JPH08265456A

JPH08265456A - 緊急時録音内容自動送信機能付き電話

Info

Publication number: JPH08265456A
Application number: JP10157495A
Authority: JP
Inventors: Genichi Nakabayashi; 玄一中林
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-03-22
Filing date: 1995-03-22
Publication date: 1996-10-11

Abstract

(57)【要約】【目的】合図１つで速やかに特定の相手に特定のメッ
セージを送れるため、独居老人などが発作や災害にあっ
てしまい、通常の方法では電話する余裕がないような場
合でも、早急に、かつ簡単に連絡をつける事を可能に
し、危険を回避し易くする事を目的としたものである。【構成】電話に、自動ダイヤル機構と連動して、回線
がつながってから再生・送信されるようにした録音機構
を設け、それらを設定する機構も設け、そして、これら
に送信開始の合図を送るための機構を持つ事を特徴とす
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、あらかじめ録音して
おいた内容を自動送信する機能を付けた電話に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、先方からのメッセージを録音・再
生したり、それを外出先で聞く事が出来る電話はあっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、これらには、
あらかじめ当方で録音しておいたメッセージを、先方へ
と速やかに自動送信する機能はない。（イ）従って、これまでは、独居老人を初めとする１人
暮らしや、自宅療養者、身体障害者が、発作などの医療
上の緊急事態や災害などに見舞われた場合、本人が電話
による連絡を出来ないという危険な事態が存在した。（ロ）また、緊急時に１１０番や１１９番通報などをし
てみたものの、気が動転していて、落ち着いて要領よく
話せないという状況も存在した。本案は、これらの欠点
を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】電話機に、自動ダイヤル
機構と連動して、回線がつながった後で再生・送信を開
始するようにした録音・再生機構を設ける。また、これ
らの機構を設定するための機構も設ける。そして、これ
らに送信開始の合図を送るための機構を設ける。

【０００５】

【作用】送信開始の合図があると、電話機は設定された
相手にダイヤルし、回線がつながると記録媒体に録音さ
れたメッセージを再生・送信する。

【０００６】

【実施例】以下、本案の実施例について説明する。（イ）電話機に自動ダイヤル機構と連動して、相手が出
たら再生されるようにした録再可能なテープデッキを登
載する。（ロ）これらの設定、作動のためのボタンやマイクを設
ける。（ハ）送信開始ボタンを設け、誤動作を防ぐためのカバ
ーをボタンにつける。なお、搭載する記録媒体にはテー
プの代わりにＩ．Ｃ．などの固定記録媒体を用いても良
いし、ボタンのカバーは押し破り式でも、あるいは無く
てもかまわない。また、送信開始の合図となる機構は、
ボタンで無くとも、電波や赤外線、有線式のリモコンで
も良いし、センサーなどを用いた自動感知式でも良い。
さらに、自動ダイヤルの設定や録音内容が初めから固定
されていても良く、この場合にはマイクを省き、再生専
用の記録媒体でも良い。またダイヤル先や録音内容が複
数に対応できても良い。

【０００７】

【発明の効果】本案は以上のような構成で、これを使用
するときにはカバーを開いてボタンを押すのみで、目的
とする相手にメッセージを送信できる。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電話機に、自動ダイヤル機構と連動し
て、回線がつながった後で再生・送信を開始するように
した録音機構を設ける。また、これらの機構を設定する
ための機構も設ける。そして、これらに送信開始の合図
を送るための機構を設ける。