JPH0826524B2 - 橋梁構法 - Google Patents

橋梁構法

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JPH0826524B2
JPH0826524B2 JP62206022A JP20602287A JPH0826524B2 JP H0826524 B2 JPH0826524 B2 JP H0826524B2 JP 62206022 A JP62206022 A JP 62206022A JP 20602287 A JP20602287 A JP 20602287A JP H0826524 B2 JPH0826524 B2 JP H0826524B2
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JP
Japan
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girder
girders
heads
series
recess
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JP62206022A
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光起 山本
正夫 宮口
正昭 加倉井
清 山下
克也 岡田
靖 杉山
正光 江野口
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、熱による伸縮と地震等の揺振に対処し得る
橋梁構法に関する。
「従来の技術と発明が解決しようとする課題」 従来、モノレールやリニヤモータカー等のための高架
橋を建設する場合、地上に適宜間隔毎に柱を起立させ、
それらの柱の頭部に、隣合う相互間にてそれぞれ独立し
た桁を可動に架設している。
この場合、桁における熱による伸縮や小さい地震等に
よる少々の揺振には、桁が各独立しているため、都合よ
く対処できる。
しかし、大きな地震等により桁が大きく揺れかつ柱の
間隔が変動すると、桁が落下する危険がある。このこと
は、埋立地等の比較的に軟弱な地盤の場合に特に問題と
なる。
一方、桁を一連にすれば、桁が落下するようなことは
ないが、反面、 ・ 一連の桁では、各柱における取り付け時の調整が容
易でない。
・ 外力が一連の桁を通じて一つの柱に集中するなどの
不都合を招く。
・ 柱が直接基礎の場合、長期間の内に、地盤沈下など
で変位することが考えられるが、その際の修正が容易に
行えない。
等々の問題を生ずる。
本発明は、これらの問題点を解決しようとするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 本発明は、複数の柱1を所定間隔毎に起立させ、これ
らの柱には、それぞれ桁行方向に面して凹字状をなす頭
部11を形成し、これらの頭部には、それぞれ内底面の中
央に窪み111を形成して、これらの窪みにそれぞれ粘性
体ダンパ3のケーシング31を嵌合支持させ、また、それ
らの窪み111の左右に各々ゴム支承4を配し、これらの
ゴム支承の上に一連の桁2を載置させて、該桁を上記各
頭部11相互間に架設するとともに、該桁に上記各粘性体
ダンパ3の可動の検出棒36を機械的に連繋させ、また、
上記各頭部11には、左右の内側面にそれぞれスクリュー
ジャッキ5を装備させて、これらのスクリュージャッキ
に上記桁2の両側面をそれぞれ支持させることを特徴と
する。
「作用」 如上の構成であり、桁2の一連関係は、桁の落下を防
止し、かかる一連関係の桁であっても、各柱1の左右の
ゴム支承4は厚さの調整により、左右のスクリュージャ
ッキ5は伸縮調整により、それぞれ桁2の倒れや傾きな
ど、桁2の取り付け時の調整を可能にする。また、各柱
1について直接基礎を採用した場合、長期間の内には地
盤の沈降などで変位することが考えられるが、このよう
な場合にも、その修正を可能にする。したがって、厳し
い精度を要求される常伝導リニアモータカーの軌道やモ
ノレールの軌道等であっても、その施工、調整、保守等
を容易にする。
そして、粘性体ダンパ3は、そのような一連関係の桁
2であっても、該桁2の緩慢な動きに対してはほとんど
無抵抗であって、桁2の熱による伸縮や緩慢な揺振を支
障なく柔軟に許容し、かつ、桁2の急激な動きに対して
は強く抵抗して、地震等の急激な揺振には剛にその位置
を保持させる。したがって、一つの柱1に外力を集中さ
せるようなことはない。
「実施例」 図面は、本発明の実施例を示している。
図において、1は、地上に適宜間隔毎に起立させたプ
レストレストコンクリート製の柱、2は、これらの柱の
頭部11に架設したプレストレストコンクリート又はプレ
キャストコンクリート製の一連の桁、3は、それらの柱
の頭部11と桁2との間に機械的に介在させた桁行方向に
作用する粘性体ダンパ、4、5は、それらの柱の頭部11
と桁2との間に介在させた左右のゴム支承とスクリュー
ジャッキである。
各柱1の頭部11は、第1図乃至第6図に示すように、
桁行方向に面して凹字状をなし、それらの頭部111に
は、それぞれ内底面の中央に箱形の窪み11を形成し、該
窪みに粘性体ダンパ3のケーシング33を嵌合固定し、か
つ、その窪み111の左右に各々ゴム支承4を配して、こ
れらのゴム支承の上に一連の桁2を載せている。また、
各柱の頭部11は、左右の内側面に各々スクリュージャッ
キ5を備えて、桁2の両側面を支持している。図中、12
は、PC鋼線である。
桁2は、第1図乃至第6図に示すように、隣合う柱の
頭部11相互間に架設する各単体を、隣接相互にてジョイ
ントモルタル21を介して突き合わせ、複数のPC鋼棒22に
より締め付けて連結している。
粘性体ダンパ3は、第7図、第8図に示すように、上
記窪み111に嵌まる枡形のケーシング31を設け、該ケー
シングの内底面から桁行方向の複数の起立片32を突設
し、そのケーシング内に粘性液体33を充填し、また、ケ
ーシング31の上に板体34を配し、該板体の下面から上記
各起立片32と隣合う複数の垂下片35を垂設して、これら
の垂下片をケーシングの粘性液体33中に可動に挿入し、
かつ、板体34の上面から検出棒36を突設して成り、第3
図、第4図、第6図に示すように、ケーシング31を上記
窪み111に納め、検出棒36を桁2の隣接相互間に挿入さ
せている。
かかる粘性体ダンパ3は、検出棒36の桁行方向の動き
に対して作用し、検出棒36がゆっくりと作動するとき
は、垂下片35が粘性液体33の抵抗をあまり受けないで移
動し、検出棒36が急激に作動するときは、垂下片35が粘
性液体33の強力な抵抗を受けて、その作動が阻止され
る。したがって、桁2と各柱中の頭部11との間におい
て、桁2の熱による伸縮運動や緩慢な揺振は許容される
が、地震等による急激な揺振は防止される。
ゴム支承4は、第2図、第4図、第6図に示すよう
に、ゴム板と鋼板とを交互に積層して成り、各柱1の頭
部11の内底面において、上記窪み111の左右にそれぞれ
配し、上述の一連の桁2を載せている。
スクリュージャッキ5は、螺動で伸縮させる機械的ジ
ャッキであり、第2図、第4図乃至第6図に示すよう
に、各柱1の頭部11の左右内側面において、それぞれの
上端部に基端を固定して配し、各々の先端で桁2の両側
面を両側から押えている。
「発明の効果」 本発明によれば、次の効果を奏する。
桁2を一連しているので、大きな地震等により桁が
大きく揺れかつ柱の間隔が変動しても、桁2が落下する
危険がない。したがって、埋立地等の比較的に軟弱な地
盤の場合に特に問題となる桁の落下を適確に防止でき
る。また、桁2を一連にすることで、桁2の撓みを1/20
00以下にすることも容易で、高精度の桁2を有利に設計
することができる。
所定間隔毎に起立させた複数の柱1に、それぞれ桁
行方向に面して凹字状をなす頭部11を形成し、各頭部の
内底面の左右に各々ゴム支承4を配し、これらのゴム支
承の上に一連の桁2を載置させて、該桁を上記各頭部11
相互間に架設し、また、各頭部11の左右の内側面にそれ
ぞれスクリュージャッキ5を装備させて、これらのスク
リュージャッキに上記桁2の両側面をそれぞれ支持させ
ているので、各ゴム支承4を厚さの調整し、各スクリュ
ージャッキ5を伸縮調整することにより、桁2の取り付
け時には、桁2が一連であっても、該桁2の倒れや傾き
などを任意にしかも簡単に調整でき、また、各柱1につ
いて直接基礎を採用した場合、長期間の内には地盤の沈
下などで変位することがあっても、この変位を適確にか
つ簡単に修正でき、したがって、厳しい精度を要求され
る常伝導リニアモータカーの軌道やモノレールの軌道等
であっても、その施工、調整、保守等を容易にすること
ができる。
上記各頭部11の内底面の中央に窪み111を形成し
て、それぞれ粘性体ダンパ3のケーシング31を嵌合支持
させ、架設した一連の桁2に上記各粘性体ダンパ3の可
動の検出棒36を機械的に連繋させているので、緩慢な動
きに対してはほとんど無抵抗でかつ急激な動きに対して
は強く抵抗する粘性体ダンパ3の特性を良好に発揮させ
ることができて、桁2が一連であっても、該粘性体ダン
パ3により、桁2の熱による伸縮や緩慢な揺振を支障な
く柔軟に許容させることができるとともに、桁2の地震
等の急激な揺振には剛にその位置を保持させることがで
き、したがって、桁2が一連でも外力が一つの柱1に集
中するような不都合は生じない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例で、第1図は、全体構造の側面
図、第2図、第3図は、要部の拡大截断図、第4図は、
同拡大正面図、第5図は、同拡大平面図、第6図は、桁
を除いた状態での要部の拡大平面図、第7図は、使用す
る粘性体ダンパの要部の截断正面図、第8図は、同分解
斜視図である。 1……柱、2……桁 3……粘性体ダンパ、4……ゴム支承 5……スクリュージャッキ 11……頭部、12……PC鋼線 21……ジョイントモルタル、22……PC鋼棒 31……ケーシング、32……起立片 33……粘性液体、34……板体 35……垂下片、36……検出棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 清 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 岡田 克也 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 杉山 靖 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 江野口 正光 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特開 昭64−48910(JP,A) 特公 昭53−45615(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の柱1を所定間隔毎に起立させ、これ
    らの柱には、それぞれ桁行方向に面して凹字状をなす頭
    部11を形成し、これらの頭部には、それぞれ内底面の中
    央に窪み111を形成して、これらの窪みにそれぞれ粘性
    体ダンパ3のケーシング31を嵌合支持させ、また、それ
    らの窪み111の左右に各々ゴム支承4を配し、これらの
    ゴム支承の上に一連の桁2を載置させて、該桁を上記各
    頭部11相互間に架設するとともに、該桁に上記各粘性体
    ダンパ3の可動の検出棒36を機械的に連繋させ、また、
    上記各頭部11には、左右の内側面にそれぞれスクリュー
    ジャッキ5を装備させて、これらのスクリュージャッキ
    に上記桁2の両側面をそれぞれ支持させることを特徴と
    する橋梁構法。
JP62206022A 1987-08-19 1987-08-19 橋梁構法 Expired - Lifetime JPH0826524B2 (ja)

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JPS6448911A JPS6448911A (en) 1989-02-23
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