JP3290451B2 - 電子辞書 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の辞書データの中
から目的とする情報を検索する電子辞書に関するもので
ある。
から目的とする情報を検索する電子辞書に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】近年この種の装置においては、汎用機用
からパーソナルコンピュータ用に至るまでのさまざまな
機種が開発され、その検索方式も多種に及んでいる。
からパーソナルコンピュータ用に至るまでのさまざまな
機種が開発され、その検索方式も多種に及んでいる。
【０００３】その一例としてキーボードより文字を入力
し、入力された文字列を装置内の辞書から検索する場
合、従来は使用者が、装置内に複数内蔵されている辞
書、例えば英和辞書，国語辞書，漢和辞書のどれを検索
するかをメニューあるいは辞書選択キー等によって予め
選択しておかなければならず、その結果、使用者によっ
て選択されている辞書のみが検索の対象となっていた。
し、入力された文字列を装置内の辞書から検索する場
合、従来は使用者が、装置内に複数内蔵されている辞
書、例えば英和辞書，国語辞書，漢和辞書のどれを検索
するかをメニューあるいは辞書選択キー等によって予め
選択しておかなければならず、その結果、使用者によっ
て選択されている辞書のみが検索の対象となっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
辞書を繰返し検索する場合には、その都度辞書の選択
を、マニュアル操作で行わなければならず、キー操作が
煩雑になる上、使用者が現在どの辞書を選択しているか
を常に意識していなければならないという欠点があっ
た。
辞書を繰返し検索する場合には、その都度辞書の選択
を、マニュアル操作で行わなければならず、キー操作が
煩雑になる上、使用者が現在どの辞書を選択しているか
を常に意識していなければならないという欠点があっ
た。
【０００５】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、各
辞書の選択を自動的に行い得るよう構成した電子辞書を
選択することにある。
辞書の選択を自動的に行い得るよう構成した電子辞書を
選択することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る電子辞書は、少なくとも２つの辞書
を同時に装着可能であり、それぞれの辞書から見出し情
報に対応付けられた情報を検索可能な電子辞書におい
て、各辞書の見出し情報に含まれ得る文字の文字種の属
性情報、見出し情報とその見出し情報に対応付けられた
情報を記憶する記憶手段と、入力された検索文字列に含
まれる各文字の文字種の属性情報を判別する入力属性判
別手段と、前記入力属性判別手段により判別された属性
情報が、前記記憶手段に記憶されている属性情報に包括
されているか否かを判断することにより、当該装着され
た辞書の中から、前記検索文字列の検索に使用可能な辞
書を選択する辞書選択手段と、前記辞書選択手段により
選択された辞書を対象として、前記検索文字列と一致す
る見出し情報に対応付けられた情報を検索する検索手段
とを具備したものである。ここで、前記辞書属性記憶手
段は、前記文字種として予め定めた特定文字を表す属性
情報を記憶してあり、前記特定文字を表す属性情報が前
記検索文字列の属性情報中に含まれているときには、前
記辞書選択手段により、前記特定文字を見出し情報に含
む辞書を選択することができる。また、前記辞書属性記
憶手段に記憶されている属性情報は、各文字種ごとにそ
れぞれ異なるビットを割り当てた形式のビットパターン
で構成することができる。
めに、本発明に係る電子辞書は、少なくとも２つの辞書
を同時に装着可能であり、それぞれの辞書から見出し情
報に対応付けられた情報を検索可能な電子辞書におい
て、各辞書の見出し情報に含まれ得る文字の文字種の属
性情報、見出し情報とその見出し情報に対応付けられた
情報を記憶する記憶手段と、入力された検索文字列に含
まれる各文字の文字種の属性情報を判別する入力属性判
別手段と、前記入力属性判別手段により判別された属性
情報が、前記記憶手段に記憶されている属性情報に包括
されているか否かを判断することにより、当該装着され
た辞書の中から、前記検索文字列の検索に使用可能な辞
書を選択する辞書選択手段と、前記辞書選択手段により
選択された辞書を対象として、前記検索文字列と一致す
る見出し情報に対応付けられた情報を検索する検索手段
とを具備したものである。ここで、前記辞書属性記憶手
段は、前記文字種として予め定めた特定文字を表す属性
情報を記憶してあり、前記特定文字を表す属性情報が前
記検索文字列の属性情報中に含まれているときには、前
記辞書選択手段により、前記特定文字を見出し情報に含
む辞書を選択することができる。また、前記辞書属性記
憶手段に記憶されている属性情報は、各文字種ごとにそ
れぞれ異なるビットを割り当てた形式のビットパターン
で構成することができる。
【０００７】
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【０００９】実施例１ 図１は本発明の一実施例である電子辞書の装置本体の外
観図である。本図において、１は入力した文字のエコー
バックまたは辞書の検索結果を表示するための表示器で
ある。
観図である。本図において、１は入力した文字のエコー
バックまたは辞書の検索結果を表示するための表示器で
ある。
【００１０】２は文字を入力するためのアルファベット
キーであり、それぞれ英字入力，ローマ字かな変換によ
る日本語入力ができる。
キーであり、それぞれ英字入力，ローマ字かな変換によ
る日本語入力ができる。
【００１１】３は数字を入力するための数字キーであ
る。４は電源ＯＮキー、５は電源ＯＦＦキーである。
る。４は電源ＯＮキー、５は電源ＯＦＦキーである。
【００１２】６は文字入力モードをローマ字かな変換に
よるひらがな入力モードに切換えるためのひらがなキ
ー，７は同様にカタカナ入力モードに切換えるためのカ
タカナキー，８は英字入力モードに切換えるための英字
キーである。また９は文字入力後、辞書検索処理を行う
ための変換キーである。
よるひらがな入力モードに切換えるためのひらがなキ
ー，７は同様にカタカナ入力モードに切換えるためのカ
タカナキー，８は英字入力モードに切換えるための英字
キーである。また９は文字入力後、辞書検索処理を行う
ための変換キーである。
【００１３】図２は本実施例の電気的構成である概略ブ
ロック図を示す。本図において２１は装置全体の制御を
行うＣＰＵである。２２は本装置の処理を行う制御プロ
グラムメモリ２２ａを格納したＲＯＭ１であり、２３，
２４，２５はそれぞれ属性の異なる辞書を格納したＲＯ
Ｍ２，ＲＯＭ３，ＲＯＭ４である。これらはそれぞれ属
性情報２３ａ，２４ａ，２５ａおよび辞書メモリ２３
ｂ，２４ｂ，２５ｂを含んでいる。
ロック図を示す。本図において２１は装置全体の制御を
行うＣＰＵである。２２は本装置の処理を行う制御プロ
グラムメモリ２２ａを格納したＲＯＭ１であり、２３，
２４，２５はそれぞれ属性の異なる辞書を格納したＲＯ
Ｍ２，ＲＯＭ３，ＲＯＭ４である。これらはそれぞれ属
性情報２３ａ，２４ａ，２５ａおよび辞書メモリ２３
ｂ，２４ｂ，２５ｂを含んでいる。
【００１４】２６は、入力された文字列を一時的に保存
する入力文字バッファ２６ａ，各種プログラムのワーク
エリア２６ｂ，一次退避エリア２６ｃを有するＲＡＭで
ある。
する入力文字バッファ２６ａ，各種プログラムのワーク
エリア２６ｂ，一次退避エリア２６ｃを有するＲＡＭで
ある。
【００１５】２７は見出し入力および各種制御を行うた
めのアルファベットキー等を備えるキーボード部、２８
はＣＰＵの表示制御に基づいて後述の表示部２９の表示
画面を制御する表示駆動部である。２９は表示駆動部２
８の表示駆動に従って文字の表示を行う表示部である。
めのアルファベットキー等を備えるキーボード部、２８
はＣＰＵの表示制御に基づいて後述の表示部２９の表示
画面を制御する表示駆動部である。２９は表示駆動部２
８の表示駆動に従って文字の表示を行う表示部である。
【００１６】次に、図３に属性情報を表すビットマップ
を示す。本図において、第Ｏビットは辞書見出し部にひ
らがな見出しが含まれることを示すためのビットであ
り、ひらがな文字が含まれる場合にはビットを立てる。
同様に第１，第２，第３ビットはそれぞれカタカナ，英
字，数字を示すビットである。
を示す。本図において、第Ｏビットは辞書見出し部にひ
らがな見出しが含まれることを示すためのビットであ
り、ひらがな文字が含まれる場合にはビットを立てる。
同様に第１，第２，第３ビットはそれぞれカタカナ，英
字，数字を示すビットである。
【００１７】図４に、国語辞書を例に挙げて辞書のデー
タ構造を示す。本図において４１は辞書の属性情報であ
る。国語辞書の見出し読み部にはひらがなとカタカナの
文字しか含まれていないので、属性情報を示すビットマ
ップは００００００１１つまり０３Ｈとなる。また４２
は、辞書検索時に入力文字列と比較検索され見出しの読
みを表す見出し読み部であり、この見出し読み部で使用
されている文字種によって前記属性情報４１が決定され
る。４３は見出しを漢字表記したデータであり、４４は
見出しに対する意味部のデータである。
タ構造を示す。本図において４１は辞書の属性情報であ
る。国語辞書の見出し読み部にはひらがなとカタカナの
文字しか含まれていないので、属性情報を示すビットマ
ップは００００００１１つまり０３Ｈとなる。また４２
は、辞書検索時に入力文字列と比較検索され見出しの読
みを表す見出し読み部であり、この見出し読み部で使用
されている文字種によって前記属性情報４１が決定され
る。４３は見出しを漢字表記したデータであり、４４は
見出しに対する意味部のデータである。
【００１８】次に、本実施例の動作を図５のフローチャ
ートに従って説明する。まずステップＳ５０１（以下、
“ステップ”なる文言は省略する）によりキーボードよ
りの文字入力を行い、入力された文字を順次文字入力バ
ッファへ格納していく。次にＳ５０２により変換キーが
押されたかどうかを判断し、押されていない場合は再び
Ｓ５０１の文字入力処理を続け、押された場合には、Ｓ
５０３により、入力文字バッファに格納されている各文
字の文字種を判別し、前述図３に示すビットマップと同
様のフォーマットの入力文字属性ビットマップを作成し
て入力文字属性バッファＢＭ１へ格納する。
ートに従って説明する。まずステップＳ５０１（以下、
“ステップ”なる文言は省略する）によりキーボードよ
りの文字入力を行い、入力された文字を順次文字入力バ
ッファへ格納していく。次にＳ５０２により変換キーが
押されたかどうかを判断し、押されていない場合は再び
Ｓ５０１の文字入力処理を続け、押された場合には、Ｓ
５０３により、入力文字バッファに格納されている各文
字の文字種を判別し、前述図３に示すビットマップと同
様のフォーマットの入力文字属性ビットマップを作成し
て入力文字属性バッファＢＭ１へ格納する。
【００１９】次に、Ｓ５０４において、本体ＲＯＭ中の
第１の辞書の属性情報を読み込み、これを辞書属性バッ
ファＢＭ２へ格納する。
第１の辞書の属性情報を読み込み、これを辞書属性バッ
ファＢＭ２へ格納する。
【００２０】次に、Ｓ５０５において、入力文字属性バ
ッファＢＭ１と辞書属性バッファＢＭ２の比較処理を行
い、ＢＭ２がＢＭ１を包括している場合にはＳ５０７へ
処理を進め、包括していない場合にはＳ５１０へ処理を
進める（Ｓ５０６）。
ッファＢＭ１と辞書属性バッファＢＭ２の比較処理を行
い、ＢＭ２がＢＭ１を包括している場合にはＳ５０７へ
処理を進め、包括していない場合にはＳ５１０へ処理を
進める（Ｓ５０６）。
【００２１】Ｓ５０７では入力見出しに対して辞書の検
索処理を行い、Ｓ５０８において他に辞書が存在しなけ
れば、Ｓ５０９において検索結果の表示処理を行う。
索処理を行い、Ｓ５０８において他に辞書が存在しなけ
れば、Ｓ５０９において検索結果の表示処理を行う。
【００２２】またＳ５０８において、他に辞書が存在し
ていれば、Ｓ５１０において次の辞書の属性情報を読み
込み、辞書属性バッファＢＭ２へ格納する。その後、再
びＳ５０５の比較処理を行う。
ていれば、Ｓ５１０において次の辞書の属性情報を読み
込み、辞書属性バッファＢＭ２へ格納する。その後、再
びＳ５０５の比較処理を行う。
【００２３】実施例２ 上述した実施例１では、属性情報を定義する文字種とし
てひらがな，英字等言語に依存した文字種を想定した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、その辞書
を特徴づける特殊な文字を含むか含まないかによって辞
書の属性を決定づける場合も可能である。そこで、第２
の実施例では、その一例として、特殊文字としてスペー
スコードを例に挙げ、英和辞書と熟語辞書の検索を示
す。
てひらがな，英字等言語に依存した文字種を想定した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、その辞書
を特徴づける特殊な文字を含むか含まないかによって辞
書の属性を決定づける場合も可能である。そこで、第２
の実施例では、その一例として、特殊文字としてスペー
スコードを例に挙げ、英和辞書と熟語辞書の検索を示
す。
【００２４】図６は、本実施例２における属性情報を表
すビットマップである。本図において、第Ｏビットから
第３ビットは図３のそれらと同じである。第４ビットは
見出し上にスペースコードを含むか含まないかを示すた
めのビットであり、スペースコードを含む見出しを持つ
辞書の場合にはビットを立てる。
すビットマップである。本図において、第Ｏビットから
第３ビットは図３のそれらと同じである。第４ビットは
見出し上にスペースコードを含むか含まないかを示すた
めのビットであり、スペースコードを含む見出しを持つ
辞書の場合にはビットを立てる。
【００２５】図７に、英和辞書を例に挙げて辞書のデー
タ構造を示す。本図において、７１は図６のビットマッ
プの定義に従った辞書の属性情報である。英語辞書の見
出しつづり部には英字しか含まれておらず、さらにスペ
ースコードも含まれていないので、属性情報を示すビッ
トマップは０００００１００つまり０４Ｈとなる。ま
た、７２は辞書検索時に入力文字列と比較検索され、見
出しのつづりを表す見出し部であり、この見出し部で使
用されている文字種および特殊文字コードによって前記
属性情報７１が決定される。
タ構造を示す。本図において、７１は図６のビットマッ
プの定義に従った辞書の属性情報である。英語辞書の見
出しつづり部には英字しか含まれておらず、さらにスペ
ースコードも含まれていないので、属性情報を示すビッ
トマップは０００００１００つまり０４Ｈとなる。ま
た、７２は辞書検索時に入力文字列と比較検索され、見
出しのつづりを表す見出し部であり、この見出し部で使
用されている文字種および特殊文字コードによって前記
属性情報７１が決定される。
【００２６】７３は発音記号データ部、７４は第１の対
訳７５に対する品詞情報、同様に７６は第２の対訳７７
に対する品詞情報である。
訳７５に対する品詞情報、同様に７６は第２の対訳７７
に対する品詞情報である。
【００２７】図８は、英和熟語辞書のデータ構造を示
す。本図において、８１は図６のビットマップの定義に
従った辞書の属性情報である。熟語辞書の見出しつづり
部には英字しか含まれておらず、さらにスペースコード
が含まれているので属性情報を示すビットマップは００
０１０１００つまり１４Ｈとなる。また８２は、熟語の
見出し部であり、８３はその対訳部である。
す。本図において、８１は図６のビットマップの定義に
従った辞書の属性情報である。熟語辞書の見出しつづり
部には英字しか含まれておらず、さらにスペースコード
が含まれているので属性情報を示すビットマップは００
０１０１００つまり１４Ｈとなる。また８２は、熟語の
見出し部であり、８３はその対訳部である。
【００２８】実施例３ 第１の実施例では辞書データをすべて本体内に持つ場合
の実施例を述べたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、ＩＣカード挿入用スロットを備え、ＩＣカード
を装着することにより辞書の拡張を行えるような電子辞
書についても有効である。
の実施例を述べたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、ＩＣカード挿入用スロットを備え、ＩＣカード
を装着することにより辞書の拡張を行えるような電子辞
書についても有効である。
【００２９】図９にＩＣカードによる拡張を表した概略
ブロック図を示す。本図中、２１〜２９は図２の２１〜
２９と共通である。９１はＩＣカードにより拡張された
ＲＯＭ５であり、属性情報９１ａ，辞書メモリ９１ｂを
含んでいる。このＲＯＭ５は複数ピンを持つＩＣカード
コネクタによってバス接続され、ＣＰＵによりデータの
読出しができる。
ブロック図を示す。本図中、２１〜２９は図２の２１〜
２９と共通である。９１はＩＣカードにより拡張された
ＲＯＭ５であり、属性情報９１ａ，辞書メモリ９１ｂを
含んでいる。このＲＯＭ５は複数ピンを持つＩＣカード
コネクタによってバス接続され、ＣＰＵによりデータの
読出しができる。
【００３０】実施例４ 第１の実施例では、辞書データ自体に属性情報を持ち、
その属性情報と入力文字列の文字種を比較して検索すべ
き辞書を決定するという方式であったが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、予め本体内に存在する辞書が
限定されていれば、各辞書に属性情報としてデータ形式
で持つことなく、制御プログラム上で入力文字種と検索
されるべき対象となる辞書を関連づけて実現することも
可能である。例えば、国語辞書→ひらがな，カタカナ、
漢和辞書画数検索→数字、英和辞書→英字という形で限
定することもできる。
その属性情報と入力文字列の文字種を比較して検索すべ
き辞書を決定するという方式であったが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、予め本体内に存在する辞書が
限定されていれば、各辞書に属性情報としてデータ形式
で持つことなく、制御プログラム上で入力文字種と検索
されるべき対象となる辞書を関連づけて実現することも
可能である。例えば、国語辞書→ひらがな，カタカナ、
漢和辞書画数検索→数字、英和辞書→英字という形で限
定することもできる。
【００３１】図１０は本実施例４を示すフローチャート
である。本図において、Ｓ５０１，Ｓ５０２は図５と共
通である。次に、Ｓ１００１において入力文字列がひら
がなか否かを判別し、ひらがなの場合は、Ｓ１００５に
おいて国語辞書の検索を行う。またＳ１００１におい
て、ひらがなではないと判断された場合は、Ｓ１００２
においてカタカナか否かの判別を行い、カタカナの場合
は同様にＳ１００５の国語辞書検索処理を行う。
である。本図において、Ｓ５０１，Ｓ５０２は図５と共
通である。次に、Ｓ１００１において入力文字列がひら
がなか否かを判別し、ひらがなの場合は、Ｓ１００５に
おいて国語辞書の検索を行う。またＳ１００１におい
て、ひらがなではないと判断された場合は、Ｓ１００２
においてカタカナか否かの判別を行い、カタカナの場合
は同様にＳ１００５の国語辞書検索処理を行う。
【００３２】さらにＳ１００２において、カタカナでな
い場合はＳ１００３において入力文字列が数字か否かの
判別を行い、数字であった場合はＳ１００６において漢
和辞書の画数検索、例えば総画数検索または部首画数検
索を行う。
い場合はＳ１００３において入力文字列が数字か否かの
判別を行い、数字であった場合はＳ１００６において漢
和辞書の画数検索、例えば総画数検索または部首画数検
索を行う。
【００３３】次に、Ｓ１００３において数字でない場合
には、Ｓ１００４において入力文字が英字か否かの判別
を行い、英字の場合にはＳ１００７において英和辞書の
検索処理を行う。またＳ１００４が英字でない場合に
は、入力文字列で検索される対象となるべき辞書が存在
しないとみなして、Ｓ１００９にてエラー処理が行われ
る。そして、各検索処理が終了後、Ｓ１００８において
検索結果の表示処理が行われる。
には、Ｓ１００４において入力文字が英字か否かの判別
を行い、英字の場合にはＳ１００７において英和辞書の
検索処理を行う。またＳ１００４が英字でない場合に
は、入力文字列で検索される対象となるべき辞書が存在
しないとみなして、Ｓ１００９にてエラー処理が行われ
る。そして、各検索処理が終了後、Ｓ１００８において
検索結果の表示処理が行われる。
【００３４】以上の実施例では、所謂辞書内蔵タイプに
ついて説明してきたが、例えばＩＣカードにより辞書の
拡張を行う場合には、ＩＣカード側の辞書データ内にそ
の辞書見出しに対する属性情報を書き込むだけで、本体
内の制御プログラムを変えることなく、自由にさまざま
な辞書の拡張が行え、装置の拡張性が広がるという多大
な効果が得られる。
ついて説明してきたが、例えばＩＣカードにより辞書の
拡張を行う場合には、ＩＣカード側の辞書データ内にそ
の辞書見出しに対する属性情報を書き込むだけで、本体
内の制御プログラムを変えることなく、自由にさまざま
な辞書の拡張が行え、装置の拡張性が広がるという多大
な効果が得られる。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも２つが電子辞書本体に対して同時に装着可能な
複数の辞書において、各辞書の見出しに使用可能な全て
の文字種を各々の属性記憶部に記憶しておき、入力され
た検索文字列の各文字の文字種を判別し、判別された各
文字の文字種の全てを見出しに使用可能な文字種に含む
辞書を選択し、選択された辞書を対象として検索するよ
うにしたので、ユーザーが検索の度に目的の辞書を設定
する必要がなく、操作の煩雑さが解消できるという効果
が得られる。 また、検索文字列を見出しに持つ可能性
が全くない辞書に対する検索の実行が回避されるので、
検索速度が向上するという効果もある。更に、各辞書の
見出しに使用可能な全ての文字種を各々の属性記憶部に
記憶しておくようにしたので、辞書の着脱・交換により
検索可能な複数の辞書の構成が変更される場合にも、検
索文字列の各文字の文字種の全てを見出しに使用可能な
文字種に含む辞書を選択することが簡単にできるという
効果もある。
なくとも２つが電子辞書本体に対して同時に装着可能な
複数の辞書において、各辞書の見出しに使用可能な全て
の文字種を各々の属性記憶部に記憶しておき、入力され
た検索文字列の各文字の文字種を判別し、判別された各
文字の文字種の全てを見出しに使用可能な文字種に含む
辞書を選択し、選択された辞書を対象として検索するよ
うにしたので、ユーザーが検索の度に目的の辞書を設定
する必要がなく、操作の煩雑さが解消できるという効果
が得られる。 また、検索文字列を見出しに持つ可能性
が全くない辞書に対する検索の実行が回避されるので、
検索速度が向上するという効果もある。更に、各辞書の
見出しに使用可能な全ての文字種を各々の属性記憶部に
記憶しておくようにしたので、辞書の着脱・交換により
検索可能な複数の辞書の構成が変更される場合にも、検
索文字列の各文字の文字種の全てを見出しに使用可能な
文字種に含む辞書を選択することが簡単にできるという
効果もある。
【００３６】
【図１】本発明の第１の実施例における外観図である。
【図２】第１の実施例の機能ブロック図である。
【図３】第１の実施例の属性情報を示すビットマップで
ある。
ある。
【図４】第１の実施例の国語辞書のデータ構造図であ
る。
る。
【図５】第１の実施例の検索動作を示すフローチャート
である。
である。
【図６】第２の実施例の属性情報を示すビットマップで
ある。
ある。
【図７】第２の実施例の英和辞書のデータ構造図であ
る。
る。
【図８】第２の実施例の熟語辞書のデータ構造図であ
る。
る。
【図９】第３の実施例の機能ブロック図である。
【図１０】第４の実施例の検索動作を示すフローチャー
トである。
トである。
１ 表示器 ２ アルファベットキー ３ 数字キー ４ ＯＮキー ５ ＯＦＦキー ６ ひらがなモードキー ７ カタカナモードキー ８ 英字モードキー ９ 変換キー ２１ ＣＰＵ ２２ ＲＯＭ１ ２３ ＲＯＭ２ ２４ ＲＯＭ３ ２５ ＲＯＭ４ ２６ ＲＡＭ ２７ キーボード部 ２８ 表示駆動部 ２９ 表示部
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも２つの辞書を同時に装着可能
であり、それぞれの辞書から見出し情報に対応付けられ
た情報を検索可能な電子辞書において、 各辞書の見出し情報に含まれ得る文字の文字種の属性情
報、見出し情報とその見出し情報に対応付けられた情報
を記憶する記憶手段と、 入力された検索文字列に含まれる各文字の文字種の属性
情報を判別する入力属性判別手段と、 前記入力属性判別手段により判別された属性情報が、前
記記憶手段に記憶されている属性情報に包括されている
か否かを判断することにより、当該装着された辞書の中
から、前記検索文字列の検索に使用可能な辞書を選択す
る辞書選択手段と、 前記辞書選択手段により選択された辞書を対象として、
前記検索文字列と一致する見出し情報に対応付けられた
情報を検索する検索手段とを具備したことを特徴とする
電子辞書。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記辞書属性記憶手段は、前記文字種として予め定めた
特定文字を表す属性情報を記憶してあり、 前記特定文字を表す属性情報が前記検索文字列の属性情
報中に含まれているときには、前記辞書選択手段によ
り、前記特定文字を見出し情報に含む辞書を選択するこ
とを特徴とする電子辞書。 - 【請求項３】 請求項１において、 前記辞書属性記憶手段に記憶されている属性情報は、各
文字種ごとにそれぞれ異なるビットを割り当てた形式の
ビットパターンで構成されていることを特徴とする電子
辞書。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27389091A JP3290451B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 電子辞書 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27389091A JP3290451B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 電子辞書 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05113964A JPH05113964A (ja) | 1993-05-07 |
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