JPH08262894A - 定着装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置およびこれを備えた画像形成装置

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JPH08262894A
JPH08262894A JP7062493A JP6249395A JPH08262894A JP H08262894 A JPH08262894 A JP H08262894A JP 7062493 A JP7062493 A JP 7062493A JP 6249395 A JP6249395 A JP 6249395A JP H08262894 A JPH08262894 A JP H08262894A
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JP
Japan
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roller
temperature
heating
transfer material
fixing device
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JP7062493A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kinouchi
聡 木野内
Osamu Takagi
修 高木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】消費電力の低減を図ることができるとともに、
安定した定着が可能な定着装置、および画像形成装置の
提供を目的とする。 【構成】定着装置52は、ヒータ62を内蔵した加熱ロ
ーラ58と、加熱ローラに所定の圧力で転接た加圧ロー
ラ60と、を備えている。定着装置に隣接して、転写用
紙を収容した給紙カセット30が設けられ、定着装置
は、定着装置から生じた排熱を給紙カセット内に供給し
て転写用紙を加熱する供給機構72を有している。定着
装置に給紙される転写用紙の温度を検出する温度センサ
が設けられ、加熱ローラの加熱温度は、検出された転写
用紙の温度に応じて調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被転写材に転写され
た現像剤像を溶融定着する定着装置および定着装置を備
えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置おいては、感光
体ドラム表面に形成された静電潜像を現像剤により現像
し、現像剤像を被転写材としての転写用紙に転写する。
そして、現像剤像の転写された転写用紙は定着装置へ送
られ、ここで、現像剤像が加熱溶融されて転写用紙上に
定着される。
【0003】一般に、定着装置は、ヒータを内蔵した加
熱ローラと、この加熱ローラに所定の圧力で転接した加
圧ローラと、を備え、転写用紙はこれら加熱ローラと加
圧ローラとの間を通して搬送される。そして、転写用紙
上の現像剤像は、加熱ローラにより加熱されて溶融する
とともに、加熱ローラおよび加圧ローラによって転写用
紙上に加圧されることにより定着される。
【0004】上記構成の定着装置において、加熱ローラ
は、現像剤に定着に必要な熱量を付与できるように、ヒ
ータにより所定の温度に加熱されている。定着時に消費
される加熱ローラの熱量の内、定着用紙によって消費さ
れる熱量は、定着用紙上の現像剤によって消費される熱
量の約6ないし7倍と非常に大きく、現像剤に付与され
る熱量は定着用紙の温度によって大きく左右される。
【0005】そのため、従来の定着装置において、加熱
ローラの加熱温度は、定着用紙の温度が予想される最低
温度の場合でも確実な定着が行えるように、この最低温
度に応じた比較的高い加熱温度に設定されている。そし
て、画像形成装置の動作中、加熱ローラの温度は常に上
記設定温度に維持されている。また、定着装置から放出
された熱は、ファン等を用いて画像形成装置の外部に排
出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱ロ
ーラの設定温度を転写用紙の最低温度に対応する比較的
高い温度に設定する場合、加熱ローラをこの設定温度ま
で加熱するのに時間が掛かり、画像形成装置のウォーミ
ングアップ時間が長くなってしまう。
【0007】また、加熱ローラの温度は常に一定に保持
されているため、供給される転写用紙の温度が上記最低
温度よりも高い場合には、加熱ローラは過剰加熱の状態
となり、余剰熱は定着に利用されることなく装置の外部
に排出される。従って、熱損失が大きく、無駄な消費電
力を必要とする。
【0008】一方、加熱ローラの設定温度が一定である
のに対して、転写用紙の温度は外部環境に応じて変化す
る。そのため、転写用紙の温度変化に伴って定着強度が
変化し、画像の定着ムラやオフセット等が生じてしまう
虞がある。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、消費電力の低減を図ることができると
ともに、安定した定着が可能な定着装置、およびこの定
着装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る定着装置および画像形成装置は、加
熱ローラから生じた排熱を画像形成前の被転写材に供給
して被転写材の温度を上げることにより、加熱ローラに
必要な熱量を低減するとともに、供給される被転写材の
温度に応じて加熱ローラの温度を調整することにより、
一定の定着強度を維持することを特徴としている。
【0011】すなわち、この発明に係る定着装置は、第
1のローラと、第1のローラに所定の圧力で転接し、第
1のローラとの間で被転写材を挟持する第2のローラ
と、上記第1のローラを加熱する加熱手段と、上記第1
および第2のローラから生じた排熱を被転写材に供給す
る供給手段と、上記第1および第2のローラ間に供給さ
れる被転写材の温度に応じて上記第1の加熱ローラの加
熱温度を調整する手段と、を備えている。
【0012】また、この発明に係る画像形成装置は、被
転写材を収容した収容部と、被転写材上に現像剤像を形
成する画像形成手段と、上記収容部から上記画像形成手
段に被転写材を搬送する搬送手段と、上記被転写材上に
形成された現像剤像を被転写材に定着する定着装置と、
上記定着装置に送られる被転写材の温度を検出する検出
手段と、を備え、上記定着装置は、第1のローラと、上
記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラと
の間で被転写材を挟持する第2のローラと、上記第1の
ローラを加熱する加熱手段と、上記第1および第2のロ
ーラから生じた排熱を上記収容部に供給して収容部内の
被転写材を加熱する供給手段と、上記検出手段により検
出された被転写材の温度に応じて上記第1の加熱ローラ
の加熱温度を調整する手段と、を備えている。
【0013】請求項3に係るこの発明の画像形成装置
は、収容部内の被転写材の温度を検出する第2の検出手
段を更に備え、定着装置は、上記第2の検出手段により
検出された温度が所定の温度を越えた場合に、上記供給
手段による排熱の供給を停止する停止手段を備えてい
る。
【0014】請求項6に係るこの発明の画像形成装置
は、定着装置の第1のローラの温度を検出するローラ温
度検出手段を更に備え、定着装置は、ウォーミングアッ
プ時、上記ローラ温度検出手段により検出された温度が
所定の初期設定温度に達するまで加熱手段を作動させる
とともに、定着動作時、検出手段により検出された被転
写材の温度に応じて、上記加熱手段により上記第1の加
熱ローラの加熱温度を調整する制御手段を備えている。
【0015】請求項7に係るこの発明の画像形成装置
は、収容部内の被転写材の温度を検出する第2の検出手
段と、定着装置の第1のローラの温度を検出するローラ
温度検出手段を更に備え、定着装置は、ウォーミングア
ップ時、上記ローラ温度検出手段により検出された温度
が所定の初期設定温度に達するまで加熱手段を作動させ
るとともに、上記第2の検出手段により検出された被転
写材の温度に応じて上記初期設定温度を変更し、定着動
作時、第1の検出手段により検出された被転写材の温度
に応じて、上記加熱手段により上記第1の加熱ローラの
加熱温度を調整する制御手段を備えている。
【0016】
【作用】以上のように構成されたこの発明に係る定着装
置において、加熱手段により加熱された第1のローラと
第2のローラとの間に送られてきた被転写材は、第1の
ローラにより被転写材上の現像剤像と共に加熱され、現
像剤は加熱溶融して被転写材に定着される。一方、第1
および第2のローラから生じた排熱は供給手段によって
予め被転写材に供給され、被転写材を加熱する。それに
より、予め加熱されて温度の上昇した被転写材が第1お
よび第2のローラ間に送られる。
【0017】また、加熱手段による第1のローラの加熱
温度は、調整手段により、第1および第2のローラ間に
供給される被転写材の温度に応じて現像剤像の定着に必
要な温度に調整される。
【0018】上記のように構成された画像形成装置によ
れば、収容部に収容された被転写材は、搬送手段により
画像形成手段に搬送され、ここで、現像剤像が被転写材
上に形成された後、定着装置へ送られる。定着装置にお
いて、加熱手段により加熱された第1のローラと第2の
ローラとの間に送られてきた被転写材は、第1のローラ
により被転写材上の現像剤像と共に加熱され、現像剤は
加熱溶融して被転写材に定着される。
【0019】一方、第1および第2のローラから生じた
排熱は供給手段によって収容部へ供給され、収容部内の
被転写材は供給された排熱によって加熱される。それに
より、予め加熱されて温度の上昇した被転写材に現像剤
像が形成され、定着装置に送られる。
【0020】また、定着装置に送られる被転写材の温度
は検出手段によって検出され、定着装置の調整手段は、
検出された被転写材の温度に応じて加熱手段を制御し、
第1のローラの加熱温度を現像剤像の定着に必要な温度
に調整する。
【0021】請求項3に係る画像形成装置によれば、第
2の検出手段により収容部内の被転写材の温度が検出さ
れ、定着装置の停止手段は、第2の検出手段により検出
された温度が所定の温度を越えた場合に、供給手段によ
る排熱の供給を停止し、被転写材の過度の加熱を防止す
る。
【0022】請求項5に係る画像形成装置によれば、ウ
ォーミングアップ時、定着装置の第1のローラは加熱手
段によって加熱され、ローラ温度検出手段により検出さ
れたローラの温度が所定の初期加熱温度に達した時点で
ウォーミングアップが終了する。そして、定着動作時、
検出手段により検出された被転写材の温度に応じて、加
熱手段を作動させ第1の加熱ローラの加熱温度を変更す
る。例えば、検出された被転写材の温度が所定の温度よ
りも低い場合、第1のローラは初期設定温度よりも高い
温度に加熱される。
【0023】請求項6に係る画像形成装置によれば、ウ
ォーミングアップ時、第1のローラは加熱手段により所
定の初期加熱温度まで加熱される。同時に、第2の検出
手段により収容部内の被転写材の温度が検出され、検出
された温度が所定の設定温度と異なる場合には、加熱手
段により第1のローラの初期加熱温度を変更する。例え
ば、被転写材の温度が設定温度よりも低い場合、第1の
ローラは加熱手段により所定の初期加熱温度よりも高い
温度まで加熱され、そにより、ウォーミングアップが終
了する。また、定着動作時において、第1のローラの加
熱温度は、定着装置に供給される被転写材の温度に応じ
て調整される。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明をカラー
プリンタに適用した実施例について詳細に説明する。図
1に示すように、カラープリンタの筐体1内には、画像
形成手段としての画像形成部10が設けられている。画
像形成部10は、それぞれイエロ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナ−を用
いて画像の各色成分毎に画像形成を行う4組の記録装置
10Y,10M,10C,10BKを備え、これらの記
録装置は後述する転写用紙の搬送路に順に並んで配置さ
れている。
【0025】各記録装置10Y,10M,10C,10
BKは、それぞれ同一の構成を有している。そこで、説
明を簡単化するため、シアン用の記録装置10Cを代表
してその構成を詳細に説明し、他の記録装置10Y,1
0M,10BKについてはその詳細な説明を省略する。
なお、各色の記録装置について同じ構成部分には同じ参
照符号を付し、この参照符号に各色を示す添字Y,M,
C,BKを付して各色の記録装置を区別している。
【0026】記録装置10Cは、像担持体としての感光
体ドラム11Cを有し、その周囲には、帯電装置12
C、後述するレーザ露光ユニット13からのレーザ光が
照射される露光部13C、シアンの非磁性粉体一成分現
像剤からなるトナーTCを感光体ドラム11Cに供給す
る現像装置14C、転写器としての転写ロ−ラ15C、
クリーニング装置16C、除電ランプ9Cが、感光体ド
ラムの回転方向に沿って順に設けられている。
【0027】帯電装置12Cにより一様に帯電された感
光体ドラム11C上には、レーザ露光ユニットからのレ
ーザ光により、シアンに対応する色成分の静電潜像が形
成され、この静電潜像は現像装置14Cから供給された
トナーTCにより現像されて現像剤像(トナ−像)を形
成する。また、感光体ドラム11C上の現像剤像は転写
ローラ15Cによって転写用紙Pに転写され、その後、
感光体ドラム11C表面はクリーニング装置16Cによ
り残留トナーが除去され、更に、除電ランプ9Cにより
除電される。
【0028】レーザ露光ユニット13は、筐体1内にお
いて画像形成部10の上方に配設されている。このレー
ザ露光ユニット13は、各色成分毎の画像データに対向
するレーザ光を発生する図示しない4つの半導体レーザ
素子と、これらの半導体レーザ素子から出射されたレー
ザ光を記録装置10Y,10M,10C、10BKの感
光体ドラムの露光位置13Y、13M、13C、13B
Kに向けて所定の線速度で偏向する偏向装置20と、を
備えている。
【0029】偏向装置20は、各半導体レーザ素子から
のレーザ光が入射するポリゴンミラー21と、ポリゴン
ミラーを所定の速度で回転させるポリゴンモータ22
と、ポリゴンミラーにより反射および走査されたレーザ
光を各色成分毎に露光位置13Y、13M、13C、1
3BKに向けて偏向する偏向光学系24等を有してい
る。
【0030】偏向光学系24は、ポリゴンミラー21か
らのレーザ光に所定の収差特性を与えるとともに、各色
成分のレーザ光の露光位置での変動を一定の範囲内に抑
える第1ないし第3の結像レンズ25、26、27と、
第3の結像レンズ27を通過した各色成分のレーザ光を
それぞれ対応する感光体ドラムの露光位置へ向けて折り
返す多数のミラー28と、を備えている。
【0031】なお、レーザ露光ユニット13には、図示
しないスキャナーで読み取られた画像の各色成分毎の画
像データ、あるいは、外部機器から送られた各色成分毎
の画像データが入力される。
【0032】一方、筐体1内において画像形成部10の
下方には、被転写材としての転写用紙Pを複数枚収容し
た給紙カセット30が配設されている。この給紙カセッ
ト30はこの発明における収容部として機能する。
【0033】給紙カセット30は、上部の開口した皿状
のカセット本体31と、カセット本体の開口ほぼ全体を
閉塞したトップカバー32と、を有している。給紙カセ
ット30の用紙取出し側の端部において、給紙カセット
の底壁には多数の排気口34が形成され、また、給紙カ
セットの他端部において、トップカバー32には給気口
36が形成されている。
【0034】給紙カセット30の底壁31と筐体1との
間には給気ファン38が設けられ、排気口34と対向し
ている。この給気ファン38により、給紙カセット30
内の空気は排気口34を通して吸い出され、筐体1の底
壁に形成された排気口40を通して外部に排気される。
また、給紙カセット30内には、給紙カセット内部の温
度、特に、収容されている転写用紙Pの温度を検出する
温度センサ41が設けられている。
【0035】給紙カセット30内の転写用紙Pは、給紙
機構42により取り出され、画像形成部10の記録装置
10Y、10M、10C、10BKを順に通して搬送さ
れる。詳細に述べると、給紙機構38は、給紙カセット
30から転写用紙Pを1枚づつ取り出すピックアップロ
ーラ43、ピックアップローラ43により取り出された
転写用紙Pを搬送する給紙ローラ対44、この給紙ロー
ラ対44により搬送される転写用紙P、あるいは筐体1
の側壁に形成された手差し口45から挿入された転写用
紙の先端整位を行うとともに、タイミングを取って搬送
ベルト46に送り込むレジストローラ対47を備えてい
る。
【0036】搬送ベルト46は、駆動ローラ46aと従
動ローラ46bとの間に架設され、画像形成部10の下
方に張設されている。また、搬送ベルト46は、記録装
置10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム1
1Y、11M、11C、11BKに対向し、これらの感
光体ドラムに接触した状態で走行される。記録装置10
Y、10M、10C、10BKの転写ローラ15Y、1
5M、15C、15BKは、それぞれ搬送ベルト46を
介して感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK
に転接している。従って、レジストローラ対47から送
られた転写用紙Pは、搬送ベルト46により記録装置1
0Y、10M、10C、10BKを順に通って搬送され
る。この間、感光体ドラム11Y、11M、11C、1
1BK上に形成された各色のトナー像は、転写ローラ1
5Y、15M、15C、15BKによって順次転写用紙
Pに多重転写される。
【0037】転写用紙Pの搬送方向に関して搬送ベルト
46の上流側端部で、レジズトローラ対47の下流側に
は、転写用紙Pの温度を検出する温度センサ50が設け
られている。温度センサ50および前述した温度センサ
41は、この発明における第1および第2の検出手段を
それぞれ構成している。
【0038】また、搬送ベルト46による転写用紙Pの
搬送方向下流側には、定着装置52、排紙ローラ対5
4、および排紙口55が順に設けられている。画像形成
部10によってトナー像の形成された転写用紙Pは定着
装置52へ送られ、ここでトナー像の定着が行なわれた
後、排紙口55を通して排紙トレイ56上に排紙され
る。
【0039】図2に示すように、定着装置52は、第1
のローラとして機能する加熱ローラ58と、この加熱ロ
ーラに所定の圧力で転接した第2のローラとしての加圧
ローラ60と、を備えている。加熱ローラ58は、直径
30mm、肉厚0.5mmに形成され、加熱手段として
機能する赤外線ヒータ62が内蔵されている。また、加
圧ローラ60は、直径30mmに形成され、この加圧ロ
ーラと加熱ローラ58とのニップ部分58aの長さは
3.5mmとなっている。
【0040】加熱ローラ58の周囲には、加熱ローラ表
面の温度を検出するローラ温度検出手段として機能する
サーミスタ63、加熱ローラ表面に剥離剤を塗布する塗
布ローラ64、定着後の転写用紙を加熱ローラ表面から
剥離する剥離爪65、および定着後の加熱ローラ表面を
清掃するクリーニング部材66がそれぞれ加熱ローラ表
面に接触した状態で設けられている。そして、加熱ロー
ラ58、サーミスタ63、塗布ローラ64、剥離爪65
およびクリーニング部材66は、ニップ部分58aを除
きカバー67によって覆われている。
【0041】また、加圧ローラ60の周囲は、加圧ロー
ラ表面を清掃するクリーニング部材68が接触して設け
られている。そして、加圧ローラ60およびクリーニン
グ部材68は、ニップ部分58aを除いてカバー70に
より覆われている。
【0042】定着装置52は、加熱ローラ58および加
圧ローラ60で生じた排熱を給紙カセット30内へ供給
して給紙カセット内の転写用紙Pを加熱する供給手段と
しての供給機構72を備えている。この給気機構72は
カバー70と一体に形成された給気管74を有してい
る。給気管74の一端はカバー70内部に連通し、他端
は、給紙カセット30に形成された給気口36に隣接対
向している。給気管74の内部には給気手段としての給
気ファン76が配設されている。給気ファン76は、カ
バー70内の空気を吸引し、給気管74および給気口3
6を通して給紙カセット30内へ給気する。
【0043】給気ファン76の下流側において、給気管
74にはリリース口74aが形成され、このリリース口
には開閉自在な蓋78が設けられている。そして、後述
するソレノイド等の開閉機構によって蓋78を開放して
リリース口74aを開けることにより、給気ファン76
により吸気された空気は、給紙カセット30へ供給され
ることなく、リリース口74aを介して定着装置52の
外部へ排出され、更に、筐体1の側壁に形成された排気
口80を通して筐体1の外部へ排出される。なお、蓋7
8、リリース口74a、後述するソレノイドは、この発
明における停止手段を構成している。
【0044】図3は定着装置52の制御機構の構成を概
略的に示している。制御機構は、定着装置52の加熱ロ
ーラ58の温度制御を行なう定着制御部82を備えてい
る。この定着制御部82は、この発明における制御手
段、調整手段、算出手段として機能する。定着制御部8
2には、サーミスタ63およびサイリスタ83が接続さ
れ、サイリスタ83にはサーモスイッチ84およびAC
電源85を介して赤外線ヒータ62が接続されている。
【0045】また、定着制御部82には、給気ファン3
8、76をそれぞれ駆動するドライバ86、87、温度
センサ41、50、および、蓋78を開閉するソレノイ
ド88を駆動するドライバ90が接続されている。
【0046】次に以上のように構成されたカラープリン
タにおける定着装置52の動作および温度制御について
詳細に説明する。カラープリンタの電源がオンされる
と、まず、定着制御部82による制御の下で、定着装置
52のウォーミングアップ動作が開始される。ウォーミ
ンウグアップ動作においては、図4に示すように、赤外
線ヒータ62がオンされるとともに、ドライバ86、8
7により給気ファン38、76が駆動される。それによ
り、赤外線ヒータ62によって加熱ローラ58が加熱さ
れ温度上昇する。また、加熱ローラ58の温度上昇に伴
い、加熱ローラからの放熱により加圧ローラ60が加熱
されるとともに、カバー67、70内の空気も加熱され
る。そして、カバー70内の加熱された空気は、給気フ
ァン76により給気管74を介して給紙カセット30内
へ供給され、更に、給気ファン38により排気口34を
通して給紙カセット30内から吸い出され排気口38を
通して筐体1の外部へ排出される。従って、給紙カセッ
ト30に収容された転写用紙Pは、給紙カセット内を流
れる加熱された空気により、つまり、定着装置52の排
熱により、加熱される。
【0047】加熱ローラ58が温度上昇する間、加熱ロ
ーラ表面の温度はサーミスタ63によって検出され、定
着制御部82へ入力される。定着制御部82は、検出さ
れた加熱ローラ58の表面温度が所定の初期加熱温度に
達した時点で、赤外線ヒータ62の制御をオン、オフ制
御に切換え、以後、加熱ローラの表面温度を初期加熱温
度に維持する。それにより、ウォーミングアップが終了
し、カラープリンタは印字可能な状態となる。
【0048】ここで、加熱ローラ58の初期加熱温度
は、予め設定された転写用紙Pの設定温度(実施例にお
いては約50℃)を仮定し、この設定温度に応じて決め
られている。実施例において、初期加熱温度は約190
℃に設定されている。また、転写用紙Pの設定温度は、
定着装置52からの排熱により加熱されて温度上昇する
転写用紙Pの平均温度とすることが望ましい。
【0049】一方、ウォーミングアップ終了後、カラー
プリンタに画像データが入力されて画像形成が開始され
ると、図5に示すように、給紙機構42により給紙カセ
ット30から転写用紙Pが取り出され、レジストローラ
47を介して搬送ベルト46へ送られる。搬送ベルト4
6へ送られた転写用紙Pの温度は、温度センサ50によ
って検出され、定着制御部82へ入力される。
【0050】定着制御部82は、検出された用紙温度を
前述した設定温度(約50℃)と比較し、一致している
場合には加熱ローラ58を初期加熱温度に維持する。ま
た、定着制御部82は、検出された用紙温度が設定温度
と異なる場合、用紙温度に応じて加熱ローラ58の表面
温度を変更する。
【0051】つまり、検出された用紙温度が設定温度よ
りも低い場合、定着制御部82は、予め実験により求め
られたデータに基づき、検出された用紙温度に対して定
着に必要な熱量を転写用紙に付与できる加熱ローラの加
熱温度を算出し、赤外線ヒータ62をオンして加熱ロー
ラ58を上記算出した加熱温度まで上昇させる。また、
検出された用紙温度が設定温度よりも高い場合、定着制
御部は82は、上記と同様に、検出された用紙温度に適
した加熱ローラ58の加熱温度を算出し、赤外線ヒータ
62をオフして加熱ローラを算出した加熱温度まで低下
させる。
【0052】このような加熱ローラ58の温度制御と同
時に、転写用紙Pは搬送ベルト46により画像形成部1
0を通して搬送され、画像形成部により各色のトナー像
が多重転写される。続いて、トナー像の形成された転写
用紙Pは搬送ベルト46により定着装置52へ送られ、
転写用紙Pの温度に対応する加熱温度に調整された加熱
ローラ58によってトナー像が溶融定着される。
【0053】一方、カラープリンタの動作中、給紙カセ
ット30内の転写用紙Pの温度は温度センサ41により
検出され、定着制御部82に入力される。何等かの原因
により、給紙カセット30内の転写用紙Pの温度が過度
に上昇し、所定の温度、例えば、約70℃を越えた場
合、定着制御部82は、図2に2点鎖線で示すように、
ソレノイド88により給気管74の蓋78を開位置へ回
動させ、給気管78のリリース口74aを開放する。そ
れにより、給気ファン76によって定着装置52から給
気される加熱空気は、リリース口74aを通って外部に
排気され、更に、筐体1に形成された排気口80を通っ
て筐体1の外部に排気される。従って、給紙カセット3
0内への加熱空気の供給が停止され、上記所定温度を越
える転写用紙Pの加熱が防止される。
【0054】以上のように構成されたカラープリンタに
よれば、定着装置52に生じた排熱を利用して転写用紙
Pを予め所定温度に加熱し、この加熱された転写用紙P
に画像形成および定着を行なっている。そのため、転写
用紙P上に形成されたトナー像の定着時、定着装置52
における加熱ローラ58の加熱温度を低く設定すること
ができる。
【0055】定着装置52の排熱を利用して転写用紙を
加熱することにより、加熱ローラ52の加熱温度をどの
程度下げることができるかを確認するため、図6(a)
および図6(b)に示すシュミレーションを行なった。
図6(a)は、定着装置52の排熱を利用して転写用紙
Pを約45℃に加熱した場合の結果を、図6(b)は、
排熱を利用せず転写用紙が約25℃の場合の結果をそれ
ぞれ示している。これらの図から、排熱を利用する場
合、加熱ローラ52の加熱温度を平均で約7℃下げた場
合でも、トナー像に充分な熱量を付与し必要な定着強度
を得られることが分かる。
【0056】上記のように加熱ローラ52の加熱温度を
低下させることが可能となるため、カラープリンタのウ
ォーミングアップ時間、つまり、定着装置52のウォー
ミングアップ時間を従来に比較して短縮することができ
る。
【0057】更に、本実施例によれば、定着装置に送ら
れ転写用紙Pの温度を検出し、検出された用紙温度に応
じて加熱ローラ52の加熱温度を最適な値に調整してい
る。そのため、加熱ローラを過度に加熱する必要がな
く、過剰熱量の供給による熱損失を低減することができ
るとともに、上述した排熱の利用による加熱温度の低下
と相俟って消費電力の低減を図ることができる。同時
に、常に、転写用紙の温度に適した加熱温度にて定着を
行なうことができ、定着強度が安定し定着むらやオフセ
ット等の発生を防止することができる。
【0058】また、給紙カセット30内の転写用紙Pの
所定の温度まで上昇した場合には、給紙カセットへの排
熱の供給を停止して転写用紙の過剰加熱を防止すること
ができる。従って、過剰加熱された転写用紙によるロー
ラ、搬送ベルト、感光体ドラム等の損傷を予め防止する
ことができる。
【0059】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変更可能であ
る。例えば、上記実施例において、ウォーミングアップ
は、加熱ローラが所定の初期加熱温度まで加熱された時
点で終了する構成としたが、図7に示すように、給紙カ
セット30内の転写用紙の温度に応じて、ウォーミング
アップ時の初期加熱温度を変更するようにしてもよい。
【0060】つまり、この例によれば、ウォーミングア
ップ時、加熱ローラ58は、まず、予め設定された初期
加熱温度まで加熱される。そして、初期加熱温度に達し
た時点で、温度センサ41により給紙カセット30内の
転写用紙Pの温度を検出する。そして、検出された用紙
温度が、予め仮定された設定温度、例えば、約50℃と
異なる場合、定着制御部82は検出された用紙温度に適
した加熱ローラ52の加熱温度を算出し、初期加熱温度
を算出された加熱温度に変更するとともに、赤外線ヒー
タ62を制御することにより加熱ローラを変更された初
期加熱温度に調整する。
【0061】続いて、定着制御部82は、サーミスタ6
3により加熱ローラ58の加熱温度を検出し、変更され
た初期加熱温度に達した時点で、赤外線ヒータ62の制
御をオン、オフ制御に切り換えてウォーミングアップを
終了する。また、この発明はカラープリンタに限らず、
複写機等の他の画像形成装置にも適用できることは言う
までもない。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、定着装置に生じた排熱を利用して非転写材を予め加
熱するとともに、非転写材の温度に応じて定着装置の加
熱ローラの加熱温度を調整することにより、加熱ローラ
の加熱温度を低く設定しウォーミングアップ時間の短縮
を図ることができるとともに、消費電力の低減および安
定した定着が可能な定着装置および画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るカラープリンタ全体
を示す断面図。
【図2】上記カラープリンタの定着装置を拡大して示す
断面図。
【図3】上記定着装置の制御機構の構成を概略的に示す
ブロック図。
【図4】上記定着装置のウォーミングアップ動作を示す
フローチャート。
【図5】上記カラープリンタの印字動作を概略的に示す
フローチャート。
【図6】図6(a)は上記定着装置の排熱を利用して転
写用紙を加熱した場合における、定着時の加熱ローラの
表面温度と転写用紙の温度との関係を示すグラフ、図6
(b)は上記定着装置の排熱を利用しない場合におけ
る、定着時の加熱ローラの表面温度と転写用紙の温度と
の関係を示すグラフ。
【図7】上記定着装置の他のウォーミングアップ動作を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1…筐体、10…画像形成部、10Y、10M、10
C、10BK…記録装置、11Y、11M、11C、1
1BK…感光体ドラム、30…給紙カセット、38、7
6…給気ファン、42…給紙機構、41、50…温度セ
ンサ、52…定着装置、58…加熱ローラ、60…加圧
ローラ、62…赤外線ヒータ、63…サーミスタ、72
…供給機構、74…給気管、74a…リリース口、78
…蓋、82…定着制御部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のローラと、 上記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラ
    との間で被転写材を挟持する第2のローラと、 上記第1のローラを加熱する加熱手段と、 上記第1および第2のローラから生じた排熱を被転写材
    に供給する供給手段と、 上記第1および第2のローラ間に供給される被転写材の
    温度に応じて上記第1の加熱ローラの加熱温度を調整す
    る手段と、 を備え、上記被転写材上に形成された現像剤像を被転写
    材に定着する定着装置。
  2. 【請求項2】 被転写材を収容した収容部と、 被転写材上に現像剤像を形成する画像形成手段と、 上記収容部から上記画像形成手段に被転写材を搬送する
    搬送手段と、 上記被転写材上に形成された現像剤像を被転写材に定着
    する定着装置と、 上記定着装置に送られる被転写材の温度を検出する検出
    手段と、を備え、 上記定着装置は、第1のローラと、 上記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラ
    との間で被転写材を挟持する第2のローラと、 上記第1のローラを加熱する加熱手段と、 上記第1および第2のローラから生じた排熱を上記収容
    部に供給して収容部内の被転写材を加熱する供給手段
    と、 上記検出手段により検出された被転写材の温度に応じて
    上記第1の加熱ローラの加熱温度を調整する手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 被転写材を収容した収容部と、 被転写材上に現像剤像を形成する画像形成手段と、 上記収容部から上記画像形成手段に被転写材を搬送する
    搬送手段と、 上記被転写材上に形成された現像剤像を被転写材に定着
    する定着装置と、 上記定着装置に送られる被転写材の温度を検出する第1
    の検出手段と、 上記収容部内の被転写材の温度を検出する第2の検出手
    段と、を備え、 上記定着装置は、第1のローラと、 上記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラ
    との間で被転写材を挟持する第2のローラと、 上記第1のローラを加熱する加熱手段と、 上記第1および第2のローラから生じた排熱を上記収容
    部に供給して収容部内の被転写材を加熱する供給手段
    と、 上記第1の検出手段により検出された被転写材の温度に
    応じて上記第1の加熱ローラの加熱温度を調整する手段
    と、 上記第2の検出手段により検出された温度が所定の温度
    を越えた場合に、上記供給手段による排熱の供給を停止
    する停止手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 被転写材を収容した収容部と、 被転写材上に現像剤像を形成する画像形成手段と、 上記収容部から上記画像形成手段に被転写材を搬送する
    搬送手段と、 上記被転写材上に形成された現像剤像を被転写材に定着
    する定着装置と、 上記定着装置に送られる被転写材の温度を検出する検出
    手段と、を備え、 上記定着装置は、第1のローラと、 上記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラ
    との間で被転写材を挟持する第2のローラと、 上記第1のローラを加熱する加熱手段と、 上記第1および第2のローラから生じた排熱を上記収容
    部に供給して収容部内の被転写材を加熱する供給手段
    と、 上記検出手段により検出された被転写材の温度に応じて
    現像剤の定着に適した加熱温度を算出する算出手段を有
    し、上記第1のローラの温度が上記算出された加熱温度
    となるように上記加熱手段を制御する手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 被転写材を収容した収容部と、 被転写材上に現像剤像を形成する画像形成手段と、 上記収容部から上記画像形成手段に被転写材を搬送する
    搬送手段と、 上記被転写材上に形成された現像剤像を被転写材に定着
    する定着装置と、 上記定着装置に送られる被転写材の温度を検出する検出
    手段と、を備え、 上記定着装置は、第1のローラと、 上記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラ
    との間で被転写材を挟持する第2のローラと、 上記第1および第2のローラを覆ったカバーと、 上記第1のローラを加熱する加熱手段と、 上記カバー内部に連通した一端および上記給紙カセット
    に隣接した他端を有する給気部、および上記給気部内に
    配設され、上記カバー内の空気を吸引して上記給紙カセ
    ット内へ送る給気手段を有し、上記第1および第2のロ
    ーラから生じた排熱を上記収容部に供給して収容部内の
    被転写材を加熱する供給手段と、 上記検出手段により検出された被転写材の温度に応じて
    上記第1の加熱ローラの加熱温度を調整する手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 被転写材を収容した収容部と、 被転写材上に現像剤像を形成する画像形成手段と、 上記収容部から上記画像形成手段に被転写材を搬送する
    搬送手段と、 上記被転写材上に形成された現像剤像を被転写材に定着
    する定着装置と、 上記定着装置に送られる被転写材の温度を検出する検出
    手段と、を備え、 上記定着装置は、第1のローラと、 上記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラ
    との間で被転写材を挟持する第2のローラと、 上記第1のローラを加熱する加熱手段と、 上記第1のローラの温度を検出するローラ温度検出手段
    と、 上記第1および第2のローラから生じた排熱を上記収容
    部に供給して収容部内の被転写材を加熱する供給手段
    と、 ウォーミングアップ時、上記ローラ温度検出手段により
    検出された温度が所定の初期加熱温度に達するまで上記
    加熱手段を作動させるとともに、定着動作時、上記検出
    手段により検出された被転写材の温度に応じて、上記加
    熱手段により上記第1の加熱ローラの加熱温度を調整す
    る制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 被転写材を収容した収容部と、 被転写材上に現像剤像を形成する画像形成手段と、 上記収容部から上記画像形成手段に被転写材を搬送する
    搬送手段と、 上記被転写材上に形成された現像剤像を被転写材に定着
    する定着装置と、 上記定着装置に送られる被転写材の温度を検出する第1
    の検出手段と、 上記収容部における被転写材の温度を検出する第2の検
    出手段と、を備え、 上記定着装置は、第1のローラと、 上記第1のローラに所定の圧力で転接し、第1のローラ
    との間で被転写材を挟持する第2のローラと、 上記第1のローラを加熱する加熱手段と、 上記第1のローラの温度を検出するローラ温度検出手段
    と、 上記第1および第2のローラから生じた排熱を上記収容
    部に供給して収容部内の被転写材を加熱する供給手段
    と、 ウォーミングアップ時、上記ローラ温度検出手段により
    検出された温度が所定の初期加熱温度温度に達するまで
    上記加熱手段を作動させるとともに、上記第2の検出手
    段により検出された被転写材の温度に応じて上記初期加
    熱温度を変更し、定着動作時、上記第1の検出手段によ
    り検出された被転写材の温度に応じて、上記加熱手段に
    より上記第1の加熱ローラの加熱温度を調整する制御手
    段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP7062493A 1995-03-22 1995-03-22 定着装置およびこれを備えた画像形成装置 Pending JPH08262894A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078755A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置
US20110094440A1 (en) * 2009-10-27 2011-04-28 Xerox Corporation Apparatuses useful in printing, fixing devices and methods of preheating substrates in apparatuses useful in printing
JP2011123124A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2017198936A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム及び冷却制御方法

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