JPH08265211A - 集積回路および送受信機 - Google Patents

集積回路および送受信機

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JPH08265211A
JPH08265211A JP7088751A JP8875195A JPH08265211A JP H08265211 A JPH08265211 A JP H08265211A JP 7088751 A JP7088751 A JP 7088751A JP 8875195 A JP8875195 A JP 8875195A JP H08265211 A JPH08265211 A JP H08265211A
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circuit
signal
frequency
oscillation
signals
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JP7088751A
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Yamato Okashin
大和 岡信
Nobuo Haruyama
信夫 晴山
Hiroshi Yokoyama
博史 横山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • H04M1/72502Cordless telephones with one base station connected to a single line
    • HELECTRICITY
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    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/16Multiple-frequency-changing
    • H03D7/165Multiple-frequency-changing at least two frequency changers being located in different paths, e.g. in two paths with carriers in quadrature
    • H03D7/166Multiple-frequency-changing at least two frequency changers being located in different paths, e.g. in two paths with carriers in quadrature using two or more quadrature frequency translation stages
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/02Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with variable tuning element having a number of predetermined settings and adjustable to a desired one of these settings
    • H03J5/0245Discontinuous tuning using an electrical variable impedance element, e.g. a voltage variable reactive diode, in which no corresponding analogue value either exists or is preset, i.e. the tuning information is only available in a digital form
    • H03J5/0272Discontinuous tuning using an electrical variable impedance element, e.g. a voltage variable reactive diode, in which no corresponding analogue value either exists or is preset, i.e. the tuning information is only available in a digital form the digital values being used to preset a counter or a frequency divider in a phase locked loop, e.g. frequency synthesizer
    • HELECTRICITY
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードレス電話機の主要回路を1チップIC
化する。 【構成】 スーパーヘテロダイン方式の受信回路10
と、送信回路40とを設ける。受信回路10における局
部発振信号を形成するためのPLL31と、送信回路4
0におけるキャリア信号を形成するためのPLL43と
を設ける。デジタルデータを送信用のオーディオ帯域の
信号に変換する回路と、水晶発振子6により発振を行う
発振回路30とを設ける。発振回路30の発振信号を分
周してPLL31、43に供給される基準周波数の分周
信号を形成する分周回路35と、発振信号を分周して、
変換する回路で必要とされるクロックを形成する分周回
路とを設ける。発振信号を分周して、受信した音声信号
の秘話処理を解除するための信号を形成する分周回路
と、発振信号を分周して、送信する音声信号に秘話処理
を行うための信号を形成する分周回路とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、IC(集積回路)お
よびこれを使用する送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、日本における小電力タイプのコ
ードレス電話機には、89チャンネル分の周波数帯域が割
り当てられているが、そのチャンネル番号CHNOと、親機
および子機の送信周波数(相手機からみれば、受信周波
数)との関係は、図7に示すとおりである。そして、こ
のとき、チャンネル間の周波数間隔は、すべて12.5kHz
で一定である。
【0003】そして、そのような周波数で送信(あるい
は受信)を行う場合には、一般にPLLが使用される
が、チャンネル間の周波数間隔が12.5kHzなので、PL
Lの基準周波数は12.5kHzとなる。そして、このため、
PLLには、12.5kHzの2の累乗の周波数で発振する水
晶発振回路が必要となる。
【0004】一方、コードレス電話機においては、例え
ば、 発呼のため、子機から親機に、両者間の接続を要求する
場合 着呼により、親機から子機に、両者間の接続を要求する
場合 には、親機と子機との間で、その要求やパラメータなど
を示すコマンド信号が送受信される。
【0005】図8は、そのコマンド信号CMNDの信号フォ
ーマットの一例を示し、この信号CMNDは、先頭に16ビッ
トのビット同期信号BSYNを有し、続いて16ビットのフレ
ーム同期信号FSYNを有する。この場合、同期信号BSYN、
FSYNは、それぞれ所定のビットパターンとされている
が、子機から親機に送信されるフレーム同期信号FSYN
と、親機から子機に送信されるフレーム同期信号FSYNと
では、そのビットパターンが違えられている。
【0006】さらに、コマンド信号CMNDは、信号FSYNに
続いて25ビットのシステム識別コードSYIDと、このコー
ドSYIDのための12ビットの誤り訂正コードECCと、5バ
イトの制御コードCTRLとを有する。この場合、システム
識別コードSYIDは、自機と他機とを区別するためのデー
タである。また、制御コードCTRLは、その第1バイト
が、子機および親機の制御内容を示すコードとされ、第
2バイト〜第5バイトは、第1バイトに関連するパラメ
ータないしデータとされる。
【0007】そして、子機あるいは親機が、このコマン
ド信号CMNDを受信したときには、そのコマンド信号CMND
に含まれる識別コードSYIDが自機に記憶されている識別
コードSYIDと一致するかどうかがチェックされ、一致し
たときのみ、そのコマンド信号CMNDが有効とされ、一致
しないときには無効とされる。
【0008】そして、このコマンド信号CMNDが親機と子
機との間で送受信される場合、コマンド信号CMNDは、M
SK信号(変形MSK信号)に変換された状態で送受信
される。
【0009】この場合、このMSK信号は、例えば、コ
マンド信号CMNDのビットが、 “0”のとき、周波数2.4kHzの正弦波信号の1サイク
ル “1”のとき、周波数1.2kHzの正弦波信号の半サイク
ル とされる。
【0010】したがって、このようなMSK信号を形成
するため、2.4kHzの整数倍の周波数、例えば4.8MHzの
周波数で発振する水晶発振回路が必要となる。
【0011】さらに、コードレス電話機における秘話
は、一般に、送信側で、音声信号の周波数スペクトルを
反転してから送信し、受信側で、受信した音声信号の周
波数スペクトルを再反転してもとの周波数スペクトルと
することにより、実現している。
【0012】したがって、この秘話処理にも、周波数の
安定なサブキャリア信号が必要であり、このため、やは
り水晶発振回路が必要とされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述ように、コードレ
ス電話機においては、親機および子機のそれぞれに、 (1) チャンネル設定用 (2) MSK信号の形成用(コマンド信号の送信用) (3) 秘話処理用 として、少なくとも3つの水晶発振回路が必要となる。
【0014】ところが、1つのシステムの中に複数の発
振回路を設けると、これらの間で干渉を生じやすくな
り、特にIC化した場合、干渉を避けることが困難であ
る。
【0015】また、実際には、水晶発振回路の発振信号
を分周して使用するので、その発振信号および分周信号
の高調波信号が数多く発生することになるが、もとの発
振信号は互いに独立した発振周波数なので、その高調波
信号も互い関係のない周波数となり、新たなビート信号
を生じることがある。そして、そのような高調波信号や
ビート信号は、システムに各種の妨害を与え、回路のI
C化が困難になってしまう。
【0016】一方、親機および子機の送受信回路には、
例えば音声信号の周波数帯域を制限したり、不要な周波
数成分を除去したりするために、各種のフィルタが必要
とされる。
【0017】しかし、これらのフィルタをICに対して
外付けにすると、ICの外部端子(外部接続ピン)の数
が増加してしまう。さらに、この外部端子数の増加によ
り、送受信回路の全体を複数のICに分割する必要もで
てくる。
【0018】また、フィルタをICに内蔵できるとして
も、ICにおいては、コンデンサおよび抵抗器の絶対値
が大きくばらつくので、フィルタのカットオフ特性など
が大きくばらついてしまい、結果として、コードレス電
話機としての特性が問題になってしまう。
【0019】この発明は、以上のような点を解決した送
受信機用のICを提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、スーパーヘテロダイン方式の受信回路と、送信
回路と、上記受信回路における局部発振信号を形成する
ための第1のPLLと、上記送信回路におけるキャリア
信号を形成するための第2のPLLと、デジタルデータ
を送信用のオーディオ帯域の信号に変換する回路と、水
晶発振子により発振を行う発振回路と、この発振回路の
発振信号を分周して上記第1および第2のPLLに供給
される基準周波数の分周信号を形成する分周回路と、上
記発振信号を分周して、上記変換する回路で必要とされ
るクロックを形成する分周回路と、上記発振信号を分周
して、受信した音声信号の秘話処理を解除するための信
号を形成する分周回路と、上記発振信号を分周して、送
信する音声信号に秘話処理を行うための信号を形成する
分周回路とを有する集積回路とするものである。
【0021】
【作用】1つのICにより、送信および受信が行われ
る。
【0022】
【実施例】
[全体の構成および動作(音声信号の場合)]図1およ
び図2は、この発明におけるコードレス電話機の受信回
路および送信回路の一例を、図面で都合で分割して示
し、図1の*1〜*3と図2の*1〜*3とがつながる。そし
て、鎖線で囲った部分1が1チップIC化されるととも
に、この例においては、そのIC1を子機に使用した場
合を示す。
【0023】このIC1は、受信回路10と、送信回路
40とを有する。そして、受信回路10は、ダブルスー
パーヘテロダイン方式で、ダイレクトコンバージョンタ
イプに構成されている。すなわち、親機からの下りチャ
ンネルのFM信号Srがアンテナ2により受信され、端
子T11→高周波アンプ11→端子T12→すべての下りチ
ャンネルを通過帯域とするバンドパスフィルタ3→端子
T13の信号ラインを通じて直交変換のI軸用及びQ軸用
の第1ミキサ回路12、22に供給される。
【0024】また、マスタ発振回路30が設けられる。
この発振回路30は基準となる安定した周波数、例えば
14.4MHzの発振信号S30を形成するためのものであり、
このため、発振回路30には、端子T16を通じて水晶発
振子6が接続され、水晶発振回路とされる。
【0025】そして、その発振信号S30が分周回路35
に供給されて例えば1/1152の周波数、すなわち、チャ
ンネル間隔の周波数12.5kHzの信号S35に分周され、こ
の信号S35がPLL31にその基準周波数の信号として
供給される。
【0026】また、詳細は後述するが、PLL31のV
CO312からは、FM信号Srのキャリア周波数に等
しい周波数の発振信号S31が取り出される。なお、受信
したFM信号Srのキャリア周波数は、親機の送信周波
数に等しいので、発振信号S31の周波数も親機の送信周
波数に等しい。
【0027】そして、この信号S31がミキサ回路12に
第1局部発振信号として供給されるとともに、移相回路
32に供給されてπ/2だけ移相され、その移相信号S
32がミキサ回路22に第1局部発振信号として供給され
る。
【0028】したがって、簡単のため、図6Aに示すよ
うに、受信信号Srが、その下側帯波の帯域内に信号成
分Saを有し、上側帯波の帯域内に信号成分Sbを有する
とともに、 ωo:受信信号Srのキャリア周波数(角周波数) ωa:信号成分Saの角周波数。ωa<ωo Ea:信号成分Saの振幅 ωb:信号成分Sbの角周波数。ωb>ωo Eb:信号成分Sbの振幅 Δωa=ωo−ωa Δωb=ωb−ωo とすれば、 Sr=Sa+Sb Sa=Ea・sinωat Sb=Eb・sinωbt となる。
【0029】また、 E1:第1局部発振信号S31、S32の振幅 とすれば、 S31=E1・sinωot S32=E1・cosωot である。
【0030】したがって、 S12、S22:ミキサ回路12、22の出力信号 とすれば、 S12=Sr・S31 =(Ea・sinωat+Eb・sinωbt)×E1・sinωot =αa{−cos(ωa+ωo)t+cos(ωo−ωa)t} +αb{−cos(ωb+ωo)t+cos(ωb−ωo)t} =αa{−cos(ωa+ωo)t+cosΔωat} +αb{−cos(ωb+ωo)t+cosΔωbt} S22=Sr・S32 =(Ea・sinωat+Eb・sinωbt)×E1・cosωot =αa{sin(ωa+ωo)t−sin(ωo−ωa)t} +αb{sin(ωb+ωo)t+sin(ωb−ωo)t} =αa{sin(ωa+ωo)t−sinΔωat} +αb{sin(ωb+ωo)t+sinΔωbt} αa=Ea・E1/2 αb=Eb・E1/2 となる。
【0031】そして、上式のうち、角周波数Δωa、Δ
ωbの信号成分が必要な中間周波信号なので、これら信
号S12、S22がローパスフィルタ13、23に供給さ
れ、角周波数Δωa、Δωbの信号成分が、第1中間周波
信号S13、S23として取り出され、 S13=αa・cosΔωat+αb・cosΔωbt S23=−αa・sinΔωat+αb・sinΔωbt とされる。なお、この場合、上式および図6Aからも明
らかなように、信号S13、S23は、ベースバンドの信号
である。
【0032】さらに、これら信号S13、S23が、直交変
換のI軸用及びQ軸用の第2ミキサ回路14、24に供
給される。
【0033】また、発振回路30の発振信号S30が、分
周回路33に供給されて比較的低い周波数の信号S33、
例えば262分周されて周波数が約55kHzの信号S33に分
周される。そして、この信号S33がミキサ回路14に第
2局部発振信号として供給されるとともに、移相回路3
4に供給されてπ/2だけ移相され、その移相信号S34
がミキサ回路24に第2局部発振信号として供給され
る。
【0034】したがって、 S33=E2・sinωst S34=E2・cosωst E2:第2局部発振信号S33、S34の振幅 ωs=2πfs (fs=約55kHz) とするとともに、 S14、S24:ミキサ回路14、24の出力信号 とすれば、 S14=S13・S33 =(αa・cosΔωat+αb・cosΔωbt)×E2・sinωst =βa{sin(Δωa+ωs)t−sin(Δωa−ωs)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t−sin(Δωb−ωs)t} S24=S23・S34 =(−αa・sinΔωat+αb・sinΔωbt)×E2・cosωst =−βa{sin(Δωa+ωs)t+sin(Δωa−ωs)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t+sin(Δωb−ωs)t} βa=αa・E2/2 βb=αb・E2/2 となる。
【0035】そして、これらの信号S14、S24におい
て、周波数差が負の値にならないように、信号S14、S
24を変形すると、 S14=βa{sin(Δωa+ωs)t+sin(ωs−Δωa)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t+sin(ωs−Δωb)t} =βa・sin(ωs+Δωa)t+βa・sin(ωs−Δωa)t +βb・sin(ωs+Δωb)t+βb・sin(ωs−Δωb)t S24=−βa{sin(Δωa+ωs)t−sin(ωs−Δωa)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t−sin(ωs−Δωb)t} =−βa・sin(ωs+Δωa)t+βa・sin(ωs−Δωa)t +βb・sin(ωs+Δωb)t−βb・sin(ωs−Δωb)t となる。
【0036】そして、これら信号S14、S24が加算回路
15に供給されて加算され、加算回路15からは、 S15=S14+S24 =2βa・sin(ωs−Δωa)t+2βb・sin(ωs+Δωb)t で示される加算信号S15が取り出される。
【0037】そして、この加算信号S15を図示すると、
図6Bに示すようになり、この信号S15は、もとの受信
信号Srを、キャリア周波数(角周波数)ωsの信号に周
波数変換したときの信号にほかならない。すなわち、信
号S15は、中間周波数fsの第2中間周波信号である。
【0038】そこで、この第2中間周波信号S15が、中
間周波フィルタ用のバンドパスフィルタ16およびリミ
ッタアンプ17を通じてFM復調回路18に供給されて
音声信号が復調される。この場合、この音声信号は、秘
話処理を行っていないときには、通常の音声信号であ
り、スペクトル反転式の秘話処理を行っているときに
は、周波数スペクトルの反転した音声信号である。
【0039】そして、秘話処理の行われていないときに
は、端子T22からの制御信号によりスイッチ回路53が
図の状態に接続される。そして、復調回路18からの音
声信号が、ローパスフィルタ19→スイッチ回路53→
アンプ25→端子T14の信号ラインを通じて受話器用の
スピーカ4に供給される。
【0040】また、秘話処理が行われているときには、
スペクトル反転回路50により秘話処理が解除されると
ともに、スイッチ回路53が図とは逆の状態に接続され
る。すなわち、発振回路30の発振信号S30が、タイミ
ング信号形成回路37に供給されて音声信号の上限の周
波数よりもやや高い周波数の信号S37、例えば4500分周
されて周波数が3.2kHzの信号S37に分周され、この信
号S37が、平衡変調回路51にサブキャリア信号として
供給される。
【0041】そして、復調回路18からの音声信号が変
調回路51に変調信号として供給され、変調回路51か
らは、音声信号により平衡変調された信号が取り出さ
れ、この被変調信号がローパスフィルタ52に供給され
て下側波帯の信号、すなわち、周波数スペクトルが再反
転され、もとの周波数スペクトルとされた音声信号が取
り出される。
【0042】そして、この音声信号が、スイッチ回路5
3→アンプ25→端子T14の信号ラインを通じてスピー
カ4に供給される。以上が受信回路10の音声信号に関
する構成および動作である。
【0043】一方、送信回路40は、音声信号をダイレ
クトに上りチャンネルのFM信号とするもので、PLL
43が設けられるとともに、このPLL43には、分周
回路35からの分周信号S35が基準周波数の信号として
供給される。こうして、PLL43のVCO432から
は、受信回路10の受信した下りチャンネルと対となる
上りチャンネルのキャリア周波数の信号Stが取り出さ
れる。
【0044】また、送話器用のマイクロフォン5からの
音声信号が、端子T15→アンプ41→ローパスフィルタ
42の信号ラインを通じてスイッチ回路63に供給され
る。
【0045】さらに、秘話処理用として、スペクトル反
転回路60が設けられる。すなわち、ローパスフィルタ
42からの音声信号が、平衡変調回路61に変調信号と
して供給されるとともに、形成回路37からの分周信号
S37が平衡変調回路61にサブキャリア信号として供給
される。
【0046】こうして、変調回路61からは、音声信号
により平衡変調された信号が取り出され、この被変調信
号がローパスフィルタ62に供給されて下側波帯の信
号、すなわち、周波数スペクトルが反転された音声信号
が取り出され、この音声信号がスイッチ回路63に供給
される。
【0047】そして、スイッチ回路63が、端子T22か
らの制御信号によりスイッチ回路53と同様に制御さ
れ、秘話処理のされていない音声信号、あるいはスペク
トル反転による秘話処理のされた音声信号が、スイッチ
回路63から取り出される。
【0048】そして、このスイッチ回路63からの音声
信号が、いつもは図の状態に接続されているスイッチ回
路47を通じてPLL43のVCO432にその発振周
波数の制御信号として供給される。こうして、VCO4
32からは、受信回路10の受信した下りチャンネルと
対となる上りチャンネルであり、かつ、音声信号により
FM変調されたFM信号Stが取り出される。
【0049】そして、このFM信号Stが、ドライブア
ンプ44および出力アンプ45を通じて端子T18に取り
出され、アンテナ2に供給され、親機へと送信される。
以上が送信回路40の音声信号に関する構成および動作
である。
【0050】[コマンド信号のための構成および動作]
親機からコマンド信号CMNDが送信されてくると、そのM
SK信号が復調回路18から出力される。そして、この
MSK信号が、バンドパスフィルタ28を通じて波形整
形回路29に供給されて矩形波形のMSK信号とされ、
このMSK信号が端子T21を通じてシステムコントロー
ル用のマイクロコンピュータ(図示せず)に供給され
る。
【0051】すると、マイクロコンピュータにおいて、
そのMSK信号のパルス幅の違いを判別することにより
コマンド信号CMNDが復調されるとともに、そのコマンド
信号CMNDにしたがった処理が実行される。
【0052】さらに、コマンド信号CMNDを親機に送信す
るため、IC1には、コマンド信号CMNDをデジタルMS
K信号に変換する変換回路65と、D/Aコンバータ6
6が設けられる。
【0053】この場合、変換回路65は、コマンド信号
CMNDのビットが“0”のときのデジタルMSK信号と、
“1”のときのデジタルMSK信号のデータとを、メモ
リなどに有するものである。また、そのデジタルMSK
信号は、もとのコマンド信号CMNDの1ビットに対応する
波形(周波数2.4kHzの正弦波信号の1サイクルの波
形、および周波数1.2kHzの正弦波信号の半サイクルの
波形)を、例えば16サンプルに量子化したときのデジタ
ルデータである。
【0054】したがって、そのデジタルMSK信号の量
子化周波数は、 2.4〔kHz〕×16サンプル=38.4〔kHz〕 となる。
【0055】そして、コマンド信号CMNDの送信時には、
マイクロコンピュータにおいて、コマンド信号CMNDおよ
びこの信号CMNDの存続期間を示すイネーブル信号ENBLが
形成され、この信号CMND、ENBLが、端子T23、T24を通
じて変換回路65および形成回路37に供給される。
【0056】また、形成回路37において、発振信号S
30が375分周されて周波数38.4kHzのクロックP37が形
成され、信号ENBLの期間、そのクロックP37が変換回路
65およびD/Aコンバータ66に供給される。
【0057】こうして、変換回路65においては、これ
に供給されたコマンド信号CMNDが1ビットずつデジタル
MSK信号に変換されていく。そして、このデジタルM
SK信号がD/Aコンバータ66に供給されてアナログ
MSK信号にD/A変換され、この信号がローパスフィ
ルタ67を通じてスイッチ回路47に供給される。
【0058】また、このとき、端子T24からのイネーブ
ル信号ENBLにより、スイッチ回路47は、A/Dコンバ
ータ66からアナログMSK信号が供給されている期
間、図とは逆の状態に接続される。
【0059】こうして、A/Dコンバータ66からのア
ナログMSK信号は、スイッチ回路47を通じて取り出
され、この信号がPLL31のVCO312に変調信号
として供給される。したがって、VCO312からは、
MSK信号によりFM変調されたFM信号Stが取り出
され、このFM信号Stが親機へと送信される。すなわ
ち、コマンド信号CMNDが、親機へ送信されたことにな
る。
【0060】[PLLの分周比の設定]PLL31、4
3は、可変分周回路311、431を有する。そして、
PLL31においては、一般のPLLと同様、VCO3
12の発振信号S31が、分周回路311により分周さ
れ、その分周信号と、基準信号S35とが位相比較され、
その比較出力によりVCO312の発振周波数が制御さ
れる。また、PLL43についても、同様である。
【0061】したがって、 f31:信号S31の周波数 f31=ωo/(2π) f43:信号S43のキャリア周波数(中心周波数) N31:可変分周回路311の分周比 N43:可変分周回路431の分周比 とすれば、一般のPLLと同様、定常時には、 f31=12.5〔kHz〕×N31 f43=12.5〔kHz〕×N43 12.5〔kHz〕は、信号S35の基準周波数 となる。
【0062】したがって、使用するチャンネルのチャン
ネル番号CHNOに対応して分周比N31、N43を設定すれ
ば、そのチャンネル番号CHNOのチャンネルで送受信を行
うことができる。
【0063】そこで、この分周比N31、N43を設定する
ために、分周比設定回路36が設けられる。そして、今
の場合、分周比N31、N43の設定なので、マイクロコン
ピュータにおいて、チャンネル番号CHNOのデータが形成
され、このデータが、端子T17を通じて設定回路36に
供給される。
【0064】すると、設定回路36においては、チャン
ネル番号CHNOのデータが対応する分周比N31、N43のデ
ータに変換され、その分周比N31のデータがPLL31
の可変分周回路311に供給されてラッチされる。こう
して、PLL31のVCO312からは、FM信号Sr
のキャリア周波数に等しい周波数f31の発振信号S31が
取り出される。
【0065】また、設定回路36において形成された分
周比N43のデータが、PLL43の可変分周回路431
に供給されてラッチされる。こうして、PLL43のV
CO432からは、上りチャンネルのキャリア周波数f
43のFM信号Stが取り出される。
【0066】[フィルタの構成および動作]上述におけ
るローパスフィルタ13、19、23、42、52、6
2、67およびバンドパスフィルタ16、28は、例え
ば図3に示すように構成することができる。ただし、こ
の図においては、ローパスフィルタ13〜67およびバ
ンドパスフィルタ16、28を、ローパスフィルタ70
およびバンドパスフィルタ80で代表して示す。
【0067】そして、ローパスフィルタ70は2次のア
クティブフィルタにより構成されているもので、十分な
利得を有する反転アンプA71が設けられ、入力端子T71
が、抵抗器R71および可変抵抗回路R72を通じて反転ア
ンプA71の入力端に接続され、その出力端が出力端子T
72に接続される。
【0068】また、抵抗器R71および可変抵抗回路R72
の接続点と、接地との間に、コンデンサC71が接続さ
れ、アンプA71の出力端と、その入力端との間にコンデ
ンサC72が接続されるとともに、その出力端と、抵抗器
R71および可変抵抗回路R72の接続点との間に、可変抵
抗回路R73が接続される。
【0069】したがって、端子T71に信号が入力される
と、その高域成分が素子R71、C71により減衰させられ
るとともに、アンプA71はコンデンサC72により高域に
負帰還がかかって高域の利得が減衰するので、この回路
70はローパスフィルタとして動作し、端子T72に、高
域の除去された出力信号が取り出される。
【0070】そして、この場合、このローパスフィルタ
70のカットオフ周波数f70は、 f70=1/{2π(C71C72R72R73)**0.5} (X**0.5は、値Xの0.5乗を示す。以下同様) となる。また、このとき、端子T72の出力信号の位相φ
70は、例えば図4に示すように、周波数が高くなるにつ
れて遅れていくとともに、カット周波数f70において、
90°遅れている。
【0071】さらに、バンドパスフィルタ80もアクテ
ィブフィルタとされるもので、十分な利得を有する反転
アンプA81が設けられ、入力端子T81が、可変抵抗回路
R81およびコンデンサC81を通じて反転アンプA81の入
力端に接続され、その出力端が出力端子T82に接続され
る。
【0072】また、アンプA81の出力端と、その入力端
との間に可変抵抗回路R82が接続されるとともに、その
出力端と、可変抵抗回路R81およびコンデンサC81の接
続点との間に、コンデンサC82が接続される。
【0073】したがって、端子T81に信号が入力される
と、その低域成分が素子R81、C81により減衰させられ
るとともに、アンプA81はコンデンサC82により高域に
負帰還がかかって高域の利得が減衰するので、この回路
80はバンドパスフィルタとして動作し、端子T82に、
低域および高域の除去された出力信号が取り出される。
【0074】そして、この場合、このバンドパスフィル
タ80の中心周波数f80および尖鋭度Q80は、 f80=1/{2π(C81C82R81R82)**0.5} Q80=(1/2)(R82/R81)**0.5 で示される。
【0075】さらに、特性安定化回路90が設けられ、
この安定化回路90の出力信号S94によりローパスフィ
ルタ70のカットオフ周波数f70およびバンドパスフィ
ルタ80の中心周波数f80が設計値に安定化される。
【0076】すなわち、発振回路30からの発振信号S
30が分周回路91に供給され、例えば2250分周されて周
波数f91が6.4kHzの分周信号S91とされる。そして、
この信号S91が、位相比較回路92に位相(ないし周波
数)の基準信号として供給されるとともに、移相回路9
3にその入力信号として供給される。
【0077】この移相回路93は、この例においては、
ローパスフィルタ70と同様に構成されているもので、
素子C91、C92、R91、回路A93、R92、R93が、素子
C71、C72、R71、回路A71、R72、R73に対応する。
そして、この移相回路93の出力信号S93が比較回路9
2に比較信号として供給される。
【0078】そして、この比較回路92において、信号
S93が信号S91と位相比較され、その比較出力が、ロー
パスフィルタ94に供給されて信号S93と信号S91との
位相差に対応したレベルの直流信号S94が取り出され
る。
【0079】そして、この信号S94が、可変抵抗回路R
92、R93にその抵抗値の制御信号として供給されるとと
もに、可変抵抗回路R72、R73、R81、R82にその抵抗
値の制御信号として供給される。
【0080】このような構成によれば、信号S93により
可変抵抗回路R92、R93の抵抗値が変化するが、移相回
路93は、ローパスフィルタ70と同様のローパスフィ
ルタの構成とされているので、そのカットオフ周波数f
93は、 f93=1/{2π(C91C92R92R93)**0.5} となる。
【0081】また、このとき、入力信号S91に対する出
力信号S93の位相φ93は、位相φ70と同様、例えば図4
に示すように、周波数が高くなるにつれて遅れていくと
ともに、カット周波数f93において、90°遅れている。
【0082】そして、定常時、比較回路92において
は、信号S91と信号S93とが、90°の位相差を有するの
で、このとき、移相回路(ローパスフィルタ)93にお
ける信号S93の位相遅れは90°である。
【0083】そして、移相回路93が、信号S93に対し
て90°の位相遅れを与えるのは、そのカットオフ周波数
f93においてである。したがって、このとき、移相回路
93のカットオフ周波数f93は、信号S91の周波数f91
(=6.4kHz)に等しいことになる。
【0084】すなわち、移相回路93のカットオフ周波
数f93は、信号S91の周波数f91を基準とし、これに等
しくなるように、フィードバック制御されていることに
なる。
【0085】そして、このとき、移相回路93のカット
オフ周波数f93を制御している信号S94により、ローパ
スフィルタ70のカットオフ周波数f70も制御されてい
る。また、ICにおいては、抵抗器およびコンデンサの
相対値のばらつきは十分に小さい。
【0086】したがって、ローパスフィルタ70のカッ
トオフ周波数f70が、移相回路93のカットオフ周波数
f93と等しい設計値であるとすれば、信号S94により、
可変抵抗回路R72、R73の値が、可変抵抗回路R92、R
93の値と同様に制御されることになり、ローパスフィル
タ70のカットオフ周波数f70は、移相回路93のカッ
トオフ周波数f93に等しくなる。すなわち、ローパスフ
ィルタ70のカットオフ周波数f70も、信号S91の周波
数f91に等しくなる。
【0087】また、ローパスフィルタ70のカットオフ
周波数f70が、移相回路93のカットオフ周波数f93と
異なる設計値であっても、IC化されたとき、対応する
素子の値は、同じ方向に同じ割り合いでばらつくので、
結果として、ローパスフィルタ70のカットオフ周波数
f70は設計値へと補正されることになる。
【0088】さらに、このとき、信号S94が、可変抵抗
回路R81、R82にも供給され、バンドパスフィルタ80
の中心周波数f80も制御されている。したがって、同様
の理由により、バンドパスフィルタ80の中心周波数f
80も、信号S91の周波数f91を基準にして設計値に補正
されることになる。
【0089】こうして、図3の回路によれば、ローパス
フィルタ70およびバンドパスフィルタ80の抵抗器
(可変抵抗回路)およびコンデンサの値がばらついて
も、そのCR積が設計値となるように、可変抵抗回路R
72、R73、R81、R82の値が制御され、目的とする周波
数特性を得ることができる。
【0090】また、同様の理由により、抵抗器およびコ
ンデンサの値が温度により変化しようとしても、この変
化は信号S94の変化により相殺され、周波数特性が変動
することがない。
【0091】[可変抵抗回路の例]図5は可変抵抗回路
R71〜R93の具体例を示す。すなわち、トランジスタQ
101、Q102のエミッタが、定電流源用のトランジスタQ
103のコレクタに接続されて接地を基準電位点とする差
動アンプA101が構成される。そして、トランジスタQ1
01のベースが抵抗器R101(R101=0の場合を含む)を
通じて端子T101に接続され、トランジスタQ102のベー
スが端子T102に接続される。
【0092】さらに、トランジスタQ103、Q104によ
り、接地を基準電位点とするカレントミラー回路A102
が構成されるとともに、このとき、トランジスタQ103
が出力側、トランジスタQ104が入力側とされ、そのコ
レクタが制御端子T103に接続される。
【0093】また、トランジスタQ105、Q106により、
電源端子T104を基準電位点としてカレントミラー回路
A103が構成されるとともに、トランジスタQ105が出力
側、トランジスタQ106が入力側とされる。そして、ト
ランジスタQ105、Q106のコレクタが、トランジスタQ
101、Q102のコレクタにそれぞれ接続される。
【0094】このような構成によれば、 RV:端子T101と端子T102との間の抵抗値 re:トランジスタQ101、Q102のエミッタ抵抗 とするとき、 RV=R101+2re となる。
【0095】そして、エミッタ抵抗reは、トランジス
タQ103のコレクタ電流に反比例するとともに、トラン
ジスタQ103のコレクタ電流は、カレントミラー回路A1
02により、端子T103に供給される制御電流に等しい。
【0096】したがって、端子T103の制御電流の大き
さに対応して抵抗値RVが変化することになるので、こ
の回路は可変抵抗回路として動作する。
【0097】[まとめ]上述のように、IC1において
は、水晶発振回路が発振回路30だけなので、発振回路
の間の干渉がなくなる。また、これにより部品および回
路のレイアウトが容易となり、小型化しやすくなる。さ
らに、水晶発振子が1つでよいので、コストダウンとな
る。
【0098】また、1つの発振信号S30を分周して各信
号S35、P37、S37、S91を形成するようにしているの
で、単一の周波数の発振信号S30の低調波あるいは高調
波だけとなり、システムへの妨害が少なくなり、IC化
に有利である。
【0099】さらに、ローパスフィルタ13、19、2
3、42、52、62、67およびバンドパスフィルタ
16、28の周波数特性は、信号S91を基準にしている
ので、ばらついたり、変動したりすることがない。
【0100】そして、以上の理由により、上述のよう
に、全体を1つのIC1にまとめることができる。
【0101】さらに、上述においては、IC1を子機に
使用した場合であるが、端子T14、T15を親機の4線/
2線変換回路に接続するとともに、PLL31、43の
可変分周回路の分周比N31、N43を入れ換えれば、親機
において上述の動作が行われる。そして、このとき、受
信回路10により上りチャンネルの受信が行われ、送信
回路20により下りチャンネルの送信が行われる。
【0102】したがって、このIC1は親機においても
使用することができる。すなわち、このIC1は、子機
と親機とに共通に使用することができる。
【0103】[その他]上述において、分周回路33、
35、37、91は、分周が共通する部分を共通化する
ことができる。また、VCO312、432は、CR発
振回路とすることができる。さらに、整形回路29から
出力されるMSK信号をコマンド信号CMNDにデコード
(復調)してから、端子T21に出力することもできる。
また、上述においては、この発明をコードレス電話機に
適用した場合であるが、デュプレックス方式の送受信機
であれば、この発明を適用することができる。
【0104】
【発明の効果】この発明によれば、コードレス電話機の
親機や子機などの送受信機を、1チップIC化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の一部を示す系統図である。
【図2】図1の続きの一例を示す系統図である。
【図3】図1の回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図4】この発明の一例の一部を示す系統図である。
【図5】この発明の一例の一部を示す系統図である。
【図6】この発明を説明するための周波数スペクトル図
である。
【図7】この発明を説明するための図である。
【図8】この発明を説明するための図である。
【符号の説明】
1 IC 4 スピーカ 5 マイクロフォン 10 受信回路 12、22 第1ミキサ回路 14、24 第2ミキサ回路 18 復調回路 24、25 移相回路 29 整形回路 30 発振回路 31、43 PLL 33、35 分周回路 36 分周比設定回路 40 送信回路 50、60 スペクトル反転回路 51、61 平衡変調回路 65 変換回路 66 D/Aコンバータ 90 特性安定化回路 311、431 可変分周回路 312、432 VCO

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スーパーヘテロダイン方式の受信回路と、 送信回路と、 上記受信回路における局部発振信号を形成するための第
    1のPLLと、 上記送信回路におけるキャリア信号を形成するための第
    2のPLLと、 デジタルデータを送信用のオーディオ帯域の信号に変換
    する回路と、 水晶発振子により発振を行う発振回路と、 この発振回路の発振信号を分周して上記第1および第2
    のPLLに供給される基準周波数の分周信号を形成する
    分周回路と、 上記発振信号を分周して、上記変換する回路で必要とさ
    れるクロックを形成する分周回路と、 上記発振信号を分周して、受信した音声信号の秘話処理
    を解除するための信号を形成する分周回路と、 上記発振信号を分周して、送信する音声信号に秘話処理
    を行うための信号を形成する分周回路とを有する集積回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の集積回路において、 上記受信回路における中間周波信号用のフィルタを、コ
    ンデンサおよび抵抗器を有するアクティブフィルタによ
    り構成するようにした集積回路。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の集積回路において、 上記アクティブフィルタの周波数特性を、上記発振信号
    を分周した信号を基準として補正するようにした集積回
    路。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の集積回路において、 上記受信回路を、ダブルスーパーヘテロダイン方式に構
    成し、 第1中間周波数を0ないしほぼ0とするようにした集積
    回路。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の集積回路において、 第1局部発振周波数を変更することにより受信周波数を
    変更するようにした集積回路。
  6. 【請求項6】集積回路と、 受話用のスピーカと、 送話用のマイクロフォンと を有し、 上記集積回路は、 スーパーヘテロダイン方式の受信回路と、 送信回路と、 上記受信回路における局部発振信号を形成するための第
    1のPLLと、 上記送信回路におけるキャリア信号を形成するための第
    2のPLLと、 デジタルデータを送信用のオーディオ帯域の信号に変換
    する回路と、 水晶発振子により発振を行う発振回路と、 この発振回路の発振信号を分周して上記第1および第2
    のPLLに供給される基準周波数の分周信号を形成する
    分周回路と、 上記発振信号を分周して、上記変換する回路で必要とさ
    れるクロックを形成する分周回路と、 上記発振信号を分周して、受信した音声信号の秘話処理
    を解除するための信号を形成する分周回路と、 上記発振信号を分周して、送信する音声信号に秘話処理
    を行うための信号を形成する分周回路とを有する送受信
    機。
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