JPH08260917A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

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JPH08260917A
JPH08260917A JP7060897A JP6089795A JPH08260917A JP H08260917 A JPH08260917 A JP H08260917A JP 7060897 A JP7060897 A JP 7060897A JP 6089795 A JP6089795 A JP 6089795A JP H08260917 A JPH08260917 A JP H08260917A
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tooth
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external tooth
piston
internal
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JP7060897A
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Katsuhiko Eguchi
勝彦 江口
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】内燃機関の弁開閉時期制御装置に関し、ギヤ付
きピストンを軸方向に移動するものにおいて、簡単な構
成で、ギヤのバックラッシを完全に零とする装置を提供
する。 【構成】ピストン18は、一端に第1内歯19aを他端
に第2内歯20aをもつ外郭部材21と、第1内歯に隣
接した第1シザース歯22a及び第2内歯に隣接した第
2シザース歯22bをもつ遊動部材22と、付勢部材2
3とで構成する。付勢部材によって第1内歯と第1シザ
ース歯はカムシャフト11と一体の第1外歯部材13に
バックラッシ零で係合し、第2内歯と第2シザース歯は
カムシャフトに対し回動自在の第2外歯部材15にバッ
クラッシ零で係合する。更に、第1,第2外歯部材は歯
筋が互い違いに異なるヘリカル状であり、ピストンを軸
方向に移動した時、第1外歯が歯筋の回転方向に回動し
第2外歯はみかけ上静止してカムシャフトをプーリ12
に対し移相する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムシャフトとタイミ
ングプーリとの間に介在させたピストンにより内燃機関
における吸,排気バルブの開閉タイミング制御を行う弁
開閉時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの動弁機構には、タイミングプ
ーリ(以下、プーリと略す)に対するカムシャフトの相
対位相を進相又は遅相させることにより、バルブの開閉
時期を変更して、エンジンの出力やアイドル安定性の向
上等を図る弁開閉時期制御装置が含まれる。
【0003】図5には従来の弁開閉時期制御装置の一例
が示されている。この従来装置は、カムシャフト1の端
部に、該カムシャフト1の周方向に移相可能にプーリ2
が嵌装され、このプーリ2とカムシャフト1との間に形
成された環状の軸方向室3内に内外にヘリカルギヤをも
つピストン4が収嵌されている。具体的に、軸方向室3
は、ノックピン5を介してカムシヤフト1と一体化され
たケース6がプーリ2のシャフト包囲部分を密閉して形
成されている。そして、ケース6の内周壁にはヘリカル
状の内歯車6aが形成され、プーリ2のシャフト周回部
分の外周壁にはヘリカル状の外歯車2aが形成されてい
る。これら内歯車6aと外歯車2aに対応して上記ピス
トン4の内外周にも、ヘリカル状の外歯車4aと内歯車
4bが形成され、該ピストン4の外歯車4aがケース6
の内歯車6aと係合し、該ピストン4の内歯車4bがプ
ーリ2の外歯車2aと係合するようになっている。
【0004】一方、ピストン4を駆動する駆動手段は、
カムシャフト1内を延在して軸方向室3の一端に連通さ
れた通路7と、該通路7に吐出側通路が接続された油圧
ポンプ、油圧制御弁等の油圧制御部(図示略)と、軸方
向室3の他端側に配設されたばね部材8とを主に構成さ
れている。従って、このような弁開閉時期制御装置によ
れば、油圧制御部がエンジンの運転状況に応じて作動油
圧をコントロールすると、ばね部材8との相互作用によ
りピストン4が軸方向に移動され、カムシャフト1とプ
ーリ2を強制的に相対回動させる。これにより、例えば
高負荷運転時には、吸気バルブを閉じるタイミングを進
めるようにプーリ2に対するカムシャフト1の位相を変
更して高出力を得たり、低負荷運転時には吸気バルブを
閉じるタイミングが遅れるように同カムシャフト1の位
相を変更して燃焼の安定性向上等を図るのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記弁開閉
時期制御装置は、ピストン4がプーリ2及びカムシヤフ
ト1のそれぞれの歯車に噛合する構成であるから、それ
らの噛合部分に所謂バックラッシが存在する。このバッ
クラッシの存在のために、バルブスプリングの力がカム
シャフト1に交番荷重的に作用してカムシャフト1の回
転トルクに変動を生じさせる。このカムシャフト1に変
動トルクが生じると、噛み合い時の衝撃音を生起した
り、甚だしい場合には、吸、排気バルブを開閉するタイ
ミングが不安定になるという問題がある。
【0006】そこで、図5の従来装置では、カムシャフ
ト1と一体に設けたケース6の外周に粘性ダンパ手段9
を介在させ、上記変動トルクを吸収している。ただし、
この粘性ダンパ手段9は、プーリ及びカムシャフトとの
バックラッシを零とするものではない。また、特公平5
−77842号公報には、プーリとカムシャフトとの間
に収嵌した筒状で内外周にギヤ付きの歯車(ピストン4
に相当)を、軸直角平面で2分割した二つの歯車構成体
の形態とし、これら二つの歯車構成体を相互の歯筋を僅
かにずらすとともに、弾性部材を介して連結した構成が
記載されている。
【0007】この公報に記載された2分割のピストンに
よれば、歯車構成体が離間した状態で、相互の歯筋が僅
かにずれているため、プーリ及びカムシャフトのヘリカ
ルギヤとの噛合部分をバックラッシ零の状態にできる。
しかしながら、上記各従来装置は、ピストンの内外周に
歯車を設け、それぞれプーリとカムシャフトの各対応す
る歯車に係合させているため、構成が複雑となるととも
に、ピストンの内外周への歯車創成工程並びにプーリと
カムシャフトへの歯車創成工程が必要になって加工コス
トの高騰を招く。
【0008】また、低油圧作動性を要求する最近の動向
に対し、例えば上記公報の従来装置における両歯車構成
体のうち少なくとも一方の受圧面積を広げるため外径を
大きくしようとすると、プーリ径の制約により、要請以
上に歯車構成体の外径を拡大できない場合がある。上記
従来技術の実情に鑑み、本発明は、カムシャフト側のギ
ヤへピストンを係合させるだけの簡単な構成でバックラ
ッシ零の状態を実現するとともに、プーリ径に制約され
ることなく受圧面積を大きくできて低油圧駆動に適合さ
せる技術を提供することを解決すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1の発明は、カムシャフトと一体的に形成され歯筋が
ほぼヘリカル状の第1外歯と、該第1外歯と軸方向に隣
接し上記カムシャフトに回動自在に設けられ、かつ、第
1外歯とは歯筋が互い違いに異なるほぼヘリカル状の第
2外歯と、該第1外歯及び第2外歯の歯形成面を一内壁
として上記カムシャフトと上記タイミングプーリとの間
に形成された軸方向室と、該軸方向室に収嵌された次の
要素からなる複合内歯部材であって、上記第1外歯と係
合した第1内歯及び上記第2外歯と係合した第2内歯を
それぞれ有する外郭部材と、該外郭部材の内側に収嵌さ
れて軸方向に遊動でき、上記第1内歯に隣接した位置に
上記第1外歯と係合した第1シザース歯を有し、上記第
2内歯に隣接した位置に上記第2外歯と係合した第2シ
ザース歯を有する遊動部材と、上記外郭部材内で上記遊
動部材を軸方向の一方に付勢して上記第1外歯に対する
第1内歯及び第1シザース歯の関係並びに上記第2外歯
に対する第2内歯及び第2シザース歯の関係をそれぞれ
バックラッシ零とする付勢部材とを有したピストンとを
具備する。
【0010】請求項2の発明は、上記外郭部材が、大径
で円盤状の受圧部と、該受圧部に連設し小径で上記遊動
部材を収嵌した筒状部とから構成され、上記受圧部が上
記プーリから離れて位置し、上記筒状部が上記プーリの
内側に位置されることを特徴とする。ここで、ほぼヘリ
カル状の外歯とは、通常のヘリカルギヤとヘリカルスプ
ラインを含む。
【0011】
【作用】請求項1の発明において、ピストンをなす複合
内歯部材は、外郭部材に対し遊動部材が軸方向に僅かに
移動できる。付勢手段は、外郭部材内で上記遊動部材を
軸方向の一方に付勢する。この遊動部材が軸方向の一方
に付勢された状態では、例えば外郭部材の第1内歯と遊
動部材の第1シザース歯とは互いに離間し合い、該第1
内歯と第1シザース歯とは第1外歯に対してバックラッ
シ零で係合する。また、外郭部材の第2内歯と遊動部材
の第2シザース歯とは互いに近接し合い、該第2内歯と
第2シザース歯とは、上記第1外歯と歯筋方向が異なる
第2外歯に対してバックラッシ零で係合する。
【0012】従って、上記各係合状態をもつピストンに
駆動手段の作用力がかかると、第2外歯は、ピストンに
より第1外歯の歯筋方向に回転されようとするモーメン
トのストッパとして機能し、ピストンは軸方向の両方に
バックラッシ零の状態を保持し、変動トルクに起因する
バックラッシによる異音の発生を防止しつつつ、プーリ
に対するカムシャフトの相対位相を変更することができ
る。
【0013】請求項2の発明によれば、大径で円盤状の
受圧部を、プーリから離れて位置させたことにより、プ
ーリ径に制約されることなく受圧面積を大きくできて低
油圧駆動に適合させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の弁開閉時期制御装置を図示の
実施例に基づいて説明する。図1において、カムシャフ
ト11にはプーリ12が相対移相可能に嵌装されてお
り、プーリ12から突出したカムシャフト11の一端部
分には、歯筋がほぼヘリカル状の第1外歯13aをもつ
固定歯部材13がキーピン14を介して一体的に結合さ
れている。該固定歯部材13に隣接したプーリ12との
間には、該カムシャフト11に対して回動し、上記固定
歯部材13の第1外歯13aとは、図2に示すようにヘ
リカル状の歯筋方向を違えた第2外歯15aをもつ回動
歯部材15が装着されている。
【0015】上記プーリ12の内周面と、上記固定歯部
材13及び回動歯部材15の歯形成面とのなす環状の空
間は、ハウジング16によって密閉されて軸方向室17
を構成している。ところで、軸方向室17には、以下の
部材からなるピストン18が収嵌されている。即ち、ピ
ストン18は、図3に分解して示すうよに、本発明のフ
ランジ部を構成する円盤状の受圧部19及び該受圧部1
9にボルトVによりフランジ結合される筒状部20から
なる外郭部材21と、上記筒状部20内に若干軸方向に
摺動可能に収嵌される段付き筒状の遊動部材22と、該
遊動部材22の段部と上記受圧部19との間に圧縮状態
で介装されるコイルスプリング等の付勢部材23とから
構成される。
【0016】具体的に、受圧部19は、その中央孔に第
1内歯19aが形成され、筒状部20には、上記受圧部
19とは反対側の絞った内周部に第2内歯20aが形成
される。遊動部材22には、上記第1内歯19aに隣接
させた一端の内周に第1シザース歯22aが形成される
とともに、上記第2内歯20aに隣接させた他端の内周
に第2シザース歯22bが形成される。
【0017】上記付勢部材23は、上記第1内歯19a
と第1シザース歯22aとの間に若干の間隙Sが生起さ
れるように該遊動部材22を上記第2外歯部材15側に
付勢しており、この付勢された状態で第1内歯19aと
第1シザース歯22aとは第1外歯部材13の外歯13
aに係合している。また、上記付勢部材23の作用によ
り、上記第2内歯20aと第2シザース歯22bも若干
の間隙S′をもつ状態で互いに近接し合い、この状態で
該第2内歯22aと第2シザース歯22bとは第2外歯
15aに係合している。
【0018】次に、上記ピストン18をエンジンの運転
状況に応じて往復動させる駆動手段は、カムシャフト1
1を延在して軸方向室17の一端側と連通した通路26
と、軸方向室17の他端側と連通した通路27と、該各
通路26及び27の油圧を制御する油圧制御部(図示
略)とから構成され、油圧制御部のアクチュエータがE
CUからの制御信号によって操作されることにより、ピ
ストン18を軸方向室17内を往復動させるようになっ
ている。
【0019】上記構成の弁開閉時期制御装置において、
第1外歯13aに対する第1内歯19a及び第1シザー
ス歯22aの係合状態は、図4(A)のようになり、第
2外歯15aに対する第2内歯20a及び第2シザース
歯22bの係合状態は図4(B)のようになる。即ち、
付勢手段23が遊動部材22を軸方向の一方D方向に付
勢すると、第1シザース歯22aと第1内歯19aとに
間隙Sが、第2シザース歯22bと第2内歯20aとに
間隙S′が生じる。このとき、第1外歯13aに対する
第1シザース歯22a及び第1内歯19aの係合状態
と、第2外歯15aに対する第2シザース歯22b及び
第2内歯20aの係合状態は、それぞれ実質的な歯厚が
第1外歯13a及び第2外歯15aの歯溝にほぼ合致
し、両方共バックラッシ零となる。
【0020】また、第1内歯19a及び第2シザース歯
22bが係合した第2外歯15aは、その歯筋が外歯1
3aの歯筋と互い違いの方向に形成されているため、ピ
ストン18を軸方向に移動したとき、ピストン18によ
り第1外歯13aの歯筋に沿って回動しようとするモー
メントのストッパとして機能し、カムシャフト11に対
し相対回動する。
【0021】従って、ピストン18の軸方向への直動に
よってカムシャフト11はプーリに対し移相されること
になる。具体的に、ピストン18を例えば矢視D方向に
直動させる作動油圧がかかると、ピストン18は第1外
歯13aを矢視E方向に駆動する。これによりカムシャ
フト11は同E方向に回動(左回動)される。このカム
シャフト11の回動は、カムシャフト11とピストン1
8とのバックラッシ零の状態でなされ、変動トルクに起
因したバックラッシによるギヤ噛合い時の衝撃音を防止
して安定な弁開閉時期制御を可能する。
【0022】このような実施例の構成では、以下のよう
な数々の利点がある。 (1)ピストン側の内歯群とカムシャフト側の外歯群と
を係合させ、かつ、一部の外歯がカムシャフトに対し回
動自在であるため、内外に歯を形成する従来の構成に比
し、加工が容易であり、かつ、各歯の係合状態を調整す
るには、外郭部材と遊動部材とを軸方向にずらすだけで
簡単に行うことができるので、組付け性が良好となり、
加工精度も要求されないため、生産コストを低廉化する
効果は多大である。
【0023】(2)とりわけ、加工精度については、従
来の構成では、一つの歯車構成体の外歯に対する内歯を
基準に他方の歯車構成体の内外歯車を正確に位置合わせ
する必要があるが、本発明では、外歯の一方がカムシャ
フトに対して回動自在で軸方向に若干の移動が許容され
るので、位置合わせの問題を生じない。 (3)外歯と内歯の噛合部分が軸方向に並んで一重の噛
合部分だけであり二重となる従来装置に比し径方向への
ピストン全体の膨大を回避してプーリ径の制約に対応で
きる。
【0024】(4)更に、上記実施例において、付勢部
材23はカムシャフト11の径よりやや大きな一つの部
材で構成されるため、ピストン18の径への影響は小さ
い。これに対し従来装置では、ピストン(歯車)中にそ
の軸方向長さのほぼ全体を占めて弾性部材、スプリング
等の付勢部材を放射状に介装しているので、ピストン径
を増大している。この点でも実施例は、径方向へのピス
トン18全体の膨大を回避し得る。
【0025】(5)上記のごとく径方向へのピストン1
8全体の膨大を回避し得ることにより、外郭部材21の
一端部即ち、受圧部19だけを大径にできる。そして、
この大径の部分をプーリ12の取付け位置から離すこと
により、プーリ径に制約されることなく受圧面積を大き
くできて低油圧駆動に適合させることができるという効
果が生じる。
【0026】(6)更に、従来の構成の場合、内外周に
歯車があるので、外歯車は最外周のハウジングの内歯車
と係合されることになり、バックラッシによる衝突音が
直接聞こえやすいという欠点がある。これに対し、本発
明では、全て内側に歯をもってきているので、音が直接
にハウジングに伝わらない。このためバッラッシを零と
する力、つまりギヤ摺動時の抵抗を下げることができ、
弁開閉時期制御装置に必要される応答性も良好となると
いう効果を奏する。
【0027】なお、他の実施例として、例えば駆動手段
は、上記実施例のようにピストン18を油圧のみで往復
直動させるもの限定することなく、一方はスプリング等
のばね手段に代えてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の構成によれば、径方向に膨大せず、部品点数が少なく
て極めて簡潔な構成によって、変動トルクに起因したバ
ックラッシによる衝撃音を防止して安定な弁開閉時期制
御が可能となる。請求項2の構成によれば、請求項1に
従属して径方向への膨大が回避できるので、受圧部だけ
を大径の広面積とし、かつ、プーリから離す措置を採る
ことにより、プーリ径に制約されることなく受圧面積を
大きくできて低油圧駆動に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る弁開閉時期制御装置
を示す断面図である。
【図2】 上記実施例でカムシャフトに装着される第1
外歯と第2外歯の関係を示す説明図である。
【図3】 上記実施例に用いるピストンの分解斜視図で
ある。
【図4】 上記実施例により第1外歯及び第2外歯の両
方のバックラッシが両側で零となることを説明するため
の説明図である。
【図5】 この種の弁開閉時期制御装置の従来の一例を
示す断面図である。
【符号の説明】
11…カムシャフト、12…プーリ、13…固定歯部材
13(第1外歯部材)、15…回動歯部材(第2外歯部
材)、17…軸方向室、18…ピストン、19a…第1
内歯、22a…第1シザース歯、20a…第2内歯、2
1…外郭部材、22…遊動部材、22b…第2シザース
歯、23…付勢部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブの開閉駆動を行うためのカムシャ
    フトと、 該カムシャフトにその周方向への相対移相を可能に保持
    されたタイミングプーリと、 上記カムシャフトと一体的に形成され歯筋がほぼヘリカ
    ル状の第1外歯と、 該第1外歯と軸方向に隣接し上記カムシャフトに回動自
    在に設けられ、かつ、第1外歯とは歯筋が互い違いに異
    なるほぼヘリカル状の第2外歯と、 該第1外歯及び第2外歯の歯形成面を一内壁として上記
    カムシャフトと上記タイミングプーリとの間に形成され
    た軸方向室と、 該軸方向室に収嵌された次の要素からなる複合内歯部材
    であって、上記第1外歯と係合した第1内歯及び上記第
    2外歯と係合した第2内歯をそれぞれ有する外郭部材
    と、該外郭部材の内側に収嵌されて軸方向に遊動でき、
    上記第1内歯に隣接した位置に上記第1外歯と係合した
    第1シザース歯を有し、上記第2内歯に隣接した位置に
    上記第2外歯と係合した第2シザース歯を有する遊動部
    材と、上記外郭部材内で上記遊動部材を軸方向の一方に
    付勢して上記第1外歯に対する第1内歯及び第1シザー
    ス歯の関係並びに上記第2外歯に対する第2内歯及び第
    2シザース歯の関係をそれぞれバックラッシ零とする付
    勢部材とを有したピストンと、 該ピストンを上記軸方向室内で往復動させる駆動手段と
    を具備したことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
  2. 【請求項2】 上記外郭部材は、大径で円盤状のフラン
    ジ部と、該フランジ部に連設し小径で上記遊動部材を収
    嵌した筒状部とから構成され、上記フランジ部が上記プ
    ーリから離れて位置し、上記筒状部が上記プーリの内側
    に位置されることを特徴とする請求項1記載の弁開閉時
    期制御装置。
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