JPH08263726A - 現金自動取引装置及びチケット取引システム - Google Patents

現金自動取引装置及びチケット取引システム

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JPH08263726A
JPH08263726A JP6036795A JP6036795A JPH08263726A JP H08263726 A JPH08263726 A JP H08263726A JP 6036795 A JP6036795 A JP 6036795A JP 6036795 A JP6036795 A JP 6036795A JP H08263726 A JPH08263726 A JP H08263726A
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JP
Japan
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ticket
transaction
function
payment
printing
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Application number
JP6036795A
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English (en)
Inventor
Yutaka Nagasawa
豊 長沢
Masao Okayama
正男 岡山
Takao Terayama
孝男 寺山
Yutaka Kako
豊 加古
Noriaki Hagiwara
憲明 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】チケット発券機能の付いたATMに、より付加
機能を持たせチケットセンタと遜色ないようにする。ま
た混雑時には通常の利用客に不便を感じさせえないよう
な制御機能を持たせる。 【構成】チケット発券機能の付いたATM501に、制
御部511と、チケットセンタ303との交信手段70
1と、カラー印刷部206と、チケット読み取り機能6
06,608とを備えた。 【効果】ATMでカラー印刷をしたチケットを購入で
き、払戻しや変更も可能なので、チケットセンタと同様
の機能を持つATMを提供できる。また、混雑時には通
常の現金自動取引機能のみを働かせ、一般利用客に迷惑
をかけないチケット発行機能付きのATMを提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチケットの発行ができる
現金自動取引装置に関し、現金の取引に加えて各種のチ
ケット(例えば鉄道の指定券、乗車船券、航空券、コン
サートチケット、観劇チケットなど)の取扱ができる自
動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チケットが発行できる現金自動取引装置
(別名を、現金自動預け払い機とも言い、以下、ATM
と略称する)の公知技術例としては、特売品券、書籍
券、贈答品券等の商品券の発行機能を持たせて、多用途
の取引を可能にして利用度合いを高めた自動取引機を提
供する特開平6−35946号公報、航空券や鉄道座席
指定券の予約及び発券を行ない、その代金をその場でキ
ャッシュカードやクレジットカードで支払い可能とする
特開平6−243154号公報、入出金処理の実行がで
きることに着目して、切符販売取引、チケット販売取引
など、預金取引またはおよび支払い取引きなどを本業務
の取引きとしたとき、この本業務取引に対する異業務取
引が容易にできる特開平6−259639号公報等が挙
げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、チケットの変更や払戻し、チケット
の発券に際しての印字以外の手段に関してはなんら開示
がされてはいない。
【0004】また、実際に金融機関に装置を設置するに
あたっての、チケット取引業務と現金取引業務とを併用
するためのATMの制御装置についてもなんら開示はさ
れていない。
【0005】そこで、本発明は現金取引以外に各種のチ
ケットの発券機能を設けたATMにおいて、チケットの
変更や払戻し機能を持ち、印刷手段を備えるATMの提
供を目的とする。
【0006】また、上記のチケット取引業務と現金取引
業務との両業務を効率良く運用できる制御手段を設けた
ATMの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本願発明のATMにおいては、支払い取引機能及
び料金払込み機能の少なくともいずれか1つの機能と、
預金取引機能と、必要に応じて前記各機能に対し取引情
報を単票に印字して発行する単票発行機とを備え、前記
料金払込みに応じて各種のチケットの発券が可能な現金
自動取引装置において、以下のいずれかの態様を持つも
のとする。
【0008】(1)チケットを発券する時間を制御する
制御部と、チケットを発券するためチケットセンタ或い
はネットワークセンタに接続される処理システムと、処
理システムに接続されるチケットのカラー印刷をするた
めの印刷装置と、処理システムに接続される印刷内容を
読み取る手段とを備え、チケットをカラー印刷して発券
し、チケットの変更及び/または払戻しが可能で、混雑
時には通常の現金自動取引のみ行う。
【0009】チケットを発券する時間を制御する制御部
として好ましくは、時間帯による客の利用状況を記憶す
る記憶部と、利用客数を基準とする運用データベース
と、運用データベースに連動するタイマ部と、記憶部,
運用データベース及びタイマ部を備える。そして、客の
利用状況を検知する検知手段と、時間帯による前記客の
利用状況を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶した利用
状況を基準とする運用データベースと、前記検知手段に
より検知された利用状況と前記運用データベースの値と
を比較する演算部とを備え、該演算値に応じてチケット
取引が可能な時間帯においても通常の現金自動取引のみ
或いはチケット取引が不可能な時間帯においてもチケッ
ト取引を行う。
【0010】チケットのカラー印刷をするための印刷装
置において好ましくは、表面に静電潜像を形成する感光
体ベルトと、感光体ベルトの表面上の感光層を帯電させ
るための帯電器と、帯電した感光体ベルトの表面を露光
して静電潜像を形成する露光手段と、感光体ベルト上の
静電潜像をトナー像に顕像化する複数の異なる色の現像
剤と、現像剤を収容する複数個の現像器と、トナー像を
重ねる中間転写体と、中間転写体上のトナー像をチケッ
トに転写する転写ローラと、転写した像を定着させる定
着器とを備える。
【0011】チケット取り込み手段として好ましくは、
チケットの挿入を検知するセンサと、チケットを装置内
部に取り込む取り込み装置であり、内容読み取り手段と
して好ましくは、チケット裏面の磁気エンコードの内容
を読み取る磁気リード・ライト部及び/またはチケット
の表面の印刷内容を読み取るイメージリーダとする。
【0012】(2)チケットセンタ或いはネットワーク
センタに接続される処理システムを備え、チケットの予
約のみ或いは発券のみを行うことを可能とする。
【0013】そして好ましくは、チケット予約後特定の
期間の間にチケットが発券されない場合は予約が取り消
されるシステムを備える。
【0014】(3)クレジットカード払いと口座引き落
としと現金支払との選択が可能な機能を持たせる。
【0015】また、上記目的をより達成させるために、
本願発明のATMを複数台備えたATM群においては、
支払い取引機能及び料金払込み機能の少なくともいずれ
か1つの機能と、預金取引機能と、必要に応じて前記各
機能に対し取引情報を単票に印字して発行する単票発行
機とを備え、前記料金払込みに応じて各種のチケットの
発券が可能なATMを複数台設けたATM群において、
以下のいずれかの態様を持つものとする。
【0016】(1)少なくとも1台は、常にチケット取
引を行う制御をする。
【0017】(2)客の利用状況を検知する検知手段
と、時間帯による客の利用状況を記憶する記憶部と、記
憶部に記憶した利用状況を基準とする運用データベース
と、検知手段により検知された利用状況と運用データベ
ースの値とを比較する演算部とを備え、演算値に応じて
チケット取引可能なATMの台数を制御する。
【0018】以上により、上記目的を達成することがで
きる。
【0019】尚、本願発明においては、チケットの予
約,発券,照会,変更,払戻しを総称してチケット取引
と呼ぶことにする。
【0020】
【作用】チケット取引が可能なATMの設置にあたっ
て、変更及び払戻し機能をもたせることにより、深夜割
引や早朝割引のチケットなどを利用するとき、交通機関
など不便な時間帯において、チケット購買者への利便性
が一層高められる。
【0021】また、このチケット取引業務と現金取引業
務とを混雑具合や、時間帯、設置する台数等により運用
を制御する手段を設けることにより、金融機関では、通
常の現金取引に支障をきたさないようにすることで導入
の容易性と通常の現金取引利用者への迷惑になることな
く、チケット取引が可能な装置を供給することが出来
る。
【0022】更に、チケット発券に際してカラー印刷手
段を設けることにより、コンサートチケットでは、演奏
者の演奏場面入り、観劇チケットでは、クライマックス
場面入りの印刷をしたチケットを発券することで、利用
者には一層PR効果があり、且つ内容が分かり易くより
親切にもなる。また、例えば、地紋や絵入り、特殊記号
付き等、鮮明で繊細な印刷により偽造防止手段をとるこ
とも可能となり、チケット偽造の不安も取り除くことが
出来る。
【0023】
【実施例】図1は、本実施例のチケット取引手段を有す
るATM100の外観図を示す。図中、101はチケッ
ト取引機構、102は紙幣入出金機構、103は伝票,
通帳印字機構、104はカード取引を行うためのカード
取扱機構と明細票取扱機構、105は硬貨入出金機構、
106は操作パネル、107は本体制御部、108は、
取引内容表示部である。
【0024】図2は、本実施例によるチケット取引手段
を有したATMの構成を示すブロック図である。外部情
報の取込、内部情報の送出は交信手段としての回線中継
器2を通して行われ、これらの内容は、FDD/インタ
ーフェース9を介しFDDに記録保存される。また、こ
のFDDは、外部と交信しなくても発券できるチケッ
ト、例えば鉄道の乗車券などの予約,発券管理データベ
ースとして使用するようにしてもよい。更に、回線中継
器2は、金融機関の勘定系システム側に有ってもよい。
【0025】本実施例においては、チケット取引手段の
内部はスレーブCPUによるシステムとなっており、マ
スターCPU(コンピュータ/コントローラ)3により
制御される。チケットの取引、つまり予約,発券,照
会,変更,払戻しに必要な業務は、マンマシンインター
フェイスとして画面表示手段であるディスプレイ等の情
報表示部及び入力手段であるキーボードタッチパネル
5、金銭取扱手段として現金の入出金部6、カード取引
処理部7、チケット印刷,MS(磁気ストライプ)リード
・ライト部及びチケット取扱部8、現金取引やチケット
取引内容を表示する表示部4を使用することにより行な
う。更にオプションとして、音声ガイダンス等も使用す
ることができるようにしてもよい。
【0026】図3は、本実施例を示したチケット取引手
段を有するATM100におけるチケット取引機構10
1の側面図である。
【0027】本実施例のATM100は、通常の現金取
引を行なうATMに加えてチケットの変更、払戻しを含
めたチケットの取引及びチケットに下地地紋や絵模様な
どを印刷するための装置を備えている。図中で、201
は定形サイズのチケットをセットするケース、202は
カットを必要とする不定形サイズのチケットをセットす
るケース、203は変更チケットを収納する変更チケッ
ト収納ケース、204は払戻しチケットを収納する払戻
しチケット収納ケース、205は不良チケットを収納す
る不良チケット収納ケース、206はチケット印刷機
構、608はチケットイメージリーダ部、606はチケ
ット裏面の磁気ストライプ部の磁気リード・ライト部、
209はチケット取扱口である。また、223は、正逆
双方の搬送が可能な双方向搬送路である。
【0028】チケット印刷機構206はカラープリンタ
であり、感光体ベルト210は可撓性のベルト表面に有
機光電導層等の感光層を塗設したもので、駆動ローラ2
11と従動ローラ212などで張設されており、中間転
写体213のー部に巻き付いている。駆動ローラ211
は、印刷機構206本体に設けられたステッピングモー
タ(図示せず)により回転し、感光体ベルト210を反
時計回り方向に搬送する。また、複数の各現像器214
a,214b,214c,214dに設けてあるキャリ
アが付くマグネットロール(図示せず)と感光体ベルト
210との距離は、一定に保たれ安定して良好な画像を
形成する事を可能としている。
【0029】感光体ベルト210の周囲には、複写プロ
セス即ち以下に述べる帯電手段、露光手段、現像手段、
転写手段及びクリーニング手段が配設されている。
【0030】帯電手段は、感光体ベルト210の表面上
の感光層を所定極性で均一に帯電させるために設けられ
るスコロトロン帯電器,コロナ帯電器等既存の帯電器2
16であり、有機光電導層感光体に対しては、スコロト
ロン帯電器が好ましく用いられている。
【0031】露光手段は、半導体レーザー書き込み系ユ
ニット217であり、帯電器216により帯電した感光
体ベルト210の表面を露光して静電潜像を形成する。
【0032】現像手段は、異なる色の現像剤、イエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色のトナー(現像
剤)をそれぞれ収容した複数個の現像器214a,21
4b,214c,214dである。これら各現像器は、
感光体ベルト210と所定の間隔を保ちキャリアが付く
マグネットロールと各色トナーを撹拌する撹拌スクリュ
ーとを備え、感光体ベルト210上の静電潜像をトナー
像に非接触現像法により顕像化する機能を有している。
この非接触現像法は接触現像法と異なり、感光体ベルト
210上に形成された先のトナー像を損なわないことと
感光体ベルト210の移動を妨げないことにより、良好
なカラー画像を得る事が出来る。
【0033】現像手段は、本実施例では異なる4色のト
ナーを用いるカラー現像としているが、現像器がトナー
の色の数だけ必要とするため、コンパクト化では、現像
剤のブラックを除いた3色のトナーとしても良い。
【0034】転写手段は、各トナー毎に感光体ベルト2
10上に形成されたトナー像を中間転写体213上に重
ねた後、転写ローラ218によりチケット用紙表面に転
写し、定着器215により定着する。ここで、中間転写
体213の周長は、印刷するチケット用紙の最大長さに
ほぼ等しい長さでよく、従って、ー般のカラープリンタ
のものよりも小さくて済むので小形化が図りやすい。
【0035】クリーニング手段は、感光体ベルト210
のクリーニングについては、クリーニングブレード21
9を有し、画像形成プロセス中は感光体ベルト210の
表面より離間した位置に保たれ、中間転写体213にト
ナー像を転写後のクリーニング時にのみ感光体ベルト2
10表面に圧接して感光体ベルト210をクリーニング
するように設けられている。また、中間転写体213に
ついては、クリーナ220を有しており、中間転写体2
13上のトナー像を転写ローラ218によりチケット用
紙の表面にトナー像を転写後のクリーニング時にのみク
リーニングするように設けられている。
【0036】トナー回収ボックス221は、クリーニン
グ手段により除去された感光体ベルト210上の残留ト
ナーを廃トナー手段によりトナーを回収するためのもの
である。107は、現金取引とチケット取引それぞれの
制御部から成る本体制御部である。
【0037】尚、チケット印刷機構としては前記のもの
に限らずに、例えばドラム状の感光体の周囲に各色の現
像器を配置し、露光手段により感光体表面に1色毎の静
電潜像を形成して現像器によりトナー像を形成した後、
チケット用紙を搬送させてチケット用紙に感光体表面の
トナー像を転写する工程を色の回数繰返し、その後チケ
ット用紙表面のトナーを定着させる機構のもの等を用い
てもよい。
【0038】チケットを発券する場合は、定形サイズの
チケットのときは、定形サイズのチケットケース201
からチケット用紙が繰り出し分離ローラ227により分
離され、印刷機構206側への搬送路に受け渡される。
不定形サイズのチケットのときには、不定形サイズのチ
ケットケース202から例えばロール状に巻かれたチケ
ット用紙を送出しローラ228により送り出し、チケッ
ト用紙の先端をセンサ225で検知したならば更に必要
長さを送り出し、カッタ224で所定のサイズに用紙を
カットした後、印刷機構206側への搬送路に受け渡さ
れる。この際、不要な紙片は、不要紙片箱226に落さ
れる。
【0039】印刷機構206側へ送られたチケット用紙
は、ここで表面に内容が印刷されて定着部を通り、正逆
搬送路223に受け渡され、左方向へ搬送される。そし
て、センサ231で前端部が検出されると低速で送ら
れ、磁気リード・ライト部606で裏面に必要事項を書
き込まれチケット601となる。また表面の印刷内容を
チケットイメージリーダ部608でチェックされた後、
チケット送りローラ230によりチケット取扱口209
にチケット601が送り利用者に受け取られる。この
際、チケット601の取忘れがあった場合は、センサ2
29で検知し、図面上右方向へ搬送して最終的に取忘れ
チケット回収ボックス233に送られる。
【0040】また、発券途中でチケットイメージリーダ
部608でチケット表面の印刷不良などが判明した場
合、このチケットは右方向へ逆送され最終的に不良チケ
ット収納ケース205に収納され、再度チケットが発券
される。
【0041】チケットの変更は、利用者からチケット取
扱口209に変更したいチケット601の挿入があった
ことをセンサ229で検知したならば、チケット601
を図面上右方向へ送る。そしてセンサ232でチケット
601の前端を検知したならば、チケット601を低速
で送り、磁気リード・ライト部606でチケット裏面6
01bの磁気内容を読取り、またチケット表面601a
の印刷内容をチケットイメージリーダ部608で読み取
る。
【0042】そして、変更可能なチケットと分かった場
合は、変更するチケット601を収納する変更チケット
収納ケース203に収納し、変更した新しいチケット
を、前述したように発券する。ここで、もし変更できな
いチケットであると分かった場合は、利用者にその旨を
操作画面上などで伝えて、チケット601は図面上左方
向へ搬送され、チケット取扱口209に送られて利用者
に返却される。
【0043】チケットの払戻しは、利用者からチケット
取扱口209に払戻ししたいチケット601の挿入があ
ったことをセンサ229で検知したならば、チケット6
01を図面上右方向へ送る。そしてセンサ232でチケ
ット601の前端を検知したならば、チケット601を
低速で送り、磁気リード・ライト部606でチケット裏
面601bの磁気内容を読取り、またチケット表面60
1aの印刷内容をチケットイメージリーダ部608で読
み取る。
【0044】そして、払戻し可能なチケットと分かった
場合は、払戻しチケットを収納する払戻しチケット収納
ケース204に収納し、後述する払戻し方法で精算す
る。ここで、もし払戻しできないチケットであると分か
った場合は、利用者にその旨を操作画面上などで伝え
て、チケット601は左方向へ搬送され、チケット取扱
口209に送られ、利用者に返却される。
【0045】図4は、チケット601の磁気リード・ラ
イト部を示す側面図である。ステッピングモータ(図示
せず)によって駆動回転される正逆回転が可能な駆動送
りローラ602,604は、それぞれテンションローラ
603,605によって弾接されていて、チケット取扱
口から挿入されたチケット601を右方向に搬送しなが
ら磁気リード・ライト部606に図5に示すチケット裏
面601bの磁気ストライプ部607を押接して、磁気
リード・ライトを行なうようになっている。また、磁気
リード・ライト部606に対抗して、チケットイメージ
リーダ部608を設けてあり、チケット表面601aの
印刷部を読み取ることができる。
【0046】尚、チケットイメージリーダ部608は設
けずにチケット裏面601bの磁気エンコードを読み取
るだけでも構わない。
【0047】図6は、カード、明細票取扱機構の概略の
側面図である。◆651は、カード、明細票取扱口であ
り、利用客によりここに挿入されたカードは、ステッピ
ングモータ駆動のローラで磁気カードリーダ652まで
搬送され、ここで磁気内容が読み取られる。
【0048】明細票発行機構の主な構成は、明細票用紙
657をセットするホッパ653、明細票用紙を搬送す
る搬送部659、明細票用紙に取引内容を記録する印字
部658、印字済みの明細票を送る搬出部660からな
っている。ホッパ653は、セットされた明細票用紙6
57を案内するガイド、繰り出される明細票用紙の先端
部を分離する分離爪668、繰り出される明細票用紙6
57と補充用の明細票654が接触しないようにするセ
パレータから構成されている。ホッパ653内のガイド
655は、補充用の明細票用紙654が自動的に装着さ
れるように傾斜して取り付けられている。
【0049】搬送部は、ホッパ653内の明細票用紙を
回転させて繰り出す自動繰り出しローラ656、ホッパ
653から繰り出された明細票用紙657を印字部65
8や取扱口651へ搬送させる駆動ローラ664、従動
ローラ665及びガイド667、搬送切り換えゲート6
66等からなっている。
【0050】印字部658は、ワイヤドット式の印字ヘ
ッド662、そして、印字ヘッド662に対向したプラ
テンローラ663からなっている。
【0051】動力伝達部は、図示していないが駆動源で
あるステッピングモータ、タイミングベルト、タイミン
グギア、及び摩擦クラッチからなっている。
【0052】ホッパ653にセットされた明細票用紙6
57は、自動繰り出しローラ656と分離用爪668に
よって自動的に用紙の先端部が分離,搬送され、印字部
658で明細票用紙に取引内容が印字される。この際、
明細票用紙の送り量は、明細票用紙を搬送する駆動ロー
ラの回転速度で定めている。印字が終了すると、搬出部
660へ送られ、カード、明細票取扱口へ運ばれ、利用
者に受け取られる。もし取忘れがあった場合は、カード
とともに取忘れ回収ボックス661に入れられる。
【0053】図7は本実施例のチケット取引ができるA
TM100のシステム全体を示す図である。本実施例の
ATM100は、回線や無線を通じて銀行や郵便局等の
金融機関の勘定系システム302と直結しており、チケ
ットセンタやチケットのネットワークまたはシステムで
あるVAN303の回線や無線とも外部交信手段を介し
て結ばれている。ここで、金融機関の勘定系システム3
02が外部交信手段を介してチケットセンタやチケット
VANネットワークセンタ303と回線や無線を通じて
結ばれていてもよい。
【0054】利用者は、ATM100から必要なデータ
を入力する。304〜311は、各種チケットの座席予
約、発券を管理するデータベースであり、回線を通じこ
れを利用しながら処理を進める。銀行や郵便局等の金融
機関の勘定系システム302は、利用者が金融機関と取
引を行なう場合で、チケット購入時に支払い方法をキャ
ッシュカードによる金融機関預金口座からの引落しと指
定した場合には、勘定系元帳を利用しながら処理を進め
る。312は、外部接続系システムであり、利用者がク
レジットカードを利用してチケットを購入する場合に
は、313に示す顧客情報ファイルや、加盟会社を利用
しながら処理を進める。
【0055】このチケット取引システムでは、少なくと
もATM100や予約システムとチケット予約先とを結
ぶ交信手段、チケット予約先と利用者とを結ぶ交信手段
を有するシステムを構成し、利用者は、チケット予約先
に交信手段を用いてチケットをいち早く予約し、最寄り
のATM100でチケットを発券,変更,払戻し等のチ
ケット取引も可能である。
【0056】また、このチケット取引システムの各種チ
ケットの座席予約,発券を管理するデータベースは、予
約された月日及び時間が分かるように管理され、これに
発券の期日や時間が加算されたデータとが共に管理され
ている。そして、この加算されたデータの期日や時間ま
でに発券がされなかった場合には、特定の時間間隔でチ
ェックされるデータの更新で予約が取り消されることを
も特徴としている。これらを含めたチケットの予約,発
券を管理するデータベースは、特定のチケット発行であ
ればATM100に内蔵、或いは銀行、郵便局等の金融
機関のシステムに付加されていてもよくこの限りではな
い。
【0057】図8は、本発明の第1の実施例によるチケ
ット取引手段を有するATM100でチケットの予約、
発行手順を示すフローチャートである。
【0058】まず利用者が、現金取引かチケット取引か
の選択をする(ステップ(以下S)0)。チケット取引
であればチケットの予約,発行,照会,チケットの変
更,払戻しのいずれかを選択し(S1)、チケットの種
類及び枚数等の選択をする(S2)。そして、入力デー
タが正常であるか判定し(S3)、正常でなければ、そ
の旨を顧客に伝えて再入力を促す(S4)。入力データ
が正常であれば、チケットセンタの呼出しを行い(S
5)、チケットセンタが通話中か判断し(S6)、通話
中であればその旨、顧客に伝え(S7)、チケットセン
タを再度呼出して処理を続けるか顧客に入力を促す(S
8)。
【0059】チケットセンタにつながった場合は、チケ
ット予約の有無を顧客に判断を促す(S9)。既に予約
番号を取ってある時は、予約番号の入力を促す(S1
0)。予約番号が無い場合は、チケットが取れるか否か
の判断をし(S11)、既に売り切れている等、発行不
可能の場合は、その旨顧客に伝えて(S12)終了する
(S22)。
【0060】チケットの発行が可能な場合は、チケット
の番号、請求金額等の情報をチケットセンタ側から送出
して(S13)、その旨顧客に伝え、OKか判断を促す
(S14)。顧客による判断でOKでない場合は、その
旨、取引の不成立を顧客に伝えて(S15)終了する
(S22)。顧客により承認されれば、代金の支払方法
を顧客に選択してもらい(S16)、カードであれば、
そのカードの種類の選択を促し(S17)、カードの挿
入と暗証番号の入力をしてもらう(S18)。
【0061】そしてカードでの支払い(S19)が終わ
ると、チケット601と明細票の発行処理を行って(S
21)終了する(S22)。代金の支払方法が現金の場
合は、現金での支払いを行った後(S20)、チケット
601と明細票の発行処理を終えて(S21)、取引を
終了する(S22)。◆料金支払方法が、現金、カード
併用の場合の記載は割合する。
【0062】次に、チケットの変更、払戻しについて説
明する。◆図9は、チケットの変更手順を示すフローチ
ャートである。
【0063】利用客が、チケット取引で「チケット変
更」の取引内容を選択(S1)したならば、画面上に
「お手持ちのチケットを表面を上側にして、チケット取
扱口にお入れ下さい」等と操作ガイダンスを画面上で表
示して、利用客にチケット601の挿入を促し、チケッ
ト601の読取り(S31)を行う。もし、チケット裏
面601bの磁気ストライプ等の内容が破壊されていた
り、チケット表面601aの印刷(印字,地紋,図柄そ
の他)が不鮮明であったり、または偽造したものであっ
たりして、チケット601の読取りができなかった場合
は、その旨を利用客に伝えて(S32)チケット601
を返却(S39)した後、終了(S52)する。
【0064】チケットの読取りが終り、この結果をチケ
ットセンタに参照,確認(S33)をし、正しいチケッ
トである等、チケットの変更が可能であることが分かっ
た場合は、その旨を利用客に伝え、チケットの変更内容
の入力(S34)を促す。そして、この入力内容をチケ
ットセンタに照会し、予約(S35)が可能であると分
かればチケット番号、過不足な料金内訳、精算金額等の
画面出力(S36)を利用客に対して行う。この画面出
力内容を見て利用客から確認ボタンの入力が得られず取
消された場合(S37)は、取引の不成立を利用客に伝
え(S38)、チケットを返却(S54)して終了(S
52)する。
【0065】利用客が上述の画面出力内容を承諾し(S
37)、精算金額で不足がある場合は、追加料金支払方
法(現金またはカードが主であるが、これら両方の場合
もあり、これについての記載は割合する)の選択(S4
0)を利用客にしてもらい、カードでの支払いであれ
ば、カードの種類(郵貯カード,銀行カード,クレジッ
トカード,その他のカード)の選択(S41であるがカ
ードの読取りからカードの種類を自動で判別できるもの
では省略)をした後、カードの挿入と暗証番号の入力
(S42)を行ってカードでの支払い(S43)を終
え、変更したチケットと明細票の発行処理(S46)を
行って終了(S52)する。
【0066】追加料金を現金で支払う(S44)場合
は、利用客に現金をATMの入出金口に入れてもらう画
面出力や入出金口のLEDが点灯してふたが開くなどの
ガイダンスを行って現金支払(S44)をしてもらい、
その後、変更したチケットと明細票の発行処理(S4
6)を行って終了(S52)する。また、S36のチケ
ットの精算でおつりが発生し、S37で利用客が承諾し
た場合は、おつりの支払い(S45)を行った後、変更
チケットと明細票の発行処理(S46)を行う。
【0067】S31でチケットの読取りを行い、チケッ
トセンタへの参照,確認(S33)を行って、イベント
主催元の今後のイベント予定がない等、チケットの変更
ができない場合は、その旨を利用客に伝え(S47)、
チケットの払戻しをするか否か(S48)の入力を利用
客にしてもらい、引き続き払戻しをする時は、これを行
う。この際、利用客に精算内容を画面上に出力し、払戻
しを行う。この払戻しについては後述する。S48で払
戻しをしない場合は、チケット601を利用者へ返却
(S51)して、終了(S52)する。
【0068】S34で、チケットの変更内容の入力があ
った後、チケットセンタへの照会,予約確認をしたと
き、満席,売切れ等の理由で予約がとれない場合は、利
用客にその旨を画面表示(S53)し、払戻しをするか
否かの入力を促し(S48)、払戻しをする場合は、精
算内容を画面に出力をして払戻しを行う。払戻しをしな
い場合は、チケット601を利用客に返却(S51)し
て終了(S52)する。
【0069】図10は、チケットの払戻し手順を示すフ
ローチャートである。
【0070】利用客が、チケット取引で「払戻し」の取
引種類を選択(S1)したならば、チケットの変更手順
の時と同じように画面上に「お手持ちのチケットを表面
を上側にして、チケット取扱口にお入れ下さい。」等と
操作ガイダンスを画面上に表示して、利用客にチケット
601の挿入を促し、チケット601の読取り(S3
1)を行う。この際、もしチケット裏面601bの磁気
ストライプの内容が破壊されていたり、チケット表面6
01aの印刷(印字,地紋,図柄その他)が不鮮明であ
ったり、偽造したものであったりして、チケット601
の読取りができなかった場合は、チケットの変更手順の
フローチャートで説明したと同様に、利用客にその旨を
伝え(S32)、チケット601を返却(S39)して
終了(S72)する。
【0071】チケット601の読取りが終り、この結果
をチケットセンタに照会、確認(S61)をし、正しい
チケットであると分かった場合は、払戻し内容と精算金
額等を画面上に出力(S62)して、払戻しを行う。
【0072】この払戻しは、払戻し方法(現金での払戻
し,通帳への入金,カード口座への入金等が主である
が、これらの組合せの場合もあり、これについての記載
は割合する)の選択(S63)を利用客にしてもらい、
カード口座への入金であればそのカードの種類(郵貯カ
ード,銀行カード,クレジットカード,その他のカー
ド)の選択(S64であるがカードの読取りからカード
の種類を自動で判別できるものでは省略)をした後、カ
ードの挿入と必要であれば暗証番号の入力(S65)を
行ってカード口座への入金(S66)を終え、明細票の
発行処理(S67)を行って終了(S72)する。
【0073】ただし、クレジットカードで購入したチケ
ットである場合はその旨の表示をし、現金或いはカード
口座への入金はできないようになっていて、払戻しの明
細書を発行する。
【0074】払戻し金を、通帳の口座に入金したい場合
は、利用客に通帳をATMの通帳挿入口に入れてもらう
画面出力や通帳挿入口のLEDが点灯するなどのガイダ
ンスを行って、通帳を通帳挿入口に入れてもらい(S6
8)、払戻し金を通帳の口座に振込んでもらう。そし
て、通帳への記入と通帳の返却,明細票の発行処理(S
69)を終え、終了(S72)する。
【0075】S63で払戻し金を現金で支払ってもらう
場合は、ATMの入出金口への現金の放出と、明細票の
発行処理(S70)を行って、終了(S72)する。
【0076】チケット601の読取り(S31)が終
り、この結果をS61でチケットセンタに照会、確認し
たが、期日過ぎのチケットであったり、正しいチケット
でなく照会ができない等、チケット601の払戻しがで
きない場合は、その旨を画面上等に出力して利用客に伝
えてチケット601を返却(S71)して終了(S7
2)する。
【0077】具体的に取引画面を用いてチケットの取引
手順を示す。◆ATM100には、入力用のタッチパネ
ルが備えられているが、そのタッチパネルの表示内容を
図11に示す。
【0078】利用客はこの中から利用する取引を順番に
押して選択する。この場合、チケットの取引のほか現金
の引出しと振込みなど複数の取引がある場合は、順番に
続けてこれらの表示部を軽く手で触れるだけでよい。こ
こでは、まず、観劇チケットの予約,発券の手順例をあ
げ、この後にチケットの変更,払戻しの手順例を説明す
る。また、鉄道の指定券の予約、発券についても手順例
を説明する。
【0079】利用客が、画面上でチケット取引業務の予
約とその他イベント券と書いてある表示部を手で触れる
と、センサが接触したことを検知し、図12に示す画面
に切り換わる。チケット発行に必要な情報を順次入力す
るたびに、図12〜図17まで、画面が切り換わってい
くが、まず図12で、画面上に表示されたイベントの中
から希望のチケットを直接手で押すことにより、チケッ
トの種類を入力する。もし、気が変わって他のイベント
チケット選びたい場合は、訂正の表示部を押すこともで
きるし、チケットそのものの種類を入れ直したい場合
は、前画面に戻る表示部を押せばよい。
【0080】ここでは、観劇のチケットを選んだことに
して図13に示す次の画面で分かっている範囲で、希望
するチケットの観劇名、劇場名等の頭文字を入れ、画面
中央に表示された中から選んで押すことにより入力す
る。図14で観劇の詳しい内容が表れ、希望の日を右下
の数字を選んで押すと中央に開演時間表が出るので希望
する開演番号を押す。次に図15に示す利用人数を、画
面中央に表示されている人数表示図を、手で触れること
により利用人数を入力する。図16で、希望する座席番
号を、文字列表示部から選んで入力する。ここで、とに
かく座席が取れることを優先したい場合は、確認の表示
部を押せばよい。
【0081】ここまで終了すると、図17に示すように
指定した結果が画面に表示される。内容を確認して、こ
のままでよければ確認の表示部を押し、変更がある場合
は変更個所を押して変更すればよい。確認をした後、予
約が取れれば図18に示すように、続いて発券する場合
は精算方法を選ぶ画面表示が出るので指定する。予約の
みで発券しない場合は、終了を押せばよい。
【0082】精算方法でキャッシュカードを選んだ場合
は、図19に示すキャッシュカードの挿入と暗証番号の
入力を促すガイダンスが表示される。これらの操作を終
了すると図20に示す精算内容と発券の知らせがでた
後、図21にカード,明細票,チケットの受取案内が表
示され、利用者はこれらを受け取って終了する。
【0083】終了を押した場合は、予約番号と予約の有
効期間,予約したチケットの名称・内容等を印字した明
細票を発行する。利用客は指定された日時までに、AT
Mやチケットセンタにおいてチケットの代金を支払いチ
ケット601を購入するようにする。
【0084】次にチケットの変更手順及び払戻し手順を
説明する。◆例えば、ー度購入した観劇チケット601
を、変更したい場合は、図11でチケット取引業務のチ
ケット変更とその他イベント券表示とを押すと図22に
示すチケットの挿入案内が表れる。案内に従い、利用者
がチケット601をチケット取扱口に挿入し、チケット
の変更ができると分かった場合、図23に示す変更内容
を示す画面表示が表れ、利用者は、変更内容を画面の中
から選んで入力する。
【0085】ここで、観劇日時と人数を変更する場合
は、日時と人数の表示部を押して入力する。すると図2
4に示す表示が表れ、観劇日を画面右側に表示された数
字を押すことによって入力すると中央に開演時間表が表
示されるので、希望する開演番号を押す。その後、図2
5に示す利用人数を、画面中央に表示されている人数表
示図を、手で触れることにより利用人数を入力する。こ
の後は、図26で、希望する座席番号を文字列表示部か
ら選んで入力する。ここで、とにかく座席が取れること
を優先したい場合は、確認の表示部を押せばよい。
【0086】ここまで終了すると、図27に示すように
指定した結果が画面に表示される。内容を確認して、こ
のままでよければ確認の表示部を押し、更に変更がある
場合は、変更個所を押して変更すればよい。確認をした
後、チケットの変更ができる場合、図28に示すよう
に、精算内容を表示し追加料金がある場合は、図29で
精算方法を選ぶ画面表示が出るので指定する。精算方法
でキャッシュカードを選んだ場合は、図30に示すキャ
ッシュカードの挿入と暗証番号の入力を促すガイダンス
が表示される。これらの操作を終了すると図31に示す
精算内容と発券のお知らせがでた後、図32にカード,
明細票,チケットの受取案内が表示され、利用者は、こ
れらを受け取って終了する。
【0087】また、例えばー度購入した観劇チケット6
01を払戻しをしたい場合は、図11でチケット取引業
務の払戻しとその他イベント券表示とを押すと図33に
示すチケットの挿入案内が表れる。案内に従い、利用者
がチケット601をチケット取扱口に挿入し、チケット
の払戻しができると分かった場合は、図34に示すよう
に精算内容を表示し、図35で払戻し方法を選ぶ画面表
示が出るので指定する。払戻し方法でカード入金を選ん
だ場合は、図36に示すキャッシュカードの挿入を促す
ガイダンスが表示される。これらの操作を終了すると図
37に示すカード,明細票の受取案内が表示され、利用
者はこれらを受け取って終了する。
【0088】次に例えば鉄道の指定券の予約,発券の場
合について説明する。◆利用者が、図11に示すチケッ
ト取引業務の予約と鉄道券の表示部を手で触れると、セ
ンサが接触したことを検知し、図38に示す表示に画面
が切り換わり、チケット発行に必要な情報を順次入力す
るたびに、図38〜図44まで、画面が切り換わってい
く。即ち、図38では、右上に表示された数字を選択す
ることにより、乗車日時を入力する。但し、入力に失敗
した場合は、訂正の表示部を手で触れることにより、も
う一度日時を入力し直すことができる。
【0089】次に、図39に示す画面で乗車駅と降車駅
を、画面右の文字列を使用して頭文字を入れ、画面中央
に表示される駅名を手で触れることにより入力する。図
40では、画面中央に表示されている人数表示図を、手
で触れることにより乗車人数を入力する。
【0090】図41では、希望する指定席の種類を、画
面表示部から選んで入力する。ここで、とにかく指定席
が取れることを優先したい場合は、表示部「おまかせ」
で入力すればよい。ここまでの入力結果から、次の画面
には図42に示すような列車ダイヤが表示される。表示
部「時刻表スクロール」を選択することにより、前後の
時間に運行している列車のダイヤが表示される。ここ
で、β11号を選択すると、図43の表示が表れ、空席
と満席とは色で区別されているので、希望する座席番号
を簡単に入力することができる。ここまで終了すると、
図44に示すように指定した結果がー画面に表示され、
利用者に内容を確認してもらう。もし、変更がある場合
は、変更個所を押して変更する。図41において、普通
乗車券或いは自由席券を希望した場合は、図42,43
の画面はなしで図44と同様な内容確認の画面となる。
【0091】利用者が、確認表示部を押して確認の入力
をすれば、図45に示す予約完了のお知らせと続いて切
符を発券する場合の精算方法の選択を促す画面がでる。
予約のみの場合は、終了を押せばよい。カードで精算を
行う場合は図46の表示が表れ、暗証番号の入力を促
す。この入力方法は、従来のATMと同様の手続きであ
る。暗証番号が予め登録してある番号と一致することを
ホストコンピュータが確認し、その情報を送り返してく
れば、図47の精算内容の表示となる。そして、切符が
印刷発行され、図48に示すカード,明細表,切符の受
取案内が表示される。利用者は、これらの物を受け取っ
て終了する。
【0092】以上により、鉄道の指定券の切符が発行で
きるが、これらの切符の変更及び払戻しは、前述した観
劇チケットの場合と同様にして行うことができる。
【0093】図11において、「お引き出し」を選択す
ると、従来のATMで行われる手続きと同様の画面表示
が出てくる。即ち、暗証番号の入力と出金額の入力によ
り、現金の放出とカードの返却、明細票の放出が行われ
る。「お預け入れ」等他の現金取引業務も同様に従来の
ATMで行われる手続きと同じである。
【0094】現金を取り扱う紙幣入出金機構102の側
面図を図49に示す。◆本機構の前面側には入出金口5
2を備えている。この入出金口52の一方側には入金紙
幣53を取込むための分離装置54が、また他方側には
払出し紙幣55を入出金口52に押出す押出し板56を
設けてある。紙幣入出金機構102の中央部には、紙幣
鑑別部10が設けてあり、入金または払出す紙幣53,
55の真偽,金種,表裏,枚数などを判別する。本紙幣
入出金機構102の後方部には、表裏反転部58が、そ
の下方には入金紙幣53を一時保管する一時スタック部
59が設けてある。
【0095】また、前記押出し板56の部分には、スタ
ック部が、紙幣入出金機構102の下部には、紙幣リサ
イクル用の紙幣をスタックするスタック部を設け、それ
ぞれの紙幣群63,64,65,66は、それぞれ金庫
67,第1の金種箱68,第2の金種箱69,第3の金
種箱70に保管される。また、紙幣入出金機構102の
後方上部には、鑑別不可能な紙幣を回収するリジェクト
箱71,72を配設している。金庫67,金種箱68,
69,70の上部には、それぞれの紙幣63,64,6
5,66を一枚ずつに分離して取り出す分離装置73,
74,75,76をそれぞれ併設している。
【0096】以上の各部は、搬送手段によって連結して
おり、搬送手段中の分岐部には、区分ゲート77〜82
を設けている。
【0097】このATM100において、まず現金取引
の場合、利用客により入出金口52に預金のため挿入さ
れた紙幣53は、通常、表裏が混在した状態にあるが、
鑑別部1で表裏が読み取られた紙幣は、表裏反転部58
を搬送することにより、裏向き紙幣は表裏反転し、全て
表向きに揃えて一時スタック部59に一時保管する。そ
の後、利用客による金額の確認がなされた後、分離装置
73により再度紙幣を1枚ずつに分離して、金種別に第
1の金種箱68,第2の金種箱69,第3の金種箱70
に収納する。出金に使用しない紙幣はリジェクト箱71
にそれぞれ収納する。また利用客の出金要求により、第
1の金種箱68,第2の金種箱69,第3の金種箱70
に収納されているそれぞれの紙幣64,65,66を入
出金口52に払い出すことができる。
【0098】入金時の一時スタック前に表裏反転部によ
り紙幣の表裏を取り揃えるようにしせず、出金時に紙幣
の表裏を取り揃えるようにしてもよい。また、チケット
取引手段をATMに搭載して使用したが、例えば現金自
動支払機(CD)、現金自動両替機、自動振込機など他
の自動機でも搭載可能であり、これに限定されるもので
はない。
【0099】図50は、ある銀行の自動機コーナ内での
ATM利用者人数の推移を示したものである。ATM
は、時間帯により利用客数が大きく違っている。ATM
を備える金融機関では、繁忙時にチケット取引客にAT
Mを占有されてしまうと、本業に支障をきたしてしまい
問題となる。そこで、本実施例のチケットの取引が可能
なATM100に、取引内容を制御する制御装置を取り
付けたATMを図51に示す。
【0100】図51に示したATM501に於いては、
利用客検出部506などを備え、繁忙時と閑散時を検出
して、繁忙時にはチケット発券を休止させることが可能
な機能を備えている。詳細を以下に述べる。
【0101】ATM501には、先に述べた利用客検出
部506の他に、カメラ518,取引内容表示部52
4,制御装置511を備えている。制御装置511は、
混雑度などに合わせてチケット取引業務を行うか行わな
いかの制御を行う装置であり、データ入出力部512,
タイマ部513,演算部514,記憶部515,制御部
516で構成している。制御装置511は、ATM内部
に設置してもよいし外部に設けてもよい。
【0102】制御装置511は、利用客検出部506或
いはカメラ518や監視カメラ523,タッチパネル
等、利用状況を検知出来る機能を持つものと接続してあ
り、予め組み込まれた例えば図52に示す平日のある曜
日における時刻のチケット取引可能な時間帯テーブル
(図52のd)が入った運用データベースを記憶部51
5に記憶してある。基本的にはこの運用データベースに
従って時間帯によりチケット取引業務を行うようにして
ある。しかし、利用客検出部506等からのその時その
時の利用状況にも応じて記憶部515のデータにとらわ
れずに、利用客が行列を作るような繁忙時には通常業務
のみを行い、利用客が途切れるような閑散時にはチケッ
ト取引も行う事が出来るようにしてある。ここでは、平
日のある曜日の時刻別のチケット取引の可能な時間帯テ
ーブルが入った運用データベースを例に示したが、もち
ろん休日における時刻のチケット取引の可能な時間帯テ
ーブルや月別、年間別での利用状況特定のカレンダが入
った運用データベースを記憶部515に記憶しておいて
運用してもよい。
【0103】また、この記憶部515には、運用のデー
タベースとは別に、通常料金のチケット料金データベー
スと早朝割引や深夜割引,事前購入割引など特別料金の
チケット料金データベースを月日別,時間帯別,曜日
別,月別,年間別等のものを設けて運用してもよいが、
これがチケットセンタなどのデータベースにあってもよ
い。
【0104】この記憶部515の運用のデータベース
は、同様な条件下(例えば同じ曜日)における何回かの
利用状況の検出データにより内容を修正して書き替える
学習制御をするようにしてもよい。
【0105】チケット取引が可能なときは、表示部52
4に「チケット取引」等とその旨を表示し、利用客に分
かるようになっており、この表示も、チケット取引前後
の案内表示をもするようにして、例えば「チケット取引
開始5分前」,「チケット取引扱い中」,「チケット取
引終了5分前」と表示するようにしてもよい。
【0106】図53は図51に示したATMの側部断面
図である。図53において、チケットケース202から
チケット取扱口209までの磁気リード・ライト部60
6,イメージリーダ部608,及び印刷機構206は、
図3に示したものと同一である。チケットセンタやチケ
ットのネットワークまたはシステムであるVAN303
と結ばれ予約が取れたときはその情報を印刷機構206
に送り、変更或いは払戻しが可能なチケットかどうか読
み取り部からの情報をVAN303に確認する交信部7
01を内部に備えている。また、利用客検出部506、
監視カメラ523と接続され、チケット取引を行うか通
常の現金自動取引のみ行うかを制御する制御部511も
内部に備えている。交信部701、制御部511は、図
3及び図49にある各種チケットケース及び各金庫とは
正面から見て異なる水平位置に設けられている。若しく
はその他のあいている空間に設けてもよい。
【0107】図54は本発明の図51,53に示したA
TMを複数台設けた、ATM群の構成を示す図である。
本実施例においては、ATM501からATM505の
5台のATM群を備えているが、複数台であれば何台で
もよい。
【0108】本例においては、制御装置551は各AT
Mごとに設置されているわけではなく、群をまとめて制
御可能なように各ATMに接続されている。その他のA
TMの構造は図53までに示した実施例のATMと同一
である。制御装置551は、各ATMと接続された入出
力部552、タイマ部553、演算部554、記憶部5
55、制御部556とからなっている。
【0109】基本的には図51,53に示した実施例と
同様に利用客検出部506から510、或いはカメラ5
18から522や監視カメラ523やタッチパネルなど
による利用状況の検出により、時間帯と混み具合に合わ
せ、チケット取引を行うようになっている。
【0110】本例のATM群における最大の特徴は、制
御部551によって、5台のATMのうち1台は絶えず
チケット取引が行えるように制御されることである。つ
まり、例えどんなに混雑していようと、1台のみはチケ
ット取引ができる。そのために、チケット取引を行ない
に来る利用客は、ATMが稼働しているときであればい
つでもチケットの取引が可能となる。そして、混雑具合
に合わせてチケット取引が可能な台数を増加させる。一
般的に通常の現金取引に比べて、チケット取引の方が時
間がかかるために、各ATMは、取引の内容も制御部5
51に送り、同じ繁忙時においても通常の現金取引の利
用客で混雑しているのか、チケット取引の利用客により
混雑しているのかを判断してその時その時の最適な割合
を制御する。
【0111】チケット取引が可能なATMには、表示部
524〜528に「チケット取引」等とその旨を表示
し、利用客に分かるようになっており、この表示も、チ
ケット取引前後の案内表示をもするようにして、「チケ
ット取引開始5分前」,「チケット取引扱い中」,「チ
ケット取引終了5分前」と表示するようにしてもよい。
【0112】制御装置551は、既述した利用状況の検
出により時間帯と混み具合に応じ、チケット取引を行う
よう制御してもよいが、記憶部555には、予め組み込
まれた例えば図55に示す平日のある曜日における時刻
のチケット取引可能な時間帯とATM台数テーブル(図
55のd)が入った運用データベースを持っている。基
本的にはこの運用データベースに従って時間帯によりチ
ケット取引業務ができるATM台数を制御している。し
かし、利用客検出部506等からのその時その時の利用
状況にも応じて記憶部555のデータにとらわれずに、
利用客が行列を作るような繁忙時には現金取引業務のみ
を行い、利用客が途切れるような閑散時にはチケット取
引も行う事が出来るようにしてある。
【0113】ここでは、平日である曜日における時刻の
チケット取引の可能な時間帯とATM台数テーブルが入
った運用データベースを例に示したが、もちろん休日に
おける時刻のチケット取引が可能な時間帯とATM台数
テーブルや月別、年間別での利用状況特定のカレンダが
入った運用データベースを記憶部555に記憶しておい
て運用してもよい。
【0114】また、この記憶部555には、第1の実施
例でも述べたように運用のデータベースとは別に、通常
料金のチケット料金データベースと早朝割引や深夜割
引、事前購入割引など特別料金のチケット料金データベ
ースを月日別、時間帯別、曜日別、月別、年間別等のも
のを設けて運用してもよいが、これがチケットセンタな
どのデータベースにあってもよい。そして記憶部555
の運用のデータベースは、同様な条件下(例えば同じ曜
日)における何回かの利用状況の検出データにより内容
を修正して書き替える学習制御をするようにしてもよ
い。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、人手を介することなく
各種のチケット(例えば鉄道の指定券乗車券、国内航空
券等)の予約,発行,照会,チケットの変更,払戻しを
ATMで可能にしたので簡便にチケットの取引をするこ
とができる。これによりチケット券売に係る人件費や運
営費の削減および取引データの集計に迅速化が図れる。
【0116】取引に際しては、クレジットカード,口座
引き落とし,現金支払の選択が可能であるので、所持金
や口座残高によらずに、チケットを購入することができ
る。また、いずれの支払い手段を持たないときでも予約
のみを行うことが可能であるために、予約のみをしてお
いて支払いの都合の付いたときに発券をすることができ
る。
【0117】更に、カラー印刷が可能であるために、利
用者に一層PR効果があり、内容も判り易く、偽造防止
にもつながる。
【0118】また、時間或いは混雑具合によりチケット
取引を行う台数を変化させることにより、通常の現金取
引の利用客にも迷惑が係ることが少なくなる。
【0119】また、1台のみは絶えずチケット取引を行
うことにより、チケット取引の利用客が任意の時間に利
用をすることができる。
【0120】これによりチケット券売に係る人件費や運
営費の削減および取引データの集計に迅速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるチケット取引手段を有
したATMの外観図である。
【図2】本発明のATMの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明のATMの、チケット取引機構の側部断
面図である。
【図4】チケット取引機構部の磁気リード・ライト部の
側面図である。
【図5】磁気ストライプが入ったチケットの外観図を示
す。
【図6】カード,明細票取扱機構の側面図である。
【図7】チケット取引のシステムを示すシステム図であ
【図8】チケットの発行手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】チケットの変更手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】チケットの払戻し手順を示すフローチャート
である。
【図11】ATMの取引業務内容を表示する画面(タッ
チパネル)を示す図である。
【図12】イベント券の種類を表示する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図13】希望するイベント名を入力する画面(タッチ
パネル)を示す図である。
【図14】希望するイベントの詳細を入力する画面(タ
ッチパネル)を示す図である。
【図15】希望する利用人数を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図16】希望する座席番号を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図17】希望した内容を確認する画面(タッチパネ
ル)を示す図である。
【図18】希望する精算方法を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図19】キャッシュカードによる精算方法を表示する
画面(タッチパネル)を示す図である。
【図20】精算内容と発券の知らせを表示する画面を示
す図である。
【図21】受取案内を表示する画面を示す図である。
【図22】変更するチケットの挿入方法を表示する画面
(タッチパネル)を示す図である。
【図23】変更を希望する内容を入力する画面(タッチ
パネル)を示す図である。
【図24】希望するイベントの詳細を入力する画面(タ
ッチパネル)を示す図である。
【図25】希望する利用人数を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図26】希望する座席番号を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図27】希望した内容を確認する画面(タッチパネ
ル)を示す図である。
【図28】希望した変更の精算内容を確認する画面(タ
ッチパネル)を示す図である。
【図29】希望する精算方法を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図30】キャッシュカードによる精算方法を表示する
画面(タッチパネル)を示す図である。
【図31】精算内容と発券の知らせを表示する画面を示
す図である。
【図32】受取案内を表示する画面を示す図である。
【図33】払戻すチケットの挿入方法を表示する画面
(タッチパネル)を示す図である。
【図34】払戻しの精算内容を確認する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図35】希望する払戻し方法を入力する画面(タッチ
パネル)を示す図である。
【図36】キャッシュカードによる払戻し方法を表示す
る画面(タッチパネル)を示す図である。
【図37】受取案内を表示する画面を示す図である。
【図38】希望する鉄道券(切符)の日時を入力する画
面(タッチパネル)を示す図である。
【図39】希望する鉄道券(切符)の乗降駅を入力する
画面(タッチパネル)を示す図である。
【図40】希望する利用人数を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図41】希望する鉄道券(切符)の種類を入力する画
面(タッチパネル)を示す図である。
【図42】希望する列車を入力する画面(タッチパネ
ル)を示す図である。
【図43】希望する座席を入力する画面(タッチパネ
ル)を示す図である。
【図44】希望した内容を確認する画面(タッチパネ
ル)を示す図である。
【図45】希望する精算方法を入力する画面(タッチパ
ネル)を示す図である。
【図46】キャッシュカードによる精算方法を表示する
画面(タッチパネル)を示す図である。
【図47】精算内容と発券の知らせを表示する画面を示
す図である。
【図48】受取案内を表示する画面を示す図である。
【図49】ATMの紙幣取扱部を示す側部断面図であ
る。
【図50】ある銀行の自動機コーナでのATM利用者人
数の推移を示す図である。
【図51】ATM本体と制御部を示す図である。
【図52】時間帯による取引内容を示す図である。
【図53】ATM本体の側部断面図である。
【図54】複数台のATMと制御部を示す図である。
【図55】時間帯による取引内容を示す図である。
【符号の説明】
100…チケット取引手段を有したATM、206…チ
ケット印刷機構、303…VANネットワークセンタ、
501…時間制御を行うチケット取引手段を有したAT
M、506…利用客検出部、511…制御装置、523
…監視カメラ、601…チケット、606…磁気リード
・ライト部、608…イメージリーダ部、701…交信
部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 1/00 (72)発明者 加古 豊 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 萩原 憲明 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支払い取引機能及び料金払込み機能の少な
    くともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要に
    応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発行
    する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各種
    のチケットの発券が可能な現金自動取引装置において、 前記チケットを発券する時間を制御する制御部と、前記
    チケットを発券するためチケットセンタ或いはネットワ
    ークセンタに接続される処理システムと、該処理システ
    ムに接続される前記チケットのカラー印刷をするための
    印刷装置と、前記処理システムに接続される前記印刷内
    容を読み取る手段とを備え、前記チケットをカラー印刷
    して発券し、前記チケットの変更及び/または払戻しが
    可能で、混雑時には通常の現金自動取引のみ行うことを
    特徴とする現金自動取引装置。
  2. 【請求項2】支払い取引機能及び料金払込み機能の少な
    くともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要に
    応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発行
    する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各種
    のチケットの発券が可能な現金自動取引装置において、 前記チケットのカラー印刷をするための印刷装置を備え
    ることを特徴とする現金自動取引装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の現金自動取引装置におい
    て、 前記印刷装置は、表面に静電潜像を形成する感光体ベル
    トと、該感光体ベルトの表面上の感光層を帯電させるた
    めの帯電器と、前記帯電した感光体ベルトの表面を露光
    して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体ベルト
    上の静電潜像をトナー像に顕像化する複数の異なる色の
    現像剤と、該現像剤を収容する複数個の現像器と、前記
    トナー像を重ねる中間転写体と、該中間転写体上のトナ
    ー像を前記チケットに転写する転写ローラと、転写した
    像を定着させる定着器とを備えてなることを特徴とする
    現金自動取引装置。
  4. 【請求項4】支払い取引機能及び料金払込み機能の少な
    くともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要に
    応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発行
    する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各種
    のチケットの発券が可能な現金自動取引装置において、 前記チケット取り込み手段と内容読み取り手段を備え、
    前記チケットの変更及び/または払戻しが可能なことを
    特徴とする現金自動取引装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の現金自動取引装置におい
    て、 前記チケット取り込み手段は、前記チケットの挿入を検
    知するセンサと、前記チケットを装置内部に取り込む取
    り込み装置であり、前記内容読み取り手段は、前記チケ
    ット裏面の磁気エンコードの内容を読み取る磁気リード
    ・ライト部及び/または前記チケットの表面の印刷内容
    を読み取るイメージリーダと、前記読み取った内容をチ
    ケットセンタ或いはネットワークセンタで確認をする交
    信手段とを備えていることを特徴とする現金自動取引装
    置。
  6. 【請求項6】支払い取引機能及び料金払込み機能の少な
    くともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要に
    応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発行
    する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各種
    のチケットの発券が可能な現金自動取引装置において、 チケットセンタ或いはネットワークセンタに接続される
    処理システムを備え、チケットの予約のみ或いは発券の
    みを行うことが可能なことを特徴とする現金自動取引装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の各種のチケットの発券が可
    能な現金自動取引装置において、 チケット予約後特定の期間の間にチケットが発券されな
    い場合は予約が取り消されるシステムを備えたことを特
    徴とする現金自動取引装置。
  8. 【請求項8】支払い取引機能及び料金払込み機能の少な
    くともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要に
    応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発行
    する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各種
    のチケットの発券が可能な現金自動取引装置において、 クレジットカード払いと口座引き落としと現金支払との
    選択が可能な機能を持つことを特徴とする現金自動取引
    装置。
  9. 【請求項9】支払い取引機能及び料金払込み機能の少な
    くともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要に
    応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発行
    する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各種
    のチケットの発券が可能な現金自動取引装置において、 時間帯による客の利用状況を記憶する記憶部と、前記利
    用客数を基準とする運用データベースと、該運用データ
    ベースに連動するタイマ部と、前記記憶部,運用データ
    ベース及びタイマ部を備えてなる制御部を設けて、時間
    帯により通常の現金自動取引のみ行うことを特徴とする
    現金自動取引装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の現金自動取引装置におい
    て、 客の利用状況を検知する検知手段と、時間帯による前記
    客の利用状況を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶した
    利用状況を基準とする運用データベースと、前記検知手
    段により検知された利用状況と前記運用データベースの
    値とを比較する演算部とを備え、該演算値に応じてチケ
    ット取引が可能な時間帯においても通常の現金自動取引
    のみ或いはチケット取引が不可能な時間帯においてもチ
    ケット取引を行うことを特徴とする現金自動取引装置。
  11. 【請求項11】支払い取引機能及び料金払込み機能の少
    なくともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要
    に応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発
    行する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各
    種のチケットの発券が可能な現金自動取引装置を複数台
    設けた現金自動取引装置群において、 少なくとも1台は、常にチケット取引を行う制御をする
    ことを特徴とする制御装置を備える現金自動取引装置
    群。
  12. 【請求項12】支払い取引機能及び料金払込み機能の少
    なくともいずれか1つの機能と、預金取引機能と、必要
    に応じて前記各機能に対し取引情報を単票に印字して発
    行する単票発行機とを備え、前記料金払込みに応じて各
    種のチケットの発券が可能な現金自動取引装置を複数台
    設けた現金自動取引装置群において、 客の利用状況を検知する検知手段と、時間帯による前記
    客の利用状況を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶した
    利用状況を基準とする運用データベースと、前記検知手
    段により検知された利用状況と前記運用データベースの
    値とを比較する演算部とを備え、該演算値に応じてチケ
    ット取引可能な現金自動取引装置の台数を制御すること
    を特徴とする制御装置を備える現金自動取引装置群。
JP6036795A 1995-03-20 1995-03-20 現金自動取引装置及びチケット取引システム Pending JPH08263726A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245517A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 多機能端末装置
JP2002269475A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Mizuho Corporate Bank Ltd 料金支払方法及び料金支払システム
US6639688B2 (en) 1998-06-10 2003-10-28 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Value-sheet issuing device for selectively assigning common images from a local storage
JP2003331126A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Aioi Insurance Co Ltd 保険契約計上システム
JP2009282765A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動契約装置及び印刷物検査方法

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