JPS6236832Y2 - - Google Patents

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JPS6236832Y2
JPS6236832Y2 JP15223584U JP15223584U JPS6236832Y2 JP S6236832 Y2 JPS6236832 Y2 JP S6236832Y2 JP 15223584 U JP15223584 U JP 15223584U JP 15223584 U JP15223584 U JP 15223584U JP S6236832 Y2 JPS6236832 Y2 JP S6236832Y2
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coke
fire extinguishing
extinguishing
tower
scorching
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコークス炉から押出された灼熱コーク
スを冷却するためのコークス消火設備に関するも
のである。
〔従来の技術〕
コークス炉から押出機にて窯出しした灼熱コー
クスをコークガイドを介して消火車内に投入し、
ついでこの消火車をコークス炉と平行に敷設され
た軌条上を走行させて消火塔の設けられている地
点まで移送し、該所で撒水消火したのち所定位置
まで搬送し、消火車の側部開口を開けてその下方
に傾斜しているコークワーフを介してその下段に
配設されるベルトコンベア上に消火後のコークス
を移し替える湿式消火方法が従来の作業方法であ
つたが、近時はこの消火塔に対応する設備とし
て、灼熱したコークスの有する顕熱を不活性ガス
を媒体として蒸気の形で回収しうるようにした乾
式消火法(Coke Dry Quenching)が省エネルギ
ーの見地から開発され、実用化されている。
この乾式消火法の消火設備の概略を、第1図を
参照して説明すると、第1図に示すように、コー
クス炉1から窯出しされた灼熱コークスは、ま
ず、コークガイド4を経てコークカー5上に載置
された乾式消火設備用に特殊設計された底部開放
型のコークバケツト12上に適宜移され、バケツ
ト上蓋を締めて、コークカー5は乾式設備用の巻
上塔9の直下まで自走させるか或いは、巻上塔9
前のターンテーブル8又はピンラツクによる引込
装置上まで自走し、ターンテーブル8が旋回する
とコークカー5の車輪のみが90゜旋回し、コーク
カー5は巻上塔9下まで自走する。つぎに巻上塔
9に待機している巻上機13により上記コークバ
ケツト12が巻上げられ、天井軌条14上を移動
し、消火塔10上に至り、その消火塔10の上端
で停止すると、その位置において巻上機13と連
動して装入装置15が作動し、消火塔10の上蓋
が開き、ついでコークバケツト12がおろされて
装入口17にセツトされ、ついでその底部のゲー
トが開き、コークバケツト内の灼熱コークスは消
火塔10内に装入される。なお、かかる乾式消火
設備においては、通常コークス押出作業のサイク
ルに支障を生じない為にもコークカー5とコーク
バケツト12は1台の機関車2セツト配備され、
1セツトのコークバケツトが1台の巻上機13に
巻上げられて稼動している間に他のバケツトは再
び次のコークス炉の押出窯へ移動しては交互に灼
熱コークスを運搬するようになつている。消火塔
に装入された灼熱コークスは、プレチヤンバー1
8に一旦貯留されてから消火塔10の下方部へ順
次下降し、ここで閉回路を循環する不活性ガスと
対向流に接触して熱交換され200℃以下に冷却さ
れる。消火塔10下部には、コークスの均一降下
および循環ガスの均一分布を図るための機構(図
示省略)を設けてあり、また通常、この種乾式消
火室の構造として不可欠のその他の構成部が設け
られ、機能上完全な消火作業を行なえるようにな
つており、かくしてコークス製造設備における生
産能率に支障を生じないように設計されている。
〔問題点〕
上記乾式消火法の消火設備は、湿式消火法を採
用している我国の多くの製造設備にはそのままで
は採用できない多くの問題点を含んでいる。第一
に、乾式消火設備は上記のように規模が大きいの
で、コークス製造プラントのレイアウト上、乾式
消火設備を新たに併設しうるスペースがない場合
があり、また既設の諸設備が支障となる。第二
に、乾式消火設備を新設する改良工事のために、
現に稼動中のコークス炉の稼動を停止させ、又は
減産させなければならない。第三に、乾式消火設
備の故障時、従来の湿式消火設備を予備機として
使う場合、一の軌条に消火車及びコークカーを入
れると、その移動が錯綜し炉の操業に支障が生じ
る。第四に、数基の消火塔に通じる共通の消火車
軌条がある場合、その一部を乾式消火設備に切替
えると、消火車、コークカーそれぞれの予備車と
の入れ替えのスペースがとれない。第五として、
乾式消火設備のサイクルタイムが既設消火設備の
移動のサイクルタイムを超え、コークス炉稼動率
の低下を来たすという諸点である。
〔目 的〕
本考案はこのような事情に鑑み、湿式消火設備
を既に有するコークス製造設備において、乾式消
火設備を併有せしめることを目的とし、以つて既
設の湿式消火設備を全面的に取壊すことなく、部
分的な改造のみによつて乾式消火設備を附設しう
るようにし、しかも、単に両消火設備を併設せし
めるだけでなく、両消火設備間において共用しう
る構成部分を設ける一方、仮に乾式消火設備の故
障が生じて操業に支障が生じても、直ちに湿式消
火設備に切替えることにより、コークス製造にお
ける生産能率を低下させないようにするものであ
る。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本考案に係るコーク
ス消火設備の一実施例を詳細に説明する。
第2図に示すように、コークス炉20に平行し
てコークガイド21が走行自在に設けられ、この
コークガイド21の下方に位置しうる消火車22
が並行移動自在に設けられ、また所定の離れた位
置においてはこの消火車22の側部下方に上端が
近接し集塵フードで被覆されて下方へ傾斜する投
入ガイド23が設けられている。この投入ガイド
23のさらに下段にはコークバケツト24がその
投入ガイド23と対応して設けられている。コー
クバケツト24は巻上塔25の頂部に設けた巻上
機27のワイヤロープに常時連結されている。な
お巻上機27は巻上塔25の天井軌条26を走行
自在に設けられ、この巻上機27がコークバケツ
トを巻上げ走行して積載したコークスを装入する
消火塔28が設けられて、その上部開口29と巻
上機27の下底部とが一致して装入の際粉塵が外
部へ洩れないように集塵フードによる吸引又はカ
バー等が設けられ、かつ、消火塔28の気密性を
維持できるようになつている。なお、上記巻上塔
25および消火塔28は、その構造および作用効
果において従来のそれらに比べ異なるところはな
く、したがつてそれらの詳細については説明しな
い。
上記消火車22は上記コークガイド21のシユ
ート口下方に位置した上部開口を有するととも
に、傾斜底部並びにその最深底部側の側部下方が
開放できる特殊構成からなり、この構成について
は従来のそれと同一である。
上記投入ガイド23は、上記消火車22におけ
る開放可能な側部と、後述するコークバケツト2
4とに近接しうる傾斜したトンネル状のシユート
で、その上方は集塵フードで被覆されている。か
かるシユートは特に傾斜面を有する既設コークワ
ーフを利用するのが最適であり、適宜コークワー
フの端部35を撒去してその下方開口がコークバ
ケツト24の側部の上方に設けられた投入口と対
面するように改良するのがよい。なお、31はシ
ユートを被覆した集塵フードの一端を連結するた
めの集塵用固定ダクトで、コークガイド21の集
塵フード用とし設けられた既設の集塵機ブロワー
等の吸引手段に連結できるようになつている。
上記コークバケツト24は、上記投入ガイド2
3の上部開口を覆う上部蓋32およびその一側部
にある前記投入口が設けられた箱状体で、その底
部は拡開し、投入された灼熱コークスを放出でき
るようになつている。このコークバケツト24
は、巻上塔25上の巻上機27の駆動によつて、
垂直に立設された案内柱33に沿つて昇降できる
ようになつている。この場合における昇降機能は
従来のそれと同一である。
上記巻上機27は、巻上塔25の頂部に設けら
れた天井軌条26を走行する機能を有するもの
で、巻上げたコークバケツト24を消火塔28の
頂部開口29上に搬送できるようになつている。
上記コークバケツト24に灼熱コークスを投入
する作業について説明すると、まず、コークス炉
20かな押出機34にて窯出しした灼熱コークス
をコークガイド21を介して既設の湿式消火車2
2内に投入し、ついでこの消火車22を軌条30
上を走行させて投入ガイド23の設けられている
地点まで移送し、該所で消火車22の側部開口を
開け、その下方に傾斜している投入ガイド23を
介して灼熱コークスをコークバケツト24に投入
する。その際多量の粉塵が発生するがトンネル状
に被覆した集塵フードにより吸引除去されるた
め、当然外気汚染が防止される。なお灼熱コーク
スをコークバケツトに全て移し替えた後の空にな
つた消火車は直ちに次のコークス炉押出窯へ移動
しうることができる。一方、灼熱コークスが投入
されたコークバケツト24は巻上機27により案
内柱33を上昇し、かつ、巻上塔25上面を水平
移動して消火塔28の頂部開口29上部に移動す
る。そして該所において、コークバケツト24の
下底部を開口し消火室28内に灼熱コークスを装
入する。空になつたコークバケツト24はこれま
でに移動して来た経路をたどつて元位置に復し、
次の消火車からの灼熱コークス受入作業に待機す
る。
なお、上記消火車22は、湿式消火設備を併存
せしめる本考案にあつては、乾式消火設備が事故
により使用できない場合に、既存の湿式消火設備
の作動に切替えることとした場合に、当然そのま
まの状態で直ちに従来通りの方法で利用すること
ができ、消火車22に積載した灼熱コークスを消
火塔において撒水消火し、コークワーフを介して
ベルトコンベアに移し替えることが可能となる。
〔効 果〕
以上記載した本考案によると、湿式消火設備を
有する従来のコークス製造プラントにおいて、そ
の抜本的改廃をすることなく、すなわち消火設備
を全く新たに設立し直すことなく、乾式消火設備
を附帯させて設立することができるのでその経済
的効果は非常に大きい。
また、現に操業しているコークス製造作業を中
断することなく乾式消火設備を附設でき、かつ乾
式消火設備のサイクルタイムを確実に既設消火車
のサイクルタイム以内とすることができるので、
コークス生産能率を低下させるといつたこともな
い。
更に、窯出しされた灼熱コークスは一度消火車
に移されて後コークバケツトへ再び移し変えるこ
ととするので、従来の乾式消火法に比べ一段階多
くの工程を要するが、それにより消火車を最大限
活用しうることとなり、灼熱コークスの窯出し作
業は、乾式消火法の場合におけるように、ターン
テーブルや引込軌条を設けるとともに2台のコー
クカーを交互に操作しなければならない公知の方
法の手間等が省け簡略化できる他、既存の湿式消
火設備への作動切替え時には、そのままの状態で
消火車を使用することができる。
なお、乾式消火設備を2基以上設置することが
知られているが、乾式消火設備の設置には多額の
建設資金を必要とするものであり、2基以上設置
した場合には、当然その消火能力に見合つたコー
クスの消火が負荷されており、その1基が故障し
た場合に、コークス生産能力をおとさずに他の乾
式設備で処理する事はあり得ない。何故なら故障
時に直ちに稼動させるためには、常時は遊ばせて
おかなければならないからである。
本考案によれば、既設の償却済の湿式消火設備
が何時でも稼動できるようになつているので、乾
式消火設備建設時は勿論、故障時にも、コークス
消火能力を低減することなく、従つてコークス生
産能力をおとすことなく対処できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は乾式消火設備を表わすフローシート、
第2図は本考案に係る消火設備を表わす一部断面
とした側面図である。 20……コークス炉、21……コークガイド、
22……消火車、23……投入ガイド、24……
コークバケツト、25……巻上塔、27……巻上
機、28……消火塔、35……コークワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コークス炉からコークガイドを介して押出され
    た灼熱コークスを積載し、かつコークス炉と平行
    に移動する消火車と、消火車の走行延長線上にあ
    つて消火車の上部から撒水消火する湿式消火塔
    と、消火車の走行線側方に平行に配置され消火コ
    ークスを受取り、下方に走行するベルトコンベア
    上に消火コークスを移すコークワーフとからなる
    従来の湿式消火設備の、コークワーフの一部を集
    塵フードを備えた投入ガイドとし、この集塵フー
    ドを集塵固定ダクトに連結すると共に、投入ガイ
    ド下方にコークバケツトを配置し、コークス炉か
    ら消火車に押出された灼熱コークスを前記投入ガ
    イドを介して該コークバケツトで受取ると共に、
    巻上機に昇降動可能に連結されたコークバケツト
    の上昇時に灼熱コークスを乾式消火塔に装入した
    ことを特徴とするコークス消火設備。
JP15223584U 1984-10-11 1984-10-11 コ−クス消火設備 Granted JPS60102228U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15223584U JPS60102228U (ja) 1984-10-11 1984-10-11 コ−クス消火設備

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JP15223584U JPS60102228U (ja) 1984-10-11 1984-10-11 コ−クス消火設備

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Publication Number Publication Date
JPS60102228U JPS60102228U (ja) 1985-07-12
JPS6236832Y2 true JPS6236832Y2 (ja) 1987-09-19

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010132913A (ja) * 2010-01-17 2010-06-17 Jp Steel Plantech Co 赤熱コークスの搬送方法
JP2017014469A (ja) * 2015-07-07 2017-01-19 Jfeスチール株式会社 コークス乾式消火設備の操業方法

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JPS60102228U (ja) 1985-07-12

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