JPH0826326B2 - コークス炉設備の操業方法 - Google Patents

コークス炉設備の操業方法

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JPH0826326B2
JPH0826326B2 JP3020028A JP2002891A JPH0826326B2 JP H0826326 B2 JPH0826326 B2 JP H0826326B2 JP 3020028 A JP3020028 A JP 3020028A JP 2002891 A JP2002891 A JP 2002891A JP H0826326 B2 JPH0826326 B2 JP H0826326B2
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extinguishing
fire
dry
coke
fire extinguishing
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JP3020028A
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谷 一 雄 北
沢 尊 壽 平
林 強 蔵 小
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Toshiba Corp
Nippon Steel Corp
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Toshiba Corp
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二つの炉団の赤熱コ
ークスの消火スケジュールがかち合うとき、乾式消火設
備および湿式消火設備の両方を用いて消火するコークス
炉設備の操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】赤熱コークスを消火する乾式消火設備
(CDQ)はその効率の良さから近年多くのコークス炉
で採用されている。しかしながらその設置形態は、立地
上の制約から炉団の中央に設置されることが多い。この
ため、乾式消火設備から見て左右に分かれた各炉団に沿
ってそれぞれ消火電車を走行させると共に、1基の消火
クレーンを2組の消火電車が交互に使用する構成とな
る。
【0003】図3はこの種の従来のコークス炉設備のレ
イアウト図である。同図において、列状配置された多数
のコークス炉がその中央で分けられ、一方が炉団1Aを、
他方が炉団1Bをそれぞれ形成している。このうち、炉団
1Aに対応して押出機2Aおよびガイド車3Aが設けられ、こ
れらは一緒に移動して各コークス炉で製造された赤熱コ
ークスを送り出すようになっている。これと同様に、炉
団1Bに対応して押出機2Bおよびガイド車3Bが設けられて
いる。
【0004】また、炉団1A,1Bに沿って走行用レール6
が敷設され、その中央部に乾式消火設備7が設けられて
いる。そして、消火電車5Aが押出機2Aおよびガイド車3A
と連携動作して、これに連結された乾式操業用バケット
車4Aに赤熱コークスを積み込み、乾式消火設備7のクレ
ーン位置まで走行してバケットを渡し、さらに、空バケ
ットを受け取った後はスケジュールに従って次の作業窯
まで走行する。これと全く同様に、消火電車5Bが押出機
2Bおよびガイド車3Bと連携動作して、これに連結された
乾式操業用バケット車4Bに赤熱コークスを積み込み、乾
式消火設備7のクレーン位置まで走行してバケットを渡
し、さらに、空バケットを受け取った後はスケジュール
に従って次の作業窯まで走行する。
【0005】図4は消火電車5A,5Bの制御系統図であ
り、上位コンピュータ等でなるスケジュール発生装置11
が、消火電車5Aに対する消火電車自動走行装置12A と、
消火電車5Bに対する消火電車自動走行装置12B とにそれ
ぞれ消火スケジュールを与えるようになっている。消火
電車自動走行装置12A ,12B は同一に構成され、それぞ
れ窯行き走行手段21,CDQ侵入許可手段22,受骸制御
手段23,CDQ走行手段24およびバケット受渡し制御手
段25を備えている。
【0006】ここで、スケジュール発生装置11から消火
電車自動走行装置12A ,12B に消火スケジュールが与え
られると、バケット受渡し制御手段25は消火電車5A,5B
を赤熱コークス押出し作業窯まで走行させる。作業窯で
停止するとCDQ侵入許可手段22は互いに他の消火電車
がCDQクレーンを使用中か否か、現在時刻から所定の
時間に使用予定があるか否かを判定し、使用しない状況
になるまで待機する。そして、使用していないことを確
認すると、受骸制御手段23によって赤熱コークスを受骸
し、続いて、CDQ走行手段24を起動させて消火電車を
乾式消火設備7のクレーン位置まで走行させる。このよ
うにして、乾式消火設備7に赤熱コークスを渡し、空バ
ケットを受取った後は、再び窯行き走行手段21によりス
ケジュール発生装置11から与えられる消火スケジュール
に基づき赤熱コークス押出し作業窯まで走行させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコーク
ス炉設備は、CDQ侵入許可手段22により互いに他の消
火電車がCDQクレーンを使用するか否かを判定し、使
用しないことを確認した段階で受骸制御手段23を起動さ
せている。従って、受骸待機の時間が僅かである限り、
すなわち、二つの炉団の消火スケジュールが実質的にか
ち合わない状況では何の問題も生じない。しかしなが
ら、二つの炉団の消火スケジュールがかち合うときには
長時間に亘って受骸待機となり、操業上の効率低下をも
たらすという問題があった。
【0008】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、僅かな設備投資をするだけで、隣接炉
団の作業干渉による操業上の能率低下を抑制することの
できるコークス炉設備の操業方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、コークス炉
が列状配置されてなる二つの炉団間に、単一のクレーン
でバケットを受け渡して赤熱コークスを乾式で消火する
乾式消火設備を設けると共に、一方の前記炉団の炉端部
に赤熱コークスを湿式で消火する湿式消火設備を設け、
かつ、前記コークス炉から赤熱コークスを受骸する乾式
操業用バケット車および湿式操業用消火車を連結した消
火電車を一方の前記炉団に沿って走行させると共に、湿
式操業用バケット車を連結した消火電車を他方の前記の
炉団に沿って走行させ、前記二つの炉団の赤熱コークス
の消火スケジュールが実質的にかち合わないとき二つの
前記炉団の赤熱コークスを前記乾式消火設備のみによっ
て消火し、前記二つの炉団の赤熱コークスの消火スケジ
ュールがかち合うとき一方の前記炉団の赤熱コークスを
前記湿式消火設備で消火し、他方の前記炉団の赤熱コー
クスを前記乾式消火設備で消火することを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】乾式消火設備が主流をなすまで既存の殆どのコ
ークス炉設備では湿式消火設備を使用していた。従っ
て、湿式消火設備と乾式消火設備とを併設することは比
較的容易であり、必ずしも多大な投資をする必要はな
い。この発明はこれらの状況を考慮して、一方の炉団の
炉端部に湿式消火設備を設け、かつ、この炉団に対応す
る消火電車に乾式操業用バケット車および湿式操業用消
火車の両方を連結し、二つの炉団の消火スケジュールが
かち合うとき一方の炉団の赤熱コークスを湿式消火設備
で消火し、他方の炉団の赤熱コークスを乾式消火設備で
消火するようにしたので、片炉乾式、片炉湿式の操業が
行われ、お互いに作業の干渉のない効率的な操業が可能
となる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明を実施するコークス炉設備の
レイアウト図である。図中、図3と同一の設備には同一
の符号を付してその説明を省略し、図3と異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0012】ここで、乾式消火設備7側に乾式操業用バ
ケット車4Aが連結された消火電車5Aの反対側に、湿
式操業用消火車8が連結されている。また、炉団1Aの
炉端部に湿式消火設備9が設置され、湿式操業用消火車
8に積込んだ赤熱コークスをここで消火できるようにな
っている。さらにまた、乾式操業用バケット車4Aが赤
熱コークスを受骸する側とは反対側にワーフ10が設け
られ、湿式消火設備9で消火されたコークスをここに排
出するようになっている。
【0013】このコークス炉設備は、基本的に乾式消火
設備7を使用するが、二つの炉団1A,1Bの消火スケジュ
ールがかち合うとき炉団1Aの赤熱コークスを湿式消火設
備9で消火し、炉団1Bの赤熱コークスを乾式消火設備7
で消火することになる。
【0014】図2はこのような操業を行う消火電車5A,
5Bの制御系統図であり、上位コンピュータ等でなるスケ
ジュール発生装置11が、消火電車5Aに対する消火電車自
動走行装置12A と、消火電車5Bに対する消火電車自動走
行装置12B とにそれぞれ消火スケジュールが与えるよう
になっている。
【0015】この場合、消火電車自動走行装置12B は図
4と同様に構成されているので、その説明を省略する
が、消火電車自動走行装置12A は図4で説明した機能の
他に、操業モード切替手段31、窯行き走行手段32、受骸
制御手段33、消火塔走行手段34、散水作業手段35、ワー
フ走行手段36および排骸作業手段37を備えている。
【0016】ここで、スケジュール発生装置11が消火電
車自動走行装置12A に消火スケジュールを与えたとす
る。このとき、操業モード切替手段31は入力された消火
スケジュールに基いて受骸待機の時間を演算すると共
に、その長短を判定する。そして、その時間が短いと判
定した場合にはこの消火電車自動走行装置12A を乾式操
業モード、すなわち、窯行き走行手段21、CDQ侵入許
可手段22、・・・を動作させ、反対に長いと判定した場
合にはこの消火電車自動走行装置12A を湿式モード、す
なわち、窯行き走行手段32、受骸制御手段33、・・・を
動作させる。
【0017】いま、湿式モードが選択されたとすると、
窯行き走行手段32を起動させ湿式操業用消火車8を赤熱
コークス押出し作業窯に走行させる。この走行の完了
後、受骸制御手段33により受骸し、消火塔走行手段34に
より湿式消火設備9まで走行させる。ここで、散水作業
手段35により赤熱コークスを消火後、ワーフ走行手段36
によってワーフ10の位置まで走行させる。次いで、排骸
作業手段37により消火の終わったコークスをワーフ10に
排出して湿式操業を終了し次の作業に戻る。
【0018】これにより、二つの炉団の消火スケジュー
ルがかち合うとき炉団1Bの赤熱コークスは乾式消火設備
7で消火され、炉団1Bの赤熱コークスは湿式消火設備9
で消火されることとなり、乾式操業のみによる効率低下
が解消される。
【0019】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、こ
の発明によれば、1台のクレーンしか備えていない乾式
消火設備を2台の消火電車が共用する場合でも、新たな
設備投資をしなくとも、あるいは、僅かな設備投資のみ
で作業干渉のない効率的な操業が何能となる。また、1
台の消火電車に乾式操業用のバケット車と湿式操業用の
消火車とを連結することにより、乾式操業専用の消火電
車及び湿式操業専用の消火電車の両方を運行する場合と
比較して、消火電車の入れ替え操作が不要になり、操業
効率をさらに高めると言う効果も得られている。またさ
らに、本願発明は、消火スケジュールに基づいてフィー
ドフォワード的に湿式消火設備の併用を開始するので、
プレチャンバーの在庫が上限に達したことを検出する、
いわゆる、フィードバック的手法を採用する場合と比較
して、操業効率を一層高めることができるという効果も
得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するコークス炉設備のレイアウ
ト図。
【図2】この発明に係るコークス炉設備の主要部を制御
するための制御系統図。
【図3】従来のコークス炉設備のレイアウト図。
【図4】従来のコークス炉設備の主要部を制御するため
の制御系統図。
【符号の説明】
1A 炉団 1B 炉団 4A 乾式操業用バケット車 4B 乾式操業用バケット車 5A 消火電車 5B 消火電車 7 乾式消火設備 8 湿式操業用消火車 9 湿式消火設備 10 ワーフ 11 スケジュール発生装置 12A 消火電車自動走行装置 12B 消火電車自動走行装置
フロントページの続き (72)発明者 小 林 強 蔵 愛知県東海市東海町5丁目3番地 新日本 製鐵株式会社 名古屋製鐵所内 (56)参考文献 特開 平2−11697(JP,A) 特開 昭63−92692(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉が列状配置されてなる二つの炉
    団間に、単一のクレーンでバケットを受け渡して赤熱コ
    ークスを乾式で消火する乾式消火設備を設けると共に、
    一方の前期炉団の炉端部に赤熱コークスを湿式で消火す
    る湿式消火設備を設け、かつ、前記コークス炉から赤熱
    コークスを受骸する乾式操業用バケット車および湿式操
    業用消火車を連結した消火電車を一方の前記炉団に沿っ
    て走行させると共に、乾式操業用バケット車を連結した
    消火電車を他方の前記の炉団に沿って走行させ、前記二
    つの炉団の赤熱コークスの消火スケジュールが実質的に
    かち合わないとき二つの前記炉団の赤熱コークスを前記
    乾式消火設備のみによって消火し、前記二つの炉団の赤
    熱コークスの消火スケジュールがかち合うとき一方の前
    記炉団の赤熱コークスを前記湿式消火設備で消火し、他
    方の前記炉団の赤熱コークスを前記乾式消火設備で消火
    することを特徴とするコークス炉設備の操業方法。
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JPH04258688A JPH04258688A (ja) 1992-09-14
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