JPH082612Y2 - 回転センサ - Google Patents
回転センサInfo
- Publication number
- JPH082612Y2 JPH082612Y2 JP6093190U JP6093190U JPH082612Y2 JP H082612 Y2 JPH082612 Y2 JP H082612Y2 JP 6093190 U JP6093190 U JP 6093190U JP 6093190 U JP6093190 U JP 6093190U JP H082612 Y2 JPH082612 Y2 JP H082612Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet rotor
- magnetic
- rotation sensor
- hall
- spring washer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば車両の走行速度を検出するために使
用されるホールIC使用の回転センサに関するものであ
る。
用されるホールIC使用の回転センサに関するものであ
る。
〔従来の技術〕 この種の回転センサの先行例としては、第3図に示す
如き構造のものがある。すなわち、1は不図示の変速機
の出力軸に設けられた歯車と噛合されて、その出力軸の
回転が伝達されるピニオンであって、このピニオン1は
樹脂製の非磁性材料であるハウジング2によって回転自
在に支持されている回転軸3の一端に取付けられてい
る。この回転軸3の他端には、スリーブ4を介して周方
向にN、S極が交互に着磁されたマグネットロータ5が
支持体6を介して固定されている。このマグネットロー
タ5の側方には、そのマグネットロータ5の側面に接近
して、デジタル出力のホールIC7が位置されている。8
はホールIC7、さらには不図示の電子的処理回路を設け
ているプリント基板、9はそのプリント基板の回路に接
続される接続端子10を有するコネクタである。また上記
支持体6とスリーブ4との間には回転マグネット5をホ
ールIC7方向へ付勢接近せしめて検出力の性能を高める
ためすなわちノイズを解消するためのスラスト方向のス
プリングワッシャ11が介在されている。
如き構造のものがある。すなわち、1は不図示の変速機
の出力軸に設けられた歯車と噛合されて、その出力軸の
回転が伝達されるピニオンであって、このピニオン1は
樹脂製の非磁性材料であるハウジング2によって回転自
在に支持されている回転軸3の一端に取付けられてい
る。この回転軸3の他端には、スリーブ4を介して周方
向にN、S極が交互に着磁されたマグネットロータ5が
支持体6を介して固定されている。このマグネットロー
タ5の側方には、そのマグネットロータ5の側面に接近
して、デジタル出力のホールIC7が位置されている。8
はホールIC7、さらには不図示の電子的処理回路を設け
ているプリント基板、9はそのプリント基板の回路に接
続される接続端子10を有するコネクタである。また上記
支持体6とスリーブ4との間には回転マグネット5をホ
ールIC7方向へ付勢接近せしめて検出力の性能を高める
ためすなわちノイズを解消するためのスラスト方向のス
プリングワッシャ11が介在されている。
このように、従来の回転センサにあっては、マグネッ
トロータ5の端面を、ホールIC7方向へ常に付勢して、
マグネットロータ5のスラスト方向のガタを解消させホ
ールIC7との間隙を一定となしてパルス波形の崩れ等に
よるノイズの発生を抑制し、安定した磁気作用を受けさ
せて精度の高い回転検出を可能ならしめるためにスプリ
ングワッシャ11が介在されている。従ってこの従来例に
あっては、上記スプリングワッシャ11を組付けなければ
ならないことから、そのスプリングワッシャ11の部品点
数が嵩み、さらにはこのスプリングワッシャ11を組付け
るための工業工程が増大してコスト高となる。さらには
そのスプリングワッシャ11とマグネットロータ5を含む
回転体との機械的接圧により、そのマグネットロータ5
を含む回転体あるいはスプリングワッシャ17に摩耗が生
じ耐久信頼性に欠けるという問題点があった。
トロータ5の端面を、ホールIC7方向へ常に付勢して、
マグネットロータ5のスラスト方向のガタを解消させホ
ールIC7との間隙を一定となしてパルス波形の崩れ等に
よるノイズの発生を抑制し、安定した磁気作用を受けさ
せて精度の高い回転検出を可能ならしめるためにスプリ
ングワッシャ11が介在されている。従ってこの従来例に
あっては、上記スプリングワッシャ11を組付けなければ
ならないことから、そのスプリングワッシャ11の部品点
数が嵩み、さらにはこのスプリングワッシャ11を組付け
るための工業工程が増大してコスト高となる。さらには
そのスプリングワッシャ11とマグネットロータ5を含む
回転体との機械的接圧により、そのマグネットロータ5
を含む回転体あるいはスプリングワッシャ17に摩耗が生
じ耐久信頼性に欠けるという問題点があった。
本考案はかかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、マグネットロータの磁力を利用してスラスト方向に
付勢することにより、回転検出値の性能を高め、さらに
は部品点数の削減及び耐久性を向上せしめることができ
るようにした回転センサを提供することにある。
で、マグネットロータの磁力を利用してスラスト方向に
付勢することにより、回転検出値の性能を高め、さらに
は部品点数の削減及び耐久性を向上せしめることができ
るようにした回転センサを提供することにある。
以下に本考案を第1図及び第2図に示す実施例に基い
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
以下に本考案を、第1図及び第2図に示す実施例に基
いて詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明
した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付し
て、その同一構造部分の説明は省略する。
いて詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明
した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付し
て、その同一構造部分の説明は省略する。
すなわち本実施例にあっては、第1図に示すように、
ハウジング2に形成したマグネットロータ5収容室20
と、半導体磁気検出素子(以下これをホールICと称す)
7等の信号制御回路21を収容する回路収容室21との間に
非磁性材料の仕切板22を設けると共に、この仕切板22の
ロータ収容室20側端面に、第2図に示すようにホールIC
7を避ける切欠き23を有する磁性板24を添設する。従っ
て、マグネットロータ5の中心に設けられているスラス
ト受けボール25は、磁性板24の中心点で受け止められる
ものである。またこの実施例にあっては、従来例におい
て図示されているスプリングワッシャ11は省かれてい
る。
ハウジング2に形成したマグネットロータ5収容室20
と、半導体磁気検出素子(以下これをホールICと称す)
7等の信号制御回路21を収容する回路収容室21との間に
非磁性材料の仕切板22を設けると共に、この仕切板22の
ロータ収容室20側端面に、第2図に示すようにホールIC
7を避ける切欠き23を有する磁性板24を添設する。従っ
て、マグネットロータ5の中心に設けられているスラス
ト受けボール25は、磁性板24の中心点で受け止められる
ものである。またこの実施例にあっては、従来例におい
て図示されているスプリングワッシャ11は省かれてい
る。
このような構成の回転センサにあっては、周方向に着
磁されているマグネットロータ5の着磁力で、磁性板24
方向へ引き寄せられる勢力すなわちマグネットロータ5
には、ホールIC方向へ接近するスラスト方向の勢力が作
用されていることから、そのマグネットロータ5とホー
ルICとの間隙は、受けボール25によって限定される間隙
を保って一定に保持されるものである。従って従来使用
されていたスプリングワッシャを省きながらも、マグネ
ットロータの回転時において、マグネットロータと磁性
板との吸引力でそのスラスト方向の揺動(変動)を阻止
することができるので、該マグネットロータとホールIC
間の間隙を一定に保持させて常に安定した精度の高い回
転検出が得られる。さらにこの回転センサにあっては、
スプリングワッシャを省くことでその部品点数の削減に
よる経済性が高められる。
磁されているマグネットロータ5の着磁力で、磁性板24
方向へ引き寄せられる勢力すなわちマグネットロータ5
には、ホールIC方向へ接近するスラスト方向の勢力が作
用されていることから、そのマグネットロータ5とホー
ルICとの間隙は、受けボール25によって限定される間隙
を保って一定に保持されるものである。従って従来使用
されていたスプリングワッシャを省きながらも、マグネ
ットロータの回転時において、マグネットロータと磁性
板との吸引力でそのスラスト方向の揺動(変動)を阻止
することができるので、該マグネットロータとホールIC
間の間隙を一定に保持させて常に安定した精度の高い回
転検出が得られる。さらにこの回転センサにあっては、
スプリングワッシャを省くことでその部品点数の削減に
よる経済性が高められる。
以上のように本考案は非磁性材料によって形成された
ハウジング2内に、周方向に磁極が形成されかつ回転軸
3の一端に固着されたマグネットロータ5と、該マグネ
ットロータ5の側方に位置されかつ前記磁極の通過を検
知する半導体磁気検出素子7との間に仕切板22を設けこ
の仕切板における前記半導体磁気検出素子7を避けた部
位に、前記マグネットロータ5が吸引される磁性板23を
固着してなる回転センサであるから、これによれば、従
来使用されていたスプリングワッシャを省きならがも、
マグネットロータの回転時において、マグネットロータ
と磁性板との吸引力でそのスラスト方向の揺動(変動)
を阻止することができるので、該マグネットロータとホ
ールIC間の間隙を一定に保持させて常に安定した精度の
高い回転検出が得られる。さらにこの回転センサにあっ
ては、スプリングワッシャを省くことでその部品点数の
削減による経済性が高められるという効果が得られる。
ハウジング2内に、周方向に磁極が形成されかつ回転軸
3の一端に固着されたマグネットロータ5と、該マグネ
ットロータ5の側方に位置されかつ前記磁極の通過を検
知する半導体磁気検出素子7との間に仕切板22を設けこ
の仕切板における前記半導体磁気検出素子7を避けた部
位に、前記マグネットロータ5が吸引される磁性板23を
固着してなる回転センサであるから、これによれば、従
来使用されていたスプリングワッシャを省きならがも、
マグネットロータの回転時において、マグネットロータ
と磁性板との吸引力でそのスラスト方向の揺動(変動)
を阻止することができるので、該マグネットロータとホ
ールIC間の間隙を一定に保持させて常に安定した精度の
高い回転検出が得られる。さらにこの回転センサにあっ
ては、スプリングワッシャを省くことでその部品点数の
削減による経済性が高められるという効果が得られる。
第1図は本考案よりなる回転センサの実施例を示した断
面図、第2図は磁性板の形状説明図、第3図は従来例の
断面説明図である。 20……マグネットロータ収容室 21……回路収容室、22……仕切板 23……切欠き、24……磁性板 25……受けホール
面図、第2図は磁性板の形状説明図、第3図は従来例の
断面説明図である。 20……マグネットロータ収容室 21……回路収容室、22……仕切板 23……切欠き、24……磁性板 25……受けホール
Claims (1)
- 【請求項1】非磁性材料によって形成されたハウジング
(2)内に、周方向に磁極が形成されかつ回転軸(3)
の一端に固着されたマグネットロータ(5)と、該マグ
ネットロータ(5)の側方に位置されかつ前記磁極の通
過を検知する半導体磁気検出素子(7)との間に仕切板
(22)を設けこの仕切板における前記半導体磁気検出素
子(7)を避けた部位に、前記マグネットロータ(5)
が吸引される磁性板(23)を固着してなる回転センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093190U JPH082612Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 回転センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093190U JPH082612Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 回転センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0421865U JPH0421865U (ja) | 1992-02-24 |
JPH082612Y2 true JPH082612Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31588732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6093190U Expired - Lifetime JPH082612Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 回転センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082612Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP6093190U patent/JPH082612Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0421865U (ja) | 1992-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4733119A (en) | 1-Phase self-starting disk-type brushless motor with cogging-producing element | |
JP2004513335A (ja) | ステアリングホイール用の計装付き軸受け | |
US4737675A (en) | Brushless motor with center leads for preventing signal distortion | |
JP3043529B2 (ja) | 回転角度センサ | |
JPH082612Y2 (ja) | 回転センサ | |
JP3061225B2 (ja) | 磁電変換型回転角センサ | |
JPS6338948B2 (ja) | ||
JPH01186151A (ja) | 無刷子電動機 | |
JPH0789117B2 (ja) | 回転センサ | |
JP2001275331A (ja) | 揺動アクチュエーター | |
JPH11295330A (ja) | 車速センサ | |
JPH0619298Y2 (ja) | 直流モ−タ装置 | |
JP3064715B2 (ja) | 回転角度センサ | |
JP2879949B2 (ja) | 回転センサの製造方法 | |
JP2650033B2 (ja) | モータ | |
KR200143097Y1 (ko) | 공극형 모터의 영구자석 배치구조 | |
JPS59104068U (ja) | 回転数検出装置 | |
JPS58218652A (ja) | 回転検出装置 | |
JPS6020052Y2 (ja) | 回転検出装置 | |
JPS59615A (ja) | 回転位置検出装置 | |
JPS6142262A (ja) | ブラシレスモ−タ | |
JPH0446176Y2 (ja) | ||
JPS63124079U (ja) | ||
JPH0241869Y2 (ja) | ||
JP3118831B2 (ja) | モータ |