JPH08264835A - 化合物半導体発光素子およびその製造方法 - Google Patents

化合物半導体発光素子およびその製造方法

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JPH08264835A
JPH08264835A JP6804795A JP6804795A JPH08264835A JP H08264835 A JPH08264835 A JP H08264835A JP 6804795 A JP6804795 A JP 6804795A JP 6804795 A JP6804795 A JP 6804795A JP H08264835 A JPH08264835 A JP H08264835A
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light emitting
compound semiconductor
buffer layer
substrate
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JP6804795A
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Inventor
Yasunori Miura
祥紀 三浦
Hideki Matsubara
秀樹 松原
Masato Matsushima
政人 松島
Hisashi Seki
壽 関
Akinori Koketsu
明伯 纐纈
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能の化合物半導体発光素子およびそれを
工業的に製造できる方法を提供する。 【構成】 GaAs基板1と、基板1上に形成された厚
さが10nm〜80nmのGaNからなるバッファ層2
と、バッファ層2上に形成されたAlx Ga1-xN(た
だし、0≦x<1)からなるエピタキシャル層3と、バ
ッファ層2とエピタキシャル層3との界面に位置する不
整合面8と、エピタキシャル層3上に形成された発光層
4と、発光層4上に形成されたクラッド層5とを含む。
バッファ層2は、有機金属クロライド気相エピタキシ成
長法により、第1の温度で形成され、エピタキシャル層
3は、有機金属クロライド気相エピタキシ成長法によ
り、第1の温度より高い第2の温度で形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、化合物半導体発光素
子およびその製造方法に関するものであり、特に、Ga
As、GaP、InAsまたはInP基板を用いたGa
N系の化合物半導体発光素子およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、たとえば日経サイエンス199
4年10月号、p.44に記載された、現在市販が開始
されているサファイア基板を用いたGaN系の青色およ
び緑色発光素子(LED)の構造を示す断面図である。
【0003】図5を参照して、この青色および緑色発光
素子は、サファイア基板11と、基板11上に形成され
た窒化ガリウム(GaN)バッファ層12と、GaNバ
ッファ層12上に形成された六方晶のGaNエピタキシ
ャル層13とから構成されたエピタキシャルウェハ上
に、クラッド層14、発光層15、クラッド層16およ
びGaNエピタキシャル層17が順に形成され、GaN
エピタキシャル層13,17上には、オーミック電極1
8,19がそれぞれ形成されている。また、この青色お
よび緑色発光素子において、GaNバッファ層12は、
サファイア基板11とGaNエピタキシャル層13との
格子定数の差による歪を緩和するために設けられてい
る。
【0004】図5を参照して、この青色および緑色発光
素子は、基板11として絶縁性のサファイアを用いてい
るため、電極を形成して素子を作成する際には、2種の
電極を同一面側に形成する必要があることから、フォト
リソグラフィによるパターニングが2回以上必要とな
り、反応性イオンエッチングによる窒化物層のエッチン
グを行なう必要もあり、複雑な工程を要する。また、サ
ファイアは硬度が高いため、素子分離の際に取扱いにく
いという問題もある。さらに、このサファイアは、劈開
ができないため、劈開端面を光共振器とするレーザダイ
オードに適用できないという、発光素子応用面での問題
もあった。
【0005】また、従来の成長方法では成長温度が高い
ため、活性層であるInGaN層における高いIn組成
比の成長ができないため、青緑色の発光素子を作製する
ことが困難であった。しかも、発光中心として亜鉛(Z
n)を入れることが必須要件となるため、発光波長が幅
広くなり、フルカラーディスプレイの表示の性能が劣る
など、素子としての応用面で技術的課題があった。
【0006】そこで、このような欠点を有するサファイ
アに代えて、導電性のGaAsを基板として使用すると
いう試みがなされている。しかしながら、基板をGaA
sに変更すると、サファイア基板を用いた場合と同様の
条件では、サファイア基板を用いた場合に匹敵するエピ
タキシャルウェハを得ることができなかった。
【0007】そのため、GaAsを基板に用いたエピタ
キシャルウェハの製造に関して、種々の研究が行なわれ
てきた。
【0008】これらの中で、たとえば、日本結晶成長学
会誌Vol.21 No.5(1994) Supplement
S409〜S414(以下、「文献1」という)には、
図6に示すようなエピタキシャルウェハが開示されてい
る。
【0009】図6を参照して、このエピタキシャルウェ
ハは、GaAs基板21と、この基板21上に形成され
たGaAsバッファ層22と、このGaAsバッファ層
22の表面を窒化処理することによりヒ素(As)が窒
素(N)に置換されて得られたGaN被膜23と、この
GaN被膜23上に形成されたGaNエピタキシャル層
24とを備えている。
【0010】また、このエピタキシャルウェハの製造に
おけるGaNエピタキシャル層24の形成には、OMV
PE法(有機金属気相エピタキシ成長法)が用いられて
いる。このOMVPE法は、高周波加熱により反応室内
の基板のみを加熱しながら、トリメチルガリウム(TM
Ga)を含む第1のガスとアンモニア(NH3 )を含む
第2のガスとを反応室内に導入して、基板上にGaNエ
ピタキシャル層を気相成長させる方法である。
【0011】また、たとえば、Jpn.J.Appl.
Phys.Vol.33(1994)pp.1747〜
1752(以下、「文献2」という)には、図7に示す
ようなエピタキシャルウェハが開示されている。
【0012】図7を参照して、このエピタキシャルウェ
ハは、GS−MBE法(ガスソース分子線エピタキシ成
長法)により予めその表面に立方晶のGaNバッファ層
32が形成された基板31上に、立方晶のGaNエピタ
キシャル層33が形成されている。
【0013】このエピタキシャルウェハの製造における
GaNエピタキシャル層33の形成には、ハイドライド
VPE法(気相エピタキシ成長法)が用いられている。
このハイドライドVPE法は、反応室内に、基板と、G
a金属を入れたソースボートとを設置し、抵抗加熱ヒー
タにより外部から反応室全体を加熱しながら塩化水素
(HCl)を含む第1のガスとアンモニア(NH3 )を
含む第2のガスとを導入して、基板上にGaNエピタキ
シャル層を気相成長させる方法である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献1
に開示されたエピタキシャルウェハは、前述のようにO
MVPE法によりGaNエピタキシャル層を成長させて
いる。このOMVPE法により、GaAs基板上にGa
Nエピタキシャル層を成長させる場合には、サファイア
基板上に成長させる場合と比べて、膜成長速度が極端に
落ちてしまう。具体的には、サファイア基板上へ成膜す
る場合には約3μm/時間の成膜速度が得られる場合で
あっても、同条件でGaAs基板上に成膜する場合に
は、成膜速度は約0.15μm/時間まで低下してしま
う。そのため、たとえば、このエピタキシャルウェハを
発光素子に使用するためには、約4μmの厚さのGaN
エピタキシャル層を形成する必要があるが、この方法で
は、製造に1日近くかかってしまうことになる。そのた
め、この方法によるエピタキシャルウェハの製造は、低
コスト化を図ることができず、工業化に適さないという
問題があった。
【0015】また、この方法によれば、GaNエピタキ
シャル層を成長させる際、処理温度をあまり高温にでき
ない。そのため、得られるGaNエピタキシャル層の特
性の向上に限界があった。
【0016】一方、文献2に開示されたエピタキシャル
ウェハは、GaNエピタキシャル層の形成のため、予め
その表面にGS−MBE法によりGaNバッファ層が形
成された基板を準備しておかなくてはならない。このG
S−MBE法によるGaAs基板上へのGaNバッファ
層の形成は、成長速度が遅く、工業化には適さない。
【0017】また、ハイドライドVPE法を用いている
ため、複数のソースを必要とするヘテロ成長や多数枚の
成長が困難であり、実用化に適する方法といえるもので
はない。その上、この方法によりエピタキシャルウェハ
を作製するためには、バッファ層とエピタキシャル層と
の成長方法が異なるため、反応チャンバが2つ必要とな
り、成長中断による表面汚染等も問題となる可能性があ
る。
【0018】さらに、文献2においては、高品質特性の
GaNエピタキシャル層を得るための製造条件等につい
ては、特に検討されていなかった。
【0019】この発明の目的は、上述の問題点を解決
し、高性能の化合物半導体発光素子およびそれを工業的
に製造できる方法を、提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による化
合物半導体発光素子は、GaAs、GaP、InAsお
よびInPからなる群から選ばれる化合物半導体基板
と、基板上に形成された厚さが10nm〜80nmのG
aNからなるバッファ層と、バッファ層上に形成された
Alx Ga1-x N(ただし、0≦x<1)からなるエピ
タキシャル層と、バッファ層とエピタキシャル層との界
面に位置する不整合面と、エピタキシャル層上に形成さ
れた発光層と、発光層上に形成されたクラッド層とを含
んでいる。
【0021】ここで、バッファ層とエピタキシャル層と
の界面に位置する不整合面としては、たとえば、バッフ
ァ層とエピタキシャル層との成長温度の違いによる結晶
格子のずれによるもの等が考えられる。なお、この不整
合面は、透過電子顕微鏡による素子の断面観察から、バ
ッファ層とエピタキシャル層のコントラストの違いとし
て観察することができる。
【0022】請求項2の発明による化合物半導体発光素
子は、請求項1の発明において、エピタキシャル層は第
1の導電型を有するAlx Ga1-x N(ただし、0≦x
<1)からなり、発光層はIny Ga1-y N(ただし、
0<y<1)からなり、クラッド層は第1の導電型と異
なる第2の導電型を有するAlz Ga1-z N(ただし、
0≦z<1)からなることを特徴としている。
【0023】ここで、Iny Ga1-y Nからなる発光層
にZn等の発光中心をドープしない場合、0<y<0.
4の範囲では紫色、0.4≦y<0.7の範囲では青
色、0.7≦y<0.9の範囲では緑色、0.9≦y<
1の範囲では黄色のそれぞれ発光色のバンド端発光、す
なわちシャープな発光スペクトルが得られる。
【0024】請求項3の発明による化合物半導体発光素
子は、請求項1または請求項2の発明において、バッフ
ァ層の厚さは20nm〜60nmである。
【0025】請求項4の発明による化合物半導体発光素
子の製造方法は、GaAs、GaP、InAsおよびI
nPからなる群から選ばれる化合物半導体基板上に、外
部から反応室全体を加熱しながら塩化水素およびガリウ
ムを含む有機金属原料を含む第1のガスとアンモニアを
含む第2のガスとを反応室内に導入して反応室内に設置
された基板上に気相成長させる方法により、第1の温度
で、GaNからなるバッファ層を形成するステップと、
バッファ層上に、外部から反応室全体を加熱しながら塩
化水素およびガリウムを含む有機金属原料を含む第1の
ガスとアンモニアを含む第2のガスとを反応室内に導入
して反応室内に設置された基板上に気相成長させる方法
により、第1の温度より高い第2の温度で、Alx Ga
1-x N(ただし、0≦x<1)からなるエピタキシャル
層を形成するステップと、エピタキシャル層上に発光層
を形成するステップと、発光層上にクラッド層を形成す
るステップとを備えている。
【0026】なお、ガリウムを含む有機金属原料として
は、たとえば、トリメチルガリウム、トリエチルガリウ
ム等が用いられる。
【0027】請求項5の発明による化合物半導体発光素
子の製造方法は、請求項4の発明において、エピタキシ
ャル層は第1の導電型を有するAlx Ga1-x N(ただ
し、0≦x<1)からなり、発光層はIny Ga1-y
(ただし、0<y<1)からなり、クラッド層は第1の
導電型と異なる第2の導電型を有するAlz Ga1-z
(ただし、0≦z<1)からなることを特徴としてい
る。
【0028】請求項6の発明による化合物半導体発光素
子の製造方法は、請求項4または請求項5の発明におい
て、第1の温度は300℃〜700℃であり、第2の温
度は750℃以上である。
【0029】請求項7の発明による化合物半導体発光素
子の製造方法は、請求項6の発明において、第1の温度
は400℃〜600℃である。
【0030】
【作用】この発明による化合物半導体発光素子は、厚さ
が10nm〜80nmのGaNからなるバッファ層を備
えている。
【0031】従来のサファイア基板を用いた青色および
緑色発光素子においても、GaNからなるバッファ層が
形成されていたが、このバッファ層は、主としてサファ
イア基板とGaNエピタキシャル層との格子定数の差に
よる歪を緩和する作用をしていた。これに対して、本願
発明におけるバッファ層は、このような歪緩和の作用の
他に、耐熱性コーティングとしての作用も兼ね備えてい
る。
【0032】すなわち、GaNのエピタキシャル成長
は、通常800℃〜1100℃という非常に高温で行な
う必要があるが、GaNおよびサファイア基板は、80
0℃以上の高温でも熱ダメージを受けることがなかっ
た。しかしながら、GaAs、GaP、InAsおよび
InP基板は、800℃以上の高温ではAsやPの抜け
が起こり、基板としての役目を果たせなくなってしま
う。このようなことから、GaAs、GaP、InAs
およびInP基板上にGaNエピタキシャル層を形成す
るためには、耐熱性コーティングを施す必要がある。本
願発明においてGaNエピタキシャル層より低温で形成
されるGaNバッファ層は、このような耐熱性コーティ
ングとして作用するものでもある。
【0033】このGaNバッファ層の厚さは、10nm
〜80nmである。10nmより薄いと、エピタキシャ
ル層を形成するための昇温中にバッファ層が部分的に途
切れ、この上に形成されたエピタキシャル層が剥れてし
まうからである。一方、80nmより厚いと、フラット
なバッファ層の低温成長に核成長が混ざり、この核を中
心にピラミッド状にエピタキシャル層が成長してしまう
からである。
【0034】また、この発明に従う化合物半導体発光素
子の製造方法によれば、GaAs、GaP、InAsお
よびInPからなる群から選ばれる化合物半導体基板上
に、GaNエピタキシャル層の成長温度よりも低い温度
で、GaNバッファ層を形成している。
【0035】そのため、基板結晶がダメージを受けるこ
となく、高品質な立方晶のGaNエピタキシャル層を成
長させることができる。
【0036】このGaNからなるバッファ層を形成する
際の温度は、300℃〜700℃が好ましい。300℃
より低いと、GaNからなるバッファ層が成長しないか
らである。一方、700℃より高いと、基板が熱ダメー
ジを受けて、この上に形成されたエピタキシャル層が剥
れてしまうからである。
【0037】また、この発明によれば、GaNバッファ
層およびGaNエピタキシャル層の形成に、外部から反
応室全体を加熱しながら塩化水素およびガリウムを含む
有機金属原料を含む第1のガスとアンモニアを含む第2
のガスとを反応室内に導入して反応室内に設置された基
板上に気相成長させる方法(以下「有機金属クロライド
気相エピタキシ成長法」という)が用いられている。こ
の有機金属クロライド気相エピタキシ成長法は、成長速
度が速い上に、急峻なヘテロ界面を得ることが可能であ
る。
【0038】さらに、この発明によれば、バッファ層お
よびエピタキシャル層が同一の有機金属クロライド気相
エピタキシ成長法により形成される。そのため、同一チ
ャンバ内で一貫成長させることが可能となる。
【0039】
【実施例】
(実施例1)図1は、この発明による化合物半導体発光
素子の一例の構造を示す断面図である。
【0040】図1を参照して、この青色発光素子は、G
aAs基板1と、基板1上に形成されたGaNからなる
バッファ層2と、バッファ層2上に形成された立方晶の
n型GaNからなるエピタキシャル層3とから構成され
たエピタキシャルウエハ上に、In0.2 Ga0.8 Nから
なる発光層4、p型GaNからなるクラッド層5が順に
形成されている。また、クラッド層5の上部および基板
1の裏面には、電極6,7がそれぞれ形成されている。
さらに、バッファ層2とエピタキシャル層3との界面に
は、不整合面8が位置している。
【0041】次に、このように構成される青色発光素子
の製造方法について、以下に説明する。
【0042】図2は、この発明による有機金属クロライ
ド気相エピタキシ成長法を用いたエピタキシャルウェハ
の製造に用いられる気相成長装置の概略構成を示す図で
ある。図2を参照して、この装置は、第1のガス導入口
51と第2のガス導入口52と排気口53とを有する反
応チャンバ54と、この反応チャンバ54の外部からチ
ャンバ内全体を加熱するための抵抗加熱ヒータ55とか
ら構成される。
【0043】このように構成される装置を用いて、以下
のように青色発光素子の作製を行なった。
【0044】図2を参照して、まず、石英からなる反応
チャンバ54内に、H2 SO4 系の通常のエッチング液
で前処理された砒化ガリウムGaAs(100)面基板
1を設置した。
【0045】次に、抵抗加熱ヒータ55により外部から
チャンバ内全体を加熱して、基板1を500℃に保持し
た状態で、第1のガス導入口51からIII族原料とし
てトリメチルガリウム(TMGa)および塩化水素(H
Cl)をそれぞれ分圧8×10-4atm、8×10-4
tmで導入し、一方、第2のガス導入口52からはV族
原料としてアンモニアガス(NH3 )を分圧1.6×1
-1atmで導入した。このような条件で、15分間エ
ピタキシャル成長させ、厚さ30nmのn型GaNから
なるバッファ層2を形成した。このバッファ層2を介在
させることにより、その上に形成されるエピタキシャル
成長層の結晶性を、格段に向上させることができた。
【0046】次に、このようにn型GaNからなるバッ
ファ層2が形成された基板1の温度を、抵抗加熱ヒータ
55により750℃〜800℃まで昇温した後、TMG
a、HCl、NH3 の分圧をそれぞれ8×10-4at
m、8×10-4atm、1.6×10-1atmという条
件で、60分間エピタキシャル成長させた。
【0047】その結果、バッファ層2上に、厚さ2μm
の鏡面状のn型GaNエピタキシャル層3が形成され
た。
【0048】次に、このようにバッファ層2およびエピ
タキシャル層3が形成された基板1の温度を、抵抗加熱
ヒータ55により500℃〜700℃の範囲に降温した
後、TMGa、トリメチルインジウム(TMIn)、H
ClおよびNH3 を、TMInの分圧がTMGaの分圧
の10倍となる条件で導入し、10分間エピタキシャル
成長させた。
【0049】その結果、エピタキシャル層3上に、In
0.2 Ga0.8 Nからなる発光層4が形成された。
【0050】次に、n型GaNからなるエピタキシャル
層3を形成した条件に戻し、同様にp型GaNからなる
クラッド層5を形成した。
【0051】なお、GaN層のドーパントとしては、n
型についてはSiまたはSを、p型についてはMgを用
いた。また、InGaN層のドーパントとしては、n型
についてはSiまたはSを、p型としてはZnを用い
た。
【0052】次に、クラッド層5上および基板1の裏面
に、電極6,7をそれぞれ形成し、青色発光素子を完成
した。
【0053】このようにして得られた青色発光素子は、
高性能を示すことが確認された。また、TMInの分圧
がTMGa分圧の20倍となるように調整した場合に
は、他の条件は全く同様にして、In0.5 Ga0.5 Nか
らなる発光層4が形成された。ただし、発光層にはドー
ピングを行なわなかった。この結果、上記のIn0. 2
0.8 Nを発光層とした素子よりもより波長純度の良い
青色発光素子が得られた。
【0054】さらに、TMInの分圧がTMGaの分圧
の50倍となるように調整し、かつ、基板温度を450
℃〜650℃の範囲に調整した場合には、他の条件は全
く同様にして、In0.8 Ga0.2 Nからなる発光層4が
形成された。ただし、In0. 8 Ga0.2 Nにはドーピン
グを行なわなかった。その結果、波長純度の良い緑色発
光素子が得られた。
【0055】(実施例2)実施例1と全く同様に、Ga
As(100)面基板1上に、厚さ30nmのn型Ga
Nからなるバッファ層2を形成した。
【0056】次に、このようにバッファ層2が形成され
た基板1の温度を、抵抗加熱ヒータ55により800℃
〜850℃の範囲に昇温した後、TMGa、トリメチル
アルミニウム(TMAl)、HCl、NH3 を、TMG
aとTMAlの分圧比が等しくなる条件で導入し、10
分間エピタキシャル成長させた。
【0057】その結果、バッファ層2上に、n型Al
0.1 Ga0.9 Nからなるエピタキシャル層3が形成され
た。
【0058】次に、このようにバッファ層2およびエピ
タキシャル層3が形成された基板1の温度を、抵抗加熱
ヒータ55により500℃〜700℃の範囲に降温した
後、TMGa、TMIn、HClおよびNH3 を、TM
Inの分圧がTMGaの分圧の10倍となる条件で導入
し、10分間エピタキシャル成長させた。
【0059】その結果、エピタキシャル層3上に、In
0.2 Ga0.8 Nからなる発光層4が形成された。
【0060】次に、n型Al0.3 Ga0.7 Nからなるエ
ピタキシャル層3を形成した条件に戻し、同様にp型A
0.3 Ga0.7 Nからなるクラッド層5を形成した。
【0061】なお、AlGaN層のドーパントとして
は、n型についてSiまたはSを、p型についてはMg
を用いた。また、InGaN層のドーパントとしては、
n型についてはSiまたはSを、p型としてはZnを用
いた。
【0062】次に、クラッド層5上および基板1の裏面
に、電極6,7をそれぞれ形成し、青色発光素子を完成
した。
【0063】このようにして得られた青色発光素子は、
高性能を示すことが確認された。また、TMInの分圧
がTMGaの分圧の20倍となるように調整した場合に
は、他の条件は全く同様にして、In0.5 Ga0.5 Nか
らなる発光層4が形成された。ただし、発光層にはドー
ピングを行なわなかった。この結果、上記のIn 0.2
0.8 Nを発光層とした素子よりもより波長純度の良い
青色発光素子が得られた。
【0064】さらに、TMInの分圧をTMGaの分圧
の50倍となるように調整し、かつ、基板温度を450
℃〜650℃の範囲に調整した場合には、他の条件は全
く同様にして、In0.8 Ga0.2 Nからなる発光層4が
形成された。ただし、In0. 8 Ga0.2 Nにはドーピン
グを行なわなかった。この結果、波長純度の良い緑色発
光素子が得られた。
【0065】(比較例1)GaNからなるバッファ層の
有無によるAlx Ga1-x N(ただし、0≦x<1)か
らなるエピタキシャル層の特性の差異について調べるた
め、GaAs基板上に、直接Alx Ga1-x N(ただ
し、0≦x<1)からなるエピタキシャル層を成長させ
た。なお、エピタキシャル層の成長条件は、実施例1と
同様とした。
【0066】その結果、実施例のようにGaNからなる
バッファ層を設けない場合には、GaAs基板表面が高
温によりダメージを受けて凹凸ができ、その上に形成さ
れたエピタキシャル層は基板から剥れてしまっている様
子が観察できた。
【0067】また、バッファ層の有無による特性の差異
を比較するため、前述の実施例1とこの比較例1で得ら
れたエピタキシャルウェハについて、表面粗さ計による
Al x Ga1-x Nエピタキシャル層表面の凹凸の測定、
X線回折およびPL測定の結果を比較した。
【0068】その結果、エピタキシャル層表面の凹凸に
ついては大きな差が見られ、GaNからなるバッファ層
を設けることにより著しく表面ホモロジーが改善される
ことがわかった。また、X線回折、PL測定の結果につ
いても、バッファ層を設けた実施例についてのみ、非常
にシャープなピークが観察された。
【0069】(実施例3)GaNバッファ層の最適厚さ
を検討するため、GaAs基板上に種々の厚さのGaN
バッファ層を形成し、この上にGaNエピタキシャル層
を成長させて、得られたGaNエピタキシャル層の特性
を比較した。
【0070】なお、GaNバッファ層およびGaNエピ
タキシャル層の成長条件は、実施例1と同様とした。
【0071】図3は、GaNバッファ層の厚さと、Ga
Nエピタキシャル層のX線ピークの半値幅(FWHM)
との関係を示す図である。図3において、横軸はGaN
バッファ層の厚さ(nm)を示し、縦軸はX線ピークの
半値幅(FWHM)(分)を示している。
【0072】また、図4は、GaNバッファ層の厚さ
と、GaNエピタキシャル層の表面凹凸との関係を示す
図である。図4において、横軸はGaNバッファ層の厚
さ(nm)を示し、縦軸は表面凹凸(μm)を示してい
る。なお、表面凹凸とは、凸部最上点と凹部最下点の差
である。
【0073】図3および図4より明らかなように、バッ
ファ層の厚さが薄すぎても厚すぎても、その上に成長す
るGaNエピタキシャル層の結晶特性は低下してしま
う。そのため、GaNバッファ層の厚さとしては10n
m〜80nmが好ましく、さらに好ましくは20nm〜
60nmであると良いことがわかる。
【0074】なお、GaAs基板の代わりに、GaP、
InAsまたはInP基板を用いた場合にも、同様の効
果が得られることが確認された。
【0075】また、III族原料としては、TMGaの
代わりにトリエチルガリウム(TEGa)を用いた場合
にも、同様の効果が得られることが確認された。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、GaAs、GaP、InAsまたはInP基板を用
いて、高性能のエピタキシャルウエハを、低コストで簡
便に製造することができる。
【0077】また、この発明による方法は、工業的生産
に対しても十分に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による化合物半導体発光素子の一例の
構造を示す断面図である。
【図2】この発明による有機金属クロライド気相エピタ
キシ成長法を用いた化合物半導体発光素子の製造に用い
られる気相成長装置の概略構成を示す図である。
【図3】GaNバッファ層の厚さと、GaNエピタキシ
ャル層のX線ピークの半値幅(FWHM)との関係を示
す図である。
【図4】GaNバッファ層の厚さと、GaNエピタキシ
ャル層の表面凹凸との関係を示す図である。
【図5】従来の青色発光素子の一例の構造を示す断面図
である。
【図6】従来のエピタキシャルウェハの一例の構造を示
す断面図である。
【図7】従来のエピタキシャルウェハの他の例の構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 バッファ層 3 エピタキシャル層 4 発光層 5 クラッド層 6,7 電極 8 不整合面 51 第1のガス導入口 52 第2のガス導入口 53 排気口 54 反応チャンバ 55 抵抗加熱ヒータ なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 壽 東京都八王子市南陽台3−21−12 (72)発明者 纐纈 明伯 東京都府中市幸町2−41−13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs、GaP、InAsおよびIn
    Pからなる群から選ばれる化合物半導体基板と、 前記基板上に形成された、厚さが10nm〜80nmの
    GaNからなるバッファ層と、 前記バッファ層上に形成された、Alx Ga1-x N(た
    だし、0≦x<1)からなるエピタキシャル層と、 前記バッファ層と前記エピタキシャル層との界面に位置
    する不整合面と、 前記エピタキシャル層上に形成された発光層と、 前記発光層上に形成されたクラッド層とを含む、化合物
    半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記エピタキシャル層は、第1の導電型
    を有するAlx Ga 1-x N(ただし、0≦x<1)から
    なり、 前記発光層は、Iny Ga1-y N(ただし、0<y<
    1)からなり、 前記クラッド層は、前記第1の導電型と異なる第2の導
    電型を有するAlz Ga1-z N(ただし、0≦z<1)
    からなることを特徴とする、請求項1記載の化合物半導
    体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記バッファ層の厚さは、20nm〜6
    0nmである、請求項1または請求項2記載の化合物半
    導体発光素子。
  4. 【請求項4】 GaAs、GaP、InAsおよびIn
    Pからなる群から選ばれる化合物半導体基板上に、外部
    から反応室全体を加熱しながら塩化水素およびガリウム
    を含む有機金属原料を含む第1のガスとアンモニアを含
    む第2のガスとを反応室内に導入して反応室内に設置さ
    れた基板上に気相成長させる方法により、第1の温度
    で、GaNからなるバッファ層を形成するステップと、 前記バッファ層上に、外部から反応室全体を加熱しなが
    ら塩化水素およびガリウムを含む有機金属原料を含む第
    1のガスとアンモニアを含む第2のガスとを反応室内に
    導入して反応室内に設置された基板上に気相成長させる
    方法により、前記第1の温度より高い第2の温度で、A
    x Ga1-x N(ただし、0≦x<1)からなるエピタ
    キシャル層を形成するステップと、 前記エピタキシャル層上に、発光層を形成するステップ
    と、 前記発光層上に、クラッド層を形成するステップとを備
    える、化合物半導体発光素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記エピタキシャル層は、第1の導電型
    を有するAlx Ga 1-x N(ただし、0≦x<1)から
    なり、 前記発光層は、Iny Ga1-y N(ただし、0<y<
    1)からなり、 前記クラッド層は、前記第1の導電型と異なる第2の導
    電型を有するAlz Ga1-z N(ただし、0≦z<1)
    からなることを特徴とする、請求項4記載の化合物半導
    体発光素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の温度は300℃〜700℃で
    あり、前記第2の温度は750℃以上である、請求項4
    または請求項5記載の化合物半導体発光素子の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1の温度は400℃〜600℃で
    ある、請求項6記載の化合物半導体発光素子の製造方
    法。
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