JPH08263078A - 通信カラオケシステム - Google Patents

通信カラオケシステム

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JPH08263078A
JPH08263078A JP7064525A JP6452595A JPH08263078A JP H08263078 A JPH08263078 A JP H08263078A JP 7064525 A JP7064525 A JP 7064525A JP 6452595 A JP6452595 A JP 6452595A JP H08263078 A JPH08263078 A JP H08263078A
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Shigeyoshi Ito
栄美 伊藤
Kanehisa Tsurumi
兼久 鶴見
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各店舗のカラオケ端末が備える曲目やシステ
ムの機能を均一化し、利用者に対するサービスの向上を
図ることができる。 【構成】 ホストコンピュータは、各カラオケ端末へ曲
データを配信する際、既に供給した曲データを除く未送
信のバージョンの曲データのみを漏れなく送信する(ス
テップS5)。これにより、各カラオケ端末に備える曲
目が均一化される。また、ホストコンピュータは、曲デ
ータを配信する際、システムのバージョンアップがなさ
れていれば、曲データと併せて最新のシステムプログラ
ムをも各カラオケ端末に配信する。これにより、各カラ
オケ端末におけるシステムの機能が均一化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホストコンピュータ
から通信回線を介して各カラオケ端末へ曲データを供給
する通信カラオケシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラオケシステムの普及は目覚ま
しく、曲目数に対する利用者の要求も高まっていること
から、膨大な曲データを蓄えたデータベースを保持する
ホストコンピュータより、通信回線を介し、カラオケス
ナック等の各店舗に設置されたカラオケ端末へ曲データ
を供給する、いわゆる通信カラオケシステムが普及しつ
つある。
【0003】一般に、従来の通信カラオケシステムにお
いては、ホストコンピュータから供給される所定曲数の
曲データをカラオケ端末側のハードディスクに蓄えてお
き、このハードディスクをアクセスすることにより利用
者が選曲した曲を再生する方式が採られている。こうし
た方式を採用するのは、利用者が選曲をする度にホスト
側のデータベースをアクセスしたのでは、アクセス時間
がかかるばかりでなく、通信コストがかさむという事情
からである。そしてこの方式では、例えばホスト側のデ
ータベースに新曲が追加されたような場合、各店舗は必
要に応じて新曲の曲データの送信をホスト側に要求し、
その曲データの供給を受けるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来の通信カラオケシステムにおいては、店舗側
からの要求に応じて、ホストコンピュータが要求のあっ
た曲データを店舗側のカラオケ端末に供給するようにな
っている。したがって、各店舗のカラオケ端末に蓄えら
れる曲目は、店舗によって異なることになる。このた
め、利用者が選曲可能な曲目が店舗毎に異なり、利用者
に対するサービスにバラツキが生じるという問題があっ
た。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、各店舗のカラオケ端末が備える曲目やシステ
ムの機能を均一化し、利用者に対するサービスの向上を
図ることができる通信カラオケシステムを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、ホストコンピュータ
と、該コンピュータと通信回線を介して接続される複数
のカラオケ端末とからなり、各カラオケ端末は、前記ホ
ストコンピュータから供給される曲データを再生し、こ
の再生音とマイクから入力される音声とを混合して出力
する通信カラオケシステムにおいて、前記ホストコンピ
ュータは、各カラオケ端末に供給すべき曲データを記憶
する第1の曲データ記憶手段と、前記曲データのバージ
ョン情報を記憶する第1のバージョン情報記憶手段と、
各カラオケ端末から送信されるバージョン情報を受信す
るバージョン情報受信手段と、前記バージョン情報受信
手段が受信した各カラオケ端末についてのバージョン情
報と前記第1のバージョン情報記憶手段に記憶されたバ
ージョン情報とを比較し、各カラオケ端末について未送
信の曲データのバージョン情報を出力する未送信データ
検出手段と、前記未送信データ検出手段が出力するバー
ジョン情報に基づき、前記第1の曲データ記憶手段から
各カラオケ端末についての未送信の曲データを読み出
し、これら曲データをそのバージョン情報とともに各カ
ラオケ端末に送信する曲データ送信手段とを具備し、各
カラオケ端末は、前記ホストコンピュータから送信され
る曲データとそのバージョン情報を受信する曲データ受
信手段と、前記曲データ受信手段が受信した曲データを
記憶する第2の曲データ記憶手段と、前記曲データ受信
手段が受信したバージョン情報を記憶する第2のバージ
ョン情報記憶手段と、前記ホストコンピュータから曲デ
ータの供給を受ける前に、これまでに受信した最新の曲
データのバージョン情報を前記第2のバージョン情報記
憶手段から読み出し、該バージョン情報を前記ホストコ
ンピュータに送信するバージョン情報送信手段とを具備
することを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、ホストコン
ピュータと、該コンピュータと通信回線を介して接続さ
れる複数のカラオケ端末とからなり、各カラオケ端末
は、前記ホストコンピュータから供給される曲データを
再生し、この再生音とマイクから入力される音声とを混
合して出力する通信カラオケシステムにおいて、前記ホ
ストコンピュータは、各カラオケ端末が実行すべきシス
テムプログラムを記憶する第1のシステムプログラム記
憶手段と、前記システムプログラムのバージョン情報を
記憶する第1のバージョン情報記憶手段と、各カラオケ
端末から送信されるバージョン情報を受信するバージョ
ン情報受信手段と、前記バージョン情報受信手段が受信
した各カラオケ端末についてのバージョン情報と前記第
1のバージョン情報記憶手段に記憶されたバージョン情
報とを比較し、各カラオケ端末のシステムプログラムが
最新バージョンであるか否かを判断するバージョン検出
手段と、前記バージョン検出手段が最新バージョンでな
いと判断したカラオケ端末について、前記第1のシステ
ムプログラム記憶手段から読み出したシステムプログラ
ムと前記第1のバージョン情報記憶手段から読み出した
該システムプログラムのバージョン情報とを送信するシ
ステムプログラム送信手段とを具備し、各カラオケ端末
は、前記ホストコンピュータから送信されるシステムプ
ログラムとそのバージョン情報を受信するシステムプロ
グラム受信手段と、前記システムプログラム受信手段が
受信したシステムプログラムを記憶する第2のシステム
プログラム記憶手段と、前記システムプログラム受信手
段が受信したバージョン情報を記憶する第2のバージョ
ン情報記憶手段と、前記ホストコンピュータから前記シ
ステムプログラムの供給を受ける前に、現行のシステム
プログラムのバージョン情報を前記第2のバージョン情
報記憶手段から読み出し、該バージョン情報を前記ホス
トコンピュータに送信するバージョン情報送信手段とを
具備し、これによって、各カラオケ端末は、前記ホスト
コンピュータから供給される最新バージョンのシステム
プログラムを実行することを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ホストコンピュ
ータにおいては、第1の曲データ記憶手段が、各カラオ
ケ端末に供給すべき曲データを記憶し、第1のバージョ
ン情報記憶手段が、曲データのバージョン情報を記憶
し、バージョン情報受信手段が、各カラオケ端末から送
信されるバージョン情報を受信し、未送信データ検出手
段が、バージョン情報受信手段が受信した各カラオケ端
末についてのバージョン情報と第1のバージョン情報記
憶手段に記憶されたバージョン情報とを比較して各カラ
オケ端末について未送信の曲データのバージョン情報を
出力し、曲データ送信手段が、未送信データ検出手段が
出力するバージョン情報に基づき、第1の曲データ記憶
手段から各カラオケ端末についての未送信の曲データを
読み出し、これら曲データをそのバージョン情報ととも
に各カラオケ端末に送信する。一方、各カラオケ端末に
おいては、曲データ受信手段が、ホストコンピュータか
ら送信される曲データとそのバージョン情報を受信し、
第2の曲データ記憶手段が、曲データ受信手段が受信し
た曲データを記憶し、第2のバージョン情報記憶手段
が、曲データ受信手段が受信したバージョン情報を記憶
し、バージョン情報送信手段が、ホストコンピュータか
ら曲データの供給を受ける前に、これまでに受信した最
新の曲データのバージョン情報を第2のバージョン情報
記憶手段から読み出し、該バージョン情報をホストコン
ピュータに送信する。これにより、各カラオケ端末は、
ホストコンピュータから曲データの供給を受ける際、既
に供給を受けた曲データを除く未送信の曲データのみを
漏れなく受信することができる。
【0009】また、請求項2記載の発明によれば、ホス
トコンピュータにおいては、第1のシステムプログラム
記憶手段が、各カラオケ端末が実行すべきシステムプロ
グラムを記憶し、第1のバージョン情報記憶手段が、シ
ステムプログラムのバージョン情報を記憶し、バージョ
ン情報受信手段が、各カラオケ端末から送信されるバー
ジョン情報を受信し、バージョン検出手段が、バージョ
ン情報受信手段が受信した各カラオケ端末についてのバ
ージョン情報と第1のバージョン情報記憶手段に記憶さ
れたバージョン情報とを比較して各カラオケ端末のシス
テムプログラムが最新バージョンであるか否かを判断
し、システムプログラム送信手段が、バージョン検出手
段が最新バージョンでないと判断したカラオケ端末につ
いて、第1のシステムプログラム記憶手段から読み出し
たシステムプログラムと第1のバージョン情報記憶手段
から読み出した該システムプログラムのバージョン情報
とを送信する。一方、各カラオケ端末においては、シス
テムプログラム受信手段が、ホストコンピュータから送
信されるシステムプログラムとそのバージョン情報を受
信し、第2のシステムプログラム記憶手段が、システム
プログラム受信手段が受信したシステムプログラムを記
憶し、第2のバージョン情報記憶手段が、システムプロ
グラム受信手段が受信したバージョン情報を記憶し、バ
ージョン情報送信手段が、ホストコンピュータからシス
テムプログラムの供給を受ける前に、現行のシステムプ
ログラムのバージョン情報を第2のバージョン情報記憶
手段から読み出し、該バージョン情報をホストコンピュ
ータに送信する。これによって、各カラオケ端末は、ホ
ストコンピュータから供給される最新バージョンのシス
テムプログラムを実行する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。 A:実施例の構成 図1はこの発明の一実施例による通信カラオケシステム
の全体構成を示すブロック図である。図1において、1
はホストコンピュータであり、カラオケの曲データを蓄
えたデータベースを保持している。このホストコンピュ
ータ1には、通信回線Nを介して複数のカラオケ端末
2,2,……が接続されており、ホストコンピュータ1
から各カラオケ端末へ曲データを配信するようになって
いる。
【0011】また、ホストコンピュータ1は、各カラオ
ケ端末2,2,……にて実行されるシステムプログラム
をもハードディスク(図示略)に保持しており、通信回
線Nを介し、各々のカラオケ端末にこのシステムプログ
ラムを配信する。
【0012】ここで、曲データについて説明する。各曲
の曲データには、カラオケの演奏曲を再生するための演
奏情報の他、その曲を特定するための曲コード、その曲
に付された歌詞を曲の進行に応じてディスプレイに表示
するための歌詞情報等が含まれている。このような曲デ
ータが、例えば新曲がリリースされる度に所定の曲数単
位でホストコンピュータ1から各カラオケ端末2,2,
……へ供給される。
【0013】すなわち、ホストコンピュータ1は、各カ
ラオケ端末2,2,……へ供給すべき曲データを曲のリ
リース単位でバージョン管理しており、同時期にリリー
スされた複数曲の曲データ(ファイル群)に対してバー
ジョン番号を割り当て、その情報を管理テーブルに保持
し、曲データを送信する際にはファイル群の先頭あるい
は末尾にそのバージョン番号を付加する。
【0014】次に、上記曲データと同様、ホストコンピ
ュータ1から各カラオケ端末2,2,……へ配信される
システムプログラムについて説明する。システムプログ
ラムは、前述したように各カラオケ端末2,2,……に
て実行される制御プログラムであって、曲データを解釈
し曲の再生を制御するシーケンサ、カラオケ端末側のデ
ータベースを管理するデータベースマネージャ、通信イ
ンタフェース等の各種デバイスを制御するデバイスドラ
イバ等の各種ソフトウェアを含んでいる。すなわち、各
カラオケ端末2,2,……は、ホストコンピュータ1か
ら供給されるシステムプログラムを実行することにより
その機能を実現するようになっている。また、ホストコ
ンピュータ1は、各カラオケ端末2,2,……へシステ
ムプログラムを送信する際、曲データの場合と同様、当
該プログラムを特定するためのバーション番号を付加す
る。
【0015】次に、図2を参照し、カラオケ端末2の構
成について説明する。図2において、21はモデムある
いはISDN(Integrated SarvicesDigital Network)
等の通信インタフェースであり、ホストコンピュータ1
と通信回線Nを介して接続されている。22はCPU
(中央処理装置)であり、ホストコンピュータ1から供
給されるシステムプログラムを実行し、バスBUSを介
して接続される装置各部を制御する。
【0016】23はROM(読み出し専用メモリ)であ
り、システム起動用のプログラムであるブートローダお
よび歌詞を表示するためのフォント情報を記憶する。ま
た、24はハードディスクであり、ホストコンピュータ
1から供給される曲データ、システムプログラム、およ
びこれらのバージョン管理テーブルが格納される。バー
ジョン管理テーブルは、曲データ用とシステムプログラ
ム用とがあり、曲データ用のテーブルには、曲データと
ともに配信されたリリース単位のバージョン番号が保持
され、システムプログラム用のテーブルには、システム
プログラムとともに配信されたシステムのバージョン番
号が保持されている。
【0017】さらに、25はRAM(読み書き可能メモ
リ)であり、CPU22のワークエリアとして用いら
れ、ハードディスク24からロードされるシステムプロ
グラムと再生を指示された曲データが格納される他、ス
タック領域やシステム変数等を一時記憶するための領域
が割り当てられる。
【0018】例えば、図3に示すように、ROM23と
RAM25とからなるメモリスペースは、フォント情報
FD、再生を指示された曲データMD、スタック/シス
テム変数WA、システムプログラムSP、およびブート
ローダBLの各領域によって構成される。
【0019】また、26は操作パネルであり、利用者の
各種入力操作を検出し、該操作に対応した検出信号をC
PU22へ出力する。利用者は、この操作パネル26よ
り、選曲、演奏の開始および中止、ボリューム、テンポ
等の指定の他、ホストコンピュータ1との通信を行うた
めの指示操作を行う。
【0020】また、27は楽音合成装置であり、CPU
22によって逐次供給される演奏情報(曲データに含ま
れる)に対応した楽音信号を生成し、これをミキサ28
へ出力する。ミキサ28は、楽音合成装置27から供給
される楽音信号とマイク29より取り込まれる音声信号
とを混合し、これをスピーカ30より発音させる。
【0021】また、31は画像再生装置であり、再生を
指示された曲データに対応した画像情報をレーザディス
ク32から読み出し、これを画像合成装置33へ転送す
る。画像合成装置33は、画像再生装置31から供給さ
れる画像情報とCPU22によって供給される歌詞情報
(曲データに含まれる)に対応したフォント情報とを合
成し、これをディスプレイに表示させる。
【0022】B:実施例の動作 次に、上記構成による通信カラオケシステムの動作につ
いて説明する。本システムでは、所定曲数の新曲がリリ
ースされた場合などの所定時期に、ホストコンピュータ
1から各店舗のカラオケ端末2,2,……へ曲データを
配信するようになっている。また、その間にシステムの
バージョンアップ等があった場合、ホストコンピュータ
1は、上記曲データに加え、変更後のシステムプログラ
ムをも配信する。これにより、新曲の追加とシステムプ
ログラムの更新がホストコンピュータ1の主導下で行わ
れる。以下では、本システムの動作を(1)曲データお
よびシステムプログラムの配信、(2)カラオケ端末2
の起動、(3)曲の再生、に分けて説明する。
【0023】(1)曲データおよびシステムプログラム
の配信 図4は、ホストコンピュータ1と任意のカラオケ端末2
との間で行われる配信処理を示すシーケンス図である。
以下、このシーケンス図を参照しながら、曲データおよ
びシステムプログラムの配信動作を説明する。
【0024】同図において、まずホストコンピュータ1
は、回線接続後、カラオケ端末2に対し送信許可要求を
出す(ステップS1)。一方、カラオケ端末2は、ホス
トコンピュータ1から送信許可要求を受けると、ハード
ディスク24に格納されたバージョン管理テーブルを参
照し、これまでに配信を受けた曲データのうち最新の曲
データに付されたバージョン番号と現行のシステムプロ
グラムのバージョン番号とを読み出し(ステップS
2)、受信可能な状態であれば、これらバージョン番号
とともに送信許可応答をホストコンピュータ1に返す
(ステップS3)。
【0025】次に、ホストコンピュータ1は、カラオケ
端末2から送信許可応答を受けると、受信した曲データ
のバージョン番号と自身のデータベースに格納されてい
る曲データの各バージョン番号とを比較し、未送信のバ
ージョンが存在するが否か判断する(ステップS4)。
そして、未送信のバージョンが存在すれば、ホストコン
ピュータ1は、当該未送信バージョンの曲データとその
バージョン番号とをカラオケ端末2へ送信する(ステッ
プS5)。例えば、カラオケ端末2にはバージョン2.
3までの曲データが既に送信されており、ホストコンピ
ュータ1のデータベースにはバージョン2.5までの曲
データが存在する場合、バージョン2.4とバージョン
2.5の曲データが送信される。
【0026】一方、カラオケ端末2は、ホストコンピュ
ータ1から曲データ(およびそのバージョン番号)を受
信すると、当該受信した曲データをハードディスク24
内の既存の曲データに追加し、さらにそのバージョン番
号を曲データ用のバージョン管理テーブルに書き込む
(ステップS6)。
【0027】次に、ホストコンピュータ1は、前述のス
テップS3でカラオケ端末2から受信したシステムプロ
グラムのバージョン番号と自身のデータベースに格納さ
れている最新のシステムプログラムのバージョン番号と
を比較し、カラオケ端末2に存在するシステムプログラ
ムが旧バージョンであるか否かを判断する(ステップS
7)。そして、旧バージョンであると判断した場合、ホ
ストコンピュータ1は、最新バージョンのシステムプロ
グラムをそのバージョン番号とともにカラオケ端末2へ
送信する(ステップS8)。
【0028】一方、カラオケ端末2は、ホストコンピュ
ータ1からシステムプログラム(およびそのバージョン
番号)を受信すると、当該受信したシステムプログラム
をハードディスク24内の既存のシステムプログラムに
追加し、さらにそのバージョン番号をシステムプログラ
ム用のバージョン管理テーブルに書き込む(ステップS
9)。こうして、未送信の曲データと最新のシステムプ
ログラムがカラオケ端末2へ供給される。そして、上記
ステップS1〜S9の動作を各カラオケ端末2,2,2
……について繰り返すことにより、曲データおよびシス
テムプログラムの配信処理が完了する。
【0029】(2)カラオケ端末2の起動 次に、カラオケ端末2の起動時の動作について説明す
る。まず、カラオケ端末2に電源が投入されると、CP
U22は、ROM23に記憶されたブートローダを起動
する。これにより、ハードディスク24に格納されたシ
ステムプログラムがRAM25にロードされる。このと
き、ハードディスク24に複数のバージョンのシステム
プログラムが格納されている場合には、システムプログ
ラムのバージョン管理テーブルを参照することにより最
新のシステムプログラムがロードされる。
【0030】こうして、システムプログラムがロードさ
れ、そのメインルーチンが起動されると、通信インタフ
ェース21やシステム変数等が初期化され、操作パネル
26の走査が開始される。これにより、カラオケ端末2
の起動が完了する。すなわち、電源投入後は、常に最新
のシステムプログラムによってカラオケ端末2が起動さ
れる。
【0031】(3)曲の再生 次に、カラオケ端末2による曲の再生動作について説明
する。まず、利用者が操作パネル26より選曲し、演奏
開始を指示すると、CPU22は、ハードディスク24
から対応する曲データをRAM25にロードする。そし
て、当該曲データを逐次解釈し、演奏情報を楽音合成装
置27へ供給するとともに、歌詞情報に対応したフォン
ト情報をRAM25から画像合成装置32へ転送する。
【0032】一方、CPU22は、当該曲データに含ま
れる曲コードを画像再生装置31へ供給する。これによ
り、レーザディスク32から当該曲データに対応した画
像データが読み出され、画像合成装置32へ供給され
る。
【0033】こうして、楽音合成装置27にて生成され
る楽音信号が、ミキサ29にてマイク30より入力され
る音声信号と合成された後、スピーカ30より発音され
るとともに、画像合成装置32にて画像データと歌詞の
フォント情報とが合成され、ディスプレイ34に当該曲
の進行に対応した映像と歌詞が表示される。
【0034】C:実施例効果 このように、本実施例によれば、各カラオケ端末2,
2,……は、ホストコンピュータ1から曲データの配信
を受ける際、既に供給を受けた曲データを除く未送信の
曲データのみを漏れなく受信することができるので、各
カラオケ端末2,2,……に備えられる曲目が均一化さ
れる。また、本実施例によれば、ホストコンピュータ1
から曲データの配信を行う際、システムのバージョンア
ップがなされていれば、曲データと併せて最新のシステ
ムプログラムをも各カラオケ端末2,2,……に配信す
るようにしたので、各カラオケ端末2,2,……におけ
るシステムの機能も均一化される。また、システムのバ
ージョンアップに伴うプログラムの導入作業やROM2
3の交換作業を省略でき、通信カラオケシステムの保守
に要する負担を軽減することも可能となる。さらに、曲
データやシステムプログラムの配信に際し、人手による
煩雑なバージョン管理が不要となる。
【0035】D:変更例 (1)なお、本実施例は、公衆電話回線やISDNを介
して配信を行う通信カラオケシステムを想定している
が、これに限らず、例えばカラオケボックスなどのよう
にLAN等の構内の専用網を介した配信にも適用可能で
ある。 (2)また、本実施例では、ホストコンピュータ1から
送信許可要求を出すホスト主導による配信を例として説
明したが、本発明はこれに限らず、カラオケ端末2から
送信許可要求を出すような場合にも適用可能である。こ
の場合であっても、カラオケ端末2が任意に必要な曲デ
ータやシステムプログラムを選択等することはないの
で、カラオケ端末間の均一化を図ることは可能である。
【0036】(3)また、本実施例では、配信されたシ
ステムプログラムをハードディスク24に書き込む際、
既存のシステムプログラムを削除せずこれに追加するよ
うにしたが、これに限らず、記憶領域を節約するために
既存のシステムプログラムに対して更新をかけるように
してもよい。この場合、ハードディスク24には1つの
システムプログラムのみが存在するので、起動時にシス
テムプログラムのバージョン管理テーブルを参照する必
要が無くなる。 (4)また、配信すべきシステムプログラムは、バージ
ョンアップの可能性がある一部のモジュールのみとして
もよい。 (5)また、曲データの伝送フォーマットとしては、例
えばMIDI(MusicalInstrument Digital Interface)
を採用すればよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各店舗のカラオケ端末が備える曲目やシステムの機
能を均一化し、利用者に対するサービスの向上を図るこ
とができる。また、曲データやシステムプログラムの配
信に際し、人手による煩雑なバージョン管理作業を伴う
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施例による通信カラオ
ケシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例によるカラオケ端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 同カラオケ端末に内蔵されるROMおよびR
AMによって構成されるメモリマップを示す図である。
【図4】 同実施例においてホストコンピュータとカラ
オケ端末との間で行われる配信処理を示すシーケンス図
である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…カラオケ端末、21…通
信インタフェース、22…CPU、23…ROM、24
…ハードディスク、25…RAM、26…操作パネル、
27…楽音合成装置、28…ミキサ、29…マイク、3
0…スピーカ、31…画像再生装置、32…レーザディ
スク、33…画像合成装置、34…ディスプレイ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータと、該コンピュータ
    と通信回線を介して接続される複数のカラオケ端末とか
    らなり、各カラオケ端末は、前記ホストコンピュータか
    ら供給される曲データを再生し、この再生音とマイクか
    ら入力される音声とを混合して出力する通信カラオケシ
    ステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 各カラオケ端末に供給すべき曲データを記憶する第1の
    曲データ記憶手段と、 前記曲データのバージョン情報を記憶する第1のバージ
    ョン情報記憶手段と、 各カラオケ端末から送信されるバージョン情報を受信す
    るバージョン情報受信手段と、 前記バージョン情報受信手段が受信した各カラオケ端末
    についてのバージョン情報と前記第1のバージョン情報
    記憶手段に記憶されたバージョン情報とを比較し、各カ
    ラオケ端末について未送信の曲データのバージョン情報
    を出力する未送信データ検出手段と、 前記未送信データ検出手段が出力するバージョン情報に
    基づき、前記第1の曲データ記憶手段から各カラオケ端
    末についての未送信の曲データを読み出し、これら曲デ
    ータをそのバージョン情報とともに各カラオケ端末に送
    信する曲データ送信手段とを具備し、 各カラオケ端末は、 前記ホストコンピュータから送信される曲データとその
    バージョン情報を受信する曲データ受信手段と、 前記曲データ受信手段が受信した曲データを記憶する第
    2の曲データ記憶手段と、 前記曲データ受信手段が受信したバージョン情報を記憶
    する第2のバージョン情報記憶手段と、 前記ホストコンピュータから曲データの供給を受ける前
    に、これまでに受信した最新の曲データのバージョン情
    報を前記第2のバージョン情報記憶手段から読み出し、
    該バージョン情報を前記ホストコンピュータに送信する
    バージョン情報送信手段とを具備することを特徴とする
    通信カラオケシステム。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータと、該コンピュータ
    と通信回線を介して接続される複数のカラオケ端末とか
    らなり、各カラオケ端末は、前記ホストコンピュータか
    ら供給される曲データを再生し、この再生音とマイクか
    ら入力される音声とを混合して出力する通信カラオケシ
    ステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 各カラオケ端末が実行すべきシステムプログラムを記憶
    する第1のシステムプログラム記憶手段と、 前記システムプログラムのバージョン情報を記憶する第
    1のバージョン情報記憶手段と、 各カラオケ端末から送信されるバージョン情報を受信す
    るバージョン情報受信手段と、 前記バージョン情報受信手段が受信した各カラオケ端末
    についてのバージョン情報と前記第1のバージョン情報
    記憶手段に記憶されたバージョン情報とを比較し、各カ
    ラオケ端末のシステムプログラムが最新バージョンであ
    るか否かを判断するバージョン検出手段と、 前記バージョン検出手段が最新バージョンでないと判断
    したカラオケ端末について、前記第1のシステムプログ
    ラム記憶手段から読み出したシステムプログラムと前記
    第1のバージョン情報記憶手段から読み出した該システ
    ムプログラムのバージョン情報とを送信するシステムプ
    ログラム送信手段とを具備し、 各カラオケ端末は、 前記ホストコンピュータから送信されるシステムプログ
    ラムとそのバージョン情報を受信するシステムプログラ
    ム受信手段と、 前記システムプログラム受信手段が受信したシステムプ
    ログラムを記憶する第2のシステムプログラム記憶手段
    と、 前記システムプログラム受信手段が受信したバージョン
    情報を記憶する第2のバージョン情報記憶手段と、 前記ホストコンピュータから前記システムプログラムの
    供給を受ける前に、現行のシステムプログラムのバージ
    ョン情報を前記第2のバージョン情報記憶手段から読み
    出し、該バージョン情報を前記ホストコンピュータに送
    信するバージョン情報送信手段とを具備し、 これによって、各カラオケ端末は、前記ホストコンピュ
    ータから供給される最新バージョンのシステムプログラ
    ムを実行することを特徴とする通信カラオケシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011209506A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Yamaha Corp カラオケ端末

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