JPH08263471A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH08263471A
JPH08263471A JP7067326A JP6732695A JPH08263471A JP H08263471 A JPH08263471 A JP H08263471A JP 7067326 A JP7067326 A JP 7067326A JP 6732695 A JP6732695 A JP 6732695A JP H08263471 A JPH08263471 A JP H08263471A
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JP
Japan
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input
delimiter
characters
pinyin
character
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Pending
Application number
JP7067326A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kumai
裕之 隈井
Akira Nakajima
晃 中島
Yasumasa Matsuda
泰昌 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単語の区切り方法をユーザが便利なように設定
して所望の変換結果を得やすいようにする。 【構成】辞書検索手段103は、入力されたピン音文字
に対応する中国単語を辞書102から検索する。表示方
法切替手段105及び検索方法切替手段106はユーザ
によって指定された変換条件に従って区切り文字を扱っ
た辞書検索及び結果表示処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タやワードプロセッサ等の情報処理装置に係り、特に中
国語文字を入力する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置において中国語文字をピン
音読みの文字(ピン音文字)で入力する入力方法には、
漢字の1文字あるいは1単語単位でピン音文字を入力し
て変換処理を行う方法と、複数の単語のピン音文字を連
続して入力し変換処理を行う複数文節変換方法がある。
前者の方法では、ピン音読みの区切り位置を誤った変換
処理が行われることはない。後者の複数文節変換方法で
は、単語の区切り位置を誤った変換処理を行わないよう
に、空白あるいは「/」等の区切り文字をピン音文字の
間に入力して単語の区切り位置を指定する方法や単語の
区切り文字を入力しなくても単語の区切り位置を正確に
判断できるように中国語の声調(四声)をピン音文字に
付加して入力する方法が知られている。この方法の1例
が、クリエイト大阪株式会社1993年6月10日発行
「中文DOSマニュアル」の第37ページから第40ペ
ージに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような入
力方法では、区切り文字そのものを入力したい場合に
は、一旦、ピン音入力を中断して区切り文字のみを確定
させる処理が必要であり、ユーザの操作負担の増加とな
っていた。
【0004】また、区切り位置を意識して入力するか、
区切り位置を意識せずに入力するかはユーザによって様
々であるが、前述した従来の入力方法では、何れか一方
の方法に固定されており、ユーザは何れかに固定された
方法で入力するように強制される結果となっている。
【0005】更にまた、声調を付加する方法は、変換精
度を向上させる方法としては効果的であるが、その指定
方法の多くが数字の「1」から「4」を単語のピン音文
字列に付加する方法である。従って、ユーザが文章中に
数字を入力した場合には、声調の付加か数字の入力かを
判別することができず、数値として入力した数字を声調
として扱って変換処理を行う誤変換の要因となることも
ある。
【0006】従って、本発明の目的は、中国語入力にお
ける変換処理において、単語の区切りをユーザの意に沿
った方法に設定し、所望の変換結果を得ることができる
情報処理装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、区切り文字を意識せ
ずに行う入力操作あるいは意識して行う入力操作の何れ
の入力操作においてもユーザの所望する変換結果を得る
ことができるようにして、使い勝手を向上させることに
ある。
【0008】本発明の更に他の目的は、入力された区切
り文字が単語の区切り位置として入力されたものか文章
を構成する文字として入力されたものかを自動的に判定
してユーザの意図する変換結果を得ることができるよう
にすることにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、文字の区切り位
置を指定する区切り文字を入力する代わりにシフトキー
の入力を伴ったピン音文字の入力を単語の区切りとして
扱うことにより、区切り文字を文字としても自由に入力
しつつ正確な変換結果を得ることができるようにするこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴は、
文字及び機能指示を入力する入力手段と、ピン音文字と
該ピン音に対応する中国語の単語を格納した辞書と、前
記入力手段から入力されたピン音文字に対応する中国語
単語を検索する辞書検索手段と、この検索結果を表示す
る表示手段とを備えた情報処理装置において、前記入力
手段から連続して入力される複数の中国語の単語のピン
音文字と区切り文字における前記区切り文字の取り扱い
条件を設定する変換条件設定手段と、前記設定条件を参
照した検索方法で前記辞書を検索してピン音文字に対応
する中国語の単語を抽出する辞書検索手段と、前記辞書
検索に基づいて得た中国語と区切り文字の文字列から前
記区切り文字を削除した変換結果を表示する方法と区切
り文字をそのまま文字として表示する表示方法を前記変
換条件に従って切り替える表示方法切替手段を設けたこ
とにあり、具体的には、前記変換条件は、前記表示手段
に表示したメニュー画面で設定することを特徴とし、前
記表示方法切替手段は、区切り文字が隣接する単語の品
詞情報に基づいて前記区切り文字の取り扱い方法を自動
的に切り替えることを特徴とし、または、区切り文字が
隣接する単語が機能語であるときに該区切り文字を削除
して表示する表示方法と、区切り文字が隣接する単語が
機能語出ないときに該区切り文字をそのまま表示する表
示方法を自動的に切り替えることを特徴とする。
【0011】本発明の他の特徴は、文字及び機能指示を
入力する入力手段と、ピン音文字と該ピン音に対応する
中国語の単語を格納した辞書と、前記入力手段から入力
されたピン音文字に対応する中国語単語を検索する辞書
検索手段と、この検索結果を表示する表示手段とを備え
た情報処理装置において、前記入力手段から連続して入
力される複数の中国語の単語のピン音文字と区切り文字
における前記区切り文字の取り扱い条件を設定する変換
条件設定手段と、前記設定条件を参照した検索方法で前
記辞書を検索してピン音文字に対応する中国語の単語を
抽出する辞書検索手段と、前記辞書検索に基づいて得た
中国語と区切り文字の文字列から前記区切り文字を削除
した変換結果を表示する方法と区切り文字をそのまま文
字として表示する表示方法を該区切り文字が隣接する単
語の品詞情報に基づいて自動的に切り替える表示方法切
替手段を設けたことにあり、具体的には、前記表示方法
切替手段は、前記入力手段から入力された文字列と辞書
検索手段が検索した文字列を比較し、付属語等の機能語
の前後に区切り文字が入力されたか否かによって該区切
り文字の表示方法を自動的に切り替えることを特徴とす
る。
【0012】本発明の更に他の特徴は、文字及び機能指
示を入力する入力手段と、ピン音を表すローマ字と該ピ
ン音を表すローマ字に対応する中国語の単語を格納した
辞書と、前記入力手段から入力されたピン音を表すロー
マ字に対応する中国語単語を検索する辞書検索手段と、
この検索結果を表示する表示手段とを備えた情報処理装
置において、前記入力手段から連続して入力される複数
の中国語の単語のピン音を表すローマ字でシフトキーを
伴って入力された文字を単語の区切りとして扱うかどう
かの取り扱い条件を設定する変換条件設定手段と、前記
設定条件を参照した検索方法で前記辞書を検索してピン
音文字に対応する中国語の単語を抽出する辞書検索手段
とを設けたことにある。
【0013】本発明の更に他の特徴は、文字を入力する
入力手段と、ピン音文字と該ピン音文字に対応する中国
語の単語を格納した辞書と、前記入力手段から入力され
たピン音文字に対応する中国語単語を検索する辞書検索
手段と、該検索結果を表示する表示手段を備えた情報処
理装置において、前記辞書検索手段は、入力手段から入
力された複数の中国語の単語のピン音を表すローマ字で
シフトキーを伴って入力されたローマ字を単語の区切り
として辞書検索を行い検索結果を出力することを特徴と
する。
【0014】
【作用】入力手段から入力されたピン音文字は、辞書検
索手段によって対応する中国語の単語に変換される。入
力されるピン音文字に単語の区切り文字が含まれ、且つ
該区切り文字を単語の区切りの指定として扱うように変
換条件が設定されている場合には、当該単語の次の区切
り文字の表示を行わない。区切り文字をそのまま文字と
して扱うように変換条件が設定されている場合には、当
該単語の次の区切り文字をそのまま表示手段に表示す
る。
【0015】また、区切り文字の取り扱いを自動判定す
るように変換条件が設定されている場合には、辞書検索
結果において、動詞等の機能語の前後に該区切り文字が
含まれている場合には、入力されたピン音文字中の該区
切り文字を単語の区切り位置の指定として扱って表示を
抑制し、それ以外の場合には区切り文字そのものの入力
と判断し、区切り文字をそのまま表示する。
【0016】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0017】図1は、本発明になる情報処理装置におけ
る文字入力装置のブロック図である。101は入力手段
であり、ピン音を表すローマ字,区切り文字,機能指
示,変換条件指定等を入力することができるキーボート
である。更に、このキーボードは、ローマ字の大文字と
小文字を区別して入力するためのシフトキーを備え、シ
フトキーを押下しながらローマ字キーを入力操作した
(シフト入力の)場合には、大文字のローマ字が入力さ
れるようになっている。102は、ピン音文字列に対応
する中国語の単語を格納した辞書である。
【0018】103は辞書検索手段であり、入力手段1
01から入力されたピン音及び区切り文字に基づき、ユ
ーザの指定入力により予め設定された変換条件を参照し
た検索方法で前記辞書102を検索して対応する中国語
の単語を抽出する。104は、辞書検索手段103によ
って辞書102を検索して抽出した中国語単語を表示す
るディスプレイ等の表示手段である。
【0019】105は表示方法切替手段であり、入力さ
れた区切り文字を単語の区切り指定として扱う表示方法
と文字そのものとして扱う表示方法を、ユーザの指定入
力によって設定された変換条件に従って切り替える。
【0020】106は検索方法切替手段であり、入力さ
れたピン音文字にシフトキーを伴ったものがあった場合
には当該文字を単語の区切り指定として扱うか否かを、
ユーザの指定入力によって予め設定された変換条件に従
って切り替える。
【0021】107は変換条件設定手段であり、前記変
換条件を指定するメニューを前記表示手段104に表示
し、指定された条件を前記表示方法切替手段105及び
検索方法切替手段106に設定する。
【0022】実際には、これらの前記辞書検索手段10
3,表示方法切替手段105,検察方法切替手段106
及び変換条件設定手段107は、CPUを中心にして構
成されたコンピュータとそのプログラムによって実現さ
れる。
【0023】このように構成された情報処理装置におけ
る中国語の文字入力操作について説明する。
【0024】先ず、ユーザによる単語区切り方法の指
定、すなわち表示方法切替手段105及び検索方法切替
手段106の切り替えの基準となる変換条件の設定す
る。図5におけるステップ501において、キーボード
101から変換条件設定機能を指示すると、変換条件設
定手段107は、図2に示すような区切り指定方法をし
ていする変換条件設定メニューを表示手段104に表示
する。
【0025】変換条件設定メニューにおいては、区切り
文字を単語の区切りとするか否かの変換条件の種類20
1としては、区切り文字を単語の区切りとして扱う選択
肢202と、区切り文字をそのまま文字として表示する
ように扱う選択肢203と、区切り文字を単語の区切り
をとするか文字そのものとして扱うかを装置に自動判定
させる選択肢204を選択的に指定入力可能に表示す
る。シフト入力の場合に当該文字を単語の区切りとして
扱うか否かの変換条件の種類205としては、シフト入
力された文字を単語の区切りとして扱う選択肢206
と、区切りとして扱わない選択肢207を選択的に指定
入力可能に表示する。なお、変換条件の種類201,2
05の選択肢は、それぞれ独立に指定して設定可能であ
る。そして、各選択肢の指定は、キーボード101から
の数字キー入力によって行うように表示する。
【0026】ステップ502では、選択的に指定入力さ
れた変換条件を表示方法切替手段105及び検索方法切
替手段106のメモリに記憶して保持し、検索及び表示
処理を行う際に参照できるようにする。
【0027】次に、キーボード101から入力されるピ
ン音文字及び区切り文字を中国語の文字に変換する処理
について説明する。以下の説明では、単語の区切り文字
を「/」として例示するが、区切り文字としては空白
(スペース)や「%」,「’」等のようなローマ字以外
の任意の記号を使用することができる。一般に、これら
の記号は、ユーザが文中に入力する可能性が低く且つキ
ーボードから入力しやすいものが選ばれている。
【0028】例えば、「我是日本人」に対応するピン音
文字は「woshiribenren」である。また、
これを単語に分解すると「我」「是」「日本人」とな
る。このうち「我」は代名詞、「日本人」は名詞である
が、「是」は日本語では述語の「です」に相当する機能
語の動詞である。従って、単語の区切り位置を指定する
場合には、「wo/shi/ribenren」とな
る。
【0029】ここでは、変換条件として選択肢203が
指定されて設定されている状態で前記ピン音文字「wo
/shi/ribenren」を入力し変換指示を行っ
た場合の変換及び表示処理について説明する。
【0030】ステップ503においてピン音及び区切り
文字を入力し、ステップ503において変換指示入力を
検出するとステップ505に移ってピン音文字を中国語
の単語に変換する処理を行う。この処理では、辞書検索
手段103が変換条件を参照して区切った各ピン音文字
「wo」「shi」「ribenren」に対応する中
国語の単語を辞書102から検索する。辞書102の一
例を図3に示す。301はピン音文字であり、302は
対応する中国語の単語表記である。辞書102には、更
に、語の文法上の種別を表す品詞303が格納されてい
る。辞書検索手段103は、対応する中国語の単語を辞
書102から取り出すとともに、内部処理を行うために
品詞303の情報も取得する。このとき、「/」はピン
音文字ではないので辞書検索は行わず、そのまま記号と
して扱う。従って、変換結果は「我/是/日本人」であ
る。次に、ステップ506に移り、表示方法切替手段1
05によって、変換結果の文字列を予め設定された変換
条件に従って変更する。
【0031】次に、この変換結果の変更方法を図6を参
照して説明する。先ず、ステップ601において、前述
したように設定された変換条件から区切り文字「/」の
扱い条件201の設定値を読み出し、ステップ602で
はこの変換条件に従った表示方法の切り替え処理を行
う。「1」(選択肢202)が設定されている場合には
ステップ603に移り、、変換結果を参照し、変換した
単語に続く区切り文字を削除する。従って、区切り文字
の表示を省いた変換結果「我是日本人」を表示するよう
に変更される。「2」(選択肢203)が設定されてい
る場合にはステップ604に移り、区切り文字を削除し
ないでそのまま表示する表示方法を実行する。従って、
変換結果は「我/是/日本人」のままである。この例は
あくまでも例示であって、一般的には、正しい文章では
ない。しかし、このように区切り文字をそのままにした
形態の変換結果を得たい場合がある。例えば、「北京/
上海/香港」等のように、複数の単語を併記したい場合
である。複数文節変換のピン音文字入力では、「wos
hiribenren」と続けて入力しても、区切りを
誤らないで変換処理した場合には「我是日本人」と正確
な変換結果を得ることができる。つまり、「北京」「大
学」がそれぞれ1単語か「北京大学」で1単語かを区別
することなく入力することによって変換できるようにな
っている。従って、ユーザの中には区切り文字を敢えて
入力しないユーザも存在する。このようなユーザが「b
eijing/shanghai」と入力した場合に所
望する変換結果は「北京/上海」であって「北京上海」
ではない。選択肢「2」の変換条件はこのようなユーザ
にとって有用なものである。
【0032】次に「3」(選択肢204)が設定されて
いる場合について説明する。入力されたピン音文字「w
o/shi/ribenren」の場合、「是」はその
前側に主語になる単語、後側に主語に対応する単語が必
要な名詞述語文を形成する言葉である。従って、「是」
の前後に区切り文字「/」が入力されている場合は、
「/」が主語や主語に対応する単語として入力されるこ
とは希であることから、この「/」は区切り文字として
入力されたものであると推定する。従って、現在入力し
ているユーザは、単語の区切り位置を指定入力するユー
ザであると推定することができる。逆に、辞書102か
ら「是」を検索して抽出したときにその前後に区切り文
字が入力されていない場合には、現在入力しているユー
ザは、区切り文字を入力しないユーザと推定することが
できる。このような推定規則に従って区切り文字の表示
処理を行うために、ステップ605では、区切り文字の
前後に位置する単語の品詞情報を取得する。そして、ス
テップ606において、区切り文字が機能語の前または
後に位置するかどうかを確認し、該区切り文字が機能語
の前後に位置するときには前記ステップ603に移って
該区切り文字を削除する処理を行う。区切り文字が機能
語の前後に位置していないときには前記ステップ604
に移って該区切り文字をそのまま表示する処理を行う。
従って、例えば、「beijing/shanghai
shichengshi」と入力された場合には、「北
京/上海是城市」(北京/上海は都会である)のように
「/」をそのまま表示する。一方、「beijing/
shanghai/shi/chengshi」と入力
された場合には、「北京上海是城市」のように「/」を
削除して表示する。このような処理は、「是」以外に
「来」「看」等の動詞,介詞,形容詞等の前後の区切り
文字について行うことができる。逆に、名詞の間の区切
り文字は、ユーザが区切り位置指定のために入力したか
文字そのものとして入力したかを推定することが困難で
ある。
【0033】図4は、入力されたピン音と区切り文字4
01,402が区切り文字の扱い条件201の設定値に
応じてどのように変換されるかを示している。
【0034】なお、詳述は省略するが、前記の例では単
に機能語の前後かどうかで区切り文字の処理方法を変え
ているが、変換において構文解析を適用してその結果の
機能語に対して前後かどうかを参照する方が正確さが増
す。例えば、「是」には同音語がいくつかあるため、構
文解析の結果として述語文と判断された「是」が変換結
果の最適解として得られた場合に、その前後の区切り文
字を参照するようにする。
【0035】また、機能語の前後に区切り文字がある場
合と無い場合が同時に生じた場合には、区切り文字は単
語の区切り位置の指定と解釈して扱う方が望ましい。
【0036】更に、区切り文字が単語の直後でない場合
には、区切り文字の削除は行われない。例えば、「/w
o//shi/ribenren」の場合には、「1」
が選択して設定されていた場合でも、変換結果は「/我
/是日本人」となる。これは、単語に後続しない区切り
文字は、ユーザが区切り位置の指定として入力した可能
性がないからである。
【0037】以上、ユーザが区切り文字を入力するため
に起こる問題点を解決する方法について説明した。
【0038】次に、ユーザが大文字ピン音入力の扱いを
特定した変換条件205に従う処理について説明する。
先ず、「1」(選択肢206)が設定されている場合に
ついて説明する。ここでいう大文字とは、ユーザがシフ
トキーを押下しながら入力を行ったローマ字の大文字で
あり、デフォルトではキーからは小文字のローマ字ピン
音を入力するものとする。例えば、ユーザが「wosh
iribenren」と入力して「我是日本人」という
変換結果を所望する場合には、「woshi」という単
語が存在するときには、辞書検索において単語の区切り
位置の解析を誤ると所望の変換結果が得られない。この
例を、図4に参照符号403で示している。そこで、本
発明になる情報処理装置では、ピン音文字入力の際にシ
フトキーの押下を伴った文字を単語の区切り位置として
辞書検索を行うようにした。すなわち、前記の例の場合
に、「WoShiRibenren」と入力された場合
(ステップ503)には、辞書検索(ステップ505)
を行う際に、第7図に示すように、検索方法切替手段1
06によるステップ701おいて「大文字ピン音入力の
扱い」条件205の設定値を読み出し、ステップ702
においてこの設定値に応じた変換方法に辞書検索手段1
03による辞書検索方法を切り替える処理に分岐する。
「1」(選択肢206)が設定されている場合にはステ
ップ703に移り、大文字を単語の区切りとして扱って
該大文字(「S」)を跨いだ辞書検索は行わないように
する。従って、「woshi」という単語は辞書102
から抽出されないため、「我是日本人」と正しい変換結
果を得ることができる。
【0039】「2」(選択肢207)が設定されている
場合にはステップ704に移り、大文字と小文字を区別
しないで辞書検索を行う検索方法に辞書検索手段103
を設定する。従って、この検索方法によれば、図4に参
照符号403で示したような誤った変換結果が得られる
場合も発生する。
【0040】なお、重ねて説明するが、本発明になる情
報処理装置における辞書検索手段103では、あるピン
音文字列のある長さで辞書検索を失敗した場合には、自
動的にピン音長を短くして辞書検索を行うようにしてい
る。、前述した例で「WoShiribenren」と
入力した場合には、「Shiribenren」の検索
に失敗した場合には、「Shiribenre」,「S
hiriben」と短くしながら検索を行っていくた
め、最終的に「Shi」「ribenren」を辞書検
索することができる。
【0041】図5におけるステップ507では、このよ
うにして得た変換結果を表示手段104に表示し、ステ
ップ508において入力終了かどうかを判別して該入力
処理の継続または終了への分岐処理を行う。
【0042】
【発明の効果】本発明になる情報処理装置における文字
入力によれば、ユーザは自分の好みに応じた入力方法に
従って区切り文字の扱い条件を設定することができるの
で、特に区切り文字を入力しようとする場合の使い勝手
を向上させることができる。
【0043】また、区切り文字を単語の区切り位置とし
て扱うか、文字として扱うかを自動的に決めて処理する
ことができるようにしたので、ユーザが取り扱い条件を
設定しないでピン音文字の入力を行って変換を指示した
場合でも、ユーザの意図した変換結果が得られやすいと
いう効果がある。
【0044】更に、文字の区切り位置を指定する区切り
文字を入力する代わりにシフトキーを伴ったピン音の入
力を単語の区切りとして扱うように指定することもでき
るので、ユーザは、区切り文字を文字として自由に入力
しつつ正確な変換結果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる情報処理装置における文字入力装
置のブロック図である。
【図2】本発明になる情報処理装置において表示方法及
び辞書検索方法を設定する変換条件設定メニュー表示画
面である。
【図3】本発明になる情報処理装置における辞書の構成
図である。
【図4】本発明になる情報処理装置におけるピン音入力
文字と変換結果の例である。
【図5】本発明になる情報処理装置が実行する変換処理
のフローチャートである。
【図6】本発明になる情報処理装置の変換処理における
表示方法切替処理のフローチャートである。
【図7】本発明になる情報処理装置の変換処理における
検索方法切替処理のフローチャートである。
【符号の説明】
101…入力手段、102…辞書、103…辞書検索手
段、104…表示手段、105…表示方法切替手段、1
06…検索方法切替手段、107…変換条件設定手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字及び機能指示を入力する入力手段と、
    ピン音文字と該ピン音に対応する中国語の単語を格納し
    た辞書と、前記入力手段から入力されたピン音文字に対
    応する中国語単語を検索する辞書検索手段と、この検索
    結果を表示する表示手段とを備えた情報処理装置におい
    て、 前記入力手段から連続して入力される複数の中国語の単
    語のピン音文字と区切り文字における前記区切り文字の
    取り扱い条件を設定する変換条件設定手段と、前記設定
    条件を参照した検索方法で前記辞書を検索してピン音文
    字に対応する中国語の単語を抽出する辞書検索手段と、
    前記辞書検索に基づいて得た中国語と区切り文字の文字
    列から前記区切り文字を削除した変換結果を表示する方
    法と区切り文字をそのまま文字として表示する表示方法
    を前記変換条件に従って切り替える表示方法切替手段を
    設けたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記変換条件は、前記
    表示手段に表示したメニュー画面で設定することを特徴
    とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記表示方法切替手段
    は、区切り文字が隣接する単語の品詞情報に基づいて前
    記区切り文字の取り扱い方法を自動的に切り替えること
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記表示方法切替手段
    は、区切り文字が隣接する単語が機能語であるときに該
    区切り文字を削除して表示する表示方法と、区切り文字
    が隣接する単語が機能語出ないときに該区切り文字をそ
    のまま表示する表示方法を自動的に切り替えることを特
    徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】文字及び機能指示を入力する入力手段と、
    ピン音文字と該ピン音に対応する中国語の単語を格納し
    た辞書と、前記入力手段から入力されたピン音文字に対
    応する中国語単語を検索する辞書検索手段と、この検索
    結果を表示する表示手段とを備えた情報処理装置におい
    て、 前記入力手段から連続して入力される複数の中国語の単
    語のピン音文字と区切り文字における前記区切り文字の
    取り扱い条件を設定する変換条件設定手段と、前記設定
    条件を参照した検索方法で前記辞書を検索してピン音文
    字に対応する中国語の単語を抽出する辞書検索手段と、
    前記辞書検索に基づいて得た中国語と区切り文字の文字
    列から前記区切り文字を削除した変換結果を表示する方
    法と区切り文字をそのまま文字として表示する表示方法
    を該区切り文字が隣接する単語の品詞情報に基づいて自
    動的に切り替える表示方法切替手段を設けたことを特徴
    とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記表示方法切替手段
    は、前記入力手段から入力された文字列と辞書検索手段
    が検索した文字列を比較し、付属語等の機能語の前後に
    区切り文字が入力されたか否かによって該区切り文字の
    表示方法を自動的に切り替えることを特徴とする情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】文字及び機能指示を入力する入力手段と、
    ピン音を表すローマ字と該ピン音を表すローマ字に対応
    する中国語の単語を格納した辞書と、前記入力手段から
    入力されたピン音を表すローマ字に対応する中国語単語
    を検索する辞書検索手段と、この検索結果を表示する表
    示手段とを備えた情報処理装置において、 前記入力手段から連続して入力される複数の中国語の単
    語のピン音を表すローマ字でシフトキーを伴って入力さ
    れた文字を単語の区切りとして扱うかどうかの取り扱い
    条件を設定する変換条件設定手段と、前記設定条件を参
    照した検索方法で前記辞書を検索してピン音文字に対応
    する中国語の単語を抽出する辞書検索手段とを設けたこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】文字を入力する入力手段と、ピン音文字と
    該ピン音文字に対応する中国語の単語を格納した辞書
    と、前記入力手段から入力されたピン音文字に対応する
    中国語単語を検索する辞書検索手段と、該検索結果を表
    示する表示手段を備えた情報処理装置において、 前記辞書検索手段は、入力手段から入力された複数の中
    国語の単語のピン音を表すローマ字でシフトキーを伴っ
    て入力されたローマ字を単語の区切りとして辞書検索を
    行い検索結果を出力することを特徴とする情報処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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