35側の締付片36のボル
ト挿通孔40を挿通したネジ部43に螺合させたナット
35による締め付けが進み、前記ネジ部43がナット3
5を通り抜けた時に、前記圧着部33によるバッテリー
ポスト2の締め付け力が適正値となるように、前記小径
部42の軸方向長さや、圧着部33の内径や、一対の締
付片36,37間の間隔等の各部の寸法が設定されてい
る。
【0024】即ち、上記バッテリー端子31は、図5に
示すように、ボルト32及びナット35を外した状態で
防食カバー35を組み付けた後に、一対の締付片36,
37にボルト32を挿通させ、ナット35側の締付片3
6から突出させたネジ部43にワッシャ45とナット3
5を組み付けた状態にした上で、バッテリー端子31の
圧着部33をバッテリーポスト2に嵌合させる。
【0025】そして、前記ナット35を締め付けていく
と、図6(a)及び(b)に示すように、一対の締付片
36,37間の間隔Lが次第に狭まり、更にナット35
を締め付けると、図7に示すように、ネジ部43がナッ
ト35を通り抜けて、ナット35がボルト32の小径部
42上を空転する遊嵌状態になり、ナット35をそれ以
上締め付けることができなくなると同時に、圧着部33
によるバッテリーポスト2の締め付け力が適正値となっ
て、該バッテリー端子31に固定された電線とバッテリ
ーポスト2との良好な電気的接続が実現される。
【0026】従って、本第2実施例におけるバッテリー
端子31の場合も、過大な締め付け力の作用によってバ
ッテリーポスト2やバッテリー端子31自体に永久変形
や破損が生じることを防止することができる。また、前
記ナット35は、締め付け力が適正値に達した後も更に
締め付け方向に回転させられても、ボルト32のネジ部
43との螺合が外れて回転自在になるため、ナット35
がボルト32に喰い込んで取り外しが不可能になること
もない。尚、本発明のバッテリー端子は、上記各実施例
の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
いて種々の形態を採りうることは言うまでもない。例え
ば、圧着部、一対の締付片及び電線接続部が一体に鋳造
されたバッテリー端子であっても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明のバッテリー端子によれば、ボル
ト・ナットによる一対の締付片の締め付けが進むと、ボ
ルトの軸部に設けられたストッパーが、ボルト頭側の前
記締付片に貫通形成されたボルト挿通孔を貫通した後、
ナット側の前記締付片に貫通形成されたボルト挿通孔の
周縁に当接するので、圧着部によるバッテリーポストの
締め付け力が適正値となると共に、ナットによるそれ以
上の締め付けが阻止される。
【0028】そこで、ボルト・ナットによる締め付けで
バッテリー端子をバッテリーポストに固定する際、過大
な締め付け力の作用によってバッテリーポストやバッテ
リー端子自体に永久変形や破損が生じることを防止でき
る。また、ナットは、該ナットとボルトのストッパーと
でナット側の締付片を挾持することでそれ以上の締め付
けが阻止されるものであり、ナットがボルトのストッパ
ーに直接接触しないため、ナットがボルトのストッパー
に喰い込んで取り外しが不可能になることもない。更
に、過大な締め付けを制限するストッパー機能をバッテ
リー端子本体上に特に形成する必要がなくなるため、バ
ッテリー端子の構造を簡単にして生産性の向上、生産コ
ストの低減を図ることもできる。
【0029】また、本発明の別のバッテリー端子によれ
ば、一対の締付片を締め付けるボルトの軸部先端側に形
成されたネジ部がナットを通り抜けた後は、締め付け方
向にボルトあるいはナットを回転させても相互が空回り
し、それ以上の締め付けが阻止される。そこで、この場
合も、過大な締め付け力の作用によってバッテリーポス
トやバッテリー端子自体に永久変形や破損が生じること
を防止できる。また、ナットは、ボルトのネジ部との螺
合が外れて遊嵌状態になることでそれ以上の締め付けが
阻止されるものであり、ナットがボルトのストッパーに
直接接触しないため、ナットがボルトのストッパーに喰
い込んで取り外しが不可能になることもない。勿論、過
大な締め付けを制限するストッパー機能をバッテリー端
子本体上に形成する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に基づくバッテリー端子の
分解斜視図である。
【図2】図1に示したバッテリー端子のバッテリーポス
トへの締め付け状態を説明する為の要部断面図である。
【図3】図2(c)におけるA部の拡大図である。
【図4】本発明の第2実施例に基づくバッテリー端子の
分解斜視図である。
【図5】図4に示したバッテリー端子の一部組立状態に
おける全体斜視図である。
【図6】(a)は図4に示したバッテリー端子のバッテ
リーポストへの締め付け状態を説明する為の平面図であ
り、(b)はそのB−B断面矢視図である。
【図7】図4に示したバッテリー端子をバッテリーポス
トに組み付けた状態を示す要部断面図である。
【図8】従来のバッテリー端子の一例を示す分解斜視図
である。
【図9】図8に示したバッテリー端子のバッテリーポス
トへの締め付け状態を説明する為の要部断面図である。
【図10】従来のバッテリー端子の他の例を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 バッテリー端子 2 バッテリーポスト 3 圧着部 4 ボルト 5 ナット 6,7 締付片 8 電線 9 電線接続部 10 ボルト挿通孔 11 ボルト挿通孔 12 軸部 13 円柱部 14 ネジ部 15 段差

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーポストに嵌合すべく略C字形
    に形成された圧着部と、互いに対峙するように前記圧着
    部の両端に延設された一対の締付片と、これら締付片を
    締め付けることによって前記圧着部をバッテリーポスト
    に圧着させるボルト・ナットとを備えたバッテリー端子
    において、 前記ボルトの軸部には、ボルト頭側の前記締付片に貫通
    形成されたボルト挿通孔を貫通した後、ナット側の前記
    締付片に貫通形成されたボルト挿通孔の周縁に当接する
    ことによってバッテリー端子の緊締力を制限するストッ
    パーが設けられていることを特徴とするバッテリー端
    子。
  2. 【請求項2】 バッテリーポストに嵌合すべく略C字形
    に形成された圧着部と、互いに対峙するように前記圧着
    部の両端に延設された一対の締付片と、これら締付片を
    締め付けることによって前記圧着部をバッテリーポスト
    に圧着させるボルト・ナットとを備えたバッテリー端子
    において、 前記ボルトが、前記ナットと螺合すべく軸部先端側に形
    成されたネジ部と、軸部基端側に形成されて前記ナット
    を遊嵌可能な小径部とを有し、 前記ボルト・ナットが所定量以上締め付けられた時に
    は、前記ナットが前記ボルトのネジ部から外れて小径部
    に達することによりバッテリー端子の緊締力が制限され
    ることを特徴とするバッテリー端子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000067844A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd バッテリーターミナル
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