JPH08264844A - フローティングメンブレン - Google Patents

フローティングメンブレン

Info

Publication number
JPH08264844A
JPH08264844A JP7091860A JP9186095A JPH08264844A JP H08264844 A JPH08264844 A JP H08264844A JP 7091860 A JP7091860 A JP 7091860A JP 9186095 A JP9186095 A JP 9186095A JP H08264844 A JPH08264844 A JP H08264844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
film
floating
sio
phosphorus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7091860A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nakagawa
剛 中川
Hiroshi Ueshima
啓史 上嶋
Yoshiaki Nakatsugawa
義明 中津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP7091860A priority Critical patent/JPH08264844A/ja
Publication of JPH08264844A publication Critical patent/JPH08264844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】フローティングメンブレンの大面積化と耐破壊
性の向上。 【構成】Si基板3上に、矩形の四隅に梁4を放射状に設
けたフローティングメンブレン1は、周辺部が梁4と同
様、酸化シリコン(SiO2)膜で出来ており、中央部分がSi
3N4 膜2で形成されている。メンブレン1の中央部分を
予めSi3N4 膜2で置き換えると、内部応力が相殺されて
破壊を防止できる。あるいは、メンブレン1を形成する
SiO2膜に燐(P) などのV族元素を添加すると、膜中に非
架橋性酸素が生成されて、膜のヤング率が低下するの
で、0.4 wt%から3.0 wt%の添加量で内部応力を破壊応
力より低下させることができる。この結果、メンブレン
の大面積化が 400μm角程度まで可能となり、高感度で
高分解能な熱型センサが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に赤外線センサやエ
アフローメータ、ガスセンサなどの熱型センサに利用さ
れるフローティングメンブレンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体微細加工を利用して熱型セ
ンサを作成する技術が種々開発されている。熱型センサ
には、基板に対する断熱性を保つために4点支持して基
板から浮かせたフローティングメンブレン(もしくはダ
イヤフラム構造、以下メンブレンとも記す)が用いられ
ている。通常、メンブレンを構成する材料には、熱絶縁
性に優れたSiO2膜が利用されており、この膜はSi基板の
表面を酸化することで容易に形成できる。しかし、この
SiO2膜は内部応力が大きいため、 100μm角以上の面積
のメンブレンを形成することは難しい。内部応力を最小
にして大面積のメンブレンを作るために、特開平6-1322
77号公報に示されている如く、Si3N4 膜とSiO2膜とを積
層してフローティングメンブレンを形成する技術があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、積層形
状ではメンブレンを大面積にできるものの、Si3N4 膜は
熱伝導率が大きいために、全面に渡ってSi3N4 膜が存在
すると断熱性が良くないという問題がある。また積層に
より大面積化しようとすると、バイメタル効果と同様な
効果が発生してメンブレン全体に反りが生じてしまうと
いう問題がある。
【0004】従って本発明の目的は、より大面積が実現
可能で、破壊しにくいフローティングメンブレンを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成は、基板上に、梁によって支えられて中
空構造を成し、フローティング状態となったメンブレン
を備え、前記メンブレンと前記梁が、V族元素を添加し
た酸化シリコン(SiO2)膜から成る高断熱構造を有するこ
とである。また関連発明の構成は、前記V族元素が燐
(P) であって、前記燐の濃度が、0.4 wt%から3.0 wt%
であることを特徴とする。
【0006】本発明の構成としてはまた、基板上に、梁
によって支えられて中空構造を成し、フローティング状
態となったメンブレンを備え、前記メンブレンの主部お
よび前記梁が酸化シリコン(SiO2)膜で形成され、前記メ
ンブレンの一部は酸化シリコン(SiO2)膜に代えて、引っ
張り応力を持つ膜が形成されていることを特徴とする。
その関連発明の特徴ある構成は、前記引っ張り応力を示
す膜が、窒化硅素(Si3N4) もしくは多結晶シリコン(p-S
i)となっていることである。本発明の特徴ある構成はさ
らに、前記フローティングメンブレン上に薄膜機能素子
を有し、前記基板から前記梁を通して前記薄膜機能素子
への配線が形成されていることである。加えて、前記薄
膜機能素子が、薄膜ヒータもしくは薄膜感温素子となっ
ていることである。
【0007】
【作用】メンブレンを形成するSiO2膜に燐(P) などのV
族元素を添加すると、膜中に非架橋性酸素が生成され
て、膜のヤング率が低下する。燐(P) を添加する場合で
は、0.4 wt%から3.0 wt%の添加量でメンブレンの内部
応力はその破壊応力より低くなる。また、SiO2膜の一部
分をSi3N4 膜やp-Si膜などの引っ張り応力を示す膜で置
き換えることで、メンブレンとしてのSiO2膜に残留する
内部応力を相殺して、メンブレン利用時の破壊を防止す
る。この結果、請求項5、6のように安定した大面積の
メンブレン上に薄膜機能素子を形成でき、センサ等に応
用される。
【0008】
【発明の効果】フローティングメンブレンとして断熱性
の高いSiO2膜を用い、その内部応力を、V族元素を添加
したり、SiO2膜の一部をSi3N4 膜などの引っ張り応力を
持つ膜に置換することで、メンブレン全体の内部応力を
低減することができる。この結果、大面積でかつ高断熱
性のフローティングメンブレンが実現できる。よって、
高感度で高分解能な熱型センサが実現可能となる。本発
明の構成ではおよそ 400μm角程度まで実現できる。V
族元素を添加してフローティングメンブレンを構成する
場合は、メンブレン単層で内部応力を低下できるので、
成膜工程が少なくて済み、膜厚もわずかながらSi3N4
を利用する場合より薄い構成とできる。請求項5や6の
構成では、機能素子が断熱性の高いフローティングメン
ブレン上で作用するので効率が良い。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。 (第一実施例)図1は、Siでできた半導体チップ基板
(以下、基板と記す)3上に、矩形の四隅に梁4が放射
状に設けられたフローティングメンブレン1を形成した
素子の模式図である(寸法比は正確ではない)。図1
(a) に示すように、ほぼ正方形の領域の周辺部に梁4を
残して空隙5が穿たれて、図1(b) の断面図に示すよう
にフローティングメンブレン1(以下、単にメンブレン
とも記す)が中空に梁4で支えられている。フローティ
ングメンブレン1はその周辺(主部)が梁4と同様、酸
化シリコン(SiO2)膜で出来ており、その中央部分がSi3N
4 膜2で形成されている。これは図1(c) に示す拡大断
面図のように、メンブレン1の中央部分のSiO2膜を予め
Si3N4 膜2で置き換えて形成したものである。
【0010】このフローティングメンブレン1の中央部
分にSi3N4 膜2を形成する方法は次の通りである。な
お、メンブレン構造の形成方法は既知であるので簡単に
説明する。まず基板3の表面を熱酸化してSiO2膜を形成
し、レジストを塗布してフローティングメンブレンとな
る領域をパターン形成して酸化膜エッチングで開口す
る。そしてレジスト除去後にポリSiを犠牲層としてその
開口部分に蒸着し、余分なポリSiを除去して、上からメ
ンブレン形成層となるSiO2層を蒸着させ、ポリSi犠牲層
をメンブレン形成層の下に埋め込む。そしてメンブレン
の中央部を所定の形状(図1の2の形状)に犠牲層の深
さまでエッチングして開口し、開口した部分にSi3N4
をスパッタリングで形成させる。さらにそのSi3N4 膜周
辺部にかかるようにSiO2膜を形成する。その後、膜の周
辺部の空隙5をエッチングで開口した後、基板3を犠牲
層エッチングする。この方法により、このメンブレン構
造が形成される。
【0011】メンブレン1の周辺部および梁4に用いら
れている酸化シリコン(SiO2)膜は0.15〜0.17GPa の圧縮
内部応力を有し、一方Si3N4 膜は1.0 〜1.2GPaの引っ張
り内部応力を有する。またSiO2膜の内部破壊応力は0.12
GPa である。そこでSiO2膜からなるメンブレン1の中央
部分をSi3N4 膜に置き換えると、メンブレン1内部の応
力を相殺することができ、メンブレン1の破壊を防止す
ることができる。Si3N4 膜はSiO2膜に比べて一桁以上熱
伝導率が大きい。周辺部が熱伝導率の低いSiO2膜なので
高断熱性のフローティングメンブレン1が形成される。
【0012】メンブレン1の内部応力を相殺するために
は、メンブレンの面積に応じて適切な範囲にSi3N4 膜を
形成する必要がある。図2(b) に示すフローティングメ
ンブレンの形状に対して、置き換えるべきSi3N4 膜の面
積をシミュレーションで求めた結果を図2(a) に示す。
図2(b) のメンブレンは、梁も含めた一辺が 220μmの
正方形、梁の幅は、一辺が10μmの直角二等辺三角形の
斜辺(21/2 ×10μm) の長さとし、膜厚は 1μmであ
る。また、置き換えるSi3N4 膜は図2(b) に示すように
矩形で、その膜厚はSiO2膜の半分(0.5μm)として計算
した。
【0013】この図2(a) の結果から、Si3N4 膜のメン
ブレン1に対する面積比は、平均的に5%〜10%の範
囲であれば、ほぼ応力が相殺されることが判る。図2
(b) に図示した例ではメンブレン1の中央部分を矩形の
Si3N4 膜2で置き換えているが、面積比が上述の範囲で
あれば矩形に限らず枠構造、短冊状のような形状でも良
い。ただし、Si3N4 膜はメンブレン形状に合わせた対称
形状が望ましい。また、断熱性の観点からは、周辺部に
Si3N4 膜の置き換え領域を設けるよりもメンブレン1の
中央部に設ける方が好ましい。
【0014】なお上記の望ましい面積比は、メンブレン
形状や梁などの形状、幅、厚さなどによって変化する。
従って最適面積比は現実の形状構造を基にした実験によ
り決定される。
【0015】上述の構成により内部応力を減少できるの
で、フローティングメンブレンは大面積化でき、従来10
0 μm角程度が限界であったが、約縦横2倍の400 μm
角程度まで作成が可能となった。
【0016】(第二実施例)メンブレンの内部応力を相
殺する手段として第一実施例の他に次の方法がある。す
なわち、SiO2膜にV族元素を添加すると、ある濃度で膜
中に非架橋性酸素が生成されて膜のヤング率が低下す
る。これを利用して、熱伝導率の小さい耐熱性のあるフ
ローティングメンブレンを形成することができる。
【0017】燐(P) 添加のSiO2膜は、通常のSiO2膜(ガ
ラス薄膜)を成膜する際に燐(P) を添加するリンガラス
の形成方法と同様である。このリンガラス薄膜の形成
は、LPCVD 装置を用い、シラン(SiH4)ガスと酸素(O2)ガ
スにホスフィンガスを混合して基板9上に成膜する。他
の元素の場合でも同様にして成膜できる。またほかにも
イオン注入法によっても可能である。
【0018】ここでは、図3に示す形状のフローティン
グメンブレン6において、添加するV族元素として燐
(P) を用いた実施例を説明する。SiO2膜へのP元素添加
濃度とヤング率との関係を測定した。その結果を図4に
示す。この実験結果を基にして、P添加濃度とSiO2フロ
ーティングメンブレン6の梁7に加わる最大応力値との
関係を求めた。その結果を、図5に示す。但し、メンブ
レン6の構造は図2のシミュレーションと同様、図2
(b) に示すものである。図5から明らかなように、メン
ブレン6の梁7に加わる最大応力が0.12GPa 以上では破
壊が発生し、P濃度が5wt%以上ではSiO2膜の吸湿性が
大きくなる。よって斜線で図示する範囲では、使用でき
ない。
【0019】この図5の結果から判るように、添加する
P濃度が0.7 wt%から1.4 wt%の範囲で、SiO2膜のメン
ブレン6の内部に発生する最大応力が破壊応力以下にな
ることが判明した。従ってフローティングメンブレン6
を、この範囲内のPを添加したSiO2膜とすることで、自
己破壊を防止し、高断熱性を維持することができる。
【0020】なお、フローティングメンブレン内部の最
大応力は、その形状によって異なるため、一般的に燐
(P) の添加濃度の範囲は、ヤング率が 4×1010Pa以下と
なる0.4 wt%から3.0 wt%とすることができる。しか
し、図2(b) に示す構造で、最も効果を上げる燐(P) の
添加濃度範囲は、0.7 wt%から1.4 wt%とすることであ
る。なおヤング率は燐(P) 濃度が 5wt%以上でも小さく
なるが、その濃度範囲は上述の図5に示す吸湿性のため
に利用することはできない。
【0021】この燐(P) を添加する構成では、図1の構
成の場合に比べて、開口、成膜、保護膜形成などの工程
が不要であり、膜厚も薄くできる利点がある。
【0022】請求項でいうV族元素には、実施例で示し
た燐(P) の他に砒素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(B
i)、窒素(N) がある。これらの元素でも内部応力を低下
させることができ、酸化シリコン(SiO2)膜中に非架橋性
酸素が生成され、ヤング率を低下させる。ただし、元素
の最適な濃度は各元素で若干差があるが、非架橋性酸素
の形成される構造としては同じであることから、0.4 wt
%〜3.0 wt%の範囲が良い。場合によってはこれらのV
族の元素のいずれかが二種類以上の元素をSiO2膜内に混
在させても構わない。
【0023】(第三実施例)別の応用例として、図6
に、メンブレン11上に発熱体14を設けてマイクロヒ
ータ200を形成した実施例を示す。この発熱体14は
メンブレン11の中央部分に設けられたSi3N4 メンブレ
ン12上に形成され、電極配線15が発熱体14の端部
から梁10の上を経由して基板16の側へ取り出されて
いる。また図7に、図3の構成のメンブレン18の中央
部上に発熱体20を形成してマイクロヒータ201を構
成した実施例を示す。このようなマイクロヒータ20
0、201はSiO2メンブレン6、18によって断熱的に
作用するので、温度コントロールが容易であり、効率よ
く使用できる。
【0024】(第四実施例)次に本発明のメンブレン上
に感温素子27を設けて赤外線センサ300を形成した
実施例を図8に示す。図8(a) に示すように、メンブレ
ン24上に赤外線吸収膜30が形成されており、図8
(b) 及び(c) の断面図に示すように、メンブレン24の
中央部に、図6と同様にSi3N4 メンブレン25が形成さ
れており、その上に感温素子27が設けられている(図
8(a) では感温素子27は表示されない)。感温素子2
7に対する電極配線28は図6と同様に素子端部から梁
23上を通って基板16の側へ取り出されている。感温
素子27はダイオードやサーミスタなど温度を電気信号
に変換できて薄膜を形成できる素子である。また図9に
は、図3の様に構成されたメンブレン32の上に、感温
素子34を形成して赤外線センサ301を形成した実施
例を示している。図9の赤外線センサ301の表面に
は、図8に示す赤外線センサと同様に、感温素子34を
覆う赤外線吸収膜37が形成されている。なお、赤外線
吸収膜30、37の材料としては金(Au)ブラックやNiCr
が用いられている。
【0025】なお、SiO2の成膜は、Si基板の熱酸化に限
定されるものではなく、例えばLPCVD 法によりシラン(S
iH4)ガスと酸素(O2)ガスを混合させて成膜させても良
い。またSi3N4 の成膜はスパッタリングだけでなく、LP
CVD 法を用いて、シラン(SiH4)ガスとアンモニア(NH3)
ガスを混合させて成膜しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例のフローティングメンブレンの構造
を示した構成図。
【図2】SiO2膜に対するSi3N4 膜の面積比と破壊・非破
壊との関係の演算結果を示した特性図。
【図3】第二実施例のフローティングメンブレンの構造
を示した構成図。
【図4】第二実施例のフローティングメンブレンに燐
(P) を添加させた場合の燐濃度とヤング率との関係を示
した特性図。
【図5】第二実施例において、フローティングメンブレ
ン内部の最大応力と燐濃度との関係を示した特性図。
【図6】第三実施例のフローティングメンブレンを用い
たマイクロヒータの構造を示した構成図。
【図7】第三実施例のフローティングメンブレンを用い
たマイクロヒータの別の構造を示した構成図。
【図8】第四実施例のフローティングメンブレンを用い
た赤外線センサの構造を示した構成図。
【図9】第四実施例のフローティングメンブレンを用い
た赤外線センサの別の構造を示した構成図。
【符号の説明】
1 SiO2膜フローティングメンブレン 2 Si3N4 膜 6、18 燐(P) 添加SiO2膜フローティングメンブレン 7、17 燐(P) 添加SiO2梁 11、24 SiO2メンブレン 12、25 Si3N4 メンブレン 14、20 発熱体 15、21、28、35 配線 27、34 感温素子 30、37 赤外線吸収膜 3、9、16、22、29、36 Si基板 4、10、23 SiO2梁 5、8、13、19、26、33 空隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、梁によって支えられて中空構造
    を成し、フローティング状態となったメンブレンを備
    え、 前記メンブレンと前記梁が、V族元素を添加した酸化シ
    リコン(SiO2)膜から成る高断熱構造を有することを特徴
    とするフローティングメンブレン。
  2. 【請求項2】前記V族元素が燐(P) であって、 前記燐の濃度が、0.4 wt%から3.0 wt%であることを特
    徴とする請求項1に記載のフローティングメンブレン。
  3. 【請求項3】基板上に、梁によって支えられて中空構造
    を成し、フローティング状態となったメンブレンを備
    え、 前記メンブレンの主部および前記梁が酸化シリコン(SiO
    2)膜で形成され、 前記メンブレンの一部は、酸化シリコン(SiO2)膜に代え
    て、引っ張り応力を持つ膜が形成されていることを特徴
    とするフローティングメンブレン。
  4. 【請求項4】前記引っ張り応力を示す膜が、窒化硅素(S
    i3N4) もしくは多結晶シリコン(p-Si)であることを特徴
    とする請求項3に記載のフローティングメンブレン。
  5. 【請求項5】前記フローティングメンブレン上に薄膜機
    能素子を有し、 前記基板から前記梁を通して前記薄膜機能素子への配線
    を形成したことを特徴とする請求項1乃至4に記載のフ
    ローティングメンブレン。
  6. 【請求項6】前記薄膜機能素子が、薄膜ヒータもしくは
    薄膜感温素子であることを特徴とする請求項5に記載の
    フローティングメンブレン。
JP7091860A 1995-03-24 1995-03-24 フローティングメンブレン Pending JPH08264844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7091860A JPH08264844A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 フローティングメンブレン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7091860A JPH08264844A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 フローティングメンブレン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08264844A true JPH08264844A (ja) 1996-10-11

Family

ID=14038317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7091860A Pending JPH08264844A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 フローティングメンブレン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08264844A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11108760A (ja) * 1997-10-07 1999-04-23 Nec Corp 熱型赤外線検出素子及びその製造方法
JP2002286673A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Denso Corp ガスセンサ及びその製造方法
WO2007114191A1 (ja) 2006-03-28 2007-10-11 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho メンブレン構造素子及びその製造方法
JP2007294889A (ja) * 2006-03-28 2007-11-08 Kobe Steel Ltd メンブレン構造素子及びその製造方法
WO2011043258A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 北陸電気工業株式会社 ガスセンサ素子及びその製造方法
EP3904846A1 (en) * 2020-04-29 2021-11-03 Infineon Technologies AG Thermal emitter with embedded heating element

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11108760A (ja) * 1997-10-07 1999-04-23 Nec Corp 熱型赤外線検出素子及びその製造方法
JP2002286673A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Denso Corp ガスセンサ及びその製造方法
WO2007114191A1 (ja) 2006-03-28 2007-10-11 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho メンブレン構造素子及びその製造方法
JP2007294889A (ja) * 2006-03-28 2007-11-08 Kobe Steel Ltd メンブレン構造素子及びその製造方法
US8057882B2 (en) 2006-03-28 2011-11-15 Kobe Steel, Ltd. Membrane structure element and method for manufacturing same
WO2011043258A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 北陸電気工業株式会社 ガスセンサ素子及びその製造方法
JP2011080809A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Hokuriku Electric Ind Co Ltd ガスセンサ素子及びその製造方法
CN102575999A (zh) * 2009-10-05 2012-07-11 北陆电气工业株式会社 气体传感器元件及其制造方法
US9176084B2 (en) 2009-10-05 2015-11-03 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. Gas sensor element and manufacturing method of the same
EP3904846A1 (en) * 2020-04-29 2021-11-03 Infineon Technologies AG Thermal emitter with embedded heating element
US11668683B2 (en) 2020-04-29 2023-06-06 Infineon Technologies Ag Thermal emitter with embedded heating element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100812996B1 (ko) 마이크로 가스 센서 및 그 제조방법
JPH10148624A (ja) 化学抵抗ガスマイクロセンサを含む半導体集積回路装置及びその製造方法
GB2173350A (en) Film resistor for flow measuring apparatus
WO1997049998B1 (en) Accelerometer without proof mass
JP2002286673A (ja) ガスセンサ及びその製造方法
US5641709A (en) Method of manufacturing a conductive micro bridge
JPH08264844A (ja) フローティングメンブレン
JPS6136616B2 (ja)
JP2004156988A (ja) 発熱構造体および熱式センサ
US6259350B1 (en) Sensor and method for manufacturing a sensor
JP2000002571A (ja) 熱線式マイクロヒータ
JP2003270016A (ja) 流量計測装置
JP2003302302A (ja) 定義された曲率を有するセラミック基板、その製造法および該基板の使用
US6376889B1 (en) Dielectric thin film element and process for manufacturing the same
JPH0712658A (ja) 珪素からなる組合せセンサ
JPH10300603A (ja) 半導体式変位検出装置の製造方法
JPH09237903A (ja) フローティング構造の形成方法
JP4062083B2 (ja) フローセンサ及びその製造方法
JPH0894398A (ja) シリコンマイクロセンサ
US6953716B2 (en) Polysilicon material and semiconductor devices formed therefrom
JPS61212052A (ja) 梁構造体を有する半導体装置
JPH1144705A (ja) 半導体加速度センサおよびその製造方法
JPH02143465A (ja) 半導体センサおよびその製造方法
RU2123220C1 (ru) Способ изготовления интегрального датчика
JPS6122899B2 (ja)